JP2017092278A - リード端子挿入不良検知装置および部品実装装置 - Google Patents

リード端子挿入不良検知装置および部品実装装置 Download PDF

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Abstract

【課題】早いタイミングでより正確にリード端子の挿入不良を検知する。
【解決手段】リード端子挿入不良検知装置は、ヘッド20の位置を検出するエンコーダ24aと、Z軸サーボモータ24の制御電流値を検出する電流検出部36a(荷重検出装置)と、挿入実装の過程におけるヘッド20の高さ方向の位置であって、リード端子Ctの先端が基板上面に到達する端子到達位置PsとスルーホールHへのリード端子Ctの挿入が完了する挿入完了位置Poとの間に設定された第1基準位置P1が記憶されるとともに、リード端子挿入不良を検知するために、ヘッド20に作用する荷重に設定された第1閾値N1が記憶された記憶部34と、ヘッド20が第1基準位置P1に到達するまでに検出荷重が第1閾値N1を超えたときに、リード端子Ctの挿入不良が発生したと判別する主制御部32とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、部品実装装置に関するものであり、特に、部品のリード端子を基板の挿入孔に挿入した状態で実装する、いわゆる挿入実装におけるリード端子の挿入不良を検知するリード端子挿入不良検知装置、およびこのリード端子挿入不良検知装置を備えた部品実装装置に関する。
挿入実装が行われる部品実装装置では、リード端子がスルーホール(挿入孔)に挿入されないまま実装されるような実装不良が発生し得る。そのため、この種の実装不良を防止するために、例えば特許文献1に開示されるような部品実装装置が提案されている。
この部品実装装置は、ヘッド(ロボットハンド)に保持された部品を基板上に搭載する際のリード端子の挿入抵抗をセンサで検知し、この挿入抵抗が設定値(閾値)以上になった場合に実装動作を中断するように構成されている。つまり、部品に備えられている複数のリード端子の全部又は一部がスルーホールに挿入されていない状態でヘッドが下降すると、全てのリード端子がスルーホールに正常に挿入される場合に比べて挿入抵抗が増大するため、このような挿入抵抗の増大を検知して実装動作を中断することで、未挿入のリード端子が折損に至ることを防止しつつ、実装不良の発生を抑制するようになっている。
特開平4−107997号公報
特許文献1のような従来の装置において、未挿入のリード端子が折損に至るのを確実に防止するためには、より早期にリード端子の挿入不良を検知する必要があり、それには、上記閾値を出来るだけ低く設定するのが望ましい。しかし、リード端子がスルーホールに正常に挿入されている場合でも、例えばリード端子の根元部分にキンク部と称する鍔状の部分が形成されている部品を実装する場合には、当該キンク部がスルーホールに挿入されるときに一時的に挿入抵抗が増大し、これがリード端子の挿入不良と誤検知される虞がある。
また、リード端子に挿入不良が発生した場合に挿入抵抗が増大するタイミングは、リード端子の長さ、形状、材質等によっても異なるため、従来装置のように一定の閾値に基づいて挿入不良を検知する場合には、部品の品種によっては、挿入不良が検知された時点で既にリード端子が折損に至っている場合も考えられる。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、挿入実装を行う部品実装装置に関して、早いタイミングにより正確にリード端子の挿入不良を検知することが可能な技術を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、移動可能なヘッドを備え、リード端子を有する部品を前記ヘッドにより保持して基板に挿入実装する部品実装装置のリード端子挿入不良検知装置であって、前記ヘッドの高さ方向の位置を検出する位置検出装置と、前記ヘッドに作用する荷重を検出する荷重検出装置と、挿入実装の過程におけるヘッドの高さ方向の基準位置であって、リード端子の先端が基板上面に到達する端子到達位置と挿入孔へのリード端子の挿入が完了する挿入完了位置との間に設定された基準位置が記憶されるとともに、リード端子の挿入不良を検知するために、前記ヘッドに作用する荷重に設定された閾値が記憶された記憶装置と、挿入実装時に前記位置検出装置が検出する検出位置および前記荷重検出装置が検出する検出荷重に基づき、前記基準位置に到達する前に前記検出荷重が前記閾値を超えた場合に、リード端子の挿入不良が発生したと判別する判別装置とを備えるものである。
