JP2009185906A - 回転速度検出装置付き車輪用軸受装置 - Google Patents

回転速度検出装置付き車輪用軸受装置 Download PDF

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Abstract

【課題】センサユニットの装着部の密封性を高め、検出精度と軸受の耐久性を向上させた回転速度検出装置付き車輪用軸受装置を提供する。
【解決手段】センサユニット18が合成樹脂で形成されて回転速度センサが包埋され、センサユニット18の外周に合成ゴムからなるリング状のセンサシール20が装着され、このセンサシール20が、その外周に所定の傾斜角を有する鋸刃形の二枚のリップ20bが形成されると共に、これらのリップ20bが左右非対称に形成され、傾斜角のうち外部側の傾斜角が内部側の傾斜角よりも鈍角に形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動車等の車輪を懸架装置に対して回転自在に支承する車輪用軸受装置、特に、車輪の回転速度を検出する回転速度検出装置が内蔵され、センサユニットの装着部の密封性を高め、検出精度と軸受の耐久性を向上させた回転速度検出装置付き車輪用軸受装置に関するものである。
自動車の車輪を懸架装置に対して回転自在に支承すると共に、アンチロックブレーキシステム(ABS)を制御し、車輪の回転速度を検出する回転速度検出装置が内蔵された回転速度検出装置付き車輪用軸受装置が一般的に知られている。従来、このような車輪用軸受装置は、転動体を介して転接する内方部材および外方部材の間にシール装置が設けられ、円周方向に磁極を交互に並べてなる磁気エンコーダを前記シール装置に一体化させると共に、磁気エンコーダと、この磁気エンコーダに対面配置され、車輪の回転に伴う磁気エンコーダの磁極変化を検出する回転速度センサとで回転速度検出装置が構成されている。
前記回転速度センサは、懸架装置を構成するナックルに車輪用軸受装置が装着された後、当該ナックルに装着されているものが一般的である。しかし、この回転速度センサと磁気エンコーダとのエアギャップの調整作業の煩雑さを解消すると共に、よりコンパクト化を狙って、最近では回転速度センサをも軸受に内蔵した回転速度検出装置付き車輪用軸受装置が提案されている。
このような回転速度検出装置付き車輪用軸受装置の一例として図6に示すような構造が知られている。この回転速度検出装置付き車輪用軸受装置は、図示しないナックルに支持固定され、固定部材となる外方部材51と、この外方部材51に複列のボール53、53を介して内挿された内方部材52とを有している。内方部材52は、ハブ輪55と、このハブ輪55に外嵌された内輪56とからなる。
外方部材51は、外周に車体取付フランジ51bを一体に有し、内周には複列の外側転走面51a、51aが形成されている。一方、内方部材52は、前記した外方部材51の外側転走面51a、51aに対向する複列の内側転走面55a、56aが形成されている。これら複列の内側転走面55a、56aのうち一方の内側転走面55aはハブ輪55の外周に一体形成され、他方の内側転走面56aは内輪56の外周に形成されている。この内輪56は、ハブ輪55の内側転走面55aから軸方向に延びる軸状の小径段部55bに圧入されている。そして、複列のボール53、53がこれら両転走面間にそれぞれ収容され、保持器57、57によって転動自在に保持されている。
ハブ輪55は、外周に車輪(図示せず)を取り付けるための車輪取付フランジ54を一体に有し、小径段部55bの端部を径方向外方に塑性変形して加締部58が形成され、この加締部58によって内輪56が軸方向に固定されている。そして、外方部材51の端部にはシール59およびカバー63が装着され、軸受内部に封入された潤滑グリースの漏洩と、外部から軸受内部に雨水やダスト等が侵入するのを防止している。
内輪56の外周には磁気エンコーダ60が圧入されている。この磁気エンコーダ60は、磁性金属板により断面が略T字状の円環状に形成された支持環61と、この支持環61の側面に添着されたエンコーダ本体62とで構成されている。このエンコーダ本体62は、フェライトの粉末を混入させたゴム等の永久磁石からなり、円周方向にS極とN極とが交互に等間隔に着磁されている。
カバー63は外方部材51の開口端部に外嵌固定され、外方部材51の開口部を閉塞している。このカバー63は、合成樹脂を射出成形してなる有底円筒状のカバー本体64と、このカバー本体64の開口部に結合された嵌合筒65とからなる。この嵌合筒65は、耐食性を有するステンレス鋼板をプレス成形して断面L字形の円環状に形成されている。そして、カバー本体64の射出成形時にモールドすることにより、このカバー本体64に一体化されている。
カバー本体64の径方向外方部には軸方向に突出する突部66が形成され、この突部66に、磁気エンコーダ60に対応する位置に挿入孔67が形成されている。この挿入孔67内にセンサユニット68が挿入される。このセンサユニット68は、ホール素子、磁気抵抗素子(MR素子)等、磁束の流れ方向に応じて特性を変化させる磁気検出素子からなるセンサおよびこの磁気検出素子の出力波形を整える波形整形回路が組み込まれたIC等からなり、車輪の回転速度を検出してその回転数を制御する自動車のABSを構成している。
