JP2017101556A - 排水ソケット、及び、それを備えた水洗大便器 - Google Patents
排水ソケット、及び、それを備えた水洗大便器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017101556A JP2017101556A JP2017044675A JP2017044675A JP2017101556A JP 2017101556 A JP2017101556 A JP 2017101556A JP 2017044675 A JP2017044675 A JP 2017044675A JP 2017044675 A JP2017044675 A JP 2017044675A JP 2017101556 A JP2017101556 A JP 2017101556A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- bent
- drain
- outlet
- drainage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 126
- 239000010865 sewage Substances 0.000 abstract description 79
- 238000005406 washing Methods 0.000 description 36
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 14
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 14
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 12
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 11
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 9
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 7
- 230000001174 ascending effect Effects 0.000 description 6
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 5
- 238000011010 flushing procedure Methods 0.000 description 5
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 description 4
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 3
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 3
- 239000002351 wastewater Substances 0.000 description 3
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 2
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 239000002689 soil Substances 0.000 description 2
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
- 230000001629 suppression Effects 0.000 description 1
- 230000032258 transport Effects 0.000 description 1
- 239000003643 water by type Substances 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
Abstract
Description
この特許文献1の排水ソケットにおいて、排水ソケットの屈曲管路内を排水がシールしてサイホン作用が発生すると、上流側の排水を下流側に引き込もうとする負圧が発生するので、これを防止するため、負圧抑制手段が排水ソケットの屈曲管路に設けられている。
このように便器本体の封水が破封するもしくは封水が減少すると、その分の量の洗浄水を加えなければならず、従来から水洗大便器に要請されている洗浄水の節水化のニーズに反してしまう。