このリード端子挿入不良検知装置によれば、ヘッドが基準位置に到達するまでの間に検出荷重が前記閾値を超えたときにリード端子の挿入不良と判別される。つまり、基準位置を過ぎてから検出荷重が前記閾値を超えたとしても、この場合にはリード端子の挿入不良とは判別されない。そのため、リード端子の根元部分に形成される鍔状のキンク部の位置に基づき予め前記基準位置を定め、さらに前記閾値を比較的低くい値に設定しておくことで、前記キンク部に起因してリード端子の挿入不良が誤検知されることを回避しながら、早いタイミングに正確にリード端子の挿入不良を検知することが可能となる。
このリード端子挿入不良検知装置においては、前記閾値を第1閾値と定義したときに、前記記憶装置には、前記第1閾値よりも大きい値の閾値であって前記リード端子の挿入不良を検知するための第2閾値が記憶されており、前記判別装置は、さらに、前記ヘッドが前記基準位置を過ぎて前記挿入完了位置に到達するまでの間に前記検出荷重が前記第2閾値を超えたときにリード端子の挿入不良が発生したと判別するものであるのが好適である。
例えば、リード端子が挿入孔に挿入されている場合であっても、寸法不良等によってリード端子が途中で挿入孔に詰まってしまうような場合が考えられるが、上記構成によれば、そのようなリード端子の挿入不良を検知することが可能となる。
この場合、前記第2閾値は、前記挿入完了位置よりも低い位置に予め設定された前記ヘッドの目標位置に当該ヘッドが到達したときに当該ヘッドに作用する荷重と同等の値とすることができる。
上記のようにリード端子が途中で挿入孔に詰まっているような場合には、ヘッドが挿入完了位置に到達する前に、当該ヘッドが目標位置に到達した場合と同等の荷重が作用し得る。そのため、上記構成によれば、寸法不良等によってリード端子が挿入孔に詰まっているようなリード端子の挿入不良を良好に検知することが可能となる。
この場合、前記判別装置は、前記ヘッドが前記目標位置に到達した時点で、前記検出荷重が前記第2閾値に達していないときにリード端子の挿入不良が発生したと判別するものであるのが好適である。
この構成によれば、基板が撓むことによりリード端子に挿入不良が発生しているような状態を検知することが可能となる。
なお、上記のリード端子挿入不良検知装置において、前記記憶装置は、複数種類の部品それぞれに対応する前記基準位置を記憶しており、前記判別装置は、前記記憶装置に記憶されている複数の基準位置のうち、実装対象部品に対応する基準位置に基づいてリード端子の挿入不良が発生したかを判別するものであるのが好適である。また、前記記憶装置は、複数種類の部品それぞれに対応する前記閾値を記憶しており、前記判別装置は、前記記憶装置に記憶されている複数の閾値のうち、実装対象部品に対応する閾値に基づいてリード端子の挿入不良が発生したかを判別するものであるのが好適である。
これらの構成によれば、実装対象部品の品種に応じた基準位置や閾値に基づいてリード端子の挿入不良が発生したかが判別されるので、部品の品種に拘わらず予め設定された一定の基準位置や閾値に基づいてリード端子の挿入不良を判別する場合に比べて、リード端子の挿入不良をより正確に検知できるとともに、リード端子が折損に至るといった事態をより確実に抑制することが可能となる。
一方、本発明の部品実装装置は、移動可能なヘッドを備え、リード端子を有する部品を前記ヘッドにより保持して基板に挿入実装する部品実装装置において、前記挿入実装の過程においてリード端子の挿入不良が発生したことを検知するための手段として、上記の何れかのリード端子挿入不良検知装置を備えているものである。
この部品実装装置によれば、上述したようなリード端子挿入不良検知装置を備えているので、挿入実装の過程において、早いタイミングに正確にリード端子の挿入不良を検知することが可能となる。
この場合には、前記挿入実装を実行すべく前記ヘッドを駆動制御するとともに、当該挿入実装の過程において前記リード端子挿入不良検知装置がリード端子の挿入不良を検知したときに前記ヘッドの駆動を停止する制御装置を備えているのが好適である。
この構成によれば、実装部品のリード端子が折損に至るといった不都合が発生することを抑制することが可能となる。
以上説明したように、本発明によれば、挿入実装を行う部品実装装置に関して、早いタイミングにより正確にリード端子の挿入不良を検知することが可能となる。
