JP2017091794A - シールド導電路 - Google Patents

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Abstract

【課題】車体にクランプを容易に取り付けることが可能なシールド導電路を提供する。【解決手段】シールド導電路10は、電線60の挿通空間21を有するシールドパイプ20と、シールドパイプ20の外周を包囲する樹脂パイプ40(樹脂部)と、樹脂パイプ40に外嵌され、車体90に取り付けられるクランプ70とを備える。クランプ70と樹脂パイプ40のいずれか一方には、他方に向けて突出する係止突部37が設けられ、他方には、一方側に開口して係止突部37を受ける係止受部43が設けられている。【選択図】図3

Description

本発明は、シールド機能を備えたシールド導電路に関する。
従来より、ハイブリッド車等において、車両後部に備わる高圧バッテリ等の機器と、車両前部に備わるインバータやヒューズボックス等の機器とを接続する電線を配索するべく、車両の床下に設置されるシールド導電路が知られている。例えば、特許文献1のシールド導電路は、電線と、電線を挿通する金属製のシールドパイプと、シールドパイプを車体に取り付け固定するクランプとを備えている。このクランプは、シールドパイプに外周面に沿って配置されるグロメットと、車体に固定される車体固定部を有するとともに半円弧状に湾曲してグロメットに外嵌されるブラケットとを有している。シールドパイプは、クランプを介して車体側に取り付けられる。
特開2010−215010号公報
上記従来のシールド導電路の場合、クランプがシールドパイプに対して軸方向及び周方向に摺動し得るため、車体への取り付け時にクランプが所定の位置に定まらず、車体にクランプを固定する作業に難渋するおそれがある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、車体にクランプを容易に取り付けることが可能なシールド導電路を提供することを目的とする。
本発明のシールド導電路は、電線の挿通空間を有するシールドパイプと、前記シールドパイプの外周を包囲する樹脂部と、前記樹脂部に外嵌され、車体に固定されるクランプとを備え、前記クランプと前記樹脂部のいずれか一方には、他方に向けて突出する係止突部が設けられ、前記他方には、前記一方側に開口して前記係止突部を受ける係止受部が設けられているところに特徴を有する。
上記構成によれば、係止突部が係止受部に受けられることにより、樹脂部に対するクランプの位置ずれが規制されるため、車体への取り付け時にクランプが遊動するのを抑えることができ、車体にクランプを容易に取り付けることができる。ここで、係止突部または係止受部が樹脂部に設けられているため、金属部分に係止突部または係止受部が設けられる場合と違って、加工し易く、成形の自由度を高めることができる。また、外側に露出する部分が樹脂部であれば、金属管と違って、曲げ加工時等に塗装剥がれが実質的に生じないため、樹脂部に所定の着色を施すことによって、高電圧等であることを示す識別機能を良好に発揮することができる。
本発明の実施例1のシールド導電路の配索経路を示す側面図である。 機器側のコネクタに接続されたシールド導電路の側面図である。 シールド導電路をクランプと対応する位置で切断した断面図である。 係止突部が係止受部に受けられた状態を示す斜視図である。 シールドパイプに外挿された樹脂パイプの側面図である。 樹脂パイプに外嵌されるクランプの分解断面図である。 クランプの斜視図である。
本発明の好ましい形態を以下に示す。
前記係止突部が前記クランプに設けられ、前記係止受部が前記樹脂部に設けられている。係止受部であれば樹脂部に突出する部分を設けずに済むため、樹脂部を押し出し成形等によって容易に製造することができる。
前記係止受部が前記樹脂部の外側にのみ開口する有底凹部とされている。これによれば、シールドパイプが係止受部を通して外部に露出することがないため、シールドパイプが浸水して不具合が生じる事態を回避することができる。
前記樹脂部が、前記シールドパイプとは別体とされ、前記シールドパイプに外挿されている。仮に、樹脂部とシールドパイプが一体に接合されていると、インサート成形機等の大掛かりな設備が必要とされ、製造が困難になる懸念がある。その点、上記構成によれば、シールドパイプと樹脂部とをそれぞれ押し出し成形等によって容易に製造することができる。
