JP4216944B2 - 内燃機関の燃焼室構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、機関本体に、ピストンが昇降自在に嵌装されるシリンダボアと、このシリンダボアに連なり、ピストンの上死点でそのヘッド面が臨む燃焼室とを形成し、前記ピストンの外周に形成されたリング溝に、前記シリンダボアの内周面に摺動可能に密接するピストンリングを装着した内燃機関に関し、特に、燃焼室でのガスの燃焼時、前記ピストンのヘッド面外周縁から前記リング溝の上縁までのトップランド部周りに未燃焼ガスが残留しないようにした内燃機関の燃焼室構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、内燃機関において、燃焼室でのガスの燃焼を改善するために種々の提案がなされている(例えば、特開昭57−41421号公報、特開平5−118221号参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の内燃機関では、ピストンのトップランド部の外周面とシリンダボアの内周面との間に狭い環状間隙が存在することから、燃焼室での混合気の燃焼時、火炎が上記環状間隙内に侵入した混合気まで伝播し難く、未燃焼ガスとして残留したり、また火炎が伝播しても上記環状間隙内では火炎の伝播速度がかなり遅くなったりする。そして、未燃焼ガスとして残留すると、これが排気行程で排出されて排ガス中のHC濃度を高める一因となり、また火炎の伝播速度は遅くなるとノッキングを起こし易くなる等の不都合を招くことになるが、これを解決するものは、これまで提案されていない。
【0004】
本発明は、かゝる事情に鑑みてなされたもので、ピストンのトップランド部周りでも混合気の燃焼を迅速、確実に生じさせて、排ガス中のHC濃度の低下とノッキングの防止を図ることができる、前記内燃機関の燃焼室構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、機関本体を、ピストンが昇降自在に嵌装されるシリンダボアを有するシリンダブロックと、このシリンダブロックの上端に接合されるシリンダヘッドとで構成し、そのシリンダヘッドの下面には、ピストンの上死点でそのヘッド面が臨む燃焼室を形成するための凹面を設け、前記ピストンの外周に形成されたリング溝に、前記シリンダボアの内周面に摺動可能に密接するピストンリングを装着した内燃機関において、前記凹面の開口部を前記シリンダボアより大径に形成して、前記シリンダブロックの平坦な上端面のうち、該上端面のシリンダヘッドとの接合面にシリンダボア径方向内側で面一に連続する内周側平坦面部を、該内周側平坦面部が前記燃焼室の環状底面となるよう燃焼室空間を介して該凹面に対面させ、前記ピストンの上死点で、該ピストンのヘッド面とそのヘッド面の外周縁から前記リング溝の上縁までのトップランド部とを前記シリンダブロックの前記接合面よりも上位として、該トップランド部の外周面を前記環状底面から前記燃焼室に突入させたことを第1の特徴とする。
【0006】
この第1の特徴によれば、ピストンの上死点位置では、そのトップランド部の外周面が環状底面から燃焼室に露出するので、トップランド部の周りには、半径方向幅が充分な環状の燃焼室空間が存在することになり、燃焼室での混合気の燃焼時、火炎がトップランド部周りの燃焼室空間まで迅速、確実に伝播して、混合気全体が効率よく燃焼し、未燃焼ガスの発生を防ぐと共に、ノッキング限界を高めることができる。
【0007】
またシリンダヘッド下面の、燃焼室を形成するための凹面をシリンダボアより大径に形成して、シリンダブロックの平坦な上端面のうち、該上端面のシリンダヘッドとの接合面にシリンダボア径方向内側で面一に連続する内周側平坦面部を、該内周側平坦面部が前記燃焼室の環状底面となるよう燃焼室空間を介して該凹面に対面させ、ピストンの上死点で、該ピストンのヘッド面とそのヘッド面の外周縁からリング溝の上縁までのトップランド部とをシリンダブロックの前記接合面よりも上位として、該トップランド部の外周面を前記環状底面から燃焼室に突入させたので、シリンダボアより大径の燃焼室(前記凹面)をシリンダヘッドのみに形成すればよく、環状底面を有する燃焼室を機関本体に容易に形成できる。
【0008】
さらにまた本発明は、第1の特徴に加えて、前記ピストンのトップランド部の外周面に、ヘッド面に向かって小径となるテーパを付したことを第2の特徴とする。
【0009】
