JP2017105510A - 薬液塗布器具及び薬液塗布具 - Google Patents

薬液塗布器具及び薬液塗布具 Download PDF

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Abstract

【課題】薬液の供給不足の回避と被塗布部に対する刺激の低減とを両立可能な薬液塗布器具及び薬液塗布具を提供すること。【解決手段】薬液塗布器具(1)であって、容器(10)と、容器(10)内が密閉された状態と薬液を容器(10)外に塗布可能な状態とを切り替え可能な薬液塗布具(20)と、を備え、薬液塗布具(20)は、流出口を有する基体(30)と、流出口を閉塞すること及び流出口を介して薬液を流出させることが可能な弁体(40)と、を有し、基体(30)は、画定縁部(35)を含みかつ薬液を塗布するための塗布面(34)と、抜止部(36)と、を有し、弁体(40)は、閉塞部(44)と、付勢部(46)と、突出部(48)と、を有し、塗布面(34)は、付勢力の作用方向に凸となるように湾曲する形状を有すること。【選択図】図2

Description

本発明は、薬液を塗布するための薬液塗布器具に関する。
従来、皮膚等の被塗布部に薬液を塗布するための薬液塗布器具が知られている。例えば、特許文献1には、薬液を収容する容器と、容器に接続された栓体と、栓体に接続された内蓋と、スポンジと、を備える薬液塗布器具が開示されている。栓体は、容器の口部に接続(圧入)されている。内蓋には、薬液の流出口が形成されている。内蓋のうち前記流出口を取り囲む流出部は、容器の内部から外部に向かうにしたがって次第に前記流出口が小さくなるように傾斜する形状に形成されている。また、栓体には、スプリング及び可動弁が接続されている。可動弁は、前記流出部に面接触する形状を有する肩部と、肩部から容器の外側に向かって突出する突起部と、を有している。スプリングは、肩部を前記流出部に向かって付勢する。突起部の外形は、前記流出口よりも小さく設定されており、突起部は、内蓋の外面よりも外部に突出する形状を有している。スポンジの外縁は、内蓋の外縁に固定されている。スポンジは、内側から外側に向かって突起部に付勢されることによって外向きに凸となるように膨出する形状に維持されている。
この薬液塗布器具を用いた薬液の皮膚への塗布は、例えば以下のようにして行われる。まず、スポンジの外面が下を向く姿勢で当該外面を皮膚に押し付ける。このとき、突起部がスプリングの付勢力に抗して内蓋の内側に向かって押圧されることによって流出部と肩部との間に隙間が形成されるので、流出口を通じて容器内の薬液が内蓋外に流出する。この薬液は、スポンジに含浸する。その後、薬液塗布器具をそのまま皮膚に沿って側方に移動させる。これにより、スポンジに染み込んだ薬液が皮膚に塗布される。
実公昭51−47562号公報
特許文献1に記載されるような薬液塗布器具では、被塗布部(皮膚等)の汚れがスポンジに付着することによって当該スポンジに目詰まりが生じ、薬液の供給量が不足するおそれがある。
そこで、スポンジを使用しないこと(取り除くこと)が考えられる。しかしながら、単純にスポンジが取り除かれた場合、薬液の塗布時にはスポンジとは異なる部材(突起部や内蓋)が皮膚と接触することになるので、被塗布部への刺激が大きくなる。
本発明の目的は、薬液の供給不足の回避と被塗布部に対する刺激の低減とを両立可能な薬液塗布器具及び薬液塗布具を提供することである。
