JP2017083812A - 冷却装置および画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
Description
図2は、図1に示す冷却装置9の概略構成図である。図2(a)は装置正面側から見た冷却装置の概略側面図、図2(b)は装置上面側から見た冷却装置の概略平面図である。
冷却装置9は、記録材Pの裏面(片面印刷時における非画像面)を冷却する第1冷却部30と、記録材の表面(片面印刷時における画像面)を冷却する第2冷却部40を有する。冷却装置9は、第1ベルト部材としての第1搬送ベルト51を介して記録材Pと接触する第1受熱面32を有する第1冷却手段としての第1冷却部30と、記録材Pと直接接触する第2受熱面41を有するとともに、第1冷却部30と異なる冷却構造を有する第2冷却手段としての第2冷却部40と、を少なくとも有する。また、第1冷却部30および第2冷却部40は流体が流れる流体流路34を有する。これにより、それぞれの冷却部のレイアウトの長所を活かして、省スペースで効率的なレイアウトが可能となる。また、装置を小型化できる。
図2(b)に示すように、ヒートパイプローラの長手方向一端(奥側)にはフィン43が設けられており、冷媒の熱を放散するように構成されている。第2放熱部としてのフィン43は図2(b)に示すように、第1搬送ベルト51に対して外側に配置され、第1放熱部としてのフィン31と位置が異なる。ヒートパイプローラの外周は搬送される記録材Pの表面(片面印刷時における画像面)と接しながら、時計回りに第2搬送ベルト58の移動に伴って連れ回る。
図3に示す冷却装置9は、第1冷却部30と第2冷却部40が共に同一形状の受熱面41,41aを有するヒートパイプローラである。ヒートパイプローラは、受熱面41の外径よりもフィン43の外径が大きい。また、フィン43とフィン43aは、搬送ベルト58よりも奥側(紙面の奥側に)であって、搬送方向に互いに隣り合うように配置されている。従って、第2冷却部40のフィン43と第1冷却部30のフィン43aとが干渉してしまうため、受熱面41と受熱面41aとでニップを形成するように記録材搬送方向に対向して配置したり、記録材搬送方向の上下流に近接して配置したりすることができない。
従って、図2(a)に示すように、第1冷却部30のフィン31または第1搬送ベルト51をフィン43の内周領域まで入り込ませて配置することができる。これにより図3の構成に比べて記録材搬送方向の装置の大型化を抑制できる。さらに、図2(a)に示す第1受熱面32の左端部(記録材搬送方向下流端部)から第2受熱面41と第1搬送ベルト51の接触面からなるニップ開始位置までの距離(冷却部と接触していない搬送路の領域)を図3に比べて短くできる。従って、図2の冷却装置9は図3に比べて冷却性能が高い。
なお、第1冷却部30と第2冷却部40は図2の形態に限られない。例えば図4に示す液冷方式を採用しても構わない。
この液冷ジャケット67は、内部に液体を循環させる液流路を備える液冷却方式である。冷えた流体(液体)がジャケット内部の流体流路63を流れることで第1受熱面32が冷え、この受熱面によって定着後の記録材Pが冷却される。一方、ヒートパイプローラは、図2に示した第2冷却部40と同じ構成である。このようにヒートパイプローラと液冷ジャケット方式とを組合せることにより、高い冷却能力が得られる。
図示のように、第2冷却部40として、図2(a)のヒートパイプローラに替えて、ローラ内に流体流路63を有する液冷ローラ方式の冷却手段を採用しても構わない。この冷却手段の場合、流体流路63の内側と外側にそれぞれ流路があり、内側と外側の流路を液体が流れる。ローラを通過した後の液体は、図4と同様に液体を溜めるタンク、冷却液を循環させるためのポンプを通過し、放熱部として機能するラジエータで冷やされる。この形態の具体的な構成の一例として特許文献3に開示された構成が適用可能である。
この液冷ローラ方式を組合せることでも装置を小型化できる。
