JP2017101556A - 排水ソケット、及び、それを備えた水洗大便器 - Google Patents

排水ソケット、及び、それを備えた水洗大便器 Download PDF

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Haruka Saito
陽香 齋藤
友成 弘志
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弘志 友成
秀人 富吉
Hideto Tomiyoshi
秀人 富吉
勇 坂場
Isamu Sakaba
勇 坂場
岡田 茂
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Abstract

【課題】床下排水管でのサイホンの発生を抑制する、排水ソケット等を提供する。【解決手段】本発明は、便器本体の流出口と排水管を接続する排水ソケットである。本発明の排水ソケットは、便器本体の流出口に接続され排水を流下させる鉛直管路部と、この鉛直管路部に接続される流入口と、排水管の入口部に接続された流出口と、この流入口から流出口へ排水が流れる流路と、鉛直管路部の側から流出口に向かって流路が屈曲する屈曲部と、を備えた屈曲管路部と、を有する。屈曲管路部の屈曲部には、流出口の鉛直管路部の側の端部から鉛直管路部の側以外の側に延びる流路から外方に向けて突出する突出空間が形成された突出部が設けられ、この突出部が、流路から突出空間に流入した排水により、屈曲管路部の流出口から排水管の入口部に流入する排水の流れの方向が排水管の中央方向に変化するように形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、排水ソケット、及び、それを備えた水洗大便器に係り、特に、便器本体の排出口と床面に配設され屈曲部を備えた排水管とを接続する排水ソケットに関する。
従来から、サイホン作用を生じさせない便器として、洗い落とし式水洗大便器が知られている。この従来の洗い落とし式水洗大便器は、サイホン作用により汚物を排出するサイホン式水洗大便器に比べて、水の落差による流水作用で汚物を押し流すので、構造がシンプルであり、且つ安価であることに加えて、サイホン作用を生じさせないため、便器洗浄に用いられる洗浄水の量が少なくて済むという利点がある。この洗い落とし式水洗大便器は、従来から便器に要請されている洗浄水の節水のニーズにも合致している。
また、例えば、洗い落とし式水洗大便器の便器本体の排水路と床下排水管を接続する排水ソケットとして、便器本体の排水路の出口部に接続される便器本体側接続管部材と、床下排水管の入口部と接続され屈曲管路を備えた床下側接続管部材と、便器本体側接続管部材と床下側接続管部材を接続するほぼ直線状に延びる中間管部材と、を有する排水ソケットが知られている(特許文献1参照)。
この特許文献1の排水ソケットにおいて、排水ソケットの屈曲管路内を排水がシールしてサイホン作用が発生すると、上流側の排水を下流側に引き込もうとする負圧が発生するので、これを防止するため、負圧抑制手段が排水ソケットの屈曲管路に設けられている。
特開2011−179187号公報
ここで、図9により、従来の一般的な排水ソケットを、屈曲部を備えた床下排水管に適用した水洗大便器について説明する。図9は、従来の排水ソケットを備えた洗い落とし式水洗大便器及び屈曲部を備えた床下排水管における排水の流れを模式的に表した断面図である。
図9に示すように、従来の排水ソケット160は、洗い落とし式水洗大便器100の便器本体120の排水路140と、上流から下流にかけて流路が屈曲する屈曲部180aを備えた床下排水管180と、を接続している。この排水ソケット160は、便器本体120の排水路140の出口部に接続される便器本体側接続管部材200と、床下排水管180の入口部に接続され屈曲管路を有した床下側接続管部材240と、便器本体側接続管部材200と床下側接続管部材240とを接続するほぼ直線上に延びる中間管部材220と、を有する。便器本体120の排水路140から排水ソケット160へ汚物と共に洗浄水が排水されると、この洗浄水は、排水ソケット160の便器本体側接続管部材200及び中間管部材220を介して、床下側接続管部材240へ排水される。床下側接続管部材240へ排水された洗浄水は、水平方向の水の勢いによって、図9における便器本体120の前方側の床下排水管180の前方側の壁面180bに沿って、床下排水管180内を流下する。便器本体120の床下排水管180の前方側の壁面180bに沿って流下する洗浄水は、床下排水管180の屈曲部180aの流路を水シールし、床下排水管180へ排水された洗浄水が床下排水管180の屈曲部180aで滞留する。これにより、床下排水管180へ排水された洗浄水が、床下排水管180の屈曲部180aの流路を閉塞して密封空間を作ってしまう。そのため、この密封空間が排水に引っ張られて負圧状態となり、サイホンが発生してしまう場合がある。その結果、便器本体120の封水が下流に引き込まれて破封するもしくは封水が減少するという懸念がある。
このように便器本体の封水が破封するもしくは封水が減少すると、その分の量の洗浄水を加えなければならず、従来から水洗大便器に要請されている洗浄水の節水化のニーズに反してしまう。
そこで、本発明は、上述した従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、床面に配設された排水管の屈曲部の流路が水シールされることにより発生するサイホンを防止することができる排水ソケット、及び、それを備えた水洗式大便器の提供を目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明は、便器本体の流出口と、床面に配設され屈曲部を備えた排水管と、を接続する排水ソケットであって、便器本体の流出口に接続されこの流出口から流下する排水を鉛直方向に流下させる鉛直管路部と、この鉛直管路部に接続される流入口と、排水管の入口部に接続されその中心軸が鉛直管路部の中心軸から水平方向に離間した流出口と、この流入口から流出口へ排水が流れる流路と、鉛直管路部の側から流出口に向かって流路が屈曲する屈曲部と、を備えた屈曲管路部と、を有し、屈曲管路部の屈曲部には、流出口の鉛直管路部の側の端部から鉛直管路部の側以外の側に延びる流路から外方に向けて突出する突出空間が形成された突出部が設けられ、この突出部が、流路から突出空間に流入した後に突出空間から流路に戻る排水により、屈曲管路部の流出口から排水管の入口部に流入する排水の流れの方向が排水管の中央方向に変化するように形成されていることを特徴としている。
