JP2011179187A - 排水ソケット、及び、それを備えた水洗大便器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の排水ソケット16は、水洗大便器1の便器本体2の排水トラップ管路8の出口8dに接続される便器本体側接続管部材26と、この便器本体側接続管部材26の出口部32cと床下排水管18の入口部18aとを接続する床下側接続管部材28と、を有し、床下側接続管部材28は、外側ケーシング部材34と、この外側ケーシング部材内に配置された屈曲管路部材36と、を備え、この屈曲管路部材には、屈曲管路部材の屈曲管路40b内で発生する上流側の排水を下流側に引き込もうとする負圧を抑制する負圧抑制手段42が形成されている。
【選択図】図2
Description
このような従来の洗い落し式便器は、サイホン作用を生じさせて便器を洗浄するサイホン式便器に比べて、水の落差による流水作用で汚物を押し流す方式で構造がシンプルであり、かつ安価であることに加えて、サイホン作用を生じさせないため、便器洗浄に用いられる洗浄水の量が少なくて済むという利点を有する。したがって、従来から便器に要請されている洗浄水の節水のニーズにも合致したものとなっている。
しかしながら、トイレ室内において洗い落し式便器を用いたリフォームを行う際、洗い落し式便器本体の排水路の出口部とトイレ室の床下の排水管の入口部との相対位置がトイレ室内の便器の設置スペースによって制約されるため、リフォームに採用する洗い落し式便器本体の排水路の出口部の配置を変更するような便器の設計変更を行ったり、トイレ室床下の排水管の配置を変更したりするような配管工事を行ったりしなければならず、これらのリフォームに関する作業は非常に手間やコストがかかるという問題があった。
しかしながら、上述した特許文献1に記載されている従来の洗い落し式便器に関するリフォーム用の排水ソケットは、洗い落し式便器本体の排水路の出口部と床下排水管の入口部との間の限られた狭いスペースに配置され、洗い落し式便器本体の排水路の出口部と床下排水管の入口部とを接続する排水ソケットの管路を上流側と下流側とでほぼ直角に屈曲させた構造となっている。したがって、排水ソケットの管路から床下排水管に排水される際、排水ソケットのほぼ直角に屈曲した管路内で排水が満水になると、この屈曲した管路内で上流側の排水を下流側へ引き込もうとする負圧によるサイホン作用が発生し、この排水ソケットの管路内で発生したサイホン作用により、洗い落し式便器本体の溜水が下流側に引き込まれて溜水不足や封水切れを招く可能性があるという問題がある。
また、このような排水ソケットの管路内のサイホン作用を抑制する対策として、排水ソケットのほぼ直角に屈曲した管路自体の寸法を大きく設計することにより、ほぼ直角に屈曲した管路内が満水になることを防ぐことが考えられるが、下流側のほぼ直角に屈曲した管路は床下排水管に接続されており、床下排水管の管路寸法が規定されているために、大きくすることができないという問題がある。さらに、排水ソケットの屈曲した管路の下流側に接続される床下排水管の管路の寸法をより大きく設計し、排水ソケットの管路内の排水を床下排水管に流出させやすくすることにより、排水ソケットの管路内を満水にさせにくく、サイホン作用を発生させにくくすることも考えられるが、床下排水管の管路寸法は、配管の施工基準等によっても厳しく制約されているため、床下排水管の寸法等については、リフォームの内容に応じて適宜設計変更することもできないという問題もある。
また、上述した特許文献3に記載されている通気チューブのようなものを上述した特許文献1に記載されている排水ソケットに設ける場合、通気チューブを床下排水管の外部から接続して設ける場合には床下排水管自体を加工しなければならず、配管の施工基準等を満たさず、床下排水管の排水性能を損なう可能性があるという問題がある。或いは、排水ソケットから床下排水管にかけての排水管路内に通気チューブを取り付けた場合には、この通気チューブによって床下排水管の管路内の寸法を狭めることにもなり、その分、床下排水管の上流側に配置された排水ソケットの管路内でサイホン作用が発生しやすくなるという問題もある。また、排水ソケットの流路自体の排水性能を損なう可能性があるという問題がある。
