JP2017141850A - 直動機構及びクラッチ機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンパクトな装置構成で、クラッチの断続操作をスムーズに行うこと。
【解決手段】軸方向に対して傾斜した傾斜部を有する第一溝部14aが外径面に形成された筒状の第一筒体11と、軸方向に対して傾斜した傾斜部を有する第二溝部14bが内径面に形成され、第一筒体11の外径側に、軸周りに相対回転可能かつ軸方向に相対移動可能に同軸に挿し込まれた筒状の第二筒体12と、第一溝部14aと第二溝部14bの両方に介在して設けられた、両溝部14a、14bに沿って移動可能なボール14cと、を備えた直動機構を構成する。
【選択図】図1

Description

この発明は、軸周りの回転を軸方向の直動に変換する直動機構、及び、この直動機構をエンジンとトランスミッションとの間の駆動力伝達の断続に適用したクラッチ機構に関する。
通常のマニュアルトランスミッションのクラッチ操作をアクチュエータによって行うようにした、オートメーテッドマニュアルトランスミッション(AMT)に採用されるクラッチ機構として、例えば、特許文献1、2に示すものがある。
特許文献1に係るクラッチ装置は、油圧シリンダ装置を駆動すると、フォーク部材、ベアリング組立体、及び、レバー機構を介して、クラッチディスクをフライホイール側に付勢する付勢力が作用し、エンジンのトルクがトランスミッション側に伝達される。その一方で、油圧シリンダ装置を停止すると、ストラップ(板ばね材)の付勢力によって、クラッチディスクとフライホイールが離間し、トルクの伝達が遮断される(本文献の段落0041、0042、図1等参照)。
また、特許文献2に係るクラッチ装置は、クラッチトリガボタンを押して油圧発生ユニットを駆動すると、油圧配管からクラッチレリーズシリンダユニットにオイルが流入し、レリーズフォークが回動軸周りに回動する。そして、このレリーズフォークの作用によってレリーズベアリングがクランクシャフト側に移動し、クラッチが切れた状態となる。その一方で、クラッチレリーズシリンダユニットから油圧配管にオイルが引き込まれると、レリーズフォークが逆向きに回動して、レリーズベアリングがインプットシャフト側に移動し、クラッチがつながった状態となる(本文献の段落0041、図1等参照)。
特開2010−78156号公報 特開2014−202238号公報
特許文献1、2に係るクラッチ装置は、いずれも油圧シリンダ装置(油圧発生ユニット)で発生した油圧によって、レバー機構(レリーズフォーク)を回動させることによって、クラッチの断続を行っているが、クラッチ装置の本体の外側に、油圧シリンダ装置等を配置したり、レバー機構等を回動させたりするために十分なスペースを確保しなければならない。このため、クラッチ装置のコンパクト化が難しいという問題があった。
また、油圧による駆動機構は、低温時において作動油の粘度が高くなることに起因して、油圧シリンダ装置(油圧発生ユニット)の応答性が低下する問題もあった。
そこで、この発明は、コンパクトな装置構成で、クラッチの断続操作をスムーズに行うことを課題とする。
この課題を解決するために、この発明においては、軸方向に対して傾斜した傾斜部を有する第一溝部が外径面に形成された筒状の第一筒体と、軸方向に対して傾斜した傾斜部を有する第二溝部が内径面に形成され、前記第一筒体の外径側に、軸周りに相対回転可能かつ軸方向に相対移動可能に同軸に挿し込まれた筒状の第二筒体と、前記第一溝部と前記第二溝部の両方に介在して設けられた、両溝部に沿って移動可能なボールと、を備えた直動機構を構成した。
このように、第一筒体と第二筒体を同軸に設けて、両筒体を軸周りに相対回転可能かつ軸方向に相対移動可能とし、一方の筒体を他方の筒体の内側に収納することによってコンパクトにできる一方で、この収納状態から、一方の筒体を他方の筒体に対して同軸に相対移動して突出させることにより、直動アクチュエータとしての機能を持たせることができる。しかも、両筒体の相対回転及び相対移動を、両筒体にそれぞれ形成した溝部に介在して設けたボールを介して行うため、この直動機構によるクラッチの断続操作を非常にスムーズに行うことができる。
