JP2017070932A - 加飾物の製造方法、加飾物の補修方法、転写部材及び加飾キット - Google Patents

加飾物の製造方法、加飾物の補修方法、転写部材及び加飾キット Download PDF

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Abstract

【課題】 艶消し等のランダムな凹凸構造が形成された加飾物を均一な製品外観で製造することができ、作業効率にも優れる、加飾物の製造方法を提供すること。
【解決手段】 凹凸構造を有する凹凸面上に、樹脂成分を含む塗布液を塗布する塗布工程と、塗布液から、凹凸構造が転写された転写面を有する樹脂層を形成して、樹脂層を備える転写部材を得る転写工程と、熱可塑性樹脂を含む被加飾面に対して、転写部材の転写面を加熱押圧して、被加飾面を加飾する加飾工程と、を備える、加飾物の製造方法。
【選択図】図1

Description

本発明の一側面は、加飾物の製造方法に関する。また、本発明の他の一側面は、加飾物の補修方法に関する。また、本発明のさらに他の一側面は、転写部材及びそれを含む加飾キットに関する。
従来から、自動車、家庭用電化製品等の様々な分野において、製品表面にはコーティング層等の塗装が設けられており、塗装表面の加飾によって製品外観を改善することが検討されている。
このような加飾の一態様として、高級感の演出、太陽光反射の抑制等を目的とした艶消し加工が挙げられる。艶消し加工は、通常、製品表面に微細な凹凸を形成することによって行われる。艶消し加工は、一般には艶消し塗装材を製品表面に塗布することで行われており、例えば、特許文献1には、粒子状樹脂からなる艶消し材を含む艶消し塗装材を製品表面に塗装することで艶消し加工を行うことが記載されている。また、特許文献2には、クリアコート層の表面に氷粒ブラスト処理を行う方法が記載されている。
特開2004−124020号公報 特開2006−231136号公報
艶消し加工等のランダムな凹凸構造を製品表面に形成する加飾方法では、加工条件のわずかな差異によって形成される凹凸構造が変化し、均一な製品外観が得られない場合がある。また、加飾方法によっては、製品の一部に加飾するために他部を保護材で被覆する必要がある等、作業効率が悪い場合がある。
また、加飾済みの製品表面の一部を補修する際には、補修部の外観が非補修部の外観と一致せずに外観が損なわれる場合や、補修部と非補修部との境目に均一な加工を施すことができず補修箇所が目立ってしまう場合がある。
本発明の目的の一つは、艶消し等のランダムな凹凸構造が形成された加飾物を均一な製品外観で製造することができ、作業効率にも優れる、加飾物の製造方法を提供することにある。また、本発明の目的の一つは、補修部と非補修部との間で均一な外観を得ることができ、補修部と非補修部との境目が目立つことをも防いで良好な製品外観を得ることが可能な、加飾物の補修方法を提供することにある。さらに、本発明の目的の一つは、上記製造方法及び上記補修方法に使用可能な、転写部材及び加飾キットを提供することにある。
本発明の一側面は、加飾物の製造方法に関する。
一態様において、加飾物の製造方法は、凹凸構造を有する凹凸面上に、樹脂成分を含む塗布液を塗布する塗布工程と、上記塗布液から、上記凹凸構造が転写された転写面を有する樹脂層を形成して、上記樹脂層を備える転写部材を得る転写工程と、熱可塑性樹脂を含む被加飾面に対して、上記転写部材の上記転写面を加熱押圧して、上記被加飾面を加飾する加飾工程と、を備えるものであってよい。
このような製造方法によれば、転写部材に転写された凹凸構造に基づく均一な製品外観を被加飾面に付与することができる。このため、上記製造方法によれば、艶消し等のランダムな凹凸構造を形成する場合であっても、容易に均一な製品外観が得られる。また、上記製造方法では、転写部材を加熱押圧した箇所のみが加飾されるため、製品の一部にのみ加飾することが容易であり、製品の一部に加飾するために他部を保護材等で被覆する必要もない。このため、上記製造方法は、作業効率に優れる製造方法ということができる。
