JP2017097951A - 弾性部材および防水コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】電線が振られても防水性を保持することが可能な弾性部材および防水コネクタを提供する。
【解決手段】電線Wの端末部に固着された端子金具Tを複数収容可能なハウジング10の後面に装着される弾性部材20(50)であり、前記電線Wに密着可能なシール孔21が前後方向に貫通した状態で複数形成されており、前記シール孔21には、前後方向に並んで複数のリップ22が形成されており、前記シール孔21の周りには、前面に開口する溝部30が、少なくとも前端に位置する前記リップ22Aよりも後方に至る深さ寸法で形成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、弾性部材および防水コネクタに関する。
従来、電線の周囲を一括してシールする弾性部材を備えた防水コネクタが知られている(例えば下記特許文献1に記載)。この防水コネクタには、電線の端末部に固着された端子金具を複数収容可能なハウジングが備えられている。弾性部材には、電線に密着するシール孔が、前後方向に貫通した状態で複数形成されている。
特開2015−35404号公報
ところで、上記のような構成の防水コネクタは、弾性部材から後方に引き出された電線が屈曲されたときに、シール孔が電線の動きに追従しにくい。このため、電線が大きく振られたときに電線に対するシール孔の密着度が低下し、防水性が低下することが懸念された。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、電線が振られても防水性を保持することが可能な弾性部材および防水コネクタを提供することを目的とする。
本発明の弾性部材は、電線の端末部に固着された端子金具を複数収容可能なハウジングの後面に装着される弾性部材であり、前記電線に密着可能なシール孔が前後方向に貫通した状態で複数形成されており、前記シール孔には、前後方向に並んで複数のリップが形成されており、前記シール孔の周りには、前面に開口する溝部が、少なくとも前端に位置する前記リップよりも後方に至る深さ寸法で形成されたものである。
また、本発明の防水コネクタは、前記弾性部材と、電線の端末部に固着された端子金具を複数収容可能なハウジングと、を備えたものである。
本発明によれば、電線が大きく振られても、弾性部材のうち溝部によって区切られた一区画が電線に追従するように動くため、前端に位置するリップが電線に密着保持されることから、電線が振られても防水性を損なわない。
実施例1における弾性部材が装着された状態の防水コネクタを示す断面図 弾性部材を示す正面図 弾性部材を示す断面図 シール孔が電線に追従する様子を示す防水コネクタの一部拡大断面図 実施例2における弾性部材を示す断面図
本発明の好ましい形態を以下に示す。
本発明の弾性部材は、前記弾性部材が内嵌する嵌合部に密着可能な外周リップが、前後方向に並んで複数形成されており、前記溝部が、少なくとも前端に位置する前記外周リップよりも後方に至る深さ寸法で形成されているものとしてもよい。
このような構成によれば、太い電線がシール孔に挿入された場合であっても、少なくとも前端に位置する外周リップは、嵌合部を過度に押圧しない。外周リップが嵌合部を過度に押圧すると、高圧環境下においては嵌合部が熱変形する虞があるけれども、そのような嵌合部の熱変形を防ぐことができる。
また、本発明の弾性部材は、前記溝部の後端が、後端に位置する前記リップおよび後端に位置する前記外周リップよりも前側に位置しているものとしてもよい。このような構成によれば、少なくとも後端に位置する外周リップは嵌合部の内周面にしっかり密着するから、防水性を十分に確保することができる。
<実施例1>
以下、本発明を具体化した一実施例について、図1〜図4を参照しつつ詳細に説明する。
