JP2017098297A - 固体電解コンデンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】外部からの水分の浸入が抑制され、信頼性に優れた固体電解コンデンサを提供する。【解決手段】固体電解コンデンサ100は、芯部1Aおよび多孔質部1Bを有するAl箔である陽極1と、多孔質部1Bの表面のAl酸化物膜である誘電体層と、固体電解質層2Aを含む陰極2とを備えたコンデンサ素子CUと、基体4Aおよび引き出し導体4Bを含む基板4と、陰極2と引き出し導体4Bとが接続された状態で、陽極1の端部および引き出し導体4Bの端部が露出するように、基板4上にコンデンサ素子CUを封止する外装部6と、外装部6の表面に形成され、引き出し導体4Bと接続された第1の外部電極7および陽極1の端部と接続された第2の外部電極8とを備える。外装部6から露出している陽極1の端部における多孔質部1B2の厚みは、陰極の形成されている領域における多孔質部1B1の厚みより薄い。【選択図】図1

Description

この発明は、陽極が芯部および多孔質部を含むAl箔であり、陰極が固体電解質を含む固体電解コンデンサであって、特に信頼性に優れた固体電解コンデンサに関する。
陽極が芯部および多孔質部を含むAl箔であり、陰極が固体電解質を含む固体電解コンデンサは、製品寿命が長く、発熱量が小さく、充放電が高速で行われるため、様々な電子機器に用いられている。特開2005−26257号公報(特許文献1)には、そのような固体電解コンデンサの一例が提案されている。
図10は、特許文献1に記載されている固体電解コンデンサ200の断面図である。固体電解コンデンサ200は、陽極201と、不図示の誘電体層と、陰極202とをそれぞれ備えた複数のコンデンサ素子CUと、Cu箔204と、外装部206と、第1の外部電極207および第2の外部電極208とを備えている。
陽極201は、芯部201Aおよび多孔質部201Bを有するAl箔である。陽極201における、第1の外部電極207側の端部にZn層201Cが形成され、Zn層201Cの表面にNi層201Dが形成されている。誘電体層は、多孔質部201Bの表面に形成されたAl酸化物膜である。上記のZn層201Cは、多孔質部201Bの表面に形成されているAl酸化物膜の一部を、いわゆる亜鉛置換することにより形成されている。陰極202は、Al酸化物膜表面に形成された固体電解質層202A、および固体電解質層202Aの表面に形成された集電体層202Bを含む。各コンデンサ素子CUは、Cu箔204の表面および裏面の両面に所定の枚数ずつ積層されている。図6では、Cu箔204の表面に2つのコンデンサ素子Cuが、裏面に2つのコンデンサ素子Cuが、それぞれ積層されている。
互いに隣接するコンデンサ素子CU同士は、導電性接着剤205により接着されている。また、Cu箔204と、Cu箔204に隣接するコンデンサ素子CUとは、導電性接着剤205により接着されている。外装部206は、積層された各コンデンサ素子CUおよびCu箔204を封止している。第1の外部電極207および第2の外部電極208は、外装部206の表面に形成されている。第1の外部電極207は、各陽極201と接続されており、第1のNi層207Aおよび第2のNi層207Bを含んでいる。第2の外部電極208は、Cu箔204を介して各陰極202と電気的に接続されており、第1のNi層208Aおよび第2のNi層208Bを含んでいる。
固体電解コンデンサ200では、外装部206から露出している各陽極201の端部にZn層201CおよびNi層201Dが形成されていることにより、低インピーダンスで高信頼性を実現することができるとされている。
特開2005−26257号公報
固体電解コンデンサ200では、前述のように多孔質部201Bの表面に形成されているAl酸化物膜の一部を亜鉛置換することによりZn層201Cが形成される。この亜鉛置換は、コンデンサ素子CUが外装部206内に封止された状態で、外装部206から露出している陽極201の端部が、Znを含んだNaOH水溶液に浸漬されることにより行なわれる。
