JP2017111151A - トルク検知装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、トルク転送装置のシャフトの回転角度差を拡大できるトルク検知装置に関する。【解決手段】本発明におけるトルク検知装置は、入力シャフト81と出力シャフト82を備えたトルク転送装置に取付けられることができるトルク検知装置200であって、入力シャフト81と出力シャフト82とにそれぞれ取付けられている入力ギア2及び出力ギア3と、遊星歯車ユニット4を備え、遊星歯車ユニット4は入力ギア2と噛み合うリングギア41と、リングギア41の内側に配置されているサンギア42と、出力ギア3と噛み合うキャリヤーギア43と、キャリヤーギア43に回転可能に取付けられ、且つリングギア41とサンギア42との間に介在してそれらと共に噛み合う複数のプラネットギア44とを有しており、入力ギア2が出力ギア3に対して第1の角度を回転するとサンギア42は第1の角度より大きい角度を回転することを特徴する。【選択図】図3

Description

本発明はトルク検知装置に関し、特にトルク転送装置に用いられるトルク検知装置に関する。
車両を制御し易くするため、車両のステアリングシステムには、従来の構成を示す図1のように、パワーアシスト機能が備えられている。現在、市場には例えば図1に示されている電動式パワーアステアリング(略称EPS)システム91が用いられるものがある。
EPSシステム91において、運転手がステアリングホイール93を回す時にアシストを提供するには、まずはステアリングホイール93が回される時に生じるトルクを測定する必要があり、トルク検知装置92は、そのトルクを感知してEPSシステム91にアシストするのに必要な情報を提供するものである。
現存のトルク検知装置92は、ホール効果を用いてトルクを検知するものが多い。トルク検知装置の一構成を例示した図2に示されているように、従来のトルク検知装置92は、ロータ95と、一対のステータ96と、ホール素子97とを備えている。ロータ95はフレキシブルシャフトがトルク転送装置の一端に取付けられていると共に、その外周面に複数の磁石が配置されている。各ステータ96は透磁率を有する物材料により作成されたもので、それぞれ複数の爪を有していると共に、従来のトルク検知装置92の前記一端の反対側にある他端に配置されている。磁束を感知することができるホール素子97は従来のトルク検知装置92のハウジングに固定されている。トルク転送装置の入力シャフトと出力シャフトが回転すると、ロータ95はステータ96に対して回転するようになり、それらの間にある磁束も変化するので、ホール素子97はその変化を感知してトルクの大きさを判断する。
このように、ホール素子97は例えばステアリングホイールが回される際においてトルク転送装置の入力シャフトと出力シャフトとの間に生じたトルクを、入力シャフトの回転角度と出力シャフトの回転角度との差から感知することができるが、通常、その角度差は非常に微小であるので、高い感知精度が求められている。
また、特許文献1に記載された従来のトルク検知装置は、遊星歯車ユニットを2つ有している。遊星歯車ユニットはそれぞれ、トルク転送装置が有するシャフトに取付けられているサンギアと、当該サンギアに取付けられている検知ギアとを有している。トルク転送装置のシャフトの回転に連動して各遊星歯車ユニットのそれぞれのサンギア及び検知ギアが回転するようになり、そして2つの遊星歯車ユニットのそれぞれの検知ギアの歯数が異なっているので、当該2つの検知ギアのそれぞれの回転角度も異なり、この回転角度の差及び各検知ギアの歯数に基づいて、例えばステアリングホイールが回される際に生じるトルクを算出することができる。
一方、この従来のトルク検知装置は遊星歯車ユニットを2つ有しているため、構造が複雑になると共に、製造コストも高く、そしてトルクの算出に関しても複雑である。
中国特許第101825425号明細書
上述の問題点に鑑みて、本発明は簡単な構成でトルク転送装置のシャフトの回転角度差を拡大することにより、検知の精度が高く、且つ生産・取付けコストを節約することができるトルク検知装置の提供を目的とする。