前記係止突部が前記係止受部に対して遊嵌されている。これによれば、係止突部が係止受部に対して動き得る範囲で、クランプと車体との間の取り付け誤差等を吸収することができ、車体にクランプをいっそう容易に取り付けることができる。なお、ここでいう遊嵌とは、係止突部が係止受部に遊び(隙間)を有して緩く嵌合されることである。
<実施例1>
以下、本発明の実施例1を、図1〜図7を参照しつつ説明する。本実施例1のシールド導電路10は、ハイブリッド車等において、図1に示すように、例えば、車体90の後部に備わる高圧バッテリ等の機器91と、車体90の前部に備わるインバータやヒューズボックス等の機器92とを接続するべく、車体90の床下に配索されるものである。なお、機器91、92は、導電性のシールドケース内に収容されている。
図2に示すように、シールド導電路10は、複数本(実施例1では2本)の電線60と、シールドパイプ20と、樹脂パイプ40(樹脂部)と、クランプ70とを備えている。
図4に示すように、電線60は、複数本の芯線からなる導体61と、導体61の周囲を覆う絶縁樹脂製の被覆62とからなるノンシールド電線である。電線60の端部には、図示しない端子金具が接続される。端子金具は、対応する機器91、92側のコネクタ81、82のハウジング83、84に収容されている(図2を参照)。
シールドパイプ20は、金属製(鉄、アルミニウム、銅、ステンレス等)であって、押出成形によって軸方向(長さ方向)に実質的に一定の断面形状で形成されている。具体的には、シールドパイプ20は、軸方向の両端が開口する筒状(詳細には円筒状)の形態とされている。シールドパイプ20の内部は、2本の電線60を一括して挿通する挿通空間21になっている。
シールドパイプ20は、樹脂パイプ40とともに電線60の配索経路に沿って3次元方向に屈曲され、実施例1の場合、図1に示すように、配索経路の中で最も低い位置に配索される最下部22と、最下部22の軸方向の両端からそれぞれの機器91、92に向けて斜めに立ち上がる立上部23とを有している。
樹脂パイプ40は、合成樹脂製(例えば、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリブチレンテレフタレート)であってシールドパイプ20とは別体とされ、押出成形によって軸方向に実質的に一定の断面形状で形成されている。実施例1の場合、高圧回路であることを認識させるため、オレンジ色等の樹脂で押し出し成形され、成形される樹脂パイプ40は、オレンジ色等の識別部41で全体が着色される。図2に示すように、樹脂パイプ40は、全長がシールドパイプ20の全長よりも短くなるように成形され、シールドパイプ20に挿抜可能に外挿される。
この樹脂パイプ40は、軸方向の両端が開口する円筒状の形態とされている。樹脂パイプ40の内径はシールドパイプ20の外径と実質的に同一であるか、もしくはシールドパイプ20の外径より僅かに小さくされている。このため、樹脂パイプ40はシールドパイプ20に実質的に隙間なく外挿される。
図4に示すように、樹脂パイプ40の外周面には、有底凹状の係止受部43が開口して設けられている。係止受部43は、断面方形(詳細には軸方向に長い断面長方形)であって、図6に示すように、樹脂パイプ40の周壁の外周部分を弦方向に略直線状に切り欠いてなる形態になっている。図4に示すように、係止受部43の軸方向の両端は、クランプ70の後述する係止突部37と当接可能なストッパ面44となっている。なお、実施例1の場合、係止受部43は、樹脂パイプ40の軸方向に間隔をあけて複数設置されている。
図2に示すように、電線60のうちシールドパイプ20の端部から外側に導出される部分は、編組部材50によって一括して包囲されている。編組部材50は、導電性の金属細線(例えば、銅)をメッシュ状に編み込んで筒状に形成したものである。なお、編組部材50の代わりに電線60に金属箔を巻いてもよい。
編組部材50の軸方向の一端側は、シールドパイプ20の端部外周面に金属バンド55によって加締め付けられて導通可能に固定されている。また、編組部材50の軸方向の他端側は、機器91、92側のコネクタ81、82のシールドシェル85、86に同じく金属バンド56によって加締め付けられて導通可能に固定されている。
