JP2017081067A - 液体吐出装置 - Google Patents
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Abstract
Description
例えば、特許文献1には、吐出部などの収容部(キャリッジ)にその昇温を抑制するためのファンを備える液体吐出装置が開示されている。
また、特許文献2に開示されるように、異なる目的で、吐出部などの収容部にファンなどの気流生成部を備える液体吐出装置が開示されている。
なお、「同等」とは、厳密な意味で同じであることを意味するものではなく、複数の第1気流生成部の各々の風量が多少異なる場合も含む意味である。
最初に、本発明の一実施例に係る記録装置1の概要について説明する。
図1は本実施例の記録装置1の概略斜視図である。また、図2は本実施例の記録装置1の概略平面図である。また、図3は本実施例の記録装置1の概略正面図である。また、図4は本実施例の記録装置1の概略側面図である。また、図5は本実施例の記録装置1の概略背面図である。なお、図1から図5は、本実施例の記録装置1から構成部材の一部を取り外した状態を表しており、例えば、キャリッジ6からサブキャリッジ5(図6及び図7参照)を取り外した状態を表している。
ただし、搬送ベルトとしての無端ベルトは粘着性ベルトに限定されない。例えば、静電吸着式の無端ベルトを用いてもよい。
なお、本実施例の記録装置1は、このような構成の搬送機構3を備えているが、このような構成の搬送機構に限定されず、被記録媒体を移動式の支持トレイなどに支持させて搬送する構成や、被記録媒体をローラー対などにより搬送させる構成などとしてもよい。さらには、被記録媒体を支持部に固定させ、固定された被記録媒体に対して記録ヘッド7を移動させて記録する、所謂フラッドベッドタイプの記録装置としてもよい。
本実施例の記録装置1は、記録の際、記録ヘッド7を備えるキャリッジ6を往復走査させて記録するが、記録走査中(キャリッジ6の移動中)は、搬送機構3は被記録媒体の搬送を停止させる。別の表現をすると、記録の際、キャリッジ6の往復走査と被記録媒体の搬送は交互に行われる。すなわち、記録の際、キャリッジ6の往復走査に対応して、搬送機構3は被記録媒体を間欠搬送(粘着性ベルト2を間欠移動)させている。
なお、本実施例の記録装置1は、往復移動しながら記録する記録ヘッド7を備えているが、インクを吐出するノズルを搬送方向Aと交差する交差方向に複数設けた所謂ラインヘッドを備える記録装置でもよい。
ここで、「ラインヘッド」とは、被記録媒体の搬送方向Aと交差する交差方向に形成されたノズルの領域が、被記録媒体の交差方向全体をカバー可能なように設けられ、記録ヘッド又は被記録媒体を相対的に移動させて画像を形成する記録装置に用いられる記録ヘッドである。なお、ラインヘッドの交差方向のノズルの領域は、記録装置が対応している全ての被記録媒体の交差方向全体をカバー可能でなくてもよい。
また、本実施例の記録装置1の搬送方向Aにおける下流側には、図3で表されるように、送風部12による送風力を発生させる送風ファン14が複数(3つ)設けられている。送風ファン14が発生させる送風力により、送風部12は回収部13の外部(搬送方向Aにおける下流側の位置)から回収口16に向けて送風することが可能になっている。そして、本実施例の記録装置1の搬送方向Aにおける上流側には、図5で表されるように、回収口16から回収部13の内部に向けて、さらに、回収部13の内部から記録装置1の外部に向けて、気流を発生させる吸引部としての吸引ファン15が複数(3つ)設けられている。
ここで、図6はキャリッジ6の概略正面図であり、図7はサブキャリッジ5の概略側面透視図である。
図8は、本実施例の記録装置1のブロック図である。
制御部23には、記録装置1の全体の制御を司るCPU24が設けられている。CPU24は、システムバス25を介して、CPU24が実行する各種制御プログラム等を格納したROM26と、データを一時的に格納可能なRAM27と接続されている。
また、CPU24は、システムバス25を介して、キャリッジモーター30、搬送モーター31、繰出モーター32、巻取モーター33、送風ファンモーター17、吸引ファンモーター18、駆動基板収容部ファンモーター36及び吐出部収容部ファンモーター37を駆動させるためのモーター駆動部29と接続されている。