本実施例1における防水コネクタCは、合成樹脂製のフレーム40と、フレーム40に嵌合されるハウジング10とを備えている。フレーム40には、複数のハウジング10が嵌合可能とされている。全てのハウジング10がフレーム40に嵌合された後、相手側のコネクタ44が嵌合される。以下、各構成部材において、相手側との嵌合面側(図1の左側)を前方、反対側を後方とし、また図1の上側を上方、下側を下方として説明する。
フレーム40は、全体として矩形箱状をなし、ハウジング10が嵌合可能な嵌合部41を複数備えている。各嵌合部41は、薄い隔壁42に囲まれて幅方向(横方向)に長い角筒状に形成されている。各嵌合部41には、後方からハウジング10が嵌合される。
ハウジング10は、合成樹脂製であって、全体として幅方向に扁平な角ブロック形状をなしている。ハウジング10の内部には、電線Wの端末部に固着された端子金具Tが後方から挿入されるキャビティ11が複数設けられている。キャビティ11は、上下2段に並べて配置されている。
端子金具Tは、金属板を曲げ加工等して形成され、相手側のコネクタ44に備えられた相手側端子金具43と接続可能な接続部を有し、電線Wの端末部に圧着により接続されている。
ハウジング10の後面には、電線Wの周囲を一括してシールする弾性部材20が装着されている。弾性部材20は、シリコンゴム等のゴム製であって、全体として幅方向に長い扁平マット状をなしている。弾性部材20は、ハウジング10の後面に密着して取り付けられる。弾性部材20は、上下方向および幅方向に対称な形状をなしている。
弾性部材20には、電線Wに密着可能なシール孔21が、前後方向に貫通した状態で複数形成されている。シール孔21は、キャビティ11に対応して2段に並列して設けられ、ハウジング10に取り付けられると各キャビティ11と同軸で連通した状態になる。全てのシール孔21は同形状をなし、各段においてシール孔21は水平に並べられ、また上段のシール孔21と下段のシール孔21とは幅方向の位置が揃っている。
シール孔21には、前後方向に並んで複数(本実施例1では3条)のリップ(以後、内周リップ22と称する)が形成されている。内周リップ22は、シール孔21の全周にわたり連続して内側に突出した形態とされている。全ての内周リップ22の突出端の位置(シール孔21の径方向における位置)は、組付け前においてほぼ等しくされている。
全ての内周リップ22のうち前端に位置するリップ(以後、前端内リップ22Aと称する)の前側の部分は、シール孔21の前端に向かって拡開するように緩やかに傾斜している。前端内リップ22Aの突出端の位置(シール孔21の軸方向における位置)は、前端内リップ22Aの前後方向における中心よりも若干後側に寄っている。
全ての内周リップ22のうち後端に位置するリップ(以後、後端内リップ22Bと称する)と、中央に位置するリップ(以後、中央内リップ22Cと称する)とは、ほぼ同形状とされている。
シール孔21の後端部21A(後端内リップ22Bよりも後方の部分)は、シール孔21の後端に向かって大きく拡開している。シール孔21の後端の拡開寸法は、前端の拡開寸法よりも一回り大きくされている。
シール孔21の周りには、溝部30が設けられている。溝部30については、後ほど詳しく説明する。
弾性部材20には、後述するホルダ12に設けられた図示しない係止突部が貫通可能な貫通孔23が形成されている。貫通孔23は、図2に示すように、弾性部材20の幅方向における両端部に一ずつ設けられている。貫通孔23は、上下方向に若干長い楕円形状をなしている。
弾性部材20の外周面には、嵌合部41の内周面に密着可能な外周リップ24が、前後方向に並んで複数形成されている。外周リップ24は、内周リップ22と同数の3条が設けられている。外周リップ24は、弾性部材20の全周にわたり連続して外側に突出した形態をなしている。外周リップ24は、図3に示すように、半円形状をなして突出している。全ての外周リップ24は同形状をなし、組付け前において、突出端の位置(弾性部材20の径方向における位置)がほぼ等しくされている。全ての外周リップ24は、等間隔を開けて前後方向に並んでいる。