このように構成された排水ソケットにおいては、排水ソケットの屈曲管路部において、流出口の鉛直管路部の側の端部から鉛直管路部の側以外の側に延びる流路から外方に向けて突出する突出空間が形成された突出部が設けられ、この突出部が、流路から突出空間に流入した後に突出空間から流路に戻る排水により、屈曲管路部の流出口から排水管の入口部に流入する排水の流れの方向が排水管の中央方向に変化するように形成されているので、便器本体の排出口から排水ソケットの鉛直管路部を介して屈曲管路部に排水された水の一部が突出部によって形成される突出空間内に流れ込む。この突出部に流れ込んだ水は、排水管の中央方向に向かって流れるので、排水ソケットの屈曲管路部から突出部を介さずに排水管へ流れ込む排水(排水管の壁面に沿って流れようとする排水)の方向を排水管の中央方向に変化させ、排水管の中央に排水が落ちやすくなる。その結果、本発明の排水ソケットによれば、床下における排水管の屈曲部に滞留して流路を閉塞する(水シールする)ことを防ぎ、サイホンの発生を防止することができる。
このように構成された本発明においては、屈曲管路部の屈曲部の突出部は、流出口の中心軸を挟んで鉛直管路部の側の反対側に設けられているので、鉛直管路部を介して屈曲管路部に流れ込んだ水が突出部によって形成される突出空間内に流れ込みやすくなる。これにより、突出部に流れ込んだ水は、排水管の中央方向に向かって流れるため、排水管の壁面に沿って流れる排水(主流)の方向を排水管の中央方向に変化させ、排水管のより中央に排水が落ちやすくなる。その結果、本発明によれば、床下における排水管の屈曲部に滞留して流路を閉塞することを防いでサイホンの発生をさらに防止することができる。
このように構成された本発明において、屈曲管路部の屈曲部の突出部は、流出口の中心軸に沿った流路の上方に設けられているので、鉛直管路部を介して屈曲管路部に流れ込んだ水が突出部によって形成される突出空間内に流れ込みやすくなる。これにより、突出部に流れ込んだ水は、排水管の中央方向に向かって流れるため、排水管の壁面に沿って流れる排水(主流)の方向を排水管の中央方向に変化させ、排水管のより中央に排水が落ちやすくなる。その結果、本発明によれば、床下における排水管の屈曲部に滞留して流路を閉塞することを防いでサイホンの発生をさらに防止することができる。
このように構成された本発明において、屈曲管路部の屈曲部の突出部は、流出口の中心軸を挟んで鉛直管路部の側の反対側、及び、流出口の中心軸に沿った流路の上方に設けられているので、鉛直管路部を介して屈曲管路部に流れ込んだ水が突出部によって形成される突出空間内に流れ込みやすくなる。これにより、突出部に流れ込んだ水は、排水管の中央方向に向かって流れるため、排水管の壁面に沿って流れる排水(主流)の方向を排水管の中央方向に変化させ、排水管のより中央に排水が落ちやすくなる。その結果、本発明によれば、床下における排水管の屈曲部に滞留して流路を閉塞することを防いでサイホンの発生をさらに防止することができる。
このように構成された本発明において、屈曲管路部の突出空間の容積は、流出口の水平方向の開口断面を、流路内にて屈曲管路部の底面の高さ位置から上面の高さ位置まで投影して形成される仮想円柱の容積よりも大きいので、突出空間から逆流する水量が多くなり、排水管の壁面に沿って流れる排水の方向を軸の中央に変化させる力(主流の向きと力を打ち消す作用)が強くなる。この結果、本発明によれば、排水の主流が壁面に沿って流れずに、排水管の中央に落ちるようになるため、床下における排水管の屈曲部を水シールすることを抑制できる。
このように構成された本発明によれば、屈曲管路部の突出空間の底面には、流出口に向かって下方へと傾斜した傾斜面が形成されているので、突出部に流れ込んだ水が排水管に流れ込みやすくなる。これにより、突出部に流れ込んだ水が排水管に流れ込まずに突出空間内に停滞することを防ぎ、排水ソケットから排水管への排水をスムーズに行うことができる。また、突出部の底面に傾斜面が形成されることで、突出空間からの逆流水の流速が速くなるため、排水管の壁面に沿って流れる排水の方向を排水管の中央方向に変化させる力(主流の向きと力を打ち消す作用)が強くなり、排水の主流が排水管の壁面に沿って流れずに、排水管の中央に落ちるようになるため、床下における排水管の屈曲部を水シールすることを抑制できる。
このように構成された本発明によれば、水洗大便器の排水ソケットにおいて、排水管の屈曲部の流路が水シールされることによって発生するサイホンを防止することができる。
<水洗大便器の構成>
まず、図1を参照して、本発明の第1実施形態に係る排水ソケットを備えた洗い落とし式水洗大便器について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る排水ソケットを備えた洗い落とし式水洗大便器の断面図である。
また、床面に対して洗い落とし式水洗大便器1が設けられる側を上方向(上方)、これと反対側を下方向(下方)、洗い落とし式水洗大便器1のボウル部4に対して排水トラップ管路6が設けられる側を後方向(後方)、これと反対側を前方向(前方)、上下方向及び前後方向と直交する方向のうち後方に向いて右側を右方向(右方)、左側を左方向(左方)、という。
リム吐水口8から吐水された洗浄水は、汚物受け面10を旋回する旋回流を形成し、凹部12に流れ込む。