このように構成された排水ソケットにおいては、排水ソケットの屈曲管路部において、流出口の鉛直管路部の側の端部から鉛直管路部の側以外の側に延びる流路から外方に向けて突出する突出空間が形成された突出部が設けられ、この突出部が、流路から突出空間に流入した後に突出空間から流路に戻る排水により、屈曲管路部の流出口から排水管の入口部に流入する排水の流れの方向が排水管の中央方向に変化するように形成されているので、便器本体の排出口から排水ソケットの鉛直管路部を介して屈曲管路部に排水された水の一部が突出部によって形成される突出空間内に流れ込む。この突出部に流れ込んだ水は、排水管の中央方向に向かって流れるので、排水ソケットの屈曲管路部から突出部を介さずに排水管へ流れ込む排水(排水管の壁面に沿って流れようとする排水)の方向を排水管の中央方向に変化させ、排水管の中央に排水が落ちやすくなる。その結果、本発明の排水ソケットによれば、床下における排水管の屈曲部に滞留して流路を閉塞する(水シールする)ことを防ぎ、サイホンの発生を防止することができる。
本発明において、好ましくは、屈曲管路部の屈曲部の突出部は、流出口の中心軸を挟んで鉛直管路部の側の反対側に設けられている。
このように構成された本発明においては、屈曲管路部の屈曲部の突出部は、流出口の中心軸を挟んで鉛直管路部の側の反対側に設けられているので、鉛直管路部を介して屈曲管路部に流れ込んだ水が突出部によって形成される突出空間内に流れ込みやすくなる。これにより、突出部に流れ込んだ水は、排水管の中央方向に向かって流れるため、排水管の壁面に沿って流れる排水(主流)の方向を排水管の中央方向に変化させ、排水管のより中央に排水が落ちやすくなる。その結果、本発明によれば、床下における排水管の屈曲部に滞留して流路を閉塞することを防いでサイホンの発生をさらに防止することができる。
本発明において、好ましくは、屈曲管路部の屈曲部の突出部は、流出口の中心軸に沿った流路の上方に設けられている。
このように構成された本発明において、屈曲管路部の屈曲部の突出部は、流出口の中心軸に沿った流路の上方に設けられているので、鉛直管路部を介して屈曲管路部に流れ込んだ水が突出部によって形成される突出空間内に流れ込みやすくなる。これにより、突出部に流れ込んだ水は、排水管の中央方向に向かって流れるため、排水管の壁面に沿って流れる排水(主流)の方向を排水管の中央方向に変化させ、排水管のより中央に排水が落ちやすくなる。その結果、本発明によれば、床下における排水管の屈曲部に滞留して流路を閉塞することを防いでサイホンの発生をさらに防止することができる。
本発明において、好ましくは、屈曲管路部の屈曲部の突出部は、流出口の中心軸を挟んで鉛直管路部の側の反対側、及び、流出口の中心軸に沿った流路の上方に設けられている。
このように構成された本発明において、屈曲管路部の屈曲部の突出部は、流出口の中心軸を挟んで鉛直管路部の側の反対側、及び、流出口の中心軸に沿った流路の上方に設けられているので、鉛直管路部を介して屈曲管路部に流れ込んだ水が突出部によって形成される突出空間内に流れ込みやすくなる。これにより、突出部に流れ込んだ水は、排水管の中央方向に向かって流れるため、排水管の壁面に沿って流れる排水(主流)の方向を排水管の中央方向に変化させ、排水管のより中央に排水が落ちやすくなる。その結果、本発明によれば、床下における排水管の屈曲部に滞留して流路を閉塞することを防いでサイホンの発生をさらに防止することができる。
本発明において、好ましくは、屈曲管路部の突出空間の容積は、流出口の水平方向の開口断面を、流路内にて屈曲管路部の底面の高さ位置から上面の高さ位置まで投影して形成される仮想円柱の容積よりも大きい。
このように構成された本発明において、屈曲管路部の突出空間の容積は、流出口の水平方向の開口断面を、流路内にて屈曲管路部の底面の高さ位置から上面の高さ位置まで投影して形成される仮想円柱の容積よりも大きいので、突出空間から逆流する水量が多くなり、排水管の壁面に沿って流れる排水の方向を軸の中央に変化させる力(主流の向きと力を打ち消す作用)が強くなる。この結果、本発明によれば、排水の主流が壁面に沿って流れずに、排水管の中央に落ちるようになるため、床下における排水管の屈曲部を水シールすることを抑制できる。
本発明において、好ましくは、屈曲管路部の突出空間の底面には、流出口に向かって下方へと傾斜した傾斜面が形成されている。
このように構成された本発明によれば、屈曲管路部の突出空間の底面には、流出口に向かって下方へと傾斜した傾斜面が形成されているので、突出部に流れ込んだ水が排水管に流れ込みやすくなる。これにより、突出部に流れ込んだ水が排水管に流れ込まずに突出空間内に停滞することを防ぎ、排水ソケットから排水管への排水をスムーズに行うことができる。また、突出部の底面に傾斜面が形成されることで、突出空間からの逆流水の流速が速くなるため、排水管の壁面に沿って流れる排水の方向を排水管の中央方向に変化させる力(主流の向きと力を打ち消す作用)が強くなり、排水の主流が排水管の壁面に沿って流れずに、排水管の中央に落ちるようになるため、床下における排水管の屈曲部を水シールすることを抑制できる。
本発明は、上述した排水ソケットを有する水洗大便器である。
このように構成された本発明によれば、水洗大便器の排水ソケットにおいて、排水管の屈曲部の流路が水シールされることによって発生するサイホンを防止することができる。
本発明の排水ソケット及びこの排水ソケットを備えた水洗大便器によれば、床面に配設された排水管の屈曲部の流路が水シールされることにより発生するサイホンを防止することができる。
本発明の第1実施形態に係る排水ソケットを備えた洗い落とし式水洗大便器の断面図である。 本発明の第1実施形態に係る排水ソケットの床下配管側接続管部の断面図である。 図2のIII−III線に沿って見た断面図である。 本発明の第1実施形態に係る排水ソケットの床下配管側接続管部内の洗浄水の流れを模式的に表した床下側接続管部の断面図である。 本発明の第2実施形態に係る排水ソケット及びこの排水ソケット床下配管側接続管部内の流れを模式的に表した床下配管側接続管部の断面図である。 本発明の第3実施形態に係る排水ソケット及びこの排水ソケット床下配管側接続管部内の流れを模式的に表した床下配管側接続管部の断面図である。 本発明の第1実施形態の変形例に係る排水ソケットの床下配管側接続管部の断面図である。 本発明の第1実施形態の他の変形例に係る排水ソケット及びこの排水ソケットを備えた洗い落とし式水洗大便器の断面図である。 従来の排水ソケットを備えた洗い落とし式水洗大便器及び屈曲部を備えた床下排水管における排水の流れを模式的に表した断面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態に係る排水ソケット及びそれを備えた水洗大便器について説明する。