この第2の特徴によれば、燃焼室の環状底面を狭くしつゝピストンのトップランド部周りの燃焼室空間の半径方向幅を充分に確保することができる。しかも上記環状底面を狭くした分、上記燃焼室空間内の混合気に対する機関本体の冷却面積が減少して、火炎の伝播をより迅速に行わせることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を、添付図面に示す参考例および本発明の一実施例に基づいて以下に説明する。
【0011】
図1〜図3は第1参考例を示すもので、図1はピストンが上死点に来た状態での内燃機関の縦断側面図、図2は同内燃機関のシリンダヘッド底面図、図3は図1の要部拡大断面図である。また図4は第2参考例を示す、図3に対応する断面図、図5は第3参考例を示す、図3に対応する断面図、図6は第4参考例を示す、図3に対応する断面図、図7は本発明の実施例を示す、図3に対応する断面図である。
【0012】
先ず、第1参考例の説明より始める。図1及び図2において、内燃機関Eの機関本体Eaは、クランクケース10の上面にシリンダブロック11を接合し、このシリンダブロック11の上端面にシリンダヘッド12を接合して構成され、クランクケース10に支持されるクランク軸(図示せず)と、シリンダブロック11のシリンダボア11aに嵌装されるピストン13とがコンロッド14を介して連結される。
【0013】
図3に示すように、ピストン13の外周面には、そのヘッド面13h側から下方に向かって順に第1リング溝151 、第2リング溝152 及び第3リング溝153 が設けられ、これらにシリンダボア11aの内周面に摺動自在に密接する第1ピストンリング161 、第2ピストンリング162 及び第3ピストンリング163 がそれぞれ装着される。このピストン13の外周面において、そのヘッド面13hから第1リング溝151 の上縁までの部分13tをトップランド部と呼ぶ。
【0014】
シリンダボア11aに連なる燃焼室17は、シリンダヘッド12からシリンダブロック11にかけて、シリンダボア11aより大径に形成され、このような形成に伴いシリンダブロック11には燃焼室17の環状底面18が設けられる。
【0015】
一方、ピストン13は、これが上死点に来たとき、そのトップランド部13tが前記環状底面18から燃焼室17に露出するように構成される。
【0016】
再び図1及び図2において、燃焼室17の天井面には、各一対の吸気弁20及び排気弁21がそれぞれ着座し得る吸気弁座22及び排気弁座23が埋設され、これら吸気弁座22及び排気弁座23にそれぞれ連なる二股状の吸気ポート24及び排気ポート25がシリンダヘッド12に設けられる。そして吸気ポート24の上流端が開口するシリンダヘッド12の一側面に気化器(図示せず)が取付けられ、排気ポート25の上流端が開口するシリンダヘッド12の他側面に排気管(図示せず)が接続される。
【0017】
シリンダヘッド12には、また、燃焼室17の中心部に電極を臨ませる点火プラグ26が螺着される。
【0018】
吸気弁20及び排気弁21には、これらを閉弁方向に付勢する弁ばね27、28が装着されると共に、吸気弁20及び排気弁21をそれぞれカムフォロワ32、33を介して開弁駆動する吸気カム軸29及び排気カム軸30がシリンダヘッド12に取付けられる。これらカム軸29、30は、図示しないクランク軸から2分の1の減速比をもって駆動されるようになっている。
【0019】
次に、この第1参考例の作用について説明する。
【0020】
機関Eの運転中、吸気行程では、ピストン13の下降に伴い、図示しない気化器で生成された混合気が吸気ポート24を通して燃焼室17及びシリンダボア11a内に吸入され、この混合気は、次の圧縮行程で燃焼室17側へ圧縮される。この圧縮行程でピストン13が上死点に到達すると、そのトップランド部13tが燃焼室17の環状底面18から燃焼室17内に突出するので、そのトップランド部13t外周面と燃焼室17内周面との間には、半径方向幅が広い環状の燃焼室空間17aが形成され、この燃焼室空間17aにも混合気が充填される。
【0021】
そこで、点火プラグ26による火花点火により燃焼室17内の混合気の中心部に着火され、これによって発生した火炎は放射状に広がり、燃焼室17の周縁部、特に、トップランド部13t周りの半径方向幅が広い燃焼室空間17aまで迅速に伝播するので、環状底面18を有する燃焼室17全体で混合気の燃焼が迅速、確実に行われ、未燃焼ガスの発生を防ぐと共に、ノッキング限界を高めることができる。
【0022】