前記構成においては、前記第一溝部又は前記第二溝部の少なくとも一方に、前記第一筒体又は前記第二筒体の軸方向端部に至るボール導入溝を形成した構成とするのが好ましい。このように、ボール導入溝を形成すれば、ボールを第一溝部及び第二溝部に挿入する際の挿入路が確保されるため、一対の筒体の嵌め込みをスムーズに行うことができる。
一対の筒体に、第一溝部及び第二溝部を形成する構成においては、前記第一溝部又は前記第二溝部の少なくとも一方の表面に潤滑層が形成された構成とするのが好ましい。このように、潤滑層を形成することにより、両溝内におけるボールの転動を一層スムーズに行うことができる。この潤滑層として、フッ素樹脂等の樹脂材、ダイヤモンドライクカーボン等の無機材をはじめ、種々の素材を適宜採用することができる。
前記各構成においては、前記第一筒体の軸方向への移動を許容しつつ軸周りの回転を阻止する回転阻止手段が設けられており、前記回転阻止手段が、前記第一筒体に形成されたキー溝と、トランスミッションの回転軸を支持するリテーナに形成され、前記キー溝に嵌合して前記第一筒体を軸方向に案内する、前記第二筒体と共回り不能なキー部材と、を有する構成とするのが好ましい。このように、キー溝とキー部材との嵌合により第一筒体が軸周りに回転するのを防止することにより、第二筒体に対して第一筒体をスムーズに軸方向に相対移動させることができる。
キー溝を形成した構成においては、このキー溝の表面に潤滑層が形成された構成とするのが好ましい。このように、潤滑層を形成することにより、第一筒体の軸方向への相対移動を一層スムーズに行うことができる。
さらに、上記各構成に係る直動機構は、エンジンのクランクシャフトとともに軸周りに回転するフライホイールと、前記フライホイールに接離可能に対向して設けられるクラッチディスクと、前記クラッチディスクと前記直動機構に介在して設けられるクラッチレリーズ軸受と、を備え、前記直動機構で、前記フライホイール側に前記クラッチレリーズ軸受を押圧可能なクラッチ機構に採用することができる。上記の直動機構は、複数の筒体を同軸に収納することによってコンパクトにすることができるため、この直動機構をクラッチ機構に採用することにより、このクラッチ機構の小型化を図ることができる。
この発明においては、外径面に第一溝部が形成された筒状の第一筒体と、内径面に第二溝部が形成され、前記第一筒体の外径側に、軸周りに相対回転可能かつ軸方向に相対移動可能に同軸に挿し込まれた筒状の第二筒体と、前記第一溝部と前記第二溝部の両方に介在して設けられた、両溝部に沿って移動可能なボールと、を備えた直動機構を構成した。
このように、第一筒体と第二筒体を同軸に設けて、両筒体を軸方向に相対移動可能とすることによって、一方の筒体を他方の筒体の内側に収納することによってコンパクトにできる。しかも、両筒部にそれぞれ形成した溝部にボールを介在させたことにより、両筒体の伸縮によるクラッチの断続操作をスムーズに行うことができる。
この発明に係る直動機構を採用したクラッチ機構の実施形態の一例を示す縦断面図 図1に示す直動機構の分解斜視図 図1に示す直動機構の中間筒の斜視図 図1に示す直動機構の中間筒及び内筒の組立手順を示す側面図であって、(a)は中間筒と内筒を同軸に配置した状態、(b)は中間筒に内筒を挿し込みつつある状態、(c)は内筒の挿し込みが完了した状態 図1に示すクラッチ機構の要部の縦断面図を示し、(a)は外筒内に中間筒及び内筒を完全に収納した状態、(b)は外筒から中間筒及び内筒を突出させた状態
この発明に係る直動機構10を採用したクラッチ機構20の実施形態の一例を図1に示す。このクラッチ機構20は、フライホイール21、クラッチディスク22、及び、直動機構10を主要な構成要素としている。
