JP2017119400A - 転写装置 - Google Patents

転写装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017119400A
JP2017119400A JP2015257272A JP2015257272A JP2017119400A JP 2017119400 A JP2017119400 A JP 2017119400A JP 2015257272 A JP2015257272 A JP 2015257272A JP 2015257272 A JP2015257272 A JP 2015257272A JP 2017119400 A JP2017119400 A JP 2017119400A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transfer
pad
ink
inspection
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015257272A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6543568B2 (ja
Inventor
克幸 猪股
Katsuyuki Inomata
克幸 猪股
広 野村
Hiroshi Nomura
広 野村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sendai Nikon Corp
Original Assignee
Sendai Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sendai Nikon Corp filed Critical Sendai Nikon Corp
Priority to JP2015257272A priority Critical patent/JP6543568B2/ja
Publication of JP2017119400A publication Critical patent/JP2017119400A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6543568B2 publication Critical patent/JP6543568B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Printing Methods (AREA)

Abstract

【課題】複数の転写材料を速やかに転写することが可能な転写装置を提供する。【解決手段】転写材料が付着される複数の転写部を保持して回転軸周りに回転する保持部と、前記保持部を移動させることにより前記複数の転写部の少なくとも一つを対象に接触させて前記転写材料を前記対象に転写する制御装置とを備え、前記転写部は、前記回転軸に対して傾斜して前記保持部に保持されている転写装置。【選択図】図4