続いて、クランプ70の構造を説明する。クランプ70は合成樹脂製であって、図6及び図7に示すように、一面が開口する本体部材71と、本体部材71とは別体であって本体部材71の一面開口75を塞ぐカバー部材72とからなる。本体部材71は、樹脂パイプ40に外嵌される嵌合受部73を有している。嵌合受部73の内周面は、断面弧状(詳細には断面優弧状)の湾曲面74とされ、樹脂パイプ40の内周面に沿った形態になっている。嵌合受部73のうち、湾曲面74の底部と対向する位置に、本体部材71の一面開口75が配置されている。樹脂パイプ40は、一面開口75を通して嵌合受部73内に挿入され、湾曲面74に沿って保持される。
また、本体部材71は、嵌合受部73と横並びの位置にロック構造を有している。ロック構造は、嵌合受部73寄りの位置に配置されるカバーロック孔76と、カバーロック孔76を挟んで嵌合受部73とは反対側の位置に配置される車体ロック孔77とを有している。カバーロック孔76及び車体ロック孔77は、樹脂パイプ40の挿入方向に貫通する形態とされ、隔壁78を介して互いに平行に配置されている。
図6に示すように、カバーロック孔76の内面における隔壁78の端縁には、カバーロック突起79が設けられている。カバーロック突起79は、一面開口75へ向けて水平方向内側に庇状に小さく張り出す形態とされている。
車体ロック孔77の内面における隔壁78の端縁には、車体ロックアーム69が設けられている。車体ロックアーム69は、隔壁78を挟んでカバーロック突起79と背合わせ位置となる基端側から図6における斜め上向きに延出する形態とされ、その延出端部に、外側(後述する外壁65側)に突出する車体ロック突起68が設けられている。車体ロック孔77のうち、車体ロックアーム69とその外側で対向する外壁65との間の空間は、車体90の床下に設けられた取付片93が挿入される固定空間67になっている。
車体90の取付片93は、板片状をなし、取付孔94を有している。取付片93が車体ロック孔77の固定空間67に挿入される過程では、車体ロックアーム69が取付片93に押圧されて撓み変形させられ、取付片93が車体ロック孔77の固定空間67に正規挿入されるに伴い、車体ロックアーム69が弾性復帰し、車体ロック突起68が取付孔94内に嵌合されることによって、車体ロック孔77が取付片93に挿入係止される(図3を参照)。
図6に示すように、本体部材71におけるロック構造とは反対側の側壁部64の端縁には、カバー掛止部66が設けられている。カバー掛止部66は、一面開口75から離れる水平方向外側に庇状に小さく張り出す形態になっている。
図7に示すように、カバー部材72は、本体部材71の一面開口75を覆う平坦な内面を有する平板状のカバー本体31を有している。カバー本体31には、その一側縁に沿って延出するレール部32が設けられている。レール部32は、本体部材71の内面との間に掛止溝33を区画している。
図3及び図6に示すように、カバー本体31の内面には、レール部32とは反対側の他側縁寄りの位置に、ロック片34が設けられている。ロック片34は、板片状をなし、カバー本体31の内面に対し直角に立ち上がる起立片部35と、起立片部35の立ち上げ端からレール部32とは反対側でかつカバー本体31の内面側へ向けて図3における斜め下方に突出する弾性片部36とからなる。本体部材71の一面開口75がカバー部材72で閉塞されると、ロック片34がカバーロック孔76に挿入され、弾性片部36がカバー掛止部66に弾性的に係止される。
図7に示すように、カバー本体31の内面の略中央部には、係止突部37が設けられている。係止突部37は、断面四角形(詳細には断面正方形)であって、全体として扁平角柱状をなしている。係止突部37の突出端面38は、凹凸の無い平坦面になっている。係止突部37の突出寸法は、樹脂パイプ40の厚みよりも小さく、係止受部43の深さ寸法と同じ、もしくは係止受部43の深さ寸法よりも若干小さくなっている。
次に、本実施例1のシールド導電路10の製造方法及び作用効果について説明する。
シールドパイプ20及び樹脂パイプ40をそれぞれ既存の押し出し成形機を利用して押し出し成形する。次いで、シールドパイプ20及び樹脂パイプ40を所定の長さに切断する。このとき、樹脂パイプ40がシールドパイプ20よりも短くなるようにする。その後、樹脂パイプ40の外周面の所定位置に係止受部43を凹設する。