フライホイール21は、エンジン(図示せず)のクランクシャフト23とともに軸周りに回転し、クランクシャフト23の回転に慣性力を与える機能を有する。クラッチディスク22は、フライホイール21に接離可能に対向して設けられており、その中心には、トランスミッション(図示せず)に駆動力を伝達する回転軸24が同軸に接続されている。この回転軸24は、ハウジング25と一体に形成されたリテーナ26によって、軸周りに回転自在に支持されている。また、フライホイール21の外周縁には、クラッチディスク22等の内部部品を保護するクラッチカバー27が取り付けられている。
クラッチディスク22には、ピボットリング28を介して、ダイヤフラムスプリング29が対向して設けられている。ダイヤフラムスプリング29と直動機構10の間には、クラッチレリーズ軸受30が設けられている。クラッチレリーズ軸受30は、内輪、外輪、内外輪の間に設けられた転動体、及び、転動体を保持する保持器を有し、リテーナ26によってその軸方向に案内される。このクラッチレリーズ軸受30の内輪は、ダイヤフラムスプリング29の内周縁側に当接し、外輪は、直動機構10の後述する内筒11の軸方向端面に当接している。
直動機構10は、第一筒体11として機能する内筒(以下において、第一筒体11と同じ符号を付する。)と、第二筒体12として機能する中間筒(以下において、第二筒体12と同じ符号を付する。)と、外筒13と、を有し、外筒13の軸周りの回転を、中間筒12を介して内筒11の軸方向の直動に変換する変換手段を備えている。
中間筒12は、内筒11の外側に同軸に嵌り合っており、内筒11と中間筒12は、軸方向に相対移動可能かつ軸周りに相対回転可能となっている。内筒11には、軸方向の移動を許容しつつ軸周りの回転を阻止する回転阻止手段15が設けられている。外筒13は、中間筒12の外側に同軸に嵌り合っており、外筒13と中間筒12は、軸方向に相対移動可能かつ軸周りに相対回転可能となっている。
クラッチ機構20を収納するハウジング25の内部には、中空モータ31が直動機構10と同軸に設けられている。この中空モータ31によって、直動機構10の外筒13が軸周りに回転駆動される。図1は、直動機構10の内筒11及び中間筒12が、外筒13の中に完全に収納された状態を示している。このとき、クラッチレリーズ軸受30は、ダイヤフラムスプリング29の付勢力によって、その可動範囲の右端に位置し、このダイヤフラムスプリング29を押圧しておらず、フライホイール21とクラッチディスク22が面接触した状態(クラッチがつながった状態)となっている。
上記の変換手段は、同軸に嵌り合う一対の筒体のうち一方の筒体に形成された、この筒体の軸方向に対して傾斜した傾斜部を有する第一溝部14aと、前記一対の筒体のうち他方の筒体に形成された、この筒体の軸方向に対して傾斜した傾斜部を有する第二溝部14bと、第一溝部14a及び第二溝部14bの両方に介在して設けられた、両溝部14a、14bに沿って移動可能なボール14cとを備えている。
すなわち、図2に示すように、同軸に嵌り合う内筒11及び中間筒12のうち、内筒11の外径面に、この内筒11の軸方向に対して傾斜した第一溝部14aを形成するとともに、中間筒12の内径面に、この中間筒12の軸方向に対して傾斜した第二溝部14bを形成し、第一溝部14a及び第二溝部14bの両方に介在して、両溝部14a、14bに沿って移動可能なボール14cを設ける。内筒11に形成した第一溝部14a、及び、中間筒12に形成した第二溝部14bは、中心軸に対称に、それぞれ二本ずつ形成されている。
さらに、同軸に嵌り合う中間筒12及び外筒13のうち、中間筒12の外径面に、この中間筒13の軸方向に対して傾斜した第一溝部14aを形成するとともに、外筒13の内径面に、この外筒13の軸方向に対して傾斜した第二溝部14bを形成し、第一溝部14a及び第二溝部14bの両方に介在して、両溝部14a、14bに沿って移動可能なボール14cを設ける。中間筒12に形成した第一溝部14a、及び、外筒13に形成した第二溝部14bは、中心軸に対称に、それぞれ二本ずつ形成されている。
