JP2017082954A - 潤滑構造体 - Google Patents

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和彦 野原
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Abstract

【課題】回転軸に設けられている部材の内周側において軸方向に潤滑油を供給できるとともに、部材同士が接触している接触面に潤滑油を適切に供給できるようにする。【解決手段】アウトプットシャフト11の軸方向に並んで設けられるリバースメインギヤMR及び第4ハブ51を有する潤滑構造体9において、リバースメインギヤMRの内周側には、ベアリング装着空間94が形成され、第4ハブ51の内周側には、潤滑油用空間51bが形成され、リバースメインギヤMRは、内周の第4ハブ51に望む部分に形成され、ベアリング装着空間94及び潤滑油用空間51bと連通する凹部91と、凹部91の外周側の全周囲を取り囲み、アウトプットシャフト11の全周囲に亘って第4ハブ51のリバースメインギヤMR側の面と面接触する接触部92とを有し、凹部91の最外部91aのアウトプットシャフト11中心からの長さは、潤滑油用空間51bの外径よりも長い。【選択図】図2

Description

本発明は、回転軸の軸方向に並ぶ2つの部材が接触する接触面に潤滑油を供給するとともに、部材の内周側に潤滑油を供給する潤滑構造体に関する。
従来、変速機では、回転軸(シャフト)に、ギヤ、ハブ、ベアリング等の部材を軸方向に並べて設けている。このような変速機においては、他の部材との接触面に、摩擦を低減するために潤滑油を供給させるようにしているものがある。また、各部材の内周側に潤滑油を供給することにより、シャフトと各部材との摩擦を低減することが行われている。
例えば、トランスミッションギヤの端面の周囲の空間と連通する凹陥部と、ラジアル軸受部とを連通させる油溝を設けることにより、周囲の空間から凹陥部に侵入した潤滑油をラジアル軸受部に供給する技術が知られている(例えば、特許文献1)。
実開昭59−155357号公報
変速機においては、例えば、回転軸に設けられた部材の内周側に、回転軸の軸方向に向かって潤滑油を供給するようにしているものがある。このような変速機においては、他の部材と接触する接触面に、内周側から外周側の外部へと連通する溝を形成して、その溝に内周側から外周側へと潤滑油を流すことにより、他の部材と接触する接触面に潤滑油を供給している。
しかしながら、内周側から外部へと連通する溝を形成するようにすると、回転軸の回転により発生する遠心力により内周側を流れている潤滑油の多くが外部に放出されてしまって、隣の部材の内周側に十分な潤滑油が供給できないという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、その目的は、回転軸に設けられている部材の内周側において軸方向に潤滑油を供給できるとともに、部材同士が接触している接触面に潤滑油を適切に供給することのできる技術を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明の一観点に係る潤滑構造体は、回転軸と、回転軸の軸方向に並んで設けられる第1部材及び第2部材と、を有する潤滑構造体であって、第1部材の内周側には、軸方向に潤滑油を流すことが可能な第1潤滑油流路が形成され、第2部材の内周側には、軸方向に潤滑油を流すことが可能な第2潤滑油流路が形成され、第1部材は、内周の第2部材に望む部分に形成され、第1潤滑油流路及び第2潤滑油流路と連通する1以上の凹部と、凹部の外周側の周囲を取り囲み、回転軸の全周囲に亘って第2部材の第1部材側の面と面接触する接触部とを有し、凹部の最も外側の部位の回転軸の中心からの長さは、第2潤滑油流路の外径よりも長い。
上記潤滑構造体において、第1部材は、回転軸に相対回転可能な変速ギヤであり、第1潤滑油流路は、変速ギヤを回転軸に相対回転可能に支持するベアリングが装着されている空間であってもよい。
