JP2017106284A - 防風防雪用ネット、及び、防風防雪用ネット柵 - Google Patents

防風防雪用ネット、及び、防風防雪用ネット柵 Download PDF

Info

Publication number
JP2017106284A
JP2017106284A JP2015242569A JP2015242569A JP2017106284A JP 2017106284 A JP2017106284 A JP 2017106284A JP 2015242569 A JP2015242569 A JP 2015242569A JP 2015242569 A JP2015242569 A JP 2015242569A JP 2017106284 A JP2017106284 A JP 2017106284A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
net
windproof
snowproof
snow
horizontal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015242569A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6546082B2 (ja
Inventor
卓也 明永
Takuya Akinaga
卓也 明永
智光 佐々木
Tomomitsu Sasaki
智光 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Infratec Co Ltd
TTK Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Infratec Co Ltd
TTK Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical Infratec Co Ltd, TTK Co Ltd filed Critical Mitsubishi Chemical Infratec Co Ltd
Priority to JP2015242569A priority Critical patent/JP6546082B2/ja
Publication of JP2017106284A publication Critical patent/JP2017106284A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6546082B2 publication Critical patent/JP6546082B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Devices Affording Protection Of Roads Or Walls For Sound Insulation (AREA)

Abstract

【課題】防風性、防雪性及び見通し性に優れ、融雪時の雪の沈降力に耐え得る強度を備えた吹き止め式又は吹き払い式の防風防雪用ネット、及び、該防風防雪用ネットを備える防風防雪用ネット柵を提供する。【解決手段】合成樹脂製の繊維からなるメッシュ状物に樹脂を含浸させてなり、縦帯及び横帯を有する防風防雪用ネットであって、防風防雪用ネットの上端及び下端からそれぞれ5cm以内の部位である上端部及び下端部における横帯の密度が、防風防雪用ネットの内方部における横帯の密度よりも高く、かつ、上端部及び下端部における横帯の垂直方向間隔が、内方部における横帯の垂直方向間隔よりも狭く、防風防雪用ネットの内方部の開口率が40〜55%であることを特徴とする、防風防雪用ネット、及び、該防風防雪用ネットを用いた防風防雪用ネット柵とする。【選択図】図2

