JP2017066978A - エンジンの排気構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】主に排気系のさらなる構造見直しにより、無負荷(又は軽負荷)運転が長時間行われても、シリンダヘッドと排気マニホルドとの接合部から、液状未燃焼物が漏れ出すことが回避又は軽減されるように、改善されたエンジンの排気構造を提供する。【解決手段】燃焼室11に開口する排気入口15と排気マニホルド9との接合部Sに開口する排気出口19とを備える管路状の排気ポート13がシリンダヘッド2に形成されており、排気入口15の開閉を司る排気弁12がシリンダヘッド2に設けられているエンジンの排気構造において、シリンダヘッド2における排気ポート13は、これを形成する排気内周面13Aに、排気ポート13を流れる排気によりスワールが生じるように、螺旋状内周部20を有している。排気ポート13の排気入口15の近傍箇所に、円環状の窪み21が形成されている。【選択図】図3
Description
本発明は、ディーゼルエンジンや火花点火エンジンなどにおけるシリンダヘッドの構造、詳しくは、シリンダヘッドに形成されている排気ポートを工夫したエンジンの排気構造に関するものである。
この種のエンジンの排気構造、即ち、燃焼室に開口する排気入口と排気通路との接合部に開口する排気出口とを備える管路状の排気ポートがシリンダヘッドに形成されており、排気入口の開閉を司る排気弁がシリンダヘッドに設けられているエンジンの排気構造としては、特許文献1や特許文献2において開示されるものが知られている。この場合、特許文献2(図1,3参照)に記載されるように、シリンダヘッドと排気マニホルドとの間には、通常、ガスケットが介装されている。
ところで、ディーゼルエンジンにおいては、無負荷(又は軽負荷)運転を行うと、(1)燃焼温度が低い、(2)燃料の噴射率が低く噴霧が粗くなる、(3)ピストンとシリンダとのクリアランスが大きいことから、シリンダ内に未燃焼燃料、エンジンオイルが発生し、排気と一緒にシリンダ外に排出される、といった慢性的な問題がある。
エンジンが普通に運転され続けることによる温度上昇に伴い、燃焼温度や燃料噴射率は高くなり、また、未燃焼燃料やエンジンオイルは燃焼されて燃焼ガスとなることから、通常、前述した(1)〜(3)の問題は、一般的な運転状態においては解消されている。
しかしながら、長時間アイドリング状態が続くとか、冬季に軽負荷運転が続くなど、長時間に亘って無負荷(又は軽負荷)運転が行われると、未燃焼ガスなどが、マフラーや排気マニホルドといった排気系内に滞留してしまうことがある。
この場合、シリンダヘッドの排気ポートや排気マニホルドに滞留している未燃焼燃料やエンジンオイルなどによる液状未燃焼物が、シリンダヘッドと排気マニホルドとの接合部(接続部)から漏れ出すことがあった。この排気接合部にはガスケットが設けられているが、経時によりガスケットがへたることもあり、前記漏れは起こりうるものであった。
本発明の目的は、主に排気系のさらなる構造見直しにより、無負荷(又は軽負荷)運転が長時間行われても、シリンダヘッドと排気マニホルドとの接合部から、液状未燃焼物が漏れ出すことが回避又は軽減されるように、改善されたエンジンの排気構造を提供する点にある。
請求項1に係る発明は、燃焼室11に開口する排気入口15と排気通路9との接合部Sに開口する排気出口19とを備える管路状の排気ポート13がシリンダヘッド2に形成されており、前記排気入口15の開閉を司る排気弁12が前記シリンダヘッド2に設けられているエンジンの排気構造において、
前記シリンダヘッド2における前記排気ポート13は、当該排気ポート13を形成する排気内周面13Aに螺旋状内周部20を有していることを特徴とする。
前記シリンダヘッド2における前記排気ポート13は、当該排気ポート13を形成する排気内周面13Aに螺旋状内周部20を有していることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のエンジンの排気構造において、
前記螺旋状内周部20は、少なくとも前記排気ポート13の始端部又は前部に設けられていることを特徴とする。
前記螺旋状内周部20は、少なくとも前記排気ポート13の始端部又は前部に設けられていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載のエンジンの排気構造において、
