JP4480686B2 - 内燃機関の燃焼室構造 - Google Patents

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Description

本発明は、内部に円筒状のシリンダ空間が形成されたシリンダブロックと、シリンダ空間を上方から覆ってシリンダブロックに結合されたシリンダヘッドと、シリンダ空間内に軸方向に摺動自在に挿入配設されたピストンとから構成される内燃機関の燃焼室構造に関する。
内燃機関は、吸気口を介して燃料を含んだ混合気を燃焼室内に吸気し、燃焼室内で圧縮された混合気を燃焼させ、排気口を介して燃焼室内のガスを排気する。燃焼室内で未燃ガス量が多くなると、排気行程においてそのまま排出され、排ガス中のHC濃度を高める要因となる。また、燃焼時の火炎伝播速度が遅くなると、未燃ガスの発生とともにノッキングを生じさせるおそれがある。
従来から、未燃ガスをなるべく残留させないための燃焼室構造が種々提案されている。例えば、ピストンのトップランド周りは未燃ガスが残留しやすく、燃焼が行われても火炎が伝播するまでに要する時間が長くなることに鑑みて、燃焼室の底面外縁にシリンダ空間の内周(ピストン外周)よりも大径のリング状に形成された環状底面を有した燃焼室が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このような環状底面は、ピストンが上死点に位置したときにピストン上面よりも下方に位置するように形成されている。したがって、この環状底面により、ピストンが上死点近傍に位置すると燃焼室の底面外縁にはリング状の空間が形成される。
特開2000−282869号公報
特許文献1の燃焼室構造によると、環状底面が平面視においてピストンと同心上に形成されており、ピストンの径方向外側の全般に渡ってリング状の空間が形成されている。しかしながら、このようにして新たに空間が形成されると、混合気の未燃の抑制が効果的に行われる一方、燃焼室の容量が増加し、圧縮比が低下する。さらには、このようにして新たに空間が形成されると、例えば多気筒型の内燃機関においてはピストン同士の間隔を広げる必要が生じるなど、機関全体の大型化を招くおそれがあった。
このような課題に鑑み、本発明は、混合気の未燃の抑制とともに、圧縮比の低下の抑制が図られた内燃機関の燃焼室構造を提供することを目的とする。
上記目的達成のため、本発明に係る内燃機関の燃焼室構造は、内部に円筒状のシリンダ空間が形成されたシリンダブロックと、シリンダ空間を上方から覆ってシリンダブロックに結合されたシリンダヘッドと、シリンダ空間内に軸方向に摺動自在に挿入配設されたピストンとから構成され、シリンダ空間内においてピストンの上面により囲まれた燃焼室と、シリンダヘッドに形成されて燃焼室内に混合気を流入させるための吸気口とを有する内燃機関の燃焼室構造であって、シリンダ空間の上部における少なくとも一部に、シリンダ空間の径方向外側に延びて略円形状の外縁輪郭を有する環状底面が燃焼室に臨んで形成される。そして、この環状底面を、ピストンが上死点に位置しているときにピストンの上面よりも下方に位置させ、平面視において外縁輪郭がシリンダ空間の内周面に対して吸気口が配置されている側に偏心されるように形成している。
また、第2の本発明に係る内燃機関の燃焼室構造は、内部に円筒状のシリンダ空間が形成されたシリンダブロックと、シリンダ空間を上方から覆ってシリンダブロックに結合されたシリンダヘッドと、シリンダ空間内に軸方向に摺動自在に挿入配設されたピストンとから構成され、シリンダ空間内においてピストンの上面により囲まれた燃焼室と、シリンダヘッドに形成されて燃焼室内に混合気を流入させるための吸気口とを有する内燃機関の燃焼室構造であって、シリンダ空間の上部における少なくとも一部に、シリンダ空間の径方向外側に延びて長円形状の外縁輪郭を有する環状底面が燃焼室に臨んで形成される。そして、環状底面をピストンが上死点に位置しているときにピストンの上面よりも下方に位置させ、平面視において外縁輪郭をシリンダ空間の内周面に外接させ、長径部分を吸気口が配置されている側に形成している。