Description

本発明は、防風防雪用ネット、及び、防風防雪用ネット柵に関する。
多雪地域の道路や軌道等においては、吹雪の影響により通行する車両の運転士や歩行者等の視程が低下する、いわゆる視程障害が生じる。視程障害は公共交通機関の遅れや衝突事故等の原因となるため、従来、道路等に吹き込む飛雪の量を低減し、視程障害を緩和する方法として、道路等の風上側の側縁に沿って防風防雪用柵を設置することが行われる。防風防雪用柵には、近年、景観を遮断する効果が小さく、見通しの良さ(以下、「見通し性」という。)に優れることから、網状の防風防雪用ネットが好ましく使用される。
防風防雪用ネットには、耐候性等に優れることから合成樹脂製のネットが用いられることがある。例えば、特許文献1には、平均直径が2〜10mmの透孔がシート全体に均一に分布し、且つ開孔率が20〜50%である防雪用透孔シートが記載されている。特許文献2には、格子状配向ストランド(糸)およびその間に形成された結合によって囲まれた網目を有するプラスチック製不編網メッシュ構造物を雪フェンスに用いることが開示されている。特許文献3には、単糸繊度が3デニール〜15デニール、強度6.0〜15.0g/デニール、破断伸度10〜35%である合成繊維で編成しネットの繊維は繊維重量の7〜70重量%の量のアクリル系又はシリコン系樹脂で被覆集束されており、砂等の繊維中への侵入を防いで摩耗を防止したネットであってネットの破断強度20Kg以上、伸度30%〜60%であり、ネットが伸びたときに加工被膜がネットの伸度に追従して伸び、被膜にクラックが入らず表面被覆状態を維持する土木用ネットを、傾斜面等に張設し、防雪に用いることが開示されている。
特公昭63−021761号公報 特公平01−032060号公報 特許第3781222号公報
特許文献1に記載のネットによれば、吹きだめ式の防風防雪柵において、シートの開孔率を20〜50%とすることにより、雪の吹きだめ効果を高めることが可能であるが、吹き止め式又は吹き払い式の防風防雪柵として用いる場合については検討されておらず、該開孔率を吹き止め式又は吹き払い式の防風防雪柵にそのまま適用した場合には、十分な防風防雪効果が得られない場合があった。また、特許文献2、3では、ネットの開口率と防風防雪効果との関係について検討がされていない。
また、特許文献1〜3に記載のネットは、ネットの面に対して斜め方向から見た場合にネットの目の面積が見かけ上減少し、十分な見通し性が得られない場合があった。
さらに、特許文献1〜3に記載のネットを設置した場合、積雪が柵の上の方まで及んでいると、春先などの融雪時の雪の沈降力により、ネットが破断したり、ネットを保持する柵のフレームが変形したりしてしまうことがあった。
そこで、本発明は、防風性、防雪性及び見通し性に優れ、融雪時の雪の沈降力に耐え得る強度を備えた吹き止め式又は吹き払い式の防風防雪用ネット、及び、該防風防雪用ネットを備える防風防雪用ネット柵を提供することを課題とする。
本発明者らは、鋭意検討の結果、所定の材料により縦帯及び横帯を有するネットを作製し、該ネットの開口率を所定の範囲とし、且つ、ネットの上端部及び下端部における密度を内方部の密度より高くすることにより、上記課題を解決可能であることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明の第1の態様は、合成樹脂製の繊維からなるメッシュ状物に樹脂を含浸させてなり、縦帯及び横帯を有する防風防雪用ネットであって、防風防雪用ネットの上端及び下端からそれぞれ5cm以内の部位である上端部及び下端部における横帯の密度が、防風防雪用ネットの内方部における横帯の密度よりも高く、かつ、上端部及び下端部における横帯の垂直方向間隔が、内方部における横帯の垂直方向間隔よりも狭く、防風防雪用ネットの内方部の開口率が40〜55%であることを特徴とする、防風防雪用ネットである。
本発明において、「縦」又は「上下」とは、本発明の防風防雪用ネットを設置した姿勢において鉛直方向となる方向を意味し、「横」とは、該姿勢において水平方向となる方向を意味する。また、本発明の防風防雪用ネットを設置した姿勢における鉛直方向、水平方向を、単に「鉛直方向」、「水平方向」ということがある。
本発明において、「内方部」とは、本発明の防風防雪用ネットのうち上端部、下端部、並びに、上端部の下部及び下端部の上部に形成されるベルト差し込み部を除く部位を意味する。
本発明において、「密度」とは、面積密度を意味する。
本発明において、「内方部の開口率」とは、防風防雪用ネットの内方部の全面積に対する、内方部に存在する開口部(ネットの目の部分)の全面積の割合を意味する。
本発明の第1の態様において、内方部における縦帯の間隔が15〜30mmであり、横帯の間隔が5〜20mmであり、かつ、上端部及び下端部における横帯の間隔が、2〜10mmであることが好ましい。
本発明の第1の態様において、上端部及び下端部における隣接する横帯の間には上記繊維がジグザグ状に織られていてもよい。
本発明の第2の態様は、上記本発明の第1の態様に係る防風防雪用ネットを用いた防風防雪用ネット柵である。
本発明によれば、防風性、防雪性及び見通し性に優れ、融雪時の雪の沈降力に耐え得る強度を備えた吹き止め式又は吹き払い式の防風防雪用ネット、及び、該防風防雪用ネットを備える防風防雪用ネット柵を提供することができる。
本発明の第一の実施形態に係る防風防雪用ネット柵20が、道路の側縁に沿って設置されている様子を示す図である。 本発明の第一の実施形態に係る防風防雪用ネット柵20を防風防雪ネット10の面方向に対して垂直な方向(図1にIIで示した方向)から見た図である。 図2にIIIで示した領域の拡大図である。 図2にIVで示した領域の拡大図である。 図2にVで示した領域の拡大図である。 本発明の第二の実施形態に係る防風防雪用ネット柵30を図2と同一の視点から見た図である。 本発明の第三の実施形態に係る防風防雪用ネット柵40を図2と同一の視点から見た図である。 実施例1に係るネット柵モデルの防風効果の測定結果を示す図である。 比較例1に係るネット柵モデルの防風効果の測定結果を示す図である。 比較例2に係るネット柵モデルの防風効果の測定結果を示す図である。
以下、本発明の実施形態の一例としての防風防雪用ネット、及び、防風防雪用ネット柵について説明する。但し、本発明は、この防風防雪用ネット、及び、防風防雪用ネット柵に限定されるものではない。なお、特に断らない限り、数値A及びBについて「A〜B」という表記は「A以上B以下」を意味するものとする。かかる表記において数値Bのみに単位を付した場合には、当該単位が数値Aにも適用されるものとする。また、以下に示す図では、一部の部材を省略したり、誇張したりして示す場合がある。
