JP2017085964A - 魚釣用両軸受型リール - Google Patents

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【課題】ピニオンギアにスプール軸とは別体のピニオン軸が挿入されている魚釣用両軸受型リールにおいて、クラッチ機構のオン状態におけるピニオンギアとスプール軸の同芯度を高める構成の提供。
【解決手段】魚釣用両軸受型リールのクラッチ機構で、その被係合部26aがスプール軸14のクラッチピン14aと係合する回転伝達位置と、被係合部26aとクラッチピン14aとの係合が解除される回転遮断位置と、の間で軸方向に移動可能なピニオンギア26を備え、ピニオンギア26が回転伝達位置にあるときに、ピニオンギア26の峡狭部26bをスプール軸14の小径部14cに支持して、ピニオンギア26とスプール軸14とを一軸化されるように構成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、魚釣用両軸受型リールに関連し、特に、ハンドルとスプールとの間で回転を伝達するオン状態とこの回転の伝達が遮断されるオフ状態との間で切り替え可能なクラッチ機構を有する魚釣用両軸受型リールに関する。
従来の魚釣用両軸受型リールにおいては、ハンドルの回転が複数のギア及びクラッチ機構を介してスプールに伝達される。特開平10−136849号公報(特許文献1)に記載されているように、従来の魚釣用両軸受型リールにおけるクラッチ機構は、スプールの上方(ハンドル側)に設けられた円筒形状のピニオンギアを備える。このピニオンギアには、ハンドルからの回転が入力される。
ピニオンギアのスプール側の端部には、スプール軸に設けられるクラッチピンと係合可能な係合凹部が形成される。そして、ピニオンギアは、スプール軸の回転中心に沿って移動可能に構成され、ピニオンギアの係合凹部がクラッチピンと係合する位置(回転伝達位置)までピニオンギアをスプールに接近させると、クラッチ機構はオン状態となり、ハンドルの回転がピニオンギアを介してスプールに伝達可能となる。一方、ピニオンギアの係合凹部とクラッチピンとの係合が解除される位置(回転遮断位置)までピニオンギアをスプールから離間させると、クラッチ機構はオフ状態となり、ハンドルの回転はスプールに伝達されなくなる。
クラッチ機構のオン状態からオフ状態への切り替えは、通常、リール本体に設けられたクラッチ操作レバーを操作することにより行われる。具体的には、クラッチ操作レバーを押し下げ操作することにより、ピニオンギアを回転伝達位置から回転遮断位置へ移動させてクラッチ機構をオフ状態へ切り替えることができる。一方、クラッチ機構のオフ状態からオン状態への切り替えは、例えば、ハンドルの回転操作により行われる。具体的には、クラッチ機構がオフ状態のときにハンドルを回転させることにより、このハンドルの回転に伴ってピニオンギアを回転遮断位置から回転伝達位置へ移動させてクラッチ機構をオフ状態からオン状態へ切り替えることができる。
特開平10−136849号公報
特許文献1に記載されているように、ピニオンギアを軸方向に貫通する貫通孔にはスプール軸とは別体のピニオン軸が挿入されることがある。このようにピニオンギアの貫通孔にスプール軸ではなくスプール軸とは別体のピニオン軸を挿入することにより、スプール軸とピニオンギアとの間で摩擦が発生しないため、キャスティング時のスプール軸への抵抗を軽減することができる。一方、ピニオン軸がスプール軸と別体であるため、このピニオン軸とスプール軸との同芯度を高めることが難しいという課題がある。ピニオンギアはピニオン軸と平行に配置されるので、ピニオン軸とスプール軸との同芯度が低いと、ピニオンギアとスプール軸との同芯度も低くなってしまい、その結果、ピニオンギアの係合凹部とクラッチピンとの接触が間欠的となり、ハンドルの回転をスムースにスプール軸へ伝達できなくなる。このようなピニオンギアの係合凹部とクラッチピンとの間欠的な接触は異音の原因ともなる。
そこで、本発明は、ピニオンギアにスプール軸とは別体のピニオン軸が挿入されている魚釣用両軸受型リールにおいて、クラッチ機構のオン状態におけるピニオンギアとスプール軸の同芯度を高めることを目的の一つとする。