(第1実施形態)
<水洗大便器の構成>
まず、図1を参照して、本発明の第1実施形態に係る排水ソケットを備えた洗い落とし式水洗大便器について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る排水ソケットを備えた洗い落とし式水洗大便器の断面図である。
図1に示すように、洗い落とし式水洗大便器1は、便器本体2と、便器洗浄に使用される洗浄水を貯水して便器本体2へ給水する洗浄水源である貯水タンク(図示せず)と、を備えている。また、便器本体2には、汚物を受けるボウル形状のボウル部4と、このボウル部4の底部から延びる排水トラップ管路6と、ゼット吐水口(図示せず)と、リム吐水を行うリム吐水口8が形成されている。
ここで、本実施形態では、洗い落とし式水洗大便器1が設けられる床面に沿う方向を水平方向、これと直交する方向を鉛直方向という。
また、床面に対して洗い落とし式水洗大便器1が設けられる側を上方向(上方)、これと反対側を下方向(下方)、洗い落とし式水洗大便器1のボウル部4に対して排水トラップ管路6が設けられる側を後方向(後方)、これと反対側を前方向(前方)、上下方向及び前後方向と直交する方向のうち後方に向いて右側を右方向(右方)、左側を左方向(左方)、という。
ボウル部4は、ボウル形状の汚物受け面10と、汚物受け面10の下縁部10aから下方へ形成されて排水トラップ管路6に接続される凹部12と、ボウル部4の上縁部に沿って形成されたリム部14と、を備えている。また、ゼット吐水口(図示せず)は、便器本体2の前方側から見てボウル部4の凹部12の左側の側壁面に形成されている。このゼット吐水口から吐水された洗浄水の主流が、凹部12に向けて流れ込み、旋回する。
リム吐水口8は、ボウル部4の上部後方に形成されており、洗浄水をこのリム吐水口8からボウル部4の上部に形成されるリム部14の内周面14aに沿って前方に吐出する。
リム吐水口8から吐水された洗浄水は、汚物受け面10を旋回する旋回流を形成し、凹部12に流れ込む。
ボウル部4の汚物受け面10の凹部12の後方且つ下方には、排水トラップ管路6の入口部6aが開口している。この入口部6aの上方且つ後方へ上昇管6bが延びており、上昇管6bから鉛直方向下方に下降する下降管出口部(便器本体の排出口)6cが連続している。上昇管6bと下降管出口部6cとの間が頂部6dとなっている。
ここで、床面には、その床下に床下排水管18が設けられている。この床下排水管18には、入口部18aが開口されており、鉛直部18eと水平部18fとの間に屈曲部18dが形成されている。排水トラップ管路6の下降管出口部6cと床下排水管18の入口部18aには、汚物を排出するための排水ソケット16が接続される。この排水ソケット16は、排水トラップ管路6の下降管出口部6cに接続される流入口16aと、床下排水管18の入口部18aに接続される流出口16bと、を備えている。排水ソケット16には、流入口16aから流出口16bに汚物を含む洗浄水を流すための流路16cが形成されている。排水ソケット16の流出口16bから、床下に設けられた床下排水管18に便器本体2から排出された汚物を含む洗浄水が排出される。
<排水ソケットの構成>
次に、図1乃至図3により、本実施形態による洗い落とし式水洗大便器1の排水ソケット16について説明する。図2は本発明の第1実施形態に係る排水ソケットの床下配管側接続管部の断面図であり、図3は図2のIII−III線に沿って見た断面図である。なお、図2において、後述する排水ソケット16の床下配管側接続管部24の直管部28の中心軸をX、流出口16b及び鉛直部32の中心軸をYで表している。
図1乃至図3に示すように、排水ソケット16は、便器本体2の排水トラップ管路6の下降管出口部6cの鉛直方向下方に接続され且つ鉛直方向下方から水平方向に向かって屈曲するように形成されている便器本体側接続管部(鉛直管路部)20と、便器本体側接続管部20に接続され、便器本体側接続管部20から水平方向に延びる直管状の中間管部22と、この中間管部22に接続され且つ水平方向から鉛直方向下方に向かって屈曲するように形成される床下配管側接続管部(屈曲管路部)24と、を備えている。
便器本体側接続管部20には、排水トラップ管路6の下降管出口部6cに接続される流入口16aが設けられており、この流入口16aから流入した排水を鉛直方向へ流下させる。また、便器本体側接続管部20は、便器本体側接続管部20内の流路が鉛直方向下方である上流側から水平方向である下流側に向かって屈曲するように形成されている。便器本体側接続管部20の下流側には中間管部22が接続されている。
便器本体側接続管部20に設けられる流入口16aは、便器本体2の排水トラップ管路6の鉛直方向下方に開口する下降管出口部6cに、ゴムジョイント26を介して接続されている。
中間管部22は水平方向に延びる直線状管部であり、中間管部22の上流側には、便器本体側接続管部20が接続されている。中間管部22の下流側には、床下配管側接続管部24が接続されている。
床下配管側接続管部24は、底部に流出口16bを有し、中間管部22に接続され且つ水平方向に延びる直管部28と、この直管部28から流出口16bに向かって流路が屈曲する屈曲部30と、この屈曲部30から鉛直方向下方に延びる鉛直部32と、を有している。また、床下配管側接続管部24の底部である鉛直部32には、流出口16bが設けられている。この流出口16bの中心軸Yは、便器本体側接続管部20の鉛直方向の管路の中心軸から水平方向に離間した開口であり、流出口16bは、床下排水管18の入口部18aに接続される。
床下配管側接続管部24の屈曲部30には、流出口16bよりも流出口16bの中心軸Yから遠ざかる水平方向の前方に向けて突出する突出部34が設けられている。この突出部34は、その内部に屈曲部30の屈曲する流路と連通する突出空間34a(図2及び図3に二点鎖線により囲まれた空間)が形成されている。より具体的に言えば、図2及び図3に示されたように、突出部34の突出空間34aは、図2及び図3における鉛直部32の前方側の壁面32aよりもさらに前方側に突出した屈曲部30の屈曲する流路と連通する空間である。
突出部34は、床下配管側接続管部24の屈曲部30において、流出口16bの中心軸Yを挟んで直管部28側と対向する位置に設けられている。つまり、屈曲部30に対して直管部28が形成される高さ位置と同じ高さ位置に突出部34が形成され、突出部34の上面34bと直管部28の上面28a及び、突出部34の底面34cと直管部28の底面28bが、それぞれ、同じ高さ位置に形成されている。なお、同じ高さ位置とは、完全に一致している場合と、効果を及ぼす程度にほぼ一致している場合とを含む。