センサは合成樹脂からなるホルダ69中に包埋されている。このホルダ69には、図7に示すように、挿入部69aと取付フランジ69bが形成されると共に、挿入部69aの中間部外周には環状溝70が形成され、この環状溝70にOリング71が装着されている。また、センサユニット68の一部にはコネクタ72が直接固定され、挿入部69aと反対側に突部73が形成されている。そして、この突部73にコネクタ72が、その接続方向がセンサユニット68の軸方向位置と一致する状態で包埋支持されている。また、カバー63の突部66の端面にはナット74が埋め込まれ、このナット74にボルト75を介してセンサユニット68が結合固定されている。
前述のように構成する従来の回転速度検出装置付き車輪用軸受装置によれば、センサユニット68をカバー63に装着した状態で搬送や車体への組立を行う場合でも、このセンサユニット68から長いハーネスが外部に導出することがなくなり、搬送作業および組立作業の能率化を図ることができる。
特開2001−349899号公報
このような従来の回転速度検出装置付き車輪用軸受装置において、カバー本体64およびセンサユニット68は合成樹脂を射出成形して形成されているため、形状・寸法精度を高めるには限界があり、挿入孔67とセンサユニット68との間にガタが発生する。また、このガタを詰めるために挿入孔67の寸法を小径に設定すると、センサユニット68の挿入性が低下するだけでなく、Oリング71がこじれた状態で装着されることになり、Oリング71のシメシロが不均一になる、キズが発生する、切れる等のため、密封性が著しく低下する恐れがある。
本発明は、このような従来の問題に鑑みてなされたもので、センサユニットの装着部の密封性を高め、検出精度と軸受の耐久性を向上させた回転速度検出装置付き車輪用軸受装置を提供することを目的とする。
係る目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、内周に複列の外側転走面が一体に形成された外方部材と、一端部に車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、外周に軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に圧入された少なくとも一つの内輪とからなり、外周に前記複列の外側転走面に対向する複列の内側転走面が形成された内方部材と、前記外方部材と内方部材のそれぞれの転走面間に転動自在に収容された複列の転動体と、前記内方部材に外嵌され、円周方向に特性を交互に、かつ等間隔に変化させたパルサリングと、前記外方部材に装着され、前記パルサリングに所定のエアギャップを介して対峙する棒状のセンサユニットとを備えた回転速度検出装置付き車輪用軸受装置において、前記センサユニットが射出成形可能な合成樹脂で形成され、回転速度センサが包埋されると共に、当該センサユニットの外周に合成ゴムからなるリング状のセンサシールが装着され、このセンサシールが、その外周に環状溝を有し、二枚のリップが形成されている。
このように、内方部材に外嵌され、円周方向に特性を交互に、かつ等間隔に変化させたパルサリングと、外方部材に装着され、パルサリングに所定のエアギャップを介して対峙する棒状のセンサユニットとを備えた回転速度検出装置付き車輪用軸受装置において、センサユニットが射出成形可能な合成樹脂で形成され、回転速度センサが包埋されると共に、当該センサユニットの外周に合成ゴムからなるリング状のセンサシールが装着され、このセンサシールが、その外周に環状溝を有し、二枚のリップが形成されているので、センサユニットの装着部の密封性を高め、検出精度と軸受の耐久性を向上させた回転速度検出装置付き車輪用軸受装置を提供することができる。
また、請求項2に記載の発明のように、前記リップが所定の傾斜角からなる鋸刃形に形成されていれば、従来のOリングに比べ適度な弾性を備え、厳しく寸法を規制することなく良好な密封性を確保することができる。
また、請求項3に記載の発明のように、前記リップが左右非対称に形成され、前記傾斜角のうち外部側の傾斜角が内部側の傾斜角よりも鈍角に形成されていれば、センサシールの挿入性が向上すると共に、外部から雨水等の浸入を防止して密封性を向上させることができる。
また、請求項4に記載の発明のように、前記センサシールが、その内周に環状溝を有し、外周に形成された前記リップと同様の形状をなす二枚のリップが形成されていれば、外部から雨水等の浸入を防止して一層密封性を向上させることができる。
また、請求項5に記載の発明のように、前記センサシールが、その外周と内周にそれぞれ二枚のリップを有し、断面が略十字形に形成されていれば、各リップが弾性変形し易くなり、厳しく寸法を規制することなく良好な密封性を確保することができる。
また、請求項6に記載の発明のように、前記センサシールが、その外周と内周にそれぞれ二枚のリップを有し、断面が略H字形に形成されると共に、前記リップの先端が円弧状に形成されていれば、リップ摩耗が抑制できると共に、装着面の形状誤差の影響を受け難く、長期間に亘って良好な密封性を確保することができる。
また、請求項7に記載の発明のように、前記外方部材のインナー側の端部にカバーが内嵌され、このカバーが、非磁性の合成樹脂から射出成形によって形成され、前記パルサリングに対向する位置に挿入孔を有する有底円筒状のカバー本体と、このカバー本体の開口部に一体モールドされた芯金とからなり、前記挿入孔に前記センサユニットが挿入されていれば、回転速度センサの感知性能に悪影響を及ぼさず、また、耐食性に優れ、長期間に亘って強度・耐久性を向上させることができる。