ここで、床面には、その床下に床下排水管18が設けられている。この床下排水管18には、入口部18aが開口されており、鉛直部18eと水平部18fとの間に屈曲部18dが形成されている。排水トラップ管路6の下降管出口部6cと床下排水管18の入口部18aには、汚物を排出するための排水ソケット16が接続される。この排水ソケット16は、排水トラップ管路6の下降管出口部6cに接続される流入口16aと、床下排水管18の入口部18aに接続される流出口16bと、を備えている。排水ソケット16には、流入口16aから流出口16bに汚物を含む洗浄水を流すための流路16cが形成されている。排水ソケット16の流出口16bから、床下に設けられた床下排水管18に便器本体2から排出された汚物を含む洗浄水が排出される。
次に、図1乃至図3により、本実施形態による洗い落とし式水洗大便器1の排水ソケット16について説明する。図2は本発明の第1実施形態に係る排水ソケットの床下配管側接続管部の断面図であり、図3は図2のIII−III線に沿って見た断面図である。なお、図2において、後述する排水ソケット16の床下配管側接続管部24の直管部28の中心軸をX、流出口16b及び鉛直部32の中心軸をYで表している。
便器本体側接続管部20に設けられる流入口16aは、便器本体2の排水トラップ管路6の鉛直方向下方に開口する下降管出口部6cに、ゴムジョイント26を介して接続されている。
床下配管側接続管部24の屈曲部30には、流出口16bよりも流出口16bの中心軸Yから遠ざかる水平方向の前方に向けて突出する突出部34が設けられている。この突出部34は、その内部に屈曲部30の屈曲する流路と連通する突出空間34a(図2及び図3に二点鎖線により囲まれた空間)が形成されている。より具体的に言えば、図2及び図3に示されたように、突出部34の突出空間34aは、図2及び図3における鉛直部32の前方側の壁面32aよりもさらに前方側に突出した屈曲部30の屈曲する流路と連通する空間である。
つぎに、図1乃至図4を参照して、本発明の第1実施形態に係る排水ソケット16による動作及び作用について説明する。図4は、本発明の第1実施形態に係る排水ソケットの床下配管側接続管部内の流れを模式的に表した床下配管側接続管部の断面図である。なお、図4において、床下配管側接続管部24内を流れる汚物を含んだ洗浄水の流れ方向をそれぞれF1〜F4で表している。
一方、直管部28から屈曲部30を介して突出部34に向かう方向へ流れる汚水F3は、ほぼ水平方向に流れて突出部34によって形成される突出空間34a内に流れ込む。
なお、合流した汚水F4が鉛直部32及び流出口16bを流下するとき、この汚水F4によって、排水を引き込むようなサイホン作用を発揮することはない。
この結果、先行洗浄水の全部又は一部を、汚物を搬送するための背負い水として利用することが可能となり、背負い水の量を増加させることができるので、それにより、床下排水管18の水平部18fにおいて、節水化により洗浄水量が低減された場合であっても、汚物を確実に搬送することができる。
次に、図5により、本発明の第2実施形態に係る排水ソケット16を説明する。
第2実施形態による排水ソケット16は、床下配管側接続管部24の屈曲部30において、流出口16bの上方向に向けて突出する突出部34を設けている。図5は本発明の第2実施形態に係る排水ソケットにおいて上方に突出部を設けた床下配管側接続管部内の流れを模式的に表した床下側接続管部の断面図である。
第2実施形態に係る排水ソケット16において、床下配管側接続管部24以外の構成は第1実施形態と同様であるので、それらの説明は省略する。
図5に示すように、床下配管側接続管部24は、底部に流出口16bを有し、中間管部22に接続され且つ水平方向に延びる直管部28と、この直管部28側から流出口16bに向かって流路が屈曲する屈曲部30と、この屈曲部30から鉛直方向に延び且つ床下排水管入口部18aに接続される鉛直部32と、を有している。床下配管側接続管部24の底部である鉛直部32には、流出口16bが設けられている。この流出口16bは、その中心軸が便器本体側接続管部20の鉛直方向の管路の中心軸と水平方向に離間した開口であり、流出口16bは、床下排水管入口部18aに接続される。
図5における突出部34の後方側の側面は、鉛直部32の前方側の壁面の鉛直上方の位置における直管部28の端部から、鉛直上方に延出させるように形成される。この突出部34の後方側の側面から前方に向かってほぼ水平に突出部34の上面34bが形成される。つまり、突出部34の上面34bは直管部28の上面28aよりも上方に形成される。
そして、鉛直部32の前方側の壁面32aの鉛直上方の位置における突出部34の上面34bから鉛直下方に向かって、突出部34の前方側の側面が形成され、屈曲部30の前方側の壁面へと接続されている。
つぎに、屈曲部30の上方に突出部34を設けた場合の床下配管側接続管部24内の汚水の流れについて説明する。
