JP2016078512A - 車輪用軸受装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】軽量・コンパクト化においても磁気エンコーダの磁力を確保すると共に、高剛性で長寿命化を図った車輪用軸受装置を提供する。
【解決手段】ナックル16と嵌合する外方部材2の嵌合面2dが、軸方向でインナー側の転動体3の位置よりインナー側に配設され、キャップ10が、外方部材2の嵌合面2dに圧入される円筒状の嵌合部10aと、嵌合部10aから径方向内方に延びる円板状の遮蔽部10bと、遮蔽部10bからインナー側に突出する屈曲部10cを介して内方部材1のインナー側の端部を覆う底部10dとを備えると共に、キャップ10の遮蔽部10bと外方部材2の端面2eとの間に環状空間Sが形成され、この環状空間Sに支持環14の立板部14bが配設されて外方部材2の端面2eと支持環14の立板部14bおよびキャップ10との間に屈曲した環状のすきまが形成され、ラビリンスシールが構成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動車等の車輪を懸架装置に対して回転自在に支承する車輪用軸受装置、特に、軽量・コンパクト化においても磁気エンコーダの磁力を確保すると共に、高剛性で長寿命化を図った車輪用軸受装置に関するものである。
自動車の懸架装置に対して車輪を回転自在に支承する車輪用軸受装置は、低コスト化は言うまでもなく、燃費向上のための軽量・コンパクト化が進んでいる。これらの車輪用軸受装置は、ハブ輪と複列の転がり軸受とがユニット化して構成されており、その代表的なものとして、図5に示す車輪用軸受装置が知られている。
内輪50の外径には、強磁性体の鋼板からプレス加工によってL字状に、全体として円環状に形成された支持環51と、この支持環51に一体に接合された磁気エンコーダ52とからなるパルサリング53が圧入されている。支持環51は、内輪50の外径面50aに圧入される円筒状の嵌合部51aと、この嵌合部51aから径方向外方に延びる立板部51bとを備えている。そして、この立板部51bの側面に磁気エンコーダ52が加硫接着によって一体に接合されている。磁気エンコーダ52は、ゴム等のエラストマにフェライト等の磁性体粉が混入され、周方向に交互に磁極N、Sが着磁されて車輪の回転速度検出用のロータリエンコーダを構成している。
外方部材54の端部内周にキャップ55が圧入され、外方部材54の開口部を閉塞している。このキャップ55は、外方部材54の端部内周に圧入される円筒状の嵌合部55aと、この嵌合部55aから径方向内方に延び、磁気エンコーダ52に僅かな軸方向すきまを介して対峙する円板状の遮蔽部55bと、この遮蔽部55bから屈曲部55cを介して内方部材の端部を覆う底部55dとを備えている。
回転速度センサ56の検出部は、キャップ55の遮蔽部55bに近接または当接され、検出部と磁気エンコーダ52とはキャップ55を介して所定のエアギャップで対向配置されている。キャップ55の嵌合部55aは、外方部材54の端部内周に形成された嵌合面54aに金属嵌合される円筒部57と、この円筒部57から軸方向に傾斜して延びるテーパ状の縮径部58で構成されている。そして、縮径部58に合成ゴムからなる弾性部材59が加硫接着によって一体に接合されている。この弾性部材59は、キャップ55の遮蔽部55bの側面から突出しないように形成され、円筒部57の外径より径方向外方に突出する環状突起59aを備えている。この環状突起59aがキャップ55の嵌合時に外方部材54の端部内周に弾性変形して圧着され、嵌合部55aの気密性を高めている。
嵌合部55aの円筒部57の端部57aに段差δがプレス加工によって形成され、その外径d1が外方部材54の嵌合面54aの内径d0よりも小径(d1<d0)に設定されている。これにより、キャップ55を外方部材54に圧入する際、キャップ55を芯合わせした状態でプリセットすることができ、キャップ55圧入時の圧入傷やかじりの発生を防止して嵌合部の気密性の向上を図ると共に、圧入作業性の向上を図ることができる(例えば、特許文献1参照。)。
然しながら、この従来の車輪用軸受装置では、回転輪となる内輪50に固定されるパルサリング53と、固定輪となる外方部材54に固定されるキャップ55との干渉を避けるために一定量の径方向すきまを確保する必要がある。特に、小型車の場合、軸受も小型化されることから、回転速度センサ56の検出部の径が小さくなり、磁気エンコーダ52の磁力が低下する。この磁気エンコーダ52の磁束密度を大きくするために、高磁力タイプの磁気エンコーダを用いることも可能であるが、これではコストアップとなるため好ましくない。