図3に示すように、中間筒12の内径面に形成した第二溝部14bの終端部には、この第二溝部14bに連続して中間筒12の軸方向端部に至るボール導入溝16が形成されている。また、外筒13の内径面に形成した第二溝部14bの終端部にも、この第二溝部14bに連続して外筒13の軸方向端部に至るボール導入溝(図示せず)が同様に形成されている。この実施形態においては、第二溝部14b側にボール導入溝16を形成した構成を例示したが、第一溝部14a側にボール導入溝16を形成することもできる。
回転阻止手段15は、内筒11の内径面に形成されたキー溝15aと、トランスミッションの回転軸24を支持するリテーナ26に形成され、キー溝15aに嵌合する、中間筒12と共周り不能なキー部材15bとを有する。キー部材15bは、キー溝15a内を内筒11の軸方向に沿って移動可能となっている。キー溝15a及びキー部材15bは、中心軸に対称に一対形成されている。
図4に中間筒12及び内筒11の組立手順を示す。まず、中間筒12と内筒11を同軸に配置する。このとき、ボール14cを内筒11の外径面に形成した第一溝部14aに配置しておく(本図(a)参照)。次に、ボール14cが、中間筒12の内径面に形成したボール導入溝16の延長線上に位置するように、内筒11と中間筒12の周方向位置関係を保ちつつ、中間筒12に内筒11を同軸に挿入する(本図(b)参照)。さらに、ボール14cが中間筒12の内径面に形成した第二溝部14bの端部に到達したら、内筒11と中間筒12を周方向に相対回転させて、ボール14cを第二溝部14bに導き、中間筒12への内筒11への挿し込みを完了する(本図(c)及び本図中の矢印参照)。ボール14cは、第二溝部14bのボール移動許容範囲内(本図(b)中に矢印を付した範囲内)で、この第二溝部14bに沿って移動可能となっている。
第二溝部14bの前記ボール移動許容範囲の端部には規制部材(図示せず)が設けられている。この規制部材によって、第二溝部14b内に挿入されたボール14cが、不用意にボール導入溝16に到達してこのボール導入溝16から脱落しないように、ボール14cの移動範囲を規制している。
なお、図示はしないが、外筒13と中間筒12も同様の手順で組み立てることができる。ボール14cは、外筒13の内径面に形成された第二溝部14bの移動許容範囲内で、この第二溝部14bに沿って移動可能となっている。
図5(a)に示すように、外筒13の内部に中間筒12及び内筒11が完全に収納された状態から、中空モータ31を駆動して、内筒11及び中間筒12に対して外筒13を軸周りに相対回転すると、図5(b)に示すように、この外筒13に対して中間筒12が軸周りに回転しつつ軸方向に相対移動する。さらに、中間筒12が軸周りに回転すると、回転阻止手段15の作用によって、内筒11は、中間筒12及び外筒13に対して周方向に共回りすることなく軸方向に相対移動する。この内筒11の軸方向の移動に伴って、ダイヤフラムスプリング29(図1参照)の付勢力に抗してクラッチレリーズ軸受30がクラッチディスク22(図1参照)側に移動する(図5(b)中の左向きの矢印参照)。この移動に伴って、ダイヤフラムスプリング29によるクラッチディスク22への付勢力が解除され、フライホイール21とクラッチディスク22が離間した状態(クラッチが切れた状態)となる。
第一溝部14a、第二溝部14b、及び、キー溝15aの内面(摺動部)には潤滑層が形成されている。この潤滑層を形成することにより、ボール14cが両溝部14a、14bに沿ってスムーズに転動するとともに、キー部材15bが軸方向にスムーズに移動して、クラッチの断続操作をスムーズに行うことができる。なお、この潤滑層は、不必要であれば省略することもできる。