前記課題を解決するための手段として、本発明は、薬液塗布器具であって、薬液を収容可能な収容部及び前記収容部に接続されており特定方向に開口する口部を有する容器と、前記口部に接続可能で、かつ、当該口部に接続された状態において前記容器内が密閉された状態と前記収容部内の前記薬液を前記容器外に塗布可能な状態とを切り替え可能な薬液塗布具と、を備え、前記薬液塗布具は、前記口部に接続可能で、かつ、前記薬液を流出させるための流出口を有する基体と、前記基体に保持されており、かつ、前記流出口を閉塞すること及び前記流出口を介して被塗布部へ前記薬液を流出させることが可能な弁体と、を有し、前記基体は、前記流出口を画定する画定縁部を含み、かつ、前記被塗布部に前記薬液を塗布するための塗布面と、当該基体からの前記弁体の離脱を阻止するように前記口部を基準として前記収容部と反対側から前記弁体に接触する抜止部と、を有し、前記弁体は、前記抜止部に接触することによって前記流出口を閉塞する閉塞部と、前記閉塞部を前記抜止部に向けて付勢する付勢部と、前記閉塞部が前記抜止部に接触した状態において前記画定縁部を含む平面よりも前記付勢部の付勢力の作用方向に突出する形状を有する突出部と、を有し、前記閉塞部は、前記付勢部の付勢力に抗して前記突出部が押圧されたときに前記抜止部から離間することによって当該閉塞部と前記抜止部との間に前記容器内を前記流出口に連通させかつ前記薬液の通過を許容する流出流路を形成し、前記塗布面は、前記付勢力の作用方向に凸となるように湾曲する形状を有する、薬液塗布器具を提供する。
本薬液塗布器具では、付勢部の付勢力に抗して突出部が押圧されたときに流出流路及び流出口を通じて塗布面に薬液が供給されるので、薬液の供給不足が回避され、さらに、塗布面が付勢力の作用方向に凸となるように湾曲しているので、被塗布部(皮膚等)への薬液の塗布時に塗布面が被塗布部に与える刺激が低減される。
この場合において、前記突出部は、前記付勢力の作用方向について当該突出部の先端部に形成されておりかつ前記付勢力の作用方向に凸となるように湾曲する形状を有する湾曲面を有することが好ましい。
このようにすれば、塗布面及び突出部の先端部(被塗布部に主に接触する部位)がともに付勢力の作用方向に凸となるように湾曲する形状であるので、被塗布部への薬液の塗布時に被塗布部が受ける刺激が一層低減される。
さらにこの場合において、前記閉塞部が前記抜止部に接触した状態における前記湾曲面の外縁は、前記画定縁部を含む平面上に位置することが好ましい。
このようにすれば、突出部の被塗布部への引っ掛かりが抑制される。具体的に、突出部のうち塗布面の画定縁部から外側に突出している部位は湾曲面を構成するので、塗布面と突出部(湾曲面)との境界の被塗布部への引っ掛かりが抑制される。
また、本薬液塗布器具において、前記湾曲面の曲率半径は、前記塗布面の曲率半径よりも小さいことが好ましい。
このようにすれば、湾曲面の曲率半径が塗布面のそれと同じ場合に比べて突出部(湾曲面)の画定縁部からの突出量が大きくなるので、突出部の変位量(押圧ストローク)、すなわち、薬液の供給量を確保することができる。
また、前記流出口は、前記塗布面の頂部を含む位置に形成されていてもよい。
あるいは、前記流出口は、それぞれが前記塗布面の頂部から離間した位置でかつ前記塗布面の周方向に沿って間欠的に並ぶように形成された複数の流出孔を有し、前記突出部は、各流出孔内において前記塗布面よりも外側に突出する形状を有する複数の突出要素を有していてもよい。
この態様では、いずれかの突出要素が付勢部の付勢力に抗して押圧されることにより、当該突出要素に対応する流出孔から塗布面に薬液が供給されるので、薬液塗布器具の使用時の姿勢の制限が緩和される。
また、本薬液塗布器具において、前記塗布面には、前記流出口から流出した前記薬液を保持可能な薬液保持部が形成されていることが好ましい。
このようにすれば、塗布面からの薬液の滴下が抑制される。
また、本発明は、薬液を収容可能な収容部及び前記収容部に接続されており特定方向に開口する口部を有する容器の前記口部に接続可能で、かつ、当該口部に接続された状態において前記容器内が密閉された状態と前記収容部内の前記薬液を前記容器外に塗布可能な状態とを切り替え可能な薬液塗布具であって、前記口部に接続可能で、かつ、前記薬液を流出させるための流出口を有する基体と、前記基体に保持されており、かつ、前記流出口を閉塞すること及び前記流出口を介して被塗布部へ前記薬液を流出させることが可能な弁体と、を有し、前記基体は、前記流出口を画定する画定縁部を含み、かつ、前記被塗布部に前記薬液を塗布するための塗布面と、当該基体からの前記弁体の離脱を阻止するように前記口部を基準として前記収