<防風防雪用ネット柵20>
図1は、本発明の第一の実施形態に係る防風防雪用ネット柵20が、道路21の側縁22に沿って設置されている様子を示す図である。また、図2は、防風防雪用ネット柵20の一部を防風防雪ネット10の面方向に対して垂直な方向(図1にIIで示した方向)から見た図である。図1及び図2に示したように、防風防雪用ネット柵20は、防風防雪用ネット10が、縦フレーム11a及び横フレーム11bを有するフレーム11にベルト12及び固定部材13(図5に示し、図1、2では省略)を介して固定された構造となっている。
図1において、側縁22が道路21の風上側、側縁23が道路21の風下側に位置している。道路21内への吹雪の吹き込みを防止する観点から、防風防雪用ネット柵20は、防風防雪用ネット10の面方向が道路11の進路方向に沿うように、道路の少なくとも風上側の側縁に設置されていることが好ましく、風上側及び風下側の両側の側縁に設置されていてもよい。
以下、防風防雪用ネット柵20を構成するこれらの構成要素について説明する。
(防風防雪用ネット10)
防風防雪用ネット10は、シート状かつネット状の形状を有し、風上側から道路21内への吹雪の侵入を阻害する部材である。
図2に表れているように、防風防雪用ネット10は、内方部1、上端部2、下端部3、及び、ベルト差し込み4を有する。
図3に図2にIIIで示した領域の拡大図、図4に図2にIVで示した領域の拡大図、図5に図2にVで示した領域の拡大図を示した。図3〜図5において、矢印Xで示す方向が垂直方向、矢印Yで示す方向が水平方向である。
図3を参照しつつ、内方部1の構造について説明する。内方部1は、垂直方向に長手方向を有して水平方向に所定の間隔で複数並列する縦帯1a、及び、水平方向に長手方向を有して垂直方向に複数並列する横帯1bを有し、縦帯1aと横帯1bとが互いに直交する方向に織られることにより、均一な目1cを有するネット状に形成されている。
図3にWで示した縦帯1aの幅は、3.0〜10mmであることが好ましく、4.0〜9.5mmであることがより好ましく、5.0〜9.0mmであることがさらに好ましい。縦帯1aの幅が上記範囲内であることにより、風荷重や積雪荷重に対して必要強度を確保することができる。
また、図3にDで示した縦帯1aの水平方向の間隔は、10〜30mmであることが好ましく、13〜28mmであることがより好ましく、15〜27mmであることがさらに好ましい。縦帯1aの水平方向の間隔が上記範囲内であることにより、斜め方向から内方部1を見た場合の開口率の低下を抑え、風速の減勢効果や視認性を確保することができる。
図3にWで示した横帯1bの幅は、3.0〜10mmであることが好ましく、4.0〜9.5mmであることがより好ましく、5.0〜9.0mmであることがさらに好ましい。横帯1bの幅が上記範囲内であることにより、ネット敷設時の張力や風荷重や積雪荷重に対して必要強度を確保することができる。
また、図3にDで示した横帯1bの垂直方向の間隔は、5〜20mmであることが好ましく、7〜18mmであることがより好ましく、10〜15mmであることがさらに好ましい。横帯1bの垂直方向の間隔が上記範囲内であることにより、斜め方向から内方部1を見た場合の開口率の低下を抑え、風速の減勢効果や視認性を確保することができる。
内方部1の垂直方向の幅は特に限定されないが、運搬性、施工性、撤去後の収納性の観点から、1.6〜2.2mであることが好ましく、1.7〜2.1mであることがより好ましく、1.8〜2.0mであることがさらに好ましい。
なお、本発明の防風防雪用ネット10は、垂直方向に2、3段重ねて設置することも可能である。
図4を参照しつつ、上端部2及びベルト差し込み部4の構造について説明する。なお、下端部3の構造は、上端部2を上下方向に反転させた形状とする以外は上端部2と同一とすることができ、ここでは説明を省略する。
図4には、上端部2、上端部2の下部に形成されるベルト差し込み部4、及び、ベルト差し込み部4の下部に位置する上記内方部1が表れている。
上端部2は、縦帯1a、上端部2の上端において水平方向に延在する横帯2b、及び、横帯2bの下部において所定の間隔で3本並列する横帯2bを有し、縦帯1aと横帯2b、2bとが互いに直交する方向に織られることにより、均一な目2cを有するネット状に形成されている。図4に表れているように、縦帯1aは上記内方部1を構成する縦帯1aと同一の部材である。
上端部2は、防風防雪用ネット10の上端から垂直方向に5cm以内の部位であり、3〜6cm以内の部位であることが好ましく、4〜5cm以内の部位であることがより好ましい。上端部2が当該幅を有することにより、横フレーム11bにネット10を固定する際に十分な接続強度が得られる。
横帯2bは、内方部1を構成する横帯1bよりも太く、図4にWで示した横帯2bの幅は、10〜40mmであることが好ましく、15〜30mmであることがより好ましく、20〜25mmであることがさらに好ましい。
横帯部2bが10mm以上であれば、積雪荷重で沈降した場合に積雪荷重により切断、たわみにくくなる。
横帯2bは、内方部1を構成する横帯1bよりも細く、図4にWで示した横帯2bの幅は、1〜5mmであることが好ましく、1.5〜4.5mmであることがより好ましく、2〜4mmであることがさらに好ましい。
横帯2bは、複数本あることが好ましく、3本以上あることが好ましい。横帯2bが、5mm以下で3本以上あれば、固定部材13の長さに応じて差し込み箇所を変更することができるので、ネット10にテンションを掛けた状態で、たわませることなくネット10を張ることができるので好ましい。また、ネット10を上下方向多段に配置した場合には、上下帯の接続ができるので、隙間を設けることなく、全面にテンションを掛けた状態で張ることができる。
また、図4にDで示した横帯2bと横帯2bとの垂直方向の間隔は、隣接する横帯2b間の間隔と同一であり、該間隔は2〜6mmであることが好ましい。Dの間隔を6mm以下で、多段に設けることにより、微妙な固定位置の変更を行うことが可能である。
上端部2において、横帯2bと隣接する横帯2bとの間、及び、隣接する横帯2b間には上記繊維がジグザグ状に織られ、樹脂で被覆されてなるジグザグ部2dが形成されていることが好ましい。上端部2の隣接する横帯間にジグザグ部2dが形成されていることにより、力の係る固定部材の位置で縦帯と横帯のズレを防止することができる。また、ジグザグ部は固定部材を差し込むことがあるので、差し込めるように細い方が好ましい。
