JP2017057872A - 自動クラッチ装置 - Google Patents

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Kimito Ushida
公人 牛田
佐藤 光司
Koji Sato
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Abstract

【課題】レリーズ軸受によってエンジンから変速機のインプットシャフトへの動力の断続を行う自動クラッチの小型化と応答性の向上を図る。
【解決手段】軸力発生機構40にてレリーズ軸受30をダイヤフラムスプリング19に加圧移動させ、フライホイール13とクラッチディスク16との結合を解除とする自動クラッチ装置において、軸力発生機構40を、変速機11におけるインプットシャフト12の軸端外周部に配置された電動モータ41と、電動モータ41のロータの回転運動をレリーズ軸受30の直線運動に変換する回転/直動運動変換機構50とで形成する。回転/直動運動変換機構50を、電動モータ41にて駆動されインプットシャフト12を中心に回転するナット部材と、そのナット部材にねじ係合されてナット部材の回転により軸方向に移動しレリーズ軸受30を押圧する雄ねじ部材とで形成し、自動クラッチ装置の小型化と応答性の向上を図る。
【選択図】図1

Description

この発明は、エンジンのクランクシャフトから出力される動力を変速機のインプットシャフトに対して断続する自動クラッチ装置に関する。
マニュアル・トランスミッション(MT)やオートメーテッド・マニュアル・トランスミッション(AMT)におけるクラッチを自動断続する自動クラッチ装置として、特許文献1および特許文献2に記載されたものが従来から知られている。
特許文献1に記載された自動クラッチ装置においては、クラッチペダルの踏み込みにより、そのクラッチペダルに機械的連結されたマスタシリンダで油圧を発生させ、その油圧をクラッチレリーズシリンダに送り、そのクラッチレリーズシリンダによりレリーズフォークを揺動させてレリーズ軸受を押圧し、そのレリーズ軸受からプレッシャプレートに負荷される押し込み力により、そのプレッシャプレートをフライホイールに圧接させてクラッチを入り状態としている。
一方、特許文献2に記載された自動クラッチ装置は、上記特許文献1と同様に、クラッチペダルの踏み込みによりクラッチマスタシリンダを作動させて油圧を発生させ、その油圧をクラッチレリーズシリンダに送り、そのクラッチレリーズシリンダによりレリーズフォークを揺動させて、そのレリーズフォークによりレリーズ軸受を押圧してクラッチを切り状態としている。
特開2010-78156号公報 特開2014-202238号公報
ところで、上記特許文献1および2のいずれも、クラッチレリーズシリンダの作動によりレリーズフォークを揺動させてクラッチを断続するものであるため、自動クラッチ装置が大型化し、しかも、油圧ポンプを必要とし、その油圧ポンプとクラッチレリーズシリンダを管路で接続する必要があるため、組み付けに大きなスペースを確保しなければならないという不都合がある。
また、クラッチレリーズシリンダを作動させる油圧は、低温時、油の粘度が高くなって油圧管路内での流動性が悪くなり、クラッチレリーズシリンダの応答性が低下するという不都合もある。
この発明の課題は、レリーズ軸受に対する押し込み力の負荷によってエンジンから変速機のインプットシャフトへの動力の断続を行う自動クラッチ装置の小型化と応答性の向上を図ることである。
上記の課題を解決するため、この発明においては、エンジンのクランクシャフトの軸端部に取付けられたフライホイールと、変速機のインプットシャフトの軸端部に設けられて前記フライホールに対向配置されたクラッチディスクと、そのクラッチディスクを前記フライホイールに向けて付勢するプレッシャプレートと、そのプレッシャプレートに対して進退自在に設けられたレリーズ軸受と、前記レリーズ軸受を前記プレッシャプレートに向けて加圧移動させる軸力発生機構とを有してなり、前記レリーズ軸受によりプレッシャプレートを押圧して、前記フライホイールとクラッチディスクとのクラッチ結合を解除とする自動クラッチ装置において、前記軸力発生機構が、電動モータと、その電動モータのロータの回転運動を前記レリーズ軸受の直線運動に変換する回転/直動運動変換機構とを有してなり、前記回転/直動運動変換機構が、前記インプットシャフト上に設けられて前記電動モータで回転駆動される筒状のナット部材と、そのナット部材の内周に形成された雌ねじにねじ係合される雄ねじを外周に有し、前記ナット部材の回転により軸方向に移動して前記レリーズ軸受を押圧する筒状の雄ねじ部材とからなり、前記電動モータと前記ナット部材間に、電動モータからナット部材への回転伝達を可能とし、ナット部材からの逆入力を遮断する逆入力遮断機構を設けた構成としたのである。
