JP2016061326A - 回転伝達装置 - Google Patents

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尚弘 岡田
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尚弘 岡田
直嗣 北山
Naotsugu KITAYAMA
直嗣 北山
佐藤 光司
Koji Sato
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Abstract

【課題】電磁クラッチによって2方向クラッチの係合、解除する回転伝達装置の軸方向長さのコンパクト化と軽量化とを図ることである。
【解決手段】電磁クラッチ50によって係合および係合解除が制御される2方向クラッチ10の保持器16を制御保持器16Aと回転保持器16Bとで形成し、その回転保持器16Bをすべり軸受31で回転自在に支持して回転伝達装置の軸方向長さのコンパクト化と軽量化とを図る。
【選択図】図1

Description

この発明は、入力軸から出力軸への回転の伝達と遮断の切換えに用いられる回転伝達装置に関する。
入力軸から出力軸への回転の伝達と遮断とを行う回転伝達装置として、入力軸と出力軸とを結合および解除する2方向クラッチを有し、その2方向クラッチの係合および解除を電磁クラッチにより制御するようにしたものが従来から知られている。
特許文献1に記載された回転伝達装置においては、外輪とその内側に組み込まれた内輪との間に制御保持器に設けられた複数の柱部と回転保持器に設けられた複数の柱部が周方向で交互に配置されるよう組込み、隣接する柱部間に形成されたポケット内に対向一対のローラを組込み、その一対のローラを、その対向部間に組み込まれた弾性部材で離反する方向に付勢して、外輪の内周に形成された円筒面と内輪の外周に形成されたカム面に係合する位置にスタンバイさせ、上記内輪の一方向への回転により一方のローラを円筒面およびカム面に係合させ、内輪の回転を外輪に伝達するようにしている。
また、内輪に接続された入力軸上に電磁クラッチを設け、その電磁クラッチの電磁コイルに対する通電によりロータに対向配置されたアーマチュアに磁気吸引力を付与して、アーマチュアおよびそのアーマチュアに連結された制御保持器を軸方向に移動させ、その制御保持器のフランジと回転保持器のフランジの対向面間に設けられたトルクカムの作用によりポケットの周方向幅が小さくなる方向に制御保持器と回転保持器とを相対回転させて、各保持器の柱部で一対のローラを係合解除位置まで移動させ、内輪から外輪への回転伝達を遮断するようにしている。
上記回転伝達装置においては、電磁クラッチの電磁コイルに対する通電を解除すると、対向一対のローラ間に組み込まれた弾性部材の押圧作用により制御保持器と回転保持器とがポケットの周方向幅が大きくなる方向に相対回転して対向一対のローラが円筒面およびカム面に当接するスタンバイ状態に保持されるため、内輪の回転によりローラが円筒面およびカム面に直ちに係合することになり、回転方向ガタがきわめて小さく、応答性に優れているという特徴を有している。
特開2013−204764号公報
ところで、上記特許文献1に記載された回転伝達装置においては、回転保持器の軸方向の一端側において段部を設け、その段部と電磁クラッチのロータ間に支持リングを組み込んで軸方向に位置決めし、その支持リングと回転保持器の対向部間に組み込まれた軸受で回転保持器を回転自在に支持しているが、軸受としてスラストニードル軸受を採用しているため、回転伝達装置の軸方向長さが長くなって重量も重くなり、コストも高いという問題があり、改善すべき点が残されている。
この発明の課題は、電磁クラッチによって2方向クラッチの係合、解除する回転伝達装置の軸方向長さのコンパクト化と軽量化とを図ることである。
上記の課題を解決するため、この発明においては、入力軸と、その入力軸と同軸上に配置された出力軸の相互間において回転の伝達と遮断とを行なう2方向クラッチおよびその2方向クラッチの係合および解除を制御する電磁クラッチを有し、前記2方向クラッチが、軸方向に移動自在に、かつ、回転自在に支持された制御保持器および入力軸上に設けられた軸受部材により回転自在に支持された回転保持器を具え、それぞれの保持器に設けられた複数の柱部が前記出力軸の軸端部に設けられた外輪の内周と前記入力軸の軸端部に設けられた内輪の外周間において周方向に交互に配置される組込みとされ、隣接する柱部間に形成されたポケット内に前記外輪の内周および内輪の外周に対して係合可能な一対の係合子と、その一対の係合子を離反する方向に付勢する弾性部材とが組込まれた構成とされ、
