JP2017062144A - 磁気エンコーダ及びこれを備えた密封装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】固定側部材2に対して軸回転可能に支持される回転側部材4に装着される磁気エンコーダ20であって、回転側部材4に一体に嵌合される補強環21と、補強環21に固着一体とされた弾性材製磁性環22とからなり、磁性環22は、環状多極磁石部221aを有する本体部221と、本体部221から延出されて回転側部材5に弾接する環状の延出部222とを備え、延出部222の表面には1個以上の凹部222aが形成されていることを特徴とする磁気エンコーダ20、及び、この磁気エンコーダ20と、固定側部材2に嵌合される芯金12と、芯金12に固着されて補強環21に弾接する弾性体製のシール部材13とを備えることを特徴とする密封装置11である。
【選択図】図2
Description
本発明によれば、磁気エンコーダの本体部が、補強環の鍔部の側面に固着されているから、本体部の環状多極磁石部の軸回転が安定化され、これに対峙して設置される磁気センサによる磁気検出が精度良くなされる。また、延出部は補強環の円筒部と回転側部材との嵌合部を覆い且つ当該回転側部材に弾接するよう構成されているから、当該嵌合部への泥水等の異物の浸入を的確に防止することができる。
本発明によれば、延出部に形成される凹部が複数個であることにより、前記凹部による効果がより顕著に発揮される。
本発明によれば、磁性環を構成する弾性材より弾性のある別の弾性材が凹部に充填されていることにより、前記凹部による効果がより一層顕著に発揮される。
この場合、前記磁性環を構成する弾性材が、多量の磁性粉を含有するエラストマーからなり、前記別の弾性材が前記磁性粉を含有しないエラストマーからなるものとしても良い。
本発明によれば、磁性環を構成するエラストマーと凹部に充填されるエラストマーとを共用することにより、エラストマー原料の無駄の少ない使用が可能となる。しかし、両エラストマーとして別材質のものを用いることはもとより可能である。
本発明によれば、凹部による前記効果が、延出部の周方向に沿って均一に発揮される。
本発明によれば、固定側部材に芯金を介して取付けられるシール部材が、回転側部材に嵌合される補強環に弾接するから、固定側部材と回転側部材との間が軸方向に沿って遮断されて密封される。そして、磁気エンコーダの延出部により、補強環及び回転側部材の嵌合部のシール機能も維持され、信頼性の高いシール性能を備えた密封装置が得られる。
図2及び図3は本発明に係る磁気エンコーダ及びこれを備えた密封装置の第一の実施形態を示している。本実施形態のベアリングシール(密封装置)11は、軸受装置1における外輪2と内輪5との間の車体側端部に装着され、軸受空間Sにおける車体側端部を密封する。当該ベアリングシール11は、後記する磁気エンコーダ20と、外輪(固定側部材)2に嵌合(内嵌)される芯金12と、芯金12に固着されて磁気エンコーダ20を構成するスリンガ(補強環)21に弾接する弾性体製のシール部材13とが組み合わさって構成される。芯金12は、外輪2における車体側端部の内周面2bに嵌合される芯金円筒部121と、芯金円筒部121の車輪側端部121aから内径方向に延びる芯金鍔部122とからなる。
このように、磁性環22を構成するエラストマーと凹部222a…に充填されるエラストマー(別の弾性材223)とを共用することにより、エラストマー原料の無駄の少ない使用が可能となる。別の弾性材223は、凹部222aに対して接着剤を介して一体に充填されている。このように、凹部222aに磁性環22を構成する弾性材より弾性のある別の弾性材223が充填されていると、前記凹部222aによる効果がより一層顕著に発揮される。特に、延出部222が、この別の弾性材223を有していることにより前記耐へたり性がより改善され、内輪部材4とスリンガ21との金属嵌合部に対するシール機能がより長く持続される。
その他の構成は前記例と同様であるから、共通部分に同一の符号を付し、その作用・効果等の説明は割愛する。
その他の構成は前記例と同様であるから、共通部分に同一の符号を付し、その作用・効果等の説明は割愛する。
その他の構成は前記例と同様であるから、共通部分に同一の符号を付し、その作用・効果等の説明は割愛する。
その他の構成は前記例と同様であるから、共通部分に同一の符号を付し、その作用・効果等の説明は割愛する。
その他の構成は前記例と同様であるから、共通部分に同一の符号を付し、その作用・効果等の説明は割愛する。
5 内輪(回転側部材)
11 ベアリングシール(密封装置)
12 芯金
13 シール部材
20 磁気エンコーダ
21 スリンガ(補強環)
211 円筒部
211a 一端部
212 鍔部
212b 車体側面(側面)
22 磁性環
221 本体部
221a 環状多極磁石部
221b 内径側(円筒部側)の端部
222 延出部
222a,222b 凹部
223,224 別の弾性材
L 軸
Claims (7)
- 固定側部材に対して軸回転可能に支持される回転側部材に装着される磁気エンコーダであって、
前記回転側部材に一体に嵌合される補強環と、該補強環に固着一体とされた弾性材製磁性環とからなり、
前記磁性環は、環状多極磁石部を有する本体部と、該本体部から延出されて前記回転側部材に弾接する環状の延出部とを備え、
前記延出部の表面には1個以上の凹部が形成されていることを特徴とする磁気エンコーダ。 - 請求項1に記載の磁気エンコーダにおいて、
前記補強環は、前記回転側部材に嵌合される円筒部と、該円筒部の一端部から径方向に延びる鍔部とを有し、前記本体部が前記鍔部の側面に固着され、前記延出部が、前記本体部における前記円筒部側の端部から延びて前記円筒部と前記回転側部材との嵌合部を覆い且つ当該回転側部材に弾接するよう構成されていることを特徴とする磁気エンコーダ。 - 請求項1又は請求項2に記載の磁気エンコーダにおいて、
前記延出部には、複数個の前記凹部が形成されていることを特徴とする磁気エンコーダ。 - 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の密封装置において、
前記凹部には、前記磁性環を構成する弾性材より弾性のある別の弾性材が充填されていることを特徴とする磁気エンコーダ。 - 請求項4に記載の磁気エンコーダにおいて、
前記磁性環を構成する弾性材が、多量の磁性粉を含有するエラストマーからなり、前記別の弾性材が前記磁性粉を含有しないエラストマーからなることを特徴とする磁気エンコーダ。 - 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の磁気エンコーダにおいて、
前記凹部が、前記延出部の周方向に沿って環状に形成されていることを特徴とする磁気エンコーダ。 - 固定側部材と、該固定側部材に対して軸回転可能に支持される回転側部材との間に装着される密封装置であって、
請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載された磁気エンコーダと、前記固定側部材に一体に嵌合される芯金と、該芯金に固着されて前記補強環に弾接する弾性体製のシール部材とを備えることを特徴とする密封装置。
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JP2015186570A JP2017062144A (ja) | 2015-09-24 | 2015-09-24 | 磁気エンコーダ及びこれを備えた密封装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017211005A (ja) * | 2016-05-25 | 2017-11-30 | 株式会社ジェイテクト | 車輪用軸受装置 |
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2015
- 2015-09-24 JP JP2015186570A patent/JP2017062144A/ja active Pending
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