容部と反対側から前記弁体に接触する抜止部と、を有し、前記弁体は、前記抜止部に接触することによって前記流出口を閉塞する閉塞部と、前記閉塞部を前記抜止部に向けて付勢する付勢部と、前記閉塞部が前記抜止部に接触した状態において前記画定縁部を含む平面よりも前記付勢部の付勢力の作用方向に突出する形状を有する突出部と、を有し、前記閉塞部は、前記付勢部の付勢力に抗して前記突出部が押圧されたときに前記抜止部から離間することによって当該閉塞部と前記抜止部との間に前記容器内を前記流出口に連通させかつ前記薬液の通過を許容する流出流路を形成し、前記塗布面は、前記付勢力の作用方向に凸となるように湾曲する形状を有する、薬液塗布具を提供する。
本薬液供給具は、容器の口部に接続されることにより、付勢部の付勢力に抗して突出部が押圧されたときに流出流路及び流出口を通じて塗布面に薬液が供給されるので、薬液の供給不足が回避され、さらに、塗布面が付勢力の作用方向に凸となるように湾曲しているので、被塗布部(皮膚等)への薬液の塗布時に塗布面が被塗布部に与える刺激が低減される。
以上のように、本発明によれば、薬液の供給不足の回避と被塗布部に対する刺激の低減とを両立可能な薬液塗布器具及び薬液塗布具を提供することができる。
本発明の一実施形態の薬液塗布器具の斜視図である。 容器内が密閉された状態の断面図である。 弁体の側面図である。 流出流路が形成された状態の断面図である。 薬液塗布具の変形例の側面図である。 図5に示される薬液塗布具の平面図である。
本発明の一実施形態の薬液塗布器具1について、図1〜図4を参照しながら説明する。
図1に示されるように、本薬液塗布器具1は、容器10と、容器10に接続可能な薬液塗布具20と、を備えている。
容器10は、薬液(図示略)を収容する収容部12と、収容部12に接続された口部14と、を有する。口部14は、特定方向(図2の上下方向)に開口する形状を有する。口部14の外周面には、雄ねじ部15が形成されている。なお、口部14には、図示略のキャップが螺合される。キャップの内周面には、口部14に形成された雄ねじ部15に螺合する雌ねじ部が形成されている。
薬液塗布具20は、口部14に接続された状態において容器10内が密閉された状態と収容部12内の薬液を容器10外に塗布可能な状態とを切り替え可能なユニットである。具体的に、薬液塗布具20は、口部14に接続可能な基体30と、基体30に保持された弁体40と、を有する。
基体30は、被接続部32と、塗布面34と、抜止部36と、を有している。本実施形態では、被接続部32、塗布面34及び抜止部36は、一体成形されている。ただし、これらは別部材で形成されてもよい。
被接続部32は、口部14に対して着脱自在に接続可能な部位である。被接続部32は、円筒状である。被接続部32の外径は、口部14の内径よりもわずかに小さく設定されている。
塗布面34は、被塗布部(皮膚等)に薬液を塗布するための面である。塗布面34は、被接続部32の一端側(図2の上側)に接続されている。塗布面34は、被接続部32が口部14に接続(圧入)された状態において容器10の外側(図2の上側)に向かって凸となるように湾曲する形状を有している。この塗布面34には、薬液を流出させるための流出口34a(図4を参照)が形成されている。換言すれば、塗布面34は、流出口34aを画定する画定縁部35を有している。本実施形態では、画定縁部35は、塗布面34の頂部を含む部位に形成されている。
抜止部36は、基体30からの弁体40の離脱を阻止するように口部14を基準として収容部12と反対側(図1では上側)から弁体40に接触する。具体的に、抜止部36は、被接続部32の中心軸を中心とする周方向の全域にわたって弁体40に接触する形状を有する。抜止部36は、塗布面34の内側(図1では下側)に形成されている。抜止部36は、容器10の外側に向かうにしたがって当該抜止部36の外径が小さくなるように傾斜する形状(円錐台状)に形成されている。抜止部36の上端は、画定縁部35につながっている。つまり、塗布面34と抜止部36との境界が画定縁部35を構成している。