前記制御保持器と回転保持器の相互間に、制御保持器の軸方向への移動を前記ポケットの周方向幅が小さくなる方向に両保持器を相対回転させる運動に変換する運動変換機構が組み込まれ、前記電磁クラッチが、前記制御保持器に連結されたアーマチュアと、そのアーマチュアと軸方向に対向するロータと、そのロータと軸方向で対向する電磁石とを有し、その電磁石に対する通電により前記アーマチュアと共に制御保持器を軸方向に移動させる構成とされた回転伝達装置において、前記回転保持器を回転自在に支持する軸受部材をすべり軸受とした構成を採用したのである。
上記のように、すべり軸受で回転保持器を回転自在に支持することにより、スラストニードル軸受で回転保持器を回転自在に支持する場合に比較して、回転伝達装置の軸方向長さのコンパクト化と軽量化を図ることができると共に、コストを低減することができる。
また、軸方向長さを従来の回転伝達装置と同一とした場合に、2方向クラッチのローラの長さを長くすることができ、負荷容量の大きな回転伝達装置を得ることができる。
ここで、すべり軸受として、焼結金属あるいは合成樹脂の多孔質材料に潤滑油を含浸させた含油軸受を採用することにより、回転保持器に負荷される回転抵抗が小さく、回転保持器を円滑に回転させることができる。
また、すべり軸受の外径を回転保持器の外径に等しくすることにより、外径が回転保持器の外径より小さくされたすべり軸受に比較して面圧が小さくなり、耐久性の向上を図ることができる。
上記のようなすべり軸受の採用に際しては、入力軸上において軸方向に位置決めされた支持リングでバックアップする。その際、すべり軸受を省略し、支持リングを軸受部材とし、その支持リングと回転保持器の少なくとも一方を多孔質材料に潤滑油を含浸させたものとすることで、回転伝達装置の軸方向長さをよりコンパクト化することができると共により軽量化することができる。
この発明においては、上記のように、回転保持器を回転自在に支持する軸受部材をすべり軸受としたことにより、回転伝達装置の軸方向長さのコンパクト化と軽量化を図ることができる。
この発明に係る回転伝達装置の実施の形態を示す縦断面図 図1の電磁クラッチ部の一部を拡大して示す断面図 図1のIII−III線に沿った断面図 図3に示すローラの係合解除状態を示す断面図 図1のV−V線に沿った断面図 図5のVI−VI線に沿った断面図 図1のVII−VII線に沿った断面図 (a)は図7のVIII−VIII線に沿った断面図、(b)は作動状態を示す断面図 この発明に係る回転伝達装置の他の実施の形態を示す縦断面図
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、この発明に係る回転伝達装置の実施の形態を示す。図示のように、回転伝達装置は、入力軸Sと、その入力軸Sと同軸上に配置された出力軸Sと、その両軸の軸端部を覆うハウジング1と、そのハウジング1内に組み込まれて入力軸Sから出力軸Sへの回転の伝達と遮断とを行なう2方向クラッチ10およびその2方向クラッチ10の係合、解除を制御する電磁クラッチ50とからなる。
ハウジング1は円筒状をなし、その一端部には小径の軸受筒2が設けられ、他端部内周には電磁クラッチ50を抜止めする止め輪3が取付けられている。
図1および図3に示すように、2方向クラッチ10は、出力軸Sの軸端部に設けられた外輪11の内周に円筒面12を設け、入力軸Sの軸端部に設けられた内輪13の外周に複数のカム面14を周方向に形成し、その複数のカム面14のそれぞれと円筒面12間に一対の係合子としてのローラ15と弾性部材21とを組込み、そのローラ15を保持器16で保持し、上記内輪13の一方向への回転により一対のローラ15の一方を円筒面12およびカム面14に係合させて内輪13の回転を外輪11に伝達し、また、内輪13の他方向への回転時に他方のローラ15を円筒面12およびカム面14に係合させて内輪13の回転を外輪11に伝達するようにしている。
ここで、外輪11の閉塞端部の内面側には小径の凹部18が形成され、その凹部18内に組み込まれた軸受19によって入力軸Sの軸端部が回転自在に支持されている。