一方、多孔質部201Bが有する孔は非常に小さく、外装部206を形成する樹脂が多孔質部201Bの内部にまで十分入り込むことが困難である。したがって、亜鉛置換が行われたときに、多孔質部を通じてコンデンサ素子CUの内部に水分が入り込むことを抑制できない虞がある。また、コンデンサ素子CUの端部に亜鉛置換時または再化成時に処理液が他の領域に付着しないようにマスキング材が設けられることがある。この場合も、硬化前の液状のマスキング材が多孔質部201Bの内部にまで十分入り込むことは困難であるため、上記と同様に外部からの水分浸入を抑制できない虞がある。
加えて、固体電解コンデンサ200が、亜鉛置換が行われるとき、および、めっき処理が行われるときのような水を含む液体中に置かれた状態のみならず、例えば高い湿度を有する環境中に置かれた場合にも、外部からの水分の浸入を抑制できない虞がある。その結果、固体電解コンデンサ200内に浸入した水分は、固体電解コンデンサ200の信頼性に悪影響を及ぼす虞がある。
そこで、この発明の目的は、外部からの水分の浸入が抑制され、信頼性に優れた固体電解コンデンサを提供することである。
この発明に係る固体電解コンデンサは、コンデンサ素子と、外装部と、第1の外部電極および第2の外部電極とを備えている。
コンデンサ素子は、陽極と誘電体層と陰極とを備えている。陽極は、芯部および多孔質部を有し、Alを含む。誘電体層は、多孔質部の所定の表面に配置されたAl酸化物を含む。陰極は、誘電体層表面に配置された固体電解質層を含んでなる。
外装部は、陽極の端部が露出するように、コンデンサ素子を封止している。第1の外部電極は、外装部の表面に配置されており、陰極と電気的に接続されている。第2の外部電極は、外装部の表面に配置されており、陽極の端部と接続されている。
そして、陰極の配置されていない領域における多孔質部は、陰極の配置されている領域における多孔質部の厚みより、厚みが薄い箇所を有する。
この発明に係る固体電解コンデンサは、以下の特徴を備えることが好ましい。すなわち、外装部から露出している陽極の端部における多孔質部の厚みは、陰極の配置されている領域における多孔質部の厚みより薄くなっている。
また、この発明に係る固体電解コンデンサは、以下の特徴を備えることが好ましい。すなわち、陽極における陰極が配置されていない領域には、多孔質部がない箇所を有する。
また、この発明に係る固体電解コンデンサは、以下の特徴を備えることが好ましい。すなわち、外装部から露出している陽極の端部には、多孔質部がない。
この発明により、外部からの水分の浸入を抑制することができ、信頼性に優れた固体電解コンデンサを提供することができる。
この発明に係る固体電解コンデンサの第1の実施形態である固体電解コンデンサ100の断面図である。 図1において点線で示されている領域Aを拡大して示した図である。 この発明に係る固体電解コンデンサの第1の実施形態の第1の変形例である固体電解コンデンサ100Aの断面図である。 この発明に係る固体電解コンデンサの第1の実施形態の第2の変形例である固体電解コンデンサ100Bの断面図である。 固体電解コンデンサ100における多孔質部1Bの陰極形成領域1B1の厚みt1B1を測定する方法を模式的に示す図である。 この発明に係る固体電解コンデンサの第2の実施形態である固体電解コンデンサ100Cの断面図である。 図6において点線で示されている領域Bを拡大して示した図である。 この発明に係る固体電解コンデンサの第2の実施形態の第1の変形例である固体電解コンデンサ100Dの断面図である。 この発明に係る固体電解コンデンサの第2の実施形態の第2の変形例である固体電解コンデンサ100Eの断面図である。 背景技術の固体電解コンデンサ200の断面図である。
以下にこの発明の実施形態を示して、この発明の特徴とするところをさらに詳しく説明する。この発明に係る固体電解コンデンサは、例えば、様々な電源回路の入出力段の電圧を平滑化する用途や、CPU周辺の電圧の負荷の変動に対するバックアップの用途などに用いられるが、これらに限られるものではない。
−固体電解コンデンサの第1の実施形態−