このように構成された本発明においては、床下側接続管部材の屈曲管路部材の管路内で上流側の排水を下流側に引き込もうとする負圧が発生しても、床下側接続管部材の屈曲管路部材に負圧抑制手段が形成されているため、例えば、施工基準で予め定められた床下排水管の管路の大きさを変更する等、床下排水管の設計変更を行うことなく、負圧を効果的に抑制することができる。また、これらの負圧によって水洗大便器の便器本体の溜水が下流側に引き込まれて溜水不足や封水切れになることも未然に防ぐことができるため、水洗大便器の洗浄性能と節水効果を十分に確保することができる。
このように構成された本発明においては、床下側接続管部材の屈曲管路部材の管路内で上流側の排水を下流側に引き込もうとする負圧が発生しても、床下側接続管部材の屈曲管路部材に形成された負圧抑制手段である通気路によって、屈曲管路部材の下流側空気を屈曲管路部材の外周面を経て上流側に流出させて負圧を効果的に抑制することができる。したがって、例えば、施工基準で予め定められた床下排水管の管路の大きさを変更する等、床下排水管の設計変更を行うことなく、上述した負圧を抑制することができる。また、床下側接続管部材の屈曲管路部材の外側に形成されるデッドスペースを通気路として活用しているため、排水ソケット全体の大きさをコンパクトにすることができると共に通気路の容積を十分に確保することができる。したがって、水洗大便器と床下排水管との間の比較的狭いスペースでも排水ソケットを設置しやすくすることができる。さらに、排水ソケットの排水性能を阻害する要因となる空気溜まりを床下側接続管部材に別途設けたり、床下側接続管部材の外部に通気管を別途設けたりする必要がないため、排水ソケットの排水性能を十分に確保することができる。また、床下排水管内の臭気が排水ソケットの外部に漏れ出ることも確実に防ぐことができる。
このように構成された本発明においては、床下側接続管部材の内部に形成される排水管路の流路断面の大きさが便器本体側接続管部材の排水管路の流路断面の大きさよりも狭められることなく、ほぼ同一の流路断面の大きさで床下側接続管部材が便器本体側接続管部材に(直接的に又は間接的に)接続されているため、排水性能を損なうことなく、床下側接続管部材の排水管路内で負圧が発生することを効果的に抑制することができる。したがって、これらの負圧によって水洗大便器の便器本体の溜水が下流側に引き込まれて溜水不足や封水切れになることも未然に防ぐことができ、水洗大便器の洗浄性能と節水効果を十分に確保することができる。
このように構成された本発明においては、屈曲管路部材の通気路の空気流出口が屈曲管路部材が形成する屈曲管路の入口部よりも上方に位置しているため、屈曲管路の入口部に流入する排水中に含まれる汚物が通気路の空気流出口を詰ませてしまうことを防止することができる。したがって、屈曲管路部材の屈曲管路内で上流側の排水を下流側に引き込もうとする負圧が発生したとしても、屈曲管路部材の下流外周側の空気を空気流入口から通気路を経て空気流出口から屈曲管路部材の上流側に流出させることができるため、このような負圧を効果的に抑制することができる。
このように構成された本発明においては、床下側接続管部材の屈曲管路部材の通気路の空気流入口が、屈曲管路部材の下流外周側のほぼ全周に亘って形成されて床下排水管内に配置されているため、排水性能を損なうことなく、床下排水管内の空気を空気流入口から通気路内により多く取り込みやすくすることができ、屈曲管路部材の屈曲管路内で上流側の排水を下流側に引き込もうとする負圧を効果的に抑制することができる。
このように構成された本発明においては、床下側接続管部材の屈曲管路部材の通気路の空気流入口のうち、便器本体側接続管部材の近位側の空気流入口の開口断面積が、便器本体側接続管部材の遠位側の空気流入口の開口断面積よりも大きくなるように形成されているため、屈曲管路部材の管路を滑らかに屈曲させることができ、負圧を生じさせにくくすることができる。また、特に、便器本体側接続管部材の近位側の屈曲管路部材の下流外周側における排水と干渉しにくい床下排水管内の空気を便器本体側接続管部材の近位側の空気流入口から通気路内により多く取り込みやすくすることができ、床下側接続管部材の屈曲管路部材の屈曲管路内で上流側の排水を下流側に引き込もうとする負圧を効果的に抑制することができる。
このように構成された本発明においては、床下側接続管部材の屈曲管路部材の下流側端部は、通気路の空気流入口の位置よりも所定距離下方に延びて床下排水管内に位置しているため、屈曲管路部材の下流側端部の外周面と床下排水管の内周面との間において排水と干渉しにくい空気のスペースを確保することができ、このスペースの空気が通気路の空気流入口から通気路内に供給されるため、床下側接続管部材の屈曲管路部材の屈曲管路内で上流側の排水を下流側に引き込もうとする負圧を効果的に抑制することができる。