上述の目的を達成すべく、本発明は、入力シャフトと出力シャフトを備えたトルク転送装置に取付けられることができるトルク検知装置であって、前記入力シャフトにより挿通されるように取付けられることができる入力ギアと、前記出力シャフトにより挿通されるように取付けられることができる出力シャフトと、遊星歯車ユニットとを備え、当該遊星歯車ユニットは、前記入力ギアと噛み合うリングギアと、前記リングギアの内側に配置されるサンギアと、前記出力ギアと噛み合うキャリヤーギアと、前記キャリヤーギアに回転可能に取付けられ、且つ前記リングギアと前記サンギアとの間に介在して前記リングギア及び前記サンギアと共に噛み合う複数のプラネットギアとを有し、前記入力ギアが前記出力ギアに対して所定の回転方向において第1の角度を回転すると、前記サンギアは前記所定の回転方向と逆になっている逆回転方向において前記第1の角度より大きい第2の角度を回転するように構成されたことを特徴するトルク検知装置を提供する。
上述の構成により、本発明は入力シャフト81の出力シャフト82に対する非常に小さい余分の回転角度を遊星歯車ユニット4で拡大してサンギア42の回転角度として出力することができるので、外部の電気効果に影響されず、且つ高い検知精度を有する上、製造や取り付けのコストを節約することもできるトルク検知装置を提供することができる。
従来のトルク検知装置の一構成例を示す斜視図である。 特許文献1に示された従来のトルク検知装置の一構成例を示す斜視図である。 本発明のトルク検知装置がトルク転送装置に取付けられた状態を示す断面図である。 本発明のトルク検知装置の実施形態の構成を示す斜視図である。 本発明のトルク検知装置の実施形態の構成を示す分解斜視図である。 本発明のトルク検知装置の実施形態の構成を示す上面図である。 本発明のトルク検知装置の実施形態の構成を示す断面図である。 本発明のトルク検知装置における第1のギアと第2のギアと出力ギアとキャリヤーギアとの連動関係を示す説明図である。
以下、図3〜図5を参照して本発明のトルク検知装置について詳しく説明する。図3は、本発明のトルク検知装置がトルク転送装置に取付けられている状態が示されている断面図であり、図4はその斜視図であり、図5は分解斜視図である。
本発明のこの実施形態のトルク検知装置200は、トルク転送装置8に取付けられることができるように構成されたものであり、そしてトルク転送装置8は、回転可能な入力シャフト81と、入力シャフト81に対応して回転することができる出力シャフト82と、入力シャフト81と出力シャフト82との間に取付けられているフレキシブルシャフト83とを備えている。入力シャフト81は、一対の第1の案内溝812が形成されている第1のシャフト体811を有し、そして出力シャフト82は、一対の第2の案内溝822が形成されている第2のシャフト体821を有している。
フレキシブルシャフト83は、捩りバネに近い機能を発揮できるように棒状に構成されたものであり、例えば、フレキシブルシャフト83を捩らせるトルクは、フレキシブルシャフト83の剛性と、フレキシブルシャフト83が捩る角度との乗積に相当する物理的特性を有するものである。更に、入力シャフト81と出力シャフト82との間にはストッパー(図示せず)が介在し、フレキシブルシャフト83が捻ることができる角度を+/‐5°の範囲内に制限している。
出力シャフト82に負荷が掛かってない場合、出力シャフト82は入力シャフト81と同調して回転する。その際、フレキシブルシャフト83にトルクが掛かっていないため、フレキシブルシャフト83に捻りなどの変形は発生しない。
そして出力シャフト82に負荷が掛かる場合、フレキシブルシャフト83に作用力が掛かって+/‐5°の角度範囲内に制限される捻りが発生すると共に、入力シャフト81の出力シャフト82に対する回転角度の差はそのトルクの強さに線形の比例関係を有している。
図5に示すように、本発明のトルク検知装置200は、入力ギア2と、出力ギア3と、遊星歯車ユニット4と、第1の角度感知手段5と、計算ユニット6と、第2の角度感知手段7とを有している。
入力ギア2は、第1の延伸孔21と、第1の延伸孔21内に突起する一対の第1の突起22とを有しており、第1の延伸孔21に図3に示す入力シャフト81の第1のシャフト体811が挿し込まれ、且つ図4に示すように一対の第1の突起22が第1のシャフト体811に形成された一対の第1の案内溝812にそれぞれ嵌めこまれることにより、入力ギア2は入力シャフト81と共に回転することができる。