全ての内周リップ22および外周リップ24は、前後方向の位置が概ね揃っており、内周リップ22と外周リップ24とはそれぞれラップしている。
前端内リップ22Aの突出端と、全ての外周リップ24のうち前端に位置するリップ(以後、前端外リップ24Aと称する)との突出端との前後方向における位置関係は、前端内リップ22Aの方が前端外リップ24Aよりも若干後方(中心側)に寄っている。
後端内リップ22Bの突出端と、全ての外周リップ24のうち後端に位置するリップ(以後、後端外リップ24Bと称する)の突出端との位置関係は、後端内リップ22Bの方が後端外リップ24Bよりも若干前方(中心側)に寄っている。
中央内リップ22Cと、全ての外周リップ24のうち前後方向の中央に位置するリップ(以後、中央外リップ24Cと称する)とは、いずれも弾性部材20の前後方向における中心に位置し、突出端の位置は、前後方向にずれなく揃っている。
弾性部材20の後面側には、合成樹脂製のホルダ12が取り付けられている。ホルダ12は、全体として幅方向に長い板状をなし、端子金具Tを挿通可能な挿通孔13が、シール孔21と対応する位置に前後方向に貫通して形成されている。ホルダ12の幅方向における両端部には、弾性部材20の貫通孔23を貫通してハウジング10に係止可能な係止突部(図示せず)が、前方に突出して設けられている。
さて、シール孔21の周りには、前面に開口する溝部30が形成されている。溝部30は、図2に示すように、全てのシール孔21(以後、シール孔郡25と称する)を一括して囲うような形態の外溝31と、各シール孔21を個別に仕切るような形態の中溝32とを備えている。外溝31は、中溝32よりも溝幅が若干大きくされている。溝部30は、上下方向および幅方向に対称な形状に形成されている。
この溝部30により、弾性部材20の前面側においては、各シール孔21の周縁部(以後、シール周縁部26と称する)が個別に切り離されている。すなわち、外溝31によって、外溝31の外側に形成された部分(以後、外枠部27と称する)とシール孔郡25とが切り離され、中溝32によって、上下方向および幅方向に隣接するシール孔21が切り離されている。
外溝31は、シール孔郡25の上下両側および左右両側に形成されている。
外溝31のうちシール孔郡25の上下両側に形成された部分(以後、横外溝31Xと称する)は、シール孔郡25の幅方向に細長く延びて形成されている。横外溝31Xは、シール孔群25の全幅にわたり連続して形成されている。上下の横外溝31Xは互いに略平行をなしている。
外溝31のうちシール孔郡25の左右両側に形成された部分(以後、縦外溝31Yと称する)は、横外溝31Xの両端部から貫通孔23の手前の位置まで延びている。縦外溝31Yは、横外溝31Xに対して略直角をなしている。
中溝32は、外溝31の内側に縦横に形成されている。
中溝32のうち上下方向に隣接するシール孔21の間に形成された部分(以後、横中溝32Xと称する)は、シール孔郡25の幅方向に細長く延びて形成されている。横中溝32Xは、シール孔群25の全幅にわたり連続して形成されている。横中溝32Xは、貫通孔23の手前まで延びている。横中溝32Xは、上下の横外溝31Xと略平行をなしている。
中溝32のうち幅方向に隣接するシール孔21の間に形成された部分(以後、縦中溝32Yと称する)は、横中溝32Xに対して略直角をなしている。縦中溝32Yの上下方向の両端部は、横外溝31Xに繋がっている。縦中溝32Yの溝幅は、横中溝32Xの溝幅よりも若干大きくされている。
溝部30は、図3に示すように、前端内リップ22Aおよび前端外リップ24Aよりも後方に至る深さ寸法を有するとともに、溝部30の後端は、後端内リップ22Bおよび後端外リップ24Bよりも前側に位置している。詳しくは、溝部30の後端は、中央内リップ22Cと後端内リップ22Bとの間の窪みに位置し、また中央外リップ24Cと後端外リップ24Bとの間の窪みに位置している。
溝部30には、溝部30の後端部を部分的に埋める形態で埋め部34が設けられている。埋め部34は、中央内リップ22Cおよび中央外リップ24Cに対応する分だけを埋めている。