本発明は、魚釣用両軸受型リールに関する。本発明の魚釣用両軸受型リールは、リール本体と、前記リール本体に回転可能に設けられたハンドルと、前記リール本体にスプール軸を介して回転可能に支持されたスプールと、前記スプール軸に設けられた係合部と、前記係合部に係合可能な被係合部及び軸方向に延びる貫通孔を有し、前記ハンドルの回転に応じて回転するピニオンギアと、前記ピニオンギアの前記スプールと反対側の端部を支持する軸受と、前記ピニオンギアの前記貫通孔に挿入され、その一端が前記スプール軸の上端に当接するように配置されたピニオン軸と、を備える。このピニオン軸は、スプール軸とは別体の部材である。
本発明の一実施形態において、前記スプール軸は、前記係合部が設けられる軸本体と、前記軸本体よりも小径の小径部と、を有し、前記ピニオンギアは、前記被係合部が前記係合部と係合する回転伝達位置と、前記被係合部と前記係合部との係合が解除される回転遮断位置と、の間で軸方向に移動可能であり、前記回転伝達位置において前記スプール軸の前記小径部に支持されるように構成されている。
本発明の一実施形態において、前記ピニオンギアは、前記被係合部の内径よりも小さい内径の狭部を有し、前記狭部は、前記ピニオンギアが前記回転伝達位置にあるときに前記スプール軸の前記小径部と軸方向において対向する位置に設けられる。また、本発明の一実施形態において、前記ピニオンギアは、前記回転伝達位置において前記狭部の内周面が前記スプール軸の前記小径部の外周面に当接することにより前記スプール軸に支持される。
これらの実施形態によれば、ピニオンギアが回転伝達位置にあってクラッチ機構がオン状態となっているときに、当該ピニオンギアのスプール側の端部をスプール軸の小径部により支持し、当該ピニオンギアと当該スプール軸とを一軸化することができる。よって、仮に加工精度の限界によりピニオンギアがスプール軸に対して多少傾いて設けられたとしても、クラッチ機構がオン状態のとき(すなわち、ピニオンギアが回転伝達位置にあるとき)には当該ピニオンギアの下端部が当該スプール軸で支持されるので、この傾きを矯正することができる。このように、クラッチ機構のオン状態においてピニオンギアの下端部をスプール軸で支持することにより、ピニオンギアとスプール軸の同芯度を高めることができる。
本発明の一実施形態に係る魚釣用両軸受型リールは、前記ピニオンギアの前記スプール側の端部を支持する補助軸受をさらに備える。当該補助軸受は、その内周面と前記ピニオンギアの外周面との間の間隔が、前記狭部の内周面と前記小径部の外周面との間の間隔よりも広くなるように配置される。当該実施形態によれば、ピニオンギアに対して当該ピニオンギアを傾ける力が作用しても、当該ピニオンギアは補助軸受によって支持されるので、それ以上の傾きが抑制される。このとき、補助軸受は、ピニオンギアを回転可能且つ軸方向に移動可能に支持するので、ピニオンギアが傾いたとしてもピニオンギアの回転や軸方向への移動に支障が生じないようにすることができる。
本発明の様々な実施形態により、ピニオンギアにスプール軸とは別体のピニオン軸が挿入されている魚釣用両軸受型リールにおいて、クラッチ機構のオン状態におけるピニオンギアとスプール軸の同芯度を高めることができる。
本発明の一実施形態に係る魚釣用両軸受型リールの平面図 図1の魚釣用両軸受型リールのクラッチ機構を拡大して示す縦断面図。図2においては、ピニオンギアが回転伝達位置にある。 図1の魚釣用両軸受型リールのクラッチ機構を拡大して示す縦断面図。図3においては、クラッチ部材が回転遮断位置にある。 本発明の他の実施形態に係る魚釣用両軸受型リールのクラッチ機構を拡大して示す縦断面図。図4においては、ピニオンギアが回転伝達位置にある。 図4の魚釣用両軸受型リールのクラッチ機構を拡大して示す縦断面図。図5においては、ピニオンギアが回転遮断位置にある。
以下、本発明の様々な実施形態を適宜図面を参照して説明する。共通する構成要素には複数の図面をまたがって同一の参照符号が付されている。各図面は、便宜上、必ずしも同一の縮尺により示されているとは限らない点に留意されたい。
図1は、本発明の一実施形態に従った魚釣用両軸受型リールを示す平面図である。図1においては、説明の便宜のために、魚釣用両軸受型リールのクラッチ機構付近を切り欠いて示している。図示のとおり、本発明の一実施形態に係る魚釣用両軸受型リール1は、1対の側板10a,10bを有するリール本体10と、当該1対の側板10a,10bに1対の軸受12を介して回転自在に支持されたスプール軸14と、スプール軸14と一体に設けられ、1対の側板10a,10bの間に配置されたスプール16と、一方の側板10bに回転自在に支持されたハンドル軸18aと、ハンドル軸18aの端部に固定されたハンドル18と、当該側板10b中に配置されハンドル18からハンドル軸18aに入力された回転をスプール軸14に選択的に伝達するクラッチ機構20と、を備えている。