この冷却装置9では、第1冷却部30が定着装置8によりトナー像を定着される面側に配置され、第2冷却部40が記録材搬送路を挟んで第1冷却部30の反対側に配置された位置関係を有する。この位置関係によると、定着装置8から排出された記録材Pのトナー面側を、記録材搬送方向に幅を有する第1冷却手段により、先ず冷却し、次に記録材Pの裏面側を第2冷却部40で冷却することになる。第1冷却部30の第1受熱面32および第2冷却部40の第2受熱面41の温度は室温と同等に保たれており、平温環境では20〜30℃の範囲にある。ここで第1冷却部30の第1受熱面32は、第2冷却部40の第2受熱面41よりも、記録材Pとの接触幅が長く、記録材Pとの接触領域を確保し易い形状のため、より高い冷却効果を有する。この第1冷却部30の第1受熱面32を定着装置8の近傍の下流に配置することにより、高温の記録材Pと第1冷却部30との温度差を利用して、より高い冷却効果を得ることが可能である。
この冷却装置9では、第2冷却部40は、記録材搬送路を挟んだ第1冷却部30に対する反対側且つ記録材搬送方向上流側に配置され、且つ定着装置8でトナー像が定着される面側(記録材Pの搬送路よりも上側)に配置されている。一方、第1冷却部30は、第2冷却部40よりも記録材搬送方向下流側に位置し、且つ定着装置8でトナー像が定着される面とは反対側(記録材Pの搬送路よりも下側)に配置されている。
この冷却装置9では、第2冷却部40は、第1冷却部30よりも搬送路の上流側に位置し、且つ定着装置8でトナー像が定着される面とは反対側(記録材Pの搬送路よりも下側)に配置されている。一方、第1冷却部30は、記録材搬送路を挟んだ第2冷却部40に対する反対側において第2冷却部40よりも下流側に位置し、定着装置8でトナー像が定着される面側(記録材Pの搬送路よりも上側)に配置されている。
この冷却装置9では、第1冷却部30の第1受熱面32と第2冷却部40の第2受熱面41が記録材搬送路を挟んで互いに対向して配置されている。具体的には、第1冷却部30のヒートシンクと第2冷却部40のヒートパイプローラが上下に対向した位置に配置されており、ヒートシンクが下側に、ヒートパイプローラが上側に配置されている。また、第1冷却部30の一部(フィン31など)は、第2冷却部40のフィン43の外周面よりも内側に配置されている。本実施形態によれば、第1冷却部30と第2冷却部40を記録材搬送方向にずらす図2における構成と比較して、冷却装置9をより小型化することができる。第1搬送ベルト51の内周面と第1冷却部30の第1受熱面32とは接触している。第1搬送ベルト51は駆動ローラ52、従動ローラ53,54に掛け回されており、ループ状の回動ベルトを形成している。
本実施形態においても、第1冷却部30と第2冷却部40を記録材搬送方向にずらす図2における構成と比較して、冷却装置をより小型化することができる。
図1,2,4〜8に示す冷却装置9では、第1冷却部30と第2冷却部40が記録材Pを搬送するために別々の搬送ベルト51,58を有していたが、図11では共通の第1搬送ベルト51を有している。
第1冷却手段としての第1冷却部30は、記録材搬送方向に幅を有する第1受熱面32を有するヒートシンクであり、第2冷却手段としての第2冷却部40よりも記録材搬送方向上流側に配置されている。第1冷却部30の他の構成は図2に記載のものと同様である。
また、第1搬送ベルト51は定着装置8と接触しない。
図12に示すように、第1冷却部30の第1受熱面32は、記録材搬送方向に幅Wを有し、記録材搬送方向上流端(図の右端)及び下流端(図の左端)よりも中央部が上方に幅Hだけ突出する曲面形状をなしている。また、記録材搬送方向上流における第1搬送ベルト51と、第2冷却部40の第2受熱面41との接触開始位置HP1は、第1受熱面32の記録材搬送方向上流端と下流端とを結ぶ仮想線(図の二点鎖線)の延長線上に位置している。
なお、図2、4〜8における冷却装置9、さらに以下で説明する冷却装置9に搬送ガイド71a、71bを配置してもよい。
従って、補助ローラ70を通過した記録材が下方にカールしたとしても、搬送ガイド80により記録材先端を確実に第1冷却部30へ案内することができる。
なお、搬送ガイド80cは、記録材搬送方向と交差する幅方向中央に対して外側に広がるようにしてもよい。
第1搬送ベルト51は、駆動源から駆動が伝達された駆動ローラ52が反時計回りに回転することにより、記録材搬送方向に移動している。また、駆動ローラ52の同軸上にあるプーリ86から、タイミングベルト91、プーリ88,89を介して、駆動ローラ70aの同軸上にあるプーリ87へと駆動伝達を行うことで、駆動ローラ70aも記録材を排出する方向(反時計回り)に回転している。プーリ88,89は搬送ローラ65,66の上方に位置しているので、タイミングベルト91は、ファン33と第1冷却部30のフィン31へと繋がる気流経路との干渉を避けるように迂回して巻き回されている。