一態様において、上記凹凸面は艶消し面であってよい。
一態様において、上記凹凸面及び上記被加飾面は同一の部材上にあってよい。このような態様では、部材の一部に形成された凹凸面を基に、部材の他部に凹凸面と類似した外観を付与することができる。
一態様において、上記加飾工程で加飾された上記被加飾面の鏡面光沢度は、上記凹凸面の鏡面光沢度の±20%以内であってよい。上記製造方法では、凹凸面の外観と十分に一致した外観を被加飾面に付与することができ、鏡面光沢度が上記範囲であればその一致が特に顕著であるということができる。
本発明の他の一側面は、熱可塑性樹脂を含む加飾面を備える加飾物における、前記加飾面の一部を補修する方法に関する。
一態様において、加飾物の補修方法は、加飾処理により形成される凹凸構造が転写された転写面を有する転写部材を準備する準備工程と、上記加飾面の一部を研磨して、補修面を形成する研磨工程と、上記補修面を含む領域に対して上記転写部材の前記転写面を加熱押圧して、上記補修面を加飾する加飾工程と、を備えるものであってよい。
このような補修方法によれば、加飾処理によって得られる外観に類似した外観を補修面に付与することができるため、補修箇所とその周辺との外観が十分に一致したものとなる。また、上記補修方法によれば、補修箇所とその周辺との境目が目立つことも防ぎ、全体として均一な製品外観が得られる。
一態様において、上記加飾工程で加飾された上記補修面の鏡面光沢度は、上記加飾面の他部の鏡面光沢度の±20%以内であってよい。上記補修方法では、補修箇所にその周辺と十分に一致した外観を付与することができ、鏡面光沢度が上記範囲であればその一致が特に顕著であるということができる。
一態様において、上記補修方法は、加飾処理により上記凹凸構造が形成された凹凸面上に、樹脂成分を含む塗布液を塗布する塗布工程と、上記塗布液から、上記転写面を有する樹脂層を形成して、上記樹脂層を備える転写部材を得る転写工程と、を更に備えていてよい。
一態様において、上記凹凸面の鏡面光沢度は、上記加飾面の他部の鏡面光沢度の±20%以内であってよい。上記補修方法では、補修箇所に対して、凹凸面と十分に一致した外観を付与することができる。凹凸面の鏡面光沢度が上記範囲であれば、補修箇所に対してその周辺(加飾面の他部)と顕著に一致した外観を付与することができ、上記効果がより顕著に奏される。
一態様において、上記加飾処理は艶消し処理であってよい。
本発明の他の一側面は、熱可塑性樹脂を含む被加飾面を加飾するための転写部材に関する。
一態様において、転写部材は、可撓性を有するフィルム基材と、上記フィルム基材の一方面上に設けられており、上記フィルム基材と反対側の面に、加飾処理により形成される凹凸構造が転写された転写面を有する樹脂層と、を備えるものであってよい。
このような転写部材は、上述の加飾物の製造方法及び加飾物の補修方法において用いられる転写部材の一形態であり、このような転写部材によれば均一な製品外観を有する加飾物を容易に得ることができる。
一態様において、上記加飾処理は艶消し処理であってよい。
本発明の他の一側面は、上記転写部材と、上記転写部材を上記被加飾面に加熱押圧するための加圧治具と、を備える、加飾キットに関する。このような加飾キットによれば、均一な製品外観を有する加飾物を容易に得ることができる。
一態様において、上記加飾キットは、上記被加飾面を研磨する研磨具を更に備えていてよい。
本発明によれば、艶消し等のランダムな凹凸構造が形成された加飾物を均一な製品外観で製造することができ、作業効率にも優れる、加飾物の製造方法が提供される。また、本発明によれば、補修部と非補修部との間で均一な外観を得ることができ、補修部と非補修部との境目が目立つことをも防いで良好な製品外観を得ることが可能な、加飾物の補修方法が提供される。さらに、本発明によれば、上記製造方法及び上記補修方法に使用可能な、転写部材及び加飾キットが提供される。