こうした課題を解決できるものとして図6に示す車輪用軸受装置が知られている。内輪60の本体部61の端部には、内輪60と相対回転不能に断面L字状の支持部材62が固定されている。支持部材62は、内輪60の回転軸線Oに垂直な取付面62aを有し、この取付面62aに磁気エンコーダ63が固定されている。
カバー部材64は、キャップ状であり、外輪65の環状凹部65aに圧入された円筒部64aと、円筒部64aの軸方向一側の開口部の全体を覆うように形成された円板部64bとを一体に有している。円板部64bのセンサモジュール66に対向する側の面には、導磁部材67の第1の対向部67aを収容する一対の凹部68が形成されている。
センサモジュール66を構成するホールIC69とカバー部材64との間に導磁部材67が配置されているので、導磁部材67によって磁気エンコーダ63の磁界がホールIC69側に導かれ、導磁部材67を有しない場合に比較して、ホールIC69のホール素子における磁界が強くなる。これにより、ホールIC69の検出部の径を大きくでき、磁気エンコーダ63の磁力を確保できると共に、磁気エンコーダ63が高速で回転した場合でも、磁気パルスのミスカウントを抑制することができ、回転速度の検出精度を高めることが可能となる(例えば、特許文献2参照。)。
特開2013−28248号公報 特開2013−47635号公報
この図6に示す車輪用軸受装置では、ナックル70と外輪65の嵌合する領域が、外輪65の軸方向中央部からセンサモジュール66までの範囲を占めているため、軽量・コンパクト化を図りつつ、複列のボール71、71のPCD(ピッチ円直径)を拡径して高剛性、長寿命を図るには限界があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、軽量・コンパクト化においても磁気エンコーダの磁力を確保すると共に、高剛性で長寿命化を図った車輪用軸受装置を提供することを目的としている。
係る目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、外周にナックルに取り付けられるための車体取付フランジを一体に有し、内周に複列の外側転走面が一体に形成された外方部材と、一端部に車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、外周に軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に圧入された少なくとも一つの内輪とからなり、外周に前記複列の外側転走面に対向する複列の内側転走面が形成された内方部材と、前記外方部材と内方部材のそれぞれの転走面間に転動自在に収容された複列の転動体と、前記外方部材のインナー側の端部に嵌着され、鋼板から形成されたキャップと、を備え、前記ハブ輪の小径段部の端部を径方向外方に塑性変形させて形成した加締部によって前記内輪が所定の軸受予圧が付与された状態で軸方向に固定されると共に、前記内輪にパルサリングが装着され、このパルサリングが、鋼板から断面がL字状に、全体として円環状に形成され、前記内輪の外径面に圧入される円筒状の嵌合部と、この嵌合部から径方向外方に延びる立板部とからなる支持環と、この支持環の立板部のインナー側の側面に一体に接合された磁気エンコーダとからなり、前記キャップを介して回転速度センサが前記磁気エンコーダに軸方向エアギャップにて対峙されている車輪用軸受装置において、前記ナックルと嵌合する前記外方部材の嵌合面が、軸方向で、前記複列の転動体のうちインナー側の転動体の位置よりインナー側に配設され、前記キャップが、前記外方部材の嵌合面に圧入される円筒状の嵌合部と、この嵌合部から径方向内方に延びる円板状の遮蔽部と、この遮蔽部からインナー側に突出する屈曲部を介して前記内方部材のインナー側の端部を覆う底部と、を備えると共に、前記キャップの遮蔽部と前記外方部材のインナー側の端面との間に環状空間が形成され、この環状空間に前記パルサリングを構成する支持環の立板部が配設されている。
