JP2023047074A - ワイヤハーネス - Google Patents

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Abstract

Figure 2023047074000001
【課題】経路規制部材の位置精度を向上できるワイヤハーネスを提供する。
【解決手段】ワイヤハーネス10は、電線部材20及び電線部材20の外周を囲う外装部材30を有するワイヤハーネス本体11と、外装部材30の外周に取り付けられ、ワイヤハーネス本体11の経路を規制する第1経路規制部材40と、第1経路規制部材40の長さ方向の一部の外周に取り付けられる第2経路規制部材60とを有する。第1経路規制部材40は、第1経路規制部材40の長さ方向と直交する方向に開口するとともに第1経路規制部材40の長さ方向の全長にわたって延びる第1挿入口40Xを有する。第1経路規制部材40は、貫通孔51を有する接続部50を有する。第2経路規制部材60は、接続部50の外周を覆う被覆部70を有する。被覆部70は、ワイヤハーネス本体11の長さ方向において貫通孔51と係合する凸部81を有する。
【選択図】図4

Description

本開示は、ワイヤハーネスに関するものである。
従来、車両用のワイヤハーネスとして、電線部材及び電線部材を覆う外装部材を有するワイヤハーネス本体と、外装部材の外周に取り付けられ、ワイヤハーネス本体の経路を規制する経路規制部材とを備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013-55760号公報
ところで、上記ワイヤハーネスにおいて、外装部材等の他の部材に対する経路規制部材の位置精度の向上が望まれている。
本開示の目的は、経路規制部材の位置精度を向上できるワイヤハーネスを提供することにある。
本開示のワイヤハーネスは、電線部材及び前記電線部材の外周を囲う外装部材を有するワイヤハーネス本体と、前記外装部材の外周に取り付けられ、前記ワイヤハーネス本体の経路を規制する経路規制部材と、前記経路規制部材の長さ方向の一部の外周に取り付けられる取付部材と、を有し、前記経路規制部材は、前記経路規制部材の長さ方向と直交する方向に開口するとともに前記経路規制部材の長さ方向の全長にわたって延びる第1挿入口を有し、前記経路規制部材は、第1係合部を有する接続部を有し、前記取付部材は、前記接続部の外周を覆う被覆部を有し、前記被覆部は、前記ワイヤハーネス本体の長さ方向において前記第1係合部と係合する第2係合部を有する。
本開示のワイヤハーネスによれば、経路規制部材の位置精度を向上できるという効果を奏する。
図1は、一実施形態のワイヤハーネスを示す概略構成図である。 図2は、一実施形態のワイヤハーネスを示す概略斜視図である。 図3は、一実施形態のワイヤハーネスを示す概略斜視図である。 図4は、一実施形態のワイヤハーネスを示す概略分解斜視図である。 図5は、一実施形態のワイヤハーネスを示す概略横断面図である。 図6は、一実施形態のワイヤハーネスを示す概略断面図である。 図7は、変更例のワイヤハーネスを示す概略斜視図である。 図8は、変更例のワイヤハーネスを示す概略斜視図である。 図9は、変更例のワイヤハーネスを示す概略斜視図である。 図10は、変更例の第1経路規制部材を示す概略斜視図である。 図11は、変更例のワイヤハーネスを示す概略横断面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列挙して説明する。
[1]本開示のワイヤハーネスは、電線部材及び前記電線部材の外周を囲う外装部材を有するワイヤハーネス本体と、前記外装部材の外周に取り付けられ、前記ワイヤハーネス本体の経路を規制する経路規制部材と、前記経路規制部材の長さ方向の一部の外周に取り付けられる取付部材と、を有し、前記経路規制部材は、前記経路規制部材の長さ方向と直交する方向に開口するとともに前記経路規制部材の長さ方向の全長にわたって延びる第1挿入口を有し、前記経路規制部材は、第1係合部を有する接続部を有し、前記取付部材は、前記接続部の外周を覆う被覆部を有し、前記被覆部は、前記ワイヤハーネス本体の長さ方向において前記第1係合部と係合する第2係合部を有する。
この構成によれば、ワイヤハーネス本体の長さ方向において、経路規制部材の接続部と取付部材の被覆部とが重なって設けられる。このとき、接続部に第1係合部が設けられるとともに、被覆部にワイヤハーネス本体の長さ方向において第1係合部と係合する第2係合部が設けられる。これら第1係合部と第2係合部とが互いに係合することにより、ワイヤハーネス本体の長さ方向において、取付部材に対する経路規制部材の移動が抑制される。このため、ワイヤハーネス本体の長さ方向において、取付部材に対して経路規制部材が位置ずれすることを抑制でき、取付部材に対する経路規制部材の位置精度を向上できる。
[2]前記第1係合部及び前記第2係合部のいずれか一方が凹部であり、前記第1係合部及び前記第2係合部のいずれか他方が、前記凹部に凹凸嵌合する凸部であることが好ましい。この構成によれば、第1係合部と第2係合部とが凹凸嵌合することにより、それら第1係合部と第2係合部とがワイヤハーネス本体の長さ方向において互いに係合される。これにより、ワイヤハーネス本体の長さ方向において、取付部材に対する経路規制部材の移動を抑制できる。
[3]前記凹部は、前記ワイヤハーネス本体の周方向よりも前記ワイヤハーネス本体の長さ方向に長い長孔であり、前記ワイヤハーネス本体の長さ方向において、前記長孔の寸法は前記凸部の寸法よりも大きいことが好ましい。この構成によれば、凸部が長孔内においてワイヤハーネス本体の長さ方向に沿って移動可能である。したがって、ワイヤハーネス本体の長さ方向において、取付部材に対する経路規制部材の相対的な位置の調整が可能となる。
[4]前記経路規制部材を第1経路規制部材としたときに、前記取付部材は、前記外装部材の外周に取り付けられ、前記ワイヤハーネス本体の経路を規制する第2経路規制部材であり、前記接続部は、前記第1経路規制部材の長さ方向の端部に設けられており、前記被覆部は、前記第2経路規制部材の長さ方向の端部に設けられていることが好ましい。この構成によれば、ワイヤハーネス本体の長さ方向において、第1経路規制部材と第2経路規制部材とが部分的に重なって設けられる。具体的には、ワイヤハーネス本体の長さ方向において、第1経路規制部材の長さ方向の端部に設けられた接続部と第2経路規制部材の長さ方向の端部に設けられた被覆部とが重なって設けられる。そして、接続部に設けられた第1係合部と被覆部に設けられた第2係合部とが互いに係合することにより、ワイヤハーネス本体の長さ方向において、第2経路規制部材に対する第1経路規制部材の移動が抑制される。このため、ワイヤハーネス本体の長さ方向において、第2経路規制部材に対して第1経路規制部材が位置ずれすることを抑制でき、第2経路規制部材に対する第1経路規制部材の位置精度を向上できる。ひいては、ワイヤハーネス本体に対する第1経路規制部材及び第2経路規制部材の位置精度を向上できる。このため、第1経路規制部材及び第2経路規制部材によって、ワイヤハーネス本体の所望の位置における経路を好適に規制できる。
[5]前記第1経路規制部材は、前記ワイヤハーネス本体の経路において直線状をなす部分である直線部の経路を規制しており、前記第2経路規制部材は、前記ワイヤハーネス本体の経路において屈曲する部分である屈曲部の経路を規制していることが好ましい。この構成によれば、第1経路規制部材により直線部の経路が規制され、第2経路規制部材により屈曲部の経路が規制される。これにより、直線部の経路及び屈曲部の経路がそれぞれ所望の経路から外れることを抑制できる。
[6]前記被覆部は、前記接続部の外周及び前記接続部が取り付けられている部分の前記外装部材の外周を周方向全周にわたって包囲する環状に形成されており、前記被覆部は、前記第2経路規制部材における本体部の一部と、前記本体部に連結される蓋部と、を有することが好ましい。この構成によれば、被覆部を環状としながらも、被覆部が本体部と蓋部とに分かれていることで、被覆部を含む第2経路規制部材を第1経路規制部材及び外装部材に対して後付け可能となる。これにより、ワイヤハーネスの組立作業性を向上できる。