本実施形態では、塗布面34の外縁部に、流出口34aから流出した薬液を保持可能な薬液保持部38が形成されている。本実施形態では、基体30は、塗布面34の外縁から側方に張り出す張出部39を有しており、この張出部39と塗布面34との境界が薬液保持部38を構成している。ただし、薬液保持部38の構成は、これに限られない。例えば、薬液保持部38として、塗布面34の外縁部に薬液を保持可能な溝が形成されてもよい。
弁体40は、流出口34aを閉塞すること及び流出口34aを介して塗布面34へ薬液を流出させることが可能である。具体的に、弁体40は、被保持部42と、閉塞部44と、付勢部46と、突出部48と、を有している。被保持部42、閉塞部44、付勢部46及び突出部48は、一体成形されている。ただし、これらは別部材で形成されてもよい。
被保持部42は、基体30に保持される部位である。具体的に、基体30は、被接続部32の下端部から当該被接続部32の径方向の内向きに突出する環状の受け部33を有しており、被保持部42は、受け部33に保持される。被保持部42は、円環状に形成されている。
閉塞部44は、抜止部36に接触することによって流出口34aを閉塞する。閉塞部44は、抜止部36に対して面接触する形状を有している。本実施形態では、閉塞部44は、円錐台状に形成されている。
付勢部46は、閉塞部44を抜止部36に向けて付勢する。付勢部46は、被保持部42と閉塞部44とを接続している。本実施形態では、図3に示されるように、付勢部46は、3本の螺旋状のばね部材により構成されている。この付勢部46の伸縮により、閉塞部44が付勢部46の付勢力の作用方向と平行な方向(図2の上下方向)に変位する。閉塞部44が抜止部36に当接する状態では、付勢部46は自然長よりも圧縮されている。つまり、付勢部46は、閉塞部44を常時抜止部36に押し付けており、図2は、閉塞部44が抜止部36に押し付けられることにより、容器10内が密閉された状態を示している。一方、図4に示されるように、閉塞部44は、付勢部46の付勢力に抗して突出部48が押圧されたときに抜止部36から離間することによって当該閉塞部44と抜止部36との間に容器10内を流出口34aに連通させかつ薬液の通過を許容する流出流路Sを形成する。
突出部48は、閉塞部44から前記付勢力の作用方向に突出する形状を有する。より具体的には、突出部48は、閉塞部44が抜止部36に接触した状態(図2の状態)において画定縁部35を含む平面よりも外側に突出する形状を有する。付勢部46の付勢力の作用方向についての突出部48の先端部(図2では上端部)には、湾曲面49が形成されている。湾曲面49は、前記付勢力の作用方向に凸となるように湾曲する形状を有する。本実施形態では、閉塞部44が抜止部36に接触した状態における湾曲面49の外縁は、画定縁部35を含む平面上に位置している。つまり、本実施形態では、湾曲面49と閉塞部44との境界が画定縁部35を含む面上に位置している。換言すれば、突出部48の表面の全体が湾曲面49を構成している。ただし、湾曲面49の外縁は、画定縁部35を含む平面よりも外側に位置してもよい。湾曲面49の曲率半径は、塗布面34の曲率半径よりも小さく設定されている。
次に、薬液塗布器具1の使用方法について説明する。以下では、被供給部が皮膚の場合、つまり、本薬液塗布器具1を用いて皮膚に薬液を塗布する場合について説明する。
まず、突出部48(湾曲面49)が下を向く姿勢で当該突出部48を皮膚に押し付ける。このとき、突出部48の頂部が画定縁部35を含む平面上かあるいはそれよりも僅かに内側に位置するまで突出部48が付勢部46の付勢力に抗して押圧される。これにより、図4に示されるように、閉塞部44と抜止部36との間に流出流路Sが形成されるので、当該流出流路S及び流出口34aを通じて容器10内の薬液が塗布面34に供給される。ここで、被塗布部の面積が画定縁部35の面積よりも大きい場合、突出部48のそれ以上の押圧は規制されるので、つまり、流出流路Sの拡大が規制されるので、薬液の過剰供給が抑制される。