Description

本発明は、転写装置に関する。
転写用ゴムパッドで受け取った印刷インクを転写する印刷機が知られている(例えば特許文献1)。従来技術では、全ての版の転写が完了するまでに時間を要するという問題がある。
特開2005−131814号公報
本発明の第1の態様によると、転写装置は、転写材料が付着される複数の転写部を保持して回転軸周りに回転する保持部と、前記保持部を移動させることにより前記複数の転写部の少なくとも一つを対象に接触させて前記転写材料を前記対象に転写する制御装置とを備え、前記転写部は、前記回転軸に対して傾斜して前記保持部に保持されている。
転写装置の構成を示すブロック図 転写装置の構成例を示す図 多関節ロボットの構成を示す図 保持部の拡大図 保持部に装着されたパッドの取付状態を説明する図
図1は、第1の実施の形態に係る転写装置1の構成を示すブロック図である。転写装置1は、例えば立体形状を有する転写対象物の複数の部位(転写対象部位)に、所定の印刷パターンに形成されたインクを転写する装置である。
転写装置1は、制御装置10、多関節ロボット11、第1材料供給部12a、第2材料供給部12b、清掃部13、検査装置14、判定装置15、対象物供給部16、および操作部17を備える。
制御装置10は、多関節ロボット11や材料供給部12など、転写装置1を構成する各部を制御する。多関節ロボット11は、アーム110を有する。アーム110の先端には、複数のパッド112を保持する保持部111が設けられている。アーム110には、転写対象部位を撮像する撮像装置113と、転写対象部位に撮像補助光を照射する照明装置116とが設けられている。多関節ロボット11の構成については後に詳述する。
第1材料供給部12aおよび第2材料供給部12bは、それぞれ、転写対象物に転写される転写材料であるインクを供給する。第1材料供給部12aおよび第2材料供給部12bは、例えば白と赤など、互いに異なる色のインクを供給する。以下の説明において、第1材料供給部12aおよび第2材料供給部12bを材料供給部12と総称する。
清掃部13は、複数のパッド112を清掃する。清掃部13は、例えば粘着性のシートを有しており、複数のパッド112に付着している異物等を複数のパッド112から取り除く。
検査装置14は、インクが転写された転写対象物の部位を撮像装置113により撮像した画像に基づきインクの転写状態を検査する。
判定装置15は、転写対象物に転写された印刷箇所について、検査装置14による検査の要否を判定する。具体的には後述するように、各パッドによる印刷回数(転写回数)によって検査の要否を判定する。検査装置14は、判定装置15により検査が必要であると判定された印刷箇所について、インクの転写状態を検査する。
対象物供給部16は、載置部160と載置センサ162とを備える。載置部160は、転写対象物が載置される台座である。載置センサ162は、載置部160に転写対象物が載置されているか否かを検出する。
操作部17は、例えばボタンやスイッチ等の操作部材を有する。制御装置10は、これらの操作部材に対する操作によって転写装置1を制御する。
図2は、転写装置1の構成例を示す図である。図2(a)は転写装置1を上面から見た図であり、図2(b)は転写装置1を側面から見た図であり、図2(c)は転写装置1を正面から見た図である。
転写装置1は、筐体18を有する。筐体18内には、図1で説明した制御装置10、検査装置14、判定装置15などが収められている。筐体18の上面には、多関節ロボット11、第1材料供給部12a、第2材料供給部12b、清掃部13、および対象物供給部16が設置される。
多関節ロボット11は、アーム110を有する。アーム110の先端部分には、保持部111が設けられる。保持部111は、複数のパッド112を保持する。アーム110の先端部近傍には、撮像装置113が設けられる。
第1材料供給部12aは、第1凹版121aを備える。第1凹版121aは、例えばパッド印刷を行うための版型である。第1材料供給部12aは、周知の方法により、第1凹版121aの表面に、所定の印刷パターンに形成されたインクを供給する。第2材料供給部12bは、第2凹版121bを備える。第2材料供給部12bは、第1材料供給部12aと同様に、第2凹版121bの表面に、所定の印刷パターンに形成されたインクを供給する。
対象物供給部16は、載置部160を有する。載置部160は、回転軸163を中心として不図示のアクチュエータにより360度回転可能な載置面を有する。この載置面は、上面視で長方形の外形形状を有する。載置面の一端には、第1載置領域161aが設けられる。載置面の他端には、第2載置領域161bが設けられる。転写装置1は、第1載置領域161aと第2載置領域161bとの一方に載置された転写対象物に対してインクの転写を行う。ユーザは、一方の載置領域に載置された転写対象物に対してインクが転写されている間、他方の載置領域に載置されている転写対象物を取り除いたり、新たな転写対象物を他方の載置領域に載置することができる。
アーム110は、第1凹版121a、第2凹版121b、清掃部13、第1載置領域161a、および第2載置領域161bの各部に移動可能に設けられる。。多関節ロボット11は、アーム110を駆動することにより複数のパッド112を第1凹版121a、第2凹版121b、および清掃部13に接触させることが可能である。多関節ロボット11はまた、アーム110を駆動することにより複数のパッド112を第1載置領域161aおよび第2載置領域161bに載置された転写対象物に接触させることが可能である。
図3は、多関節ロボット11の構成を示す図である。なお図3では、保持部111の図示を省略している。多関節ロボット11のアーム110は、第1軸114a、第2軸114b、第3軸114c、第4軸114d、第5軸114e、第6軸114fの計6つの回転軸を有する。各々の回転軸には不図示のアクチュエータが設けられ、個別に回動可能に構成されている。アーム110の先端の第6軸114fに対して垂直に、保持部111が設けられる。