図5に示すように、中間管部22から床下配管側接続管部24に流れ込んだ汚水は、まず床下配管側接続管部24の直管部28を通って床下配管側接続管部24の屈曲部30に流入する(F5)。直管部28から屈曲部30に流入する汚水F5の流量が少ないとき、例えば、排水の初めから所定時間の間は、直管部28を通った汚水F5は、屈曲部30へ流入し、そのまま下方へ流下する(F6)。つづいて、汚水F5の流量が多くなると、屈曲部30へ流入した汚水F5は、一部が屈曲部30の下方に位置する鉛直部32へ流入し(F6)、一部が屈曲部30の前方側の壁面30aに衝突する(F7)。
直管部28から屈曲部30を介して鉛直部32に向かう方向へ流下する汚水F6(主流)は、直管部28から流れてきた汚水F5の水平方向の流れの勢いによって、図5における鉛直部32の後方側の壁面32aを沿うことなく、図5における床下排水管18の前方側の壁面18bに向かって流れる。
一方、屈曲部30の前方側の壁面30aに衝突した汚水F7は、屈曲部30の前方側の壁面30aに沿って下方と(F8)、上方(F9)と、にそれぞれ流れる。屈曲部30の前方側の壁面30aに沿って下方へと流れる汚水F8は、そのまま鉛直部32の前方側の壁面32a及び床下排水管18の前方側の壁面18bに沿って流下する。屈曲部30の壁面30aに沿って上方へと流れる汚水F9は、突出部34の前方側の側面、突出部34の上面の順に、突出部34の管路内の壁面を沿うように、突出部34の突出空間34a内を旋回する。旋回した汚水F9は、鉛直部32の中央に向かって流下する。
そして、床下排水管18の前方側の壁面に向かって流れる汚水F6が、突出部34の突出空間34a内を旋回して鉛直部32の中央に向かって流下する汚水F9と合流する。これにより汚水F6の前方向の流れを汚水F9の下方向の流れが打ち消し、汚水F6の流れ方向が床下排水管18の管路中央下向きに変化させられる(F10)。そのため、突出空間34aがない場合と比較して、床下排水管18の壁面を沿う汚水、例えば、汚水F8が減り、床下排水管18の水平方向の管路断面中央付近を流下する汚水が多くなる。従って、床下排水管18を汚水が流下した先に水平方向へ屈曲する屈曲部18aがあった場合でも、屈曲部18aにおける管路断面を水シールして滞留することなく汚水が流れる。
直管部28から屈曲部30を介して鉛直部32に向かう方向へ流下する汚水F12(主流)は、直管部28から流れてきた汚水F11の水平方向の流れの勢いによって、図6における鉛直部32の後方側の壁面32aを沿うことなく、図6における床下排水管18の前方側の壁面18bに向かって流れる。
そして、床下排水管18の前方側の壁面に向かって流れる汚水F12が、上述した鉛直部32の中央に向かって流下する汚水F14及びF15と合流する。これにより汚水F12の前方向の流れを汚水F14及びF15の下方向の流れが打ち消し、汚水F12の流れ方向が床下排水管18の管路中央下向きに変化させられる(F16)。そのため、突出空間34aがない場合と比較して、床下排水管18の水平方向の管路断面中央付近を流下する汚水が多くなる。従って、床下排水管18を汚水が流下した先に水平方向へ屈曲する屈曲部18aがあった場合でも、屈曲部18aにおける管路断面を水シールして滞留することなく汚水が流れる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。
図7に示すように、この変形例による排水ソケット16において、突出部34によって屈曲部30の屈曲する流路と連通する突出空間34aの容積R2は、流出口16bの水平方向の開口断面を、床下配管側接続管部24の屈曲部30の屈曲する流路内にて屈曲部30の底面の高さ位置から上面の高さ位置まで投影して形成される仮想円柱の容積R1よりも大きく構成されている。なお、この変形例においても、突出部34における突出空間の底面34cに、流出口16bに向かって下方へと傾斜した傾斜面34eが形成されてもよい。
図8に示すように、この変形例では、排水ソケット16において、中間管部22を省略し、この中間管部22の上流側部分を便器本体側接続管部20と一体的に形成し、さらに、中間管部22の下流側部分を床下配管側接続管部24と一体的に形成されるようになっている。なお、図8において、流入口16aの中心軸をM、流出口16bをNで表している。
便器本体側接続管部20において、便器本体2の排水トラップ管路6の鉛直方向下方に開口するトラップ下降管出口部6cに、ゴムジョイント26を介して便器本体側接続管部20に設けられた流入口16aが接続されている。便器本体側接続管部20は、便器本体側接続管部20内の流路が鉛直方向下方である上流側から水平方向である下流側に向かって屈曲するように形成されている。便器本体側接続管部20の下流には、床下配管側接続管部24が接続されている。