また、第3の本発明に係る内燃機関の燃焼室構造は、内部に円筒状のシリンダ空間が形成されたシリンダブロックと、シリンダ空間を上方から覆ってシリンダブロックに結合されたシリンダヘッドと、シリンダ空間内に軸方向に摺動自在に挿入配設されたピストンとから構成され、シリンダ空間内においてピストンの上面により囲まれた燃焼室と、シリンダヘッドに形成されて燃焼室内に混合気を流入させるための吸気口とを有する内燃機関の燃焼室構造であって、シリンダ空間の上部における少なくとも一部に、短径方向に沿って二分された半長円形状の外縁輪郭を有する環状底面がシリンダ空間の径方向外側に延びて燃焼室に臨んで形成される。そして、環状底面をピストンが上死点に位置しているときにピストンの上面よりも下方に位置させ、平面視において外縁輪郭をシリンダ空間の内周面に外接させ、長径部分を吸気口が配設される側に形成している。
また、第1〜第3の本発明に係る内燃機関の燃焼室構造において、環状底面を吸気口が配置されている側に近付くほど下方に位置するように形成することが好ましい。
ところで、燃焼室内に燃料を含んだ混合気を流入させるための吸気口の近傍は、燃焼室内の他の箇所に比べて混合気濃度が高くなる傾向にある。上記のように構成される第1の本発明に係る内燃機関の燃焼室構造によると、ピストンが上死点に位置したときに燃焼室の底面外縁には環状底面とピストンの上部外周面とにより囲まれた空間が形成されるが、環状底面が平面視において吸気口が配置されている側にオフセットされており、吸気口から離隔したところは、環状底面の幅が狭くなる。したがって、混合気濃度が高い吸気口近傍においては従来どおり未燃を効率的に抑制できる。同時に、混合気濃度が低い箇所では環状底面により形成される空間が小さくなって圧縮比の低下が抑制され、燃費や出力への悪影響が低減される。
また、第2の本発明に係る内燃機関の燃焼室構造によると、環状底面の外縁輪郭が長円形状になっており、平面視においてこの外縁輪郭をシリンダ空間の内周面に外接させるとともに、環状底面の長径部分を吸気口が配置されている側に形成している。これにより、第1の本発明と同様に、未燃の抑制と、圧縮比の低下の抑制とが図られる。また、外縁輪郭とシリンダ空間の内周面とが平面視において接する部分には径方向外側に延びる環状底面が形成されない。したがって、この部分を利用して燃焼室の幅を小型化でき、内燃機関全体の小型化が図られる。
また、第3の本発明に係る内燃機関の燃焼室構造によると、環状底面の外縁輪郭が短径方向に沿って二分された半長円形状になっており、平面視においてこの外縁輪郭をシリンダ空間の内周面に外接させるとともに、環状底面の長径部分を吸気口が配置されている側に形成している。これにより、第2の本発明と同様に、未燃の効率的な解消と、圧縮比の低下の抑制とが図られるとともに、燃焼室の幅の小型化が図られる。また、本発明によると、外縁輪郭がシリンダ空間の内周面と接する部分から吸気口が配置されている側のみに環状底面が形成され、この接する部分から吸気口に対して離隔する側には環状底面が形成されない。このため、第2の本発明に比べ、さらに圧縮比の低下を抑制できる。
また、環状底面を、吸気口が配置されている側ほど下方に位置するように形成することにより、ピストンが上死点に位置したときに環状底面とピストンの外周面とで囲まれて形成される空間の深さを吸気口が配置されている側ほど深くなるようにすることができる。これにより、環状底面の径方向外側への延出量(環状底面の面積)の相違に加え、深さの相違により、吸気口が配置されている側の空間の容量を大きく確保するとともに離隔するほどさらに小さくできる。このような空間の容量差をより明確につけることができるため、径方向外側への延出量を小型化しても吸気口が配置されている側の未燃を効果的に抑制でき、圧縮比の低下の抑制と未燃の解消との両立をより効果的に行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態について説明する。なお、図中の矢印Uの向きを上方、矢印Fの向きを前方、矢印Rの向きを右方とする。図1に本発明に係る内燃機関の燃焼室構造が設けられるエンジンEを示している。まず、図1〜図3を参照してエンジンEの構成および作動の概要を説明する。エンジンEは、4ストロークタイプであり、クランクケース1と、シリンダブロック2と、シリンダヘッド3とを下方から順にボルトで締結して構成される。シリンダヘッド3には上方を覆ってヘッドカバー4が取り付けられる。