本発明において、上端部2及び下端部3における縦帯1a及び横帯1bの合計の密度が、防風防雪用ネット10の内方部1における縦帯1a及び横帯2b及び2bの合計の密度よりも高くなっている。これにより、内方部1の構造に起因する、防風防雪ネット10全体としての防風防雪性及び見通し性を損なうことなく、上端部2及び下端部3の交点強度を高め、融雪時の雪の沈降力に耐え得る強度を付与することが可能となる。
本発明の防風防雪用ネット10の内方部1の開口率は40〜55%であり、40〜50%であることが好ましい。防風防雪用ネット10の内方部1の開口率が上記範囲内にあることにより、防風防雪効果を高めることが可能となる。本発明の防風防雪用ネット10は、吹き止め式又は吹き払い式の防風防雪柵に特に好ましく使用することができる。
本発明では、上記のように、内方部1において縦帯1aの水平方向の間隔Dが横帯1bの垂直方向の間隔Dよりも大きくなるように、縦帯1aと横帯1bとを織り合わせることにより、水平方向に長辺、垂直方向に短辺を有する長方形の目1cが形成される。内方部1の目が正方形である場合、防風防雪用ネット10の面方向に垂直な方向に対して斜め方向から風が吹いた場合に、開口率が見かけ上、上記範囲よりも小さくなり、防風防雪効果が損なわれることがあった。本発明によれば、内方部1の目1cが、長辺D、短辺Dの長方形であることにより、防風防雪用ネット10の面方向に垂直な方向に対して、水平方向に傾いた方向から吹雪いた場合に、上記開口率が見かけ上低下することを抑制することが可能となり、道路の進行方向における前方又は後方からの吹雪に対して防風防雪効果が損なわれにくくなる。また、道路を通行する視認者が道路の進行方向における前方又は後方に位置する防風防雪用ネット10を見た際に、見通し性が損なわれにくくなる。
上記形態では、上端部が有する横帯が、横帯1bよりも太い一本の横帯2bと横帯1bよりも細い3本の横帯2bとからなる例を示したが、本発明は上端部2における縦帯1a及び横帯2b、2bの合計の密度が、内方部1における縦帯1a及び横帯1bの合計の密度よりも高くなるものであればこれに限定されず、例えば、横帯2bのみが上記間隔Dで垂直方向に複数並列する形態としてもよい。
内方部1と上端部2との間には、図1、2に表れていたベルト12を差し込み、保持するためのベルト差し込み部4が形成されている。ベルト12をベルト差し込み部4の目4cに差し込み、且つ、横フレーム11bに巻きつけることにより、防風防雪用ネット10の上部がフレーム11に固定される。
図4にDで示したベルト差し込み部4の垂直方向の幅は、15〜30mmであることが好ましく、17〜28mmであることがより好ましく、20〜25mmであることがさらに好ましい。ベルト差し込み部4の垂直方向の幅が上記範囲内であることにより、防風防雪効果を損なうことなく、ベルト12を挿入するスペースを確保することができる。
本発明において、縦帯1a及び横帯1b、2b、2b2、並びに、ジグザグ部2dは、合成樹脂製の繊維をメッシュ状に織ってメッシュ状物を得た後、該メッシュ状物に樹脂を含浸させることにより、防風防雪ネットを構成する部材として、一体的に得ることができる。
本発明に用いる合成樹脂製の繊維としては、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、ポリオレフィン繊維、アラミド繊維等が挙げられ、強度及び耐久性に優れることからポリエステル繊維を用いることが好ましい。
含浸させる樹脂の種類は、要求される強度等に応じて適宜選択することが可能であるが、例えば、塩化ビニル樹脂、ウレタン樹脂、エチレン・酢酸ビニル共重合樹脂等が挙げられる。中でも、耐候性を向上させる観点から、アクリル樹脂であることが好ましい。また、耐候性を高めるため、樹脂にはさらに黒色カーボン等の紫外線吸収剤が添加されていることが好ましい。
メッシュ状物を織る方法は特に限定されないが、縦帯と横帯との交点強度や交点のずれを防止する観点から、絡み編みやラッセル編みにより織られていることが好ましい。メッシュ状物は樹脂を含浸していない点で防風防雪用ネットと異なり、メッシュ状物の形状は防風防雪用ネットの形状と略同一である。従って、メッシュ状物を所望の形状に織ることにより、後述する開口率等を満たす所望の形状の防風防雪用ネットを得ることができる。
メッシュ状物に樹脂を含浸させる方法としてはディップコート法、ロールコート法、スプレーコート法等が挙げられる、中でも、耐久性を確保するため樹脂付着量を管理する観点から、ディップコート法を用いることが好ましい。
ディップコート法を用いる場合、常温のアクリル樹脂エマルジョンにメッシュ状物を浸漬後、100℃で樹脂エマルジョンを乾燥することにより、メッシュ状物に効率的に樹脂を含浸させることが可能となる。
(フレーム11)
フレーム11は、上記防風防雪用ネット10を張設するための部材である。フレーム11の形状や材質は、本発明の防風防雪用ネット柵20を設置する場所や積雪量に応じて、適宜選択することができる。例えば、冬期のみ仮設的に設置する場合には、工事現場等に用いられる単管パイプを組み合わせることにより、簡易的にフレーム11とすることができる。また、積雪量の多い地域に設置する場合には、強度の高い支柱の下部を地中に埋め込んだ基礎式のフレームを用いてもよい。なお、図1、2には、フレーム11が縦フレーム11a及び横フレーム11bを有する形態を示したが、縦フレーム11aのみで、融雪時の雪の沈降力に耐え得る強度を得られる場合には、横フレーム11bは必ずしも必要とせず、防風防雪用ネット10を後述する方法により縦フレーム11aのみに固定する形態としてもよい。
(ベルト12)
ベルト12は、防風防雪用ネット10のベルト差し込み部4の目4cに差し込まれ、且つ、横フレーム11bに巻きつけられることにより、防風防雪用ネット10の上部を横フレーム11bに固定する部材である。内方部1よりも密度が高いことにより、交点強度が高くなっている上端部2の下部(ベルト差し込み部4)にベルト12を通すことにより、融雪時の融雪時の雪の沈降力に耐え得る強度を高めることが可能となる。ベルト12は例えば、ポリプロピレン製とすることができる。なお、フレーム11が横フレーム11bを有さない場合には、ベルト12は必須の構成部材ではない。
(固定部材13)
次に、図5を参照しつつ、固定部材13について説明する。固定部材13は、防風防雪用ネット10の水平方向の側端を縦フレーム11aに固定する部材である。