突出部34の上面34bは、直管部28から屈曲部30に向かう方向(図2における屈曲部30の前方向)に直管部28の上面28aを水平に延長させるように形成される。この突出部34の上面34bから鉛直下方に向かって突出部34の壁面34dが形成される。突出部34の壁面34dは、流出口16bの中心軸Yを挟んで直管部28側と対向する位置(図2における直管部28の前方側の端部)よりも、流出口16bの中心軸Yから遠ざかる方向(図2における屈曲部30の前方向)に位置している。そして、突出部34の壁面34dの下端から鉛直部32に向かって、突出部34の底面34cが形成され、鉛直部32へと接続されている。また、直管部28の中心軸Xと直交する面における直管部28の管路断面と突出部34の管路断面がほぼ同じ形状となっている。
突出部34における突出空間34aの底面34cには、流出口16bに向かって下方へと傾斜した傾斜面34eが形成されている。
<動作及び作用>
つぎに、図1乃至図4を参照して、本発明の第1実施形態に係る排水ソケット16による動作及び作用について説明する。図4は、本発明の第1実施形態に係る排水ソケットの床下配管側接続管部内の流れを模式的に表した床下配管側接続管部の断面図である。なお、図4において、床下配管側接続管部24内を流れる汚物を含んだ洗浄水の流れ方向をそれぞれF1〜F4で表している。
まず、図示しない操作部からの指令により、便器の洗浄が開始されると、貯水タンク(図示せず)の洗浄水が、ボウル部4のリム吐水口8及びゼット吐水口(図示せず)のそれぞれから吐水される。リム吐水口8とゼット吐水口から吐水された洗浄水は、便器本体2のボウル部4内が旋回流によって洗浄された後、水の落差による流水作用で汚物が排水トラップ管路6の入口部6aから上昇管6bに排出される。そして、上昇管6b内に汚物と共に排出された洗浄水は、上昇管6bを上昇して、下降管出口部6cに向かって流される。
下降管出口部6cに向かって汚物と共に排出された洗浄水(以降、汚物と共に排出された洗浄水を単に「汚水」という)は、排水ソケット16の流入口16aを介して便器本体側接続管部20へ流下する。便器本体側接続管部20に流下した汚水は、下降管出口部6cから鉛直下方に形成される便器本体側接続管部20の上流側の流路から屈曲して、便器本体側接続管部20の水平方向に形成される下流側の流路へ向かって流れる。そして、便器本体側接続管部20の水平方向に形成される下流側の流路を通った汚水は、そのまま中間管部22を通り、床下配管側接続管部24へ流れ込む。
図4に示すように、中間管部22から床下配管側接続管部24に流れ込んだ汚水は、まず床下配管側接続管部24の直管部28を通って床下配管側接続管部24の屈曲部30に流入する(F1)。直管部28から屈曲部30に流入する汚水F1の流量が少ないとき、例えば、排水の初めから所定時間の間は、直管部28を通った汚水F1は、屈曲部30へ流入し、そのまま下方(鉛直部32に向かう方向)へ流下する(F2)。ここで、床下配管側接続管部24の屈曲部30には、直管部28における汚水F1の流れ方向に突出部34が設けられている。そのため、直管部28から屈曲部30に流入する汚水F1の流量が多くなると、汚水F1は、屈曲部30へ流入した後、屈曲部30の下方に位置する鉛直部32(F2)と、直管部28の水平方向に位置する突出部34の突出空間34a内に流入する(F3)。
直管部28から屈曲部30を介して鉛直部32に向かう方向へ流下する汚水F2(主流)は、直管部28から流れてきた汚水F1の水平方向の流れの勢いによって、図4における鉛直部32の後方側の壁面32aを沿うことなく、図4における床下排水管18の前方側の壁面18bに向かって流れる。
一方、直管部28から屈曲部30を介して突出部34に向かう方向へ流れる汚水F3は、ほぼ水平方向に流れて突出部34によって形成される突出空間34a内に流れ込む。
ここで、突出部34における突出空間34aの底面34cには、流出口16bに向かって下方に傾斜した傾斜面34eが設けられているため、突出部34における突出空間34aに流入した汚水は、加速して鉛直部32に流れ込む。これにより、突出部34を介して鉛直部32に向かう汚水F3は、図3における鉛直部32の前方側の壁面32aに沿うことなく、図4における床下排水管18の後方側の壁面18cに向かって流れる。
そして、図4において、床下排水管18の前方側の壁面18bに向かって流れる汚水F2が、床下排水管18の後方側の壁面18cに向かって流れる汚水F3と合流する。これにより、汚水F2と汚水F3の水平方向の流れを互いに打ち消しあい、汚水F2の流れ方向が床下排水管18の管路中央下向き、即ち、床下排水管18の中央方向(中心側)に変化させられる(F4)。そのため、突出空間34aがない場合と比較して床下排水管18の壁面18bを沿う汚水が減り、も、床下排水管18の水平方向の管路断面の中央付近を流下する汚水が増える。従って、床下排水管18を汚水が流下した先(床下排水管18の下流側)に水平方向へ屈曲する屈曲部18dがあった場合でも、屈曲部18dにおける管路断面を水シールして滞留することなく汚水が流れる。
なお、合流した汚水F4が鉛直部32及び流出口16bを流下するとき、この汚水F4によって、排水を引き込むようなサイホン作用を発揮することはない。
上述した本発明の第1実施形態による排水ソケット16及びそれを備えた洗い落とし式水洗大便器1によれば、流出口16bよりも流出口16bの中心軸Yから遠ざかる水平方向に向けて突出する突出部34が設けられることで、便器本体の排水トラップ管路6から便器本体側接続管部20及び中間管部22を介して床下配管側接続管部24に排水された水の一部が突出部34の突出空間34a内に流れ込む。突出部34の突出空間34a内に流れ込んだ汚水は、床下排水管18の後方側の壁面18cに向かって流れて、直管部28から屈曲部30を介して床下排水管18の前方側の壁面18bに向かって流れる汚水の主流と合流して水平方向の流れ(力と向き)を打ち消しあう。その結果、汚水の主流が床下排水管18の壁面に沿って流れずに、床下排水管18の中央に落ちるようになるため、床下排水管18の屈曲部18dに滞留して流路を閉塞することを防ぎ、サイホンの発生を防止することができる。
また、上述した本発明の第1実施形態による排水ソケット16及びそれを備えた洗い落とし式水洗大便器1によれば、床下配管側接続管部24の底部に設けられている流出口16bの中心軸Yを挟んで直管部28側と対向する位置に突出部34が設けられていることで、床下配管側接続管部24の直管部28から屈曲部30に流れる水が突出部34の突出空間34a内に流れ込みやすくなる。突出部34の突出空間34a内に流れ込んだ水は、床下排水管18の後方側の壁面18cに向かって流れるため、汚水の主流の水平方向の流れ(向きと力)を打ち消す作用をより強くすることができる。その結果、汚水の主流が床下排水管18のより中央に落ちるようになるため、床下排水管18の屈曲部に滞留して流路を閉塞することを防ぎ、サイホンの発生をさらに防止することができる。