床下配管側接続管部24の上流側は便器本体側接続管部20の下流側と一体的に形成されており、床下配管側接続管部24は底部に流出口16bを有している。床下配管側接続管部24の下流側には、便器本体側接続管部20の下流側及び床下配管側接続管部24の上流側である水平方向の流路から鉛直下方(流出口16b)へ流路が屈曲する屈曲部30が設けられている。また、床下配管側接続管部24の底部には、屈曲部30から鉛直下方に延び且つ流出口16bが開口した鉛直部32が設けられている。この流出口16bを介して床下配管側接続管部24は、床下排水管入口部18aに接続される。そして、図8における屈曲部30の前方側には、流出口16bの中心軸Nから遠ざかる方向に向けて突出する突出部34が設けられている。この突出部34は、その内部に屈曲部30の屈曲する流路と連通する突出空間が形成されている。
なお、この場合においても、突出部34における突出空間の底面34cに、流出口16bに向かって下方へと傾斜した傾斜面34eが形成されてもよい。
2 便器本体
4 ボウル部
6 排水トラップ管路
6a 管路入口部
6b 上昇管
6c 下降管出口部(便器本体の排出口)
6d 管路頂部
8 吐水口
10 汚物受け面
10a 汚物受け面の下縁部
12 凹部
14 リム部
14a 内周面
16 排水ソケット
16a 流入口
16b 流出口
16c 流路
18 床下排水管(排水管)
18a 入口部
18b、18c 壁面
18d 屈曲部
18e 鉛直部
18f 水平部
20 便器本体側接続管部(鉛直管路部)
22 中間管部
24 床下配管側接続管部(屈曲管路部)
26 ゴムジョイント
28 直管部
28a 上面
28b 底面
30 屈曲部
30a 壁面
32 鉛直部
32a 壁面
34 突出部
34a 突出空間
34b 上面
34c 底面
34d 壁面
34e 傾斜面
このように構成された排水ソケットにおいては、先行洗浄水の全部又は一部を汚物より後に排水ソケットに流入する洗浄水である背負い水に合流させる分流部を備えているので、節水化により洗浄水量が少なくなっても、最初に流れる先行洗浄水が、背負い水に変換される。これにより、床下排水管において、節水化により洗浄水量が低減された場合であっても、汚物を確実に搬送することができる。
このように構成された排水ソケットにおいては、分流部内への汚物の入り込みを抑制することができるため、汚物が床下排水管へ流れ込まずに分流部内に滞留することを抑制できる。
このように構成された本発明においては、汚物より先に排水ソケットに流入する先行洗浄水を先行洗浄水の全部又は一部を汚物を搬送する背負い水にする突出空間を備えているので、節水化により洗浄水量が少なくなっても、最初に流れる先行洗浄水が、排水ソケットを流れる際、一旦、空間に滞留し、その後、床下排水管に流入する。この先行洗浄水は、空間に滞留した分、床下排水管に流れるタイミングが遅れ、それにより、汚物が床下排水管に流下した後に、この滞留していた先行洗浄水が、床下排水管に流入することになる。
この結果、先行洗浄水の全部又は一部を、汚物を搬送するための背負い水として利用することが可能となり、背負い水の量を増加させることができるので、それにより、床下排水管において、節水化により洗浄水量が低減された場合であっても、汚物を確実に搬送することができる。
Claims (7)
- 便器本体の流出口と、床面に配設され屈曲部を備えた排水管と、を接続する排水ソケットであって、
上記便器本体の流出口に接続されこの流出口から流下する排水を鉛直方向に流下させる鉛直管路部と、
この鉛直管路部に接続される流入口と、上記排水管の入口部に接続されその中心軸が上記鉛直管路部の中心軸から水平方向に離間した流出口と、この流入口から流出口へ排水が流れる流路と、上記鉛直管路部の側から上記流出口に向かって流路が屈曲する屈曲部と、を備えた屈曲管路部と、を有し、
上記屈曲管路部の屈曲部には、上記流出口の鉛直管路部の側の端部から鉛直管路部の側以外の側に延びる流路から外方に向けて突出する突出空間が形成された突出部が設けられ、この突出部が、流路から突出空間に流入した後に突出空間から流路に戻る排水により、上記屈曲管路部の流出口から排水管の入口部に流入する排水の流れの方向が排水管の中央方向に変化するように形成されていることを特徴とする排水ソケット。 - 上記屈曲管路部の屈曲部の突出部は、上記流出口の中心軸を挟んで上記鉛直管路部の側の反対側に設けられている、請求項1に記載の排水ソケット。
- 上記屈曲管路部の屈曲部の突出部は、上記流出口の中心軸に沿った流路の上方に設けられている、請求項1に記載の排水ソケット。
- 上記屈曲管路部の屈曲部の突出部は、上記流出口の中心軸を挟んで上記鉛直管路部の側の反対側、及び、上記流出口の中心軸に沿った流路の上方に設けられている、請求項1に記載の排水ソケット。
- 上記屈曲管路部の突出空間の容積は、上記流出口の水平方向の開口断面を、流路内にて上記屈曲管路部の底面の高さ位置から上面の高さ位置まで投影して形成される仮想円柱の容積よりも大きい、請求項2に記載の排水ソケット。
- 上記屈曲管路部の突出空間の底面には、上記流出口に向かって下方へと傾斜した傾斜面が形成されている、請求項2に記載の排水ソケット。
- 上記請求項1に記載の排水ソケットを有する水洗大便器。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015057516 | 2015-03-20 | ||