このように構成された本発明においては、床下側接続管部材の屈曲管路部材の管路内で上流側の排水を下流側に引き込もうとする負圧の発生を効果的に抑制し、この負圧によって水洗大便器の便器本体の溜水が下流側に引き込まれて溜水不足や封水切れになることを未然に防ぐことができるため、水洗大便器の洗浄性能と節水効果を十分に確保することができる。
また、本発明の排水ソケットを備えた水洗大便器によれば、排水ソケットの管路内で上流側の排水を下流側に引き込もうとする負圧の発生を効果的に抑制し、この負圧によって水洗大便器の便器本体の溜水が下流側に引き込まれて溜水不足や封水切れになることを未然に防ぐことができるため、水洗大便器の洗浄性能と節水効果を十分に確保することができる。
まず、図1により、本発明の第1実施形態による排水ソケットが適用された洗い落し式便器を説明する。
図1に示すように、符号1は洗い落し式便器を示し、この洗い落し式便器1は、便器本体2を備え、この便器本体2の上部の前方側には、ボウル部4が形成され、後方側の上部には導水路6が、導水路6の下方にはボウル部4と連通する排水トラップ管路8が、それぞれ形成されている。
図2は、図1に示す本発明の第1実施形態による排水ソケットの拡大概略断面図であり、図3は、本発明の第1実施形態による排水ソケットの分解斜視図である。
図2及び図3に示すように、排水ソケット16は、上流側から下流側の順に、便器本体側接続管部材26、及び、床下側接続管部材28を備えている。
さらに、排水ソケット16の床下側接続管部材28は、外側ケーシング部材34、屈曲管路部材36、及び、ベース部材38を備えている。
なお、詳細は後述するが、床下側接続管部材28の屈曲管路部材36の通気路42は、床下側接続管部材28の排水管路40内が満水となった際に排水管路40の上流側の排水を下流側に引き込もうとする負圧を抑制する負圧抑制手段として機能するようになっている。
また、ベース部材38は、この中央部から下方に所定長さ延びた管路38aを形成する管部38bを備え、外側ケーシング部材34及び屈曲管路部材36にベース部材38を組み込んだ状態では、屈曲管路部材36の下流側管路40cの下流側端部に相当する屈曲管路部材36の下端部36aがベース部材38の管路38a内に位置している。
図4は本発明の第1実施形態による排水ソケットの床下側接続管部材の側面断面図であり、図5は図4のV−V線に沿った断面図である。つぎに、図6は図4のVI−VI線に沿った断面図であり、図7は図4のVII−VII線に沿った断面図である。また、図8は図4のVIII−VIII線に沿った断面図であり、図9は図4のIX−IX線に沿った断面図である。さらに、図10は、本発明の第1実施形態による排水ソケットの床下側接続管部材の屈曲管路部材を示す斜視図である。
なお、本実施形態では、一例として、通気路42について通気路区画壁部36cによって2つの通気路(左側通気路42a及び右側通気路42b)が設けられている形態についえ説明するが、通気路区画壁部36cを複数設けて3つ以上の通気路を設けた形態でもよい。
また、円環状接続部36dの下端部は、ベース部材38を介して床下排水管18の入口部18aに接続される床下側接続管部材28の下流側接続部となっている。
また、下流側管路形成部36eの下端部36aは、床下排水管18内に配置された床下側接続管部材28のベース部材38の管路38a内に位置し、下流側管路形成部36eの外周面とこれと対向するベース部材38の管路38aの内周面との間に空間が形成され、この空間は、上方に位置する左側通気路42a及び右側通気路42bの各空気流入口42c,42d,42e,42f,42g,42hと連通している。
この突出部34fは、非挿入領域R2の上流側管路40a内の上部且つ左側通気路42aの空気流出口42i及び右側通気路42bの空気流出口42jの上流側に位置し、汚物を含む排水が挿入領域R1の上流側管路40aから非挿入領域R2の上流側管路40a内に流入した際に、左側通気路42aの空気流出口42i及び右側通気路42bの空気流出口42jに汚物が侵入することを防止する汚物侵入防止手段として機能するようになっている。