続いで、樹脂パイプ40内にシールドパイプ20を差し込み、シールドパイプ20に樹脂パイプ40を外挿する。その際、シールドパイプ20の軸方向の両端部を樹脂パイプ40で覆わずに露出させる。また、シールドパイプ20の挿通空間21内に2本の電線60を通し、シールドパイプ20の両端開口から電線60を導出させる。
コネクタ81、82のハウジング83、84内に電線60を収容させ、コネクタ81、82のシールドシェル85、86とシールドパイプ20の軸方向端部(図2の露出領域29)との間に編組部材50を架け渡し、金属バンド55、56によってシールドシェル85、86とシールドパイプ20に編組部材50を固定する。
続いて、シールドパイプ20を樹脂パイプ40とともに所定の形状の曲げ加工する。その際、シールドパイプ20及び樹脂パイプ40が断面真円の管形状であるため、従来のパイプベンダー機をそのまま使用することができる。なお、実施例1の場合、最下部22と対応する位置に樹脂パイプ40の係止受部43が配置される。
続いて、樹脂パイプ40に外側からクランプ70の本体部材71を嵌め込み、本体部材71の嵌合受部73内に樹脂パイプ40を挿入する。このとき、樹脂パイプ40は、嵌合受部73内に径方向両側から弾性的に挟まれて保持される。また、樹脂パイプ40の係止受部43は、本体部材71の一面開口75に臨む位置に配置される。
次いで、カバー部材72のレール部32の掛止溝33内に本体部材71のカバー掛止部66を挿入し、カバー掛止部66にレール部32を掛け止めた状態で、本体部材71のカバーロック孔76内にロック片34を挿入し、本体部材71のカバーロック突起79にロック片34の弾性片部36を弾性的に係止させる。これにより、図3に示すように、カバー部材72が本体部材71に閉状態に保持されるとともに、カバー本体31が電線60を覆うように配置され、かつ係止突部37が係止受部43に嵌り込む。このとき、係止突部37の突出端面38が係止受部43の奥面に若干の隙間をあけて対面して配置され、図4に示すように、係止突部37の軸方向の両端面が係止受部43のストッパ面44に大きな隙間をあけて対面して配置される。このため、係止突部37は、係止受部43内に、周方向に若干のガタ付きを有するとともに軸方向に周方向よりも大きなガタ付きを有して嵌まり込む。かくして、クランプ70が樹脂パイプ40の所定位置(係止受部43が設けられた位置)に対して軸方向及び周方向に概略位置決めされた状態に保持される。なお、カバー部材72が本体部材71に閉状態に保持されると、本体部材71のカバーロック孔76の一端開口はカバー本体31によって閉塞されるが、本体部材71の車体ロック孔77の一端開口は開放された状態に維持される。
続いて、車体90にクランプ70を固定する。このとき、取付片93が本体部材71の車体ロック孔77内に差し込まれ、取付片93が車体ロックアーム69に弾性的に係止されることにより、クランプ70が取付片93に取り付け保持される(図2及び図3を参照)。
上記のとおり、実施例1においては、クランプ70が樹脂パイプ40に対して概略位置決めされた状態になっているため、車体90にクランプ70を取り付ける際に、車体90の取り付け位置(取付片93が設けられた位置)にクランプ70を正しく対向することができる。このため、車体90にクランプ70を固定する作業をスムーズに行うことができる。
また、仮に、取り付け誤差等の事情により、車体90の取り付け位置からクランプ70が多少位置ずれしていても、係止突部37が係止受部43内において軸方向及び周方向に変位することにより、クランプ70が樹脂パイプ40に対して位置変動して車体90の取り付け位置に正対する状態に導かれる。したがって、係止突部37が係止受部43内で変位する範囲で取り付け誤差等が吸収され、車体90にクランプ70を固定する作業を支障なく行うことが可能となる。なお、係止突部37は、軸方向に関して係止受部43の軸方向両端のストッパ面44間で移動可能となっている(図4を参照)。