本発明に係る部品実装装置(本発明のリード端子挿入不良検知装置が搭載された部品実装装置)の平面図である。 前記部品実装装置の正面図である。 前記部品実装装置の制御系を示すブロック図である。 挿入実装の過程におけるヘッドとその吸着部品の模式図であり、(a)は下降開始高さ位置、(b)は端子到達位置、(c)は第1基準位置、(d)は挿入完了位置におけるヘッドと部品をそれぞれ示している。 リード端子の挿入不良の状態を示すヘッドおよび部品の模式図であり、(a)は、複数のリード端子のうち、一部のリード端子が挿入不良の状態、(b)は、複数のリード端子の全てが挿入不良の状態をそれぞれ示している。 リード端子挿入不良検知処理の制御例を示すフローチャートである。 (a)〜(d)は、挿入実装の過程におけるヘッドの位置と荷重との関係を示すグラフである。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好ましい実施の一形態について詳述する。
[部品実装装置の構成]
図1及び図2は、本発明に係る部品実装装置1(本発明のリード端子挿入不良検知装置が搭載された部品実装装置)を示しており、図1は平面図で、図2は正面図で、それぞれ部品実装装置1を示している。なお、図面中には、各図の方向関係を明確にするために、XYZ直角座標軸を示している。X方向は水平面と平行な方向であり、Y方向は水平面上でX方向と直交する方向であり、Z方向はX、Y両方向に直交する方向である。なお、Z方向は、適宜上下方向、高さ方向ともいう。
部品実装装置1は、基台2と、この基台2上においてプリント配線板等の基板Pを搬送する基板搬送機構3と、部品供給部5と、ヘッドユニット6と、このヘッドユニット6を駆動するヘッドユニット駆動機構と、部品認識カメラ7とを備えている。
基板搬送機構3は、基板PをX方向に搬送する一対のコンベア4と、図外の基板保持機構とを備えている。コンベア4は、いわゆるベルトコンベアであり、図1及び図2の右側(X1方向側)から基板Pを受け入れて所定の実装作業位置(同図に示す位置)に搬送し、実装作業後、この基板Pを同図の左側(X2方向側)に搬出する。基板保持機構は、図示を省略するが、昇降可能なバックアップピンを備えたリフトアップ機構であり、基板Pをコンベア4から持ち上げて図外の押圧プレートの下面に押し当てることで、当該基板Pを上記実装作業位置に位置決めした状態で保持するように構成されている。
部品供給部5は、基板搬送機構3の両側(Y方向の両側)に配置されている。各部品供給部5には、コンベア4に沿って複数のテープフィーダ5aが配置されている。各テープフィーダ5aは、テープを担体(キャリア)として、IC、トランジスタ、コンデンサ等の小片状の表面実装部品(チップ部品)を供給するものである。また、装置前側(Y2側)の部品供給部5には、さらにトレイフィーダ5bが配置されており、このトレイフィーダ5bにより、リード端子(ピン)を備えた挿入部品、例えばDIP(DualIn−Line Package)、SIP(Single In−LinePackage)等のICやリード端子を備えた抵抗、コンデンサ、コイル等、スルーホール(本発明の挿入孔の一種)にリード端子を挿入した状態で基板Pに搭載される部品が供給されるようになっている。
前記ヘッドユニット6は、各部品供給部5から部品を取り出して基板P上に実装するものであり、ヘッドユニット駆動機構により一定の領域内でX方向およびY方向に移動可能に設けられている。具体的には、ヘッドユニット駆動機構は、高架のフレーム上に各々固定されてY方向に延びる一対の固定レール10と、これら固定レール10に移動可能に支持されたX方向に延びるユニット支持部材11と、このユニット支持部材11に螺合挿入されてY軸サーボモータ13により駆動されるボールねじ軸12とを含む。また、ヘッドユニット駆動機構は、ユニット支持部材11に固定され、ヘッドユニット6をX方向に移動可能に支持する固定レール14と、ヘッドユニット6に螺合挿入されてX軸サーボモータ16を駆動源として駆動されるボールねじ軸15とを含む。つまり、ヘッドユニット駆動機構は、X軸サーボモータ16によりボールねじ軸15を介してヘッドユニット6をX方向に駆動し、また、Y軸サーボモータ13によりボールねじ軸12を介してユニット支持部材11をY方向に移動させる。その結果、ヘッドユニット6を一定の領域内でX方向およびY方向に移動させる。
ヘッドユニット6は、複数本の軸状のヘッド20と、これらヘッド20を駆動するヘッド駆動機構とを備えている。当例では、ヘッドユニット6は、X方向に一列に並ぶ、合計5本のヘッド20を備えている。
ヘッド駆動機構は、各ヘッド20にそれぞれ対応するZ軸サーボモータ24を有し、各ヘッド20を個別に昇降(Z方向に移動)させる昇降駆動機構と、各ヘッド20に共通する一つのR軸サーボモータ25(図3参照)を有し、各ヘッド20を同時にヘッド中心軸回り(R方向)に回転させる回転駆動機構とを含む。