また、上記潤滑構造体において、第2部材は、回転軸に一体回転可能に接続されているハブであり、第2潤滑油流路は、ハブの内周側に設けられた軸方向に延びている空間であってもよい。
また、上記潤滑構造体において、凹部は、略部分球状であってもよい。
本発明によると、回転軸に設けられている部材の内周側において軸方向に潤滑油を供給できるとともに、部材同士が接触している接触面に潤滑油を適切に供給することができる。
本発明の一実施形態に係る潤滑構造体を有するマニュアル変速機の全体構成を示す図である。 (a)は、本発明の一実施形態に係るリバースメインギヤの前面図である。(b)は、本発明の一実施形態に係る潤滑構造体を示す図である。
以下、添付図面に基づいて、本発明の一実施形態に係る潤滑構造体を有するマニュアル変速機を説明する。同一の部品には同一の符号を付してあり、それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
図1は、本発明の一実施形態に係る潤滑構造体を有するマニュアル変速機の全体構成を示す図である。
マニュアル変速機(以下、変速機という)1は、インプットシャフト10と、インプットシャフト10と同軸に配置されたアウトプットシャフト11と、これらインプットシャフト10及びアウトプットシャフト11に平行に配置されたカウンタシャフト12及びリバースアイドラシャフト15とを備えている。変速機1においては、基本的には、インプットシャフト10の入力側端部と、アウトプットシャフト11の出力側端部とを除いて、変速機ケース2(フロントケース2a、及びリアケース2b)内に収容される。変速機ケース2の内部には、各部を潤滑させるための潤滑油が収容されている。
インプットシャフト10は、フロントケース2aにベアリング17により回転可能に支持されている。ベアリング17は、変速機ケース2の外側、(フロントケース2aの前方側)から、変速機ケース2の内側(フロントケース2aの後方側)への潤滑油の流入を防止する機能(シール機能)を有している。
インプットシャフト10には、インプットメインギヤ13が一体回転可能に設けられている。インプットシャフト10の後方側には、アウトプットシャフト11の前方側端部が図示しないニードルベアリングを介して回転自在に支持される支持穴が形成されている。
アウトプットシャフト11には、入力側(前方側)から順に、第1ハブ21、3速メインギヤM3、第1スラストワッシャ70、6速メインギヤM6、5速メインギヤM5、2速メインギヤM2、第3ハブ41、1速メインギヤM1、第4ハブ51、リバースメインギヤMR、第2スラストワッシャ80が設けられている。3速メインギヤM3、第1スラストワッシャ70、2速メインギヤM2、1速メインギヤM1、及びリバースメインギヤMRは、アウトプットシャフト11に相対回転可能に設けられ、第1ハブ21、6速メインギヤM6、5速メインギヤM5、第3ハブ41、第4ハブ51、及び第2スラストワッシャ80はアウトプットシャフト11に一体回転可能に設けられている。本実施形態では、6速メインギヤM6及び5速メインギヤM5は、アウトプットシャフト11と一体成形されている。
カウンタシャフト12は、フロントケース2aにベアリング18により略水平に回転可能に支持されている。ベアリング18は、変速機ケース2の外側、(フロントケース2aの前方側:第1の側)から、変速機ケース2の内側(フロントケース2aの後方側:第2の側)への潤滑油の流入を防止する機能(シール機能)を有している。
カウンタシャフト12には、入力側から順に、インプットメインギヤ13と噛合するインプットカウンタギヤ14、3速メインギヤM3と噛合する3速カウンタギヤC3、6速メインギヤM6と噛合する6速カウンタギヤC6、第2ハブ31、5速メインギヤM5と噛合する5速カウンタギヤC5、2速メインギヤM2と噛合する2速カウンタギヤC2、1速メインギヤM1と噛合する1速カウンタギヤC1、リバースアイドラギヤ16を介してリバースメインギヤMRと噛合するリバースカウンタギヤCRが設けられている。インプットカウンタギヤ14、3速カウンタギヤC3、第2ハブ31、2速カウンタギヤC2、1速カウンタギヤC1、リバースカウンタギヤCRはカウンタシャフト12に一体回転可能に設けられ、5速カウンタギヤC5、6速カウンタギヤC6はカウンシャフト12に相対回転可能に設けられている。