この発明に係る固体電解コンデンサの第1の実施形態である固体電解コンデンサ100について、図1および図2を用いて説明する。
固体電解コンデンサ100の全体を示す斜視図などは省略するが、この固体電解コンデンサ100は、略直方体の形状を有している。図1に示された各コンデンサ素子CUが積層される方向をT方向とする。T方向に直交し、陽極1が外装部6の表面に引き出される方向をL方向とする。T方向とL方向のそれぞれに直交する方向をW方向とする。固体電解コンデンサ100は、W方向及びT方向に沿って伸びる第1の端面と第2の端面を有している。また、固体電解コンデンサ100は、L方向及びT方向に沿って伸びる第1の側面と第2の側面を有している。そして、L方向およびW方向に沿って伸びる第1の主面及び第2の主面を有している。ここで第1の端面および第2の端面は互いに対向し、第1の側面および第2の側面は互いに対向し、そして第1の主面および第2の主面は互いに対向する。なお、固体電解コンデンサ100は、略直方体の形状を有していれば、角部および稜線部に、丸みなどが形成されていてもよい。
図1は、固体電解コンデンサ100の、L方向およびT方向にそったLT断面図である。固体電解コンデンサ100は、コンデンサ素子CUと、基板4と、外装部6と、第1の外部電極7および第2の外部電極8とを備えている。
コンデンサ素子CUは、陽極1と誘電体層dと陰極2とを備えている。誘電体層dの詳細は、図2に示される。陽極1は、芯部1Aおよび多孔質部1Bを有するAl箔である。本実施形態においては、芯部1AのT方向両側に多孔質部1Bが形成されているが、芯部1AのT方向片側のみに多孔質部1Bが形成されていてもよい。誘電体層dは、多孔質部1Bの表面に形成されたAl酸化物膜である。陰極2は、誘電体層dの表面に形成された固体電解質層2A、集電体であるC層(カーボン層)2BおよびAg層2Cを含んでなる。
誘電体層dは、上記のAl箔の表面が、アジピン酸アンモニウム水溶液中で陽極酸化処理され、Al酸化物膜が形成されることにより得られる。また、例えばAl酸化物膜が形成された大判のAl箔が切断され、個片化される場合がある。そのような場合、切断面にAl酸化物膜が形成される、いわゆる再化成の処理が行なわれる必要がある。この再化成の処理も、上記と同様にアジピン酸アンモニウム水溶液が用いられ、切断面が陽極酸化されることにより行なわれる。
固体電解質層2Aは、例えば3,4−エチレンジオキシチオフェンと酸化剤とを含む処理液が用いられ、多孔質部1Bの孔内の誘電体層dの表面に、ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)の重合膜が形成されることにより得られる。
この実施形態では、固体電解質層2Aは、多孔質部1Bの孔にすべて充填されるように形成されているが、誘電体層dの表面が被覆されていればよく、固体電解質層2Aで満たされていない孔が一部残留していてもよい。また、陽極1の第2の外部電極8と接続されている端部には、亜鉛置換によりZn層を形成するようにしてもよい。
また、この実施形態では、コンデンサ素子CUは、固体電解質層2Aの形成領域が規定されるための、ポリイミド樹脂またはポリアミドイミド樹脂などの絶縁体からなるマスキング材3をさらに備えている。ただし、このマスキング材3はなくてもよい。
基板4は、基体4Aおよび基体4Aの主面上に形成された引き出し導体4Bを備えている。ここで、基体4Aの主面とは、固体電解コンデンサ100の第1及び第2の主面に略並行となる基体4Aの面のうち、導電性接着剤5を介して、各コンデンサ素子CUが積層されている側の面をいう。基体4Aには、例えばガラスやシリカなどの織布または不織布と、エポキシ樹脂などの絶縁性の樹脂とを含んでなる複合材料が用いられる。また、引き出し導体4Bとして、例えばCuパターン導体が形成される。
この実施形態では、コンデンサ素子CUは、基板4上に所定の枚数が積層されている。互いに隣接し合うコンデンサ素子CUの陰極2同士、および基板4と隣り合うコンデンサ素子CUの陰極2と基板4の引き出し導体4Bとは、導電性接着剤5により接続されている。導電性接着剤5にはAgペーストなどが用いられる。なお、コンデンサ素子CUは、1枚でもよい。また、陰極2同士と、陰極2と引き出し導体4Bとは、異なる種類の導電性接着剤を用いて接続されてもよい。
