JP5494222B2 - コネクタ - Google Patents
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Description
これに対し、例えば、コネクタに、弾性部材の径方向への伸長を抑える逃げ防止構造を設けるとしても、その構造の付加分、コネクタが大型化するのでは小型化の要請に応えることができないという問題があった。
圧縮状態にある弾性部材が押さえ部と径方向で当接することで、弾性部材の径方向の伸長を抑えることが可能とされるから、径方向の伸長によって弾性部材の弾性復元力が減ぜられるのが回避され、弾性部材によるがた詰めの信頼性が高められる。また、押さえ部がロックアームと径方向で重なり合う位置に配置されているから、押さえ部によってコネクタが径方向に大型化するのが回避される。
ロックアームがハウジングの幅方向中央部に一対の脚片を有する形態とされ、押さえ部が正面視で幅方向に並ぶ両脚片間に位置しているから、弾性部材の伸長がハウジングの幅方向中央部でバランス良く抑えられ、がた詰めの信頼性がよりいっそう高められる。
押さえ部がアウタハウジングとインナハウジングのいずれか一方に形成されているから、押さえ部が一体のハウジングに形成されるよりも、成型用金型の構造を簡素化できる。
本発明の実施形態1を図1ないし図24によって説明する。本実施形態に係るコネクタは、ハウジング10、リテーナ60、シール部材80、弾性部材90、ゴム栓100、及び端子金具110を備えて構成されている。ハウジング10は、相手ハウジング120に嵌合可能とされている。なお、以下の説明において、前後方向については、両ハウジング10、120の相互の嵌合面側を前方とし、上下方向については、図1を基準とする。
インナハウジング11はブロック状をなし、その内部に、前後方向に貫通する複数(図示する場合は一対)のキャビティ13が幅方向に並んで形成されている。各キャビティ13の内面には、段付き状のランス受け部14が形成されている。また、各キャビティ13の後部は、前後方向にほぼ一定径の断面円形をなすシール孔15とされている。
インナハウジング11の後部には、複数(図示する場合は一対)の円筒状のタワー部17が幅方向に並んで形成されている。各タワー部17内には、シール孔15が保有されている。そして、インナハウジング11の後部の幅方向中央部には、隣接するタワー部17同士の接合によって接合部18が形成されている。接合部18は、隣接するシール孔15間を仕切る上下方向に沿った薄壁状に形成されている。
インナハウジング11の装着孔23にリテーナ60を挿入して仮係止位置に留め置く。仮係止位置では、リテーナ本体61の外面がインナハウジング11の外面にほぼ面一で連なり(図18を参照)、かつインナハウジング11の係止突部29の第2係止部31が、リテーナ60の仮係止凹部65に弾性的に嵌り込む(図19を参照)。このとき、図20に示すように、係止突部29の第2係止面33が、仮係止凹部65の第1係止面69と、リテーナ60の抜出方向と略直交する方向にほぼ沿って配置され、これによってリテーナ60のインナハウジング11からの抜け止めがなされる。また、仮係止位置では、係止突部29の第1係止部30が逃がし孔70に進入してリテーナ60側との干渉を回避されるとともに、図21に示すように、係止突部29の第4斜面34が仮係止凹部65の第6斜面68とその面方向にほぼ沿って配置され、かつ係止突部29の第2斜面35が仮係止凹部65の第1係止面69との間に隙間をあけて配置される。
以上説明したように、本実施形態によれば、次の効果を奏し得る。
(2)ロックアーム49がハウジング10の幅方向中央部に一対の脚片50を有する形態とされ、押さえ部58が正面視で幅方向に並ぶ両脚片50間に位置しているから、弾性部材90の伸長がハウジング10の幅方向中央部でバランス良く抑えられ、がた詰めの信頼性がよりいっそう高められる。
(3)押さえ部58がハウジング10の一部であるアウタハウジング12に形成されているから、押さえ部58がハウジング全体の中に形成されるよりも、成型用金型の構造を簡素化できる。