内輪13は入力軸Sに一体に形成されている。その内輪13の外周に形成されたカム面14は、図3に示すように、相反する方向に傾斜する一対の傾斜面14a、14bから形成されて外輪11の円筒面12との間に周方向の両端が狭小のくさび形空間を形成しており、上記一対の傾斜面14a、14b間には内輪13の接線方向に向く平坦面20が設けられ、その平坦面20によって弾性部材21が支持されている。
弾性部材21はコイルばねからなる。この弾性部材21は一対のローラ15間に配置される組込みとされ、その弾性部材21で一対のローラ15は離反する方向に付勢されて、円筒面12およびカム面14に係合するスタンバイ位置に配置されている。
図1に示すように、保持器16は、制御保持器16Aと、回転保持器16Bとからなる。制御保持器16Aは、環状のフランジ22の片面外周部にカム面14と同数の柱部23を周方向に等間隔に設け、その隣接する柱部23間に円弧状の長孔24を形成し、外周には柱部23と反対向きに筒部25を設けた構成とされている。
一方、回転保持器16Bは、環状のフランジ26の外周にカム面14と同数の柱部27を周方向に等間隔に設けた構成とされている。
制御保持器16Aと回転保持器16Bは、制御保持器16Aの長孔24内に回転保持器16Bの柱部27が挿入されて、その柱部23、27が周方向に交互に並ぶ組み合わせとされる。そして、その組み合わせ状態で柱部23、27の先端部が外輪11と内輪13間に配置され、制御保持器16Aのフランジ22および回転保持器16Bのフランジ26が入力軸Sの外周に嵌合された支持リング28と外輪11の開口端面間に位置する組込みとされている。
上記のような保持器16A、16Bの組込みによって、図3および図4に示すように、制御保持器16Aの柱部23と回転保持器16Bの柱部27間にポケット29が形成される。ポケット29は内輪13のカム面14と径方向で対向し、各ポケット29内に対向一対の係合子としてのローラ15および弾性部材21が組込まれている。
図1および図2に示すように、制御保持器16Aのフランジ22は、入力軸Sの外周に形成されたスライド案内面30に沿ってスライド自在に支持されている。一方、回転保持器16Bは、フランジ26と入力軸Sに嵌合された上述の支持リング28でバックアップされる軸受部材31により回転自在に支持されている。
軸受部材31は、すべり軸受からなる。このすべり軸受31は、焼結金属あるいは合成樹脂の多孔質材料に潤滑油を含浸させた含油軸受により形成されている。
制御保持器16Aのフランジ22と回転保持器16Bのフランジ26間には、制御保持器16Aの軸方向への移動を、その制御保持器16Aと回転保持器16Bの相対的な回転運動に変換する運動変換機構としてのトルクカム40が設けられている。
図2、図7および図8(a)に示すように、トルクカム40は、制御保持器16Aのフランジ22と回転保持器16Bのフランジ26の対向面それぞれに周方向の中央部で深く両端に至るに従って次第に浅くなる対向一対のカム溝41、42を設け、そのカム溝41の一端部と他方のカム溝42の他端部間にボール43を組み込んだ構成としている。
カム溝41、42として、ここでは断面形状が円弧状の溝を示したが溝断面形状がV型の溝であってもよい。
上記トルクカム40は、制御保持器16Aのフランジ22が回転保持器16Bのフランジ26に接近する方向に制御保持器16Aが軸方向に移動した際に、図8(b)に示すように、ボール43がカム溝41、42の溝深さの最も深い位置に向けて転がり移動し、制御保持器16Aと回転保持器16Bをポケット29の周方向幅が小さくなる方向に相対回転させるようになっている。
図6に示すように、内輪13には、入力軸Sに形成されたスライド案内面30側の端部に、そのスライド案内面30より大径のホルダ嵌合面44が形成され、そのホルダ嵌合面44にローラ15および弾性部材21の軸方向への脱落を防止する環状のばねホルダ45が嵌合されている。
ばねホルダ45は、内輪13の軸方向端面に衝合する状態で軸方向に位置決めされている。図5および図6に示すように、ばねホルダ45の外周には制御保持器16Aの柱部23と回転保持器16Bの柱部27間に配置される複数の制動片46が形成されている。
複数の制動片46は、制御保持器16Aと回転保持器16Bとがポケット29の周方向幅を縮小する方向に相対回転した際に、制御保持器16Aの柱部23および回転保持器16Bの柱部27を両側縁で受け止めて対向一対のローラ15を係合解除する中立位置に保持するようになっている。