カウンタシャフト12の内部には、軸心を中心として軸方向に延び、潤滑油を導入するための軸心穴12aと、軸心穴12aからカウンタシャフト12の外周面に径方向に延び、潤滑油を外周面の開孔から放出するための1以上の径方向流路12bとが形成されている。
第1シンクロ機構20は、アウトプットシャフト11に固定された第1ハブ21と、インプットメインギヤ13に固定されたインプットドグギヤ22と、3速メインギヤM3に固定された3速ドグギヤ23と、第1ハブ21に回転不能且つ軸方向に移動可能に取り付けられた第1スリーブ24と、第1スリーブ24と各ドグギヤ22,23との間にそれぞれ介装された一対のシンクロナイザリングSRとを備えている。第1スリーブ24の外周凹溝には、第1スリーブ24を軸方向に移動させる第1シフトフォークF1が係合されている。
第1スリーブ24が前方に移動してインプットドグギヤ22とスプライン噛合すると、動力伝達経路はインプットシャフト10からアウトプットシャフト11に直結となり、アウトプットシャフト11は4速相当で回転する。第1スリーブ24が後方に移動して3速ドグギヤ23とスプライン噛合すると、動力伝達経路はインプットメインギヤ13、インプットカウンタギヤ14、3速カウンタギヤC3、3速メインギヤM3となり、アウトプットシャフト11は3速相当で回転する。
第2シンクロ機構30は、カウンタシャフト12に固定された第2ハブ31と、6速カウンタギヤC6に固定された6速ドグギヤ32と、5速カウンタギヤC5に固定された5速ドグギヤ33と、第2ハブ31に回転不能且つ軸方向に移動可能に取り付けられた第2スリーブ34と、第2スリーブ34と各ドグギヤ32,33との間にそれぞれ介装された一対のシンクロナイザリングSRとを備えている。第2スリーブ34の外周凹溝には、第2スリーブ34を軸方向に移動させる第2シフトフォークF2が係合されている。
第2スリーブ34が前方に移動して6速ドグギヤ32とスプライン噛合すると、動力伝達経路はインプットメインギヤ13、インプットカウンタギヤ14、6速カウンタギヤC6、6速メインギヤM6となり、アウトプットシャフト11は6速相当で回転する。第2スリーブ34が後方に移動して5速ドグギヤ33とスプライン噛合すると、動力伝達経路はインプットメインギヤ13、インプットカウンタギヤ14、5速カウンタギヤC5、5速メインギヤM5となり、アウトプットシャフト11は5速相当で回転する。
第3シンクロ機構40は、アウトプットシャフト11に固定された第3ハブ41と、2速メインギヤM2に固定された2速ドグギヤ42と、1速メインギヤM1に固定された1速ドグギヤ43と、第3ハブ41に回転不能且つ軸方向に移動可能に取り付けられた第3スリーブ44と、第3スリーブ44と各ドグギヤ42,43との間にそれぞれ介装された一対のシンクロナイザリングSRとを備えている。第3スリーブ44の外周凹溝には、第3スリーブ44を軸方向に移動させる第3シフトフォークF3が係合されている。
第3スリーブ44が前方に移動して2速ドグギヤ42とスプライン噛合すると、動力伝達経路はインプットメインギヤ13、インプットカウンタギヤ14、2速カウンタギヤC2、2速メインギヤM2となり、アウトプットシャフト11は2速相当で回転する。第3スリーブ44が後方に移動して1速ドグギヤ43とスプライン噛合すると、動力伝達経路はインプットメインギヤ13、インプットカウンタギヤ14、1速カウンタギヤC1、1速メインギヤM1となり、アウトプットシャフト11は1速相当で回転する。
第4シンクロ機構50は、アウトプットシャフト11に固定された第4ハブ51と、リバースメインギヤMRに固定されたリバースドグギヤ53と、第4ハブ51に回転不能且つ軸方向に移動可能に取り付けられた第4スリーブ54と、第4スリーブ54とリバースドグギヤ53との間に介装されたシンクロナイザリングSRとを備えている。第4スリーブ54の外周凹溝には、第4スリーブ54を軸方向に移動させる第4シフトフォークF4が係合されている。