このように、第2または第3世代の車輪用軸受装置であって、外方部材のインナー側の端部に嵌着され、鋼板から形成されたキャップを備え、ハブ輪の小径段部の端部を径方向外方に塑性変形させて形成した加締部によって内輪が所定の軸受予圧が付与された状態で軸方向に固定されると共に、内輪にパルサリングが装着され、このパルサリングが、鋼板から断面がL字状に、全体として円環状に形成され、内輪の外径面に圧入される円筒状の嵌合部と、この嵌合部から径方向外方に延びる立板部とからなる支持環と、この支持環の立板部のインナー側の側面に一体に接合された磁気エンコーダとからなり、キャップを介して回転速度センサが磁気エンコーダに軸方向エアギャップにて対峙されている車輪用軸受装置において、ナックルと嵌合する外方部材の嵌合面が、軸方向で、複列の転動体のうちインナー側の転動体の位置よりインナー側に配設され、キャップが、外方部材の嵌合面に圧入される円筒状の嵌合部と、この嵌合部から径方向内方に延びる円板状の遮蔽部と、この遮蔽部からインナー側に突出する屈曲部を介して内方部材のインナー側の端部を覆う底部と、を備えると共に、キャップの遮蔽部と外方部材のインナー側の端面との間に環状空間が形成され、この環状空間にパルサリングを構成する支持環の立板部が配設されているので、ナックルの内径に制約されず、軽量・コンパクト化を図りつつ、複列の転動体のそれぞれのピッチ円直径を拡径することができ、軸受剛性・強度を一層増大させることができると共に、支持環の立板部の外径を大きく設定することができ、その結果、この立板部に接合される磁気エンコーダのセンシング径が大きくなり、軸受周りの軽量・コンパクト化においても磁気エンコーダの磁力を確保することができる。
好ましくは、請求項2に記載の発明のように、前記外方部材のインナー側の端面と前記支持環の立板部および前記キャップとの間に屈曲した環状のすきまが形成されていれば、外方部材と支持環およびキャップとの間にラビリンスシールが形成され、インナー側のシールを設けなくても、軸受内部に充填されたグリースがキャップの遮蔽部を越えて底部に流出するのを防止することができる。
また、請求項3に記載の発明のように、前記キャップの嵌合部の先端部の内径に面取り部が形成されていれば、キャップを外方部材の嵌合面に圧入する作業性を向上させることができる。
また、請求項4に記載の発明のように、前記外方部材の嵌合面に環状溝が形成され、この環状溝に弾性部材が装着されると共に、この弾性部材の装着後の外径が前記嵌合面の外径よりも大径になるように設定されていれば、キャップの嵌合部と外方部材の嵌合面との嵌合部の気密性が向上すると共に、キャップの圧入代を小さく抑えても外部から雨水やダスト等が軸受内部に侵入するのを防止することができ、キャップの圧入作業性を向上させることができる。
また、請求項5に記載の発明のように、前記キャップの嵌合部の先端部に径方向外方に屈曲した鍔部がプレス加工によって形成されていれば、キャップを外方部材の嵌合面に圧入する作業性を向上させることができると共に、機械加工による面取り部が不要となり、加工コストを削減することができる。
また、請求項6に記載の発明のように、前記外方部材の嵌合面の端部に環状の逃げ溝が形成され、この逃げ溝内に前記キャップの鍔部が収容されると共に、前記逃げ溝と鍔部間に弾性部材が弾性装着されていれば、キャップの嵌合部と外方部材の嵌合面との嵌合部の気密性が向上すると共に、キャップの圧入代を小さく抑えても外部から雨水やダスト等が軸受内部に侵入するのを防止することができ、キャップの圧入作業性を向上させることができる。
本発明に係る車輪用軸受装置は、外周にナックルに取り付けられるための車体取付フランジを一体に有し、内周に複列の外側転走面が一体に形成された外方部材と、一端部に車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、外周に軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に圧入された少なくとも一つの内輪とからなり、外周に前記複列の外側転走面に対向する複列の内側転走面が形成された内方部材と、前記外方部材と内方部材のそれぞれの転走面間に転動自在に収容された複列の転動体と、前記外方部材のインナー側の端部に嵌着され、鋼板から形成されたキャップと、を備え、前記ハブ輪の小径段部の端部を径方向外方に塑性変形させて形成した加締部によって前記内輪が所定の軸受予圧が付与された状態で軸方向に固定されると共に、前記内輪にパルサリングが装着され、このパルサリングが、鋼板から断面がL字状に、全体として円環状に形成され、前記内輪の外径面に圧入される円筒状の嵌合部と、この嵌合部から径方向外方に延びる立板部とからなる支持環と、この支持環の立板部のインナー側の側面に一体に接合された磁気エンコーダとからなり、前記キャップを介して回転速度センサが前記磁気エンコーダに軸方向エアギャップにて対峙されている車輪用軸受装置において、前記ナックルと嵌合する前記外方部材の嵌合面が、軸方向で、前記複列の転動体のうちインナー側の転動体の位置よりインナー側に配設され、前記キャップが、前記外方部材の嵌合面に圧入される円筒状の嵌合部と、この嵌合部から径方向内方に延びる円板状の遮蔽部と、この遮蔽部からインナー側に突出する屈曲部を介して前記内方部材のインナー側の端部を覆う底部と、を備えると共に、前記キャップの遮蔽部と前記外方部材のインナー側の端面との間に環状空間が形成され、この環状空間に前記パルサリングを構成する支持環の立板部が配設されているので、ナックルの内径に制約されず、軽量・コンパクト化を図りつつ、複列の転動体のそれぞれのピッチ円直径を拡径することができ、軸受剛性・強度を一層増大させることができると共に、支持環の立板部の外径を大きく設定することができ、その結果、この立板部に接合される磁気エンコーダのセンシング径が大きくなり、軸受周りの軽量・コンパクト化においても磁気エンコーダの磁力を確保することができる。
本発明に係る車輪用軸受装置の一実施形態を示す縦断面図である。 (a)は、図1のキャップとパルサリングが装着された状態を示す要部拡大図、(b)は、(a)のA部拡大図である。 図2の変形例を示す要部拡大図である。 (a)は、図2のキャップの変形例を示す要部拡大図、(b)は、(a)のB部拡大図、(c)は、(b)の変形例を示す拡大図である。 従来の車輪用軸受装置を示す要部拡大図である。 他の従来の車輪用軸受装置を示す縦断面図である。
外周にナックルに取り付けられるための車体取付フランジを一体に有し、内周に複列の外側転走面が一体に形成された外方部材と、一端部に車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、外周に前記複列の外側転走面の一方に対向する内側転走面と、この内側転走面から軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に圧入され、外周に前記複列の外側転走面の他方に対向する内側転走面が形成された内輪からなる内方部材と、この内方部材と前記外方部材のそれぞれの転走面間に転動自在に収容された複列の転動体と、前記外方部材のインナー側の端部に嵌着され、鋼板から形成されたカップ状のキャップと、を備え、前記ハブ輪の小径段部の端部を径方向外方に塑性変形させて形成した加締部によって前記内輪が所定の軸受予圧が付与された状態で軸方向に固定されると共に、前記内輪にパルサリングが装着され、このパルサリングが、鋼板から断面がL字状に、全体として円環状に形成され、前記内輪の外径面に圧入される円筒状の嵌合部と、この嵌合部から径方向外方に延びる立板部とからなる支持環と、この支持環の立板部のインナー側の側面に一体に接合された磁気エンコーダとからなり、前記キャップを介して回転速度センサが前記磁気エンコーダに軸方向エアギャップにて対峙されている車輪用軸受装置において、前記ナックルと嵌合する前記外方部材の嵌合面が、軸方向で、前記複列の転動体のうちインナー側の転動体の位置よりインナー側に配設され、前記キャップが、前記外方部材の嵌合面に圧入される円筒状の嵌合部と、この嵌合部から径方向内方に延びる円板状の遮蔽部と、この遮蔽部からインナー側に突出する屈曲部を介して前記内方部材のインナー側の端部を覆う底部と、を備えると共に、前記キャップの遮蔽部と前記外方部材のインナー側の端面との間に環状空間が形成され、この環状空間に前記パルサリングを構成する支持環の立板部が配設されて前記外方部材のインナー側の端面と前記支持環の立板部および前記キャップとの間に屈曲した環状のすきまが形成され、ラビリンスシールが構成されている。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る車輪用軸受装置の一実施形態を示す縦断面図、図2(a)は、図1のキャップとパルサリングが装着された状態を示す要部拡大図、(b)は、(a)のA部拡大図、図3は、図2の変形例を示す要部拡大図、図4(a)は、図2のキャップの変形例を示す要部拡大図、(b)は、(a)のB部拡大図、(c)は、(b)の変形例を示す拡大図である。なお、以下の説明では、車両に組み付けた状態で車両の外側寄りとなる側をアウター側(図1の左側)、中央寄り側をインナー側(図1の右側)という。
