JP2021055785A - デフケース - Google Patents
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Abstract
【課題】内部にオイルを良好に供給できる、デフケースを提供する。【解決手段】デフケース61のギヤ収容部63には、その内外を連通する窓部83が形成されている。窓部83の周縁には、窓部83の回転周方向の中央に対する車両前進時のデフケース61の回転方向の上流側に、突条部84が形成されている。突条部84は、ギヤ収容部63の外部に向けて突出している。【選択図】図4
Description
本発明は、デファレンシャルギヤのデフケースに関する。
自動車などの車両では、駆動源からの動力がデファレンシャルギヤ(差動装置)に伝達され、その動力がデファレンシャルギヤから左右のドライブシャフトに伝達され、各ドライブシャフトの動力が駆動輪に伝達される。
デファレンシャルギヤには、動力が伝達されるリングギヤと、リングギヤと一体的に回転するデフケースとが備えられている。デファレンシャルギヤを収容するケース内には、オイル(潤滑油)が封入されており、オイルは、デファレンシャルギヤを収容する空間の底部に溜まる。リングギヤに動力が伝達されて、リングギヤおよびデフケースが回転すると、その溜まっているオイルがリングギヤおよびデフケースに掻き上げられて飛沫となり、オイルの飛沫がケース内の各部に供給される。また、デフケースの上方に配置されている部材からデフケースに向けてオイルが落下し、その落下するオイルがデフケースに形成されている窓部(開口)を介してデフケース内に入り、デフケース内のサイドギヤやピニオンギヤなどの各部に供給される。
しかし、デフケース内にオイルが良好に供給されないと、デフケース内へのオイルの供給不足による各部の焼き付きや摩耗が発生するおそれがある。そのため、デフケース内にオイルを良好に供給することは、自動車メーカ各社に共通の課題である。
本発明の目的は、内部にオイルを良好に供給できる、デフケースを提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明に係るデフケースは、円環状のリングギヤを一体的に保持し、オイルが封入されたユニットケース内でリングギヤの中心線を中心に回転するデフケースであって、ギヤ収容空間を内部に提供するギヤ収容部と、ギヤ収容部の外周から回転径方向に張り出し、リングギヤの内周部が固定されるフランジ部とを備え、ギヤ収容部には、ギヤ収容部の内外を連通する窓部が形成され、窓部の周縁には、窓部の回転周方向の中央に対する一方側に、ギヤ収容部の外部に向けて突出する突条部が形成されている。
この構成によれば、デフケースのギヤ収容部には、その内外を連通する窓部が形成されている。窓部の周縁には、窓部の回転周方向の中央に対する一方側に、突条部が形成されている。突条部は、ギヤ収容部の外部に向けて突出している。そのため、窓部の周縁における突条部が形成されている一方側が他方側を追いかける方向にデフケースが回転したときに、窓部の周縁の他方側から滴下するオイルを突条部で受け止めることができる。そして、突条部で受け止めたオイルの液滴が窓部からギヤ収容部内に流れることにより、ギヤ収容部内にオイルを良好に供給することができる。
本発明によれば、デフケース内にオイルを良好に供給することができる。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
<変速ユニットの構成>
図1は、本発明の一実施形態に係るデフケース61が備えられた変速ユニット1の構成を示す断面図である。なお、図1では、断面を表すハッチングの付与が省略されている。
図1は、本発明の一実施形態に係るデフケース61が備えられた変速ユニット1の構成を示す断面図である。なお、図1では、断面を表すハッチングの付与が省略されている。
変速ユニット1は、その外殻をなすユニットケース2内に変速機(トランスミッション)3およびデファレンシャルギヤ4を備えるトランスアクスルの形態を採用している。変速ユニット1は、エンジン(図示せず)を駆動源とする車両に搭載されて、エンジンの動力を変速機3で変速し、その変速された動力をデファレンシャルギヤ4を介して左右の駆動輪に伝達する。ユニットケース2内には、オイルが封入されている。