図5に示すように出力ギア3は、第2の延伸孔31と、第2の延伸孔31内に突起する一対の第2の突起32とを有しており、第2の延伸孔31に図3に示す出力シャフト82の第2のシャフト体821が挿し込まれ、且つ一対の第2の突起32が第2のシャフト体821に形成された一対の第2の案内溝822にそれぞれ嵌めこまれることにより、出力ギア3は出力シャフト82と共に回転することができる。
図5〜図7に示されているように、遊星歯車ユニット4は入力ギア2と噛み合うリングギア41と、リングギア41の内側に配置されているサンギア42と、出力ギア3と噛み合うキャリヤーギア43と、回転可能にキャリヤーギア43に取付けられていると共に、サンギア42とリングギア41との間に介在してサンギア42及びリングギア41と共に噛み合う複数のプラネットギア44と、を有している。
リングギア41には入力ギア2と噛み合う図6に示す複数の外歯411と、各プラネットギア44と噛み合う複数の内歯412と、が形成されている。
リングギア41が有する外歯411の歯数は、入力ギア2の歯数と同数である。即ち、外歯411の歯数をT(E)で表し、そして入力ギア2の歯数をT(I)で表す場合、T(E)=T(I)の関係は満足している。この実施形態において、リングギア41が有する外歯411の歯数と、入力ギア2の歯数とはいずれも62である。
リングギア41が有する内歯412の歯数は、サンギア42の歯数に、1より大きい所定の値の倍率が掛けられた数値である。即ち、内歯412の歯数をT(R)で表し、そしてサンギア42の歯数をT(S)で表し、当該所定の値をKで表す場合、T(R)=T(S)×Kの関係を満たす。この実施形態において、サンギア42の歯数は6であり、当該所定の値は15であり、従ってリングギア41が有する内歯412の歯数は90である。
キャリヤーギア43には複数の外歯が形成されており、そしてキャリヤーギア43の外歯の歯数をT(P)で表し、出力ギア3の歯数をT(O)で表す場合、T(P)×K=T(O)×(K+1)の関係を満たす。この実施形態において、キャリヤーギア43の外歯の歯数は64であり、出力ギア3の歯数は60である。
図5に示す第1の角度感知手段5は、サンギア42に配置されている第1の磁石51と、サンギア42が回転する際、第1の磁石51が回転する角度を感知するように配置構成された第1の磁力感知モジュール52とを有している。
計算ユニット6は、第1の角度感知手段5に電気的に接続されていると共に、第1の角度感知手段5が感知した角度に基づいて、入力シャフト81が出力シャフト82に対して回転するトルクを算出する。
図5、図6及び図8に示されているように、第2の角度感知手段7は、キャリヤーギア43と噛み合う第1のギア71及び第2のギア72と、第1のギア71に配置されている第2の磁石73と、第2のギア72に配置されている第3の磁石74と、計算ユニット6に電気的に接続されていると共に、第1のギア71が回転する際、第2の磁石73が回転する角度を感知するように配置構成された第2の磁力感知モジュール75と、計算ユニット6に電気的に接続されていると共に、第2のギア72が回転する際、第3の磁石74が回転する角度を感知するように配置構成された第3の磁力感知モジュール76と、を有している。
第1のギア71の歯数と第2のギア72の歯数は異なっている。この実施形態において、第1のギア71の歯数は19であり、第2のギア72の歯数は17である。
図5〜図7に示されているように、計算ユニット6は第1の磁力感知モジュール52と第2の磁力感知モジュール75、並びに第3の磁力感知モジュール76が感知した角度に基づいて入力シャフト81と出力シャフト82とがそれぞれ回転する角度を算出する。
図3、図5、及び図6に示されているように、トルク転送装置8が使用される際、入力シャフト81は通常、車両のステアリングホイール(図示せず)に接続されており、そして出力シャフト82は通常、車両のステアリングシャフト(図示せず)に接続されている。
出力シャフト82に負荷が掛かる場合、入力シャフト81の回転角度とそれに対して回転する出力シャフト82の回転角度との角度差、即ちフレキシブルシャフト83が捻る角度は感知され、そしてその角度差に基づいてフレキシブルシャフト83を捻らせるトルクを算出することができる。
入力ギア2と入力シャフト81との係合、及び出力ギア3と出力シャフト82との係合、入力ギア2及び出力ギア3は簡単に入力シャフト81及び出力シャフト82に取付けることができる。更に、入力ギア2が有する第1の突起22及び出力ギア3が有する第2の突起32の単純な構造により、入力ギア2及び出力ギア3の製造コストを節約することができる。