第4スリーブ54が後方に移動してリバースドグギヤ53とスプライン噛合すると、動力伝達経路はインプットメインギヤ13、インプットカウンタギヤ14、リバースカウンタギヤCR、リバースアイドラギヤ16、リバースメインギヤMRとなり、アウトプットシャフト11は逆回転する。
次に、図1の範囲Xに含まれる潤滑構造体について説明する。
図2(a)は、本発明の一実施形態に係るリバースメインギヤの前面図である。(b)は、本発明の一実施形態に係る潤滑構造体を示す図であり、図1の範囲Xの拡大図である。
潤滑構造体9は、アウトプットシャフト11と、第4ハブ51と、第4スリーブ54と、リバースメインギヤMRと、リバースドグギヤ53と、ニードルベアリング93と、を有する。
第4ハブ51と、リバースメインギヤMRとは、軸方向に並んで、アウトプットシャフト11に設けられている。
第4ハブ51は、内周に、アウトプットシャフト11の外周に形成されたスプライン溝11aに噛合うスプライン溝51aが形成されている。第4ハブ51は、スプライン溝51aがアウトプットシャフト11のスプライン溝11aに噛合するようにして、アウトプットシャフト11に相対回転不能に設けられている。第4ハブ51の内周側の1以上の箇所には、アウトプットシャフト11の軸方向に、第4ハブ51の前方端から後方端まで延びて形成され、潤滑油を軸方向に流すための潤滑油用空間(第2潤滑油流路)51bが形成されている。
リバースメインギヤMRは、ニードルベアリング93を介してアウトプットシャフト11に相対回転可能に設けられている。ここで、ニードルベアリング93が装着されている空間(ベアリング装着空間94)においては、潤滑油を軸方向に流すことができるようになっており、この空間が、第1潤滑油流路に相当する。
リバースメインギヤMRには、内周の第4ハブ51に望む側に、1以上の凹部91が形成されている。凹部91は、例えば、略部分球状(例えば、球を4等分した形状)となっている。
凹部91の最も外側の最外部91aの径(アウトプットシャフト11の中心軸からの距離)は、第4ハブ51の潤滑油用空間51bの外径以上である。したがって、凹部91と、潤滑油空間51bとが連通する径方向の距離をできるだけ長く確保することができる。
また、リバースメインギヤMRは、前方側の端面に、凹部91の外周側の周囲を取り囲み、第4ハブ51のリバースメインギヤMR側の端面部(後方側面部51c)と、アウトプットシャフト11の全周囲に亘って面接触する接触部92を有する。このような構成により、凹部91の外周側において、アウトプットシャフト11の全周囲に亘って後方側面部51cと接触部92とが面接触しているので、凹部91から大量の潤滑油が、外周側に流れ出すことを防止できる。なお、後方側面部51cと接触部92との接触部分に対しては、わずかな量の潤滑油が流れこむことが可能となっている。
次に、潤滑構造体9における潤滑油の流れについて説明する。
変速機1の動作中には、リバースメインギヤMRの内周側のベアリング装着空間94に、後方から前方に潤滑油が流れるようになっている(矢印R1)。
ベアリング装着空間94を前方に流れる潤滑油は、リバースメインギヤMRに形成された凹部91を経由して、第4ハブ51に形成された潤滑油用空間51bに流入し、(矢印R2)、潤滑油用空間51bをさらに前方に流れる(矢印R3)。これにより、第4ハブ51よりも前方の部材(本実施形態では、1速メインギヤM1等)の内周側に適切に潤滑油を供給することができる。
ここで、凹部91に流れた潤滑油の流れについて詳細に説明する。
凹部91の外周側においては、リバースメインギヤMRの接触部92と、第4ハブ51の後方側面部51cとが面接触している。面接触している部分に対しては、凹部91に存在する潤滑油の内のわずかな量の潤滑油が徐々に浸み込む。したがって、リバースメインギヤMRと、第4ハブ51との接触面の潤滑が適切に確保される。
また、面接触している部分に浸み込む潤滑油の量は、凹部91に存在する潤滑油の内のわずかな量であるので、多くの潤滑油を第4ハブ51の潤滑油用空間51bに供給することができる。