JP2015057516 | 2015-03-20 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016011025A Division JP6792187B2 (ja) | 2015-03-20 | 2016-01-22 | 排水ソケット、及び、それを備えた水洗大便器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017101556A true JP2017101556A (ja) | 2017-06-08 |
Family
ID=57069820
Family Applications (3)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016011025A Active JP6792187B2 (ja) | 2015-03-20 | 2016-01-22 | 排水ソケット、及び、それを備えた水洗大便器 |
JP2017044674A Pending JP2017101555A (ja) | 2015-03-20 | 2017-03-09 | 排水ソケット、及び、それを備えた水洗大便器 |
JP2017044675A Pending JP2017101556A (ja) | 2015-03-20 | 2017-03-09 | 排水ソケット、及び、それを備えた水洗大便器 |
Family Applications Before (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016011025A Active JP6792187B2 (ja) | 2015-03-20 | 2016-01-22 | 排水ソケット、及び、それを備えた水洗大便器 |
JP2017044674A Pending JP2017101555A (ja) | 2015-03-20 | 2017-03-09 | 排水ソケット、及び、それを備えた水洗大便器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (3) | JP6792187B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018044428A (ja) * | 2016-09-14 | 2018-03-22 | Toto株式会社 | 排水ソケット、水洗大便器 |
JP2018044427A (ja) * | 2017-07-07 | 2018-03-22 | Toto株式会社 | 排水ソケット、水洗大便器 |
JP2020148021A (ja) * | 2019-03-14 | 2020-09-17 | Toto株式会社 | 排水接続管 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6792187B2 (ja) * | 2015-03-20 | 2020-11-25 | Toto株式会社 | 排水ソケット、及び、それを備えた水洗大便器 |
JP6987362B2 (ja) | 2020-03-30 | 2021-12-22 | Toto株式会社 | 洗い落し式水洗大便器 |
JP6987361B2 (ja) | 2020-03-30 | 2021-12-22 | Toto株式会社 | 洗い落し式水洗大便器 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010133201A (ja) * | 2008-12-08 | 2010-06-17 | Takiron Co Ltd | 排水管路構造及びこれに用いる管継手 |
JP2011179187A (ja) * | 2010-02-26 | 2011-09-15 | Toto Ltd | 排水ソケット、及び、それを備えた水洗大便器 |
JP2016176320A (ja) * | 2015-03-20 | 2016-10-06 | Toto株式会社 | 排水ソケット、及び、それを備えた水洗大便器 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US728985A (en) * | 1902-03-08 | 1903-05-26 | George F Ryan | Water-closet and apparatus connection. |
US2055490A (en) * | 1935-02-02 | 1936-09-29 | Pierce John B Foundation | Evacuator |
JPH10292890A (ja) * | 1997-04-16 | 1998-11-04 | Inax Corp | 排水エルボ |