クランクケース1には、図示しないクランクシャフトが回転自在に支持されている。シリンダブロック2には、上下に延びてクランクケースの内部に連通する円筒状の空間が形成されている。この空間に円筒状のシリンダスリーブ5が嵌め込まれて取り付けられており、シリンダスリーブ5の内周面5aに囲まれて上下に開放されたシリンダ空間6が形成される。シリンダ空間6には、ピストン7がシリンダスリーブ5の内周面5aを軸方向に往復摺動自在に挿入配設される。ピストン7はコンロッド8を介してクランクシャフトと連結される。
図3に上死点に位置するピストンを拡大して示すように、ピストン7の外周面には、周方向に延びて上方から3つの溝が並んで設けられており、これらの溝にはそれぞれシリンダスリーブ5の内周面5aに密接する第1〜第3ピストンリング9a,9b,9cが嵌め込まれて取り付けられる。なお、ピストン7の外周面において、最も上方に位置する第1ピストンリング9aが取り付けられた溝の上縁から上面7d(ピストン7の上縁)までの部分をトップランド部7Aと称する。
シリンダヘッド3はシリンダ空間6を覆ってシリンダブロック2の上方に結合される。この結合の際、シリンダブロック2とシリンダヘッド3の間にはガスケット12が介設される。また、シリンダヘッド3の下面と、ピストン7の上面7dとにより囲まれて燃焼室10が形成される。燃焼室10の天井面10cがシリンダヘッド3の下面により形成され、燃焼室10の底面の一部がピストン7の上面7dにより形成される。図2に底面図を示すように、シリンダヘッド3には、燃焼室10の天井面10cの中心部に電極を臨ませる点火プラグ11が取り付けられる。
また、シリンダヘッド3には、燃焼室10の天井面10cに開口する2つの吸気口21,21および2つの排気口31,31が形成されている。2つの吸気口21,21は、燃焼室10の後側において左右に並んで配置され、2つの排気口31,31は燃焼室10の前側において左右に並んで配置されている。シリンダヘッド3の内部には、一端側が2つの吸気口21,21に連通されて他端側が外部に連通される二股の吸気通路22と、一端側が2つの排気口31,31に連通されて他端側が外部に連通される二股の排気通路32とが形成されている。なお、吸気通路22と外部とを連通する外部接続口23には、図示しない吸気管が取り付けられ、燃焼室10は吸気通路22および吸気管を介して外部に連通される。吸気管あるいは吸気通路22の他端側には、燃料を噴射して混合気を形成するための図示しない気化器が取り付けられる。排気通路32と外部とを連通する外部接続口33には、図示しない排気管が取り付けられ、燃焼室10は排気通路32および排気管を介して外部に連通される。
さらに、シリンダヘッド3には、2つの吸気口21,21および2つの排気口31,31のそれぞれに弁座24,34が設けられ、吸気口21,21に設けられた弁座24に着座可能に取り付けられる茸状の2つの吸気バルブ25と、排気口31,31に設けられた弁座34に着座可能に取り付けられる茸状の2つの排気バルブ35とが設けられる。吸気バルブ25および排気バルブ35は、常にはバルブスプリング26,36により上方に付勢されて弁座24,34に着座し、吸気口21あるいは排気口31を閉塞する。
シリンダヘッド3とヘッドカバー4の間にはそれぞれ、吸気カムシャフト27および排気カムシャフト37が回転自在に設けられる。吸気カムシャフト27および排気カムシャフト37にはそれぞれ、シャフトと一体回転するカム28,38が外周面に設けられている。両カムシャフト27,37は、クランクシャフトの回転が所定の動力伝達機構を介して伝達されることにより駆動され、クランクシャフトに対して半分の速度で回転する。
吸気カムシャフト27に設けられたカム28は吸気バルブ25の上端に当接し、排気カムシャフト37に設けられたカム38は排気バルブ35の上端に当接する。両カムシャフト27,37が回転すると、吸気バルブ25および排気バルブ35は、カム28,38により上端が押圧されてバルブスプリング26,36の付勢力に抗して押し下げられて弁座24,34から離間する。これにより、吸気バルブ25が吸気口21を開放し、排気バルブ35が排気口31を開放する。