(5)インナハウジング11が、筒状のタワー部17を有する形態とされ、タワー部17が2つ並んで形成され、隣接するタワー部17間に、凹部19が構成されているから、隣接するタワー部17間のデッドスペースが有効に活用され、スペース効率に優れる。
(6)上側の凸部43A(誤嵌合時に下側の凹部19Bと干渉する先方凸部)が、上側の凹部19Aと対応する開き角をもった直線状の対辺45を有する断面3角形状をなしているから、誤嵌合時に上側の凸部43Aが下側の凹部19Bとの干渉に起因して削り取られたりするのが回避される。
(8)第2斜面35が係止突部29において第2係止面33を挟んだ両側に配置されているから、第2斜面35が第1斜面67と摺動する際に、リテーナ60の移動姿勢のバランスが良好となる。
(9)リテーナ60に、本係止凹部64と仮係止凹部65との間において、リテーナ60の移動方向に延出して、リテーナ60の移動過程で、係止突部29の第1係止部30が進入する逃がし孔70が形成されているから、第1係止部30が本係止凹部64の第1斜面67等に干渉することがなく、リテーナ60の移動がスムーズになされる。また、第1係止部30の第2係止面33の係止代を大きく確保できるから、リテーナ60の抜け止め信頼性が高められる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上側の凸部に加え、下側の凸部も断面3角形状をなすものであってもよい。
(2)仮係止凹部及び本係止凹部がハウジングに形成され、係止突部がリテーナに形成されるものであってもよい。
(3)逃がし孔は有底孔であってもよい。
(4)第1斜面〜第6斜面は曲面状の斜面であってもよい。
(5)押さえ部がインナハウジングに形成されるものであってもよい。
(6)押さえ部が周方向に複数形成されるものであってもよい。
(7)各タワー部及び各対向筒部が3つ以上並んで形成され、各凹部及び各凸部が複数形成されるものであってもよい。
(8)ハウジングに後方からカバーを取り付ける場合に、ハウジングとカバーのいずれか一方に、上記実施形態に対応する各凹部を形成し、他方に、上記実施形態に対応する各凸部を形成するものであってもよい。
11…インナハウジング
12…アウタハウジング
17…タワー部
19…凹部
23…装着孔
29…係止突部
33…第2係止面
35…第2斜面
43…凸部
45…対辺
49…ロックアーム
50…脚片
58…押さえ部
60…リテーナ
62…弾性片
64…本係止凹部
65…仮係止凹部
67…第1斜面
69…第1係止面
70…逃がし孔
90…弾性部材
110…端子金具
120…相手ハウジング
Claims (3)
- 相手ハウジングとの嵌合時に前記相手ハウジングを離脱規制状態に保持するロックアームを有するハウジングと、
前記ハウジングに嵌着され、両ハウジングの嵌合時に、嵌合方向に圧縮されることで、前記両ハウジング間のがたを詰めることが可能な環状の弾性部材とを備えたコネクタであって、
前記ハウジングには、圧縮状態にある前記弾性部材と、前記嵌合方向と略直交する径方向で当接することで、前記弾性部材の前記径方向の伸長を抑えることが可能な押さえ部が形成され、
前記ロックアームが前記相手ハウジングとの嵌合時に撓み変形される際の支点となる脚片を有し、
前記押さえ部が、前記ロックアームと前記径方向で重なり合う位置で、且つ前記脚片の前記径方向の高さ範囲に配置されていることを特徴とするコネクタ。 - 前記ロックアームが、前記ハウジングの幅方向中央部に一対の前記脚片を有する形態とされ、前記押さえ部が、正面視で幅方向に並ぶ両脚片の間に位置している請求項1記載のコネクタ。
- 前記ハウジングが、筒状のアウタハウジングと、前記アウタハウジング内に挿入されて保持されるブロック状のインナハウジングとを備え、
前記押さえ部が、前記アウタハウジング又はインナハウジングに形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のコネクタ。
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