さらに、上述した本発明の第1実施形態による排水ソケット16及びそれを備えた洗い落とし式水洗大便器1によれば、突出部34における突出空間34aの底面34cには、床下配管側接続管部24の底部に設けられている流出口16bに向かって下方へと傾斜した傾斜面34eが形成されることで、突出部34の突出空間34a内に流れ込んだ水が床下排水管18に流れ込みやすく、突出部34の突出空間34a内に水が停滞することを防ぐことができる。また、突出部34よって形成される突出空間34aからの逆流水の流速が速くなるため、床下排水管18の壁面に沿って流れる排水の方向を床下排水管18の軸の中央に変化させる力(主流の向きと力を打ち消す作用)が強くなり、汚水の主流が床下排水管18の前方側の壁面18bに沿って流れずに、床下排水管18の中央に落ちるようになるため、床下排水管18の屈曲部18dを水シールすることを抑制できる。
本発明の第1実施形態に係る排水ソケット16及びそれを備えた洗い落とし式水洗大便器1によれば、さらに、以下のような優れた作用効果が奏される。まず、便器本体2のボウル部4の凹部12に堆積した汚物を排出する際、まず、凹部12に貯留された一部の洗浄水(先行洗浄水)が、汚物に先行して、排水ソケット16内を流れ、床下排水管18に排出され、その後、汚物より後に流れることにより汚物搬送を行なう洗浄水(背負い水)が、排水ソケット16内を流れ、この洗浄水(背負い水)と共に汚物が床下排水管18に排出される。
しなしながら、洗浄水の節水化を行なった場合、汚物を搬送するための洗浄水(背負い水)の量が低下し、それにより、床下排水管18内に流れた汚物が、床下排水管18の水平部18fに到達したとき、汚物を搬送できる距離が短くなり、それにより、汚物排出ができないという問題が生じた。
この節水化により生じた問題は、本発明の第1実施形態による排水ソケット16の便器本体側接続管部(鉛直管路部)20の屈曲部30の突出部34に形成された突出空間34aにより解決可能である。即ち、節水化により洗浄水量が少なくなっても、最初に流れる先行洗浄水が、排水ソケット16を流れる際、一旦、突出空間34aに滞留し、その後、床下排水管18内に流入する。この先行洗浄水は、突出空間34aに滞留した分、床下排水管18内に流れるタイミングが遅れ、それにより、汚物が床下排水管18内に流下した後に、この滞留していた先行洗浄水が、床下排水管18に流入することになる。
この結果、先行洗浄水の全部又は一部を、汚物を搬送するための背負い水として利用することが可能となり、背負い水の量を増加させることができるので、それにより、床下排水管18の水平部18fにおいて、節水化により洗浄水量が低減された場合であっても、汚物を確実に搬送することができる。
この排水ソケット16の屈曲部30の突出部34に突出空間34aを形成することにより、先行洗浄水を、汚物を搬送するための背負い水として利用し、床下排水管18の水平部18fにおいて汚物を確実に搬送できる、という作用効果は、後述する他の実施形態及び変形例においても、同様に、奏される。
(第2実施形態)
次に、図5により、本発明の第2実施形態に係る排水ソケット16を説明する。
第2実施形態による排水ソケット16は、床下配管側接続管部24の屈曲部30において、流出口16bの上方向に向けて突出する突出部34を設けている。図5は本発明の第2実施形態に係る排水ソケットにおいて上方に突出部を設けた床下配管側接続管部内の流れを模式的に表した床下側接続管部の断面図である。
<床下配管側接続管部の構成>
第2実施形態に係る排水ソケット16において、床下配管側接続管部24以外の構成は第1実施形態と同様であるので、それらの説明は省略する。
図5に示すように、床下配管側接続管部24は、底部に流出口16bを有し、中間管部22に接続され且つ水平方向に延びる直管部28と、この直管部28側から流出口16bに向かって流路が屈曲する屈曲部30と、この屈曲部30から鉛直方向に延び且つ床下排水管入口部18aに接続される鉛直部32と、を有している。床下配管側接続管部24の底部である鉛直部32には、流出口16bが設けられている。この流出口16bは、その中心軸が便器本体側接続管部20の鉛直方向の管路の中心軸と水平方向に離間した開口であり、流出口16bは、床下排水管入口部18aに接続される。
床下配管側接続管部24の屈曲部30には、流出口16bの鉛直上方向(図5における屈曲部30の上方)に向けて突出する突出部34が設けられている。この突出部34は、その内部に屈曲部30の屈曲する流路と連通する突出空間34a(図5において二点鎖線により囲まれた空間)が形成されている。突出部34は、床下配管側接続管部24の屈曲部30において、直管部28の中心軸Xを挟んで屈曲部30と鉛直部32との接続部と対向する位置に設けられている。より具体的に言えば、突出部34の突出空間34aは、図5における屈曲部30の直管部28の上面28aよりも上方側に突出した屈曲部30の屈曲する流路と連通する空間である。
図5における突出部34の後方側の側面は、鉛直部32の前方側の壁面の鉛直上方の位置における直管部28の端部から、鉛直上方に延出させるように形成される。この突出部34の後方側の側面から前方に向かってほぼ水平に突出部34の上面34bが形成される。つまり、突出部34の上面34bは直管部28の上面28aよりも上方に形成される。
そして、鉛直部32の前方側の壁面32aの鉛直上方の位置における突出部34の上面34bから鉛直下方に向かって、突出部34の前方側の側面が形成され、屈曲部30の前方側の壁面へと接続されている。
<動作及び作用>
つぎに、屈曲部30の上方に突出部34を設けた場合の床下配管側接続管部24内の汚水の流れについて説明する。
図5に示すように、中間管部22から床下配管側接続管部24に流れ込んだ汚水は、まず床下配管側接続管部24の直管部28を通って床下配管側接続管部24の屈曲部30に流入する(F5)。直管部28から屈曲部30に流入する汚水F5の流量が少ないとき、例えば、排水の初めから所定時間の間は、直管部28を通った汚水F5は、屈曲部30へ流入し、そのまま下方へ流下する(F6)。つづいて、汚水F5の流量が多くなると、屈曲部30へ流入した汚水F5は、一部が屈曲部30の下方に位置する鉛直部32へ流入し(F6)、一部が屈曲部30の前方側の壁面30aに衝突する(F7)。