図1に示す車輪用軸受装置は従動輪側の第3世代と呼称され、内方部材1と外方部材2と、これら内方部材1と外方部材2との間に収容された複列の転動体(ボール)3、3とを備えている。内方部材1は、ハブ輪4と、このハブ輪4に固定された別体の内輪5とからなる。
ハブ輪4は、アウター側の端部に車輪(図示せず)を取り付けるための車輪取付フランジ6を一体に有し、外周に一方(アウター側)の内側転走面4aと、この内側転走面4aから軸方向に延びる小径段部4bが形成されている。車輪取付フランジ6の円周等配位置には車輪を固定するためのハブボルト6aが植設されている。
内輪5は、外周に他方(インナー側)の内側転走面5aが形成され、ハブ輪4の小径段部4bに所定のシメシロを介して圧入されている。そして、小径段部4bの端部を径方向外方に塑性変形させて形成した加締部4cによって所定の軸受予圧が付与された状態で軸方向に固定されている。このようなセルフリテイン構造を採用することにより、従来のようにナット等で強固に緊締して予圧量を管理する必要がないため、車両への組込性を簡便にすることができると共に、かつ長期間その予圧量を維持することができる。
ハブ輪4はS53C等の炭素0.40〜0.80wt%を含む中高炭素鋼で形成され、内側転走面4aをはじめ、後述するシール9のシールランド部となる車輪取付フランジ6のインナー側の基部6bから小径段部4bに亙って高周波焼入れによって表面硬さを58〜64HRCの範囲に硬化処理されている。なお、加締部4cは、鍛造後の素材表面硬さ25HRC以下の未焼入れ部としている。また、内輪5および転動体3はSUJ2等の高炭素クロム軸受鋼からなり、ズブ焼入れにより芯部まで、内輪5は58〜64HRCの範囲に、また、転動体3は62〜67HRCの範囲に硬化処理されている。
一方、外方部材2は、外周に懸架装置を構成するナックル16に取り付けられるための車体取付フランジ2cを一体に有し、内周に内方部材1の複列の内側転走面4a、5aに対向する複列の外側転走面2a、2bが一体に形成されている。外方部材2は、ハブ輪4と同様、S53C等の炭素0.40〜0.80wt%を含む中高炭素鋼で形成され、少なくとも複列の外側転走面2a、2bが高周波焼入れによって表面硬さを58〜64HRCの範囲に硬化処理されている。そして、これら両転走面2a、4aおよび2b、5a間に保持器7、8を介して複列の転動体3、3が転動自在に収容されている。
外方部材2と内方部材1間に形成される環状空間の開口部のうちアウター側の開口部にはシール9が装着され、インナー側の開口部にはキャップ10が装着されている。これらシール9およびキャップ10によって軸受内部に封入された潤滑グリースの外部への漏洩と、外部から雨水やダスト等が軸受内部に侵入するのを防止している。
本実施形態では、アウター側の転動体3のピッチ円直径PCDoがインナー側の転動体3のピッチ円直径PCDiよりも大径に設定されている(PCDo>PCDi)。そして、このピッチ円直径PCDo、PCDiの違いにより、アウター側の転動体3の外径doがインナー側の転動体3の外径diよりも小径に設定され(do<di)、アウター側の転動体3の個数Zoがインナー側の転動体3の個数Ziよりも多く設定されている(Zo>Zi)。これにより、有効に軸受スペースを活用して軸受剛性・強度を増大させることができ、軸受の長寿命化を図ることができる。
さらに、外方部材2の車体取付フランジ2cは、インナー側の転動体3の外径側、すなわち、ナックル16と嵌合する外方部材2の嵌合面2dが、軸方向でインナー側の転動体3の位置よりインナー側に配設されている。これにより、ナックル16の内径に制約されず、軽量・コンパクト化を図りつつ、複列の転動体3、3のそれぞれのピッチ円直径PCDo、PCDiを拡径することができ、軸受剛性・強度を一層増大させることができ、軸受の長寿命化を図ることができる。
なお、ここでは、車輪用軸受装置として、転動体3をボールとした複列アンギュラ玉軸受で構成されたものを例示したが、これに限らず転動体に円錐ころを使用した複列円錐ころ軸受で構成されたものであっても良い。また、第3世代の構造を例示したが、一対の内輪をハブ輪に圧入した、所謂第2世代の構造であっても良い。