このように構成されるエンジンEにおいて、ピストン7が上死点から下動してクランクシャフトが回転すると、吸気カムシャフト27のカム28の作用により吸気バルブ25が開弁して吸気通路22からの混合気が吸気口21を介して燃焼室10に吸入される(吸気行程)。ピストン7が下死点まで下動すると吸気バルブ25が閉弁する。この間、吸気口21からは燃料を含んだ混合気が吸入し続ける。
ピストン7が下死点に達すると、クランクシャフトの慣性力がコンロッド8を介して作用してピストン7が上動し、密閉された燃焼室10内で混合気が圧縮される(圧縮行程)。この圧縮行程の間に、混合気は燃焼室10内でほぼ万遍無く拡散される。ただし、混合気は吸入口21から流入するため、吸気バルブ25が閉弁する直前に流入した混合気が満足に拡散されないこともある。このようなことから、燃焼室10内において、吸入口21が配置されている後側において混合気の濃度が比較的高くなることがあり、例えば2つの吸入口21,21から離隔した箇所にあたる排気口31,31の近傍と比べた場合にそのような傾向が示される。
再びピストン7が上死点の近傍に達すると、点火プラグ11の火花点火により圧縮された混合気が燃焼される。点火プラグ11は、電極部が臨む中心部に分布する混合気を着火させるにとどまる。燃焼室10内における混合気の燃焼は、着火された部分の火炎が燃焼室10内で伝播することにより行われる。この燃焼エネルギを受けてピストン7は再び下動する(燃焼・膨張行程)。
ピストン7が下死点に達してさらに上動すると、排気カムシャフト37のカム38の作用により排気バルブ35が開弁し、排気口31を介して燃焼室10内のガスが排気される(排気行程)。ピストン7が上死点まで上動すると排気バルブ35が閉弁し、再び吸気バルブ25が開弁する。この一連の吸気〜排気行程が、ピストン7が2往復動(クランクシャフトが2回転)するごとに繰り返して行われる。
このように構成されて作動するエンジンEに設けられた第1構成例の燃焼室構造について、図1〜図5を参照して説明する。なお、このエンジンEを単気筒エンジンとする。図3に示すように、本構成例では、シリンダスリーブ5の上部における主に後側において径方向外側に延びるフランジ5bが形成されており、このフランジ5bの内周側に断面L字状の切り欠きが形成されている。なお、シリンダブロック2の上部には、このフランジ5bを収容するための溝が形成されており、シリンダスリーブ5が嵌め込まれてフランジ5bが収容されることにより、シリンダスリーブ5の上端面とシリンダブロック2の上端面とによりほぼ均一な面が形成される。このようにフランジ5bが切り欠かれることにより、シリンダ空間6の上部には、径方向外側に延びる環状底面5cが形成される。ピストン7が上死点に位置するときにおいて、環状底面5cはピストン7の上面7dよりも下方、詳細には第1ピストンリング9aが嵌め込まれる溝の上縁よりも下方に位置する。これにより、ピストン7が上死点に位置するときにおいて、トップランド部7Aと、環状底面5cと、環状底面5cの外縁5dから上方に延びる外周面とにより囲まれて、上方に開放する外縁空間10aが形成される。燃焼室10の底面は、ピストン7の上面7dと環状底面5cとからなる。
図4に燃焼室10を平面視で模式的に示すように、後側に2つの吸気口21,21が左右に並んで設けられており、前側に2つの排気口31,31が左右に並んで設けられている。環状底面5cの外縁5dの輪郭線は、略真円形状になっており、シリンダスリーブ5の内周面5a(ピストン7の外周)に対して大径に形成されている。さらに、2本の左右方向中心線O1,O2に示すように、環状底面5cの外縁5dの輪郭線は、シリンダスリーブ5の内周面5aに対して吸気口21が配置されている側に偏心しており、平面視において排気口31が配置されている前側端部でシリンダスリーブ5の内周面5aに外接している。結果として、吸気口21が配置されている後側では環状底面5cの面積が大きく確保されて外縁空間10aの容量が大きくなっており、その逆側では、環状底面5cの面積が小さく外縁空間10aの容量が小さくなっている。