したがって、膨張行程を経て排気行程に移り、燃焼室17から、開弁状態の排気弁21及び排気ポート25を通して排気管に排出される排ガスのHC濃度を下げることができる。
【0023】
ところで、燃焼室17は環状底面18を有するものであるが、これを分割してシリンダヘッド12及びシリンダブロック11に形成して、環状底面18をシリンダブロック11に設けたので、その環状底面18は、従来のシリンダブロック11のシリンダボア11aの上方開口部を拡径加工することにより容易に形成することができ、したがって、該燃焼室17の形成を容易に行うことができる。
【0024】
次に、図4により、第2参考例について説明する。
【0025】
この第2参考例では、燃焼室17の環状底面18が半径方向外方に向かって上る円錐面に形成される。その他の構成は前記第1参考例と同様であるので、図中、第1参考例との対応部分には同一の参照符号を付して、その説明を省略する。
【0026】
この第2参考例によれば、ピストン13が上死点に来たとき、そのトップランド部13t周りの燃焼室空間17a内の混合気に対する機関本体Eaの冷却面積を極力小さくして、機関本体Eaによる混合気の冷却を極力防ぎ、火炎の伝播をより迅速に行わせることができる。
【0027】
次に、図5により、第3参考例について説明する。
【0028】
この第3参考例では、燃焼室17の環状底面18が半径方向外方に向かって上る円弧面に形成される。その円弧面は、図示例のような凹面でも、それと逆の凸面でもよい。その他の構成は前記第1参考例と同様であるので、図中、第1参考例との対応部分には同一の参照符号を付して、その説明を省略する。
【0029】
この第3参考例によれば、上記第2参考例と同様に、ピストン13が上死点に来たとき、そのトップランド部13t周りの燃焼室空間17a内の混合気に対する機関本体Eaの冷却面積を極力小さくして、機関本体Eaによる混合気の冷却を極力防ぎ、火炎の伝播をより迅速に行わせることができる。
【0030】
次に、図6により、第4参考例について説明する。
【0031】
この第4参考例では、燃焼室17の環状底面18の半径方向幅が前記第1参考例のものより小さく設定されると共に、ピストン13のトップランド部13tの外周面にヘッド面13hに向かって小径となるテーパ31が付される。その他の構成は前記第1参考例と同様であるので、図中、第1参考例との対応部分には同一の参照符号を付して、その説明を省略する。
【0032】
この第4参考例によれば、燃焼室17の環状底面18を狭くしつゝピストン13のトップランド部13t周りの燃焼室空間17aの半径方向幅を充分に確保することができる。しかも環状底面18を狭くした分、トップランド部13t周りの燃焼室空間17a内の混合気に対する機関本体Eaの冷却面積が減少して、その冷却が抑えられるので、火炎の伝播をより迅速に行わせることができる。
【0033】
最後に、図7により、本発明の実施例について説明する。
【0034】
この実施例では、燃焼室17の環状底面18がシリンダブロック11の平坦な上端面の内周部で構成されるように、燃焼室17全体がシリンダヘッド12に形成される。即ち、シリンダヘッド12の下面には、燃焼室17を形成するための凹面が設けられ、該凹面の開口部はシリンダボア11aより大径に形成される。そして、シリンダブロック11の平坦な上端面のうち、該上端面のシリンダヘッド12との接合面にシリンダボア径方向内側で面一に連続する内周側平坦面部が燃焼室空間17aを介して該凹面に対面して、燃焼室17の環状底面18とされ、ピストン13の上死点で、ピストン13のヘッド面13hとそのヘッド面13hの外周縁からリング溝151 の上縁までのトップランド部13tとをシリンダブロック11の前記接合面よりも上位として、ピストン13のトップランド部13tの外周面を前記環状底面18から燃焼室17に露出させている。
【0035】
その他の構成は前記第1実施例と同様であるので、図中、第1参考例との対応部分には同一の参照符号を付して、その説明を省略する。
【0036】
この実施例によれば、シリンダボア11aより大径の燃焼室17(即ち前記凹面)をシリンダヘッド12のみに形成すればよいから、燃焼室17の形成を容易に行うことができる。
【0037】
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば、図7の実施例においても、ピストン13のトップランド部13tの外周面に図6の第4参考例と同様なテーパを付すこともできる。また本発明は、燃料噴射式機関、単気筒機関、多気筒機関など、各種内燃機関に適用が可能である。