[7]前記本体部は、前記第2経路規制部材の長さ方向と直交する方向に開口するとともに前記第2経路規制部材の長さ方向の全長にわたって延びる第2挿入口を有し、前記蓋部は、前記第2挿入口を、前記第2経路規制部材の長さ方向において部分的に覆っていることが好ましい。この構成によれば、第2挿入口は、第2経路規制部材の長さ方向と直交する方向に開口するとともに、第2経路規制部材の長さ方向の全長にわたって延びている。これにより、電線部材の長さ方向の端部にコネクタを取り付けるなどの端末処理を行った後に、外装部材に対して第2挿入口から第2経路規制部材を取り付けることが可能である。このように、第2経路規制部材を後付け可能であるため、ワイヤハーネスの組立作業性を向上させることが可能となる。
[8]前記第1経路規制部材は、前記第1経路規制部材の周方向の両端部であり前記第1挿入口を形成する第1端部及び第2端部と、前記第1端部と前記第2端部とを連結する連結部と、前記第1端部及び前記第2端部の少なくとも一方の内面から突出して前記外装部材の外面に接触する突出部と、を有することが好ましい。この構成によれば、第1経路規制部材は、第1端部及び第2端部の少なくとも一方の内面から突出して外装部材の外面に接触する突出部を有している。このため、第1挿入口を通じた外装部材からの第1経路規制部材の脱離を好適に抑制できる。
[9]前記第1係合部は、前記連結部の周方向の中間部分に設けられており、前記第1係合部は、前記外装部材の径方向に沿って前記連結部を貫通する貫通孔であり、前記第2係合部は、前記被覆部における前記本体部の内面に設けられており、前記第2係合部は、前記貫通孔に凹凸嵌合する第1凸部であることが好ましい。この構成によれば、連結部に設けられた貫通孔に本体部の内面に設けられた第1凸部が凹凸嵌合することにより、それら貫通孔と第1凸部とがワイヤハーネス本体の長さ方向において互いに係合される。これにより、ワイヤハーネス本体の長さ方向において、第2経路規制部材に対する第1経路規制部材の移動を抑制できる。また、第2係合部である第1凸部が本体部の内面に設けられるため、蓋部が閉じる前の状態において、第2経路規制部材に対する第1経路規制部材の移動を抑制できる。
[10]前記第1係合部は、前記第1端部及び前記第2端部の少なくとも一方から前記第1経路規制部材の周方向に沿って延びる切り欠きであり、前記第2係合部は、前記蓋部の内面に設けられており、前記第2係合部は、前記切り欠きに凹凸嵌合する第2凸部であることが好ましい。この構成によれば、第1経路規制部材の周方向の端部に設けられた切り欠きに蓋部の内面に設けられた第2凸部が凹凸嵌合することにより、それら切り欠きと第2凸部とがワイヤハーネス本体の長さ方向において互いに係合される。これにより、ワイヤハーネス本体の長さ方向において、第2経路規制部材に対する第1経路規制部材の移動を抑制できる。また、第2係合部である第2凸部が蓋部の内面に設けられるため、例えば蓋部を閉じるのと同時に、切り欠きと蓋部とを凹凸嵌合させることができる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のワイヤハーネスの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。各図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張又は簡略化して示す場合がある。また、各部分の寸法比率については各図面で異なる場合がある。本明細書における「平行」や「直交」は、厳密に平行や直交の場合のみでなく、本実施形態における作用効果を奏する範囲内で概ね平行や直交の場合も含まれる。また、本明細書の説明で使用される「筒状」は、周方向全周にわたって連続して周壁が形成されたものだけではなく、複数の部品を組み合わせて筒状をなすものや、C字状のように周方向の一部に切り欠きなどを有するものも含む。なお、「筒状」の形状には、円形、楕円形、及び尖ったまたは丸い角を有する多角形が含まれるが、これらに限定されない。また、本明細書の説明で使用される「環状」という用語は、ループを形成する任意の構造、または端部のない連続形状、並びに、C字形のようなギャップを有する、一般的にループ形状の構造を指すことがある。なお、「環状」の形状には、円形、楕円形、及び尖ったまたは丸い角を有する多角形が含まれるが、これらに限定されない。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
(ワイヤハーネス10の全体構成)
図1に示すワイヤハーネス10は、例えば、ハイブリッド車や電気自動車等の車両Vに搭載されるものである。ワイヤハーネス10は、2個以上の車載機器同士を電気的に接続する。車載機器は、車両Vに搭載された電気機器である。ワイヤハーネス10は、例えば、車両Vの前部に設置されたインバータM1と、そのインバータM1よりも車両Vの後方に設置された高圧バッテリM2とを電気的に接続する。ワイヤハーネス10は、例えば、車両Vの前後方向に延びるように長尺状に形成されている。ワイヤハーネス10は、例えば、ワイヤハーネス10の長さ方向の中間部分が車両Vの床下などの車室外を通るように車両Vに配索されている。
インバータM1は、例えば、車両走行の動力源となる図示しない車輪駆動用のモータと接続される。インバータM1は、高圧バッテリM2の直流電力から交流電力を生成し、その交流電力をモータに供給する。高圧バッテリM2は、例えば、数百ボルトの電圧を供給可能なバッテリである。
ワイヤハーネス10は、ワイヤハーネス本体11を有している。ワイヤハーネス本体11は、電線部材20と、電線部材20の外周を囲う筒状の外装部材30とを有している。ワイヤハーネス10は、電線部材20の両端部に取り付けられたコネクタC1,C2を有している。電線部材20の長さ方向の一端部はコネクタC1を介してインバータM1と接続されるとともに、電線部材20の長さ方向の他端部はコネクタC2を介して高圧バッテリM2と接続されている。
図2及び図3に示すように、ワイヤハーネス10は、外装部材30の外周に取り付けられる第1経路規制部材40と、外装部材30の外周に取り付けられる第2経路規制部材60とを有している。第1経路規制部材40及び第2経路規制部材60は、ワイヤハーネス本体11の配索される経路を規制している。なお、図1では、第1経路規制部材40及び第2経路規制部材60の図示を省略している。
(電線部材20の構成)
図4及び図5に示すように、電線部材20は、例えば、1本又は複数本(本実施形態では、2本)の電線21と、複数本の電線21の外周を一括して包囲する編組部材25とを有している。
図5に示すように、各電線21は、導電性を有する芯線22と、芯線22の外周を囲うとともに絶縁性を有する絶縁被覆23とを有する被覆電線である。各電線21は、例えば、高電圧・大電流に対応可能な高圧電線である。各電線21は、例えば、自身に電磁シールド構造を有しないノンシールド電線であってもよいし、自身に電磁シールド構造を有するシールド電線であってもよい。本実施形態の各電線21は、ノンシールド電線である。
芯線22としては、例えば、複数の金属素線を撚り合わせてなる撚線や単一の導体からなる単芯線などを用いることができる。単芯線としては、例えば、内部が中実構造をなす柱状の1本の金属棒からなる柱状導体や内部が中空構造をなす筒状導体などを用いることができる。芯線22としては、撚線、柱状導体や筒状導体を組み合わせて用いてもよい。芯線22の材料としては、例えば、銅系やアルミニウム系などの金属材料を用いることができる。
絶縁被覆23は、例えば、芯線22の外周面を周方向全周にわたって被覆している。絶縁被覆23は、例えば、絶縁性を有する樹脂材料により構成されている。
各電線21の長さ方向と直交する平面によって電線21を切断した断面形状、つまり各電線21の横断面形状は、任意の形状に形成することができる。各電線21の横断面形状は、例えば、円形状、半円状、多角形状、正方形状、扁平形状等に形成されている。本実施形態の各電線21の横断面形状は、円形状に形成されている。
編組部材25は、例えば、全体として複数の電線21の外周を一括して包囲する筒状をなしている。編組部材25としては、例えば、複数の金属素線が編成された編組線や、金属素線と樹脂素線とを組み合わせて編成された編組線を用いることができる。金属素線の材料としては、例えば、銅系やアルミニウム系などの金属材料を用いることができる。図示は省略するが、編組部材25の長さ方向の両端部は、例えば、コネクタC1,C2(図1参照)などにおいてアース接続されている。
(外装部材30の構成)
図4に示すように、外装部材30は、電線部材20の外周を周方向全周にわたって包囲する筒状をなしている。本実施形態の外装部材30は、円筒状に形成されている。外装部材30は、例えば、外装部材30の周方向全周にわたって連続して周壁が形成されている。外装部材30は、例えば、外装部材30の周方向全周にわたって密閉されている。外装部材30は、例えば、飛翔物や水滴から電線部材20を保護する機能を有している。