そして、そのまま薬液塗布器具1を皮膚に沿って移動させることにより、薬液が皮膚の所望する領域に塗布される。
以上に説明したように、本薬液塗布器具1では、付勢部46の付勢力に抗して突出部48が押圧されたときに流出流路S及び流出口34aを通じて塗布面34に薬液が供給されるので、薬液の供給不足が回避され、さらに、塗布面34が付勢力の作用方向に凸となるように湾曲しているので、被塗布部(皮膚等)への薬液の塗布時に塗布面34が被塗布部に与える刺激が低減される。
また、本実施形態では、突出部48の表面が湾曲面49を構成しているので、つまり、被塗布部に主に接触する部位がともに付勢力の作用方向に凸となるように湾曲する形状であるので、被塗布部への薬液の塗布時に被塗布部が受ける刺激が一層低減される。
また、閉塞部44が抜止部36に接触した状態における湾曲面49の外縁は、画定縁部35を含む平面上に位置するので、突出部48の被塗布部への引っ掛かりが抑制される。具体的に、突出部48のうち塗布面34の画定縁部35から外側に突出している部位は湾曲面49を構成するので、塗布面34と突出部48(湾曲面49)との境界の被塗布部への引っ掛かりが抑制される。
さらに、塗布面34には、薬液を保持可能な薬液保持部38が形成されているので、塗布面34からの薬液の滴下が抑制される。
なお、今回開示された上記実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、湾曲面49の曲率半径は、塗布面34の曲率半径と同じに設定されてもよい。ただし、湾曲面49の曲率半径は、上記実施形態のように、塗布面34の曲率半径よりも小さく設定されることが好ましい。このようにすれば、湾曲面49の曲率半径が塗布面34のそれと同じ場合に比べて突出部48(湾曲面49)の画定縁部35からの突出量が大きくなるので、突出部48の変位量(押圧ストローク)、すなわち、薬液の供給量を確保することができる。
また、突出部48の先端部は、湾曲面49ではなく前記付勢力の作用方向と直交する平坦面であってもよい。
また、図5及び図6は、上記実施形態の薬液塗布具20の変形例を示している。この薬液塗布具21では、塗布面34には、流出口として、複数の(この例では3つの)流出孔が形成されている。各流出孔は、塗布面34の頂部から離間した位置でかつ塗布面34の周方向に沿って間欠的に並ぶように配置されている。また、突出部48は、各流出孔内において塗布面よりも外側に突出する形状を有する複数の突出要素48aを有している。この態様では、いずれかの突出要素48aが付勢部46の付勢力に抗して押圧されることにより、当該突出要素48aに対応する流出孔から塗布面34に薬液が供給される。よって、薬液塗布器具の使用時の被塗布部に対する姿勢の制限が緩和される。換言すれば、薬液塗布器具の使用時に被塗布部に対して取り得る姿勢の範囲が拡大する。
1 薬液塗布器具
10 容器
12 収容部
14 口部
20 薬液塗布具
21 薬液塗布具
30 基体
34 塗布面
34a 流出口
35 画定縁部
36 抜止部
38 薬液保持部
40 弁体
44 閉塞部
46 付勢部
48 突出部
48a 突出要素
49 湾曲面
S 流出流路

Claims (8)

  1. 薬液塗布器具であって、
    薬液を収容可能な収容部及び前記収容部に接続されており特定方向に開口する口部を有する容器と、
    前記口部に接続可能で、かつ、当該口部に接続された状態において前記容器内が密閉された状態と前記収容部内の前記薬液を前記容器外に塗布可能な状態とを切り替え可能な薬液塗布具と、を備え、
    前記薬液塗布具は、
    前記口部に接続可能で、かつ、前記薬液を流出させるための流出口を有する基体と、
    前記基体に保持されており、かつ、前記流出口を閉塞すること及び前記流出口を介して被塗布部へ前記薬液を流出させることが可能な弁体と、を有し、
    前記基体は、
    前記流出口を画定する画定縁部を含み、かつ、前記被塗布部に前記薬液を塗布するための塗布面と、
    当該基体からの前記弁体の離脱を阻止するように前記口部を基準として前記収容部と反対側から前記弁体に接触する抜止部と、を有し、