以上説明したように、本発明の一実施形態に係る潤滑構造体9によると、リバースメインギヤMRの内周側に、ベアリング装着空間94及び第4ハブ51の潤滑油用空間51bに連通する1以上の凹部91と、凹部91の外周側の周囲を取り囲み、アウトプットシャフト11の全周囲に亘って第4ハブ51の後方側面部51cと面接触する接触部92とを有するようにし、凹部91の最外部91aのアウトプットシャフト11の中心からの長さを潤滑油用空間51bの外径よりも長くしたので、ベアリング装着空間94を流れる潤滑油を効果的に潤滑油用空間51bに流すことができるとともに、後方側面部51cと接触部92とが面接触している部分に適切に潤滑油を供給することができる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変形して実施することが可能である。
例えば、上記実施形態では、凹部91を、部分球状としていたが、凹部91の形状は、これに限られず、例えば、軸方向に延びる略半円柱状や、略直方体形状であってもよく、任意の形状であってよい。
また、上記実施形態では、運転者の操作レバーの操作により直接スリーブを移動させて変速を行うマニュアル変速機(MT)を例にしていたが、スリーブをアクチュエータにより移動させて変速を行う機械式自動マニュアル変速機(AMT)に本発明を適用してもよい。
1 変速機
2a フロントケース
2b リアケース
9 潤滑構造体
10 インプットシャフト
11 アウトプットシャフト
11a スプライン溝
12 カウンタシャフト
12a 軸心穴
13 インプットメインギヤ
14 インプットカウンタギヤ
15 リバースアイドラシャフト
16 リバースアイドラギヤ
22 インプットドグギヤ
23 3速ドグギヤ
24,34,44,54 スリーブ
32 6速ドグギヤ
33 5速ドグギヤ
42 2速ドグギヤ
43 1速ドグギヤ
51 第4ハブ
51a スプライン溝
51b 潤滑油用空間
51c 後方側端面
53 リバースドグギヤ
91 凹部
91a 最外部
92 接触部
93 ニードルベアリング
94 ベアリング装着空間
C1 1速カウンタギヤ
C2 2速カウンタギヤ
C3 3速カウンタギヤ
C5 5速カウンタギヤ
C6 6速カウンタギヤ
M1 1速メインギヤ
M2 2速メインギヤ
M3 3速メインギヤ
M5 5速メインギヤ
M6 6速メインギヤ
MR リバースメインギヤ
SR シンクロナイザリング

Claims (4)

  1. 回転軸と、前記回転軸の軸方向に並んで設けられる第1部材及び第2部材と、を有する潤滑構造体であって、
    前記第1部材の内周側には、軸方向に潤滑油を流すことが可能な第1潤滑油流路が形成され、
    前記第2部材の前記回転軸側の内周側には、軸方向に潤滑油を流すことが可能な第2潤滑油流路が形成され、
    前記第1部材は、
    内径の前記第2部材に望む部分に形成され、前記第1潤滑油流路及び前記第2潤滑油流路と連通する1以上の凹部と、
    前記凹部の外周側の周囲を取り囲み、前記回転軸の全周囲に亘って前記第2部材の前記第1部材側の面と面接触する接触部とを有し、
    前記凹部の最も外側の部位の前記回転軸の中心からの長さは、前記第2潤滑油流路の外径よりも長い
    潤滑構造体。
  2. 前記第1部材は、前記回転軸に相対回転可能な変速ギヤであり、前記第1潤滑油流路は、前記変速ギヤを前記回転軸に相対回転可能に支持するベアリングが装着されている空間である
    請求項1に記載の潤滑構造体。
  3. 前記第2部材は、前記回転軸に一体回転可能に接続されているハブであり、
    前記第2潤滑油流路は、前記ハブの内周側に設けられた軸方向に延びている空間である
    請求項1又は請求項2に記載の潤滑構造体。
  4. 前記凹部は、略部分球状である
    請求項1から請求項3の何れか一項に記載の潤滑構造体。
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