外装部材30は、例えば、可撓性を有し、容易に屈曲可能である。可撓性を有する外装部材30の例としては、例えば、樹脂製のコルゲートチューブやゴム製の防水カバーなどが挙げられる。本実施形態の外装部材30は、外装部材30の長さ方向において径が大小繰り返す蛇腹形状をなす樹脂製のコルゲートチューブである。すなわち、本実施形態の外装部材30は、外装部材30の長さ方向に沿って環状凸部31と環状凹部32とが交互に連なって設けられた蛇腹構造を有している。環状凸部31及び環状凹部32の各々は、例えば、外装部材30の周方向に沿って1周する環状をなしている。外装部材30の材料としては、例えば、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステル、ABS樹脂などの合成樹脂を用いることができる。なお、図1~図3では、図面の簡略化のために、外装部材30を簡略化して図示している。
(第1経路規制部材40及び第2経路規制部材60の構成)
図2及び図3に示すように、第1経路規制部材40及び第2経路規制部材60の各々は、外装部材30を保持する。第1経路規制部材40及び第2経路規制部材60の各々は、例えば、外装部材30よりも堅硬である。第1経路規制部材40及び第2経路規制部材60の各々は、外装部材30に比べて、ワイヤハーネス本体11の長さ方向と直交する方向に曲がり難い硬さを有している。これにより、第1経路規制部材40及び第2経路規制部材60の各々は、ワイヤハーネス本体11の経路を規制する。例えば、第1経路規制部材40及び第2経路規制部材60の各々は、ワイヤハーネス本体11が自重などで撓んで所望の経路から外れないように、外装部材30を補助する。
第1経路規制部材40は、ワイヤハーネス本体11の長さ方向において部分的に設けられている。第1経路規制部材40は、例えば、ワイヤハーネス本体11の経路のうち直線状をなす部分である直線部11Aにおいて、外装部材30の外周に取り付けられている。第1経路規制部材40は、直線部11Aにおけるワイヤハーネス本体11の経路を規制する。ここで、直線部11Aは、ワイヤハーネス本体11の経路が一方向に直線状に延びる部分である。なお、第1経路規制部材40は、ワイヤハーネス本体11の経路に応じて、単数または複数設けられる。
第2経路規制部材60は、ワイヤハーネス本体11の長さ方向において部分的に設けられている。第2経路規制部材60は、例えば、ワイヤハーネス本体11の経路のうち屈曲する部分である屈曲部11Bにおいて、外装部材30の外周に取り付けられている。第2経路規制部材60は、屈曲部11Bにおけるワイヤハーネス本体11の経路を規制する。ここで、屈曲部11Bは、ワイヤハーネス本体11の経路が2次元状又は3次元状に屈曲している部分である。なお、第2経路規制部材60は、ワイヤハーネス本体11の経路に応じて、単数または複数設けられる。
(第1経路規制部材40の構成)
図5に示すように、第1経路規制部材40は、外装部材30の外周のうち外装部材30の周方向の一部を覆っている。第1経路規制部材40は、外装部材30の周方向の一部において外装部材30の外周を被覆する筒状をなしている。第1経路規制部材40の横断面形状は、全体としてC字状をなしている。第1経路規制部材40は、例えば、外装部材30の外周の半分よりも大きい範囲を覆っている。すなわち、第1経路規制部材40は、外装部材30の外周のうち外装部材30の周方向全周の半分よりも大きい範囲を覆っている。図3に示すように、第1経路規制部材40は、直線部11Aにおける外装部材30の長さ方向に沿って延びている。第1経路規制部材40は、例えば、一方向に直線状に延びる形状に形成されている。第1経路規制部材40の横断面形状は、例えば、第1経路規制部材40の長さ方向の略全長にわたって一様である。
第1経路規制部材40は、例えば、金属製又は樹脂製である。本実施形態の第1経路規制部材40は、樹脂製である。第1経路規制部材40の材料としては、例えば、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリアセタールなどの合成樹脂を用いることができる。第1経路規制部材40は、例えば、押出成形や射出成形などの周知の製造方法によって製造することができる。
第1経路規制部材40は、第1経路規制部材40の長さ方向と直交する方向に開口する第1挿入口40Xを有している。第1経路規制部材40は、第1経路規制部材40の周方向の両端部であって第1挿入口40Xを形成する第1端部41及び第2端部42を有している。第1経路規制部材40は、第1端部41と第2端部42とを連結する連結部43とを有している。換言すると、第1経路規制部材40は、外装部材30の周方向の一部を覆うように形成された連結部43と、連結部43の両端部に設けられた第1端部41及び第2端部42と、第1端部41及び第2端部42によって形成された第1挿入口40Xとを有している。
図5に示すように、連結部43は、第1経路規制部材40の主部分を構成している。連結部43の径方向の厚さは、例えば、第1経路規制部材40の周方向において一様である。連結部43の横断面形状は、例えば、外装部材30の外面に沿った形状に形成されている。第1端部41と第2端部42と連結部43との横断面形状は、例えば、円弧状に形成されている。
第1端部41と第2端部42とは、第1経路規制部材40の周方向において互いに反対側に設けられている。第1端部41と第2端部42とは、第1経路規制部材40の周方向において第1挿入口40Xを挟んで互いに離れて設けられている。換言すると、第1経路規制部材40の周方向において第1端部41と第2端部42との間の間隙が第1挿入口40Xとして構成される。このように、第1経路規制部材40は、第1経路規制部材40の周方向の一部に第1挿入口40Xを有するC字状に形成されている。
第1端部41は、第1先端41Aを有している。第2端部42は、第2先端42Aを有している。第1先端41A及び第2先端42Aは、第1挿入口40Xを形成している。換言すると、第1先端41A及び第2先端42Aは、第1挿入口40Xの内面を構成している。第1先端41A及び第2先端42Aは、第1経路規制部材40の長さ方向から見て、湾曲形状に形成されている。すなわち、第1先端41A及び第2先端42Aの横断面形状は、湾曲形状に形成されている。本実施形態の第1先端41A及び第2先端42Aの横断面形状は、半円形状に形成されている。
第1経路規制部材40は、例えば、第1端部41の内面から突出する突出部45と、第2端部42の内面から突出する突出部46とを有している。各突出部45,46は、第1経路規制部材40の内部に挿入された外装部材30に向かって突出して外装部材30の外面に接触している。各突出部45,46は、例えば、外装部材30の環状凸部31の外面に接触している。突出部45は、例えば、第1端部41の第1先端41Aの内面から突出している。突出部46は、例えば、第2端部42の第2先端42Aの内面から突出している。各突出部45,46の横断面形状は、例えば、湾曲形状に形成されている。本実施形態の各突出部45,46の横断面形状は、半円形状に形成されている。
図3に示すように、各突出部45,46は、第1経路規制部材40の長さ方向に延びている。各突出部45,46は、例えば、第1経路規制部材40の長さ方向の全長にわたって延びている。
各突出部45,46は、例えば、外装部材30を外装部材30の外側から押圧する。外装部材30は、突出部45と突出部46と連結部43とによって弾性的に挟まれている。これにより、外装部材30に対する第1経路規制部材40の連結が強固となる。したがって、外装部材30の外周に取り付けられた第1経路規制部材40が、外装部材30の長さ方向において移動することが抑制されている。
図5に示すように、第1挿入口40Xの開口幅、つまり第1端部41と第2端部42との最短距離は、例えば、外装部材30の外径よりも小さい。
図4に示すように、第1挿入口40Xは、第1経路規制部材40の長さ方向に沿って延びている。第1挿入口40Xは、第1経路規制部材40の長さ方向の全長にわたって延びている。すなわち、第1挿入口40Xは、第1経路規制部材40の長さ方向と直交する方向に開口するとともに、第1経路規制部材40の長さ方向の両端に開口するように形成されている。