上記の実施形態に係る直動機構10及びクラッチ機構20はあくまでも一例であって、コンパクトな装置構成で、クラッチの断続操作をスムーズに行う、という本願発明の課題を解決し得る限りにおいて、直動機構10及びクラッチ機構20の各構成部材の形状や配置等を適宜変更することもできる。例えば、上記の実施形態に係る直動機構10は、内筒11、中間筒12、及び、外筒13の三本の筒体で構成されているが、筒体の本数を二本(内筒11及び外筒13のみで構成)としたり、四本以上(中間筒12の本数をさらに増やした構成)としたりすることもできる。また各筒11、12、13に形成する溝部14a、14bの形状や本数も、適宜変更することができる。
また、上記の実施形態においては、中空モータ31によって、直動機構10の外筒13を軸周りに回転させる構成を例示したが、外筒13の外径面に歯車を形成するとともに、この歯車と平行な回転軸によってモータ駆動される歯車を噛み合わせ、外筒13を軸周りに回転させる構成とすることもできる。
また、上記の実施形態においては、一対の筒体のうち一方の筒体の外径面と、他方の筒体の内径面の両方に溝部14a、14bを形成し、この溝部14a、14b内をボール14cが移動可能な構成としたが、一方の筒体の外径面、又は、他方の筒体の内径面のいずれか一方にカム溝を形成し、このカム溝に沿って案内される案内突起を、このカム溝に対向する面側に形成した構成とすることもできる。
10 直動機構
11 第一筒体(内筒)
12 第二筒体(中間筒)
13 外筒
14a 第一溝部
14b 第二溝部
14c ボール
15 回転阻止手段
15a キー溝
15b キー部材
16 ボール導入溝
20 クラッチ機構
21 フライホイール
22 クラッチディスク
23 クランクシャフト
24 回転軸
25 ハウジング
26 リテーナ
27 クラッチカバー
28 ピボットリング
29 ダイヤフラムスプリング
30 クラッチレリーズ軸受
31 中空モータ

Claims (6)

  1. 軸方向に対して傾斜した傾斜部を有する第一溝部(14a)が外径面に形成された筒状の第一筒体(11)と、
    軸方向に対して傾斜した傾斜部を有する第二溝部(14b)が内径面に形成され、前記第一筒体(11)の外径側に、軸周りに相対回転可能かつ軸方向に相対移動可能に同軸に挿し込まれた筒状の第二筒体(12)と、
    前記第一溝部(14a)と前記第二溝部(14b)の両方に介在して設けられた、両溝部(14a、14b)に沿って移動可能なボール(14c)と、
    を備えた直動機構。
  2. 前記第一溝部(14a)又は前記第二溝部(14b)の少なくとも一方に、前記第一筒体(11)又は前記第二筒体(12)の軸方向端部に至るボール導入溝(16)を形成した請求項1に記載の直動機構。
  3. 前記第一溝部(14a)又は前記第二溝部(14b)の少なくとも一方の表面に潤滑層が形成されている請求項1又は2に記載の直動機構。
  4. 前記第一筒体(11)の軸方向への移動を許容しつつ軸周りの回転を阻止する回転阻止手段(15)が設けられており、
    前記回転阻止手段(15)が、
    前記第一筒体(11)に形成されたキー溝(15a)と、
    トランスミッションの回転軸(24)を支持するリテーナ(26)に形成され、前記キー溝(15a)に嵌合して前記第一筒体(11)を軸方向に案内する、前記第二筒体(12)と共回り不能なキー部材(15b)と、
    を有する請求項1から3のいずれか1項に記載の直動機構。
  5. 前記キー溝(15a)の表面に潤滑層が形成されている請求項4に記載の直動機構。
  6. エンジンのクランクシャフト(23)とともに軸周りに回転するフライホイール(21)と、
    前記フライホイール(21)に接離可能に対向して設けられるクラッチディスク(22)と、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の直動機構(10)と、
    前記クラッチディスク(22)と前記直動機構(10)に介在して設けられるクラッチレリーズ軸受(30)と、
    を備え、前記直動機構(10)で、前記フライホイール(21)側に前記クラッチレリーズ軸受(30)を押圧可能なクラッチ機構。
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