また、請求項8に記載の発明のように、前記外方部材のインナー側の端部にシールが装着され、このシールが、前記外方部材の端部に内嵌される芯金と、この芯金に接合されたシール部材とからなる一体型のシールで構成されると共に、前記シール部材がグリースリップを有し、所定のシメシロをもって前記パルサリングの外周に摺接されていれば、外部から雨水やダスト等が軸受内部に侵入するのを防止すると共に、潤滑グリースがカバー内へ漏洩するのを防止し、潤滑グリースの封入量を最小限に抑えることができる。
本発明に係る回転速度検出装置付き車輪用軸受装置は、内周に複列の外側転走面が一体に形成された外方部材と、一端部に車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、外周に軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に圧入された少なくとも一つの内輪とからなり、外周に前記複列の外側転走面に対向する複列の内側転走面が形成された内方部材と、前記外方部材と内方部材のそれぞれの転走面間に転動自在に収容された複列の転動体と、前記内方部材に外嵌され、円周方向に特性を交互に、かつ等間隔に変化させたパルサリングと、前記外方部材に装着され、前記パルサリングに所定のエアギャップを介して対峙する棒状のセンサユニットとを備えた回転速度検出装置付き車輪用軸受装置において、前記センサユニットが射出成形可能な合成樹脂で形成され、回転速度センサが包埋されると共に、当該センサユニットの外周に合成ゴムからなるリング状のセンサシールが装着され、このセンサシールが、その外周に環状溝を有し、二枚のリップが形成されているので、センサユニットの装着部の密封性を高め、検出精度と軸受の耐久性を向上させた回転速度検出装置付き車輪用軸受装置を提供することができる。
外周に懸架装置を構成するナックルに固定するための車体取付フランジを一体に有し、内周に複列の外側転走面が一体に形成された外方部材と、一端部に車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、外周に前記複列の外側転走面に対向する一方の内側転走面と、この内側転走面から軸方向に延びる軸状の小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に圧入され、外周に前記複列の外側転走面に対向する他方の内側転走面が形成された内輪とからなる内方部材と、前記外方部材と内方部材のそれぞれの転走面間に転動自在に収容された複列の転動体と、前記内輪に外嵌され、円周方向に特性を交互に、かつ等間隔に変化させたパルサリングと、前記外方部材に装着され、前記パルサリングに所定のエアギャップを介して対峙する棒状のセンサユニットとを備えた回転速度検出装置付き車輪用軸受装置において、前記センサユニットが合成樹脂で形成されて回転速度センサが包埋され、当該センサユニットの外周に合成ゴムからなるリング状のセンサシールが装着され、このセンサシールが、その外周に所定の傾斜角を有する鋸刃形の二枚のリップが形成されると共に、これらのリップが左右非対称に形成され、前記傾斜角のうち外部側の傾斜角が内部側の傾斜角よりも鈍角に形成されている。
以下、本発明の実施の形態を図面に基いて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る回転速度検出装置付き車輪用軸受装置の第1の実施形態を示す縦断面図、図2は、図1の要部拡大図、図3は、本発明に係るセンサシール単体を示す断面図、図4(a)〜(e)は、図3のセンサシールの変形例を示す断面図である。なお、以下の説明では、車両に組み付けた状態で車両の外側寄りとなる側をアウター側(図1の左側)、中央寄り側をインナー側(図1の右側)という。
この回転速度検出装置付き車輪用軸受装置は従動輪側の第3世代と呼称され、ハブ輪1と複列の転がり軸受2とをユニット化して構成されている。複列の転がり軸受2は、内方部材3と外方部材4、および両部材3、4間に転動自在に収容された複列の転動体(ボール)5、5とを備えている。内方部材3は、ハブ輪1と、このハブ輪1に圧入固定された内輪7とを指す。
ハブ輪1は、アウター側の端部に車輪(図示せず)を取り付けるための車輪取付フランジ6を一体に有し、この車輪取付フランジ6の円周等配位置には車輪を締結するハブボルト6aが植設されている。また、外周に一方(アウター側)の内側転走面1aと、この内側転走面1aから軸方向に延びる軸状の小径段部1bが形成され、この小径段部1bに内輪7が所定のシメシロを介して圧入されている。そして、小径段部1bの端部を径方向外方に塑性変形させて加締部1cが形成され、この加締部1cによってハブ輪1に対して内輪7が所定の軸受予圧が付与された状態で軸方向に固定されている。なお、内輪7の外周には他方(インナー側)の内側転走面7aが形成されている。
一方、外方部材4は、外周に懸架装置を構成するナックル(図示せず)に固定される車体取付フランジ4bを一体に有し、内周に内方部材3の複列の内側転走面1a、7aに対向する複列の外側転走面4a、4aが一体に形成されている。複列の転がり軸受2は、これら両転走面4a、1aおよび4a、7a間に収容された複列の転動体5、5と、これら複列の転動体5、5を転動自在に保持する保持器8とを備えている。