アウター側のシール9は、外方部材2のアウター側端部の内周に所定のシメシロを介して圧入された芯金11と、この芯金11に加硫接着によって一体に接合されたシール部材12とからなる一体型のシールで構成されている。芯金11は、オーステナイト系ステンレス鋼板(JIS規格のSUS304系等)やフェライト系ステンレス鋼板(JIS規格のSUS430系等)、冷間圧延鋼板(JIS規格のSPCC系等)からプレス加工にて断面略L字状に形成されている。
一方、シール部材12はNBR(アクリロニトリル−ブタジエンゴム)等の合成ゴムからなり、径方向外方に傾斜して形成され、断面が円弧状に形成された基部6bに所定の軸方向シメシロをもって摺接するサイドリップ12aとダストリップ12bおよび軸受内方側に傾斜して形成され、基部6bに所定の径方向シメシロを介して摺接するグリースリップ12cとを有している。ここで、ダストリップ12bは非接触で、ラビリンスタイプであってもよい。
なお、シール部材12の材質としては、NBR以外にも、例えば、耐熱性に優れたHNBR(水素化アクリロニトリル・ブタジエンゴム)、EPDM(エチレンプロピレンゴム)等をはじめ、耐熱性、耐薬品性に優れたACM(ポリアクリルゴム)、FKM(フッ素ゴム)、あるいはシリコンゴム等を例示することができる。
ここで、内輪5の外径にパルサリング13が圧入されている。このパルサリング13は、強磁性体の鋼板、例えば、フェライト系のステンレス鋼板(JIS規格のSUS430系等)や防錆処理された冷間圧延鋼板(JIS規格のSPCC系等)からプレス加工によってL字状に、全体として円環状に形成された支持環14と、この支持環14に一体に接合された磁気エンコーダ15とからなる。
支持環14は、図2(a)に拡大して示すように、内輪5の外径面5bに圧入される円筒状の嵌合部14aと、この嵌合部14aから径方向外方に延びる立板部14bとを備えている。そして、この立板部14bのインナー側の側面に磁気エンコーダ15が加硫接着によって一体に接合されている。この磁気エンコーダ15は、ゴム等のエラストマにフェライト等の磁性体粉が混入され、周方向に交互に磁極N、Sが着磁されて車輪の回転速度検出用のロータリエンコーダを構成している。
なお、ここでは、ゴム磁石からなる磁気エンコーダ15を有するパルサリング13を例示したが、これに限らず、焼結合金で形成されたものでも良いし、プラスチック磁石が接合されたものでも良い。
本実施形態では、外方部材2のインナー側の端部外周にキャップ10が圧入され、外方部材2のインナー側の開口部を閉塞している。そして、このキャップ10を介してナックル16が外方部材2の嵌合面2dに嵌合されている。キャップ10は、後述する回転速度センサ17の感知性能に悪影響を及ぼさないように、耐食性を有する非磁性体の鋼板、例えば、オーステナイト系ステンレス鋼板が使用されている。
キャップ10は、外方部材2の端部外周の嵌合面2dに圧入される円筒状の嵌合部10aと、この嵌合部10aから径方向内方に延び、磁気エンコーダ15に僅かな軸方向すきまを介して対峙する円板状の遮蔽部10bと、この遮蔽部10bからインナー側に突出する屈曲部10cを介して内方部材1のインナー側の端部を覆う底部10dとを備えている。そして、この底部10dの中心部にアウター側に突出した凸部10eが形成されている。このような屈曲形状により、強度・剛性を高めたキャップ10を提供することができ、走行中に小石等が飛来して衝突しても充分な耐力を備え、長期間に亘って耐久性を向上させることができる。
回転速度センサ17の検出部は、キャップ10の遮蔽部10bに近接または当接され、検出部と磁気エンコーダ15とはキャップ10を介して所定のエアギャップ(軸方向すきま)で対向配置されている。この回転速度センサ17はPA66等の射出成形可能な合成樹脂で形成され、ホール素子、磁気抵抗素子(MR素子)等、磁束の流れ方向に応じて特性を変化させる磁気検出素子およびこの磁気検出素子の出力波形を整える波形整形回路が組み込まれたIC(図示せず)等が包埋され、車輪の回転速度を検出してその回転数を制御する自動車のABSを構成している。
ここで、キャップ10の嵌合部10aが外方部材2の嵌合面2dに圧入され、遮蔽部10bと外方部材2のインナー側の端面2eとの間に環状空間Sが形成されている。この環状空間Sにパルサリング13を構成する支持環14の立板部14bが配設されている。これにより、支持環14の立板部14bの外径を大きく設定することができ、その結果、この立板部14bに接合される磁気エンコーダ15のセンシング径が大きくなり、軸受周りの軽量・コンパクト化においても磁気エンコーダ15の磁力を確保することができる。