また、駆動ローラ70aの表面の速度は、少なくとも駆動ローラ70aの直径と、回転数により決まり、この回転数は駆動ローラ52の回転数と、プーリ86,87の歯数の比によって決まる。
そして、第2冷却部40の表面(受熱面41)の速度は、第1搬送ベルト51の表面と接して回転する際の摩擦による滑りを考慮すると、第1搬送ベルト51の表面の速度とほぼ同じである。
または、プーリ86の歯数とプーリ87の歯数との比(減速比)が1である場合、駆動ローラ52の直径と第1搬送ベルト51の厚みの合算値を、駆動ローラ70aの直径よりも大きくすればよい。
この駆動方法により、部品点数を減少させ、装置を小型化することができる。
この場合、冷却装置9は、ベルト駆動手段としての駆動ローラ52に加えて、第1冷却部30より記録材搬送方向上流に、定着装置8を通過した記録材を挟持搬送する回転体としての駆動ローラ70aおよび当該回転体を駆動する回転体駆動手段を有する搬送手段としての補助ローラ70を備える。だが、図18に示すプーリ86,87,88,89とこれに巻き付けられたベルト91は不要である。
第1搬送ベルト51の表面の速度は、少なくとも駆動ローラ52の直径と、第1搬送ベルト51の厚みと、駆動ローラ52の回転数によって決まる。
また、駆動ローラ70aの表面の速度は、少なくとも駆動ローラ70aの直径と、駆動ローラ70aの回転数によって決まる。
例えば、駆動ローラ52の直径と第1搬送ベルト51の厚みの合算値と、駆動ローラ70aの直径が同じである場合、駆動ローラ52の回転数よりも駆動ローラ70aの回転数を小さくすればよい。
または、駆動ローラ52の回転数と駆動ローラ70aの回転数が同じである場合、駆動ローラ52の直径と第1搬送ベルト51の厚みの合算値を、駆動ローラ70aの直径よりも大きくすればよい。
この駆動方法によりベルト駆動手段と別の搬送補助駆動手段を設けることで、駆動ローラ52と駆動ローラ70aの回転数をそれぞれ制御可能なので、細かい駆動制御が可能となる。例えば、記録材の種類に応じて駆動ローラ70aの線速と第1搬送ベルト51の線速との大小関係を変えることができる。
図19に示すように、第1冷却部30の第1受熱面32の上面の中央を平らに構成し、補助ローラ70のニップ位置と、第2冷却部40と第1搬送ベルト51の接触開始位置HP1とを結ぶ仮想線上(図の破線)に第1受熱面32の上面を配置してもよい。そのとき、接触開始位置HP1は第2冷却部40の最下点に位置する。最下点とは、例えば第2受熱面41の回転中心から下方に伸ばした垂線と第2受熱面41の外周との交点である。これにより第1搬送ベルト51を駆動する駆動トルクが低減するとともに、第1搬送ベルト51の裏面が第1受熱面32に強く押し付けられないため、ベルト耐久性が向上する。
第1受熱面32における記録材搬送方向上流端から下流端を幅方向(図の左右方向)としたとき、第1受熱面32の下流端32aは、幅方向(図の左右方向)における第2冷却部40の幅内に位置している。または、第1受熱面32の下流端32aは、第2冷却部40の搬送方向最上流位置HRよりも搬送方向下流側に位置しているとも言える。また、より具体的には、第1受熱面32の下流端32aは、第2冷却部40のフィン43の外周面よりも内側に位置している。
これにより、第1冷却部30と第2冷却部40とを記録材搬送方向に相対的に近づけることができるので、装置が小型化するとともに、冷却効果がより高くなる。
この冷却装置9では、第2冷却部40は、第1搬送ベルト51の移動に伴い従動回転するとともに第2受熱面41と第1搬送ベルト51とで記録材を挟持搬送する回転体であり、第1搬送ベルト51の厚さ方向と同じ方向に移動可能である。
そこで、第2冷却部40は、図21のように第1受熱面32上における第1搬送ベルト51の厚さ方向と同じ方向に移動可能とした。これにより、記録材の厚さに応じて第2冷却部40が移動可能となり、記録材へのストレスを抑制し、ベルト駆動負荷を抑制できる。