図1は、本発明に係る転写部材の一実施形態を示す斜視図である。 図2は、図1のII−II線に沿った断面を示す断面図である。 図3は、本発明に係る加飾キットの一実施形態を示す模式図である。 (a)は、確認試験で得られた加飾面の顕微鏡写真を示す図であり、(b)は確認試験で用いた艶消し面の顕微鏡写真を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、図面の説明において同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面は理解を容易にするため一部を誇張して描いており、寸法比率等は図面に記載のものに限定されるものではない。
(転写部材)
図1は、本発明に係る転写部材の一実施形態を示す斜視図であり、図2は、図1のII−II線に沿った断面を示す断面図である。図1及び図2に示す転写部材10は、熱可塑性樹脂を含む被加飾面を加飾するための部材であり、転写面1Aを有する樹脂層1と、樹脂層1を支持するフィルム基材2とを備えている。樹脂層1の転写面1Aには、加飾処理により形成される凹凸構造が転写されている。
転写部材10を転写面1Aと被加飾面とが対向するように配置し、フィルム基材2側から加熱押圧することで、被加飾面を加飾することができる。転写面1Aは、加飾処理により形成される凹凸構造を転写した形状(凹凸構造に嵌合する形状)を有している。このため、被加飾面には、加飾処理により形成される凹凸構造と類似した凹凸構造が形成される。
ここで、加飾処理は、例えば、艶消し処理であってよい。また、加飾処理によって形成される凹凸構造は、例えば、艶消し面を成す凹凸構造であってよい。艶消し処理は、例えば、艶消し塗装材による塗装であってもよく、ブラスト処理等の機械的処理であってもよい。
樹脂層1は、加熱押圧に耐える耐熱性及び機械強度を有していればよい。加熱押圧の条件は、被加飾面を構成する材料によって変更され得るため、樹脂層1の耐熱性及び機械強度も被加飾面を構成する材料に応じて適宜変更してよい。
樹脂層1は、例えば、樹脂材料と、樹脂材料中に分散した無機粒子と、を含有するものであってよい。このような樹脂層1は、転写面1Aの形成が容易であり、また組成の調整によって、その耐熱性及び機械強度を容易に調整できる。
樹脂材料は、樹脂層1を構成する主材料として、無機粒子を保持しつつ転写面1Aの凹凸形状を維持できるものであればよい。また、樹脂材料は、加熱押圧時にかかる温度で軟化しない(すなわち、加熱押圧時にかかる温度以下の温度に軟化点を有しない)ものであってよい。
樹脂材料は、例えば、光硬化性樹脂の硬化物、熱硬化性樹脂の硬化物、二液硬化型樹脂の硬化物、熱可塑性樹脂、又はこれらの組み合わせを含むものであってよい。また、樹脂材料は、例えば、有機溶剤、潤滑剤、分散剤等の他の成分を更に含んでいてもよい。
光硬化性樹脂は、例えばアクリル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂等であってよい。また、熱硬化性樹脂は、例えばエポキシ樹脂、ウレタン樹脂、フェノール樹脂等であってよい。また、二液硬化型樹脂は、例えば二液硬化型エポキシ樹脂、二液硬化型ウレタン樹脂、二液硬化型シリコン樹脂等であってよい。また、熱可塑性樹脂は、被加飾面の熱可塑性樹脂より耐熱性に優れる(軟化点が高い)ものであればよく、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド等であってよい。
無機粒子は、樹脂材料中に分散して樹脂層1の機械強度を高めることができるものであればよい。無機粒子は、例えば、炭酸カルシウム粉末、シリカ粉末、酸化アルミニウム粉末、シリコンカーバイド粉末等であってよい。
無機粒子の平均粒径は、例えば0.1μm以上であってよく、0.5μm以上であることが好ましい。これにより、樹脂層1の機械強度がより向上し、転写面1Aの凹凸形状が維持されやすくなる。また、無機粒子の平均粒径は、例えば20μm以下であってよく、10μm以下であってよい。これにより、転写面1Aにおいて凹凸構造がより精密に転写され、より均一な製品外観が得られ易くなる傾向がある。なお、無機粒子の平均粒径は、JIS Z 8825(2013年版)に準拠して測定される体積基準の粒子径分布におけるD50の値を示す。