また、インナー側のシールを設けなくても、外方部材2のインナー側の端面2eと支持環14の立板部14bおよび支持環14の立板部14bとキャップ10との間に形成される僅かな屈曲した環状のすきまによりラビリンスシールが形成され、軸受内部に充填されたグリースがキャップ10の遮蔽部10bを越えて底部10dに流出するのを防止することができる。
(b)は、(a)のA部を拡大したものであるが、キャップ10の嵌合部10aの先端部の内径に面取り部18が形成されている。この面取り部18によってキャップ10を外方部材2の嵌合面2dに圧入する作業性を向上させることができる。
前述した実施形態(図2)の変形例を図3に示す。なお、この実施形態は、基本的には前述した実施形態と外方部材2の嵌合面2dの構成が一部異なるだけで、その他前述した実施形態と同一部品や同一部位あるいは同様の機能を有する部品や部位には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
キャップ10は、外方部材2の端部外周の嵌合面2d’に圧入される円筒状の嵌合部10aと、この嵌合部10aから径方向内方に延び、磁気エンコーダ15に僅かな軸方向すきまを介して対峙する円板状の遮蔽部10bと、この遮蔽部10bから屈曲部10cを介して内方部材1のインナー側の端部を覆う底部10dとを備えている。
ここで、外方部材2の嵌合面2d’に環状溝19が形成され、この環状溝19にOリング等の弾性部材20が装着されている。そして、この弾性部材20の装着後の外径が嵌合面2d’の外径よりも大径になるように設定されている。これにより、キャップ10の嵌合部10aと外方部材2の嵌合面2d’との嵌合部の気密性が向上すると共に、キャップ10の圧入代を小さく抑えても外部から雨水やダスト等が軸受内部に侵入するのを防止することができ、キャップ10の圧入作業性を向上させることができる。
図4(a)に前述した実施形態(図2)の変形例を示す。なお、この実施形態は、基本的には前述した実施形態とキャップ10の嵌合部10aの構成が一部異なるだけで、その他前述した実施形態と同一部品や同一部位あるいは同様の機能を有する部品や部位には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
キャップ21は、図4(a)に示すように、外方部材2の端部外周の嵌合面2dに圧入される円筒状の嵌合部22と、この嵌合部22から径方向内方に延び、磁気エンコーダ15に僅かな軸方向すきまを介して対峙する円板状の遮蔽部10bと、この遮蔽部10bから屈曲部10cを介して内方部材1のインナー側の端部を覆う底部10dとを備えている。
ここで、(b)に拡大して示すように、嵌合部22の先端部には径方向外方に屈曲した鍔部22aがプレス加工によって形成されている。この鍔部22aは外方部材2の嵌合面2dの端部に形成された環状の逃げ溝2f内に収容されている。この鍔部22aにより、キャップ21を外方部材2の嵌合面2dに圧入する作業性を向上させることができると共に、前述した実施形態のような面取り部18の機械加工が不要となり、加工コストを削減することができる。
また、(c)に示すように、外方部材2の逃げ溝2fとキャップ21の嵌合部22の鍔部22a間にOリング等の弾性部材23を弾性装着することにより、キャップ21の嵌合部22と外方部材2の嵌合面2dとの嵌合部の気密性が向上すると共に、キャップ21の圧入代を小さく抑えても外部から雨水やダスト等が軸受内部に侵入するのを防止することができ、キャップ21の圧入作業性を向上させることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明を行ったが、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるものではなく、あくまで例示であって、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
本発明に係る車輪用軸受装置は、外方部材のインナー側の端部にキャップが外嵌された従動輪用の内輪回転タイプの車輪用軸受装置に適用することができる。
1 内方部材
2 外方部材
2a、2b 外側転走面
2c 車体取付フランジ
2d、2d’ 外方部材の嵌合面
2e 外方部材のインナー側の端面
2f 外方部材の逃げ溝
3 転動体
4 ハブ輪
4a、5a 内側転走面
4b 小径段部
4c 加締部
5 内輪
5b 内輪の外径面
6 車輪取付フランジ