図4は、保持部111の拡大図である。保持部111は、第6軸114fを中心とした円形の外形形状を有する円板である。円板は、複数のパッド112を着脱可能に保持する保持面を有する。多関節ロボット11がアーム110の第6軸114fを回転させると、保持部111は第6軸114f周りに(円周方向に)回転する。
複数のパッド112、すなわち第1パッド112a、第2パッド112b、第3パッド112c、および第4パッド112dは、円板形状の保持部111の上記保持面の外縁に沿って配置されている。第1パッド112a、第2パッド112b、第3パッド112c、および第4パッド112dは、第6軸114fを中心として回転対称に配置されている。
パッド112の先端、すなわちパッド112の保持部111とは反対側の端部は、例えばシリコン樹脂など一定の弾性がある素材で形成され、その表面はインクとの親和性が低くなるように加工されている。材料供給部12により供給されるインクは、この面に付着される。以下の説明では、インクが付着されるパッド112の面を、付着面115と称する。
第4パッド112dは、他のパッド112よりも大きな形状の付着面115を有している。従って、第4パッド112dは、他のパッド112よりも大きな形状の印刷パターンを転写することができる。保持部111はパッド112を着脱可能に保持している。従って、転写したい印刷パターンの大きさに応じて、パッド112を交換することができる。また、転写したい印刷パターンの数に応じて、保持部111により多くのパッド112を保持させたり、逆により少ないパッド112を保持させたりすることもできる。
アーム110の保持部111近傍には、撮像装置113が配置される。撮像装置113の光軸Oは、第6軸114fと略平行になっている。すなわち光軸Oは、転写対象物のインクが転写される部位(転写対象部位)に向けられている。
撮像装置113の先端部には、少なくとも転写対象部位照明するリング状の照明装置116が設けられる。照明装置116は、撮像装置113の撮像光学系の周囲に設けられる。すなわち、照明装置116の中心軸は、撮像装置113の光軸Oと一致している。制御装置10は、撮像装置113により撮像が行われる際、照明装置116から転写対象部位に対して、撮像補助光を照射する。
図5は、保持部111に装着されたパッド112の取付状態を説明する図である。パッド112は、第6軸114fに対して角度θだけ傾斜して保持部111に設けられている。すなわち、パッド112の付着面115は、第6軸114fに対して傾斜している。この角度θは、一例として30°程度であるが、転写対象物に応じて0°〜90°の範囲で適宜選択されるものである。
パッド112は、保持部111の中心側ではなく、保持部111の外側に向かって傾斜している。換言すると、保持部111の保持面に対するパッド112の延在方向は、第6軸114fに向かうのではなく、円板状の保持部111の外周側に向かっている。具体的に例示すると、パッド112の中心軸を延長した直線116と第6軸114fとの交点Pは、アーム110側に保持部111から一定距離だけ離れた位置に存在する。換言すると、複数のパッド112の付着面115同士の間隔D2は、保持部111において複数のパッド112が設けられている位置の間隔D1よりも長い。
以上のようにパッド112を配置したのは、アーム110の移動量をできるだけ減らし、かつ、一のパッド112を用いたインクの転写時に、他のパッド112が転写対象物と干渉しないようにするためである。例えばパッド112を傾斜させずに互いに並行に配置した場合、すなわち各パッド112の延在方向が保持部111の第2面と垂直な方向である場合を考える。この場合、ある部位にインクを転写させるために一のパッド112を転写対象物に押しつけるとき、他のパッド112も転写対象物に同じだけ近づくことになり、転写対象物のどこかに他のパッド112が接触してしまうおそれがある。これを避けるためには、パッド112同士をより大きく離して配置したり、アーム110をより大きく動かさなければならなかった。本実施の形態では、パッド112は傾斜して配置されているので、一のパッド112を転写対象物に押しつけるとき、他のパッド112は一のパッド112ほどには転写対象物に近づかない。また、アーム110の移動量も最低限で済む。
転写装置1の動作について説明する。ユーザは、対象物供給部16の載置面のうち転写装置1の外側寄り(ユーザ側)に位置する第1載置領域161aに転写対象物を載置した後に、操作部17を操作して制御装置10に転写指示を入力する。
制御装置10は、載置センサ162により、第1載置領域161aに転写対象物が載置されていることを確かめる。転写対象物が載置されていなかった場合、制御装置10は、ユーザに転写対象物が載置されていない旨を報知して、処理を中断する。
第1載置領域161aに転写対象物が載置されていた場合、制御装置10は、不図示のアクチュエータによって、載置部160を180度回転させ、第1載置領域161aをユーザ側の位置から多関節ロボット11に近い位置に移動する。その後、制御装置10は、後述する転写処理と検査処理とを順にを実行する。転写処理と検査処理とが一方の載置領域(例えば第1載置領域161a)上の転写対象物に対して行われている間、ユーザは、もう一つの載置領域(例えば第2載置領域161b)に、他の転写対象物を載置することができる。後述する転写処理と検査処理とが完了した後に、ユーザが操作部17を操作して、制御装置10に次の転写指示を入力すると、制御装置10は、上述した処理を第2載置領域161bについて再び実行する。すなわち制御装置10は、不図示のアクチュエータによって、載置部160を180度回転させ、第2載置領域161bをユーザ側の位置から多関節ロボット11に近い位置に移動する。その後、制御装置10は、第2載置領域161b上の転写対象物に対して、転写処理と検査処理とを順に実行する。このとき前回の転写処理によりインクが転写された第1載置領域161a上の転写対象物は、載置部160が180度回転されたことにより、ユーザ側に移動する。ユーザは、第2載置領域161b上の転写対象物に対して転写処理や検査処理が為されている間に、第1載置領域161aから転写対象物を取り除き、更に別の転写対象物を第1載置領域161aに載置することができる。載置部160には2つの載置領域が存在するので、このように転写処理および検査処理を間断なく連続的に実行させることができる。