前記シリンダヘッド2は、前記排気ポート13における前記排気入口15から所定長さ排気出口19側へ寄った箇所に、前記排気内周面13Aに対する窪み又は穴部或いは排気出口側の径を大きくすることでなる段差21が設けられていることを特徴とする。
前記シリンダヘッド2は、前記排気ポート13における前記排気入口15から所定長さ排気出口19側へ寄った箇所に、前記排気内周面13Aに対する窪み又は穴部或いは排気出口側の径を大きくすることでなる段差21が設けられていることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載のエンジンの排気構造において、
前記窪み又は穴部或いは段差21は、前記排気ポート13における前記排気入口15の近傍箇所に設けられていることを特徴とする。
前記窪み又は穴部或いは段差21は、前記排気ポート13における前記排気入口15の近傍箇所に設けられていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、排気ポートには、これを形成する排気内周面に螺旋状内周部を有しているので、燃焼室から排気ポートに押し出された排気は、螺旋状内周部によりスワールを起こしながら排気ポートを流れていくようになる。排気ポート内を流れる排気には遠心力も作用するようになるので、未燃焼ガスなどの液状未燃焼物も排気ポートにおける排気内周面に押しやられながら流れるようになる。
螺旋状内周部によって生じるスワールにより、排気ポート内を流れる排気には遠心力も作用するようになるので、その遠心力も加わった強力な推進力により、排気及び液状未燃焼物は勢い良く流れて排出されるようになり、接合部に溜まることが軽減又は解消されるようになる。
また、遠心力により、未燃焼ガスなどの液状未燃焼物は排気ポートにおける排気内周面に押しやられながら流れる(渦流)ようになり、液状未燃焼物を排気内周面に伝わせて回収することが可能となる面もある。
その結果、主に排気系のさらなる構造見直しにより、無負荷(又は軽負荷)運転が長時間行われても、シリンダヘッドと排気マニホルドとの接合部から、液状未燃焼物が漏れ出すことが回避又は軽減されるように、改善されたエンジンの排気構造を提供することができる。
請求項2の発明によれば、螺旋状内周部を、少なくとも排気ポートの始端部又は前部に設けてあるので、スワールを排気ポートの始端部又は前部から効率よく発生させることができる利点がある。
請求項3の発明によれば、排気ポートにおける排気入口から所定長さ排気出口側へ寄った箇所に、窪みや穴部、或いは排気出口側の径を大きくすることでなる段差が設けられているので、スワールによる遠心力により、液状未燃焼物を窪み、穴部、又は段差に回収して溜めておくことができる利点がある。
なお、溜まった液状未燃焼物は、その後に重負荷運転や定格運転されるなどして排気温度が高くなれば燃焼ガスとなり、排気経路の末端から外に出されるようになる。
なお、溜まった液状未燃焼物は、その後に重負荷運転や定格運転されるなどして排気温度が高くなれば燃焼ガスとなり、排気経路の末端から外に出されるようになる。
請求項4の発明によれば、窪み、穴部、段差が、排気ポートにおける排気入口の近傍箇所、即ち、燃焼室に近い位置に設けられているから、排気入口から遠い箇所に設けられている場合に比べて、排気温度が上昇した場合の処理がされ易くなる効果がある。また、排気ポートが先端上がりとなる形状の場合には、排気ポートの内周面を伝って液状未燃焼物が窪み、穴部、段差へ回収され易くなる利点もある。
以下に、本発明によるエンジンの排気構造の実施の形態を、立形直列3気筒ディーゼルエンジンの場合について、図面を参照しながら説明する。
このエンジンは、図1、図2に示されるように、シリンダブロック1の上部にシリンダヘッド2が組み付けられ、シリンダヘッド2の上部にヘッドカバー3が組み付けられ、シリンダブロック1の下部にオイルパン4が組み付けられ、シリンダブロック1の前部にギヤケース5が組み付けられている。シリンダブロック1の後部にはフライホイールハウジング6が組み付けられ、フライホイールハウジング6内には、クランク軸7に組み付けられたフライホイール(図示省略)が収容されている。