また、図5にシリンダスリーブ5の側断面図を示すように、環状底面5dは、吸気口21が配置されている側から排気口31が配置されている側にかけて傾斜して設けられている。すなわち、外縁空間10aは、吸気口21が配置されている側において下方に深く、吸気口21から離隔するにつれて徐々に深さが浅くなるように形成されている。結果として、外縁空間10aは、吸気口21が配置されている側では外縁空間10aの容量が大きくなっており、その逆側では、外縁空間10aの容量が小さくなっている。
このように形成された燃焼室10を有するエンジンEにおいて、吸気行程で混合気が吸入されて圧縮行程が開始されると、吸入された混合気が燃焼室10の全体に拡散するが、吸気口21の近傍では混合気が比較的高濃度で分布する。この混合気は、吸気口21側においては径方向外側に大きく且つ深く形成された外縁空間10aに溜まる。
点火プラグ11による火花点火により燃焼室10の中心部に分布する混合気が着火されると、火花点火により発生した火炎は放射状に伝播する。吸入口21の近傍は、点火プラグ11による火花点火が行われる中心部から離隔しているが、外縁空間10aの形成により容量が大型化しており、火炎が速やかに伝播する。なお、排気口31の近傍は、このような外縁空間10aが形成されておらず、火炎の伝播自体は吸入口21が配置されている側に比べて遅くなる可能性があるが、吸入口21に比べて混合気の濃度は小さく、たとえ速度の低下が見られても未燃ガスの残留量は少なくなる。
このようにして、燃焼室10内の混合気が燃焼されて膨張行程が終了し、排気行程が開始される。上記のような燃焼が行われるため、燃焼室10内に未燃ガスはほとんど残留しておらず、排気口31からはHC濃度が低いガスが排出される。
このように第1構成例の燃焼室構造においては、混合気が比較的高濃度に分布する吸気口21が配置されている側においては、燃焼室10の容量が大きくなるが火炎伝播が速やかに行われて混合気がよく燃焼される。また、排気口31が配置されている側では燃焼室10の容量大型化が回避されている。なお、排気口31が配置されている側では混合気が比較的低濃度であるため、外縁空間10aの容量が小さく火炎伝播が遅くなっても、燃焼室全体に対する未燃ガスの残留量として大きな問題にならない。したがって、未燃ガスの残留量が少なく排ガス中のHC濃度を低くできるとともに、圧縮比の低下が極力抑制されて燃費や出力の向上が図られた燃焼室を有するエンジンを提供できる。さらに、火炎伝播が速やかに行われるため、ノッキングが生じるおそれも低減される。
また、環状底面5cが吸気口21に近付くほど深くなっている。このため、吸気口21が配置されている側とその逆側との間での外縁空間10aの容量差を効果的に生じさせることができる。すなわち、径方向外側への延出量を小さくして吸気口21が配置されている側の外縁空間10aの容量を確保できるとともに、吸気口21から離隔した箇所での無用な容量を削減することができ、圧縮比の低下をより効果的に抑制できる。
次に、図6,図7を参照して第2構成例の燃焼室構造について説明する。なお、第1構成例と同一の態様部分については同一符号を付して重複説明を省略する。
本構成例の燃焼室構造が設けられるエンジンE2は、それぞれ図示しないが複数のシリンダ空間6を有し、これらのシリンダ空間のそれぞれにピストン7が挿入配設された直列多気筒エンジンになっている。複数のシリンダ空間6は、左右に並んで設けられる。なお、これらのシリンダ空間6を形成するため、シリンダブロック2には円筒状の空間が左右に並んで設けられ、シリンダスリーブ5がそれぞれの空間に嵌め込まれる。このシリンダブロック2にシリンダヘッド3が各シリンダ空間を覆って結合されて左右に並ぶ複数の燃焼室が形成される。この結合の際には、シリンダ空間同士の間隙にもガスケット12が介設される。以下、代表して1つの燃焼室10について説明するが、複数の燃焼室のそれぞれが同様の構造になっている。
図6に示すように、シリンダスリーブ5の上部における主に前側および後側において径方向外側に延びるフランジ5bが形成されており、このフランジ5bの内周側は断面円弧状に切り欠かれている。このようにフランジ5bが切り欠かれることにより、シリンダ空間6の上部には、径方向外側に向かうにしたがって上方に向かう断面円弧状の環状底面45cが形成される。ピストン7が上死点に位置するときにおいて、この環状底面45cはピストンの上面7dよりも下方、詳細には第1ピストンリング9aが嵌め込まれる溝の上縁よりも下方に位置する。これにより、ピストン7が上死点に位置するときにおいて、トップランド部7Aと環状底面45cとにより囲まれて上方に開放する外縁空間40aが形成される。