転写処理について説明する。転写処理とは、転写対象物の転写対象部位に、所定のパターンが形成されたインクを転写する処理である。制御装置10は、実施の形態のように4つのパッド112を有する場合は、転写対象物の4つの部位に、それぞれ異なるパターンが形成されたインクを転写する。換言すると、制御装置10は、転写対象物の4つの部位に、それぞれ異なる印刷パターンを印刷する。
制御装置10は、第1材料供給部12aおよび第2材料供給部12bに、所定の印刷パターンが形成されたインクを供給させる。実施の形態のように4つのパッド112を有する場合、第1材料供給部12aは、互いに異なる2つの印刷パターンに形成されたインクを第1凹版121aに用意する。第2材料供給部12bは、互いに異なる2つの印刷パターンに形成されたインクを第2凹版121bに用意する。
第1材料供給部12aが供給するインクと、第2材料供給部12bが供給するインクは、互いに異なる色を有している。例えば、一方のインクは白色のインクであり、他方のインクは赤色のインクである。
転写処理において、制御装置10は、印刷工程ごとにアーム移動指令を多関節ロボット11に与えて複数の印刷工程を実行する。以下、工程毎に説明する。
制御装置10は、多関節ロボット11に第1アーム移動指令を与えて保持部111を移動させることにより、第1パッド112aの付着面115と第2パッド112bの付着面115とを、第1材料供給部12aが供給するインクに接触させる。これにより、第1パッド112aの付着面115には、所定の印刷パターンに形成されたインクが付着する。第2パッド112bの付着面115には、それとは異なる印刷パターンに形成されたインクが付着する。
制御装置10は、多関節ロボット11に第2アーム移動指令を与えて保持部111を移動させることにより、第3パッド112cの付着面115と第4パッド112dの付着面115とを、第2材料供給部12bが供給するインクに接触させる。これにより、第3パッド112cの付着面115には、所定の印刷パターンに形成されたインクが付着する。第4パッド112dの付着面115には、それとは異なる印刷パターンに形成されたインクが付着する。
制御装置10は、多関節ロボット11に第3アーム移動指令を与えて保持部111を移動させて、第1パッド112aの付着面115を、第1載置領域161a上の転写対象物の転写対象部位に接触させる。
多関節ロボット11は、第3アーム移動指令によって、第1パッド112aの付着面115を、ある程度の力で転写対象部位に押しつける。前述の通り、付着面115には弾性があるので、転写対象部位の形状が平坦ではない場合、押しつけられた付着面115は転写対象部位の形状に合わせて変形し、転写対象部位に密着する。従って、転写対象部位に凹凸があったり、転写対象部位が曲面であったりしても、インクは転写対象部位に確実に転写される。これにより、付着面115上のインクは、印刷パターンが形成されたままで転写対象部位に転写される。
制御装置10は、多関節ロボット11に上述の第3アーム移動指令と同様の移動指令を与えて多関節ロボット11に保持部111を移動させ、順次、第2パッド112b、第3パッド112c、および第4パッド112dの各付着面115を、第1載置領域161a上の転写対象部位に接触させる。これにより、各転写対象部位には、凹版121によって形成された印刷パターンを有するインクが順に転写される。以上が転写処理である。
検査処理について説明する。検査処理はプログラムされた手順を実行することにより行われる。プログラムの機能として検査処理は、判定機能と検査機能と撮像処理機能と検査処理機能と清掃機能とを有する。判定機能を実行する装置を以下で判定装置15と称し、検査機能を実行する装置を以下で検査装置14と称して説明する。なお、撮像処理機能は撮像装置113に撮像を指令して転写済みの転写対象部位を撮像する機能、清掃機能は多関節ロボット11に清掃を指令して、清掃部13を用いたパッド112の清掃を行わせる機能である。
判定装置15は、転写対象部位について、検査装置14による検査の要否を判定する。判定装置15は、これまでに各々のパッド112がインクを転写した回数を記憶している。判定装置15は、パッド112によるインクの転写回数が所定回数を上回った場合に、検査装置14による検査が必要であると判定する。
判定装置15により検査が必要であると判定された場合、制御装置10は、多関節ロボット11に対して、撮像装置113による転写対象部位の撮像を実行させるため、所定の撮像位置までアーム110を移動させ、撮像装置113に転写対象部位を撮像させる。なお、撮像位置とは、撮像装置113の撮像範囲に転写対象部位が収まるアーム110の位置のことである。検査装置14は、転写対象部位を撮像装置113で撮像した画像に基づき、インクの転写状態を検査する。
パッド112で繰り返しインクを転写させていると、パッド112の付着面115に、余分なインクによる汚れが蓄積したり、ほこり等の異物が付着したりする。その結果、転写対象物に転写されたインクの印刷パターンに、かすれや欠け等が生じる可能性がある。つまりインクが形成する印刷パターンが、正しく転写されないことがある。検査装置14は、周知の画像処理を上述の画像に施すことで、印刷パターンにかすれや欠け等が生じていないかを検査する。