このエンジンは、図2に示すように、シリンダヘッド2の左側には吸気マニホルド8が組み付けられ、シリンダヘッド2の右側には、概略形状を仮想線にて示す排気マニホルド(排気通路の一例)9が組み付けられている。なお、図示は省略するが、排気マニホルド9の上部に過給機を設け、その過給機からパイプを介して吸気マニホルド8の吸気入口部に過給がなされる状態に構成しても良い。次に、排気経路の構造(エンジンの排気構造)について説明する。
〔実施形態1〕
図3に示されるように、シリンダブロック1の上部であるシリンダ1Aに収容されているピストン10と、シリンダヘッド2との間に燃焼室11が形成されている。燃焼室11には、吸気バルブ(図示省略)が配置される吸気ポート(図示省略)と、排気弁12が配置される排気ポート13とが臨んでいる。排気ポート13、及び前述の排気マニホルド9内の内部排路9Aなどにより、エンジンの排気経路Hが構成されている。
図3に示されるように、シリンダブロック1の上部であるシリンダ1Aに収容されているピストン10と、シリンダヘッド2との間に燃焼室11が形成されている。燃焼室11には、吸気バルブ(図示省略)が配置される吸気ポート(図示省略)と、排気弁12が配置される排気ポート13とが臨んでいる。排気ポート13、及び前述の排気マニホルド9内の内部排路9Aなどにより、エンジンの排気経路Hが構成されている。
シリンダヘッド2の排気ポート13は、環状の金属材料でなるバルブシート14よりなる排気入口15を有している。この排気入口15は、排気弁12の下端に形成されている排気弁体12Aにより閉じられたり(図3の状態)、排気弁12の下降移動によって開かれたりする。ピストン10が上昇移動する排気工程においては、排気弁体12Aが図3に示される閉じ位置から少し下がり、排気入口15が開いて排気ガスなどが排気ポート13に流れて行く。
図3に示されるように、シリンダヘッド2における排気ポート13の出口壁16と、内部排路9Aの始端となる排気マニホルド9の入口壁17とが、これら両者16,17の間に配置されるガスケット18を挟んだ状態で、ボルト(図示省略)などにより連結されて接合部Sが構成されている。ガスケット18は、厚さの薄い円環状の一般的なものである。排気ポート13は、出口壁16に開口する状態の排気出口19を有し、内部排路9Aは、入口壁17に開口する状態の通路入口9aを有している。
図3に示すように、シリンダヘッド2における排気ポート13は、この排気ポート13を形成する排気内周面13Aに、排気ポート13を流れる排気によりスワールが生じるように、螺旋状内周部20を有している。螺旋状内周部20は、排気ポート13の長手方向(軸心方向)に対して傾いた滑らかに突出する凸条20により構成されており、排気ポート13の全長のうち、少なくとも排気ポート13の始端部又は前部に設けられている。なお、図3に描いてある仮想線は、凸条20を持たない通常の排気ポート13の外郭ライン23の例である。
螺旋状内周部20は、具体的には、排気ポート13における排気弁12の弁棒12Bをスライド可能に外嵌する弁軸受22の配置箇所から、排気ポート13の長手方向の中央部に亘って凸条20が形成されている。
凸条20は、その長手方向が、管路状の排気ポート13の軸心Pに対して傾斜した螺旋状(ヘリカル状)に延びるものである。排気入口15から押し出された排気は、凸条20によるガイド作用により、排気ポート13内を横渦状に流れ(スワール)ながら排気出口19に向かうように制御される。
凸条20は、その長手方向が、管路状の排気ポート13の軸心Pに対して傾斜した螺旋状(ヘリカル状)に延びるものである。排気入口15から押し出された排気は、凸条20によるガイド作用により、排気ポート13内を横渦状に流れ(スワール)ながら排気出口19に向かうように制御される。
つまり、図4に示す排気ポート13のイメージ図のように、排気弁12が下がることで燃焼室11から排気入口15に押し出された排気(排気ガス)hは、排気ポート13の前部(又は始端部)に形成された螺旋状の凸条20(イメージ)により、排気ポート13内をスワールとなって渦状に排気出口19に流れて行くようになる。
また、図3、図4に示されるように、シリンダヘッド2は、排気ポート13における排気入口15から所定長さ排気出口19側へ寄った箇所に、排気内周面13Aに対する窪み(又は穴部或いは排気出口側の径を大きくすることでなる段差)21が設けられている。窪み21は、排気ポート13における排気入口15の近傍箇所において、円環状に横へ膨出する周溝として構成されている。