各ヘッド20の先端にはそれぞれ、部品吸着用のノズル22が備えられている。各ヘッド20のノズル22は、電動切替弁を介して負圧発生装置および正圧発生装置にそれぞれ連通可能とされている。つまり、ノズル22に負圧が供給されることで部品が吸着され、その後、正圧が瞬間的に供給されることで、部品の吸着が解除される。
ヘッドユニット6は、さらに基板認識カメラ26を備えている。基板認識カメラ26は、基板Pの識別や位置決めのために、当該基板Pに記された各種マークを上方から撮像するものである。
部品認識カメラ7は、各ヘッド20により部品供給部5から取り出された部品の吸着状態を認識するために、当該部品を下側から撮像するものである。部品認識カメラ7は、図1に示すように、基台2上の各部品供給部5と基板搬送機構3との間の位置にそれぞれ配設されている。
[部品実装装置の制御系の説明]
図3は、部品実装装置1の制御装置30を示している。この制御装置30は、部品実装装置1の動作を統括的に制御する主制御部32と、プログラム及び各種データが格納された記憶部34と、X、Y、Z及びR軸の各サーボモータ13,16,24,25の駆動を制御する駆動制御部36とを含む。主制御部32は、CPUやメモリで構成されたコンピューターであり、バス33を介して記憶部34、駆動制御部36および入出力部38と接続されている。
主制御部32は、記憶部34に記憶されているプログラムやデータに従って駆動制御部36を制御し、部品供給部5から部品を取り出して基板Pに実装する所定の部品実装処理を実行するとともに、当該処理に関連する各種演算処理を行う。また、主制御部32は、リード端子(ピン)を備えた上記挿入部品を基板上へ実装する際に、リード端子挿入不良検知処理を実行するとともに当該処理に関連する各種演算処理を行う。
リード端子挿入不良処理とは、リード端子を基板Pのスルーホールに挿入しつつ上記挿入部品を基板上へ実装する、いわゆる挿入実装の際に、リード端子の挿入不良を検知する処理である。具体的には後述するが、挿入部品を基板P上に搭載する際に、ヘッド20に作用する荷重を検出し、ヘッド20の高さ位置(Z方向の位置)と前記検出荷重の値とに基づきリード端子の挿入不良の有無を判別する。なお、主制御部32は、リード端子挿入不良処理において挿入不良が検知された場合には、後記駆動制御部36を制御して部品の実装動作を停止する。つまり、当例では、この主制御部32が本発明の判別装置および制御装置に相当する。
記憶部34(本発明の記憶装置に相当する)は、ハードディスクやメモリ等で構成されており、部品実装装置1の動作を制御するために要する各種プログラムやデータが記憶されている。例えば、リード端子挿入不良検知処理に用いられるデータとして挿入部品データが記憶されている。挿入部品データとは、上記トレイフィーダ5bによって供給される挿入部品の品種とその部品の固有情報とを対応付けたデータである。
固有情報には、予め特定されたヘッド20の高さ方向(Z方向)における位置情報と、リード端子の挿入不良の有無を判別するために、ヘッド20に作用する荷重の値に設定された閾値情報とが含まれる。具体的には以下の通りである。
図4(a)〜(d)は、リード端子Ctを有する部品Cを、そのリード端子Ctを基板PのスルーホールHに挿入しながら実装する挿入実装の過程を示しており、この図中に符号P1で示す第1基準位置と、符号P2で示す第2基準位置とが上記位置情報として記憶されている。第1基準位置P1は、図4(c)に示すように、リード端子Ctが、その先端から所定寸法t1だけスルーホールH内に位置するように当該スルーホールHに正常に挿入されたときのヘッド20の高さ位置である。また、第2基準位置P2は、リード端子Ctが適切にスルーホールHに挿入されることにより、部品Cが正常に基板Pに搭載されたときのヘッド20の高さ位置(図4(d)に示す位置/挿入完了位置Poという)と上記第1基準位置P1との間に設定された所定の高さ位置である。なお、上記所定寸法t1は、上記の通り、リード端子の根元に形成された鍔状の部分、すなわちキンク部(図4では省略)がスルーホールHに挿入されない寸法とされている。
また、閾値情報として、第1閾値N1と、この第1閾値N1よりも大きい値の第2閾値N2とが記憶されている。第1閾値N1は、ヘッド20が上記第1基準位置P1に到達したときに、図5(a)に示すように、複数のリード端子Ctのうちの1本がスルーホールHに挿入されていない場合にヘッド20に作用する荷重の値よりも若干小さい値に設定されている。また、第2閾値N2は、ヘッド20が予め設定された目標位置Ptに到達したときにヘッド20に作用する荷重の値である。なお、目標位置Ptは、上記挿入完了位置Poから一定寸法t2だけ低くい位置であり(図4(d)参照)、部品実装動作時に、上記主制御部32が上記挿入完了位置Poを基準としてヘッド20を制御する位置である。