変速機3は、前進5段/後進1段の変速段を有する手動変速機(MT:Manual Transmission)であり、車両のエンジンコンパートメント内において、エンジンに対する車幅方向の一方側に配置される。変速機3は、車幅方向に延びるインプット軸11と、インプット軸11と平行に配置されたアウトプット軸12とを備えている。
インプット軸11のエンジン側の端部は、ユニットケース2を貫通して、ユニットケース2の外部において、クラッチ機構(図示せず)に接続されている。インプット軸11には、クラッチ機構を介して、エンジンの動力が入力される。ユニットケース2内におけるインプット軸11のエンジン側の端部は、ボールベアリング13を介して、ユニットケース2に回転可能に支持されている。一方、インプット軸11のエンジン側と反対側の端部は、ボールベアリング14を介して、ユニットケース2に回転可能に支持されている。
インプット軸11には、エンジン側から順に、1速ドライブギヤ21、リバースドライブギヤ22および2速ドライブギヤ23が一体に形成されている。また、インプット軸11には、2速ドライブギヤ23に対してエンジン側と反対側において、2速ドライブギヤ23側から順に、3速ドライブギヤ24、4速ドライブギヤ25および5速ドライブギヤ26がそれぞれ相対回転可能に支持されている。
アウトプット軸12のエンジン側の端部は、ユニットケース2内において、ニードルベアリング27を介して、ユニットケース2に回転可能に支持されている。一方、アウトプット軸12のエンジン側と反対側の端部は、ユニットケース2内において、ボールベアリング28を介して、ユニットケース2に回転可能に支持されている。
アウトプット軸12のエンジン側の端部には、出力ギヤ31が一体に形成されている。また、アウトプット軸12には、出力ギヤ31に対してエンジン側と反対側において、出力ギヤ31側から順に、1速ドリブンギヤ32、リバースドリブンギヤ33および2速ドリブンギヤ34がそれぞれ相対回転可能に支持されている。さらに、アウトプット軸12には、2速ドリブンギヤ34に対してエンジン側と反対側において、2速ドリブンギヤ34側から順に、3速ドリブンギヤ35、4速ドリブンギヤ36および5速ドリブンギヤ37がそれぞれスプライン嵌合により相対回転不能に支持されている。
1速ドリブンギヤ32は、1速ドライブギヤ21と常に噛合し、2速ドリブンギヤ34は、2速ドライブギヤ23と常に噛合している。また、3速ドリブンギヤ35は、3速ドライブギヤ24と常に噛合し、4速ドリブンギヤ36は、4速ドライブギヤ25と常に噛合し、5速ドリブンギヤ37は、5速ドライブギヤ26と常に噛合している。
ユニットケース2内には、リバースアイドラ軸41がインプット軸11およびアウトプット軸12と平行に配置されている。リバースアイドラ軸41のエンジン側の端部は、ユニットケース2に形成された凹部42に挿入されている。ユニットケース2には、リバースアイドラ軸41のエンジン側と反対側の端部に上方から対向する位置に、ボルト挿通孔43が貫通して形成されている。ボルト挿通孔43には、ユニットケース2の外側からボルト44が挿入される。このボルト44の先端部がリバースアイドラ軸41に形成された固定穴45にねじ込まれることにより、リバースアイドラ軸41がユニットケース2に対して回転不能に固定される。
リバースアイドラ軸41には、リバースアイドラギヤ46が相対回転可能かつ回転軸線方向に移動可能に支持されている。リバースアイドラギヤ46は、回転軸線方向の移動により、リバースドライブギヤ22とリバースドリブンギヤ33との両方に噛合する位置と、それらとの噛合が解除される位置とに変位する。
1速ドリブンギヤ32と2速ドリブンギヤ34との間には、1−2速シンクロメッシュ(ハブアッシ)51が設けられている。1−2速シンクロメッシュ51は、公知の構成であり、アウトプット軸12にスプライン嵌合されたシンクロハブ52、シンクロハブ52の両側に配置されたシンクロナイザリング53およびシンクロハブ52の外周を取り囲むスリーブ54などを含む。スリーブ54の内周面は、シンクロハブ52の外周面とスプライン嵌合しており、スリーブ54は、シンクロハブ52およびアウトプット軸12と一体に回転する。リバースドリブンギヤ33は、スリーブ54と一体に形成されている。
3速ドライブギヤ24と4速ドライブギヤ25との間には、3−4速シンクロメッシュ55が設けられている。また、5速ドライブギヤ26に対してエンジン側と反対側には、5速シンクロメッシュ56が設けられている。3−4速シンクロメッシュ55および5速シンクロメッシュ56の構成は、公知であるから、その説明を省略する。