入力シャフト81及び出力シャフト82が回転する際、リングギア41及びキャリヤーギア43はそれぞれ入力シャフト81及び出力シャフト82によりそれぞれ駆動されて回転すると共に、プラネットギア44を経由してサンギア42を回転駆動する。
更に、上述のように、サンギア42の歯数をT(S)で表し、内歯412の歯数をT(R)で表し、且つ、サンギア42の回転角度をψ(S)で表し、キャリヤーギア43の回転角度をψ(P)で表し、リングギア41回転角度をψ(R)で表す場合、遊星歯車ユニット4は以下の等式1を満足する。
(等式1)
ψ(S) =(( T(R)/T(S))+1)ψ(P)-( T(R)/T(S))ψ(R)
出力シャフト82が入力シャフト81と共に回転する際、入力シャフト81の歯数が6であり、そしてリングギア41の内歯412の歯数が90であるので、等式1は以下の等式2に簡略化することができる。
(等式2)
ψ(S) =16ψ(P)-15ψ(R)
キャリヤーギア43の回転角度(ψ(P))とリングギア41の回転角度(ψ(R))は、以下の等式3を満足するように設定されている。
(等式3)
ψ(P)/ψ(R) =15/16
このため、この関係を等式2に代入すると、サンギア42の回転角度(ψ(S))は0(ゼロ)となり、即ち、サンギア42は回転しない結果となる。従って、サンギア42に配置されている第1の磁石51も回転せず、第1の磁力感知モジュール52が感知する第1の磁石51の回転に基づいて計算ユニット6が算出する入力シャフト81の出力シャフト82に対するトルクも0(ゼロ)となる。
出力シャフト82に負荷が掛かり、入力シャフト81が出力シャフト82に対して余分の回転角度(C)がある場合、入力ギア2も出力ギア3に対して余分の回転角度(C)を回転し、従ってリングギア41もキャリヤーギア43に対して余分の回転角度(C)を回転するようになり、即ち、等式1から以下の等式4を導出することができる。
(等式4)
ψ(S) =16ψ(P)-15(ψ(R)+C)
更に、等式3を等式4に代入すると、以下の等式5を導出することができる。
(等式5)
ψ(S) =-15C
即ち、サンギア42の回転角度は余分の回転角度(C)の15倍であり、且つ、サンギア42の回転角度は入力シャフト81とは逆となる結果が得られる。
従って、入力シャフト81と出力シャフト82との間の回転角度の差、即ち余分の回転角度(C)は拡大されるようになり、そしてこの実施形態では第1の磁力感知モジュール52はサンギア42に取付けられて共に回転する第1の磁石51の回転を感知し、そして計算ユニット6により入力シャフト81が出力シャフト82に与える負荷、即ちトルクを算出することができる。この実施形態において、サンギア42が回転できる角度は+/‐180°の角度範囲内にあるように設定されているので、余分の回転角度(C)の範囲は+/‐8°である。
また、上述のようにフレキシブルシャフト83を捻ることができる角度は+/‐5°の範囲内に制限されており、余分の回転角度(C)の範囲を超えていない。
更に、トルク転送装置8の作動において、キャリヤーギア43は第1のギア71及び第2のギア72を回転駆動し、そして第1のギア71の歯数と第2のギア72の歯数は同一でないため、第2の磁石73の回転角度も第3の磁石74の回転角度と異なっている。第2の磁石73の回転角度及び第3の磁石74の回転角度はそれぞれ第2の磁力感知モジュール75及び第3の磁力感知モジュール76により感知され、従って、計算ユニット6は第2の磁石73の歯数と回転角度と第3の磁石74の歯数と第2の磁石73の回転角度と第3の磁石74の回転角度との差によりトルク転送装置8の回転角度を算出することができる。
簡単に説明すると、この実施形態において、第1のギア71の歯数は19であり、第2のギア72の歯数は17であるので、第1のギア71が19周回転した時、第2のギア72は17周回転したことになり、この際、第1のギア71と第2のギア72とはそれぞれ元の位置に戻ることになる。従って、第2の磁石73と第3の磁石74とが異なる回転角度を感知することにより、トルク転送装置8の回転角度を算出することができる。
この実施形態において、キャリヤーギア43の歯数と出力ギア3の歯数との比例は64/60であるので、それらの回転速度の比例は60/64であり、即ち0.9375である。そして出力ギア3が回転できる範囲を+/‐800°に設定する場合(即ち回転可能な角度は最大1600°)、そして出力ギア3が回転可能な角度を1900°〜3000°の範囲に設定すると、キャリヤーギア43が回転可能な角度は1900×0.9375と3000×0.9375の間になり、即ち1781°〜2812°であり、これを回転周回で表すと、1781/360〜2812/360となり、即ち4.9周〜7.8周である。