上記のようなヘッド20の位置情報や閾値情報は、部品の形状、リード端子Ctの長さ、材質、位置等によって部品の品種毎に異なるものであり、上記記憶部34には、これらの情報が固有情報として挿入部品の品種に対応付けられて記憶されている。つまり、リード端子挿入不良検知処理の際には、上記主制御部32が、実装対象部品に対応する固有情報を記憶部34から読み出し、当該固有情報に基づき、リード端子Ctの挿入不良の有無を判別する。
駆動制御部36は、Y軸サーボモータ13およびX軸サーボモータ16を制御して、ヘッドユニット6の移動を制御するとともに、Z軸サーボモータ24およびR軸サーボモータ25を制御して、各ヘッド20の昇降や回転を制御するものであり、各サーボモータ13、16、24、25に内蔵されるエンコーダ13a、16a、24a、25aから出力される位置情報に基づきヘッドユニット6等をフィードバック制御する。なお、駆動制御部36は、各サーボモータ13、16、24、25の制御電流値を検出する電流検出部36aを有しており、リード端子挿入不良検知処理では、この電流検出部36aが検出するZ軸サーボモータ24の制御電流値に基づきヘッド20に作用する荷重が求められる。すなわち、当例では、Z軸サーボモータ24のエンコーダ24aが本発明の位置検出装置に相当し、電流検出部36aが本発明の荷重検出装置に相当する。
タッチパネル39は、制御装置30に対する情報の入出力装置であり、上記入出力部38およびバス33を介して主制御部32に接続されている。タッチパネル39は、オペレータによる所定の入力操作に従い、入出力部38を介して制御装置30に情報入力を行うとともに、部品実装装置1の作業状況等をオペレータに報知するものである。
なお、上記の通り、当例では、Z軸サーボモータ24が本発明の位置検出装置に、電流検出部36aが本発明の荷重検出装置に、記憶部34が本発明の記憶装置に、主制御部32が本発明の判別装置にそれぞれ相当する。従って、当例では、これらZ軸サーボモータ24、電流検出部36a、記憶部34および主制御部32により本発明のリード端子挿入不良検知装置が構成されている。
[リード端子挿入不良検知処理]
図6は、上記挿入部品(以下、単に部品という)の実装時に実行されるリード端子挿入不良検知処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、図4(a)〜(d)に示したような基板Pに対する部品Cの搭載動作、つまり、ヘッド20の下降に伴い、基板Pに形成されたスルーホールHにリード端子Ctを挿入しながら当該部品Cを基板P上に搭載する動作と共に実行される。
主制御部32は、まず、部品の搭載のためのヘッド20の下降動作が開始されるのを待って、ヘッド20の下降動作が開始されると(ステップS1でYes)、ヘッド20に作用する荷重Lが第1閾値N1を超えたかを判定する(ステップS3)。具体的には、主制御部32は、電流検出部36aが検出するZ軸サーボモータ24の制御電流値に基づきこの電流値を荷重値に換算することにより、ヘッド20(ノズル22)に作用する荷重Lを求め、この荷重L(適宜、検出荷重Lと称す)が第1閾値N1を超えているかを判定する。ここで、Yesと判定した場合には、主制御部32は、処理をステップS15に移行し、タッチパネル39を制御することによりリード端子挿入不良が発生したことを報知し、部品の実装動作を停止した後(ステップS15、S17)、当該リード端子挿入不良検知処理を終了する。つまり、第1閾値N1は、上記の通り、リード端子Ctのうちの1本に挿入不良が発生した場合にヘッド20に作用する荷重の値よりも若干小さい値である。従って、ヘッド20が第1基準位置P1に到達する前に、検出荷重Lが第1閾値N1を超えた場合には、リード端子Ctに挿入不良が発生したと判定され、その旨がオペレータに報知される。
ステップS3でNoと判定した場合には、主制御部32は、ヘッド20が第1基準位置P1に到達したかを判定し(ステップS5)、Yesと判定すると、さらに検出荷重Lが第2閾値N2を超えているかを判定し(ステップS7)、ここでYesと判定すると、処理をステップS15に移行し、リード端子挿入不良が発生したことを報知する。つまり、リード端子CtがスルーホールHに挿入されているものの、寸法不良等によってリード端子Ctが根元まで挿入されることなく途中で詰まっているような場合には、ヘッド20の下降に伴い検出荷重Lが急激し、その値は、当然ヘッド20が正常に目標位置Ptに到達したときの第2閾値N2を超えることとなる。従って、ヘッド20が第2基準位置P2に到達する前に、検出荷重Lが第2閾値N2を超えた場合には、リード端子Ctに挿入不良が発生したと判定され、その旨がオペレータに報知される。