固定部材13は、取り付け部材13a、引っ張り部材13b、及び、スパイラル13cからなる。取り付け部材13aは、引っ張り部材13bを縦フレーム11aに取り付けるための部材である。取り付け部材13aの形状や材質はその機能を果たせるものであれば特に限定されないが、引っ張り部材13bの水平方向の位置を調整するためのボルト13abを備えていることが好ましい。取り付け部材13aがボルト13abを備えていることにより、防風防雪用ネット10が経時的に伸長し、垂れ下がってしまった場合でも、ボルトを締めることにより、引っ張り部材13bを縦フレーム11側に引っ張り、防風防雪用ネット10の緊張を保つことができる。引っ張り部材13bは、スパイラル13cにより防風防雪用ネット10の側端と一体的に巻かれることにより、防風防雪用ネット10の側端をフレーム11aに固定し、且つ、張力を与える部材である。引っ張り部材13bの形状や材質は特に限定されないが、スパイラル13cとの隙間を小さくし、スパイラル13cの変形を抑える観点から、円柱状であることが好ましい。スパイラル13cは、らせん状の形状を有し、防風防雪用ネット10の側端と引っ張り部材13bとが一体となるように巻き付くことにより、防風防雪用ネット10の側端を引っ張り部材13bに固定する部材である。スパイラル13cの材質は特に限定されないが、強度や加工性の観点から、例えば、めっき鉄線やステンレス製とすることができる。
以上の各部材を組み合わせることにより、本発明の防風防雪用ネット柵20を作製することができる。
図1及び2に示すように、防風防雪用ネット柵20の下部には、開口部14が形成されており、防風防雪用ネット10は、地面と所定の間隔(図2にHで示す。)をあけてフレーム11に取り付けられている。防風防雪用ネット柵20の下部14を設けることにより、地面近くの風速を速めることで気圧を低くし、ネットを通過した風下側の雪が気圧の低い地面近くに吸い出されることで、ドライバーの目線高さを通過する雪粒子の数を減らす効果が得られ、吹雪時の視程障害を大幅に改善できる。柵の風下側において柵高さ程度の範囲で吹き溜まりが少なく、吹払い効果を得ることができる。よって、下部に開口部を有する形態の防風防雪用ネット柵20は、吹き払い式の防風防雪柵として使用することができる。
かかる観点から、防風防雪用ネット10と地面との間隔Hは、0.3〜1.3mであることが好ましく、0.4〜1.2mであることがより好ましく、0.5〜1.1mであることがさらに好ましい。
<防風防雪用ネット柵30>
次に、本発明の第二の実施形態に係る防風防雪用ネット柵30について、図6を参照しつつ説明する。図6は、防風防雪用ネット柵30を図2と同一の視点から見た図である。図6に示すように、防風防雪用ネット柵30は一部が地中に埋設された基礎式の縦フレーム15、15の間に、防風防雪用ネット10´が張設された構造を有している。防風防雪用ネット10´は、上記防風防雪用ネット10と同一の上端部2及び下端部3、及び、防風防雪用ネット10の内方部1よりも垂直方向の幅が広い内方部1´を有し、縦フレーム15の略全高に亘って張設されている。このように、防風防雪用ネット柵30の下部を含め、略全面に防風防雪用ネット10´を張設することにより、大きな防風効果を得られる。よって、第一の形態と比較して、出来るだけ大きな防風効果を得たい場合や吹き止め効果をより期待したい場合で且つ積雪量があまり多くない地域(防雪柵が雪で埋もれないような場所)において、より好ましく使用することができる。
<防風防雪用ネット柵40>
次に、本発明の第三の実施形態に係る防風防雪用ネット柵40について、図7を参照しつつ説明する。図7は、防風防雪用ネット柵40を図2と同一の視点から見た図である。図7に示すように、防風防雪用ネット柵40は、防風防雪用ネット柵30と同一の縦フレーム15、15の間に、防風防雪用ネット柵20と同一の防風防雪用ネット10が張設され、防風防雪用ネット柵10の下部に無孔板16が設置され、防風防雪用ネット柵40の下部が完全に遮蔽された構造を有している。このように、防風防雪用ネット柵40の下部に無孔板16が設置され、遮蔽されていることにより、雪をできるだけ柵で捕捉したい場合や、柵付近に堆積した雪により発生する沈降圧から柵を防護できる。よって、第一の形態及び第二の形態と比較して、積雪量が多い豪雪地において、より好ましく使用することができる。無孔板16の材質は、特に限定されないが、例えば、鋼製の板を用いることができる。
以下、本発明の実施例を説明するが、本発明は以下の実施例によりその範囲が限定されるものではない。
[防風効果の測定]
<実施例1>
ポリエステル製の繊維からなるメッシュ状物にアクリル樹脂を被覆させ、縦帯(幅6mm、間隔15mm)及び横帯(幅6mm、間隔15mm)を有する、防風防雪用ネットの内方部に相当するネット部材(垂直方向の幅500mm、水平方向の幅500mm、開口率50%)を作製した。
ネット部材を、鋼を組み合わせて作製したフレームに張設し、実施例1に係るネット柵モデルを作製し、風洞試験機の前面に配置した。
ネット部材の面方向に垂直な方向から風速20m/s、30m/s、40m/s、50m/sの風を当てて、ネット柵モデルの中央部から風下側に250mmから2500mmまでの風速を250mm毎に測定し、風上側の風速を100%とした場合の風下側の風速比率を算出した。風速比率が20%以下であれば、防風効果が高いと言える。結果を図8に示す。
<比較例1>
ネット部材を縦帯(幅1.8mm、間隔1.8mm)及び横帯(幅1.8mm、間隔2.0mm)を有する、ネット部材(垂直方向の幅500mm、水平方向の幅500mm、開口率26%)に変更した以外は、実施例1と同様にして、比較例1に係るネット柵モデルを作製し、風速比率を算出した。結果を図9に示す。
<比較例2>
ネット部材を縦帯(幅4.0mm、間隔15mm)及び横帯(幅4.0mm、間隔15mm)を有する、ネット部材(垂直方向の幅500mm、水平方向の幅500mm、開口率60%)に変更した以外は、実施例1と同様にして、比較例2に係るネット柵モデルを作製し、風速比率を測定した。結果を図10に示す。
[結果]
図8より、開口率が50%である実施例1のネット柵モデルでは、ネットからの距離が500mm〜2000mmの間でいずれの風速においても、風速比率が20%以下であり、防風効果が特に高かった。
図9より、開口率が26%である比較例1のネット柵モデルでは、ネット柵からの距離が離れるにつれて、防風効果が低下し、ネットからの距離が1000mm以上になると、風速比率20%以下を維持できなかった。
図10より、開口率60%である比較例2のネット柵モデルでは、全測定位置における全風速で風速比率が20%以上であり、高い防風効果が確認できなかった。
1 内方部
1a 縦帯
1b 横帯
2 上端部
2b、2b 横帯
3 下端部
4 ベルト差し込み部
10 防風防雪ネット
11 フレーム
11a 縦フレーム
11b 横フレーム
12 ベルト
13 固定部材
13a 取り付け金具
13b 引張金具
13c スパイラル
14 開口部
15 縦フレーム
16 無孔板
20、30、40 防風防雪ネット柵
21 道路
22、23 側縁