車室内に配設されたシフトレバーのセレクト操作およびシフト操作により、シフトレバーが1速段の位置に入れられると、1−2速シンクロメッシュ51の機能により、1速ドリブンギヤ32がアウトプット軸12に相対回転不能に結合される。これにより、インプット軸11に入力される動力が1速ドライブギヤ21および1速ドリブンギヤ32を介してアウトプット軸12に伝達される。このとき、エンジンの動力は、1速段の変速比で変速されて、アウトプット軸12に伝達される。
シフトレバーが2速段の位置に入れられると、1−2速シンクロメッシュ51の機能により、2速ドリブンギヤ34がアウトプット軸12に相対回転不能に結合される。これにより、インプット軸11に入力される動力が2速ドライブギヤ23および2速ドリブンギヤ34を介してアウトプット軸12に伝達される。このとき、エンジンの動力は、2速段の変速比で変速されて、アウトプット軸12に伝達される。
シフトレバーが3速段の位置に入れられると、3−4速シンクロメッシュ55の機能により、3速ドライブギヤ24がインプット軸11に相対回転不能に結合される。これにより、インプット軸11に入力される動力が3速ドライブギヤ24および3速ドリブンギヤ35を介してアウトプット軸12に伝達される。このとき、エンジンの動力は、3速段の変速比で変速されて、アウトプット軸12に伝達される。
シフトレバーが4速段の位置に入れられると、3−4速シンクロメッシュ55の機能により、4速ドライブギヤ25がインプット軸11に相対回転不能に結合される。これにより、インプット軸11に入力される動力が4速ドライブギヤ25および4速ドリブンギヤ36を介してアウトプット軸12に伝達される。このとき、エンジンの動力は、4速段の変速比で変速されて、アウトプット軸12に伝達される。
シフトレバーが5速段の位置に入れられると、5速シンクロメッシュ56の機能により、5速ドライブギヤ26がインプット軸11に相対回転不能に結合される。これにより、インプット軸11に入力される動力が5速ドライブギヤ26および5速ドリブンギヤ37を介してアウトプット軸12に伝達される。このとき、エンジンの動力は、5速段の変速比で変速されて、アウトプット軸12に伝達される。
シフトレバーがリバース位置に入れられると、シフトレバーのセレクト操作およびシフト操作に伴って、シフトアンドセレクトシャフトが軸線方向および周方向に動作し、リバースシフトフォークが移動することにより、リバースアイドラギヤ46がリバースドライブギヤ22およびリバースドリブンギヤ33と噛合する位置に変位される。このとき、インプット軸11に入力される動力がリバースドライブギヤ22、リバースアイドラギヤ46およびリバースドリブンギヤ33を介してアウトプット軸12に伝達される。これにより、アウトプット軸12が1−5速段の場合と逆方向に回転する。
デファレンシャルギヤ4は、デフケース61を備えている。デフケース61は、ギヤ収容空間62を内部に提供するギヤ収容部63と、ギヤ収容部63の外周から回転径方向に張り出すフランジ部64とを有している。
ギヤ収容部63には、回転径方向に延びるピニオンシャフト65がギヤ収容空間62を貫通して保持されている。ピニオンシャフト65には、2個のピニオンギヤ66,67が互いに間隔を開けて回転可能に保持されている。また、ギヤ収容空間62内には、2個のサイドギヤ68,69がピニオンシャフト65の両側に分かれて配置されている。サイドギヤ68,69およびピニオンギヤ66,67は、いずれもかさ歯車からなり、各サイドギヤ68,69は、ピニオンギヤ66,67の両方と噛合している。
また、ギヤ収容部63には、サイドギヤ68,69が対向する方向、言い換えればピニオンシャフト65と直交する方向に貫通する円筒状のシャフト挿入部71,72が形成されている。シャフト挿入部71,72には、それぞれドライブシャフト(図示せず)がデフケース61の外部から挿入される。ドライブシャフトの先端部は、ギヤ収容空間62内において、それぞれサイドギヤ68,69に相対回転不能に結合される。
シャフト挿入部71,72には、それぞれベアリング73,74が外嵌されている。ベアリング73,74のアウタレース(外輪)は、ユニットケース2に回転不能に保持されている。これにより、デフケース61は、ベアリング73,74を介してユニットケースに、ドライブシャフトと同一の回転軸線まわりに回転可能に支持されている。