外方部材4の両端部にはシール9およびカバー10が装着され、外方部材4と内方部材3間に形成される環状空間の開口部を密封している。そして、これらシール9およびカバー10により、軸受内部に封入された潤滑グリースの外部への漏洩と、外部から雨水やダスト等が軸受内部に侵入するのを防止している。
ハブ輪1はS53C等の炭素0.40〜0.80wt%を含む中高炭素鋼で形成され、内側転走面1aをはじめ、シール9のシールランド部となる車輪取付フランジ6のインナー側の基部6bから小径段部1bに亙って高周波焼入れによって表面硬さを58〜64HRCの範囲に硬化処理されている。なお、加締部1cは、鍛造後の素材表面硬さ25HRC以下の未焼入れ部としている。
また、外方部材4は、ハブ輪1と同様、S53C等の炭素0.40〜0.80wt%を含む中高炭素鋼で形成され、少なくとも複列の外側転走面4a、4aが高周波焼入れによって表面硬さを58〜64HRCの範囲に硬化処理されている。また、内輪7および転動体5はSUJ2等の高炭素クロム軸受鋼からなり、ズブ焼入れにより芯部まで58〜64HRCの範囲で硬化処理されている。なお、ここでは、複列の転がり軸受2として、転動体5をボールとした複列アンギュラ玉軸受で構成されたものを例示したが、これに限らず転動体5に円錐ころを使用した複列円錐ころ軸受であっても良い。また、第3世代の構造を例示したが、一対の内輪をハブ輪に圧入した、所謂第2世代の構造であっても良い。
内輪7の外周にはパルサリング11が圧入されている。このパルサリング11は、強磁性体の鋼鈑、例えば、フェライト系のステンレス鋼鈑(JIS規格のSUS430系等)や防錆処理された冷間圧延鋼鈑(JIS規格のSPCC系等)からプレス加工によってカップ状に形成され、図2に拡大して示すように、円筒状の嵌合部11aと、この嵌合部11aから径方向内方に延びる底部11bとを備えている。そして、底部11bの円周方向等配に透孔12が形成され、後述するセンサユニット18に所定の軸方向すきま(エアギャップ)を介して対峙されている。
なお、ここでは、複数の透孔12が形成された鋼板製のパルサリング11を例示したが、これに限らず、焼結合金で形成されていても良いし、また、透孔12に限らず、円周方向に交互に、かつ等間隔に特性が変化する構成であれば良く、透孔12に変えて凹凸形状であっても良い。また、ゴム等のエラストマにフェライト等の磁性体粉が混入され、周方向に交互に磁極N、Sが着磁された磁気エンコーダが接合されていても良い。
また、外方部材4の端部にはシール13が装着されている。このシール13は、外方部材4の端部に内嵌される芯金14と、この芯金14に接合されたシール部材15とからなる一体型のシールで構成されている。芯金14は、冷間圧延鋼鈑(JIS規格のSPCC系等)からプレス加工にて断面略L字状に形成されている。
一方、シール部材15はニトリルゴム等の合成ゴムからなり、加硫接着によって芯金14に一体に接合されている。このシール部材15は、二股状に形成されたグリースリップ15aとダストリップ15bとを有し、所定のシメシロをもってパルサリング11の嵌合部11aの外周に摺接されている。このシール13によって、外部から雨水やダスト等が軸受内部に侵入するのを防止すると共に、潤滑グリースがカバー10内へ漏洩するのを防止し、潤滑グリースの封入量を最小限に抑えることができる。
カバー10は外方部材4のインナー側の端部に内嵌され、外方部材4の開口部を閉塞している。このカバー10は、合成樹脂からなる有底円筒状のカバー本体16と、このカバー本体16の開口部に一体モールドされた芯金17とからなる。カバー本体16は、ポリフェニレンサルファイド(PPS)等の非磁性の特殊エーテル系合成樹脂材から射出成形によって形成され、さらにGF(ガラスファイバー)等の強化材が添加されている。これにより、回転速度センサの感知性能に悪影響を及ぼさず、また、耐食性に優れ、長期間に亘って強度・耐久性を向上させることができる。なお、カバー本体16は前述した材質以外にPA(ポリアミド)66、PPA(ポリフタルアミド)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)等の射出成形可能な合成樹脂を例示することができる。
一方、芯金17は、鋼板からプレス成形により断面L字形の円環状に形成されている。特に、この芯金15は、磁性体の鋼板、例えばフェライト系ステンレス鋼版(JIS SUS430等)や冷間圧延鋼板(JIS SPCC等)でも良いが回転速度センサの感知性能に悪影響を及ぼさないように、非磁性体の鋼鈑、例えば、オーステナイト系ステンレス鋼鈑(JIS規格のSUS304系等)で形成されるのが好ましい。
カバー本体16の径方向外方部には軸方向に突出する取付部19が一体に形成され、この取付部19に、棒状のセンサユニット18が挿入される挿入孔19aが形成されている。センサユニット18は、PA66等の射出成形可能な合成樹脂で形成され、回転速度センサ(図示せず)が包埋されている。また、回転速度センサ以外に温度センサや加速度センサ等、複数のセンサを包埋しても良い。