ステップS7でNoと判定した場合には、主制御部32は、ヘッド20が第2基準位置P2に到達したかを判定し(ステップS9)、Yesと判定すると、ヘッド20が目標位置Ptに到達したかを判定する(ステップS11)。ここでYesと判定すると、主制御部32は、さらに検出荷重Lが第2閾値N2以上かを判定し(ステップS13)、Yesと判定すると、リード端子挿入不良検知処理を終了する。
一方、ステップS13でNoと判定した場合には、主制御部32は、処理をステップS15に移行し、リード端子挿入不良が発生したことを報知する。例えば、基板保持機構のバックアップピンの位置が不適切な場合には、ヘッド20により基板Pが押圧されて下方に逃げる(撓む)こととなり、その結果、検出荷重Lが第2閾値N2に達しない場合がある。このような場合には、例えばリード端子CtがスルーホールHに完全に挿入されない状態が発生していることが考えられる。従って、ヘッド20が目標位置Ptに到達したときに、検出荷重Lが第2閾値N2以上でない場合には、リード端子Ctに挿入不良が発生したものと判定し、その旨がオペレータに報知される。
リード端子挿入不良検知処理による作用をまとめると以下の通りである。
図5は、ある挿入部品の搭載動作におけるヘッド20の高さ(Z方向の位置)と検出荷重Lとの関係を示したグラフであり、実線は、リード端子Ctの挿入不良を伴うことなく部品が正常に基板Pに搭載された場合、一点鎖線は、図5(a)に示すように、複数のリード端子Ctのうち、一部(1本)のリード端子Ctに挿入不良が発生した場合、破線は、図5(b)に示すように、部品Cの位置ずれ等によって全てのリード端子Ctに挿入不良が発生した場合、二点鎖線は、寸法不良等によりリード端子Ctに挿入不良が発生した場合(リード端子Ctが根元まで挿入されることなく途中でスルーホールHに詰まったような場合)のそれぞれの関係を示している。なお、図5中に符号Paで示す位置は、リード端子Ctの先端が基板Pの上面に到達したときのヘッド20の位置(図4(b)参照/端子到達位置Psという)である。
同図に示すように、部品が正常に搭載される場合(実線)には、ヘッド20が第1基準位置P1を過ぎるまで挿入抵抗は殆ど無く、そのため検出荷重Lはほぼゼロである。そして、第1基準位置P1を過ぎて、リード端子Ctに形成されたキンク部がスルーホールHに挿入されると、これに伴い検出荷重Lが上昇し、最終的にヘッド20が目標位置Ptに到達するタイミングで検出荷重Lが第2閾値N2と同等の値に達する。従って、この場合には、検出荷重Lが、端子到達位置Psから第1基準位置P1の間で第1閾値N1を超えることはなく、また、第1基準位置P1から第2基準位置P2の間で検出荷重Lが第2閾値N2を超えることもない。よって、リード端子挿入不良と判別されることはない。なお、リード端子Ctにキンク部が形成されていない部品の場合には、第2基準位置P2の近傍までは検出荷重Lはほぼゼロであり、第2基準位置P2を過ぎた辺りから検出荷重Lが上昇することとなる。
これに対して、一部のリード端子Ctに挿入不良が発生した場合(一点鎖線)には、未挿入のリード端子Ctが挿入抵抗となり、端子到達位置Psを過ぎた直後から検出荷重Lが上昇し、第1基準位置P1に到達する前に検出荷重Lが第1閾値N1を超える。なお、当例は、1本のリード端子Ctに挿入不良が発生した場合の例であり、複数本のリード端子Ctに挿入不良が発生している場合には、その分、検出荷重Lはより早期から立ち上がることとなる。従って、一部のリード端子Ctに挿入不良が発生している場合には、ヘッド20が第1基準位置P1に到達する前にリード挿入不良が検知されることとなる。
また、全てのリード端子Ctに挿入不良が発生した場合(破線)には、未挿入のリード端子Ctが挿入抵抗となり、端子到達位置Psの直後から検出荷重Lが上昇する。この場合には、全てのリード端子Ctが基板表面に直立に突き当たった状態となることから、検出荷重Lは、ヘッド20の下降に伴い著しく上昇し、例えば第1基準位置P1に到達する前に第2閾値N2を超えることとなる。従って、この場合も、一部のリード端子Ctに挿入不良が発生した場合と同様に、ヘッド20が第1基準位置P1に到達する前にリード挿入不良が検知されることとなる。
一方、寸法不良等によりリード端子Ctに挿入不良が発生した場合(二点鎖線)には、第1基準位置P1の辺りまでは、スルーホールHに対して正常にリード端子Ctが挿入されるため、ヘッド20が第1基準位置P1に到達する前に検出荷重Lが第1閾値N1を超える場合は少ない。そのため、ヘッド20が第1基準位置P1に到達する前に当該リード挿入不良が検知されることは無いが、この場合には、リード端子Ctが詰まった状態が維持されることで、その後、ヘッド20の下降と共に検出荷重Lが急激に上昇して第2閾値N2を超えることとなる。従って、第1基準位置P1を過ぎた後、ヘッド20が第2基準位置P2に到達する前に当該リード挿入不良が検知されることとなる。