クラッチ機構20は、側板10b中にスプール軸14に対してほぼ同芯となるように配置されたほぼ円筒状のピニオンギア26を有する。一実施形態において、このピニオンギア26のハンドル18側(上側)の端部は、軸受24を介して側板10bに回転可能に、また、スプール軸14(即ち、スプール16)の回転軸に沿って移動可能に支持されている。また、ピニオンギア26のスプール16側(下側)の端部は、ピニオンギア26が回転伝達位置にあるときには後述するスプール軸14の小径部14cによって支持される。ピニオンギア26の軸方向には貫通孔が形成されており、この貫通孔にはピニオン軸28が挿入されている。ピニオン軸28は、その一方の端面がスプール軸14のハンドル18側の端面と当接し、また、その他方の端面が軸カバー30と当接するように設けられている。軸カバー30は、側板10bの外側壁に着脱自在に設けられている。このように、ピニオン軸28は、スプール軸14と軸カバー30とによって、軸方向における移動が規制されている。
ピニオンギア26は、上述したように、スプール軸14の回転軸に沿った方向に移動可能に設けられている。ピニオンギア26の当該回転軸方向における移動は、スプール軸14のハンドル18側の端面と軸カバー30とにより規制されている。具体的には、ピニオンギア26は、図1及び図2に示す回転伝達位置と図3に示す回転遮断位置との間で、スプール軸14の回転軸に沿って移動することができる。ピニオンギア26の移動については後述する。
ピニオンギア26の外周面には、多数の歯32が形成されている。この多数の歯32には、駆動ギア36が噛み合っている。駆動ギア36は、ハンドル軸18aとともに回転するように設けられており、この駆動ギア36により、たハンドル18からハンドル軸18aに入力された回転をピニオンギア26に伝達することができる。したがって、ハンドル18を所定の釣糸巻き取り方向(図1に矢印Rで示す)に回転させると、これにより発生した回転はハンドル軸18a及び駆動ギア36を介してピニオンギア26に入力される。これにより、ピニオンギア26は、所定の釣糸巻き取り方向(図1に矢印Xで示す)に回転する。
ピニオンギア26の多数の歯32は、ピニオンギア26の外周面に形成されている環状溝34によりピニオンギア26の軸方向において分画されている。この環状溝34には、クラッチ操作板38bが係合されている。このクラッチ操作板38bは、不図示の付勢手段によりスプール軸14に向かう方向に付勢されている。このクラッチ操作板38bは、リール本体10の外表面から突出しているクラッチ操作レバー38から延出された連結部材38aと連結されている。クラッチ操作レバー38が押し下げられると、クラッチ操作板38bは不図示の付勢手段の付勢力に抗して図1及び図2に示す位置から右方に所定の距離だけピニオンギア26とともに移動する。この結果、ピニオンギア26は、図1及び図2に示されている回転伝達位置からスプール軸14の回転軸に沿ってハンドル18側に所定の距離だけ(回転遮断位置まで)移動される。
この後にハンドル18を所定の釣糸巻き取り方向に回転させると、公知のクラッチ解除機構によりクラッチ操作板38bはピニオンギア26とともに図3に示されている回転遮断位置から図1に示されている位置(回転伝達位置)までスプール軸14の回転軸上をスプール軸14側に上記所定の距離だけ移動される。このとき、クラッチ操作レバー38も図1において紙面に対して垂直な方向における下方の押圧位置から上方の押圧前の初期位置に復帰される。
スプール軸14は、所定の直径を有する軸本体14bと、この軸本体14bにスプール軸14の径方向に突出するように設けられたクラッチピン14aと、軸本体14bよりも小径の小径部14cと、を有している。小径部14cは、軸本体14bのハンドル側の端部に設けられている。また、小径部14cのハンドル18側の端部には、この小径部14cよりもさらに小径に形成され、ピニオン軸28の下端面と当接する当接部14dが形成されてもよい。この当接部14dは、図示のように、その先端がさらに小径となるように、テーパ加工されていてもよい。このように、スプール軸14の先端を軸本体14bよりも小径とすることにより、スプール16を自由回転させるときのスプール軸14とピニオン軸28との間の摩擦を軽減することができる。