検査装置14によって、印刷パターンが正しく転写されていないことが確認された場合、制御装置10は、パッド112を清掃部13へ移動して接触させることにより清掃する。すなわち制御装置10は、多関節ロボット11に清掃のための移動指令を与えて保持部111を移動させ、複数のパッド112の付着面115を清掃部13に順次押しつけさせる。これにより、複数のパッド112の付着面115に存在する汚れや異物等が、清掃部13により取り除かれ、付着面115は清浄な状態となる。以上の処理が、検査処理である。
上述した実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)保持部111は、インクが付着される複数のパッド112を保持して第6軸114f周りに回転する。制御装置10は、保持部111を移動させることにより複数のパッド112を転写対象物に接触させてインクを転写対象物に転写する。パッド112は、第6軸114fに対して傾斜して保持部111に保持されている。このようにしたので、転写の際にパッド112が転写対象物と干渉しにくく、アーム110の移動量を少量に抑えることができ、速やかな転写を行うことができる。また、入り組んだ形状の転写対象物に対しても好適に転写を行うことができる。
(2)インクが付着される複数のパッド112の付着面115の間隔D2は、保持部111において複数のパッド112が設けられている位置の間隔D1よりも長い。このようにしたので、転写の際にパッド112が転写対象物と干渉しにくく、アーム110の移動量を少量に抑えることができ、速やかな転写を行うことができる。
(3)インクが付着されるパッド112の付着面115は、第6軸114fに対して直交する面に対して傾斜している。傾斜方向は保持部111の付着面115が保持部111の外周側に向く方向である。このようにしたので、転写の際にパッド112が転写対象物と干渉しにくく、アーム110の移動量を少量に抑えることができ、速やかな転写を行うことができる。
(4)検査装置14は、インクが転写された転写対象部位を撮像した画像に基づきインクの転写状態を検査する。このようにしたので、転写不良の発生を確実に知ることができる。
(5)判定装置15は、転写対象部位の各々について、検査装置14による検査の要否を判定する。検査装置14は、判定装置15により検査が必要であると判定された転写対象部位について、インクの転写状態を検査する。このようにしたので、検査回数を必要最小限に抑え、転写処理に要する時間を短縮することができる。
(6)撮像装置113は、転写対象部位を撮像する。検査装置14は、撮像装置113により撮像された画像に基づきインクの転写状態を検査する。このようにしたので、インクの転写状態を的確に検査することができる。
(7)リング状の照明装置116は、撮像装置113の撮像光学系の周囲に設けられ、転写対象部位を照明する。このようにしたので、印刷パターンの検査精度が向上する。例えば転写対象部位が奥まった部分にある場合でも、十分な光量下で印刷パターンを撮像することができるようになる。
(8)清掃部13は、複数のパッド112を清掃する。制御装置10は、検査装置14による検査の結果により、複数のパッド112を清掃部13に移動する。このようにしたので、転写不良の発生が抑止される。
次のような変形も本発明の範囲内であり、変形例の一つ、もしくは複数を上述の実施形態と組み合わせることも可能である。
(変形例1)
パッド112の態様は、上述した実施の形態と異なっていてもよい。例えば図5に示した角度θは、パッド112ごとに異なっていてもよい。また、保持部111の平坦な保持面にパッド112を装着するものとして説明したが、パッド112が設けられる保持面は、平坦でなくてもよい。パッド112の数は、実施形態の4つよりも多くても少なくてもよい。パッド112を、実施形態とは異なる位置に配置してもよい。例えば、図5に図示した領域117に、更に別のパッド112を配置してもよい。ここで領域117とは、複数のパッド112が設置されている位置よりも、第6軸114fに近い領域である。
(変形例2)
撮像装置113の設置位置はアーム110の先端近傍でなくてもよい。例えば載置部160上の転写対象物を様々な角度から撮像できるように、複数の撮像装置113を固定配置してもよい。また、多関節ロボット11とは別の多関節ロボットを用意して、それに撮像装置113を設けてもよい。照明装置116についても同様に、固定配置してもよいし、別の多関節ロボット等により移動させられるようにしてもよい。
(変形例3)
材料供給部12の数は、2つでなくてもよい。例えばインクを1色分しか必要としない場合には、材料供給部12を1つだけ用意すればよい。また、3色以上のインクを用いる場合には、3つ以上の材料供給部12を用意すればよい。
(変形例4)
転写対象物の転写対象部位は、互いに異なっていなくてもよい。例えば同一の部位に2色のインクによる印刷パターンを順次転写することで、2色から成る印刷パターンを1つの転写対象部位に転写することができる。また、同一の部位に同一の色のインクによる印刷パターンを順次転写することで、より多量のインクから成る、より明瞭な印刷パターンを1つの転写対象部位に転写することができる。
(変形例5)
材料供給部12により供給される転写材料は、インクでなくてもよい。例えば部品同士を接着するための接着剤を転写材料として転写対象物に転写してもよい。
上記では、種々の実施の形態および変形例を説明したが、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様も本発明の範囲内に含まれる。
1…転写装置、10…制御装置、11…多関節ロボット、12…材料供給部、12a…第1材料供給部、12b…第2材料供給部、13…清掃部、14…検査装置、15…判定装置、16…対象物供給部、17…操作部、110…アーム、111…保持部、112…パッド、113…撮像装置、115…付着面、116…照明装置、121…凹版、160…載置部