ここで、センサユニット18の外周にリング状のセンサシール20が装着され、取付部19の挿入孔19aに弾性接触されている。このセンサシール20はNBR(ニトリル−ブタジエンゴム)からなり、図3に示すように、外周に環状溝20aを有し、二枚のリップ20b、20bが鋸刃形に形成されている。本実施形態では、センサシール20が従来のOリングに変えて適度な弾性を備えるリップ20bを有しているので、Oリングに比べ厳しく寸法を規制することなく良好な密封性を確保することができる。さらに、ここでは、先端の傾斜角α、βのうち外部側の傾斜角αが、挿入方向となる内部側の傾斜角βよりも鈍角に形成されている(α>β)。具体的には、α=55°〜90°、β=15°〜50°に設定されている。これにより、センサシール20の挿入性が向上すると共に、外部から雨水等の浸入を防止して密封性を向上させることができる。
センサシール20の材質は、前述したNBRに限らず、例えば、耐熱性に優れたHNBR(水素化アクリロニトリル−ブタジエンゴム)、EPDM(エチレンプロピレンゴム)等をはじめ、耐熱性、耐薬品性に優れたACM(ポリアクリルゴム)、FKM(フッ素ゴム)、あるいはEPM(エチレン・プロピレンゴム)やシリコンゴム等を例示することができる。
図4にセンサシールの変形例を示す。(a)に示すセンサシール21は、外周に環状溝21aを有し、左右対称の二枚のリップ21b、21bが鋸刃形に形成されている。そして、先端の傾斜角γが、前述した傾斜角α、βの略中央になるように設定されている(α>γ>β)。具体的には、γ=15°〜60°に設定されている。これにより、外部から雨水等の浸入を防止して密封性を向上させると共に、センサシール21の誤組を防止して組立作業性を向上させることができる。
(b)に示すセンサシール22は、(a)のセンサシール21の変形例で、内周に環状溝22aを有し、外周に形成されたリップ21b、21bと同様の形状をなす二枚のリップ22b、22bが内周に形成されている。これにより、外部から雨水等の浸入を防止して一層密封性を向上させることができる。
(c)に示すセンサシール23は、前述した図3のセンサシール20の変形例で、内周に環状溝23aを有し、外周に形成されたリップ20b、20bと同様の形状をなす二枚のリップ23b、23bが内周に形成されている。これにより、外部から雨水等の浸入を防止して一層密封性を向上させることができる。
(d)に示すセンサシール24は、外周および内周にそれぞれ二枚のリップ24a、24bを有し、断面が略十字形に形成されている。これにより、各リップ24a、24bが弾性変形し易くなり、厳しく寸法を規制することなく良好な密封性を確保することができる。
(e)に示すセンサシール25は、外周および内周にそれぞれ二枚のリップ25a、25bを有し、断面が略H字形に形成されている。そして、各リップ25a、25bの先端が円弧状に形成されている。これにより、リップ摩耗が抑制できると共に、接触面の形状誤差の影響を受け難く、長期間に亘って良好な密封性を確保することができる。
図5は、本発明に係る回転速度検出装置付き車輪用軸受装置の第2の実施形態を示す縦断面図である。なお、この実施形態は、前述した実施形態と基本的にはセンサユニットの装着部位が異なるだけで、その他同一部品同一部位あるいは同様の機能を有する部品や部位には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
この回転速度検出装置付き車輪用軸受装置は駆動輪用の第3世代と称され、ハブ輪26と内輪7とからなる内方部材27と、この内方部材27に複列の転動体5、5を介して外挿された外方部材28とを備えている。
ハブ輪26は、アウター側の端部に車輪取付フランジ6を一体に有し、外周に内側転走面1aと、この内側転走面1aから軸方向に延びる円筒状の小径段部1bが形成されると共に、内周にトルク伝達用のセレーション(またはスプライン)26aが形成されている。小径段部1bには、外周に内側転走面7aが形成された内輪7が所定のシメシロを介して圧入固定されている。このハブ輪26はS53C等の炭素0.40〜0.80wt%を含む中高炭素鋼からなり、車輪取付フランジ6のインナー側の基部6bから小径段部1bに亙って高周波焼入れによって表面硬さを58〜64HRCの範囲に硬化処理が施されている。
外方部材28はS53C等の炭素0.40〜0.80wt%を含む中高炭素鋼からなり、外周に車体取付フランジ4bを一体に有し、内周に複列の外側転走面4a、4aが一体に形成されている。また、内方部材27と外方部材28との間に形成される環状空間の開口部にはシール9、29が装着され、軸受内部に封入された潤滑グリースの漏洩と、外部から軸受内部に雨水やダスト等が侵入するのを防止している。
ハブ輪26には等速自在継手30を構成する外側継手部材31が内嵌されている。外側継手部材31は、カップ状のマウス部32と、このマウス部32の底部をなす肩部33、およびこの肩部33から軸方向に延びるステム部34を一体に備えている。ステム部34の外周にはセレーション(またはスプライン)34aが形成され、ハブ輪26のセレーション26aに係合している。外側継手部材31は、その肩部33が内輪7に突き合わされ、固定ナット35によってハブ輪26と外側継手部材31とがトルク伝達可能に、かつ分離可能に軸方向に一体結合されている。