また、図4、図5及び図7に示すように、屈曲管路部材36の屈曲管路40bを形成するように屈曲する内壁面において、後方側(図4及び図7の左側)、すなわち、便器本体側接続管部材26の側(近位側)に形成された内壁面(以下「後方側内壁面36j」)上の最も上流側に位置する点(最上流点)をUとし、この最上流点Uを含む、外側ケーシング部材34の上部34dの突出部34fにおける非挿入領域R2の上流側管路40aの流路断面をS2とする。
ここで、図11は、本発明の第1実施形態による排水ソケットの床下側接続管部材の内部において排水及び通気が行われているときの状態を説明する説明図である。なお、図11においては、床下側接続管部材の排水管路内の汚物を含む排水の流れを矢印D、床下側接続管部材の排水管路内において上流側の排水を下流側に引き込もうとする負圧の向きを矢印P、通気路を流れる空気の流れを矢印Aで示している。
そして、この導水路6内の洗浄水が洗い落し式便器1の第1吐水口12及び第2吐水口20から溜水部14内に吐水され、洗い落し式便器1の洗浄が行われる。
溜水部14内の汚物を含む排水は、導水路6から溜水部14への洗浄水の落差による流水作用により、排水トラップ管路8の入口8aから上昇路8b及び下降路8cに押し流され、排水トラップ管路8の出口8dへと送られる。
ここで、図12は、本発明の第2実施形態による排水ソケットの側面断面図である。なお、図12において、上述した本発明の第1実施形態による排水ソケットの部分と同一の部分については同一の符号を付し、それらの説明は省略する。
すなわち、便器本体側接続管本体30の突出管路30cの先端30eが便器本体側接続管部材26の出口部となり、床下側接続管部材28の外側ケーシング部材34の入口部34a内に挿入され、この便器本体側接続管部材26の突出管路30cの先端30e(出口部)と床下側接続管部材28の外側ケーシング部材34の入口部34aとを直接的に連結することにより、便器本体側接続管部材26と床下側接続管部材28とを接続した形態となっている。
図13は、本発明の一実施形態による排水管部材の側面断面図である。ここで、図13において、上述した本発明の第1実施形態及び第2実施形態による排水ソケットの部分と同一の部分については同一の符号を付し、それらの説明は省略する。なお、図13においては、排水管100の管路内の汚物を含む排水の流れを矢印D、床下側接続管部材の排水管路内において上流側の排水を下流側に引き込もうとする負圧の向きを矢印P、通気路を流れる空気の流れを矢印Aで示している。
横管部102は水平方向に延びており、横管部102の上流側端部は、排水管部材100の上流側に位置する洗い落し式便器又は洗面台等の衛生器具(図示せず)の排水路(図示せず)の出口部(図示せず)、又は、この出口部に接続された排水管(図示せず)に接続されている。
なお、本実施形態においては、縦管部106は、床から上方に配置されているが、上述した本発明の第1実施形態による排水ソケット16及び第2実施形態による排水ソケット50において説明した床下排水管18と同様に、床下に配置されていてもよい。
すなわち、内側通気路面F1と外側通気路面F2によって形成される通気路42a,42bは、通気路42a,42bの空気流出口42i,42jからエルボ部104内の上方前端部104dを経て最も前方側の空気流入口42c,42fまでの通気路領域において、エルボ部104内の上方前端部104dを含む通気路断面の大きさが空気流出口42i,42j及び空気流入口42c,42fの断面の大きさよりも拡張された通気路拡張部Eを備えている。
2 便器本体
4 ボウル部
6 導水路
8 排水トラップ管路(水洗大便器の便器本体の排水路)
8a 排水トラップ管路の入口
8b 排水トラップ管路の上昇路
8c 排水トラップ管路の下降路
8d 排水トラップ管路の出口
10 リム
12 第1吐水口
14 溜水部
16 排水ソケット
18 床下排水管
18a 床下排水管の入口部
18b 床下排水管の管路
20 第2吐水口
22 洗浄水タンク装置
24 洗浄水タンク
24a 洗浄水タンクの排水口
26 便器本体側接続管部材
28 床下側接続管部材
30 便器本体側接続管部材の便器本体側接続管本体
30a 便器本体側接続管本体の入口部
30b 便器本体側接続管本体の屈曲管路
30c 便器本体側接続管本体の突出管路
30d 便器本体側接続管本体の突出管路の基端
30e 便器本体側接続管本体の突出管路の先端
32 便器本体側接続管部材の管路延長用連結管
32a 管路延長用連結管の入口部
32b 管路延長用連結管の管路
32c 管路延長用連結管の出口部
34 床下側接続管部材の外側ケーシング部材
34a 外側ケーシング部材の入口部