また、図7に燃焼室10を平面視で模式的に示すように、環状底面45cの外縁45dの輪郭線は、長円(略楕円)形状になっており、短径方向頂点部45e,45eがシリンダスリーブ5の内周面5aと左右方向中心線O1との交点(すなわち、シリンダスリーブ5の内周面5aの前後中央部における左右端)に外接している。これにより、外縁45dが長円形状である環状底面45cの長径部分45fが、吸気口21が配置されている側と排気口31が配置されている側のそれぞれにおいて径方向外側に延びて形成される。結果として、吸気口21が配置されている側および排気口31が配置されている側では環状底面45cの面積が大きく確保されて外縁空間40aの容量が大きくなっており、その中間部分では環状底面5cの面積が小さく外縁空間40aの容量が小さくなっている。
このように構成された燃焼室10を有するエンジンE2においても、各燃焼室10において吸気口21が配置されている側の混合気まで火炎が速やかに伝播し、未燃ガスの残留量を少なくできる。また、吸気口21が配置されている側と排気口31が配置されている側の中間部分は外縁空間10aが小さくなっており、圧縮比の低下が極力抑えられ、出力や燃費の低下を招くおそれが低減されている。
また、本構成例においては、シリンダスリーブ5の内周面5aの前後中央部における左右端に、径方向外側に延びる環状底面が形成されていない。したがって、左右方向にシリンダ空間6を並べて直列多気筒エンジンを構成するにあたり、シリンダ空間同士の間隔が大型化せず、また、ガスケット12の取り付けしろも十分に確保される。これにより、全体のサイズを大型化することなく直列多気筒エンジンを構成できる。
さらに、本構成例では、環状底面45dが断面円弧状に形成されている。したがって、第1構成例のように断面L字状に形成するときに比べ、外縁空間40aの表面積を小さくできる。このため、ピストン7のトップランド部7Aの冷却が抑制され、併せて混合気の冷却も抑制される。これにより、火炎の伝播が阻害されず、未燃ガスの残留量の低減が図られる。
次に、図8,図9を参照して第3構成例の燃焼室構造について説明する。なお、第1あるいは第2構成例と同一態様部分については同一符号を付して重複説明を省略する。
本構成例の燃焼室構造が設けられるエンジンE3は、第2構成例と同様の直列多気筒エンジンである。以下では代表して1つのシリンダ空間6および燃焼室10について説明するが、複数の燃焼室のそれぞれが同様の構造になっている。
本構成例においても、図8に示すように、第2構成例と同様に、シリンダスリーブ5の上部における主に後側において径方向外側に延びるフランジ5bが形成されており、このフランジ5bの内周側が円錐状に切り欠かれている。このようにフランジ5bが切り欠かれることにより、シリンダ空間6の上部には、径方向外側に向かうにしたがって上方に向かって直線的に傾斜する環状底面45cが形成される。ピストン7が上死点に位置するときにおいて、この環状底面55cはピストン7の上面7dよりも下方、詳細には第1ピストンリング9aが嵌め込まれる溝の上縁よりも下方に位置する。これにより、ピストン7が上死点に位置するときにおいて、トップランド部7Aと環状底面55cとにより囲まれて、上方に開放する外縁空間50aが形成される。
また、図9に燃焼室10を平面視で模式的に示すように、環状底面55cの外縁55dの輪郭線は、第2構成例の外縁45dの輪郭線を短径方向に沿って二分した半長円(略半楕円)形状になっている。この外縁55dの輪郭線は、短径方向頂点部55e,55eがシリンダスリーブ5の内周面5aとその左右方向中心線O1との交点(すなわち、シリンダスリーブ5の内周面5aの前後中央部における左右端)に接している。また、環状底面55cの長径部分55fが、吸気口21が配置されている側から径方向外側に延びて設けられている。これにより、吸気口21が配置されている側では環状底面55cの面積が大きく確保されて外縁空間50aの容量が大きくなっており、吸気口21と排気口31の中間部分に近付くにつれて環状底面55cの面積が小さくなって外縁空間50aの容量が小さくなっている。また、この中間部分から排気口31にかけてはこのような環状底面が形成されず、外縁空間が形成されていない。