Claims (7)

  1. 転写材料が付着される複数の転写部を保持して回転軸周りに回転する保持部と、
    前記保持部を移動させることにより前記複数の転写部の少なくとも一つを対象に接触させて前記転写材料を前記対象に転写する制御装置とを備え、
    前記転写部は、前記回転軸に対して傾斜して前記保持部に保持されている転写装置。
  2. 請求項1に記載の転写装置において、
    前記転写材料が付着される複数の前記転写部の面の間隔は、前記保持部において前記複数の転写部が設けられている位置の間隔よりも長い転写装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の転写装置において、
    前記転写材料が付着される前記転写部の面は、前記回転軸に対して直交する面に対して傾斜している転写装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の転写装置において、
    前記転写材料が転写された前記対象の部位を撮像した画像に基づき前記転写材料の転写状態を検査する検査装置を備える転写装置。
  5. 請求項4に記載の転写装置において、
    前記対象の部位を撮像する撮像装置を備え、
    前記検査装置は、前記撮像装置により撮像された画像に基づき前記転写材料の転写状態を検査する転写装置。
  6. 請求項4または5に記載の転写装置において、
    前記転写部による転写回数により、前記検査装置による検査の要否を判定する判定装置を備える転写装置。
  7. 請求項4から請求項6までのいずれか一項に記載の転写装置において、
    前記複数の転写部を清掃する清掃部を備え、
    前記制御装置は、前記検査装置による検査の結果により、前記複数の転写部を前記清掃部に移動する転写装置。
JP2015257272A 2015-12-28 2015-12-28 転写装置 Active JP6543568B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015257272A JP6543568B2 (ja) 2015-12-28 2015-12-28 転写装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015257272A JP6543568B2 (ja) 2015-12-28 2015-12-28 転写装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017119400A true JP2017119400A (ja) 2017-07-06
JP6543568B2 JP6543568B2 (ja) 2019-07-10