〔実施形態2〕
シリンダヘッド2は、図5に示すように、凸条20が排気内周面13Aの大部分(又はほぼ全域)に形成された排気ポート13を有する構成のものでも良い。図4に示すイメージ図は、軸心Pに対する比較的緩い傾斜角度を持つ凸条20を有する実施形態1による排気ポート13(図3を参照)の形状よりも、軸心Pに対する比較的急な傾斜角度を持つ凸条20を有する実施形態2による排気ポート13の形状の方が近い。
また、排気入口15近くの排気ポート13には、径方向に膨らんだ長円形の穴部21が複数個所に設けられている。
シリンダヘッド2は、図5に示すように、凸条20が排気内周面13Aの大部分(又はほぼ全域)に形成された排気ポート13を有する構成のものでも良い。図4に示すイメージ図は、軸心Pに対する比較的緩い傾斜角度を持つ凸条20を有する実施形態1による排気ポート13(図3を参照)の形状よりも、軸心Pに対する比較的急な傾斜角度を持つ凸条20を有する実施形態2による排気ポート13の形状の方が近い。
また、排気入口15近くの排気ポート13には、径方向に膨らんだ長円形の穴部21が複数個所に設けられている。
〔実施形態1,2による作用効果など〕
図3に示す実施形態1によるエンジンの排気構造、及び、図5に示す実施形態2によるエンジンの排気構造によれば、次に述べるとおりの作用効果を得ることができる。
図3に示す実施形態1によるエンジンの排気構造、及び、図5に示す実施形態2によるエンジンの排気構造によれば、次に述べるとおりの作用効果を得ることができる。
凸条20によって生じるスワールにより、排気ポート13内を流れる排気hには遠心力も作用するようになるので、その遠心力も加わった強力な推進力により、排気h及び液状未燃焼物rは勢い良く排出されるようになり、接合部に溜まることが軽減又は解消されるようになる。
また、遠心力により、未燃焼ガスなどの液状未燃焼物rは排気ポート13における排気内周面13Aに押しやられながら流れる(渦流)ようになり、液状未燃焼物rを排気内周面13Aに伝わせて回収することが可能となる面もある。排気ポートに窪み21や穴部21を設けておけば、遠心力により液状未燃焼物rを窪み21や穴部21に押しやって溜まらせるようにすることが可能になる(図4も参照)。
窪み21や穴部21に溜まっている液状未燃焼物rは、その後にエンジンが通常運転状態になるなど、排気温度が高くなると燃焼ガスとなり、マフラー(図示省略)などの排気経路Hの末端から外に出されるようになる。
また、遠心力により、未燃焼ガスなどの液状未燃焼物rは排気ポート13における排気内周面13Aに押しやられながら流れる(渦流)ようになり、液状未燃焼物rを排気内周面13Aに伝わせて回収することが可能となる面もある。排気ポートに窪み21や穴部21を設けておけば、遠心力により液状未燃焼物rを窪み21や穴部21に押しやって溜まらせるようにすることが可能になる(図4も参照)。
窪み21や穴部21に溜まっている液状未燃焼物rは、その後にエンジンが通常運転状態になるなど、排気温度が高くなると燃焼ガスとなり、マフラー(図示省略)などの排気経路Hの末端から外に出されるようになる。
このように、液状未燃焼物rが生成されるというディーゼルエンジン特有の問題が生じても、排気経路Hに排出された液状未燃焼物rは、排気ポート13において効率良く捕捉されるようになって、外部への排出を抑制又は防止できるので、無負荷や軽負荷での長時間運転も可能となるエンジンの排気構造を提供することができる。
窪みや穴部、或いは段差21を、排気の流れを阻害しないように、外径外側に膨出する状態で排気ポート13に設けてあるので、排気の流れを滞らせることなく、捕捉された液状未燃焼物rを溜めておくことが可能である。
窪みや穴部、或いは段差21を、排気の流れを阻害しないように、外径外側に膨出する状態で排気ポート13に設けてあるので、排気の流れを滞らせることなく、捕捉された液状未燃焼物rを溜めておくことが可能である。
排気ポート13を流れるスワール排気は、排気内周面13Aに追いやられるようになるので、液状未燃焼物rが排気内周面13Aを伝って窪みや穴部21に捕捉される回収効果を期待することができる。特に、排気ポート13が、その排気出口19に向かって明確に高くなる実施形態2による排気構造では、重力も手伝って前記回収効果が促進される利点がある。