フランジ部64には、リングギヤ75が固定されている。リングギヤ75は、デフケース61を取り囲む略円環板状のウェブ76と、ウェブ76の外周を取り囲む略円筒状のリム77とを一体的に有している。リム77は、ウェブ76からデフケース61の回転軸線に沿う方向の両側に突出している。リム77の外周面には、ギヤ歯が形成されており、このギヤ歯は、変速機3の出力ギヤ31と噛合している。
変速機3のアウトプット軸12に伝達される動力は、出力ギヤ31からリングギヤ75に伝達される。これにより、リングギヤ75およびデフケース61が一体に回転する。デフケース61の回転は、ピニオンギヤ66,67を介して、各サイドギヤ68,69の回転に変換される。これにより、各サイドギヤ68,69と一体にドライブシャフトが回転し、ドライブシャフトの回転が車両の駆動輪に伝達される。
また、ユニットケース2内には、オイルが封入されているので、リングギヤ75およびデフケース61が一体に回転すると、ユニットケース2の底部に溜まっているオイルがリングギヤ75およびデフケース61に掻き上げられて飛沫となり、オイルの飛沫がユニットケース2内の各部に供給される。
<デフケース>
図2は、デフケース61の側面図である。図3は、デフケース61の側面図であって、図2に示される状態からデフケース61の回転方向に90°回転させた状態を示す。図4は、図2に示される切断面線A−Aにおけるデフケース61の断面を図解的に示す図である。
図2は、デフケース61の側面図である。図3は、デフケース61の側面図であって、図2に示される状態からデフケース61の回転方向に90°回転させた状態を示す。図4は、図2に示される切断面線A−Aにおけるデフケース61の断面を図解的に示す図である。
デフケース61のギヤ収容部63は、フランジ部64に対して回転軸線方向の一方側に膨出する略半球状の第1壁81と、フランジ部64に対して回転軸線方向の他方側に膨出する略円錐台形状の第2壁82とを有している。
第1壁81には、回転径方向に互いに対向する位置に、それぞれ略半円形状の窓部83が開口として形成されている。これにより、ギヤ収容部63内のギヤ収容空間62は、2個の窓部83を介して、ギヤ収容部63の外部と連通している。そのため、ユニットケース2の底部に溜まっているオイルがリングギヤ75およびデフケース61に掻き上げられて飛沫となり、オイルの飛沫がユニットケース2内の各部に供給されるときに、デフケース61の上方に配置されている部材からデフケース61に向けて落下するオイルを窓部83からギヤ収容部63内に流入させることができる。また、ギヤ収容部63の外部から窓部83を介してギヤ収容空間62に、ピニオンギヤ66,67およびサイドギヤ68,69を組み付けることができる。
第1壁81には、各窓部83の回転周方向の中央よりも車両前進時のデフケース61の回転方向の上流側に、ギヤ収容部63の外部に向けて突出する突条部84が窓部83の周縁に沿って形成されている。各突条部84の窓部83の内方に臨む面85は、各窓部83における突条部84が沿った周縁を形成する面86と単一の面を形成するように連続している。
そして、面85,86は、デフケース61の回転軸線と直交する平面で切断したときの断面、つまり図4に示される断面において、窓部83の回転周方向の中央とデフケース61の回転中心とを通る直線L1に対して角度βで傾斜している。その断面において、角度βは、面85,86とデフケース61の回転中心とを通る直線が直線L1に対してなす角度αよりも小さい。
また、各窓部83における突条部84が沿っていない周縁を形成する面87は、図4に示される断面において、デフケース61の回転軸線および直線L1と直交する直線L2に対して角度δで傾斜している。その断面において、角度δは、面87とデフケース61の回転中心とを通る直線が直線L2に対してなす角度γよりも小さい。
<作用効果>
以上のように、デフケース61のギヤ収容部63には、その内外を連通する窓部83が形成されている。窓部83の周縁には、窓部83の回転周方向の中央に対する車両前進時のデフケース61の回転方向の上流側に、突条部84が形成されている。突条部84は、ギヤ収容部63の外部に向けて突出している。そのため、車両前進時に、デフケース61の回転によって、窓部83の周縁における突条部84が形成されていない部分から離れて滴下するオイルを突条部84で受け止めることができる。そして、突条部84で受け止めたオイルの液滴が面85,86を伝ってギヤ収容部63内に流れることにより、ギヤ収容部63内にオイルを良好に供給することができる。