[効果]
上記の部品実装装置1によれば、部品(挿入部品)の実装動作中に発生したリード端子挿入不良を良好に検知することができる。特に、この部品実装装置1によれば、リード端子Ctがその先端から所定寸法t1だけスルーホールHに正常に挿入されたときのヘッド20の高さ位置が第1基準位置P1とされ、この第1基準位置P1にヘッド20が到達する前に検出荷重Lが第1閾値N1を超えた場合にリード端子挿入不良が検知され、この第1基準位置P1を過ぎた後に検出荷重Lが第1閾値N1を超えたとしても、第2閾値N2を超えない限りは、リード端子挿入不良と判別されることがない。そのため、リード端子Ctの根本部分に形成されたキンク部がスルーホールHに挿入されることに伴い検出荷重Lが増加したとしても、通常、当該荷重は第2閾値N2を超えることにはならないため、当該キンク部による検出荷重Lの増加がシード端子挿入不良として誤検出されることが良好に回避される(図7参照)。しかも、第1閾値N1は、上記の通り、1本のリード端子Ctに挿入不良が発生したときにヘッド20に作用する荷重の値よりも若干低い値に設定されているので、リード端子Ctに挿入不良が発生した場合には、検出荷重Lが速やかに第1閾値N1を超えることとなり、これにより、比較的早いタイミングにリード端子挿入不良を検知することが可能となる。従って、この部品実装装置1によれば、早いタイミングにより正確にリード端子の挿入不良を検知することが可能になるという利点がある。
また、この部品実装装置1によれば、ヘッド20が第1基準位置P1を過ぎた後、検出荷重Lが第2基準位置P2に到達する前に第2閾値N2を超えた場合にリード端子Ctの挿入不良と判別するので、寸法不良等に起因するリード端子Ctの挿入不良、つまり、リード端子CtがスルーホールHに詰まるような挿入不良を良好に検知できるという利点もある。
さらに、この部品実装装置1によれば、ヘッド20が目標位置Ptに到達したときに検出荷重Lが第2閾値N2以上でない場合には、リード端子挿入不良と判別するので、基板Pが撓むことによるリード端子挿入不良、例えばリード端子Ctのキンク部がスルーホールHに完全に挿入され状態となるような挿入不良を検知することが可能になるという利点もある。また、このようなリード端子挿入不良を検知できることで、間接的にバックアップピンの段取り不良を検知することが可能となる。
また、この部品実装装置1によれば、挿入部品の品種それぞれに対応する固有情報、すなわち上記基準位置P1、P2や閾値N1、N2が予め設定され、挿入部品の品種と当該固有情報とを対応付けた挿入部品データが記憶部34に記憶されている。そして、上記リード端子挿入不良検知処理の際には、前記挿入部品データのうち、実装対象となる挿入部品の固有情報に基づき当該処理が実行される。そのため、リード端子挿入不良検知処理の信頼性を高めることができるという利点もある。つまり、リード端子Ctの挿入不良を検知する上で必要となる上記基準位置P1、P2や閾値N1、N2などの固有情報は、挿入部品のリード端子Ctの長さ、太さ、材質、位置等によって部品の品種毎に異なる。そのため、部品の品種に拘わらず、上記閾値等を一定の値とした場合には、リード端子Ctの挿入不良を正確に検知できない、若しくは検知できてもリード端子Ctが折損するという事態をもたらすことが考えられるが、上記部品実装装置1によれば、挿入部品の品種に対応した(適した)閾値N1、N2等に基づき挿入不良の有無が判別されるので、上記のような不都合を未然に回避することが可能となる。よって、リード端子挿入不良検知処理の信頼性を高めることができる。
なお、以上説明した部品実装装置1や、この部品実装装置1に適用されたリード端子挿入不良検知装置は、本発明に係る部品実装装置およびリード端子不良検知装置の好ましい実施形態の例示であって、その具体的な構成は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態では、Z軸サーボモータ24の制御電流値を電流検出部36aにより検出し、この電流値を主制御部32が荷重値に換算することによりヘッド20に作用する荷重Lを検出しているが、勿論、荷重検出装置として、ロードセル(荷重センサ)を用いてヘッド20に作用する荷重を直接検出するようにしてもよい。