無機粒子の含有量は、例えば、樹脂材料100質量部に対して50質量部以上であってよく、100質量部以上であってもよい。これにより、樹脂層1の機械強度がより向上し、転写面1Aの凹凸形状の欠損、加飾時の破損等がより確実に防止される。また、無機粒子の含有量は、例えば、樹脂材料100質量部に対して400質量部以下であってよく、350質量部以下であってもよい。これにより、転写面1Aにおいて凹凸構造がより精密に転写され、より均一な製品外観が得られ易くなる傾向がある。
樹脂層1の厚さは、例えば200μm以下であってよく、150μm以下であってよい。また、樹脂層1の厚さは、例えば5μm以上であってよく、10μm以上であってよい。
フィルム基材2は、樹脂層1を支持して転写部材10の強度及び取扱い性を向上させるために設けられていてよい。フィルム基材2は、例えば、可撓性を有するフィルム基材であってよい。このようなフィルム基材によれば曲面に対して転写部材10を追従させることができ、被加飾面が曲面であっても容易に加飾することができる。
フィルム基材2は、被加飾面への加熱押圧に耐える耐熱性を有していればよい。加熱押圧の条件は、被加飾面を構成する材料によって変更され得るため、フィルム基材2の耐熱性も被加飾面を構成する材料に応じて適宜変更してよい。
フィルム基材2の厚さは特に限定されず、例えば10μm以上であっても75μm以上であってもよく、300μm以下であっても150μm以下であってもよい。
フィルム基材2の材質は特に限定されず、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、アクリル、ポリイミド、ポリフェニレンサルファイド、ポリカーボネート等の樹脂であってよい。また、フィルム基材2は、アルミニウム箔等の金属箔であってもよい。
樹脂層1とフィルム基材2とは直接接合していてよく、接着剤等を介して接合していてもよい。
転写部材10の製造方法は特に限定されない。例えば、転写部材10は、加飾処理された加飾面上に樹脂成分を含む塗布液を塗布する塗布工程と、当該塗布液から、加飾面の凹凸構造が転写された転写面を有する樹脂層1を形成して、樹脂層1を備える転写部材10を得る転写工程と、を備える製造方法により製造してよい。
塗布工程において、塗布液に含まれる樹脂成分は、硬化又は固化により樹脂層1の樹脂材料を構成する成分であってよい。樹脂成分は、例えば、上述した光硬化性樹脂、熱硬化性樹脂、二液硬化型樹脂、熱可塑性樹脂等を含有していてよい。
樹脂成分が光硬化性樹脂を含有するとき、樹脂成分は光硬化剤を更に含有していてよい。光硬化剤は光硬化性樹脂の種類等に応じて適宜変更してよく、例えば、2,4,6−トリメチルベンゾイル−ジフェニル−フォスフィンオキサイド、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド、2−メチル−1−(4−メチルチオフェニル)−2−モルフォリノプロパン−1−オン等であってよい。
樹脂成分が熱硬化性樹脂を含有するとき、樹脂成分は熱硬化剤を更に含有していてよい。熱硬化剤は熱硬化性樹脂の種類等に応じて適宜変更してよい。
塗布液は、無機粒子を更に含有していてよい。このような塗布液によれば、樹脂材料及び無機粒子を含む樹脂層1を形成できる。
塗布液は、有機溶剤を更に含有していてよい。有機溶剤は、塗布液中の成分を溶解又は分散させることができ、塗布後には乾燥等で容易に除去し得るものであることが好ましい。有機溶剤の種類は特に限定されず、例えば、メチルエチルケトン、イソプロパノール、プロピレングリコールモノメチルエーテル等であってよい。
塗布液の粘度は、例えば3mPa・s以上であってよく、50mPa・s以上であってよく、80mPa・s以上であってもよい。また、塗布液の粘度は、例えば3000mPa・s以下であってよく、500mPa・s以下であることが好ましく、300mPa・s以下であることがより好ましい。このような粘度の塗布液では、凹凸構造の凹部に塗布液が十分に充填され、凹凸構造をより精密に転写できる傾向がある。なお、本明細書中、塗布液の粘度は、JIS K7117−1(1999年版)に準拠して単一円筒形回転粘度計で測定される値を示す。