上記の構成からなる自動クラッチ装置において、電動モータの停止状態においては、プレッシャプレートの弾性力によりクラッチディスクがフライホイールに圧接されてクラッチが入り状態にあり、エンジンのクランクシャフトの回転は変速機のインプットシャフトに入力される。
電動モータを駆動すると、その電動モータのロータの回転がナット部材に入力されて、ナット部材が回転する。このとき、ナット部材に雄ねじ部材がねじ係合しているため、ナット部材の回転により雄ねじ部材が軸方向に移動してリーズ軸受を押圧する。
レリーズ軸受は、上記雄ねじ部材の押圧により軸方向に移動してプレッシャプレートを押圧し、その押圧によりプレッシャプレートが弾性変形してクラッチディスクの押圧を解除し、フライホイールに対するクラッチディスクの圧接解除によってクラッチが切り状態となり、クランクシャフトからインプットシャフトへの動力伝達が遮断される。
上記のように、電動モータの駆動、停止による運転の制御によってクラッチが入り切りされるため、クランクシャフトから出力される動力をインプットシャフトに対して断続することができる。
ここで、電動モータのロータの回転運動を直動運動に変換する回転/直動運動変換機構は、ナット部材と、そのナット部材にねじ係合された雄ねじ部材であり、そのナット部材および雄ねじ部材のそれぞれはインプットシャフト上に設けられ、上記ナット部材の周囲に電動モータが設けられるため、小型の自動クラッチ装置とすることができ、しかも、電動モータを駆動源とするため、組み付けに際しては配線の取り回しをするのみでよいため、大きな組込みスペースを確保する必要がない。
また、温度変化等の周囲の環境の変化に左右されることなく電動モータの駆動を迅速に制御することができ、応答性に優れた自動クラッチ装置を得ることができる。
この発明に係る自動クラッチ装置において、電動モータはインプットシャフトと直交する配置としてもよく、あるいは、インプットシャフトに平行する配置としてもよい。
電動モータをインプットシャフトと直交する配置とする場合、ウォームおよびウォームホイールを介してロータの回転をナット部材に入力する。このとき、ウォームおよびウォームホイールは、電動モータのロータの回転をナット部材に伝達する回転伝達機構としての機能の他、ナット部材側からの逆入力を遮断する逆入力遮断機構としての機能を発揮するため、逆入力遮断機構を別途設ける必要がなく、自動クラッチ装置のより小型化を図ることができる。
電動モータをインプットシャフトと平行する配置とする場合は、互いに噛合する一対の平歯車を介してロータの回転をナット部材に入力する。この場合、逆入力遮断機構として逆入力遮断クラッチを採用し、その逆入力遮断クラッチを入力側平歯車の歯車軸と電動モータのロータ間に組み込んで、ナット部材側からの逆入力を遮断する。
なお、ウォームおよびウォームホイールからなる回転伝達機構を採用する場合において、ウォームに設けられた歯車軸と電動モータのロータ間に逆入力遮断クラッチを組み込んで、逆入力の遮断効果を高めるようにしてもよい。
この発明においては、上記のように、電動モータの回転をインプットシャフト上に設けられたナット部材と雄ねじ部材とで形成される回転/直動運動変換機構によりレリーズ軸受の直線運動に変換してプレッシャプレートを押圧するようにしたので、クラッチレリーズシリンダによりレリーズフォークを揺動させてレリーズ軸受をプレッシャプレートに向けて移動させるようにした従来の自動クラッチ装置に比較して、大きな組込みスペースを確保する必要のない小型の自動クラッチ装置を得ることができる。
また、駆動源となる電動モータはスイッチ操作によって駆動が制御されるものであって、温度変化等の周囲の環境の変化によって動作が左右されることがないため、応答性に優れた自動クラッチ装置を得ることができる。