ばねホルダ45の外周部には、軸方向に延びて弾性部材21の外側に張り出す保持片47が形成され、その保持片47によって弾性部材21が一対のローラ15間から脱落するのが防止されている。
図1および図2に示すように、電磁クラッチ50は、制御保持器16Aに形成された筒部25の端面と軸方向で対向するアーマチュア51と、そのアーマチュア51と軸方向で対向するロータ52と、そのロータ52と軸方向で対向する電磁石53とを有している。
アーマチュア51は、入力軸Sに設けられた前述の支持リング28によって回転自在かつスライド自在に支持されている。アーマチュア51の外周部には連結筒54が設けられ、その連結筒54の内径面に制御保持器16Aの筒部25が圧入されて、制御保持器16Aとアーマチュア51が連結一体化されている。その連結によってアーマチュア51は、支持リング28の外周と入力軸Sの外周のスライド案内面30の軸方向の2箇所においてスライド自在の支持とされる。
ここで、支持リング28は、入力軸Sのスライド案内面30の軸方向他側に設けられた段部32によって軸方向に位置決めされている。
ロータ52は、外・内周に外筒部52aおよび内筒部52bを有し、その内筒部52bが入力軸Sに圧入固定されている。また、ロータ52は支持リング28との間に組み込まれたシム55によって軸方向に位置決めされている。
電磁石53は、電磁コイル53aおよびその電磁コイル53aを支持するコア53bを有する。コア53bはロータ52の外筒部52aと内筒部52b間に組み込まれ、端部外周が静止部材としてのハウジング1の内径面で支持されて回り止めされている。
コア53bの外側端面には軸受支持筒56が設けられている。軸受支持筒56の内部には入力軸Sを回転自在に支持する軸受57が組み込まれている。軸受57は、軸受支持筒56の内周に取り付けた止め輪58によって抜止めされている。
実施の形態で示す回転伝達装置は上記の構造からなり、図3は、2方向クラッチ10のローラ15が円筒面12およびカム面14に係合している状態を示す。その2方向クラッチ10の係合状態で、電磁クラッチ50の電磁コイル53aに通電すると、アーマチュア51に磁気吸引力が作用し、アーマチュア51が軸方向に移動してロータ52に吸着される。
ここで、アーマチュア51は制御保持器16Aに連結一体化されているため、アーマチュア51の軸方向への移動に伴って制御保持器16Aは、そのフランジ22が回転保持器16Bのフランジ26に接近する方向に移動する。
このとき、トルクカム40におけるボール43が図8(b)に示すように、カム溝41、42の溝深さの最も深い位置に向けて転がり移動し、制御保持器16Aと回転保持器16Bはポケット29の周方向幅が小さくなる方向に相対回転し、図4に示す対向一対のローラ15が制御保持器16Aの柱部23と回転保持器16Bの柱部27で押されて互いに接近する方向に移動する。
このため、ローラ15は、図4に示すように、円筒面12およびカム面14に対して係合解除する中立位置に変位し、2方向クラッチ10は係合解除状態とされる。
2方向クラッチ10の係合解除状態において、入力軸Sに回転トルクを入力して内輪13を一方向に回転すると、ばねホルダ45に形成された制動片46が制御保持器16Aの柱部23と回転保持器16Bの柱部27の一方を押圧するため、内輪13と共に制御保持器16Aおよび回転保持器16Bが回転する。このとき、対向一対のローラ15は係合解除された中立位置に保持されているため、内輪13の回転は外輪11に伝達されず、内輪13はフリー回転する。
内輪13のフリー回転状態において、電磁コイル53aに対する通電を解除すると、アーマチュア51は吸着が解除されて回転自在となる。その吸着解除により、一対のローラ15間に組み込まれた弾性部材21の押圧によって制御保持器16Aと回転保持器16Bがポケット29の周方向幅が大きくなる方向に相対回転し、対向一対のローラ15のそれぞれが、図3に示すように、円筒面12およびカム面14に係合するスタンバイ状態とされ、その対向一対のローラ15の一方を介して内輪13と外輪11の相互間で一方向の回転トルクが伝達される。
ここで、入力軸Sを停止して、その入力軸Sの回転方向を切換えると、他方のローラ15を介して内輪13の回転が外輪11に伝達される。