従って、第1のギア71の歯数と第2のギア72の歯数の最小公倍数は4.9×64〜7.8×64の範囲内、即ち314〜499の間にあるべきである。この最小公倍数を323にする場合、第1のギア71の歯数は17に設定され、そして第2のギア72の歯数は19に設定される。
ここで、入力ギア2とリングギア41の連動、及び出力ギア3とキャリヤーギア43との連動は、必ずしも歯車同士の噛み合いである訳ではなく、例えばローラーチェーンや歯付ベルトなどを用いて伝動することも可能である。
更に、この実施形態において説明された各ギアの歯数はいずれも例示であり、本発明の主旨に則って各ギアの歯数や組み合わせを変更することは可能である。また、この実施形態において例示された各ギアの材質はプラスチックであるが、これも変更することは可能である。
本発明のトルク検知装置200は、ステアリングシステムに電力によるパワーアシスト機能を用いた車両だけでなく、自転車や車椅子などにも適用することは可能である。
本発明のトルク検知装置には以下の利点が得られる。
(1)本発明のトルク検知装置200は入力シャフト81の出力シャフト82に対する余分の回転角度(C)を(例えば15倍)拡大して検知することができるので、ホール素子を用いた従来のトルク検知装置92より高い検知精度を有している。
(2)本発明のトルク検知装置は入力シャフト81の出力シャフト82に対する余分の回転角度(C)を遊星歯車が用いられた機械式の手段で拡大するので、ホール素子を用いた従来のトルク検知装置92が外部の電気効果に影響されやすい欠点を回避することができる。
(3)ホール素子を用いた従来のトルク検知装置92は入力シャフト81の出力シャフト82に対する非常に小さい余分の回転角度を直接に検知するので、製造や取り付けにも非常に高い精度が求められており、本発明のトルク検知装置200は遊星歯車ユニット4を用いるので、製造や取り付けがより簡単であり、コストを節約することもできる。
(4)従来技術において説明した2つの遊星歯車ユニットが用いられるトルク検知装置92と比較しても、本発明は単一の遊星歯車ユニット4のみが必要であるので、より簡単な構成且つ低いコストで同等な検知を成し得ることができる。
以上は本発明の各好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
上述の構成により、本発明のトルク検知装置200は入力シャフト81の出力シャフト82に対する非常に小さい余分の回転角度を遊星歯車ユニット4で拡大してサンギア42の回転角度として出力することができるので、外部の電気効果に影響されず、且つ高い検知精度を有する上、製造や取り付けのコストを節約することもできる。
2 入力ギア
200 トルク検知装置
21 第1の延伸孔
22 第1の突起
3 出力ギア
31 第2の延伸孔
32 第2の突起
4 遊星歯車ユニット
41 リングギア
411 外歯(リングギア)
412 内歯(リングギア)
42 サンギア
43 キャリヤーギア
44 プラネットギア
5 第1の角度感知手段
51 第1の磁石
52 第1の磁力感知モジュール
6 計算ユニット
7 第2の角度感知手段
71 第1のギア
72 第2のギア
73 第2の磁石
74 第3の磁石
75 第2の磁力感知モジュール
76 第3の磁力感知モジュール
8 トルク転送装置
81 入力シャフト
811 第1のシャフト体
812 第1の案内溝
82 出力シャフト
821 第2のシャフト体
822 第2の案内溝
83 フレキシブルシャフト

Claims (10)

  1. 入力シャフトと出力シャフトを備えたトルク転送装置に取付けられることができるトルク検知装置であって、
    前記入力シャフトにより挿通されるように取付けられることができる入力ギアと、
    前記出力シャフトにより挿通されるように取付けられることができる出力ギアと、
    遊星歯車ユニットと、
    を備えている前記トルク検知装置において、
    前記遊星歯車ユニットは、
    前記入力ギアと噛み合うリングギアと、
    前記リングギアの内側に配置されるサンギアと、