このように構成された燃焼室10を有するエンジンE3においても、第2構成例と同様に、吸気口21が配置されている側に分布する混合気まで火炎が速やかに伝播し、未燃ガスの残留量を少なくできる。また、吸気口21と排気口31の中間部分は、短径方向頂点部55e,55eが接して径方向外側に延びる環状底面が形成されないため、ガスケット12の取り付けしろを十分に確保できるとともに、全体サイズの大型化が回避された直列多気筒エンジンを構成できる。
さらに、第2構成例の環状底面45cの外縁5dが長円形状であるのに対し、本構成例では、半長円形状にして排気口31が配置されている側の外縁空間10aが省略されている。このため、さらに圧縮比の低下が抑制されて燃費や出力の向上が図られる。
また、第1構成例の環状底面が断面L字状であるのに対し、本構成例では、環状底面55cが、径方向外側に向かうにしたがって上方に向かって直線的に傾斜するように形成されていることから、トップランド部7Aの冷却が抑制されて火炎の伝播が阻害されず、未燃ガスの残留量の低減が図られる。
これまで、本発明に係る燃焼室構造について説明したが、必ずしも上記構成に限られない。第1構成例の燃焼室構造を多気筒エンジンに設けてもよいし、第2および第3構成例の燃焼室構造を単気筒エンジンに設けてもよい。いずれの形態であっても、シリンダスリーブの内周面に対して略真円形状の外縁を有する環状底面をシリンダスリーブの内周面と同心上にレイアウトした形態に比べ、機関全体の小型化が図られる。
また、第1構成例において、図5に示すように吸気口21が配置されている側とその逆側とで環状底面の深さを相違させているが、この構造は図5に示すものに限られない。例えば、図10に示すように、側断面視において吸気口21から所定間隔だけ離隔したところまでは吸気口21が配置されている側と同じ深さを保ち、所定間隔からさらに離隔する箇所において徐々に深さを浅くするように構成してもよい。なお、第2および第3構成例においても、図5,図10に示されるように、環状底面の深さを吸気口21が配置されている側ほど深くすることにより、第1構成例と同様にして効果的に外縁空間の容量差を生じさせることができ、未燃の抑制と圧縮比の低下の抑制との両立をより効果的に行うことができる。
また、上記各構成例では、シリンダブロック2の円筒空間にシリンダスリーブ5を嵌め込み、シリンダスリーブ5の上部に径方向外側に延びるフランジ5aを形成するとともにこのフランジ5aの内周側を切り欠いて環状底面5c,45c,55cを形成するとしたが、ピストン7が配設されるシリンダ空間6の上部に径方向外側に伸びる環状底面が形成されていればよく、必ずしもこのような構成に限られない。例えばシリンダスリーブ5を省略してエンジンを構成する場合には、上記各構成例に示されるような環状底面をシリンダブロックの上端部に直接形成してもよい。
なお、本発明に係る燃焼室構造が設けられる内燃機関は、二輪車の原動機として用いることができ、また、他の原動機としても用いることができる。二輪車等に内燃機関が搭載されるときにシリンダ空間の軸方向が前傾されることもあるが、このように搭載上内燃機関の方向が変更されても、これに応じて上記構成例の説明や本発明を特定するために用いた方向は適宜変更されうる。さらに、吸気口の個数は適宜変更可能である。また、吸気口を燃焼室の前後左右のどこに配置するかについても適宜変更可能であり、吸気口が配置されている側における環状底面の径方向外側への延出量が大きく確保されるとともに、その逆側における延出量が狭くなっていれば、上記各構成例と同様の効果が得られる。