第1経路規制部材40の長さ方向と直交する方向から第1挿入口40Xに外装部材30を挿入することにより、第1経路規制部材40が弾性変形して第1挿入口40Xの開口幅が大きくなる。外装部材30が第1経路規制部材40の内部に挿入されると、第1経路規制部材40が元の形状に戻ろうと弾性復帰する。これにより、第1挿入口40Xの開口幅が外装部材30の外径よりも小さくなるため、外装部材30の外周に対して第1経路規制部材40が取り付けられる。
第1経路規制部材40は、第2経路規制部材60と接続される接続部50を有している。接続部50は、例えば、第1経路規制部材40の長さ方向の端部に設けられている。
接続部50は、第1係合部としての貫通孔51を有している。貫通孔51は、例えば、接続部50における連結部43を外装部材30の径方向に沿って貫通している。貫通孔51は、例えば、ワイヤハーネス本体11の周方向に沿って延びている。貫通孔51は、例えば、ワイヤハーネス本体11の長さ方向よりもワイヤハーネス本体11の周方向に長く形成されている。貫通孔51は、例えば、ワイヤハーネス本体11の周方向に沿って直線状に延びる細長いスリット状に形成されている。貫通孔51は、例えば、ワイヤハーネス本体11の長さ方向に沿う寸法よりもワイヤハーネス本体11の周方向に沿う寸法が2倍以上大きく形成されている。貫通孔51は、例えば、貫通孔51の貫通方向から見た形状が長方形状に形成されている。貫通孔51は、例えば、接続部50における連結部43の周方向の中間部分に設けられている。貫通孔51は、例えば、連結部43の周方向のうち、外装部材30の径方向において第1挿入口40Xと重なる位置に設けられている。貫通孔51は、例えば、接続部50の長さ方向において部分的に設けられている。貫通孔51は、例えば、接続部50を構成する第1経路規制部材40の長さ方向の一端面から離れた位置に設けられている。
(第2経路規制部材60の構成)
図2及び図3に示すように、第2経路規制部材60は、屈曲部11Bにおける外装部材30の外周に取り付けられる。第2経路規制部材60は、屈曲部11Bにおける外装部材30の長さ方向に沿って延びている。第2経路規制部材60は、例えば、屈曲部11Bの形状に沿って屈曲している。
第2経路規制部材60は、例えば、金属製又は樹脂製である。本実施形態の第2経路規制部材60は、樹脂製である。第2経路規制部材60の材料としては、例えば、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリアセタールなどの合成樹脂を用いることができる。第2経路規制部材60は、例えば、射出成形などの周知の製造方法によって製造することができる。
第2経路規制部材60は、本体部61と、第1経路規制部材40の長さ方向の一部を被覆する被覆部70とを有している。
本体部61は、例えば、屈曲部11Bにおける外装部材30の長さ方向に沿って延びる長尺状に形成されている。本体部61は、例えば、屈曲部11Bの経路に沿って延びている。すなわち、本体部61は、屈曲部11Bの形状に沿って屈曲した屈曲形状を有している。本体部61は、外装部材30の外周のうち外装部材30の周方向の一部を覆っている。本体部61は、例えば、外装部材30の外周の約半分の範囲を覆っている。例えば、本体部61は、外装部材30の外周における約180°の範囲を覆っている。本体部61は、例えば、略半円筒状をなしている。
本体部61は、第2経路規制部材60の長さ方向と直交する方向に開口する第2挿入口61Xを有している。本体部61は、本体部61の周方向の両端部である第3端部63及び第4端部64を有している。本体部61は、第3端部63と第4端部64との間に設けられる中間部65とを有している。換言すると、本体部61は、外装部材30の周方向の一部を覆うように形成された中間部65と、中間部65の両端部に設けられた第3端部63及び第4端部64と、第3端部63及び第4端部64によって形成された第2挿入口61Xとを有している。
図5に示すように、中間部65は、本体部61の主部分を構成している。中間部65の横断面形状は、例えば、外装部材30の外面に沿った形状に形成されている。中間部65の横断面形状は、例えば、第1経路規制部材40の外面に沿った形状に形成されている。第3端部63と第4端部64と中間部65との横断面形状は、例えば、円弧状やU字状に形成されている。
第3端部63と第4端部64とは、本体部61の周方向において互いに反対側に設けられている。第3端部63と第4端部64とは、本体部61の周方向において第2挿入口61Xを挟んで互いに離れて設けられている。換言すると、本体部61の周方向において第3端部63と第4端部64との間の間隙が第2挿入口61Xとして構成される。このように、本実施形態の本体部61は、第2経路規制部材60の周方向の一部に第2挿入口61Xを有するU字状に形成されている。
第2挿入口61Xの開口幅、つまり第3端部63と第4端部64との最短距離は、例えば、外装部材30の外径と等しい、もしくは外装部材30の外径よりも大きい。
図3及び図4に示すように、第2挿入口61Xは、第2経路規制部材60の長さ方向に沿って延びている。第2挿入口61Xは、第2経路規制部材60の長さ方向の全長にわたって延びている。すなわち、第2挿入口61Xは、第2経路規制部材60の長さ方向と直交する方向に開口するとともに、第2経路規制部材60の長さ方向の両端に開口するように形成されている。第2挿入口61Xには、外装部材30が第2経路規制部材60の長さ方向と直交する方向に沿って挿入される。また、第2挿入口61Xには、第1経路規制部材40が第2経路規制部材60の長さ方向と直交する方向に沿って挿入される。
図2及び図3に示すように、被覆部70は、例えば、第2経路規制部材60の長さ方向の一端部に設けられている。被覆部70は、例えば、外装部材30の径方向において接続部50と重なって設けられている。すなわち、ワイヤハーネス10では、ワイヤハーネス本体11の長さ方向において、第1経路規制部材40の長さ方向の一端部と第2経路規制部材60の長さ方向の一端部とが重なって設けられている。
図5に示すように、被覆部70は、例えば、接続部50の外周を覆っている。被覆部70は、例えば、接続部50の外周及び接続部50が取り付けられた部分における外装部材30の外周を周方向全周にわたって包囲する環状に形成されている。
被覆部70は、本体部61の長さ方向の端部である被覆本体部71と、被覆本体部71に連結された蓋部72とを有している。被覆本体部71は、本体部61の一部であるため、第2挿入口61Xと第3端部63と第4端部64と中間部65とを有している。被覆本体部71の中間部65は、例えば、接続部50における連結部43の外周を被覆している。被覆本体部71の中間部65は、例えば、連結部43の周方向の一部の外周を被覆している。
蓋部72は、例えば、被覆本体部71に対して一体に形成されている。蓋部72の内面の横断面形状は、例えば、外装部材30の外面に沿った形状に形成されている。蓋部72の内面の横断面形状は、例えば、楕円弧状や長円弧状に形成されている。蓋部72は、例えば、略半長円筒状に形成されている。ここで、本明細書における「長円」は、2つの略等しい長さの平行線と2つの半円形からなる形状である。
図4に示すように、蓋部72は、本体部61の第2挿入口61Xを、第2経路規制部材60の長さ方向において部分的に覆っている。蓋部72は、被覆本体部71において、第2挿入口61Xを覆っている。蓋部72は、例えば、本体部61の長さ方向のうち被覆本体部71のみにおいて、第2挿入口61Xを覆っている。
被覆部70は、例えば、被覆本体部71と蓋部72とを繋ぐヒンジ部73を有している。ヒンジ部73は、被覆本体部71の周方向一端と蓋部72の周方向一端とを繋いでいる。被覆本体部71の周方向他端には1つ又は複数(本実施形態では、2つ)のロック部74が設けられている。蓋部72の周方向他端には1つ又は複数(本実施形態では、2つ)の爪部75が設けられている。
蓋部72は、ヒンジ部73を軸として、図3に示す開位置と、図2に示す閉位置との間を回動可能である。図5に示すように、蓋部72が閉位置にある状態において、爪部75はロック部74に引っ掛かる。これにより、蓋部72が閉位置で保持される。このように、被覆本体部71と蓋部72とが互いに連結される。被覆本体部71と蓋部72とが連結された状態において、被覆部70は、外装部材30及び接続部50の外周をまとめて囲む環状をなす。蓋部72は、閉位置において、被覆本体部71における第2挿入口61Xを覆っている。蓋部72は、例えば、閉位置において、接続部50における第1挿入口40Xを覆っている。