本実施形態では、ハブ輪26の外周にリング状のパルサリング36が嵌合されている。このパルサリング36は、外周に歯車状の凹凸部(被検出部)36aが周方向等配に形成されている。一方、パルサリング36に所定の径方向すきま(エアギャップ)を介して対峙するセンサユニット37が外方部材27に装着されている。
すなわち、外方部材28の軸方向中間部で複列の外側転走面4a、4a間に、車体取付フランジ4bの円周方向不連続部に、外周面と内周面とが連通された状態で挿入孔38が形成されている。そして、回転速度センサ(図示せず)が包埋されたセンサユニット37がこの挿入孔38に挿入され、その基端部に設けられた取付部39に固定ねじ40を介して締結されている。
ここで、センサユニット37の外周にリング状のセンサシール20が装着され、挿入孔38の内周面に弾性接触されている。これにより、センサユニット37が長期間に亘って緩むことなく安定した速度検出を行うことができると共に、前述した実施形態と同様、従来のOリングに比べ厳しく寸法を規制することなく良好な密封性を確保することができ、センサユニット37の装着部の密封性を高め、検出精度と軸受の耐久性を向上させた回転速度検出装置付き車輪用軸受装置を提供することができる。
なお、このように、外周に凹凸部36aを有するパルサリング36以外にも、例えば、多極磁石からなる磁気エンコーダを接合したパルサリングと磁気検出センサを組合せたもの、さらには渦電流式、光電式のセンサでパルサリングの形状を検出する場合も、本発明の対象となる。
以上、本発明の実施の形態について説明を行ったが、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるものではなく、あくまで例示であって、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
本発明に係る回転速度検出装置付き車輪用軸受装置は、駆動輪用、従動輪用、あるいは転動体がボール、円錐ころ等、あらゆる構造の内輪回転タイプの車輪用軸受装置に適用することができる。
本発明に係る回転速度検出装置付き車輪用軸受装置の第1の実施形態を示す縦断面図である。 図1の要部拡大図である。 本発明に係るセンサシール単体を示す断面図である。 (a)〜(e)は、図3のセンサシールの変形例を示す断面図である。 本発明に係る回転速度検出装置付き車輪用軸受装置の第2の実施形態を示す縦断面図である。 従来の回転速度検出装置付き車輪用軸受装置を示す縦断面図である。 図6の要部拡大図である。
符号の説明
1、26・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ハブ輪
1a、7a・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・内側転走面
1b・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・小径段部
1c・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・加締部
2・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・複列の転がり軸受
3、27・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・内方部材
4、28・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・外方部材
4a・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・外側転走面
4b・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・車体取付フランジ
5・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・転動体
6・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・車輪取付フランジ
6a・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ハブボルト
6b・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・基部
7・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・内輪
8・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・保持器
9、13、29・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・シール
10・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・カバー
11、36・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・パルサリング
11a・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・嵌合部
11b・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・底部