さらに、電動モータとナット部材間に、電動モータの回転をナット部材に入力し、ナット部材からの逆入力を遮断する逆入力遮断機構を設けたことにより、レリーズ軸受側からの逆入力を遮断することができ、自動クラッチ装置をクラッチ解除状態に確実に保持することができる。
この発明に係る自動クラッチ装置の実施の形態を示す断面図 図1のレリーズ軸受部を拡大して示す断面図 図2のIII−III線に沿った断面図 この発明に係る自動クラッチ装置の他の実施の形態を示す断面図 (a)は逆入力遮断機構を示す断面図、(b)は(a)のV−V線に沿った断面図
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1に示すように、エンジンのクランクシャフト10と、平行軸歯車式の変速機11におけるインプットシャフト12は同軸上の配置とされている。
クランクシャフト10のインプットシャフト12に対する軸端部にはフライホイール13が固定され、そのフライホイール13が変速機11に設けられたクラッチハウジング14内において回転自在とされている。
フライホイール13には変速機11と対向する外側面の外周部にクラッチカバー15が取り付けられ、そのクラッチカバー15内にクラッチディスク16が組み込まれている。
クラッチディスク16のフライホイール13に対する対向面の外周部にはフェーシング17が固着されている。このクラッチディスク16はインプットシャフト12の軸端部外周に形成されたセレーション18に嵌合されて回り止めされ、かつ、軸方向にスライド自在とされている。
また、クラッチカバー15の内部にはプレッシャプレート19が組み込まれている。プレッシャプレート19はダイヤフラムスプリングからなる。ダイヤフラムスプリング19は環状をなし、その内周部には複数のスロット20が放射状に形成され、隣接するスロット20間にばね片21が設けられている。
ダイヤフラムスプリング19には、上記スロット20の閉塞端を通る外接円と外径面間に複数のピン孔22が周方向に等間隔に形成され、各ピン孔22に余裕をもって挿入された支持ピン23がクラッチカバー15に取り付けられている。
複数の支持ピン23の周囲には、ダイヤフラムスプリング19を挟む両側に一対のリング24が掛け渡され、その一対のリング24と支持ピン23とでダイヤフラムスプリング19が支持されている。
ダイヤフラムスプリング19は、クラッチディスク16の外周部に設けられた突起部25をフライホイール13に向けて押圧してフェーシング17をフライホイール13に圧接しており、そのダイヤフラムスプリング19の内周部をフライホイール13に向けて押し込むことにより、フライホイール13に対するフェーシング17の圧接が解除して、クラッチが切り状態とされる。
図2に示すように、クラッチハウジング14には、インプットシャフト12を覆うガイド筒26が設けられ、そのガイド筒26の外側にスリーブ27が嵌合されている。スリーブ27の内周にはキー28が設けられ、そのキー28がガイド筒26の外周に形成されたキー溝29に嵌合されて、スリーブ27は回り止めされ、かつ、スライド自在に支持されている。
スリーブ27の外周囲にはレリーズ軸受30が設けられている。レリーズ軸受30は、外輪31、内輪32およびボール33を有し、上記内輪32がダイヤフラムスプリング19の内周部に接続されている。
レリーズ軸受30は、ガイド筒26の外周囲に設けられた軸力発生機構40によりダイヤフラムスプリング19に向けて押圧される。
軸力発生機構40は、電動モータ41と、その電動モータ41のロータ42の回転をレリーズ軸受30の直線運動に変換する回転/直動運動変換機構50からなる。
図3に示すように、電動モータ41は、ロータ42が中実軸とされている。電動モータ41は、図2および図3に示すように、インプットシャフト12に直交する配置とされ、その電動モータ41のロータ42の回転はウォーム45およびウォームホイール46からなる回転伝達機構44を介して回転/直動運動変換機構50に入力される。
回転/直動運動変換機構50は、筒状のナット部材51と、そのナット部材51の内周に形成された雌ねじ52にねじ係合する雄ねじ54を外周に有する雄ねじ部材53とからなる。
ナット部材51は、インプットシャフト12と同軸上に配置されて、クラッチハウジング14の閉塞端に形成された凹部55内の軸受56により回転自在に支持されており、その外周部にはウォームホイール46が一体に設けられて電動モータ41のロータ42の回転が入力される。