以上説明したように、実施例1によれば、係止突部37が係止受部43に受けられることにより、樹脂パイプ40に対するクランプ70の位置ずれが規制されるため、車体90への取り付け時にクランプ70が遊動するのを抑えることができ、車体90にクランプ70を容易に取り付けることができる。この場合に、係止受部43が樹脂パイプ40に設けられているため、金属部分に係止受部43が設けられる場合と違って、加工し易く、成形の自由度を高めることができる。しかも、係止受部43が樹脂パイプ40の外周面から突出しないため、樹脂パイプ40を押し出し成形によって容易に製造することができる。
また、所定の着色を施した識別部41を有する樹脂パイプ40が外側に露出することにより、シールド導電路10が高電圧であることを示す識別機能を良好に発揮することができる。この場合に、樹脂パイプ40であるから、金属パイプと違って、曲げ加工時等に塗装剥がれが起こる心配が実質的に無く、識別機能の信頼性を確保することができる。
また、係止受部43が樹脂パイプ40の外面にのみ開口する有底凹状の形態になっているため、シールドパイプ20が係止受部43を通して外部に露出することがなく、シールドパイプ20が浸水して不具合が生じる事態を回避することができる。
また、樹脂パイプ40がシールドパイプ20とは別体とされていてシールドパイプ20に外挿されているため、シールドパイプ20及び樹脂パイプ40をそれぞれ押し出し成形によって容易に製造することができる。
さらに、係止突部37が係止受部43に対して遊嵌されているため、係止突部37が係止受部43に対して軸方向及び周方向に動き得る範囲で、クランプ70と車体90との間の取り付け誤差等を吸収することができ、車体90にクランプ70をいっそう容易に取り付けることができる。
<他の実施例>
本発明の他の実施例を簡単に説明する。
(1)シールドパイプ及び樹脂パイプは、断面長円形(断面楕円形を含)や断面角形の管材であってもよい。
(2)係止受部は、樹脂パイプに1つ設けられるだけでもよい。
(3)係止受部は、樹脂パイプ(樹脂部)を厚み方向に貫通する形態であってもよい。
(4)係止突部は、クランプの本体部材側に設けられていてもよい。
(5)係止突部が樹脂部に設けられ、係止受部がクランプに設けられるものであってもよい。
(6)樹脂パイプは、シールドパイプに一体に接合される構造であってもよい。本発明においては、金属層と樹脂層とが複数積層される管材を用いることも可能である。
(7)クランプは、本体部材とカバー部材がヒンジ等の連結部を介して一体的に形成されていてもよい。
(8)係止突部が係止受部に対し周方向と軸方向のいずれか一方向に遊動規制された状態で嵌合されるものであってもよい。
(9)クランプはスタットボルト等の固定手段によって車体に固定されるものであってもよい。
10…シールド導電路
20…シールドパイプ
37…係止突部
40…樹脂パイプ(樹脂部)
43…係止受部
60…電線
70…クランプ
71…本体部材
72…カバー部材
90…車体

Claims (5)

  1. 電線の挿通空間を有するシールドパイプと、
    前記シールドパイプの外周を包囲する樹脂部と、
    前記樹脂部に外嵌され、車体に固定されるクランプとを備え、
    前記クランプと前記樹脂部のいずれか一方には、他方に向けて突出する係止突部が設けられ、前記他方には、前記一方側に開口して前記係止突部を受ける係止受部が設けられていることを特徴とするシールド導電路。
  2. 前記係止突部が前記クランプに設けられ、前記係止受部が前記樹脂部に設けられていることを特徴とする請求項1記載のシールド導電路。
  3. 前記係止受部が前記樹脂部の外側にのみ開口する有底凹部とされていることを特徴とする請求項2記載のシールド導電路。
  4. 前記樹脂部が、前記シールドパイプとは別体とされ、前記シールドパイプに外挿されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載のシールド導電路。
  5. 前記係止突部が前記係止受部に対して遊嵌されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項記載のシールド導電路。
JP2015220128A 2015-11-10 2015-11-10 シールド導電路 Active JP6519797B2 (ja)

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