Claims (4)

  1. 合成樹脂製の繊維からなるメッシュ状物に樹脂を含浸させてなり、縦帯及び横帯を有する防風防雪用ネットであって、
    前記防風防雪用ネットの上端及び下端からそれぞれ5cm以内の部位である上端部及び下端部における前記横帯の密度が、前記防風防雪用ネットの内方部における前記横帯の密度よりも高く、かつ、前記上端部及び前記下端部における前記横帯の垂直方向間隔が、前記内方部における前記横帯の垂直方向間隔よりも狭く、
    前記防風防雪用ネットの前記内方部の開口率が40〜55%であることを特徴とする、防風防雪用ネット。
  2. 前記内方部における前記縦帯の水平方向間隔が15〜30mmであり、前記横帯の垂直方向間隔が5〜20mmであり、
    かつ、前記上端部及び前記下端部における前記横帯の垂直方向間隔が、2〜6mmであることを特徴とする請求項1に記載の防風防雪用ネット。
  3. 前記上端部及び前記下端部における隣接する前記横帯の間には、前記繊維がジグザグ状に織られ、前記樹脂で被覆されてなるジグザグ部が形成されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の防風防雪用ネット。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の防風防雪用ネットを用いた防風防雪用ネット柵。
JP2015242569A 2015-12-11 2015-12-11 防風防雪用ネット、及び、防風防雪用ネット柵 Active JP6546082B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015242569A JP6546082B2 (ja) 2015-12-11 2015-12-11 防風防雪用ネット、及び、防風防雪用ネット柵