外装部6は、陰極2と引き出し導体4Bとが接続された状態で、陽極1の端部および引き出し導体4Bの端部が露出されるように、基板4上にコンデンサ素子CUを封止している。外装部6は、例えばフィラーとしてガラス材料やSi酸化物などを分散させた絶縁性の樹脂材料を用いて形成することができる。
なお、この実施形態では、基板4が有する引き出し導体4Bを介して各陰極2が外装部6の表面に引き出されているが、基板4がなくてもよい。この場合、陰極2に導電体が接続され、この導電体が外装部6の表面に引き出される。あるいは、陰極2が外装部6の表面に直接露出されてもよい。
第1の外部電極7および第2の外部電極8は、外装部の表面の所定の領域に形成されている。第2の外部電極8は、陽極1の端部と接続されており、第1のめっき層8A、導電性樹脂層8Bおよび第2のめっき層8Cを含んでいる。第1のめっき層8Aは、例えばNi層とAu層とを含む複合めっき層とすることができる。
第1のめっき層8AにおけるNi層の形成にあたっては、めっき成長の核となるPd微粒子が外装部6の表面の所定の領域、ならびに陽極1の端部に付与された後に行なわれることが好ましい。また、陽極1の端部に、亜鉛置換処理によりZn層が形成された後、そのZn層の表面に無電解めっきにより第1のNi層が形成され、その後、めっき成長の核となるPd微粒子が外装部6の表面の所定の領域、ならびに陽極1の端部、すなわち第1のNi層の表面に付与され、その後、無電解めっきにより第2のNi層が形成されてもよい。第1のめっき層8Aは、陽極1の端部が露出している外装部6の端面の全体に形成されていることが好ましい。
導電性樹脂層8Bは、例えばフィラーとしてAgなどを分散させた樹脂材料を用いて形成されている。第2のめっき層8Cは、例えばNi層とSn層とを含む複合めっき層とすることができる。ただし、第1のめっき層8A、導電性樹脂層8Bおよび第2のめっき層8Cの材質は、これらに限られるものではない。
第1の外部電極7は、引き出し導体4Bを介して各陰極2と電気的に接続されており、第1のめっき層7A、導電性樹脂層7Bおよび第2のめっき層7Cを含んでいる。第1のめっき層7A、導電性樹脂層7Bおよび第2のめっき層7Cは、それぞれ第1のめっき層8A、導電性樹脂層8Bおよび第2のめっき層8Cと同様にして形成される。第1のめっき層7Aは、外装部6における引き出し導体4Bの端部が露出している端面の全体に形成されていることが好ましい。導電性樹脂層7Bや導電性樹脂層8Bは、必要に応じて形成されなくてもよい。この場合、固体電解コンデンサをより小型化し易くなる。
なお、この実施形態では、第1の外部電極7は、引き出し導体4Bを介して陰極2と電気的に接続されているが、陰極2が外装部6から露出し、第1の外部電極7と陰極2が直接接続されてもよい。
そして、図2に示されるように、この実施形態では、多孔質部1Bは、その表面の誘電体層d上に陰極2が形成されている陰極形成領域1B1と、陰極形成領域1B1と比べて厚みが薄くなっている厚み減少領域1B2とを含んでいる。厚み減少領域1B2における多孔質部上には、陰極が配置されていない。厚み減少領域1B2は、外装部6から露出している陽極1の端部を含む。すなわち、厚み減少領域1B2における多孔質部の厚みt1B2は、陰極の形成されている領域における多孔質部の厚みt1B1より薄くなっている。
また、厚み減少領域1B2を有する範囲における陽極1の厚みは、陰極形成領域1B1を有する範囲における陽極1の厚みより薄くなっている。つまり、厚み減少領域1B2を有する範囲における厚み減少領域1B2と芯部1Aの厚さの合計は、陰極形成領域1B1を有する範囲における陰極形成領域1B1と芯部1Aの厚さの合計より薄くなっている。これにより、陰極形成領域1B1と厚み減少領域1B2間には、段差が存在している。