転写工程では、塗布液から樹脂層1を形成する。塗布液中の樹脂成分が硬化性樹脂(光硬化性樹脂、熱硬化性樹脂、又は二液硬化型樹脂)を含む場合、転写工程は、樹脂成分を硬化して、樹脂成分の硬化物を含む樹脂層1を形成する工程であってよい。また、塗布液中の樹脂成分が熱可塑性樹脂及び有機溶剤を含む場合、転写工程は、塗布液から有機溶剤を除去して、熱可塑性樹脂を含む樹脂層1を形成する工程であってよい。
転写工程では、樹脂層1上にフィルム基材2を設けてよい。例えば、樹脂層1を形成した後、樹脂層1の転写面1Aと反対側の面上にフィルム基材2を接着させて、転写部材10を形成してよい。また、塗布液を塗布した後、樹脂層1の形成前(例えば、樹脂成分の硬化前)にフィルム基材2を積置して、フィルム基材が積置された状態で樹脂層1を形成してもよい。
例えば、塗布液中の樹脂成分が光硬化性樹脂を含む場合、塗布液からなる塗布膜上にフィルム基材2を積置し、次いでフィルム基材2を介して塗布膜に光照射して樹脂成分を硬化させることにより、樹脂層1を形成してよい。このような転写工程を実施する際は、フィルム基材2は光透過性を有することが望ましい。
このような製造方法で製造された転写部材10によれば、被加飾面に対して、塗布工程で用いた加飾面の凹凸構造と類似した凹凸構造を形成することができる。転写部材10によって加飾された被加飾面の鏡面光沢度は、例えば、塗布工程で用いた加飾面の鏡面光沢度の±20%以内であってよく、±10%以内であってよく、±5%以内であってよい。
(加飾キット)
図3は、本発明に係る加飾キットの一実施形態を示す模式図である。加飾キット100は、転写部材10と、転写部材10を被加飾面に加熱押圧するための加圧治具20と、を備えている。加圧治具20は、転写部材10をフィルム基材2側から加熱押圧するための加熱部21と、加熱部21を把持するための把持部22とを備えている。
図3において、加圧治具20の加熱部21は、転写部材10との接面が平坦状となっているが、当該接面の形状はこれに限定されない。例えば、加熱部21は湾曲状であってよく、ロール状であってよく、半球状であってよく、球状であってよい。
加熱部21を加熱する加熱手段は特に限定されず、例えば、電熱線加熱、超音波加熱、赤外線加熱、化学反応熱、温水又は温オイルによる加熱等であってよい。
図3において、加圧治具20は、加熱部21及び把持部22を備えているが、加圧治具20は、転写部材10を押圧するための加圧手段に応じて、把持部22を有しない、又は把持部22に代えて他の支持部材を備えていてよい。転写部材10を押圧するための加圧手段は特に限定されず、例えば、コンプレッサー等による圧空加圧、バキュームポンプ等による真空加圧、油圧又はばね等による機械的加重、錘による錘加重等であってよい。
加飾キット100は、転写部材10及び加圧治具20以外に、例えば、被加飾面を研磨する研磨具を更に備えていてよい。研磨具は、研磨対象である被加飾面の態様に応じて適宜選択してよい。研磨具で被加飾面を研磨して、被加飾面を平坦化することで、より均一な加飾を行うことができる。研磨具は、例えば、サンドペーパー、フィルム研磨材、電動サンダー用研磨具等であってよい。
(加飾物の製造方法)
一実施形態に係る加飾物の製造方法は、熱可塑性樹脂を含む被加飾面に対して、転写部材の転写面を加熱押圧して、被加飾面を加飾する加飾工程を備える。
また、本実施形態に係る加飾物の製造方法は、凹凸構造を有する凹凸面上に、樹脂成分を含む塗布液を塗布する塗布工程と、凹凸構造が転写された転写面を有する樹脂層を形成して、樹脂層を備える転写部材を得る転写工程と、を更に備えていてよい。
転写部材の好適な一態様として、上述の転写部材10が挙げられる。また、塗布工程及び転写工程の好適な一態様として、上述の転写部材の製造方法における塗布工程及び転写工程が挙げられる。