    前記出力ギアと噛み合うキャリヤーギアと、
    前記キャリヤーギアに回転可能に取付けられ、且つ前記リングギアと前記サンギアとの間に介在して前記リングギア及び前記サンギアと共に噛み合う複数のプラネットギアと、
    を有しており、
    前記入力ギアが前記出力ギアに対して所定の回転方向において第1の角度を回転すると、前記サンギアは前記所定の回転方向と逆になっている逆回転方向において前記第1の角度より大きい第2の角度を回転するように構成されたことを特徴するトルク検知装置。
  2. 前記第2の角度は、前記第1の角度が1より大きい所定の値で拡大されたものであり、
    前記リングギアは、前記入力ギアと噛み合う複数の外歯と、各前記プラネットギアと噛み合う複数の内歯と、を有しており、
    更に、前記リングギアの前記外歯の歯数をT(E)で表し、前記入力ギアの歯数をT(I)で表し、前記リングギアの前記内歯の歯数をT(R)で表し、前記サンギアの歯数をT(S)で表し、前記キャリヤーギアの歯数をT(P)で表し、前記出力ギアの歯数をT(O)で表し、前記所定の値をKで表す場合、
    T(E)=T(I)
    T(R)=T(S)×K
    T(P)×K=T(O)×(K+1)
    の式を満足する関係を有していることを特徴とする請求項1に記載のトルク検知装置。
  3. 前記サンギアに配置される第1の磁石及び前記サンギアと共に回転する前記第1の磁石が回転する角度を感知するように配置される第1の磁力感知モジュールを有する第1の角度感知手段と、
    前記第1の角度感知手段に電気的に接続されていると共に、前記第1の角度感知手段が感知した角度に基づいて前記入力シャフトが前記出力シャフトに対して回転するトルクを算出する計算ユニットと、を更に備えていることを特徴とする請求項2に記載のトルク検知装置。
  4. 前記キャリヤーギアと噛み合う第1のギア及び第2のギアを有する第2の角度感知手段を更に備え、前記第1のギアの歯数は前記第2のギアの歯数と異なっていることを特徴とする請求項3に記載のトルク検知装置。
  5. 前記第2の角度感知手段は、
    前記第1のギアに配置されている第2の磁石と、
    前記第2のギアに配置されている第3の磁石と、
    前記計算ユニットに電気的に接続されていると共に、前記第1のギアと共に回転する前記第2の磁石が回転する角度を感知するように配置される第2の磁力感知モジュールと、
    前記計算ユニットに電気的に接続されていると共に、前記第2のギアと共に回転する前記第3の磁石が回転する角度を感知するように配置される第3の磁力感知モジュールと、
    を更に備えており、
    前記計算ユニットは、前記第1の磁力感知モジュール、前記第2の磁力感知モジュール、及び前記第3の磁力感知モジュールが感知した角度に基づいて前記入力シャフトと前記出力シャフトとがそれぞれ回転する角度を算出することを特徴とする請求項4に記載のトルク検知装置。
  6. 前記第1のギアの歯数は19であり、前記第2のギアの歯数は17であることを特徴とする請求項4に記載のトルク検知装置。
  7. 前記所定の値は15であることを特徴とする請求項2に記載のトルク検知装置。
  8. 前記リングギアが有する前記外歯の歯数及び前記入力ギアの歯数は62であり、
    前記サンギアの歯数は6であり、前記リングギアが有する前記内歯の歯数は90であり、
    前記キャリヤーギアの歯数は64であり、
    前記出力ギアの歯数は60であることを特徴とする請求項2に記載のトルク検知装置。
  9. 前記入力ギアは、前記入力シャフトが有する第1のシャフト体を受け入れることができる第1の延伸孔と、前記第1の延伸孔内に突起して前記第1のシャフト体に形成されている第1の案内溝内に嵌め込まれることができる第1の突起とを有しており、
    前記出力ギアは、前記出力シャフトが有する第2のシャフト体を受け入れることができる第2の延伸孔と、前記第2の延伸孔内に突起して前記第2のシャフト体に形成されている第2の案内溝内に嵌め込まれることができる第2の突起とを有していることを特徴とする請求項2に記載のトルク検知装置。
  10. 前記キャリヤーギアに形成されたギア歯は、前記キャリヤーギアの外周面に形成されていることを特徴とする請求項2に記載のトルク検知装置。
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