ピニオンギア26のスプール軸14側の端部には、ピニオンギア26が図1に示す回転伝達位置にある時にクラッチピン14aと周方向に係合する被係合部26aが設けられている。この被係合部26aは、ピニオンギア26の回転伝達位置への移動を許容するように、スプール軸14の軸本体14bの外周面の直径よりも大きな直径の内周面を有している。軸本体14bの外周面の径及び被係合部26aの内周面の径は、例えば、小径部14cと狭部26bとの間の隙間がピニオンギア26が回転伝達位置にあるときに0.05mm〜0.50mmの範囲となるように定められる。また、被係合部26aには、1対の係合凹部42が形成されている。この係合凹部42は、スプール軸14から径方向に突出したクラッチピン14aを受け入れることができるように形成されている。よって、被係合部26aは、係合凹部42を介してクラッチピン14aと係合するように構成されている。図3に示すように、ピニオンギア26が回転遮断位置にある時には、クラッチピン14aと被係合部26aとの係合は解除される。
図示の実施形態においては、スプール軸14に設けられたクラッチピン14及びピニオンギア26の係合凹部42を介してスプール軸14とピニオンギア26とが係合しているが、本発明においては、これ以外にも様々な態様でスプール軸14とピニオンギア26とを係合させることができる。例えば、特開平10−136849号公報の図7等に開示されているように、スプール軸14の軸本体14bの外周面に1対の相互に平行な係合面を形成し、ピニオンギア26の被係合部26aの内周面に当該係合面に対応する1対の相互に平行な被係合面を設け、この係合面及び被係合面を介してスプール軸14とピニオンギア26とを係合させてもよい。ピニオンギア26の1対の被係合面は、ピニオンギア26が回転伝達位置にあるときに、スプール軸14に形成された1対の係合面と対向するようにピニオンギア26の内周面に形成される。
ピニオンギア26の被係合部26aよりもハンドル18側には、当該被係合部26aの内径よりも小さな内径を有する狭部26bが設けられている。図2に示すように、この狭部26bは、ピニオンギア26が図2に示す回転伝達位置にあるときにスプール軸14の小径部14cと対向する位置に設けられている。この狭部26bの内径は、ピニオンギア26の回転伝達位置への移動(狭部26bが小径部14cに対向する位置への移動)を許容するように、スプール軸14の小径部14cの外径の直径よりも僅かに大きな直径を有するように形成される。小径部14cの外周面の径及び狭部26bの内周面の径は、例えば、小径部14cと狭部26bとの間の隙間がピニオンギア26の回転伝達位置にあるときに0.01mm〜0.20mmの範囲となるように定められる。これにより、ピニオンギア26が回転伝達位置にあるときに、狭部26bの内周面はスプール軸14の小径部14cの外周面と当接するので、ピニオンギア26の下端側をスプール軸14によって支持することができる。
このように、上述した実施形態によれば、ピニオンギア26が回転伝達位置にあるときに、ピニオンギア26の狭部26bをスプール軸14の小径部14cにより支持して、当該ピニオンギア26と当該スプール軸14とを一軸化することができる。よって、仮にピニオンギア26がスプール軸14に対して多少傾いて設けられたとしても、ピニオンギア26を回転伝達位置へ移動させることにより、ピニオンギア26の狭部26bがスプール軸14の小径部14cと当接することにより、この傾きを矯正することができる。
本発明の一実施形態において、小径部14cの外周面は、スプール軸14の軸方向と平行な方向に延伸するように形成され、また、狭部26bの内周面はピニオンギア26の軸方向と平行な方向に延伸するように形成される。これにより、仮にピニオンギア26がスプール軸14に対して多少傾いて設けられたとしても、ピニオンギア26を回転伝達位置に移動させることにより、狭部26bの内周面が小径部14cの外周面と平行な方向を向くように、ピニオンギア26の姿勢を矯正することができる。これにより、より確実にピニオンギア26とスプール軸14との同芯度をよ高めることができる。