図6に示すように、被覆部70は、第2係合部としての凸部81を有している。凸部81は、ワイヤハーネス本体11の長さ方向において貫通孔51と係合可能に形成されている。凸部81は、貫通孔51と凹凸嵌合可能である。凸部81は、例えば、被覆本体部71の内面からワイヤハーネス本体11の長さ方向と直交する方向に沿って突出している。凸部81は、例えば、被覆本体部71の内面から接続部50に向かって突出している。
図4に示すように、凸部81は、例えば、ワイヤハーネス本体11の周方向に沿って延びている。凸部81は、例えば、ワイヤハーネス本体11の長さ方向よりもワイヤハーネス本体11の周方向に長く形成されている。凸部81は、例えば、ワイヤハーネス本体11の長さ方向に沿う寸法よりもワイヤハーネス本体11の周方向に沿う寸法が2倍以上大きく形成されている。凸部81は、例えば、被覆本体部71の周方向において部分的に設けられている。凸部81は、例えば、被覆本体部71における中間部65の周方向の中間部分に設けられている。凸部81は、例えば、被覆本体部71の長さ方向において部分的に設けられている。凸部81は、貫通孔51の内側に嵌合可能な大きさに形成されている。例えば、ワイヤハーネス本体11の長さ方向において、凸部81の寸法は貫通孔51の寸法よりも小さい。例えば、ワイヤハーネス本体11の周方向において、凸部81の寸法は貫通孔51の寸法よりも小さい。
図5に示すように、凸部81は、例えば、被覆本体部71の内面から外装部材30に向かって突出する。凸部81は、例えば、接続部50の内面よりも外装部材30の径方向内側に突出するように形成されている。凸部81は、例えば、凸部81の先端が外装部材30の外面に接触するように形成されている。凸部81の先端は、例えば、外装部材30の環状凸部31の外面に接触する。凸部81の先端は、例えば、外装部材30の外面に沿った形状に形成されている。凸部81の先端は、例えば、外装部材30の外面に沿った円弧状をなしている。
図6に示すように、凸部81が貫通孔51に凹凸嵌合されると、ワイヤハーネス本体11の長さ方向において、貫通孔51と凸部81とが互いに係合する。具体的には、凸部81が貫通孔51に凹凸嵌合されると、ワイヤハーネス本体11の長さ方向において、貫通孔51の内面と凸部81の側面とが互いに係合する。これにより、ワイヤハーネス本体11の長さ方向において、第1経路規制部材40と第2経路規制部材60とが相対的に移動しにくくなっている。また、凸部81が貫通孔51に嵌合されると、ワイヤハーネス本体11の長さ方向において、第1経路規制部材40が第2経路規制部材60に対して位置決めされる。これにより、ワイヤハーネス本体11の長さ方向において、第1経路規制部材40と第2経路規制部材60との重なり幅が調整される。
図5に示すように、凸部81が貫通孔51に凹凸嵌合されると、ワイヤハーネス本体11の周方向において、貫通孔51と凸部81とが互いに係合する。具体的には、凸部81が貫通孔51に凹凸嵌合されると、ワイヤハーネス本体11の周方向において、貫通孔51の内面と凸部81の側面とが互いに係合する。これにより、ワイヤハーネス本体11の周方向において、第1経路規制部材40と第2経路規制部材60とが相対的に移動しにくくなっている。この結果、第2経路規制部材60の内部において、第1経路規制部材40がワイヤハーネス本体11の周方向に回転することを抑制できる。また、凸部81が貫通孔51に嵌合されると、ワイヤハーネス本体11の周方向において、第1経路規制部材40が第2経路規制部材60に対して位置決めされる。これにより、ワイヤハーネス本体11の周方向において、第2経路規制部材60に対する第1経路規制部材40の向き、具体的には第1挿入口40Xの向きが調整される。換言すると、第1経路規制部材40における第1挿入口40Xの周方向の位置は、貫通孔51とその貫通孔51に係合する凸部81とによって位置決めされる。本実施形態では、凸部81が貫通孔51に嵌合されると、第1経路規制部材40における第1挿入口40Xの周方向の位置は、被覆部70のうち蓋部72側を向くように設定される。ここで、接続部50が被覆部70の被覆本体部71の内側に嵌合された状態において、接続部50の周方向の一部は、被覆本体部71における第3端部63及び第4端部64よりも外側(ここでは、図中上側)に突出している。そして、接続部50における第1端部41と第2端部42と第1挿入口40Xとは、被覆本体部71における第3端部63及び第4端部64よりも蓋部72の内面側に突出した位置に設けられている。
図4に示すように、蓋部72は、蓋部72の内面から突出する1つ又は複数(本実施形態では、5つ)の突起76を有している。複数の突起76は、第2経路規制部材60の長さ方向において間隔を空けて設けられている。各突起76は、例えば、蓋部72の周方向の中間部分に設けられている。図6に示すように、各突起76は、例えば、蓋部72が閉位置にある状態において、第2経路規制部材60の内部に挿入された外装部材30に向かって突出する。各突起76は、例えば、蓋部72が閉位置にある状態において、外装部材30の環状凹部32に嵌合するように形成されている。各突起76は、例えば、突起76の先端が環状凹部32の外面に接触するように形成されている。各突起76の先端は、例えば、環状凹部32の外面に沿った円弧状をなしている。5つの突起76は、それぞれ異なる環状凹部32の内部に嵌合している。これにより、外装部材30の長さ方向において、第2経路規制部材60に対する外装部材30の移動が抑制される。このため、ワイヤハーネス本体11の長さ方向において、外装部材30に対して第2経路規制部材60が位置ずれすることを好適に抑制できる。また、外装部材30の径方向において、第2経路規制部材60に対する外装部材30及び第1経路規制部材40の移動が抑制される。このため、貫通孔51と凸部81との凹凸嵌合が意図せずに外れることを好適に抑制できる。
(固定部材91,92の構成)
図2に示すように、ワイヤハーネス10は、例えば、外装部材30の外周に第1経路規制部材40を固定する固定部材91を有している。ワイヤハーネス10は、例えば、外装部材30の外周に第2経路規制部材60を固定する固定部材92を有している。固定部材91,92としては、例えば、樹脂製又は金属製の結束バンド、カシメリングや粘着テープなどを用いることができる。本実施形態の固定部材91,92は、粘着テープである。
固定部材91は、例えば、第1経路規制部材40の長さ方向の端部のうち接続部50とは反対側に設けられた端部を外装部材30の外面に固定するように形成されている。固定部材91は、例えば、第1経路規制部材40の長さ方向の端部から外装部材30にわたって巻き付けられている。これにより、ワイヤハーネス本体11の長さ方向及び周方向において、外装部材30に対して第1経路規制部材40が移動することを抑制できる。固定部材92は、例えば、第2経路規制部材60の長さ方向の端部のうち被覆部70とは反対側に設けられた端部を外装部材30の外面に固定するように形成されている。固定部材92は、例えば、第2経路規制部材60の長さ方向の端部から外装部材30にわたって巻き付けられている。これにより、ワイヤハーネス本体11の長さ方向及び周方向において、外装部材30に対して第2経路規制部材60が移動することを抑制できる。
次に、本実施形態の作用について説明する。
ワイヤハーネス本体11の長さ方向において、第1経路規制部材40の長さ方向の端部に設けられた接続部50と第2経路規制部材60の長さ方向の端部に設けられた被覆部70とが重なって設けられる。このとき、第1経路規制部材40の接続部50に貫通孔51が設けられる。また、第2経路規制部材60の被覆部70に、貫通孔51とワイヤハーネス本体11の長さ方向において係合する凸部81が設けられる。これら貫通孔51と凸部81とが互いに係合することにより、ワイヤハーネス本体11の長さ方向において、第2経路規制部材60に対する第1経路規制部材40の移動が抑制される。
次に、本実施形態の効果について説明する。
(1)接続部50に貫通孔51が設けられるとともに、ワイヤハーネス本体11の長さ方向において貫通孔51と係合する凸部81が被覆部70に設けられる。この構成によれば、上述した作用を奏することから、ワイヤハーネス本体11の長さ方向において、第2経路規制部材60に対して第1経路規制部材40が位置ずれすることを抑制できる。したがって、第2経路規制部材60に対する第1経路規制部材40の位置精度を向上できる。ここで、本実施形態では、第2経路規制部材60が固定部材92によりワイヤハーネス本体11の外装部材30に固定されている。このため、ワイヤハーネス本体11の長さ方向において、ワイヤハーネス本体11に対する第2経路規制部材60の移動が抑制されている。したがって、第2経路規制部材60に対する第1経路規制部材40の位置精度を向上させることにより、ワイヤハーネス本体11に対する第1経路規制部材40の位置精度を向上させることができる。この結果、ワイヤハーネス本体11の所望の位置、ここでは直線部11Aに第1経路規制部材40を好適に配置することができ、直線部11Aの経路を第1経路規制部材40によって好適に規制できる。換言すると、ワイヤハーネス本体11に対する第1経路規制部材40の設置位置が直線部11Aから外れることを好適に抑制できる。