34b 外側ケーシング部材の凹部
34c 外側ケーシング部材の下端開口部
34d 外側ケーシング部材の上部
34e 外側ケーシング部材の上方前端部
34f 外側ケーシング部材の突出部(汚物侵入防止手段)
36 床下側接続管部材の屈曲管路部材
36a 屈曲管路部材の下端部
36b 屈曲管路部材の屈曲管路/通気路形成部
36c 屈曲管路部材の通気路区画壁部
36d 屈曲管路部材の円環状接続部
36e 屈曲管路部材の下流側管路形成部
36f 屈曲管路部材の屈曲管路/通気路形成部の外周面
36g 屈曲管路部材の円環状接続部の内周面
36h 空気流入口区画部
36i 屈曲管路部材の屈曲管路/通気路形成部の上部
36j 屈曲管路の後方側内壁面
38 床下側接続管部材のベース部材
38a 床下側接続管部材のベース部材の管路
38b 床下側接続管部材のベース部材の管部
38c 床下側接続管部材のベース部材の締結部材
40 床下側接続管部材の排水管路
40a 床下側接続管部材の上流側管路
40b 床下側接続管部材の屈曲管路
40c 床下側接続管部材の下流側管路
42 床下側接続管部材の通気路(負圧抑制手段)
42a 床下側接続管部材の左側通気路
42b 床下側接続管部材の右側通気路
42c,42d 床下側接続管部材の左側通気路の前方側空気流入口
42e 床下側接続管部材の左側通気路の後方側空気流入口
42f,42g 床下側接続管部材の右側通気路の前方側空気流入口
42h 床下側接続管部材の右側通気路の後方側空気流入口
42i 床下側接続管部材の左側通気路の空気流出口
42j 床下側接続管部材の右側通気路の空気流出口
42k 床下側接続管部材の通気路の合流空気流出口
50 排水ソケット
100 排水管部材
102 横管部
102a 横管部の管路
104 エルボ部
104a エルボ部の上流側端部
104b エルボ部の下流側端部
104c エルボ部の上部
104d エルボ部の前端部
106 縦管部
108 屈曲管路部材
110a 上流側管路
110b 屈曲管路
110c 下流側管路
112 突出部(汚物侵入防止手段)
E 通気路拡張部
F1 内側通気路面
F2 外側通気路面
Claims (8)
- 水洗大便器の便器本体の排水路の出口部と床下に設けられた床下排水管の入口部とを連結する排水ソケットであって、
上記便器本体の排水路の出口部に接続される便器本体側接続管部材と、
この便器本体側接続管部材の出口部と床下排水管の入口部とを接続する床下側接続管部材と、を有し、
上記床下側接続管部材は、外側ケーシング部材と、この外側ケーシング部材内に配置された屈曲管路部材と、を備え、この屈曲管路部材には、上記屈曲管路部材の管路内で発生する上流側の排水を下流側に引き込もうとする負圧を抑制する負圧抑制手段が形成されていることを特徴とする排水ソケット。 - 上記床下側接続管部材の屈曲管路部材に形成された負圧抑制手段は、上記屈曲管路部材の下流外周側の空気を空気流入口から上記屈曲管路部材の外周面を経て空気流出口から上記屈曲管路部材の上流側に流出させる通気路である請求項1記載の排水ソケット。
- 上記床下側接続管部材は、この内部に形成される排水管路の流路断面の大きさが上記便器本体側接続管部材の排水管路の流路断面の大きさとほぼ同一になるように上記便器本体側接続管部材に接続されている請求項1又は2に記載の排水ソケット。
- 上記床下側接続管部材の屈曲管路部材の通気路の空気流出口は、上記屈曲管路部材が形成する屈曲管路の入口部よりも上方に位置するように形成されている請求項2又は3に記載の排水ソケット。
- 上記床下側接続管部材の屈曲管路部材の通気路の空気流入口は、上記床下側接続管部材の屈曲管路部材の下流外周側のほぼ全周に亘って形成され、上記床下排水管内に配置されている請求項2乃至4の何れか1項に記載の排水ソケット。
- 上記床下側接続管部材の屈曲管路部材の通気路の空気流入口は、便器本体側接続管部材の近位側の空気流入口の開口断面積が、便器本体側接続管部材の遠位側の空気流入口の開口断面積よりも大きくなるように形成されている請求項5記載の排水ソケット。
- 上記床下側接続管部材の屈曲管路部材の下流側端部は、上記通気路の空気流入口の位置よりも所定距離下方に延びて床下排水管内に位置している請求項2乃至6の何れか1項に記載の排水ソケット。
- 請求項1乃至7の何れか1項に記載の排水ソケットを備えた水洗大便器。
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