Family

ID=59272007

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015257272A Active JP6543568B2 (ja) 2015-12-28 2015-12-28 転写装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6543568B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019151104A (ja) * 2018-02-28 2019-09-12 三ツ星ベルト株式会社 伝動ベルトのマーク印刷システム
JP2021074986A (ja) * 2019-11-11 2021-05-20 豊田合成株式会社 ホットスタンプ装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59202856A (ja) * 1983-05-02 1984-11-16 Lion Eng Kk パツド印刷装置
JP2002192703A (ja) * 2000-12-26 2002-07-10 Yamaha Motor Co Ltd スクリーン印刷機のクリーニング装置および方法
US20050183590A1 (en) * 2004-02-20 2005-08-25 Illinois Tool Works, Inc. Rotary head pad printer
JP2015075436A (ja) * 2013-10-10 2015-04-20 小島プレス工業株式会社 印刷装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59202856A (ja) * 1983-05-02 1984-11-16 Lion Eng Kk パツド印刷装置
JP2002192703A (ja) * 2000-12-26 2002-07-10 Yamaha Motor Co Ltd スクリーン印刷機のクリーニング装置および方法
US20050183590A1 (en) * 2004-02-20 2005-08-25 Illinois Tool Works, Inc. Rotary head pad printer
JP2015075436A (ja) * 2013-10-10 2015-04-20 小島プレス工業株式会社 印刷装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019151104A (ja) * 2018-02-28 2019-09-12 三ツ星ベルト株式会社 伝動ベルトのマーク印刷システム
JP7115997B2 (ja) 2018-02-28 2022-08-09 三ツ星ベルト株式会社 伝動ベルトのマーク印刷システム
JP2021074986A (ja) * 2019-11-11 2021-05-20 豊田合成株式会社 ホットスタンプ装置
JP7196820B2 (ja) 2019-11-11 2022-12-27 豊田合成株式会社 ホットスタンプ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6543568B2 (ja) 2019-07-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5606471B2 (ja) 基板回転保持装置および基板処理装置
JP2011211222A5 (ja)
JP2010098333A5 (ja)
JP2011097112A5 (ja)
JP2011124606A5 (ja)
JP2010098332A5 (ja)
KR20130033268A (ko) 로봇 핸드 및 로봇
US11059145B2 (en) Dressing apparatus and dressing method for substrate rear surface polishing member
CN108666252B (zh) 基板处理装置、基板处理装置的控制方法、存储程序的存储介质
TW201816873A (zh) 加工裝置
JP5057489B2 (ja) アライメント装置及びアライメント方法
JP2017119400A (ja) 転写装置
JP6876667B2 (ja) ステンシルとワークピースとの平面性位置合わせ
JP5553803B2 (ja) パネルの印刷装置
KR101209020B1 (ko) 반송 로봇의 진단 시스템
KR20060119779A (ko) 회전위치 결정장치
JP2016133357A5 (ja)
JP2009099906A (ja) 基板処理装置および処理ツール位置教示方法
JP7116630B2 (ja) 印刷方法および印刷装置
JP3182013U (ja) 基板保持部材
CN109782549B (zh) 基板处理装置以及物品制造方法
JP7362462B2 (ja) 液体吐出装置、インプリント装置、および検査方法
JP5135429B2 (ja) 自動実装装置及び構成素子を基板に実装するための方法
JP4981703B2 (ja) 外観検査装置および外観検査方法
JP5316594B2 (ja) 部品実装システム及び部品実装方法

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20180522

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190521

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190617

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6543568

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250