加飾工程では、例えば、転写部材を転写面と被加飾面とが対向するように配置し、転写部材を転写面と反対側の面から加熱押圧する。これにより、被加飾面の熱可塑性樹脂が軟化し、転写部材の転写面の凹凸形状に沿って被加飾面が変形し、加飾される。被加飾面には、凹凸面と類似した外観が付与される。凹凸面は、例えば艶消し面であってよく、被加飾面に施される加飾も艶消しであってよい。また、加飾工程後の被加飾面の鏡面光沢度は、例えば、凹凸面の鏡面光沢度の±20%以内であってよく、±10%以内であってよく、±5%以内であってよい。
加熱加圧の方法は特に制限されず、例えば、上述の加圧治具による加熱加圧であってよい。加熱加圧において、加熱温度は、被加飾面の熱可塑性樹脂が十分に軟化する温度であればよい。例えば、被加飾面が自動車の塗装面であり、塗装面に含まれる樹脂の軟化点が約60℃である場合、加熱温度は50〜300℃であってよく、80〜200℃であってもよい。また、加熱加圧における加圧の程度は、被加飾面が十分に加飾される圧力であればよい。例えば、被加飾面が自動車の塗装面である場合、加圧圧力は、10N/cm以上であってよく、1kN/cm以下であってよい。
上記製造方法によれば、転写部材に転写された凹凸構造に基づく均一な製品外観を被加飾面に付与することができる。このため、上記製造方法によれば、艶消し等のランダムな凹凸構造を形成する場合であっても、容易に均一な製品外観が得られる。また、上記製造方法では、転写部材を加熱押圧した箇所のみが加飾されるため、製品の一部にのみ加飾することが容易であり、製品の一部に加飾するために他部を保護材等で被覆する必要もない。このため、上記製造方法は、作業効率に優れる製造方法ということができる。
一態様において、転写部材を得るための凹凸面と被加飾面とは同一の部材上にあってよい。このような態様では、部材の一部に形成された凹凸面を基に、部材の他部に凹凸面と類似した外観を付与することができる。
加飾工程で加飾される加飾物は、加飾工程を実施可能な被加飾面を有するものであればよい。加飾物は、例えば、自動車、家庭用電化製品、携帯電話、ゲーム機、建築用部材等の工業製品又はその一部材であってよい。加飾物が主に金属材料で構成される場合であっても、例えば、加飾物の表面に形成されたコーティング層を被加飾面として、上記加飾工程を実施できる。
(加飾物の補修方法)
本実施形態に係る加飾物の補修方法は、熱可塑性樹脂を含む加飾面を備える加飾物における、加飾面の一部を補修する方法である。本実施形態に係る補修方法は、加飾面の傷や塗装不良(例えば塗装へのゴミの混入)を補修する方法であってよい。加飾面は、加飾処理によって凹凸が形成された面であり、例えば艶消し面であってよい。加飾処理は、例えば艶消し塗装材による塗装であってよく、ブラスト処理等の機械的処理であってもよい。
本実施形態に係る補修方法は、加飾処理により形成される凹凸構造が転写された転写面を有する転写部材を準備する準備工程と、加飾面の一部(補修部)を研磨して補修面を形成する研磨工程と、補修面を含む領域に対して転写部材の転写面を加熱押圧して、補修面を加飾する加飾工程と、を備えるものであってよい。
また、本実施形態に係る補修方法は、加飾処理により凹凸構造が形成された凹凸面上に、樹脂成分を含む塗布液を塗布する塗布工程と、塗布液から、転写面を有する樹脂層を形成して、樹脂層を備える転写部材を得る転写工程と、を更に備えていてよい。
転写部材の好適な一態様として、上述の転写部材10が挙げられる。また、塗布工程及び転写工程の好適な一態様として、上述の転写部材の製造方法における塗布工程及び転写工程が挙げられる。
転写部材の転写面には、加飾処理により形成される凹凸構造が転写されている。ここで、加飾処理は、加飾物の加飾面と同様の外観を付与できる処理であってよい。例えば、加飾処理は、加飾面の他部(非補修部)の鏡面光沢率に対して±20%(より好ましくは±10%、更に好ましくは±5%)の鏡面光沢率を有する凹凸面を形成できる処理であることが好ましい。すなわち、転写部材の転写面は、加飾面の非補修部の鏡面光沢率に対して±20%(より好ましくは±10%、更に好ましくは±5%)の鏡面光沢率を有する凹凸面の、凹凸構造が転写されたものであってよい。これにより、補修箇所に対して、その周辺(補修箇所以外の箇所)と顕著に一致した外観を付与することができる。