本発明に係る内燃機関の燃焼室構造が設けられるエンジンの断面図である。 シリンダヘッドの底面図である。 第1構成例における燃焼室の近傍を拡大して示すエンジンの断面図である。 シリンダスリーブの内周面、環状底面、吸気口および排気口の位置関係を平面視で示す第1構成例における燃焼室の模式図である。 第1構成例におけるシリンダスリーブの側断面図である。 第2構成例における燃焼室の近傍を拡大して示すエンジンの断面図である。 シリンダスリーブの内周面、環状底面、吸気口および排気口の位置関係を平面視で示す第2構成例における燃焼室の模式図である。 第3構成例における燃焼室の近傍を拡大して示すエンジンの断面図である。 シリンダスリーブの内周面、環状底面、吸気口および排気口の位置関係を平面視で示す第3構成例における燃焼室の模式図である。 第1構成例の変更例におけるシリンダスリーブを示す側断面図である。
符号の説明
E,E2,E3 エンジン
1 クランクケース
2 シリンダブロック
3 シリンダヘッド
5 シリンダスリーブ
5a フランジ
5b 内周面
5c,45c,55c 環状底面
5d,45d,55d 外縁
6 シリンダ空間
7 ピストン
7d 上面
10 燃焼室
10a,40a,50a 外縁空間
21 吸気口
31 排気口
45e,55e 短径方向頂点部
45f,55f 長径部分

Claims (4)

  1. 内部に円筒状のシリンダ空間が形成されたシリンダブロックと、前記シリンダ空間を上方から覆って前記シリンダブロックに結合されたシリンダヘッドと、前記シリンダ空間内に軸方向に摺動自在に挿入配設されたピストンとから構成され、
    前記シリンダ空間内において前記ピストンの上面により囲まれた燃焼室と、前記シリンダヘッドに形成されて前記燃焼室内に混合気を流入させるための吸気口とを有する内燃機関の燃焼室構造であって、
    前記シリンダ空間の上部における少なくとも一部に、前記シリンダ空間の径方向外側に延びて略円形状の外縁輪郭を有する環状底面が前記燃焼室に臨んで形成され、
    前記環状底面は、前記ピストンが上死点に位置しているときに前記ピストンの上面よりも下方に位置し、平面視において前記外縁輪郭を前記シリンダ空間の内周面に対して前記吸気口が配置されている側に偏心させて形成されていることを特徴とする内燃機関の燃焼室構造。
  2. 内部に円筒状のシリンダ空間が形成されたシリンダブロックと、前記シリンダ空間を上方から覆って前記シリンダブロックに結合されたシリンダヘッドと、前記シリンダ空間内に軸方向に摺動自在に挿入配設されたピストンとから構成され、
    前記シリンダ空間内において前記ピストンの上面により囲まれた燃焼室と、前記シリンダヘッドに形成されて前記燃焼室内に混合気を流入させるための吸気口とを有する内燃機関の燃焼室構造であって、
    前記シリンダ空間の上部における少なくとも一部に、前記シリンダ空間の径方向外側に延びて長円形状の外縁輪郭を有する環状底面が前記燃焼室に臨んで形成され、
    前記環状底面は、前記ピストンが上死点に位置しているときに前記ピストンの上面よりも下方に位置し、平面視において前記外縁輪郭が前記シリンダ空間の内周面に外接し、長径部分が前記吸気口が配置されている側に形成されていることを特徴とする内燃機関の燃焼室構造。
  3. 内部に円筒状のシリンダ空間が形成されたシリンダブロックと、前記シリンダ空間を上方から覆って前記シリンダブロックに結合されたシリンダヘッドと、前記シリンダ空間内に軸方向に摺動自在に挿入配設されたピストンとから構成され、
    前記シリンダ空間内において前記ピストンの上面により囲まれた燃焼室と、前記シリンダヘッドに形成されて前記燃焼室内に混合気を流入させるための吸気口とを有する内燃機関の燃焼室構造であって、
    前記シリンダ空間の上部における少なくとも一部に、短径方向に沿って二分された半長円形状の外縁輪郭を有する環状底面が前記シリンダ空間の径方向外側に延びて前記燃焼室に臨んで形成され、
    前記環状底面は、前記ピストンが上死点に位置しているときに前記ピストンの上面よりも下方に位置し、平面視において前記外縁輪郭が前記シリンダ空間の内周面に外接し、長径部分が前記吸気口が配置されている側に形成されていることを特徴とする内燃機関の燃焼室構造。
  4. 前記環状底面は、前記吸気口が配置されている側に近付くほど下方に位置して形成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の内燃機関の燃焼室構造。
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