ここで、キャリッジモーター30は、記録ヘッド7を備えたキャリッジ6を移動させるためのモーターである。また、搬送モーター31は、駆動ローラー8を駆動するためのモーターである。また、繰出モーター32は、不図示の繰出部にセットされた被記録媒体を搬送機構3に送り出すための繰出部の駆動モーターである。また、巻取モーター33は、記録がなされた被記録媒体を巻き取るために不図示の巻取機構を駆動させるための駆動モーターである。また、送風ファンモーター17は、送風ファン14を駆動するためのモーターである。また、吸引ファンモーター18は、吸引ファン15を駆動するためのモーターである。また、駆動基板収容部ファンモーター36は、駆動基板収容部19に設けられたファン21を駆動するためのモーターである。そして、吐出部収容部ファンモーター37は、吐出部収容部20に設けられたファン22を駆動するためのモーターである。
さらに、CPU24は、システムバス25を介して、入出力部34と接続されており、入出力部34は、記録データ等のデータ及び信号の送受信を行うためのPC35と接続されている。
なお、本実施例の駆動基板収容部19は、図7で表されるように、合成気流W1を排出する排気口41が形成されているが、排気口41の替わりに排気部として吸引ファン(駆動基板収容部19内部から外部に向けて気流を生成するファン)を形成してもよい。そのような構成とすることで、合成気流W1の排出効率がさらに向上する。
なお、「同等」とは、厳密な意味で同じであることを意味するものではなく、設計上のばらつきに起因するものなど、複数のファン21の各々の風量が多少異なる場合も含む意味である。
ただし、記録ヘッド7と駆動基板40とを1の収容部に収容させる構成(記録ヘッド7と駆動基板40の両方を収容する駆動基板収容部を備える構成)も本発明に含まれることは言うまでもない。
なお、本実施例の吐出部収容部20は、図7で表されるように、ファン22と対向する位置に排気口42が形成されているが、排気口42の替わりに排気部として吸引ファン(吐出部収容部20内部から外部に向けて気流を生成するファン)を形成してもよい。そのような構成とすることで、気流W2の排出効率がさらに向上する。
4…記録機構、5…サブキャリッジ、6…キャリッジ、7…記録ヘッド(吐出部)、
8…駆動ローラー、9…従動ローラー、10a、10b…レール、
11a、11b…パイプ、12…送風部、13…回収部、14…送風ファン、
15…吸引ファン、16…回収口、17…送風ファンモーター、
18…吸引ファンモーター、19…駆動基板収容部、20…吐出部収容部、
21…ファン(第1気流生成部)、22…ファン(第2気流生成部)、23…制御部、
24…CPU、25…システムバス、26…ROM、27…RAM、
28…ヘッド駆動部、29…モーター駆動部、30…キャリッジモーター、
31…搬送モーター、32…繰出モーター、33…巻取モーター、34…入出力部、
35…PC、36…駆動基板収容部ファンモーター、
37…吐出部収容部ファンモーター、38…駆動基板収容部19側の接続部、
39…吐出部収容部20側の接続部、40…駆動基板、41…排気口(排気部)、
42…排気口(排気部)、43…FFC、44…FFC、45…ローラー、
W1…合成気流、W2…気流
Claims (7)
- 液体を吐出する吐出部と、
前記吐出部を駆動する駆動基板と、
前記駆動基板を収容する駆動基板収容部と、
前記駆動基板収容部に設けられ、気流を生成させる複数の第1気流生成部と、
前記駆動基板収容部に設けられ、前記複数の第1気流生成部により生成した気流の合成気流を排出する排気部と、
を備えることを特徴とする液体吐出装置。 - 請求項1に記載の液体吐出装置において、
前記排気部は、前記駆動基板に対する前記吐出部の方向とは逆側に設けられていることを特徴とする液体吐出装置。 - 請求項1又は2に記載の液体吐出装置において、
前記複数の第1気流生成部は、対向する位置に設けられていることを特徴とする液体吐出装置。 - 請求項3に記載の液体吐出装置において、
前記複数の第1気流生成部の各々の風量は同等であることを特徴とする液体吐出装置。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の液体吐出装置において、
前記駆動基板収容部とは別に、前記吐出部を収容する吐出部収容部を備えることを特徴とする液体吐出装置。 - 請求項5に記載の液体吐出装置において、
前記吐出部収容部に設けられ、気流を生成させる第2気流生成部を備えることを特徴とする液体吐出装置。 - 請求項1から6のいずれか1項に記載の液体吐出装置において、
前記駆動基板は、前記吐出部に面しない配置で設けられていることを特徴とする液体吐出装置。
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