例えば、転写部材の転写面は、加飾物の加飾面に施された加飾処理と同じ又は類似の加飾処理が施された凹凸面から、凹凸構造を転写したものであってよい。また、転写部材の転写面は、加飾面の非補修部から、凹凸構造を転写したものであってもよい。
研磨工程は、加飾面の一部(補修部)を研磨する工程である。研磨工程では、例えば、塗装中に混入したゴミ等が除去され、平坦化された補修面が形成される。研磨工程における研磨の方法は、加飾物の形態、加飾面の形態等に応じて適宜選択できる。例えば、研磨方法は、サンドペーパーによる研磨、フィルム研磨材による研磨、コンパウンディング、シングル又はオービタルサンダー工具による研磨、等であってよい。
加飾工程は、補修面を含む領域に対して転写部材の転写面を加熱押圧する工程である。加飾工程では、補修面を含む領域に、転写部材の転写面に基づく加飾が施される。転写部材を加熱押圧する領域は、少なくとも研磨工程で研磨した補修面を含んでいればよく、当該補修面の周辺を更に含んでいてもよい。本実施形態においては、補修面の周辺を含む領域に転写部材を加熱押圧しても、補修面及びその周辺の双方に均一な外観を付与できる。
従来の補修方法では、例えば、補修用塗料が補修部周辺に塗布されると、塗装の重なりによって凸状に隆起し、外観が損なわれる場合があった。このため、従来の補修方法では、補修作業に精密な作業性が求められる上、補修部とその周辺との境目を目立たなくすることが困難であった。これに対して、本実施形態では、転写部材によって元の凹凸面と略同一の外観を呈する凹凸構造を容易に形成できるため、補修面及びその周辺を含む領域に処理を行った場合でも、当該領域に均一な外観が付与される。また当該領域とその周辺との境目が目立つこともなく、精密な作業性も要求されない。
加熱押圧の方法は特に制限されない。加熱加圧の方法としては、上述の加飾物の製造方法における加熱加圧と同様の方法が例示できる。
本実施形態に係る補修方法で補修される加飾物は、上記研磨工程及び加飾工程を実施可能な加飾面を有するものであればよい。加飾物は、例えば、自動車、家庭用電化製品、携帯電話、ゲーム機、建築用部材等の工業製品又はその一部材であってよい。加飾物が主に金属材料で構成される場合であっても、例えば、加飾物の表面に形成されたコーティング層を加飾面として、研磨工程及び加飾工程を実施できる。
<確認試験>
(1)艶消し面を有する試験部材の作製
厚さ1mmの鋼板に下記表1に記載の配合のトップコート液を塗布し、艶消し面を有するトップコート層を備える試験部材を作製した。
なお、表1中、艶消し塗装材はBASFジャパン社(東京都港区)製の商品名「シリカトップ」であり、硬化剤はBASFジャパン社(東京都港区)製の商品名「H9000 ハードナー」である。
(2)転写部材の作製
試験部材の艶消し面に、下記表2に記載の配合の塗布液を塗布し、塗布膜を形成した。次いで、厚さ75μmのポリエステルフィルムを塗布膜上にラミネートし、ポリエステルフィルム上からケミカルランプ(ピーク波長352nm)による光照射を20分間行い、塗布膜の硬化物からなる樹脂層を形成した。その後、試験部材上から剥離することで、ポリエステルフィルム及び樹脂層からなる転写部材を得た。
なお、表2中、アクリル樹脂AはSartomer社(アメリカ合衆国 ペンシルバニア州)製、商品名「SR351」であり、アクリル樹脂BはSartomer社(アメリカ合衆国 ペンシルバニア州)製、商品名「SR339」であり、分散剤はLubrizol社(アメリカ合衆国 オハイオ州)製、商品名「Solplus D520」であり、シランカップリング剤は信越化学工業社(東京都千代田区)製、商品名「KBM−503」であり、光硬化剤はBASFジャパン社(東京都港区)製、商品名「Lucirin TPO−L」であり、フュームドシリカは日本エアロジル社(東京都新宿区)製、商品名「OX−50」であり、アルミナ粉末はフジミインコーポレーテッド社(愛知県清須市)製、商品名「GC3000 Mineral」である。
(3)転写部材による加飾
試験部材の艶消し面の一部を研磨して、平坦な被加飾面を形成した。この被加飾面に、上記(2)で得た転写部材を対向配置した。加熱押圧装置(ヒートプレス機)によって、転写部材のポリエチレンフィルム側から150℃、0.8kN/cm、10分の条件で加熱押圧し、被加飾面を加飾した。