排気入口15近くに凸条20を設ける実施形態1の排気構造では、少ない凸条20でありながら、効率良くスワールを生起させ得る利点がある。
排気入口15近くに凸条20を設ける実施形態1の排気構造では、少ない凸条20でありながら、効率良くスワールを生起させ得る利点がある。
なお、いずれの実施形態による排気構造においても、スワール比が0.5〜1.5の低スワール比となるように、排気内周面13Aのヘリカル形状(螺旋形状)を設定するのが好ましい。スワール比をあまり高くすると、明確な圧損が生じてしまい、背圧が高くなる不都合があるからである。
〔別実施形態〕
窪み又は穴部或いは排気出口側の径が太くなる段差21は、実施形態1,2では排気入口15に近い箇所に設けてあるが、排気ポート13における排気出口19に近い箇所に設ける構成でも良い。
また、窪み、穴部、段差21は、その4〜6箇を排気ポート13の周方向に分散配置させる構成でも良い。
窪み又は穴部或いは排気出口側の径が太くなる段差21は、実施形態1,2では排気入口15に近い箇所に設けてあるが、排気ポート13における排気出口19に近い箇所に設ける構成でも良い。
また、窪み、穴部、段差21は、その4〜6箇を排気ポート13の周方向に分散配置させる構成でも良い。
2 シリンダヘッド
9 排気通路
11 燃焼室
12 排気弁
13 排気ポート
13A 排気内周面
15 排気入口
19 排気出口
20 螺旋状内周部
21 窪み又は穴部或いは排気出口側の径を大きくすることでなる段差
S 接合部
9 排気通路
11 燃焼室
12 排気弁
13 排気ポート
13A 排気内周面
15 排気入口
19 排気出口
20 螺旋状内周部
21 窪み又は穴部或いは排気出口側の径を大きくすることでなる段差
S 接合部
Claims (4)
- 燃焼室に開口する排気入口と排気通路との接合部に開口する排気出口とを備える管路状の排気ポートがシリンダヘッドに形成されており、前記排気入口の開閉を司る排気弁が前記シリンダヘッドに設けられているエンジンの排気構造であって、
前記シリンダヘッドにおける前記排気ポートは、当該排気ポートを形成する排気内周面に螺旋状内周部を有しているエンジンの排気構造。 - 前記螺旋状内周部は、少なくとも前記排気ポートの始端部又は前部に設けられている請求項1に記載のエンジンの排気構造。
- 前記シリンダヘッドは、前記排気ポートにおける前記排気入口から所定長さ排気出口側へ寄った箇所に、前記排気内周面に対する窪み又は穴部或いは排気出口側の径を大きくすることでなる段差が設けられている請求項1又は2に記載のエンジンの排気構造。
- 前記窪み又は穴部或いは段差は、前記排気ポートにおける前記排気入口の近傍箇所に設けられている請求項3に記載のエンジンの排気構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015193385A JP2017066978A (ja) | 2015-09-30 | 2015-09-30 | エンジンの排気構造 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019157731A (ja) * | 2018-03-12 | 2019-09-19 | マツダ株式会社 | エンジン |
JP2020101089A (ja) * | 2018-12-19 | 2020-07-02 | 三菱自動車工業株式会社 | シリンダヘッド |
-
2015
- 2015-09-30 JP JP2015193385A patent/JP2017066978A/ja active Pending
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JP2019157731A (ja) * | 2018-03-12 | 2019-09-19 | マツダ株式会社 | エンジン |
JP2020101089A (ja) * | 2018-12-19 | 2020-07-02 | 三菱自動車工業株式会社 | シリンダヘッド |
JP7104373B2 (ja) | 2018-12-19 | 2022-07-21 | 三菱自動車工業株式会社 | シリンダヘッド |
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