直管部28から屈曲部30を介して鉛直部32に向かう方向へ流下する汚水F6(主流)は、直管部28から流れてきた汚水F5の水平方向の流れの勢いによって、図5における鉛直部32の後方側の壁面32aを沿うことなく、図5における床下排水管18の前方側の壁面18bに向かって流れる。
一方、屈曲部30の前方側の壁面30aに衝突した汚水F7は、屈曲部30の前方側の壁面30aに沿って下方と(F8)、上方(F9)と、にそれぞれ流れる。屈曲部30の前方側の壁面30aに沿って下方へと流れる汚水F8は、そのまま鉛直部32の前方側の壁面32a及び床下排水管18の前方側の壁面18bに沿って流下する。屈曲部30の壁面30aに沿って上方へと流れる汚水F9は、突出部34の前方側の側面、突出部34の上面の順に、突出部34の管路内の壁面を沿うように、突出部34の突出空間34a内を旋回する。旋回した汚水F9は、鉛直部32の中央に向かって流下する。
そして、床下排水管18の前方側の壁面に向かって流れる汚水F6が、突出部34の突出空間34a内を旋回して鉛直部32の中央に向かって流下する汚水F9と合流する。これにより汚水F6の前方向の流れを汚水F9の下方向の流れが打ち消し、汚水F6の流れ方向が床下排水管18の管路中央下向きに変化させられる(F10)。そのため、突出空間34aがない場合と比較して、床下排水管18の壁面を沿う汚水、例えば、汚水F8が減り、床下排水管18の水平方向の管路断面中央付近を流下する汚水が多くなる。従って、床下排水管18を汚水が流下した先に水平方向へ屈曲する屈曲部18aがあった場合でも、屈曲部18aにおける管路断面を水シールして滞留することなく汚水が流れる。
上述した本発明の第2実施形態による排水ソケット16及びそれを備えた洗い落とし式水洗大便器1によれば、流出口16bの鉛直上方向に向けて突出する突出部34が設けられることで、便器本体の排水トラップ管路6から便器本体側接続管部20及び中間管部22を介して床下配管側接続管部24に排水された水の一部が突出部34によって形成される突出空間34aに流れ込む。突出部34によって形成される突出空間34aに流れ込んだ汚水は、床下排水管18の後方側の壁面に向かって流れて、直管部28から屈曲部30を介して床下排水管18の前方側の壁面に向かって流れる汚水の主流と合流して水平方向の流れ(力と向き)を打ち消しあう。その結果、汚水の主流が床下排水管18の壁面に沿って流れずに、床下排水管18の中央に落ちるようになるため、床下排水管18の屈曲部に滞留して流路を閉塞することを防ぎ、サイホンの発生を防止することができる。
つぎに、図6を参照して、本発明の第3実施形態について説明する。図6は本発明の第3実施形態に係る排水ソケット及びこの排水ソケット床下配管側接続管部内の流れを模式的に表した床下配管側接続管部の断面図である。この第3実施形態は、上述した第1実施形態及び第2実施形態の両方の構成を含み実施形態である。そのため、詳細な構造説明は省略する。
第3実施形態による排水ソケット16は、床下配管側接続管部(屈曲管路部)24を備え、この床下配管側接続管部(屈曲管路部)24には、直管部28、屈曲部30、鉛直部32が形成されている。屈曲部30には、突出部34が形成され、この突出部34には、流出口16bの中心軸Yに沿った流路16cの上方、及び、流路16cの前方側に、図6において二点鎖線で囲まれた空間である突出空間34aが形成されている。
次に、この第3実施形態による動作及び作用を説明する。図6に示すように、中間管部22から床下配管側接続管部24に流れ込んだ汚水は、まず床下配管側接続管部24の直管部28を通って床下配管側接続管部24の屈曲部30に流入する(F11)。直管部28から屈曲部30に流入する汚水F11の流量が少ないとき、例えば、排水の初めから所定時間の間は、直管部28を通った汚水F11は、屈曲部30へ流入し、そのまま下方へ流下する(F12)。つづいて、汚水F11の流量が多くなると、屈曲部30へ流入した汚水F11は、一部が屈曲部30の下方に位置する鉛直部32へ流入し(F12)、一部が突出部34の前方側の壁面34dに衝突する(F13)。
直管部28から屈曲部30を介して鉛直部32に向かう方向へ流下する汚水F12(主流)は、直管部28から流れてきた汚水F11の水平方向の流れの勢いによって、図6における鉛直部32の後方側の壁面32aを沿うことなく、図6における床下排水管18の前方側の壁面18bに向かって流れる。
一方、突出部34の前方側の壁面33cに衝突した汚水F13は、床下排水管18の後方側の壁面18cに向かって流れる(F14)と共に、突出部34の前方側の壁面33cに沿って上方に流れる(F15)。突出部34の壁面34dに沿って上方へと流れる汚水F15は、そのあと、鉛直部32の中央に向かって流下する。
そして、床下排水管18の前方側の壁面に向かって流れる汚水F12が、上述した鉛直部32の中央に向かって流下する汚水F14及びF15と合流する。これにより汚水F12の前方向の流れを汚水F14及びF15の下方向の流れが打ち消し、汚水F12の流れ方向が床下排水管18の管路中央下向きに変化させられる(F16)。そのため、突出空間34aがない場合と比較して、床下排水管18の水平方向の管路断面中央付近を流下する汚水が多くなる。従って、床下排水管18を汚水が流下した先に水平方向へ屈曲する屈曲部18aがあった場合でも、屈曲部18aにおける管路断面を水シールして滞留することなく汚水が流れる。
(変形例)
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。
まず、図7を参照して、本発明の第1実施形態の変形例に係る排水ソケットについて説明する。図7は本発明の第1実施形態の変形例に係る排水ソケットの床下配管側接続管部の断面図である。
図7に示すように、この変形例による排水ソケット16において、突出部34によって屈曲部30の屈曲する流路と連通する突出空間34aの容積R2は、流出口16bの水平方向の開口断面を、床下配管側接続管部24の屈曲部30の屈曲する流路内にて屈曲部30の底面の高さ位置から上面の高さ位置まで投影して形成される仮想円柱の容積R1よりも大きく構成されている。なお、この変形例においても、突出部34における突出空間の底面34cに、流出口16bに向かって下方へと傾斜した傾斜面34eが形成されてもよい。
流出口16bの水平方向の開口断面を屈曲部30の底面の高さ位置から上面の高さ位置まで投影した屈曲部30の管路内の空間の容積R1よりも突出部34によって形成される突出空間34aの容積R2のほうが大きいため、より多くの汚水が突出部34の突出空間内に流れ込む。そして、突出部34の突出空間34aの容積が大きいほど、空間から逆流する水量が多くなるため、床下排水管18の壁面に沿って流れる排水の方向を床下排水管18の軸の中央に変化させる力(主流の向きと力を打ち消す作用)が強くなり、汚水の主流が床下排水管18の壁面に沿って流れずに、床下排水管18の中央に落ちるようになるため、床下排水管18の屈曲部を水シールすることを抑制できる。