このように、本発明の上述した実施形態によれば、クラッチ機構のオン状態において、ピニオンギア26とスプール軸14の同芯度を高めることができる。これにより、クラッチ機構がオン状態のときには、一旦ハンドル18の回転が始まった後はピニオンギア26の係合凹部42とクラッチピン14aとを常時接触させることができるので、ハンドル18の回転をスムースにスプール軸14へ伝達することができる。また、これにより、係合凹部42とクラッチピン14aとの間欠的な接触に起因する異音の発生も抑制することができる。
次に、図4及び図5を参照して、本発明の他の実施形態に係る魚釣用両軸受型リールについて説明する。図4及び図5に示す実施形態に係る魚釣用両軸受型リールは、ピニオンギア26のスプール16側の端部を支持する補助軸受24’を備える点で図1ないし図3に示した実施形態と異なっている。
図4及び図5に示すように、補助軸受24’は、側板1bに、ピニオンギア26の被係合部26aと対向する位置に設けられている。補助軸受24’は、ピニオンギア26を回転可能に、また、その軸方向に移動可能に支持可能に構成される。補助軸受24’は、例えば、公知のボールベアリングである。本発明の一実施形態において、補助軸受24’は、その内周面(例えば、ボールベアリングの内輪の内周面)とピニオンギア26の被係合部26aとの隙間が、小径部14cと狭部26bとの間の隙間よりも大きくなるように構成される。
当該実施形態によれば、例えば釣糸の巻き取り時にピニオンギア26に対してピニオンギア26を傾ける力が作用すると、ピニオンギア26は補助軸受24’に当接して、それ以上の傾きが抑制される。このとき、補助軸受24’は、ピニオンギア26を回転可能且つ軸方向に移動可能に支持するので、ピニオンギア26が傾いたとしてもピニオンギア26の回転や軸方向への移動に支障が生じないようにすることができる。ピニオンギア26が傾いていないときには、ピニオンギア26と補助軸受24’との間に比較的大きな隙間があるため、ピニオンギア26の下側の端部は補助軸受24’ではなく、スプール軸14の小径部14cによって支持される。
本発明の実施形態は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で様々な変更が可能である。
1 魚釣用両軸受型リール
10 リール本体
10a,10b 側板
14 スプール軸
14a クラッチピン
14b 軸本体
14c 小径部
16 スプール
18 ハンドル
24,24’ 軸受
26 ピニオンギア
26a 被係合部
26b 狭部
28 ピニオン軸

Claims (4)

  1. リール本体と、
    前記リール本体に回転可能に設けられたハンドルと、
    前記リール本体にスプール軸を介して回転可能に支持されたスプールと、
    前記スプール軸に設けられた係合部と、
    前記係合部に係合可能な被係合部及び軸方向に延びる貫通孔を有し、前記ハンドルの回転に応じて回転するピニオンギアと、
    前記ピニオンギアの前記スプールと反対側の端部を支持する軸受と、
    前記ピニオンギアの前記貫通孔に挿入され、その一端が前記スプール軸の端部に当接するように配置されたピニオン軸と、を備え、
    前記スプール軸は、前記係合部が設けられる軸本体と、前記軸本体よりも小径の小径部と、を有し、
    前記ピニオンギアは、前記被係合部が前記係合部と係合する回転伝達位置と、前記被係合部と前記係合部との係合が解除される回転遮断位置と、の間で軸方向に移動可能であり、前記回転伝達位置において前記スプール軸の前記小径部に支持されるように構成されている、魚釣用両軸受型リール。
  2. 前記ピニオンギアは、前記被係合部の内径よりも小さい内径の狭部を有し、前記狭部は、前記ピニオンギアが前記回転伝達位置にあるときに前記スプール軸の前記小径部と軸方向において対向する位置に設けられている、請求項1に記載の魚釣用両軸受型リール。
  3. 前記ピニオンギアは、前記回転伝達位置において前記狭部の内周面が前記スプール軸の前記小径部の外周面に当接することにより前記スプール軸に支持される、請求項2に記載の魚釣用両軸受型リール。
  4. 前記ピニオンギアの前記スプール側の端部を支持可能な補助軸受をさらに備え、前記補助軸受は、その内周面と前記ピニオンギアの外周面との間の間隔が、前記狭部の内周面と前記小径部の外周面との間の間隔よりも広くなるように配置される、請求項2又は請求項3に記載の魚釣用両軸受型リール。
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