第2冷却部40の第2受熱面41の外表面はコート層90を有する。コート層90の領域Lcoatは、記録材の搬送幅以上にわたって形成されていれば良く、これ以上の範囲については不要である。またコート層90は、トナーが付着しにくい材料、例えば高離型ガラスコーティング材(SiO2)からなる。ヒートパイプローラがトナー像と対向する位置にある場合、第2冷却部40は半溶融状態のトナーが載った記録材の表面に接触するが、コート層90によりトナー像が第2冷却部40に付着することが抑制される。なお、このヒートパイプローラは、記録材Pの表面(片面印刷時における画像面)に設けられても裏面(片面印刷時における非画像面)に設けられてもよい。ヒートパイプローラが記録材Pの表面(片面印刷時における画像面)に設けられる場合、片面印刷時でもコート層90は記録材上のトナー像と必ず接触し、ヒートパイプローラが記録材Pの裏面(片面印刷時における非画像面)に設けられる場合、両面印刷時にはコート層90は記録材上のトナー像と必ず接触するからである。
上記コート層と第1搬送ベルト51との関係により、記録材が第2受熱面41と第1搬送ベルト51とで挟持されていないときでも、第2受熱面41が第1搬送ベルト51に貼り付くことを抑制できる。
図示のように、第1受熱面32は主冷却面32dと補助冷却面32cとを有し、第1受熱面32における記録材搬送方向上流端および下流端は曲面形状をなす。主冷却面32dは仮想中心O1を中心とした曲率半径R1の面として構成され、補助冷却面32cは仮想中心O2を中心とした曲率半径R2の面として構成される(R1>R2)。例えば、R1=754.8mm、R2=2mmである。
また、主冷却面32dの搬送方向全域を有効に使用して、高い冷却効果を得ることができる。
図24に示すように、第1受熱面32とベルト51との記録材搬送方向における接触幅Wは、第2受熱面41と第1搬送ベルト51との接触幅41bよりも大きい。
従って、第1受熱面32での冷却効果が大きくなり、記録材がHP1に進入したときの第2受熱面41へのトナーの付着を抑制でき、画像への傷を抑制できる。
図11の冷却装置9では、第2冷却部40の第2受熱面41は記録材と直接接触していたが、本実施形態の冷却装置9では、第2冷却部40の第2受熱面41は搬送ベルト69を介して記録材と接触する。ここで、第2冷却部40は記録材Pを搬送する搬送ベルト69を有している。搬送ベルト69の内周面に、第2冷却部40のヒートパイプローラ(第2受熱面41)、駆動ローラ68および従動式の搬送ローラ65,66が掛け回されている。駆動ローラ68は駆動モータにより時計回りに回転することで、搬送ベルト69を時計回りに移動させる。しかし、これに代えて、第1搬送ベルト51の駆動ローラ52用の駆動モータのみを駆動源として用いてもよい。例えば、搬送ベルト51の移動に伴い、搬送ベルト69を連れ回るようにすればよい。または、駆動ローラ52の軸にギアを設け、ギア列を介して、駆動ローラ52を駆動ローラ68のギアに連結させることもできる。
図11の冷却装置9では、第1冷却部30のフィン31の先端は開放されていたが、本実施形態の冷却装置9では、フィン31の先端側の開口部を覆う蓋部材35が設けられている。蓋部材35は、ヒートシンクの正面側から背面側に渡って連続して設けられている。フィン31は蓋部材35と受熱部32と記録材搬送方向両端の各フィン31とによって囲まれている。このように、フィン31の周囲が囲まれることで、フィン31に沿って気流が通過する流体流路34が形成されている。
なお、蓋部材35は上述した全ての実施形態におけるヒートシンクに適用可能である。
図27に示す冷却装置9は、記録材Pの裏面(片面印刷時における非画像面)を冷却する第1冷却部30と、記録材の表面(片面印刷時における画像面)を冷却する第2冷却部40を有し、第1受熱面41aを有する第1冷却部30と第2受熱面41を有する第2冷却部40が共に同一形状のヒートパイプローラである。冷却装置9は、第1ベルト部材としての第1搬送ベルト51を介して記録材Pと接触する第1受熱面41aを有する第1冷却手段としての第1冷却部30と、記録材Pと直接接触する第2受熱面41を有する第2冷却手段としての第2冷却部40と、を少なくとも有する。また、第1冷却部30および第2冷却部40は流体が流れる流路を有する。
これに対し、図27(b)に示すように、第2冷却部40はフィン43が装置奥側に位置するように配置されるのに対し、第1冷却部30はフィン43aが装置手前側に位置するように配置されている。そのため、図3と比べて図27の例では、第2冷却部40のフィン43と第1冷却部30のフィン43aとが干渉することなく、第1受熱面41aと第2受熱面41をより近づけることができる。しかし、図27(b)に示すように、フィン43,43aが搬送ベルト51を挟んで前後に配置されるため、装置前後方向のサイズが大型化する。さらに、フィン43は受熱面41,41aよりも径が大きいため、受熱面をフレームで支持するときの作業性が悪い。例えば、受熱面41は、図27(b)の上方から下方に向けてフレームの支持孔に挿入して固定し、受熱面41aは、図27(b)の下方から上方に向けてフレームの支持孔に挿入して固定する。このように固定方向が逆である。