12・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・透孔
14、17・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・芯金
15・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・シール部材
15a・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・グリースリップ
15b・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ダストリップ
16・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・カバー本体
18、37・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・センサユニット
19、39・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・取付部
19a、38・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・挿入孔
20、21、22、23、24、25・・・・・・・・・・・・・・・・センサシール
20a、21a、22a、23a・・・・・・・・・・・・・・・・・・環状溝
20b、21b、22b、23b、24a、24b、25a、25b・・リップ
26a、34a・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・セレーション
30・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・等速自在継手
31・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・外側継手部材
32・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・マウス部
33・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・肩部
34・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ステム部
35・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・固定ナット
36a・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・凹凸部
40・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・固定ねじ
51・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・外方部材
51a・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・外側転走面
51b・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・車体取付フランジ
52・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・内方部材
53・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ボール
54・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・車輪取付フランジ
55・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ハブ輪
55a、56a・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・内側転走面
55b・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・小径段部
56・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・内輪
57・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・保持器
58・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・加締部
59・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・シール
60・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・磁気エンコーダ
61・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・支持環
62・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エンコーダ本体
63・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・カバー
64・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・カバー本体
65・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・嵌合筒
66、73・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・突部
67・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・挿入孔
68・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・センサユニット
69・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・センサホルダ
69a・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・挿入部
69b・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・取付フランジ
70・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・環状溝
71・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Oリング
72・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・コネクタ
74・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ナット
75・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ボルト
α、β、γ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・リップの傾斜角

Claims (8)

  1. 内周に複列の外側転走面が一体に形成された外方部材と、
    一端部に車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、外周に軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に圧入された少なくとも一つの内輪とからなり、外周に前記複列の外側転走面に対向する複列の内側転走面が形成された内方部材と、
    前記外方部材と内方部材のそれぞれの転走面間に転動自在に収容された複列の転動体と、
    前記内方部材に外嵌され、円周方向に特性を交互に、かつ等間隔に変化させたパルサリングと、
    前記外方部材に装着され、前記パルサリングに所定のエアギャップを介して対峙する棒状のセンサユニットとを備えた回転速度検出装置付き車輪用軸受装置において、
    前記センサユニットが射出成形可能な合成樹脂で形成され、回転速度センサが包埋されると共に、当該センサユニットの外周に合成ゴムからなるリング状のセンサシールが装着され、このセンサシールが、その外周に環状溝を有し、二枚のリップが形成されていることを特徴とする回転速度検出装置付き車輪用軸受装置。
  2. 前記リップが所定の傾斜角からなる鋸刃形に形成されている請求項1に記載の回転速度検出装置付き車輪用軸受装置。
  3. 前記リップが左右非対称に形成され、前記傾斜角のうち外部側の傾斜角が内部側の傾斜角よりも鈍角に形成されている請求項2に記載の回転速度検出装置付き車輪用軸受装置。
  4. 前記センサシールが、その内周に環状溝を有し、外周に形成された前記リップと同様の形状をなす二枚のリップが形成されている請求項1乃至3いずれかに記載の回転速度検出装置付き車輪用軸受装置。
  5. 前記センサシールが、その外周と内周にそれぞれ二枚のリップを有し、断面が略十字形に形成されている請求項1に記載の回転速度検出装置付き車輪用軸受装置。
  6. 前記センサシールが、その外周と内周にそれぞれ二枚のリップを有し、断面が略H字形に形成されると共に、前記リップの先端が円弧状に形成されている請求項1に記載の回転速度検出装置付き車輪用軸受装置。
  7. 前記外方部材のインナー側の端部にカバーが内嵌され、このカバーが、非磁性の合成樹脂から射出成形によって形成され、前記パルサリングに対向する位置に挿入孔を有する有底円筒状のカバー本体と、このカバー本体の開口部に一体モールドされた芯金とからなり、前記挿入孔に前記センサユニットが挿入されている請求項1乃至6いずれかに記載の回転速度検出装置付き車輪用軸受装置。
  8. 前記外方部材のインナー側の端部にシールが装着され、このシールが、前記外方部材の端部に内嵌される芯金と、この芯金に接合されたシール部材とからなる一体型のシールで構成されると共に、前記シール部材がグリースリップを有し、所定のシメシロをもって前記パルサリングの外周に摺接されている請求項7に記載の回転速度検出装置付き車輪用軸受装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102841214A (zh) * 2011-06-22 2012-12-26 住友电装株式会社 具有o形环的传感器设备

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