雄ねじ部材53は、筒状をなしてガイド筒26の外側に配置され、スリーブ27およびレリーズ軸受30の外輪31に接続されている。このとき、スリーブ27は、前述のように、キー28とキー溝29によりガイド筒26に対して回り止めされているため、雄ねじ部材53もガイド筒26に回り止めされ、軸方向には移動自在とされる。
上記の構成からなる回転/直動運動変換機構50において、電動モータ41の駆動によりロータ42が回転すると、その回転はナット部材51に入力されてナット部材51が回転し、そのナット部材51にねじ係合する雄ねじ部材53が軸方向に移動してレリーズ軸受30を押圧し、電動モータ41のロータ42の回転がレリーズ軸受30の直線運動に変換される。
実施の形態で示す自動クラッチ装置は上記の構造からなり、図1は、クラッチディスク16がダイヤフラムスプリング19によりフライホイール13に圧接されてクラッチが入りとされた状態を示す。このため、クランクシャフト10が回転すると、その回転はインプットシャフト12に伝達されて、そのインプットシャフト12がクランクシャフト10と同方向に回転する。
クラッチの入り状態において、図2および図3に示す電動モータ41を駆動してロータ42を回転させると、そのロータ42の回転はウォーム45およびウォームホイール46を介してナット部材51に伝達され、ナット部材51が回転する。
このとき、ナット部材51には雄ねじ部材53がねじ係合し、その雄ねじ部材53はスリーブ27を介してガイド筒26に回り止めされているため、ナット部材51の回転により雄ねじ部材53が軸方向に移動してレリーズ軸受30を押圧する。その押圧により、レリーズ軸受30が軸方向に移動してダイヤフラムスプリング19の内周部をクラッチディスク16に向けて押圧するため、フライホイール13に対するクラッチディスク16の押圧が解除され、クラッチが切り状態とされる。そのため、図1に示すクランクシャフト10からインプットシャフト12への動力伝達が遮断される。
クラッチの切り状態において、ダイヤフラムスプリング19の反力によりレリーズ軸受30が軸方向に押圧され、レリーズ軸受30から逆入力が負荷される。このとき、電動モータ41のロータ42の回転をナット部材51に伝達する回転伝達機構44は、ウォーム45とウォームホイール46からなり、そのウォーム45とウォームホイール46には逆入力遮断機能を有するため、レリーズ軸受30からの逆入力はウォーム45とウォームホイール46の噛合部において遮断され、自動クラッチ装置はクラッチ解除状態に保持される。
図1乃至図3に示す実施の形態においては、電動モータ41の回転をナット部材51と雄ねじ部材53とで形成される回転/直動運動変換機構50によりレリーズ軸受30の直線運動に変換してダイヤフラムスプリング19を押圧し、クラッチを切り状態とするものであり、回転/直動運動変換機構50を形成するナット部材51および雄ねじ部材53はインプットシャフト12上に配置される組み込みであるため、小型の自動クラッチ装置を得ることができる。しかも、電動モータ41を駆動源とするため、組み付けに際しては配線の取り回しをするのみでよいため、大きな組込みスペースを確保する必要がない。
また、温度変化等の周囲の環境の変化に左右されることなく電動モータ41の駆動を迅速に制御することができ、応答性に優れた自動クラッチ装置を得ることができる。
図3では、電動モータ41をインプットシャフト12と直交する配置としたが、図4に示すように、電動モータ41をインプットシャフト12と平行する配置としてもよい。この場合、電動モータ41の回転を互いに噛合する平歯車47、48を介してナット部材51に入力する。
図4に示す自動クラッチ装置においては、電動モータ41のロータと入力側の平歯車47の歯車軸47a間に逆入力遮断機構としての逆入力遮断クラッチ60を組み込んで、レリーズ軸受30からの逆入力を遮断している。
ここで、逆入力遮断クラッチ60は、図5(a)、(b)に示すように、電動モータ41のロータ42および歯車軸47aの双方に嵌合された軸受61によって円筒状のクラッチ外輪62を相対的に回転自在に支持し、歯車軸47aにはそのクラッチ外輪62内で回転可能なクラッチ内輪63を設け、そのクラッチ内輪63の外周に、相反する方向に傾斜する一対の傾斜面64a、64bで形成される複数のカム面64を周方向に間隔をおいて設けている。