また、搬送媒体は画像形成装置内を搬送するものに限られず、加熱後に冷却するプロセスをともなう装置内を搬送する搬送媒体(例えば電子基板など)にも適用可能である。
9 冷却装置
30 第1冷却部(第1冷却手段)
32 第1受熱面
34,63 流体流路
40 第2冷却部(第2冷却手段)
41 第2受熱面
42 ヒートパイプ内部(流体流路)
51 第1搬送ベルト(第1ベルト部材)
58 第2搬送ベルト(第2ベルト部材)
P 記録材(搬送媒体)
Claims (10)
- 搬送媒体の一方の面と対向するように第1ベルト部材の内周面に接触する第1受熱面を有するとともに当該搬送媒体の一方の面を冷却する第1冷却手段と、
前記搬送媒体の他方の面と対向する第2受熱面を有するとともに、前記第1冷却手段と異なる冷却構造であって当該搬送媒体の他方の面を冷却する第2冷却手段と、を有し、
前記第1冷却手段および前記第2冷却手段は流体が流れる流体流路を有する、
ことを特徴とする冷却装置。 - 前記第1冷却手段および前記第2冷却手段における前記流路は搬送媒体搬送方向と交差する方向に形成される、
ことを特徴とする請求項1に記載の冷却装置。 - 前記第1冷却手段の第1受熱面は、搬送媒体搬送方向に幅を有する受熱面を有し、
前記第2冷却手段の第2受熱面は、前記第1受熱面を通過した前記搬送媒体の搬送方向を変更する形状または前記搬送媒体の進入方向とは異なる方向に配置された前記第1受熱面に向けて前記搬送媒体の搬送方向を変更する形状を有する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の冷却装置。 - 前記第1冷却手段は、前記第1受熱面に対して搬送媒体搬送路から離れる方向に延在する複数の放熱部材と、前記放熱部材間を通過する気流を発生させる気流発生手段とを有し、
前記第2冷却手段は、前記第2受熱面を形成する回転部材と、前記回転部材の内部に冷媒が収容される収容部と、前記搬送媒体の熱により気化した前記収容部内の冷媒を熱交換により液化する放熱部とを有する、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の冷却装置。 - 前記第2冷却手段の前記放熱部の外周面は、前記回転部材の外周面よりも外側に位置し、
前記第1冷却手段の一部は、前記放熱部の外周面よりも内側に配置されている、
ことを特徴とする請求項4に記載の冷却装置。 - 前記第1冷却手段および前記第2冷却手段は搬送媒体搬送方向に互いにずれて配置されている、
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の冷却装置。 - 前記第1冷却手段は、加熱装置でトナー画像を定着された面側と反対側に位置するとともに、前記第1受熱面が前記第1ベルト部材の内周と摺接するように設けられ、
前記第2冷却手段は、搬送媒体搬送路を挟んで前記第1冷却手段の反対側に位置するとともに前記搬送媒体と接触しながら回転する回転体である、
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の冷却装置。 - 前記第2冷却手段は前記第1冷却手段よりも搬送媒体搬送方向下流側に配置される、
ことを特徴とする請求項7に記載の冷却装置。 - 前記第1ベルト部材を駆動するベルト駆動手段を有し、
前記第1ベルト部材は、前記第1受熱面に対して内周面が摺接し、且つ前記第2受熱面と外周面とで前記搬送媒体を挟持し搬送する共通ベルトである、
ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の冷却装置。 - 前記搬送媒体にトナー画像を定着する加熱装置と、
請求項1乃至9のいずれか一項に記載の冷却装置と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。
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