換言すると、固体電解コンデンサ100は、T方向にそって、芯部1A上に、多孔質部1Bの陰極形成領域1B1、固体電解質層2A及び集電体層であるC層2Bが設けられている第1の部分と、芯部1A上に、多孔質部1Bの厚み減少領域1B2及びマスキング材3が設けられている第2の部分とを有している。そして、図2の断面図では一点破線で示されている芯部1Aの最外面からの高さを比較した場合、第1の部分に設けられている多孔質部1B(陰極形成領域1B1)の高さの方が、第2の部分に設けられている多孔質部1B(厚み減少領域1B2)の高さよりも大きい。
上記の固体電解コンデンサ100では、陰極2の配置されていない領域における多孔質部1Bが、厚み減少領域1B2を有しているため、マスキング材3または外装部6は、厚みの薄い箇所における多孔質部1Bの内部にまで入り込み易くなる。また、比較的水分の浸入し易い多孔質部1Bが占める割合を減らすことができる。したがって、水中に置かれた状態のみならず、高湿度環境中に置かれた場合にも、外部からの水分の浸入を抑制することができる。その結果、信頼性に優れた固体電解コンデンサを提供することができる。
また、上記の固体電解コンデンサ100では、基板4上にコンデンサ素子CUが積層された場合、互いに隣接し合うコンデンサ素子CUの厚み減少領域1B2間の距離や、基板4と隣り合うコンデンサ素子CUの厚み減少領域1B2と基板4間の距離を大きくすることができる。このため、外装部6によって基板4上にコンデンサ素子CUが封止される際、外装部用の液状の樹脂材料が、互いに隣接し合うコンデンサ素子CUの厚み減少領域1B2の間や、基板4と隣り合うコンデンサ素子CUの厚み減少領域1B2と基板4の間に、入り込み易くなる。よって、外装部6による封止性が向上する。
なお、厚み減少領域は、図1に示すように、多孔質部1Bのうち、陰極2が設けられていない部分の全体に渡って形成されていることが好ましい。ただし、図3に示すこの実施形態の第1の変形例である固体電解コンデンサ100Aのように、この陰極2が設けられていない部分の一部に形成されていてもよい。
厚み減少領域1B2が、この陰極2の設けられていない部分の一部に形成されている場合は、この厚み減少領域1B2は、より外側、つまり、より外装部6から露出している陽極1の端部側に形成されていることが好ましい。さらには、この厚み減少領域1B2は、図4に示すこの実施形態の第2の変形例である固体電解コンデンサ100Bのように、外装部6から露出している陽極1の端部に形成されていることがより好ましい。
上記の固体電解コンデンサでは、外装部から露出している多孔質部の厚みが薄いため、より外側で外部からの水分の浸入を抑制することができる。その結果、より信頼性に優れた固体電解コンデンサを提供することができる。なお、陰極2が設けられていない部分の全てを厚み減少領域1B2とした場合は、より効果的に外部からの水分の浸入を抑制することができる。
また、厚み減少領域における多孔質部の厚みt1B2は、陰極の形成されている領域における多孔質部の厚みt1B1の4分の3以下であることが好ましく、2分の1以下であることがより好ましく、4分の1以下であることがさらに好ましい。厚み減少領域1B2における多孔質部の厚みt1B2が薄いほど、水分の浸入をより効果的に抑制できる。
さらに、厚み減少領域の長さ方向、すなわちL方向における長さは、陽極における陰極の配置されていない領域のL方向における長さの4分の3以上であることが好ましい。厚み減少領域の長さが長いほど、水分の浸入をより効果的に抑制できる。
このような厚み減少領域1B2は、陽極1の端部の多孔質部1Bを、例えばQスイッチ−YAGレーザー装置から発振される高出力のパルスレーザー光によって所定の面積および所定の深さだけ除去することによって形成可能である。また、厚み減少領域1B2は、陽極1の多孔質部1Bを、T方向に圧縮し、孔の体積を減らすように成形することにより得てもよい。
ここで、上記の陰極の形成されている領域における多孔質部の厚みt1B1と、厚み減少領域における多孔質部の厚みt1B2との測定方法について、図5を用いて説明する。
図5は、陰極の形成されている領域における多孔質部の厚みt1B1を測定する方法を模式的に示す図である。なお、厚み減少領域における多孔質部の厚みt1B2についても、同様の方法により測定される。