また、電動モータ41のロータ42の端部にはクラッチ外輪62とクラッチ内輪63間で回転可能な保持器65を設け、その保持器65にはクラッチ内輪63に形成された複数のカム面64のそれぞれと対向する位置にポケット66を設け、各ポケット66内に一対のローラ67と、そのローラ67間に弾性部材68を組み込んで、一対のローラ67をクラッチ外輪62の円筒形内面69およびカム面64に係合する方向に付勢している。
さらに、クラッチ内輪63の端面に径方向溝70を形成し、ロータ42の端面には上記径方向溝70に余裕をもって挿入されるトルク伝達ピン71を設けている。
上記構成からなる逆入力遮断クラッチ60においては、クラッチ外輪62を固定とする使用状態で電動モータ41の駆動によりロータ42が回転すると、そのロータ42と共に保持器65が回転し、その保持器65のポケット66の回転方向後行側の端面がその回転方向前側のローラ67を押圧して円筒形内面69およびカム面64の係合を解除する。その係合解除後、トルク伝達ピン71が径方向溝70の一側面に当接して押圧し、ロータ42の回転が歯車軸47aに伝達され、一対の平歯車47、48を介して回転/直動運動変換機構50のナット部材51に入力される。
このため、図4に示すレリーズ軸受30から歯車軸47aに逆入力が負荷された場合、その逆入力は係合状態にあるローラ67によって遮断され、図4に示す回転/直動運動変換機構50は作動することはない。
上記のような逆入力遮断クラッチ60は、図2および図3に示すように、電動モータ41をインプットシャフト12に対して直交する配置とした場合にも採用することができ、その逆入力遮断クラッチ60を採用することで、逆入力の遮断効果を高めることができる。
10 クランクシャフト
11 変速機
12 インプットシャフト
13 フライホイール
16 クラッチディスク
19 ダイヤフラムスプリング(プレッシャプレート)
30 レリーズ軸受
40 軸力発生機構
41 電動モータ
42 ロータ
45 ウォーム
46 ウォームホイール
47 平歯車
48 平歯車
50 回転/直動運動変換機構
51 ナット部材
52 雌ねじ
53 雄ねじ部材
54 雄ねじ
60 逆入力遮断クラッチ(逆入力遮断機構)

Claims (4)

  1. エンジンのクランクシャフトの軸端部に取付けられたフライホイールと、変速機のインプットシャフトの軸端部に設けられて前記フライホールに対向配置されたクラッチディスクと、そのクラッチディスクを前記フライホイールに向けて付勢するプレッシャプレートと、そのプレッシャプレートに対して進退自在に設けられたレリーズ軸受と、前記レリーズ軸受を前記プレッシャプレートに向けて加圧移動させる軸力発生機構とを有してなり、前記レリーズ軸受によりプレッシャプレートを押圧して、前記フライホイールとクラッチディスクとのクラッチ結合を解除とする自動クラッチ装置において、
    前記軸力発生機構が、電動モータと、その電動モータのロータの回転運動を前記レリーズ軸受の直線運動に変換する回転/直動運動変換機構とを有してなり、前記回転/直動運動変換機構が、前記インプットシャフト上に設けられて前記電動モータで回転駆動される筒状のナット部材と、そのナット部材の内周に形成された雌ねじにねじ係合される雄ねじを外周に有し、前記ナット部材の回転により軸方向に移動して前記レリーズ軸受を押圧する筒状の雄ねじ部材とからなり、前記電動モータと前記ナット部材間に、電動モータからナット部材への回転伝達を可能とし、ナット部材からの逆入力を遮断する逆入力遮断機構を設けたことを特徴とする自動クラッチ装置。
  2. 前記電動モータが、前記インプットシャフトと直交する配置とされ、その電動モータのロータの回転がウォームおよびウォームホイールを介して前記ナット部材に入力されるようにした請求項1に記載の自動クラッチ装置。
  3. 前記電動モータが、前記インプットシャフトと平行する配置とされ、その電動モータのロータの回転が互いに噛合する一対の平歯車を介して前記ナット部材に入力されるようにした請求項1に記載の自動クラッチ装置。
  4. 前記逆入力遮断機構が、前記電動モータのロータの回転を前記ナット部材に伝達し、前記ナット部材からの逆入力を遮断する逆入力遮断クラッチからなる請求項1乃至3のいずれか1項に記載の自動クラッチ装置。
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