また、上記実施形態において、第1閾値N1は、複数のリード端子Ctのうち、1本のリード端子Ctに挿入不良が発生している場合に、第1基準位置P1においてヘッド20に作用する荷重の値よりも若干小さい値に設定されており、第2閾値N2は、ヘッド20が目標位置Ptに到達したときに当該ヘッド20に作用する荷重と同等の値とされているが、各閾値N1、N2の具体的な値として、これら以外の値を用いるようにしてもよい。
1 部品実装装置
2 ヘッドユニット
20 ヘッド
24 Z軸サーボモータ(位置検出装置/リード端子挿入不良検知装置)
24a エンコーダ(荷重検出装置/リード端子挿入不良検知装置)
30 制御装置
32 主制御部(判別装置/制御装置/リード端子挿入不良検知装置)
34 記憶部(リード端子挿入不良検知装置)
36 駆動制御部
39 タッチパネル
C 部品
Ct リード端子
P 基板
H スルーホール(挿入孔)
P1 第1基準位置
P2 第2基準位置
Ps 端子到達位置
Po 挿入完了位置
Pt 目標位置
N1 第1閾値
N2 第2閾値

Claims (8)

  1. 移動可能なヘッドを備え、リード端子を有する部品を前記ヘッドにより保持して基板に挿入実装する部品実装装置のリード端子挿入不良検知装置であって、
    前記ヘッドの高さ方向の位置を検出する位置検出装置と、
    前記ヘッドに作用する荷重を検出する荷重検出装置と、
    挿入実装の過程におけるヘッドの高さ方向の基準位置であって、リード端子の先端が基板上面に到達する端子到達位置と挿入孔へのリード端子の挿入が完了する挿入完了位置との間に設定された基準位置が記憶されるとともに、リード端子の挿入不良を検知するために、前記ヘッドに作用する荷重に設定された閾値が記憶された記憶装置と、
    挿入実装時に前記位置検出装置が検出する検出位置および前記荷重検出装置が検出する検出荷重に基づき、前記基準位置に到達する前に前記検出荷重が前記閾値を超えた場合に、リード端子の挿入不良が発生したと判別する判別装置とを備える、ことを特徴とするリード端子挿入不良検知装置。
  2. 請求項1に記載のリード端子挿入不良検知装置において、
    前記閾値を第1閾値と定義したときに、前記記憶装置には、前記第1閾値よりも大きい値の閾値であって前記リード端子の挿入不良を検知するための第2閾値が記憶されており、
    前記判別装置は、さらに、前記ヘッドが前記基準位置を過ぎて前記挿入完了位置に到達するまでの間に前記検出荷重が前記第2閾値を超えたときにリード端子の挿入不良が発生したと判別する、ことを特徴とするリード端子挿入不良検知装置。
  3. 請求項2に記載のリード端子挿入不良検知装置において、
    前記第2閾値は、前記挿入完了位置よりも低い位置に予め設定された前記ヘッドの目標位置に当該ヘッドが到達したときに当該ヘッドに作用する荷重と同等の値である、ことを特徴とするリード端子挿入不良検知装置。
  4. 請求項3に記載のリード端子挿入不良検知装置において、
    前記判別装置は、前記ヘッドが前記目標位置に到達した時点で、前記検出荷重が前記第2閾値に達していないときにリード端子の挿入不良が発生したと判別する、ことを特徴とするリード端子挿入不良検知装置。
  5. 請求項1乃至4の何れか一項に記載のリード端子挿入不良検知装置において、
    前記記憶装置は、複数種類の部品それぞれに対応する前記基準位置を記憶しており、
    前記判別装置は、前記記憶装置に記憶されている複数の基準位置のうち、実装対象部品に対応する基準位置に基づいてリード端子の挿入不良が発生したかを判別する、ことを特徴とするリード端子挿入不良検知装置。
  6. 請求項1乃至4の何れか一項に記載のリード端子挿入不良検知装置において、
    前記記憶装置は、複数種類の部品それぞれに対応する前記閾値を記憶しており、
    前記判別装置は、前記記憶装置に記憶されている複数の閾値のうち、実装対象部品に対応する閾値に基づいてリード端子の挿入不良が発生したかを判別する、ことを特徴とするリード端子挿入不良検知装置。
  7. 移動可能なヘッドを備え、リード端子を有する部品を前記ヘッドにより保持して基板に挿入実装する部品実装装置において、
    前記挿入実装の過程においてリード端子の挿入不良が発生したことを検知するための手段として、請求項1〜6の何れか一項に記載のリード端子挿入不良検知装置を備えている、ことを特徴とする部品実装装置。
  8. 請求項7に記載の部品実装装置において、
    前記挿入実装を実行すべく前記ヘッドを駆動制御するとともに、当該挿入実装の過程において前記リード端子挿入不良検知装置がリード端子の挿入不良を検知したときに前記ヘッドの駆動を停止する制御装置を備えている、ことを特徴とする部品実装装置。
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