JP3920490B2 (ja) * | 1999-03-15 | 2007-05-30 | 株式会社Inax | 便器の排水口と排水配管との連結構造 |
KR100841718B1 (ko) * | 2006-07-31 | 2008-06-26 | 김흥준 | 좌변기의 배수관과 하수관의 이음관 |
-
2016
- 2016-01-22 JP JP2016011025A patent/JP6792187B2/ja active Active
-
2017
- 2017-03-09 JP JP2017044674A patent/JP2017101555A/ja active Pending
- 2017-03-09 JP JP2017044675A patent/JP2017101556A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010133201A (ja) * | 2008-12-08 | 2010-06-17 | Takiron Co Ltd | 排水管路構造及びこれに用いる管継手 |
JP2011179187A (ja) * | 2010-02-26 | 2011-09-15 | Toto Ltd | 排水ソケット、及び、それを備えた水洗大便器 |
JP2016176320A (ja) * | 2015-03-20 | 2016-10-06 | Toto株式会社 | 排水ソケット、及び、それを備えた水洗大便器 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018044428A (ja) * | 2016-09-14 | 2018-03-22 | Toto株式会社 | 排水ソケット、水洗大便器 |
JP2018044427A (ja) * | 2017-07-07 | 2018-03-22 | Toto株式会社 | 排水ソケット、水洗大便器 |
JP2020148021A (ja) * | 2019-03-14 | 2020-09-17 | Toto株式会社 | 排水接続管 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017101555A (ja) | 2017-06-08 |
JP6792187B2 (ja) | 2020-11-25 |
JP2016176320A (ja) | 2016-10-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2017101556A (ja) | 排水ソケット、及び、それを備えた水洗大便器 | |
JP6765627B2 (ja) | 排水ソケット | |
US10358810B2 (en) | Discharge socket and flush toilet having same | |
JP2015190245A (ja) | 水洗大便器 | |
JP6956944B2 (ja) | 水洗大便器 | |
JP6647685B2 (ja) | 水洗大便器 | |
JP2018112005A (ja) | 水洗大便器 | |
JP2022140635A (ja) | 水洗大便器 | |
JP2015168994A (ja) | 水洗大便器 | |
CN107090887B (zh) | 冲水大便器 | |
JP5510881B2 (ja) | 水洗大便器 | |
CN116065676A (zh) | 水洗大便器 | |
JP5979595B2 (ja) | 水洗大便器 | |
JP2020026699A (ja) | 水洗大便器 | |
JP6826760B2 (ja) | 水洗大便器 | |
JP6627319B2 (ja) | 水洗大便器 | |
JP7118355B2 (ja) | 水洗大便器 | |
JP2014088765A (ja) | 水洗大便器 | |
JP2023067280A (ja) | 水洗大便器 | |
JP7205797B2 (ja) | 水洗大便器 | |
JP6256676B2 (ja) | 洗い落し式便器 | |
JP2015068123A (ja) | 水洗大便器 | |
JP7205796B2 (ja) | 水洗大便器 | |
JP2012229612A (ja) | 水洗大便器 | |
JP7325708B2 (ja) | 水洗大便器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170310 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190115 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20191119 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20191125 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20200601 |