固体電解コンデンサ100のL方向とT方向により規定されるLT面がW方向に1/2程度の深さまで研磨されることにより、LT断面が得られた。このLT断面において、陽極1の陰極形成領域1B1のL方向長さの1/2付近が観察面とされた。観察面がSEMにて観察され、写真撮影された。撮影範囲は観察対象の大きさにより適宜決定されるが、例えばL方向200μm×T方向200μmとされた。
次に、撮影された写真上において、陽極1の芯部1AのT方向の中央部付近で、L方向に直線VSLが引かれた。
次に、芯部1AのT方向一方側に配置されている陰極形成領域1B1の表面と直線VSLの間の距離のうち、最も長い距離X1と、最も短い距離Y1をそれぞれ求めた。また、芯部1AのT方向他方側に配置されている陰極形成領域1B1の表面と直線VSLの間の距離のうち、最も長い距離X2と、最も短い距離Y2をそれぞれ求めた。ただし、これらの距離は、誘電体層dが極めて薄いため、実際には誘電体層dの表面から直線VSLまでの距離になる。
そして、距離X1と距離Y1との差、および、距離X2と距離Y2との差の平均値を、陰極の形成されている領域における多孔質部の厚みt1B1とした。つまり、t1B1=((X1−Y1)+(X2−Y2))/2となる。また、距離Y1と距離Y2の和を芯部1Aの厚みとした。
なお、芯部1AのT方向一方側のみに多孔質部1Bが形成されている場合、距離X1と距離Y1との差が、陰極の形成されている領域における多孔質部の厚みt1B1とされる。つまり、t1B1=X1−Y1となる。
上記のように、厚み減少領域における多孔質部の厚みt1B2が陰極の形成されている領域における多孔質部の厚みt1B1より薄い場合、マスキング材3または外装部6は、陽極1の端部の厚み減少領域1B2の内部にまで十分入り込むことができる。また、水分の浸入経路となりやすい陽極の端部における多孔質部が占める空間を減らすことができる。したがって、水中に置かれた状態のみならず、高湿度環境中に置かれた場合にも、外部からの水分の浸入を抑制することができる。その結果、信頼性に優れた固体電解コンデンサ100を得ることができる。
−固体電解コンデンサの第2の実施形態−
この発明に係る固体電解コンデンサの第2の実施形態である固体電解コンデンサ100Cについて、図6および図7を用いて説明する。
図6は、固体電解コンデンサ100Cの、L方向およびT方向にそったLT断面図である。固体電解コンデンサ100Cは、陽極1の構造が固体電解コンデンサ100と異なる。それ以外は固体電解コンデンサ100と共通であるため、共通する箇所の説明については省略する。
固体電解コンデンサ100と固体電解コンデンサ100Cとの間の、陽極1の構造の違いについて、以下に述べる。前述の通り、固体電解コンデンサ100では、L方向とT方向とにそった断面図で観察された場合に、図1で示されるように、各陽極1が、多孔質部1Bの厚み減少領域1B2とマスキング材3とがT方向に積み重なった部分を有する。これに対して、図6に示された固体電解コンデンサ100Cでは、各陽極1が、多孔質部1Bとマスキング材3とがT方向に積み重なった部分を有していない。換言すると、各芯部1A上に、マスキング材3のみが設けられている部分が存在する。
すなわち、図7により詳細に示されるように、この実施形態の固体電解コンデンサ100Cでは、固体電解コンデンサ100の多孔質部1Bの厚み減少領域1B2に相当する部分において、多孔質部が実質的に設けられていない。したがって、外装部6から露出している陽極1の端部は、芯部1Aが露出しており、マスキング材3または外装部6は、陽極1の端部で、比較的平坦な芯部1Aの表面と直接接触している。
その結果、マスキング材3または外装部6と陽極1との密着性がより高くなる。また、水分の浸入経路となりやすい陽極1の端部における多孔質部1Bが実質的にない。その結果、外部からの水分の浸入をより効果的に抑制することができ、信頼性がさらに優れた固体電解コンデンサ100Cを得ることができる。