得られた加飾面の鏡面光沢率をMicro Gloss Meter(BYK Gardner 75°)を用い、JIS Z 8741(1997年版)に準拠した方法で測定したところ、鏡面光沢率は220であった。なお、研磨前の艶消し面の鏡面光沢率は202であった。この確認試験の結果から、転写部材による加飾によって、転写部材の作成に用いた艶消し面と同様の外観を呈する加飾面を、容易に形成できることが確認された。また、加飾面とその周囲との境目は目立たず、研磨前と同様の均一な製品外観が得られた。なお、図4の(a)は、確認試験で得られた加飾面の顕微鏡写真を示す図であり、(b)は確認試験で用いた艶消し面の顕微鏡写真を示す図である。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、本発明の一形態として加飾物の補修方法について説明したが、加飾物の補修方法は、補修された加飾物の製造方法ということもできる。
1…樹脂層、2…フィルム基材、10…転写部材、20…加圧治具、21…加熱部、22…把持部、100…加飾キット。

Claims (13)

  1. 凹凸構造を有する凹凸面上に、樹脂成分を含む塗布液を塗布する塗布工程と、
    前記塗布液から、前記凹凸構造が転写された転写面を有する樹脂層を形成して、前記樹脂層を備える転写部材を得る転写工程と、
    熱可塑性樹脂を含む被加飾面に対して、前記転写部材の前記転写面を加熱押圧して、前記被加飾面を加飾する加飾工程と、
    を備える、加飾物の製造方法。
  2. 前記凹凸面が艶消し面である、請求項1に記載の製造方法。
  3. 前記凹凸面及び前記被加飾面が同一部材上にある、請求項1又は2に記載の製造方法。
  4. 前記加飾工程で加飾された前記被加飾面の鏡面光沢度が、前記凹凸面の鏡面光沢度の±20%以内である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の製造方法。
  5. 熱可塑性樹脂を含む加飾面を備える加飾物における、前記加飾面の一部を補修する方法であって、
    加飾処理により形成される凹凸構造が転写された転写面を有する転写部材を準備する準備工程と、
    前記加飾面の一部を研磨して、補修面を形成する研磨工程と、
    前記補修面を含む領域に対して前記転写部材の前記転写面を加熱押圧して、前記補修面を加飾する加飾工程と、
    を備える、加飾物の補修方法。
  6. 前記加飾工程で加飾された前記補修面の鏡面光沢度が、前記加飾面の他部の鏡面光沢度の±20%以内である、請求項5に記載の補修方法。
  7. 加飾処理により前記凹凸構造が形成された凹凸面上に、樹脂成分を含む塗布液を塗布する塗布工程と、
    前記塗布液から、前記転写面を有する樹脂層を形成して、前記樹脂層を備える転写部材を得る転写工程と、
    を更に備える、請求項5又は6に記載の補修方法。
  8. 前記凹凸面の鏡面光沢度が、前記加飾面の他部の鏡面光沢度の±20%以内である、請求項7に記載の補修方法。
  9. 前記加飾処理が艶消し処理である、請求項5〜8のいずれか一項に記載の補修方法。
  10. 熱可塑性樹脂を含む被加飾面を加飾するための転写部材であって、
    可撓性を有するフィルム基材と、
    前記フィルム基材の一方面上に設けられており、前記フィルム基材と反対側の面に、加飾処理により形成される凹凸構造が転写された転写面を有する樹脂層と、
    を備える、転写部材。
  11. 前記加飾処理が艶消し処理である、請求項10に記載の転写部材。
  12. 請求項10又は11に記載の転写部材と、
    前記転写部材を前記被加飾面に加熱押圧するための加圧治具と、
    を備える、加飾キット。
  13. 前記被加飾面を研磨する研磨具を更に備える、請求項12に記載の加飾キット。
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