埋め部34は、図2に示すように、シール孔郡25の上下両側に一対ずつ設けられている。埋め部34は、上下方向および幅方向に対称な位置に配されている。浅溝部33は、シール孔郡25を幅方向に3等分する位置に設けられている。埋め部34は、横外溝31Xのうち縦中溝32Yと交差する部位に設けられている。埋め部34は、縦中溝32Yの溝幅よりも幅方向に広く形成され、幅方向に隣接するシール孔21の周縁部にわたっている。埋め部34は、幅方向に隣接する一対のシール周縁部26と外枠部27とに繋がって形成されている。
溝部30のうち埋め部34の前方の部分は、他の部分に比して深さ寸法が小さくされた浅溝部33となっている。浅溝部33は、1つの内周リップ22または外周リップ24分だけ浅くなっている。すなわち、浅溝部33の後端は、前端内リップ22Aと中央内リップ22Cとの間の窪み、前端外リップ24Aと中央外リップ24Cとの間の窪みに位置している。
次に、本実施例1の防水コネクタCの組み付け作業の一例を説明する。
まず、ハウジング10の後面に弾性部材20を取り付ける。ホルダ12の係止突部を貫通孔23に貫通させて、ホルダ12の前面側に弾性部材20を取り付ける。その後、ハウジング10にホルダ12の係止突部を係止させると、弾性部材20がハウジング10の後面に密着した状態で取り付けられる。
次に、ハウジング10に端子金具Tを収容する。ホルダ12の挿通孔13からシール孔21を経て、端子金具Tをキャビティ11に挿入する。端子金具Tがキャビティ11に正規挿入されたときには、シール孔21の内周リップ22が弾性的に潰れて電線Wに密着し、シール孔21がそれぞれ密閉される。
次いで、弾性部材20が装着されたハウジング10を、フレーム40に嵌合する。ハウジング10を嵌合部41に嵌合すると、弾性部材20の全体と、ホルダ12の前端部とが嵌合部41に内嵌して収容される。このとき、弾性部材20の外周リップ24が弾性的に潰れて嵌合部41の内周面に密着し、嵌合部41が密閉される。
以上により、防水コネクタCの組み付け作業が完了する。
次に、上記のように構成された実施例の作用および効果について説明する。
本実施例における弾性部材20には、電線Wに密着可能なシール孔21が前後方向に貫通した状態で複数形成されており、シール孔21には、前後方向に並んで複数の内周リップ22が形成され、シール孔21の周りには、前面に開口する溝部30が、前端内リップ22Aおよび中央内リップ22Cよりも後方に至る深さ寸法で形成されている。この構成によれば、ホルダ12の挿通孔13から後方に引き出された電線Wが大きく振られても、図4に示すように、溝部30の内側の部分(シール周縁部26)が電線Wに追従し、前端内リップ22Aおよび中央内リップ22Cが電線Wに密着した状態で保持される。したがって、電線Wが振られても防水性を保持することができる。
また、弾性部材20が内嵌する嵌合部41の内周面に密着可能な外周リップ24が、前後方向に並んで複数形成されており、溝部30が、前端外リップ24Aおよび中央外リップ24Cよりも後方に至る深さ寸法で形成されている。この構成によれば、太い電線Wがシール孔21に挿入された場合であっても、前端外リップ24Aおよび中央外リップ24Cが嵌合部41を過度に押圧しないから、高圧環境下において嵌合部41が外周リップ24に過度に押圧されて熱変形することを防ぐことができる。
また、溝部30の後端は、後端内リップ22Bおよび後端外リップ24Bよりも前側に位置している。この構成によれば、少なくとも後端外リップ24Bは嵌合部41の内周面にしっかり密着するから、防水性を十分に確保することができる。
<実施例2>
次に、本発明を具体化した実施例2に係る弾性部材50を図5によって説明する。
本実施例の弾性部材50は、溝部30にテーパ部51を設けた点で、実施例1とは相違する。なお、実施例1と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。