なお、多孔質部が実質的になくなっている厚み減少領域1B2は、固体電解コンデンサ100の厚み減少領域1B2と同様に、例えば、Qスイッチ−YAGレーザー装置から発振される高出力のパルスレーザー光によって、多孔質部1Bが所定の面積および所定の深さだけ除去されることで形成される。したがって、レーザーによる除去などが完全に行われず、多孔質部1Bの一部が若干残存する場合なども、実際の製造場面では考えられるが、この場合は、本明細書でいう「多孔質部が実質的に設けられていない」場合に相当する。
なお、多孔質部1Bが実質的になくなっている厚み減少領域1B2は、陽極1における陰極2の配置されていない領域の全体に渡って形成されていることが好ましい。ただし、図8に示すこの実施形態の第1の変形例である固体電解コンデンサ100Dのように、陽極1における陰極2の配置されていない領域の一部に形成されていてもよい。
陽極1における陰極2の配置されていない領域の一部に形成されている場合は、この厚み減少領域1B2は、より外側、つまり、より外装部6から露出している陽極1の端部側に形成されていることが好ましい。さらには、この厚み減少領域1B2は、図9に示すこの実施形態の第2の変形例である固体電解コンデンサ100Eのように、外装部6から露出している陽極1の端部に形成されていることがより好ましい。
上記の固体電解コンデンサでは、より外側で外部からの水分の浸入をより効果的に抑制することができる。その結果、信頼性がさらに優れた固体電解コンデンサを提供することができる。なお、陽極1における陰極2の配置されていない領域の全体に渡って形成されている場合、より効果的に外部からの水分の浸入を抑制することができる。
−実験例−
次に、この発明を実験例に基づいてより具体的に説明する。この実験例では、第2の実施形態に基づき、この発明の範囲内である実施例1ないし3に係る試料と、比較例1および2に係る試料とを作製した。なお、この実験例において、マスキング材はポリイミド樹脂が、基体はガラスエポキシ基板が、外装部はフィラーとしてSi酸化物を分散させたエポキシの封止樹脂が、それぞれ用いられた。
また、陽極における芯部の厚みは30μm、陽極における多孔質部の厚み、つまり陰極の形成されている領域における多孔質部の厚みは40μmとされた。多孔質部の除去はQスイッチ−YAGレーザーを用いて実施され、厚み減少領域1B2において、多孔質部が実質的になくなっている。コンデンサ素子CUは8つ積層された。
実施例1は、図6に示すような固体電解コンデンサである。サイズは、長さ3.5mm×幅2.8mm×高さ1.9mmとした。実施例2は、図6における第1の外部電極7の第1のめっき層7Aおよび第2の外部電極8の第1のめっき層8Aが形成されていない固体電解コンデンサである。実施例3は、図6における第1の外部電極7の導電性樹脂層7Bおよび第2の外部電極8の導電性樹脂層8Bが形成されていない固体電解コンデンサである。
比較例1は、図6における多孔質部1Bの厚み減少領域1B2が形成されておらず、外装部6の表面まで実質的に同じ厚みの多孔質部1Bが存在している固体電解コンデンサである。比較例2は、図6における多孔質部1Bの厚み減少領域1B2が形成されておらず、かつ図4における第1の外部電極7の第1のめっき層7Aおよび第2の外部電極8の第1のめっき層8Aが形成されていない固体電解コンデンサである。実施例2および3、ならびに比較例1および2は、上記で説明した違い以外は、実施例1と同様の構造を有している。
上記の実施例1ないし3に係る試料と、比較例1および2とに係る試料を各5個ずつ用いて、下記の表1に示す試験および測定が実施された。また、各5個の試料から得られた測定値の平均値が求められ、各例の測定結果とされた。これら測定結果が表2に示される。なお、耐湿試験後において等価直列抵抗の変化率が100%以下、かつ漏れ電流の変化率が500%以下のものが良品と判定され、この条件から外れるものが不良品と判定された。
表2に示された測定結果によると、比較例1および2の固体電解コンデンサは、厚み減少領域1B2が形成されていないため、外部から水分が浸入しやすく、耐湿試験後の電気的特性の変化が大きいことが分かる。一方、実施例1から3、すなわちこの発明に係る固体電解コンデンサは、外部からの水分の浸入が抑制されており、耐湿試験後の電気的特性の変化が小さく抑えられていること分かる。