6a ハブボルト
6b 車輪取付フランジのインナー側の基部
7、8 保持器
9 シール
10、21 キャップ
10a、14a、22 嵌合部
10b 遮蔽部
10c 屈曲部
10d 底部
10e 凸部
11 芯金
12 シール部材
12a サイドリップ
12b ダストリップ
12c グリースリップ
13 パルサリング
14 支持環
14b 立板部
15 磁気エンコーダ
16 ナックル
17 回転速度センサ
18 面取り部
19 環状溝
20、23 弾性部材
22a 鍔部
50、60 内輪
50a 内輪の外径面
51 支持環
51a、55a 嵌合部
51b 立板部
52、63 磁気エンコーダ
53 パルサリング
54 外方部材
54a 外方部材の嵌合面
55 キャップ
55b 遮蔽部
55c 屈曲部
55d 底部
56 回転速度センサ
57、64a 円筒部
57a 円筒部の端部
58 縮径部
59 弾性部材
59a 環状突起
61 内輪の本体部
62 支持部材
62a 取付面
64 カバー部材
64b 円板部
65 外輪
65a 環状凹部
66 センサモジュール
67 導磁部材
67a 第1の対向部
68 凹部
69 ホールIC
70 ナックル
d0 外方部材の嵌合面の内径
d1 キャップの円筒部の端部の外径
O 内輪の回転軸線
PCDi インナー側の転動体のピッチ円直径
PCDo アウター側の転動体のピッチ円直径
S 環状空間

Claims (6)

  1. 外周にナックルに取り付けられるための車体取付フランジを一体に有し、内周に複列の外側転走面が一体に形成された外方部材と、一端部に車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、外周に軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に圧入された少なくとも一つの内輪とからなり、外周に前記複列の外側転走面に対向する複列の内側転走面が形成された内方部材と、前記外方部材と内方部材のそれぞれの転走面間に転動自在に収容された複列の転動体と、前記外方部材のインナー側の端部に嵌着され、鋼板から形成されたキャップと、を備え、前記ハブ輪の小径段部の端部を径方向外方に塑性変形させて形成した加締部によって前記内輪が所定の軸受予圧が付与された状態で軸方向に固定されると共に、前記内輪にパルサリングが装着され、このパルサリングが、鋼板から断面がL字状に、全体として円環状に形成され、前記内輪の外径面に圧入される円筒状の嵌合部と、この嵌合部から径方向外方に延びる立板部とからなる支持環と、この支持環の立板部のインナー側の側面に一体に接合された磁気エンコーダとからなり、前記キャップを介して回転速度センサが前記磁気エンコーダに軸方向エアギャップにて対峙されている車輪用軸受装置において、前記ナックルと嵌合する前記外方部材の嵌合面が、軸方向で、前記複列の転動体のうちインナー側の転動体の位置よりインナー側に配設され、前記キャップが、前記外方部材の嵌合面に圧入される円筒状の嵌合部と、この嵌合部から径方向内方に延びる円板状の遮蔽部と、この遮蔽部からインナー側に突出する屈曲部を介して前記内方部材のインナー側の端部を覆う底部と、を備えると共に、前記キャップの遮蔽部と前記外方部材のインナー側の端面との間に環状空間が形成され、この環状空間に前記パルサリングを構成する支持環の立板部が配設されていることを特徴とする車輪用軸受装置。
  2. 前記外方部材のインナー側の端面と前記支持環の立板部および前記キャップとの間に屈曲した環状のすきまが形成されている請求項1に記載の車輪用軸受装置。
  3. 前記キャップの嵌合部の先端部の内径に面取り部が形成されている請求項1または2に記載の車輪用軸受装置。
  4. 前記外方部材の嵌合面に環状溝が形成され、この環状溝に弾性部材が装着されると共に、この弾性部材の装着後の外径が前記嵌合面の外径よりも大径になるように設定されている請求項1に記載の車輪用軸受装置。
  5. 前記キャップの嵌合部の先端部に径方向外方に屈曲した鍔部がプレス加工によって形成されている請求項1または2に記載の車輪用軸受装置。
  6. 前記外方部材の嵌合面の端部に環状の逃げ溝が形成され、この逃げ溝内に前記キャップの鍔部が収容されると共に、前記逃げ溝と鍔部間に弾性部材が弾性装着されている請求項1に記載の車輪用軸受装置。
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