以上のように、デフケース61のギヤ収容部63には、その内外を連通する窓部83が形成されている。窓部83の周縁には、窓部83の回転周方向の中央に対する車両前進時のデフケース61の回転方向の上流側に、突条部84が形成されている。突条部84は、ギヤ収容部63の外部に向けて突出している。そのため、車両前進時に、デフケース61の回転によって、窓部83の周縁における突条部84が形成されていない部分から離れて滴下するオイルを突条部84で受け止めることができる。そして、突条部84で受け止めたオイルの液滴が面85,86を伝ってギヤ収容部63内に流れることにより、ギヤ収容部63内にオイルを良好に供給することができる。
また、各窓部83における突条部84が沿っていない周縁を形成する面87が直線L2に対して角度δで傾斜しているので、その面87を伝って流れるオイルの液滴が面87を離れた後、ギヤ収容部63内に向けて滴下する。よって、ギヤ収容部63内にオイルをより良好に供給することができる。
<変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
たとえば、図5に示されるように、突条部84には、デフケース61の回転周方向に延びる1つまたは複数の溝91が形成されていてもよい。これにより、車両の後進時に、突条部84に堰き止められて溜まるオイルを溝91を通して滴下または飛散させることができる。
また、前述の実施形態では、ギヤ収容部63に2つの窓部83が形成されているが、窓部83の数は、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。
その他、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
2:ユニットケース
61:デフケース
62:ギヤ収容空間
63:ギヤ収容部
64:フランジ部
75:リングギヤ
83:窓部
84:突条部
61:デフケース
62:ギヤ収容空間
63:ギヤ収容部
64:フランジ部
75:リングギヤ
83:窓部
84:突条部
Claims (1)
- 円環状のリングギヤを一体的に保持し、オイルが封入されたユニットケース内で前記リングギヤの中心線を中心に回転するデフケースであって、
ギヤ収容空間を内部に提供するギヤ収容部と、
前記ギヤ収容部の外周から回転径方向に張り出し、前記リングギヤの内周部が固定されるフランジ部とを備え、
前記ギヤ収容部には、前記ギヤ収容部の内外を連通する窓部が形成され、
前記窓部の周縁には、前記窓部の回転周方向の中央に対する一方側に、前記ギヤ収容部の外部に向けて突出する突条部が形成されている、デフケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019180853A JP2021055785A (ja) | 2019-09-30 | 2019-09-30 | デフケース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019180853A JP2021055785A (ja) | 2019-09-30 | 2019-09-30 | デフケース |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021055785A true JP2021055785A (ja) | 2021-04-08 |
Family
ID=75272434
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019180853A Pending JP2021055785A (ja) | 2019-09-30 | 2019-09-30 | デフケース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2021055785A (ja) |
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2019
- 2019-09-30 JP JP2019180853A patent/JP2021055785A/ja active Pending
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