なお、実施例2および比較例2の初期状態における等価直列抵抗値が高い。これは、実施例2および比較例2では、第1の外部電極の第1のめっき層および第2の外部電極の第1のめっき層が形成されておらず、導電性樹脂層が陽極の端部に直接接続されているため、陽極と第2の外部電極とが電気的に接続される面積が小さくなり、抵抗が高くなったものと推測される。
また、比較例2の耐湿試験後の等価直列抵抗値の変化が比較的小さい。これは、比較例2の初期状態における等価直列抵抗値が元々高いため、耐湿試験における等価直列抵抗値の劣化が目立たなくなったためと推測される。
なお、この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内において、種々の応用、変形を加えることができる。また、この明細書に記載の各実施形態は、例示的なものであり、異なる実施形態間において、構成の部分的な置換または組み合わせが可能であることを指摘しておく。
100、100A 固体電解コンデンサ
1 陽極
1A 芯部
1B 多孔質部
1B1 陰極形成領域
1B2 厚み減少領域
2 陰極
2A 固体電解質層
2B C層(集電体層)
2C Ag層(集電体層)
3 マスキング材
4 基板
4A 基体
4B 引き出し導体
5 導電性接着剤
6 外装部
7 第1の外部電極
7A 第1のめっき層
7B 導電性樹脂層
7C 第2のめっき層
8 第2の外部電極
8A 第1のめっき層
8B 導電性樹脂層
8C 第2のめっき層
CU コンデンサ素子

Claims (7)

  1. 芯部および多孔質部を有するAlを含む陽極と、
    前記多孔質部の所定の表面に配置されたAl酸化物を含む誘電体層と、
    前記誘電体層表面に配置された固体電解質層を含む陰極と、を備えたコンデンサ素子と、
    前記陽極の端部が露出するように、前記コンデンサ素子を封止する外装部と、
    前記外装部の表面に配置され、前記陰極と電気的に接続された第1の外部電極と、
    前記外装部の表面に配置され、前記陽極の端部と接続された第2の外部電極と、を備えた固体電解コンデンサであって、
    前記陰極の配置されていない領域における前記多孔質部は、前記陰極の配置されている領域における前記多孔質部の厚みより、厚みが薄い箇所を有することを特徴とする、固体電解コンデンサ。
  2. 前記厚みが薄い箇所は、前記陽極の端部を含むことを特徴とする、請求項1に記載の固体電解コンデンサ。
  3. 前記厚みが薄い箇所における前記陽極の表面には、マスキング材が配置されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の固体電解コンデンサ。
  4. 芯部および多孔質部を有するAlを含む陽極と、
    前記多孔質部の所定の表面に配置されたAl酸化物を含む誘電体層と、
    前記誘電体層表面に配置された固体電解質層を含む陰極と、を備えたコンデンサ素子と、
    前記陽極の端部が露出するように、前記コンデンサ素子を封止する外装部と、
    前記外装部の表面に配置され、前記陰極と電気的に接続された第1の外部電極と、
    前記外装部の表面に配置され、前記陽極の端部と接続された第2の外部電極と、を備えた固体電解コンデンサであって、
    前記陽極における前記陰極が配置されていない領域には、前記多孔質部がない箇所を有することを特徴とする、固体電解コンデンサ。
  5. 前記多孔質部がない箇所は、前記陽極の端部を含むことを特徴とする、請求項4に記載の固体電解コンデンサ。
  6. 前記多孔質部がない箇所における前記陽極の表面には、マスキング材が配置されていることを特徴とする、請求項4または5に記載の固体電解コンデンサ。
  7. 前記第2の外部電極は、前記陽極の端部と接続されためっき層を有することを特徴とする、請求項1ないし6のいずれか一項に記載の固体電解コンデンサ。
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