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015242569A JP6546082B2 (ja) 2015-12-11 2015-12-11 防風防雪用ネット、及び、防風防雪用ネット柵

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017106284A true JP2017106284A (ja) 2017-06-15
JP6546082B2 JP6546082B2 (ja) 2019-07-17

Family

ID=59059267

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015242569A Active JP6546082B2 (ja) 2015-12-11 2015-12-11 防風防雪用ネット、及び、防風防雪用ネット柵

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6546082B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106228196A (zh) * 2016-08-10 2016-12-14 中铁第勘察设计院集团有限公司 基于光学投影的防沙网开口率测试计算方法
CN107386135A (zh) * 2017-07-27 2017-11-24 中南大学 一种大风环境下风区铁路防风设施通用优化方法
KR101864087B1 (ko) * 2017-10-27 2018-06-01 조병욱 대기중 미세먼지 차단을 위한 구조물 설치 시스템
CN108867421A (zh) * 2018-07-17 2018-11-23 中铁西北科学研究院有限公司 一种槽式融雪挡雪墙
CN109056524A (zh) * 2018-09-28 2018-12-21 中铁上海工程局集团第三工程有限公司 一种公路桥梁用挡风屏
JP2020133353A (ja) * 2019-02-25 2020-08-31 株式会社日向製錬所 安全柵用パネル及びベルトコンベア用安全柵
JP2020176419A (ja) * 2019-04-17 2020-10-29 東日本旅客鉄道株式会社 仮設防雪柵

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0289006U (ja) * 1988-12-26 1990-07-13
JPH04134519U (ja) * 1991-06-03 1992-12-15 鐘紡株式会社 防眩ネツト
JPH11107106A (ja) * 1997-10-06 1999-04-20 Teijin Ltd 流動体通過量が調節可能なシート
JPH11335943A (ja) * 1998-05-25 1999-12-07 Takiron Co Ltd スキー場のフェンス用ネット部材及びその固定構造
JP2001288640A (ja) * 2000-03-31 2001-10-19 Maruhachi Kk 防護用ネット
US6367781B1 (en) * 2000-02-10 2002-04-09 Plaspack Usa, Inc. Barrier material, apparatus, and method
JP2010216095A (ja) * 2009-03-13 2010-09-30 Sekisui Jushi Co Ltd 防風雪柵