    前記弁体は、
    前記抜止部に接触することによって前記流出口を閉塞する閉塞部と、
    前記閉塞部を前記抜止部に向けて付勢する付勢部と、
    前記閉塞部が前記抜止部に接触した状態において前記画定縁部を含む平面よりも前記付勢部の付勢力の作用方向に突出する形状を有する突出部と、を有し、
    前記閉塞部は、前記付勢部の付勢力に抗して前記突出部が押圧されたときに前記抜止部から離間することによって当該閉塞部と前記抜止部との間に前記容器内を前記流出口に連通させかつ前記薬液の通過を許容する流出流路を形成し、
    前記塗布面は、前記付勢力の作用方向に凸となるように湾曲する形状を有する、薬液塗布器具。
  2. 請求項1に記載の薬液塗布器具において、
    前記突出部は、前記付勢力の作用方向について当該突出部の先端部に形成されておりかつ前記付勢力の作用方向に凸となるように湾曲する形状を有する湾曲面を有する、薬液塗布器具。
  3. 請求項2に記載の薬液塗布器具において、
    前記閉塞部が前記抜止部に接触した状態における前記湾曲面の外縁は、前記画定縁部を含む平面上に位置する、薬液塗布器具。
  4. 請求項3に記載の薬液塗布器具において、
    前記湾曲面の曲率半径は、前記塗布面の曲率半径よりも小さい、薬液塗布器具。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の薬液塗布器具において、
    前記流出口は、前記塗布面の頂部を含む位置に形成されている、薬液塗布器具。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の薬液塗布器具において、
    前記流出口は、それぞれが前記塗布面の頂部から離間した位置でかつ前記塗布面の周方向に沿って間欠的に並ぶように形成された複数の流出孔を有し、
    前記突出部は、各流出孔内において前記塗布面よりも外側に突出する形状を有する複数の突出要素を有する、薬液塗布器具。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の薬液塗布器具において、
    前記塗布面には、前記流出口から流出した前記薬液を保持可能な薬液保持部が形成されている、薬液塗布器具。
  8. 薬液を収容可能な収容部及び前記収容部に接続されており特定方向に開口する口部を有する容器の前記口部に接続可能で、かつ、当該口部に接続された状態において前記容器内が密閉された状態と前記収容部内の前記薬液を前記容器外に塗布可能な状態とを切り替え可能な薬液塗布具であって、
    前記口部に接続可能で、かつ、前記薬液を流出させるための流出口を有する基体と、
    前記基体に保持されており、かつ、前記流出口を閉塞すること及び前記流出口を介して被塗布部へ前記薬液を流出させることが可能な弁体と、を有し、
    前記基体は、
    前記流出口を画定する画定縁部を含み、かつ、前記被塗布部に前記薬液を塗布するための塗布面と、
    当該基体からの前記弁体の離脱を阻止するように前記口部を基準として前記収容部と反対側から前記弁体に接触する抜止部と、を有し、
    前記弁体は、
    前記抜止部に接触することによって前記流出口を閉塞する閉塞部と、
    前記閉塞部を前記抜止部に向けて付勢する付勢部と、
    前記閉塞部が前記抜止部に接触した状態において前記画定縁部を含む平面よりも前記付勢部の付勢力の作用方向に突出する形状を有する突出部と、を有し、
    前記閉塞部は、前記付勢部の付勢力に抗して前記突出部が押圧されたときに前記抜止部から離間することによって当該閉塞部と前記抜止部との間に前記容器内を前記流出口に連通させかつ前記薬液の通過を許容する流出流路を形成し、
    前記塗布面は、前記付勢力の作用方向に凸となるように湾曲する形状を有する、薬液塗布具。
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