さらに、ワイヤハーネス本体11の長さ方向において、第2経路規制部材60に対して第1経路規制部材40が移動することを抑制できるため、その移動に起因する第2経路規制部材60からの第1経路規制部材40の脱離を好適に抑制できる。
(2)第1経路規制部材40の第1挿入口40Xは、第1経路規制部材40の長さ方向と直交する方向に開口するとともに、第1経路規制部材40の長さ方向の全長にわたって延びている。これにより、電線部材20の長さ方向の端部にコネクタC1,C2を取り付けるなどの端末処理を行った後に、外装部材30に対して第1挿入口40Xから第1経路規制部材40を取り付けることが可能である。このように、第1経路規制部材40を後付け可能であるため、ワイヤハーネス10の組立作業性を向上させることが可能である。
(3)第1経路規制部材40の第1係合部を貫通孔51とし、第2経路規制部材60の第2係合部を貫通孔51に凹凸嵌合する凸部81とした。この構成によれば、貫通孔51に凸部81を凹凸嵌合させることにより、それら貫通孔51と凸部81とをワイヤハーネス本体11の長さ方向において互いに係合させることができる。
(4)貫通孔51を連結部43の周方向の中間部分に設け、凸部81を被覆本体部71の内面に設けるようにした。この構成によれば、凸部81が被覆本体部71の内面に設けられるため、被覆部70において蓋部72が閉じる前の状態において、第2経路規制部材60に対する第1経路規制部材40の移動を抑制できる。
(5)ワイヤハーネス本体11の長さ方向において、第1経路規制部材40と第2経路規制部材60とが部分的に重なって設けられる。この重なった部分において、貫通孔51と凸部81とがワイヤハーネス本体11の長さ方向に互いに係合する。この構成によれば、第1経路規制部材40自体に設けられた貫通孔51と第2経路規制部材60自体に設けられた凸部81とによって、第1経路規制部材40と第2経路規制部材60との相対的な位置ずれを抑制できる。このため、第1経路規制部材40と第2経路規制部材60との相対的な位置ずれを別の部材によって抑制する場合に比べて、部品点数を減らすことができる。
(6)被覆部70は、第2経路規制部材60における本体部61の一部である被覆本体部71と、被覆本体部71に連結される蓋部72とを有する。被覆部70は、接続部50の外周及びその接続部50が取り付けられている部分の外装部材30の外周を周方向全周にわたって包囲する環状に形成されている。この構成によれば、被覆部70を接続部50及び外装部材30を囲む環状としながらも、被覆部70が被覆本体部71と蓋部72とに分かれていることで、被覆部70を含む第2経路規制部材60を第1経路規制部材40及び外装部材30に対して後付け可能となる。これにより、ワイヤハーネス10の組立作業性をより一層向上できる。
(7)本体部61は、第2経路規制部材60の長さ方向と直交する方向に開口するとともに第2経路規制部材60の長さ方向の全長にわたって延びる第2挿入口61Xを有している。これにより、電線部材20の長さ方向の端部にコネクタC1,C2を取り付けるなどの端末処理を行った後に、外装部材30に対して第2挿入口61Xから第2経路規制部材60を取り付けることが可能である。このように、第2経路規制部材60を後付け可能であるため、ワイヤハーネス10の組立作業性をより向上させることが可能となる。
(8)第1経路規制部材40は、第1端部41及び第2端部42の内面からそれぞれ突出して外装部材30の外面に接触する突出部45,46を有する。この構成によれば、例えば突出部45,46によって、外装部材30が外装部材30の外側から押圧される。このため、第1挿入口40Xを通じた外装部材30からの第1経路規制部材40の脱離を好適に抑制できる。
(9)第1経路規制部材40の横断面形状は、第1経路規制部材40の長さ方向の略全長にわたって同一である。この構成によれば、第1経路規制部材40の原料を長さ方向に押し出す押出成形機を用いることで、第1経路規制部材40を容易に製造することができる。また、単一の押出成形機を用いて、長さ方向の寸法が異なる複数種類の第1経路規制部材40を製造することができる。例えば、単一の押出成形機で形成された第1経路規制部材40の母材を、切断機を用いて任意の長さで切断することによって、長さ方向の寸法が異なる複数種類の第1経路規制部材40を製造することができる。
(10)貫通孔51を、第1経路規制部材40の周方向に沿って直線状に延びる細長いスリット状に形成した。この構成によれば、例えば第1経路規制部材40の母材を切断する切断機を用いて貫通孔51を形成することができる。このように、第1経路規制部材40の母材を切断する設備と貫通孔51を形成する設備とを共通化すると、第1経路規制部材40の製造性を向上できる。
(他の実施形態)
上記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記実施形態において、第1係合部としての貫通孔51と第2係合部としての凸部81の形状、形成位置及び数は適宜変更可能である。例えば、第1係合部と第2係合部とは、ワイヤハーネス本体11の長さ方向において互いに係合可能な構造を有していれば、その他の構造は特に限定されない。
・上記実施形態の第1経路規制部材40における接続部50は、例えば、複数の貫通孔51を有する構成であってもよい。この場合に、例えば、複数の貫通孔51を、ワイヤハーネス本体11の長さ方向に互いにずれて配置してもよい。
・上記実施形態の第2経路規制部材60における被覆部70は、例えば、複数の凸部81を有する構成であってもよい。この場合に、例えば、複数の凸部81を、ワイヤハーネス本体11の長さ方向に互いにずれて配置してもよい。
・上記実施形態では、被覆本体部71の内面に凸部81を設けるようにしたが、これに限定されるものではなく、蓋部72の内面に凸部81を設けるようにしてもよい。この場合には、例えば、第1経路規制部材40の貫通孔51に蓋部72の内面に設けられた凸部81が凹凸嵌合されると、第1経路規制部材40における第1挿入口40Xの周方向の位置が、被覆部70のうち被覆本体部71側を向くように位置決めされる。
・上記実施形態では、第1経路規制部材40の第1係合部を貫通孔51とし、第2経路規制部材60の第2係合部を凸部81として、第1係合部と第2係合部とが凹凸嵌合する構成としたが、それらの凹凸関係を逆にしてもよい。この場合には、例えば、接続部50の外面から突出する第1係合部としての凸部が第1経路規制部材40に設けられるとともに、その凸部に凹凸嵌合する第2係合部としての凹部が第2経路規制部材60に設けられる。
・上記実施形態では、凸部81の先端が環状凸部31の外面に接触するようにしたが、これに限定されない。例えば、凸部81の先端が環状凹部32に嵌合するようにしてもよい。例えば、凸部81の先端が外装部材30の外面に接触しないように変更してもよい。
・上記実施形態では、凸部81に凹凸嵌合する第1係合部を、第1経路規制部材40を径方向に貫通する凹部、つまり貫通孔51としたが、これに限定されない。例えば、第1係合部を、第1経路規制部材40を貫通しない凹部としてもよい。この場合の凹部は、例えば、接続部50の外面から径方向内側に凹むように形成される。
・例えば図7に示すように、第1係合部を、接続部50の周方向の端部から第1経路規制部材40の周方向に沿って延びる切り欠き52に変更してもよい。本変更例の接続部50は、複数(ここでは、2つ)の切り欠き52を有している。切り欠き52は、例えば、接続部50における第1端部41に設けられるとともに、接続部50における第2端部42に設けられている。各切り欠き52は、例えば、第1端部41または第2端部42から第1経路規制部材40の周方向に沿って延びている。各切り欠き52は、ワイヤハーネス本体11の長さ方向よりもワイヤハーネス本体11の周方向に長く形成されている。例えば、接続部50が被覆本体部71に嵌合された状態において、その被覆本体部71における第3端部63及び第4端部64よりも外側に突出した部分における接続部50に切り欠き52が形成されている。