【0038】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、ピストンの上死点位置では、そのトップランド部の外周面が環状底面から燃焼室に露出するので、トップランド部の周りには、半径方向幅が充分な環状の燃焼室空間が存在することになり、燃焼室での混合気の燃焼時、火炎がトップランド部周りの燃焼室空間まで迅速、確実に伝播して、混合気全体を効率よく燃焼させることができ、その結果、未燃焼ガスの発生を防いで排ガスのHC濃度を低下させると共に、ノッキング限界を高めることができる。
【0039】
またシリンダヘッド下面の、燃焼室を形成するための凹面をシリンダボアより大径に形成して、シリンダブロックの平坦な上端面のうち、該上端面のシリンダヘッドとの接合面にシリンダボア径方向内側で面一に連続する内周側平坦面部を、該内周側平坦面部が燃焼室の環状底面となるよう燃焼室空間を介して該凹面に対面させ、ピストンの上死点で、該ピストンのヘッド面とそのヘッド面の外周縁からリング溝の上縁までのトップランド部とをシリンダブロックの前記接合面よりも上位として、該トップランド部の外周面を前記環状底面から燃焼室に突入させたので、シリンダボアより大径の燃焼室(前記凹面)をシリンダヘッドのみに形成すればよく、環状底面を有する燃焼室を機関本体に容易に形成することができる。
【0040】
さらにまた請求項2の発明によれば、前記ピストンのトップランド部の外周面に、ヘッド面に向かって小径となるテーパを付したので、燃焼室の環状底面を狭くしつゝピストンのトップランド部周りの燃焼室空間の半径方向幅を充分に確保することができ、しかも上記環状底面を狭くした分、上記燃焼室空間内の混合気に対する機関本体の冷却面積が減少して、火炎の伝播をより迅速に行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1参考例に係る内燃機関の縦断側面図。
【図2】 同内燃機関のシリンダヘッド底面図。
【図3】 図1の要部拡大断面図。
【図4】 第2参考例を示す、図3に対応する断面図。
【図5】 第3参考例を示す、図3に対応する断面図。
【図6】 第4参考例を示す、図3に対応する断面図。
【図7】 本発明の実施例を示す、図3に対応する断面図。
【符号の説明】
E・・・・・・内燃機関
Ea・・・・・機関本体
11・・・・・シリンダブロック
11a・・・・シリンダボア
12・・・・・シリンダヘッド
13・・・・・ピストン
13h・・・・ヘッド面
13t・・・・トップランド部
151 ・・・・リング溝(第1リング溝)
161 ・・・・ピストンリング(第1ピストンリング)
17・・・・・燃焼室
17a・・・・環状の燃焼室空間
18・・・・・環状底面

Claims (2)

  1. 機関本体(Ea)を、ピストン(13)が昇降自在に嵌装されるシリンダボア(11a)を有するシリンダブロック(11)と、このシリンダブロック(11)の上端面に接合されるシリンダヘッド(12)とで構成し、そのシリンダヘッド(12)の下面には、ピストン(13)の上死点でそのヘッド面(13h)が臨む燃焼室(17)を形成するための凹面を設け、前記ピストン(13)の外周に形成されたリング溝(151 )に、前記シリンダボア(11a)の内周面に摺動可能に密接するピストンリング(161 )を装着した内燃機関において、
    前記凹面の開口部を前記シリンダボア(11a)より大径に形成して、前記シリンダブロック(11)の平坦な上端面のうち、該上端面のシリンダヘッド(12)との接合面にシリンダボア径方向内側で面一に連続する内周側平坦面部を、該内周側平坦面部が前記燃焼室(17)の環状底面(18)となるよう燃焼室空間(17a)を介して該凹面に対面させ、
    前記ピストン(13)の上死点で、該ピストン(13)のヘッド面(13h)とそのヘッド面(13h)の外周縁から前記リング溝(151 )の上縁までのトップランド部(13t)とを前記シリンダブロック(11)の前記接合面よりも上位として、該トップランド部(13t)の外周面を前記環状底面(18)から燃焼室(17)に露出させたことを特徴とする、内燃機関の燃焼室構造。
  2. 請求項1記載の内燃機関の燃焼室構造において、
    前記ピストン(13)のトップランド部(13t)の外周面に、ヘッド面(13h)に向かって小径となるテーパを付したことを特徴とする、内燃機関の燃焼室構造。
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