なお、上述した本発明の実施形態においては、排水ソケット16の便器本体側接続管部20と、中間管部22及び床下配管側接続管部24の3部を別体として構成したが、それらは一体として形成してもよい。また、3部のうちの2部を一体として形成すようにしてもよい。
次に、図8を参照して、本発明の第1実施形態の他の変形例に係る排水ソケットについて説明する。図8は本発明の第1実施形態の他の変形例に係る排水ソケット及びこの排水ソケットを備えた洗い落とし式水洗大便器の断面図である。
図8に示すように、この変形例では、排水ソケット16において、中間管部22を省略し、この中間管部22の上流側部分を便器本体側接続管部20と一体的に形成し、さらに、中間管部22の下流側部分を床下配管側接続管部24と一体的に形成されるようになっている。なお、図8において、流入口16aの中心軸をM、流出口16bをNで表している。
図8に示すように、排水トラップ管路6のトラップ下降管出口部6cを上方から見たときにトラップ下降管出口部6cの水平方向の管路断面と床下排水管入口部18aの水平方向の管路断面とが重なる位置に、便器本体2が配置されている。また、排水ソケット16は、便器本体2のトラップ下降管出口部6cの鉛直方向下方に接続され、且つ鉛直方向下方から水平方向に向かって屈曲するように形成されている便器本体側接続管部20と、便器本体側接続管部20の下流側に接続され、且つ水平方向から鉛直方向下方に向かって屈曲するように形成される床下配管側接続管部24と、を備えている。このとき、便器本体側接続管部20と床下配管側接続管部24は、一体的に形成されている。
便器本体側接続管部20において、便器本体2の排水トラップ管路6の鉛直方向下方に開口するトラップ下降管出口部6cに、ゴムジョイント26を介して便器本体側接続管部20に設けられた流入口16aが接続されている。便器本体側接続管部20は、便器本体側接続管部20内の流路が鉛直方向下方である上流側から水平方向である下流側に向かって屈曲するように形成されている。便器本体側接続管部20の下流には、床下配管側接続管部24が接続されている。
床下配管側接続管部24の上流側は便器本体側接続管部20の下流側と一体的に形成されており、床下配管側接続管部24は底部に流出口16bを有している。床下配管側接続管部24の下流側には、便器本体側接続管部20の下流側及び床下配管側接続管部24の上流側である水平方向の流路から鉛直下方(流出口16b)へ流路が屈曲する屈曲部30が設けられている。また、床下配管側接続管部24の底部には、屈曲部30から鉛直下方に延び且つ流出口16bが開口した鉛直部32が設けられている。この流出口16bを介して床下配管側接続管部24は、床下排水管入口部18aに接続される。そして、図8における屈曲部30の前方側には、流出口16bの中心軸Nから遠ざかる方向に向けて突出する突出部34が設けられている。この突出部34は、その内部に屈曲部30の屈曲する流路と連通する突出空間が形成されている。
なお、この場合においても、突出部34における突出空間の底面34cに、流出口16bに向かって下方へと傾斜した傾斜面34eが形成されてもよい。
また、上述した本発明の実施形態及び変形例において、例えば、直管部28の中心軸Xと直交する面における直管部28の管路断面と突出部34の管路断面の形状は異なっていてもよく、直管部28の中心軸Xと直交する面における突出部34の管路断面の形状が多角形形状であってもよい。また、直管部28の中心軸Xと直交する面における突出部34の管路断面が、屈曲部30から突出部34に向かう方向に、段々と小さくなる、もしくは大きくなるように形成されてもよい。
また、例えば、便器本体2へ洗浄水を供給する洗浄水源としては、上述した実施形態で示した貯水タンク(図示せず)のようなタンク式のものに限定されず、水道水の給水圧を直接利用した水道直圧式のものや、フラッシュバルブ式のものや、ポンプの捕圧を利用して洗浄水を供給するものであってもよい。
また、例えば、排水トラップ管路6及び便器本体側接続管部20、中間管部22、床下配管側接続管部24、床下排水管18のそれぞれの管は、溶接によって接続してもよいし、接着剤などを用いて接着してもよい。また、それぞれの管の接続部分にシール部材を設けて管同士を接続してもよい。
また、例えば、床下配管側接続管部24の直管部28及び中間管部22は、床面に対して完全に水平でなくてもよく、効果を及ぼす程度に直管部28の上流から下流に向けて下方もしくは上方へ傾斜していてもよい。具体的には、床面からの傾斜角度が45度以下であればよい。
また、例えば、屈曲部30において流出口16bよりも流出口16bの中心軸Yを挟んで直管部28側(便器本体側接続管部20側)と対向する位置に突出部34が設けられる構成及び、流出口16bの鉛直上方向に向けて突出する突出部34が設けられる構成を説明したが、中間管部16から床下配管側接続管部24の屈曲部30を見たときの左右方向に向かって、流出口16bの中心軸Yから遠ざかるように屈曲部30の管路を突出させて突出部34を形成してもよい。さらに、それら全て、又は、それらの一部をつなげて突出部34を形成してもよい。
また、例えば、トラップ下降管出口部6cが鉛直下方に開口される、いわゆる床下排水型の洗い落とし式水洗大便器1に排水ソケット16が接続される構成を説明したが、便器本体2の排水トラップ管路6におけるトラップ下降管出口部6cが水平方向に開口し、トラップ管路頂部6dとトラップ下降管出口部6cとの間において排水トラップ管路6内の流路が水平方向に屈曲する、いわゆる壁排水型の洗い落とし式水洗大便器1に用いてもよい。
また、例えば、便器本体側接続管部20において、便器本体側接続管部20内の上流側の流路が鉛直方向に形成される構成を説明したが、便器本体側接続管部20内の上流側の流路が、便器本体2の後方側へ屈曲していてもよい。
また、例えば、突出空間34a内への汚物の入り込みを抑制する抵抗部を突出部34に設けてもよい。抵抗部により、突出空間34a内への汚物の入り込みを抑制することができるため、汚物が床下排水管18へ流れ込まずに突出空間34a内に滞留することを抑制できる。抵抗部は、例えば、突出部34の底面34cから上方へ向けて突出する凸部である。
1 洗い落とし式水洗大便器
2 便器本体
4 ボウル部
6 排水トラップ管路
6a 管路入口部
6b 上昇管
6c 下降管出口部(便器本体の排出口)
6d 管路頂部
8 吐水口
10 汚物受け面
10a 汚物受け面の下縁部
12 凹部
14 リム部
14a 内周面
16 排水ソケット