本実施例に係る弾性部材50には、実施例1と同様に、電線Wに密着可能なシール孔21が複数形成されており、シール孔21には、3条の内周リップ22が形成され、また、外周面には、3条の外周リップ24が形成され、シール孔21の周りには、前面に開口する溝部30が形成されている。
テーパ部51は、溝部30のうち外溝31に設けられている。テーパ部51は、後方へ向かって溝部30の上下方向の幅寸法が次第に狭まるように傾斜している。テーパ部51は、外溝31の前後方向における全体に形成されている。これにより、外枠部27およびシール周縁部26の厚さ寸法は、溝部30の前端から後方に向かって次第に増している。
以上のように本実施例においては、実施例1と同様、電線Wが大きく振られても、溝部30の内側の部分が電線Wに追従し、内周リップ22が電線Wに密着した状態で保持されるから、電線Wが振られても防水性を保持することができる。また、外枠部27の厚さ寸法が後方に向かって次第に増しているから、後端外リップ24Bが嵌合部41の内周面に密着した状態を保持する上で有利である。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例では、弾性部材20(50)がフレーム40の嵌合部41に内嵌するものとされているが、これに限らず、弾性部材が内嵌する嵌合部は、例えばハウジングの後端部に設けられたゴム栓収容部であってもよく、また相手側コネクタのフード部等であってもよい。
(2)上記実施例では、内周リップ22および外周リップ24が3条ずつ設けられているが、これに限らず、内周リップおよび外周リップの数は任意に変更することができる。
(3)上記実施例では、溝部30の後端が、中央内リップ22Cと後端内リップ22Bとの間の窪みに位置しているが、これに限らず、溝部の後端は、前端内リップよりも後方であれば、どの位置に配されていてもよい。
(4)上記実施例では、溝部30の横外溝31Xおよび横中溝32Xがシール孔群25の全幅にわたって連続した形態とされているが、これに限らず、横外溝または横中溝は、シール孔群の幅方向に分割して形成されていてもよい。
(5)上記実施例では、溝部30の縦中溝32Yが横外溝31Xに繋がっているが、これに限らず、縦中溝と横中溝とは続いていなくてもよい。
(6)上記実施例では、各シール孔21の周縁部が溝部30によって個別に切り離されているが、これに限らず、シール孔の周縁部を複数ずつまとめて切り離す形態としてもよい。
C…防水コネクタ
T…端子金具
W…電線
10…ハウジング
20,50…弾性部材
21…シール孔
22…内周リップ(リップ)
22A…前端内リップ(前端に位置するリップ)
22B…後端内リップ(後端に位置するリップ)
24…外周リップ
24A…前端外リップ(前端に位置する外周リップ)
24B…後端外リップ(後端に位置する外周リップ)
30…溝部

Claims (4)

  1. 電線の端末部に固着された端子金具を複数収容可能なハウジングの後面に装着される弾性部材であり、
    前記電線に密着可能なシール孔が前後方向に貫通した状態で複数形成されており、
    前記シール孔には、前後方向に並んで複数のリップが形成されており、
    前記シール孔の周りには、前面に開口する溝部が、少なくとも前端に位置する前記リップよりも後方に至る深さ寸法で形成されている弾性部材。
  2. 前記弾性部材が内嵌する嵌合部に密着可能な外周リップが、前後方向に並んで複数形成されており、
    前記溝部が、少なくとも前端に位置する前記外周リップよりも後方に至る深さ寸法で形成されている請求項1に記載の弾性部材。
  3. 前記溝部の後端が、後端に位置する前記リップおよび後端に位置する前記外周リップよりも前側に位置している請求項2に記載の弾性部材。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の弾性部材と、
    電線の端末部に固着された端子金具を複数収容可能なハウジングと、を備えた防水コネクタ。
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