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0289006U (ja) * 1988-12-26 1990-07-13
JPH04134519U (ja) * 1991-06-03 1992-12-15 鐘紡株式会社 防眩ネツト
JPH11107106A (ja) * 1997-10-06 1999-04-20 Teijin Ltd 流動体通過量が調節可能なシート
JPH11335943A (ja) * 1998-05-25 1999-12-07 Takiron Co Ltd スキー場のフェンス用ネット部材及びその固定構造
US6367781B1 (en) * 2000-02-10 2002-04-09 Plaspack Usa, Inc. Barrier material, apparatus, and method
JP2001288640A (ja) * 2000-03-31 2001-10-19 Maruhachi Kk 防護用ネット
JP2010216095A (ja) * 2009-03-13 2010-09-30 Sekisui Jushi Co Ltd 防風雪柵

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106228196B (zh) * 2016-08-10 2019-10-22 中铁第一勘察设计院集团有限公司 基于光学投影的防沙网开口率测试计算方法
CN106228196A (zh) * 2016-08-10 2016-12-14 中铁第勘察设计院集团有限公司 基于光学投影的防沙网开口率测试计算方法
CN107386135A (zh) * 2017-07-27 2017-11-24 中南大学 一种大风环境下风区铁路防风设施通用优化方法
CN107386135B (zh) * 2017-07-27 2020-06-05 中南大学 一种大风环境下风区铁路防风设施通用优化方法
KR101864087B1 (ko) * 2017-10-27 2018-06-01 조병욱 대기중 미세먼지 차단을 위한 구조물 설치 시스템
CN108867421A (zh) * 2018-07-17 2018-11-23 中铁西北科学研究院有限公司 一种槽式融雪挡雪墙
CN108867421B (zh) * 2018-07-17 2023-12-19 中铁西北科学研究院有限公司 一种槽式融雪挡雪墙
CN109056524A (zh) * 2018-09-28 2018-12-21 中铁上海工程局集团第三工程有限公司 一种公路桥梁用挡风屏
CN109056524B (zh) * 2018-09-28 2020-07-24 中铁上海工程局集团第三工程有限公司 一种公路桥梁用挡风屏
JP2020133353A (ja) * 2019-02-25 2020-08-31 株式会社日向製錬所 安全柵用パネル及びベルトコンベア用安全柵
JP7159078B2 (ja) 2019-02-25 2022-10-24 株式会社日向製錬所 安全柵用パネル及びベルトコンベア用安全柵
JP2020176419A (ja) * 2019-04-17 2020-10-29 東日本旅客鉄道株式会社 仮設防雪柵
JP7191762B2 (ja) 2019-04-17 2022-12-19 東日本旅客鉄道株式会社 仮設防雪柵

Also Published As

Publication number Publication date
JP6546082B2 (ja) 2019-07-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2017106284A (ja) 防風防雪用ネット、及び、防風防雪用ネット柵
US9009977B2 (en) Geogrid sand fence
US4279535A (en) Material and system for minimizing erosion
KR101192996B1 (ko) 황사방지 방충망
CA2752023C (en) Safety net, preferably for securing an embankment
AU2005251879A1 (en) Protective mesh in particular for rockfall protection or for slope stabilisation
JP2019027077A (ja) 落石防護柵
JP2883019B2 (ja) 道路用ネット、その製造方法および施工方法
JP5610251B1 (ja) 路側設置型防雪柵
KR200356596Y1 (ko) 방충망 원단
KR200405982Y1 (ko) 이중 능형망 구조의 낙석방지책
JP2020112005A (ja) 日除けシート
KR20220154860A (ko) 건설공사장 비산먼지발생 억제용 방진망의 설치구조
JP5351797B2 (ja) 車両用防護柵用繊維ロープ
JP3457583B2 (ja) 落石防護柵
JP3850677B2 (ja) 繊維ネット
JP5161538B2 (ja) 防風雪シート
JP7336204B2 (ja) 保護部材
JP5680248B1 (ja) ガードレール
KR100491349B1 (ko) 방풍 및 방사ㆍ방설용 펜스
JP5150015B2 (ja) ガードレール用保護体
JP2010216095A (ja) 防風雪柵
JPH11200321A (ja) 眩光フェンス
JPH0994563A (ja) 防藻用カバーとその展張装置
JP3938729B2 (ja) 防霧用ネット及びその製作方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180713

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190308

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190312

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190513

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190521

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190620

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6546082

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250