本変更例において、第2係合部を、蓋部72の内面に設けられる凸部82に変更してもよい。本変更例の蓋部72は、2つの切り欠き52にそれぞれ凹凸嵌合する2つの凸部82を有している。各凸部82は、蓋部72の内面から被覆部70の径方向内側に突出している。2つの凸部82は、例えば、蓋部72の周方向において突起76の両側に設けられている。各凸部82は、蓋部72が閉位置にある状態において、各切り欠き52に凹凸嵌合する。
この構成によれば、各凸部82が各切り欠き52に凹凸嵌合されると、ワイヤハーネス本体11の長さ方向において、各凸部82と各切り欠き52とが互いに係合する。これにより、ワイヤハーネス本体11の長さ方向において、第2経路規制部材60に対する第1経路規制部材40の移動を抑制できる。また、蓋部72の内面に凸部82を設けたため、例えば蓋部72を閉めるのと同時に、各凸部82と各切り欠き52とを凹凸嵌合させることができる。
・図7に示した変更例において、切り欠き52の形成位置は適宜変更可能である。例えば、2つの切り欠き52を、ワイヤハーネス本体11の長さ方向に互いにずれて配置してもよい。同様に、凸部82の形成位置も適宜変更可能である。
・例えば図8に示すように、第1係合部を、ワイヤハーネス本体11の長さ方向に長い長孔53に変更してもよい。長孔53は、例えば、接続部50における連結部43を外装部材30の径方向に沿って貫通している。長孔53は、ワイヤハーネス本体11の周方向よりもワイヤハーネス本体11の長さ方向に長く形成されている。長孔53は、例えば、ワイヤハーネス本体11の周方向に沿う寸法よりもワイヤハーネス本体11の長さ方向に沿う寸法が2倍以上大きく形成されている。長孔53は、例えば、長孔53の貫通方向から見た形状が長円形状に形成されている。長孔53は、例えば、接続部50における連結部43の周方向の中間部分に設けられている。長孔53は、例えば、連結部43の周方向のうち、外装部材30の径方向において第1挿入口40Xと重なる位置に設けられている。長孔53は、例えば、接続部50の長さ方向において部分的に設けられている。
本変更例において、第2係合部を、被覆本体部71の内面に設けられる凸部83に変更してもよい。凸部83は、例えば、円柱状に形成されている。ワイヤハーネス本体11の長さ方向において、凸部83の寸法は長孔53の寸法よりも小さい。例えば、ワイヤハーネス本体11の長さ方向において、長孔53の寸法が凸部83の寸法よりも2倍以上大きい。
この構成によれば、接続部50における連結部43に設けられた長孔53に被覆本体部71の内面に設けられた凸部83が凹凸嵌合することにより、それら長孔53と凸部83とがワイヤハーネス本体11の長さ方向において互いに係合される。これにより、ワイヤハーネス本体11の長さ方向において、第2経路規制部材60に対する第1経路規制部材40の移動を抑制できる。また、ワイヤハーネス本体11の長さ方向において、長孔53の寸法が凸部83の寸法よりも大きいため、凸部83が長孔53内においてワイヤハーネス本体11の長さ方向に沿って移動可能である。すなわち、凸部83が長孔53内に位置する範囲内で、ワイヤハーネス本体11の長さ方向において第1経路規制部材40が第2経路規制部材60に対して相対移動可能である。したがって、ワイヤハーネス本体11の長さ方向において、第2経路規制部材60に対する第1経路規制部材40の相対的な位置の調整が可能となる。
・例えば図9に示すように、第1経路規制部材40の長さ方向の両側に第2経路規制部材60を設けるようにしてもよい。この場合に、例えば、第1経路規制部材40の長さ方向の両端部に、第1係合部を有する接続部50を設けるようにしてもよい。2つの接続部50の各々が有する第1係合部は、互いに同一の形状を有してもよいし、互いに異なる形状を有してもよい。図示の例では、2つの接続部50は共に、ワイヤハーネス本体11の周方向よりもワイヤハーネス本体11の長さ方向に長い長孔53を有している。また、第1経路規制部材40の長さ方向の両側に設けられた2つの第2経路規制部材60は、互いに同一の形状を有してもよいし、互いに異なる形状を有してもよい。2つの第2経路規制部材60の各々は、例えば、第2係合部を有する被覆部70を有している。2つの第2経路規制部材60の各々が有する第2係合部は、互いに同一の形状を有してもよいし、互いに異なる形状を有してもよい。図示の例では、2つの第2経路規制部材60の第2係合部は共に、長孔53に凹凸嵌合する円柱状の凸部83である。ワイヤハーネス本体11の長さ方向において、各長孔53の寸法は各凸部83の寸法よりも大きい。
この構成によれば、各凸部83が各長孔53内においてワイヤハーネス本体11の長さ方向に沿って移動可能である。したがって、ワイヤハーネス本体11の長さ方向において、2つの第2経路規制部材60に対する第1経路規制部材40の相対的な位置の調整が可能となる。
・上記実施形態では、第1係合部と第2係合部とが凹凸嵌合する構造に具体化したが、これに限定されない。例えば、ワイヤハーネス本体11の長さ方向において、第1係合部と第2係合部とが係合可能な構造を有していれば、第1係合部及び第2係合部の両方を凸部としてもよい。
・上記実施形態の第2経路規制部材60の構造は適宜変更可能である。例えば、第2経路規制部材60は、第1係合部と係合可能な第2係合部を有し、接続部50を被覆する被覆部70を有する構造を有していれば、その他の構造は特に限定されない。
・上記実施形態の第2経路規制部材60における突起76を省略してもよい。
・上記実施形態の第2経路規制部材60では、本体部61(被覆本体部71)と蓋部72とが互いに一体に形成されているが、これに限定されるものではなく、本体部61と蓋部72とが分離していてもよい。すなわち、本体部61と蓋部72とは別部品であってもよい。
・上記実施形態の第2経路規制部材60における蓋部72を省略してもよい。
・上記実施形態の第2経路規制部材60の本体部61における屈曲形状は適宜変更可能である。
・上記実施形態において、本体部61の内面の横断面形状は、U字状に限定されるものではなく、例えば円弧状や楕円弧形状などに変更可能である。
・上記実施形態の第2経路規制部材60において、被覆本体部71以外の本体部61に連結する蓋部を設けるようにしてもよい。
・上記実施形態の第2経路規制部材60は、ワイヤハーネス本体11の屈曲部11Bの経路を規制するように形成したが、これに限定されない。例えば、第2経路規制部材60を、ワイヤハーネス本体11の直線部11Aの経路を規制する形状に変更してもよい。この場合の第2経路規制部材60は、例えば、本体部61における屈曲形状が直線状に延びる形状に変更される。
・上記実施形態では、被覆部70を有する取付部材として、第2経路規制部材60に具体化したが、これに限定されない。例えば、取付部材を、被覆部70のみを有する構造に具体化してもよい。
・上記実施形態の第1経路規制部材40の構造は適宜変更可能である。例えば、第1経路規制部材40は、第1挿入口40Xを有し、外装部材30の外周に取り付け可能な構造を有していれば、その他の構造は特に限定されない。
・例えば図10及び図11に示すように、第1経路規制部材40の連結部43の内面から突出する突出部47を設けてもよい。本変更例の第1経路規制部材40は、2つの突出部47を有している。図11に示すように、各突出部47は、連結部43の内面から外装部材30に向かって突出して外装部材30の外面に接触する。各突出部47は、例えば、外装部材30の環状凸部31の外面に接触する。2つの突出部47は、第1経路規制部材40の周方向において間隔を空けて設けられている。図10に示すように、各突出部47は、例えば、第1経路規制部材40の長さ方向に沿って第1経路規制部材40の長さ方向の全長にわたって延びている。図11に示すように、各突出部47の横断面形状は、例えば、半円形状に形成されている。
この構成によれば、外装部材30の外面に、突出部45と突出部46と突出部47とを接触させることができる。このため、外装部材30に対する第1経路規制部材40のがたつきを抑制できる。
・図10及び図11に示すように、連結部43の外面に長さ方向に沿って延びる1つ又は複数の溝48を設けてもよい。本変更例の第1経路規制部材40は、2つの溝48を有している。各溝48は、例えば、連結部43における突出部47が設けられている部分の外面に設けられている。図10に示すように、各溝48は、例えば、第1経路規制部材40の長さ方向に沿って第1経路規制部材40の長さ方向の全長にわたって延びている。図11に示すように、各溝48の横断面形状は、例えば、半円形状に形成されている。