16a 流入口
16b 流出口
16c 流路
18 床下排水管(排水管)
18a 入口部
18b、18c 壁面
18d 屈曲部
18e 鉛直部
18f 水平部
20 便器本体側接続管部(鉛直管路部)
22 中間管部
24 床下配管側接続管部(屈曲管路部)
26 ゴムジョイント
28 直管部
28a 上面
28b 底面
30 屈曲部
30a 壁面
32 鉛直部
32a 壁面
34 突出部
34a 突出空間
34b 上面
34c 底面
34d 壁面
34e 傾斜面
洗浄水の節水化を行なった場合、汚物を搬送するための洗浄水(背負い水)の量が低下し、それにより、床下排水管内に流れた汚物が、床下排水管の水平部に到達したとき、汚物を搬送できる距離が短くなり、それにより、汚物排出ができないという問題がある。
そこで、本発明は、上述した従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、床下排水管において、節水化により洗浄水量が低減された場合であっても、汚物を確実に搬送することができる排水ソケット、及び、それを備えた水洗式大便器の提供を目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明は、便器本体と床下排水管とを接続する排水ソケットであって、汚物より先に上記排水ソケットに流入する洗浄水である先行洗浄水の全部又は一部を分流し、上記先行洗浄水の全部又は一部を上記汚物より後に上記排水ソケットに流入する洗浄水である背負い水に合流させる分流部を備えていることを特徴としている。
このように構成された排水ソケットにおいては、先行洗浄水の全部又は一部を汚物より後に排水ソケットに流入する洗浄水である背負い水に合流させる分流部を備えているので、節水化により洗浄水量が少なくなっても、最初に流れる先行洗浄水が、背負い水に変換される。これにより、床下排水管において、節水化により洗浄水量が低減された場合であっても、汚物を確実に搬送することができる。
本発明において、好ましくは、分流部への汚物の入り込みを抑制する抵抗部を備えている。
このように構成された排水ソケットにおいては、分流部内への汚物の入り込みを抑制することができるため、汚物が床下排水管へ流れ込まずに分流部内に滞留することを抑制できる。
本発明において、好ましくは、上記便器本体に接続される流入口と、上記床下排水管に接続される流出口と、上記流入口と上記流出口とを繋ぐ屈曲部を有する流路とをさらに備え、上記分流部が上記屈曲部に突出空間として形成されている。
このように構成された本発明においては、汚物より先に排水ソケットに流入する先行洗浄水を先行洗浄水の全部又は一部を汚物を搬送する背負い水にする突出空間を備えているので、節水化により洗浄水量が少なくなっても、最初に流れる先行洗浄水が、排水ソケットを流れる際、一旦、空間に滞留し、その後、床下排水管に流入する。この先行洗浄水は、空間に滞留した分、床下排水管に流れるタイミングが遅れ、それにより、汚物が床下排水管に流下した後に、この滞留していた先行洗浄水が、床下排水管に流入することになる。
この結果、先行洗浄水の全部又は一部を、汚物を搬送するための背負い水として利用することが可能となり、背負い水の量を増加させることができるので、それにより、床下排水管において、節水化により洗浄水量が低減された場合であっても、汚物を確実に搬送することができる。
本発明は、上述した排水ソケットを有する水洗大便器である。
本発明の排水ソケット及びこの排水ソケットを備えた水洗大便器によれば、節水化により洗浄水量が低減された場合であっても、汚物を確実に搬送することができる。
本発明の第1実施形態に係る排水ソケットを備えた洗い落とし式水洗大便器の断面図である。 本発明の第1実施形態に係る排水ソケットの床下配管側接続管部の断面図である。 図2のIII−III線に沿って見た断面図である。 本発明の第1実施形態に係る排水ソケットの床下配管側接続管部内の洗浄水の流れを模式的に表した床下側接続管部の断面図である。 本発明の第2実施形態に係る排水ソケット及びこの排水ソケット床下配管側接続管部内の流れを模式的に表した床下配管側接続管部の断面図である。 本発明の第3実施形態に係る排水ソケット及びこの排水ソケット床下配管側接続管部内の流れを模式的に表した床下配管側接続管部の断面図である。 本発明の第1実施形態の変形例に係る排水ソケットの床下配管側接続管部の断面図である。 本発明の第1実施形態の他の変形例に係る排水ソケット及びこの排水ソケットを備えた洗い落とし式水洗大便器の断面図である。

Claims (7)

  1. 便器本体の流出口と、床面に配設され屈曲部を備えた排水管と、を接続する排水ソケットであって、
    上記便器本体の流出口に接続されこの流出口から流下する排水を鉛直方向に流下させる鉛直管路部と、
    この鉛直管路部に接続される流入口と、上記排水管の入口部に接続されその中心軸が上記鉛直管路部の中心軸から水平方向に離間した流出口と、この流入口から流出口へ排水が流れる流路と、上記鉛直管路部の側から上記流出口に向かって流路が屈曲する屈曲部と、を備えた屈曲管路部と、を有し、
    上記屈曲管路部の屈曲部には、上記流出口の鉛直管路部の側の端部から鉛直管路部の側以外の側に延びる流路から外方に向けて突出する突出空間が形成された突出部が設けられ、この突出部が、流路から突出空間に流入した後に突出空間から流路に戻る排水により、上記屈曲管路部の流出口から排水管の入口部に流入する排水の流れの方向が排水管の中央方向に変化するように形成されていることを特徴とする排水ソケット。
  2. 上記屈曲管路部の屈曲部の突出部は、上記流出口の中心軸を挟んで上記鉛直管路部の側の反対側に設けられている、請求項1に記載の排水ソケット。
  3. 上記屈曲管路部の屈曲部の突出部は、上記流出口の中心軸に沿った流路の上方に設けられている、請求項1に記載の排水ソケット。
  4. 上記屈曲管路部の屈曲部の突出部は、上記流出口の中心軸を挟んで上記鉛直管路部の側の反対側、及び、上記流出口の中心軸に沿った流路の上方に設けられている、請求項1に記載の排水ソケット。
  5. 上記屈曲管路部の突出空間の容積は、上記流出口の水平方向の開口断面を、流路内にて上記屈曲管路部の底面の高さ位置から上面の高さ位置まで投影して形成される仮想円柱の容積よりも大きい、請求項2に記載の排水ソケット。
  6. 上記屈曲管路部の突出空間の底面には、上記流出口に向かって下方へと傾斜した傾斜面が形成されている、請求項2に記載の排水ソケット。
  7. 上記請求項1に記載の排水ソケットを有する水洗大便器。
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