このように、電磁コイル53aに対する通電の遮断により、制御保持器16Aと回転保持器16Bがポケット29の周方向幅が大きくなる方向に相対回転して、対向一対のローラ15のそれぞれが円筒面12およびカム面14に直ちに噛み込むスタンバイ状態とされるため、回転方向ガタは小さく、内輪13の回転を外輪11に直ちに伝達することができる。
図1および図2に示すように、回転保持器16Bをすべり軸受31で回転自在に支持することにより、スラストニードル軸受で回転保持器16Bを回転自在に支持する場合に比較して、回転伝達装置の軸方向長さのコンパクト化と軽量化を図ることができると共に、コストを低減することができる。
また、軸方向長さをスラストニードル軸受で回転保持器16Bを回転自在に支持する回転伝達装置と同一とする場合に、2方向クラッチ10のローラ15の長さを長くすることができ、負荷容量の大きな回転伝達装置を得ることができる。
さらに、すべり軸受31は、焼結金属あるいは合成樹脂の多孔質材料に潤滑油を含浸させた含油軸受で形成しているため、回転保持器16Bに負荷される回転抵抗が小さく、回転保持器16Bを円滑に回転させることができる。
図9は、この発明に係る回転伝達装置の他の実施の形態を示す。この実施の形態においては、図1および図2に示すすべり軸受31を省略し、支持リング28を軸受部材として回転保持器16Bを回転自在に支持している。他の構成は、図1に示す回転伝達装置と同一であるため、同一部品には同一の符号を付して説明を省略する。
ここで、支持リング28は、焼結金属あるいは合成樹脂の多孔質材料に潤滑油を含浸させた含油軸受で形成されている。
上記のように、含油軸受からなる支持リング28で回転保持器16Bを回転自在に支持することにより、回転伝達装置の軸方向長さをよりコンパクト化することができると共により軽量化することができる。
入力軸
出力軸
11 外輪
13 内輪
15 ローラ(係合子)
16A 制御保持器
16B 回転保持器
21 弾性部材
23 柱部
27 柱部
29 ポケット
31 すべり軸受(軸受部材)
40 トルクカム(運動変換機構)
50 電磁クラッチ
51 アーマチュア
52 ロータ
53 電磁石

Claims (5)

  1. 入力軸と、その入力軸と同軸上に配置された出力軸の相互間において回転の伝達と遮断とを行なう2方向クラッチおよびその2方向クラッチの係合および解除を制御する電磁クラッチを有し、
    前記2方向クラッチが、軸方向に移動自在に、かつ、回転自在に支持された制御保持器および入力軸上に設けられた軸受部材により回転自在に支持された回転保持器を具え、それぞれの保持器に設けられた複数の柱部が前記出力軸の軸端部に設けられた外輪の内周と前記入力軸の軸端部に設けられた内輪の外周間において周方向に交互に配置される組込みとされ、隣接する柱部間に形成されたポケット内に前記外輪の内周および内輪の外周に対して係合可能な一対の係合子と、その一対の係合子を離反する方向に付勢する弾性部材とが組込まれた構成とされ、
    前記制御保持器と回転保持器の相互間に、制御保持器の軸方向への移動を前記ポケットの周方向幅が小さくなる方向に両保持器を相対回転させる運動に変換する運動変換機構が組み込まれ、
    前記電磁クラッチが、前記制御保持器に連結されたアーマチュアと、そのアーマチュアと軸方向に対向するロータと、そのロータと軸方向で対向する電磁石とを有し、その電磁石に対する通電により前記アーマチュアと共に制御保持器を軸方向に移動させる構成とされた回転伝達装置において、
    前記回転保持器を回転自在に支持する軸受部材をすべり軸受としたことを特徴とする回転伝達装置。
  2. 前記すべり軸受が含油軸受からなる請求項1に記載の回転伝達装置。
  3. 前記すべり軸受の外径を前記回転保持器の外径に等しくした請求項1又は2に記載の回転伝達装置。
  4. 前記すべり軸受が、前記入力軸上において軸方向に位置決めされた支持リングでバックアップされた請求項1乃至3のいずれか1項に記載の回転伝達装置。
  5. 前記軸受部材が、前記回転保持器の軸方向の一端側において前記入力軸に形成された段部と前記回転保持器の対向部間に組み込まれた支持リングからなり、その支持リングと回転保持器の少なくとも一方が多孔質材料に潤滑油を含浸させたものとされた請求項1に記載の回転伝達装置。
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