この構成によれば、連結部43が溝48を起点として外周側に変形しやすくなることで、第1挿入口40Xが広がりやすくなる。これにより、第1挿入口40Xを通じて外装部材30を第1経路規制部材40の内部に挿入し易くなる。この結果、第1経路規制部材40の組み付け性を向上できる。
・図10及び図11に示した変更例において、各突出部47を第1経路規制部材40の長さ方向において部分的に設けてもよい。
・図10及び図11に示した変更例において、各溝48を第1経路規制部材40の長さ方向において部分的に設けてもよい。
・上記実施形態の突出部45を、第1経路規制部材40の周方向において、第1端部41の第1先端41Aよりも第1挿入口40Xから離した位置に設けてもよい。
・上記実施形態の突出部46を、第1経路規制部材40の周方向において、第2端部42の第2先端42Aよりも第1挿入口40Xから離した位置に設けてもよい。
・上記実施形態の突出部45,46を、第1経路規制部材40の長さ方向において部分的に設けてもよい。
・上記実施形態の突出部45,46の少なくとも一方を省略してもよい。
・上記実施形態の第1経路規制部材40において、連結部43の径方向の厚さが周方向において変わるように構成してもよい。
・上記実施形態の第1経路規制部材40における連結部43の形状は、円弧状に限定されるものではなく、例えば楕円弧形状やU字形状などに変更可能である。
・上記実施形態では、第1経路規制部材40及び第2経路規制部材60は、外装部材30よりも堅硬であるとしたが、これに限定されず、外装部材30と同等かそれ以下の堅さであってもよい。すなわち、第1経路規制部材40及び第2経路規制部材60は、第1経路規制部材40及び第2経路規制部材60が取り付けられていない状態のワイヤハーネス本体11よりもワイヤハーネス本体11が曲がり難くなるように作用すれば、外装部材30よりも堅硬でなくてもよい。
・上記実施形態における固定部材91,92の少なくとも一方を省略してもよい。
・上記実施形態の外装部材30は、例えば、樹脂製のコルゲートチューブの外面に金属材料を含む金属層が設けられるものであってもよい。
・上記実施形態の外装部材30は、コルゲートチューブに限らず、例えば、環状凸部31及び環状凹部32を有さない外装部材であってもよい。
・上記実施形態の外装部材30は、外装部材30の長さ方向に延びるスリットを有するものであってもよい。
・上記実施形態では、電線21を高圧電線としたが、これに限定されるものではなく、例えば、電線21を低圧電線としてもよい。
・上記実施形態の電線部材20では、電磁シールド部材を編組部材25に具体化したが、これに限定されない。例えば、電線部材20における電磁シールド部材を金属箔に具体化してもよい。
・上記実施形態の電線部材20における編組部材25を省略してもよい。
・上記実施形態では、電線部材20を構成する電線21を2本としたが、これに限定されない。電線21の本数は1本であってもよいし、3本以上であってもよい。
・車両VにおけるインバータM1と高圧バッテリM2の配置関係は、上記実施形態に限定されるものではなく、車両構成に応じて適宜変更してもよい。
・上記実施形態では、ワイヤハーネス10が電気的に接続する複数の車載機器を、インバータM1及び高圧バッテリM2に具体化したが、これに限定されない。ワイヤハーネス10が電気的に接続する複数の車載機器は、車両Vに搭載される電気機器であれば、特に限定されない。
・今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 ワイヤハーネス
11 ワイヤハーネス本体
11A 直線部
11B 屈曲部
20 電線部材
21 電線
22 芯線
23 絶縁被覆
25 編組部材
30 外装部材
31 環状凸部
32 環状凹部
40 第1経路規制部材
40X 第1挿入口
41 第1端部
41A 第1先端
42 第2端部
42A 第2先端
43 連結部
45,46 突出部
47 突出部
48 溝
50 接続部
51 貫通孔(第1係合部)
52 切り欠き(第1係合部)
53 長孔(第1係合部)
60 第2経路規制部材(取付部材)
61 本体部
61X 第2挿入口
63 第3端部
64 第4端部
65 中間部
70 被覆部
71 被覆本体部
72 蓋部
73 ヒンジ部
74 ロック部
75 爪部
76 突起
81,83 凸部(第2係合部、第1凸部)
82 凸部(第2係合部、第2凸部)
91,92 固定部材
C1 コネクタ
C2 コネクタ
M1 インバータ
M2 高圧バッテリ
V 車両

Claims (10)

  1. 電線部材及び前記電線部材の外周を囲う外装部材を有するワイヤハーネス本体と、
    前記外装部材の外周に取り付けられ、前記ワイヤハーネス本体の経路を規制する経路規制部材と、
    前記経路規制部材の長さ方向の一部の外周に取り付けられる取付部材と、を有し、
    前記経路規制部材は、前記経路規制部材の長さ方向と直交する方向に開口するとともに前記経路規制部材の長さ方向の全長にわたって延びる第1挿入口を有し、
    前記経路規制部材は、第1係合部を有する接続部を有し、
    前記取付部材は、前記接続部の外周を覆う被覆部を有し、
    前記被覆部は、前記ワイヤハーネス本体の長さ方向において前記第1係合部と係合する第2係合部を有するワイヤハーネス。
  2. 前記第1係合部及び前記第2係合部のいずれか一方が凹部であり、
    前記第1係合部及び前記第2係合部のいずれか他方が、前記凹部に凹凸嵌合する凸部である請求項1に記載のワイヤハーネス。
  3. 前記凹部は、前記ワイヤハーネス本体の周方向よりも前記ワイヤハーネス本体の長さ方向に長い長孔であり、
    前記ワイヤハーネス本体の長さ方向において、前記長孔の寸法は前記凸部の寸法よりも大きい請求項2に記載のワイヤハーネス。
  4. 前記経路規制部材を第1経路規制部材としたときに、
    前記取付部材は、前記外装部材の外周に取り付けられ、前記ワイヤハーネス本体の経路を規制する第2経路規制部材であり、
    前記接続部は、前記第1経路規制部材の長さ方向の端部に設けられており、
    前記被覆部は、前記第2経路規制部材の長さ方向の端部に設けられている請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のワイヤハーネス。
  5. 前記第1経路規制部材は、前記ワイヤハーネス本体の経路において直線状をなす部分である直線部の経路を規制しており、
    前記第2経路規制部材は、前記ワイヤハーネス本体の経路において屈曲する部分である屈曲部の経路を規制している請求項4に記載のワイヤハーネス。
  6. 前記被覆部は、前記接続部の外周及び前記接続部が取り付けられている部分の前記外装部材の外周を周方向全周にわたって包囲する環状に形成されており、
    前記被覆部は、前記第2経路規制部材における本体部の一部と、前記本体部に連結される蓋部と、を有する請求項4または請求項5に記載のワイヤハーネス。
  7. 前記本体部は、前記第2経路規制部材の長さ方向と直交する方向に開口するとともに前記第2経路規制部材の長さ方向の全長にわたって延びる第2挿入口を有し、
    前記蓋部は、前記第2挿入口を、前記第2経路規制部材の長さ方向において部分的に覆っている請求項6に記載のワイヤハーネス。
  8. 前記第1経路規制部材は、
    前記第1経路規制部材の周方向の両端部であり前記第1挿入口を形成する第1端部及び第2端部と、
    前記第1端部と前記第2端部とを連結する連結部と、
    前記第1端部及び前記第2端部の少なくとも一方の内面から突出して前記外装部材の外面に接触する突出部と、を有する請求項6または請求項7に記載のワイヤハーネス。
  9. 前記第1係合部は、前記連結部の周方向の中間部分に設けられており、
    前記第1係合部は、前記外装部材の径方向に沿って前記連結部を貫通する貫通孔であり、
    前記第2係合部は、前記被覆部における前記本体部の内面に設けられており、
    前記第2係合部は、前記貫通孔に凹凸嵌合する第1凸部である請求項8に記載のワイヤハーネス。
  10. 前記第1係合部は、前記第1端部及び前記第2端部の少なくとも一方から前記第1経路規制部材の周方向に沿って延びる切り欠きであり、
    前記第2係合部は、前記蓋部の内面に設けられており、
    前記第2係合部は、前記切り欠きに凹凸嵌合する第2凸部である請求項8に記載のワイヤハーネス。
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