JP6978754B2 - 軸受密封装置 - Google Patents
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Description
このラビリンスの形成態様として、前記第2シールリップの前記軸受空間側面と、前記第1円筒部の前記軸受空間とは反対側の端部との間にラビリンスが形成される第1態様、前記第2シールリップの基部の外周面と、前記第1円筒部の内周面との間にラビリンスが形成される第2態様、前記第1円筒部の前記軸受空間とは反対側の端部に軸方向に向く突起部が設けられ、前記第2シールリップの前記軸受空間側面と、前記突起部の先端部との間にラビリンスが形成される第3態様、さらには、前記第2シールリップの基部に前記第1円筒部の内周面に向く突部が設けられ、前記第1円筒部の内周面と当該突部の先端部との間にラビリンスが形成される第4態様、を採用するようにしても良い。
これらのラビリンスの形成態様は、要求される仕様、使用されるグリースの性状、スペース的な制約等を勘案して適宜選択採用される。
これによれば、補助シールリップの存在により、グリース保持構造部によるグリースの充填保持がより的確になされる。
この場合、前記補助シールリップは、前記第2シールリップの前記軸受空間側部分の近傍に位置するように設けられているものとしても良い。
これによれば、グリース保持構造部に保持されるグリースの遠心力による外輪の内周面に対する付着が、外輪の内周面と第1シール部材の第1円筒部との嵌合部の端部付近でなされ、当該嵌合部への泥水等の浸入の防止がより確実になされる。
その他の構成は、図2に示す例と同様であるから、共通部分に同一の符号を付して、その説明を割愛する。
その他の構成は、図2に示す例と同様であるから、共通部分に同一の符号を付して、その説明を割愛する。
その他の構成は、図2に示す例と同様であるから、共通部分に同一の符号を付して、その説明を割愛する。
なお、これら第一の実施形態におけるラビリンスr1〜r4の形成態様は、ベアリングシール100として要求される仕様、使用されるグリースgの性状、第1シール部材110及び第2シール部材150により囲まれた空間Sのスペース的な制約等を勘案して適宜選択採用される。
その他の構成は、第一の実施形態と同様であるから、共通部分に同一の符号を付し、ここでもその説明を割愛する。
その他の構成は、図6に示すと同様であるから共通部分に同一の符号を付し、その説明を割愛する。
その他の構成は、図6に示すと同様であるから共通部分に同一の符号を付し、その説明を割愛する。
2 外輪
20a 車体側内周面(外輪の内周面)
21a 車輪側内周面(外輪の内周面)
3 ハブ輪(内輪)
4 内輪部材(内輪)
5 内輪
100,200 ベアリングシール(軸受密封装置)
110,210 第1シール部材
111,211 第1円筒部
120,220 第1芯金
121,221 第1嵌合円筒部
111a 第1嵌合部の端部
111b 第1嵌合部の内周面
111c 突起部
131,231 アキシャルリップ(第1シールリップ)
150,250 第2シール部材
160,260 第2芯金
161,261 第2嵌合円筒部
161a,261a 一端部
162,263 外向鍔状部
162a,264a 外径側部分
171,271 第2シールリップ
170 固着基部(基部)
170a 外周面
170b 突部
171a 軸受空間側面
172,272 補助シールリップ
180,280 グリース保持構造部
BS 軸受空間
S1〜S3 空間部
r1〜r4 ラビリンス
L 軸
Claims (7)
- 軸受装置における、外輪と、該外輪に対して同軸回転する内輪との間に形成される環状の軸受空間を密封する軸受密封装置であって、
前記外輪に内嵌される第1円筒部を有する第1シール部材と、該第1シール部材より前記軸受空間の外方側に位置するように前記内輪に外嵌される第2シール部材とからなり、
前記第1シール部材は、前記外輪に内嵌されて前記第1円筒部を構成する第1嵌合円筒部を有する第1芯金と、該第1芯金に固着されて前記第2シール部材又は前記内輪に摺接可能に弾接乃至は近接する弾性体製の第1シールリップとを備え、
前記第2シール部材は、前記内輪に外嵌される第2嵌合円筒部及び該第2嵌合円筒部の一端部より外径方向に延びる鍔状部を有する第2芯金と、前記鍔状部の外径側部分に固着されて前記外輪の内周面に摺接可能に弾接乃至は近接する弾性体製の第2シールリップとを備え、
前記第2シールリップの前記軸受空間側部の近傍に、前記外輪の内周面と、前記第2シールリップと、前記第1シール部材の第1円筒部とにより囲まれて形成される空間部によってグリース保持構造部が形成され、
前記第2シールリップと、前記第1シール部材の第1円筒部との間に、ラビリンスが形成されることを特徴とする軸受密封装置。 - 請求項1に記載の軸受密封装置において、
前記ラビリンスは、前記第2シールリップの前記軸受空間側面と、前記第1円筒部の前記軸受空間とは反対側の端部との間に形成されることを特徴とする軸受密封装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の軸受密封装置において、
前記ラビリンスは、前記第2シールリップの基部の外周面と、前記第1円筒部の内周面との間に形成されることを特徴とする軸受密封装置。 - 請求項1に記載の軸受密封装置において、
前記第1円筒部の前記軸受空間とは反対側の端部に軸方向に向く突起部が設けられ、前記ラビリンスは、前記第2シールリップの前記軸受空間側面と、前記突起部の先端部との間に形成されることを特徴とする軸受密封装置。 - 請求項1に記載の軸受密封装置において、
前記第2シールリップの基部に前記第1円筒部の内周面に向く突部が設けられ、前記ラビリンスは、前記第1円筒部の内周面と当該突部の先端部との間に形成されることを特徴とする軸受密封装置。 - 軸受装置における、外輪と、該外輪に対して同軸回転する内輪との間に形成される環状の軸受空間を密封する軸受密封装置であって、
前記外輪に内嵌される第1円筒部を有する第1シール部材と、該第1シール部材より前記軸受空間の外方側に位置するように前記内輪に外嵌される第2シール部材とからなり、
前記第1シール部材は、前記外輪に内嵌されて前記第1円筒部を構成する第1嵌合円筒部を有する第1芯金と、該第1芯金に固着されて前記第2シール部材又は前記内輪に摺接可能に弾接乃至は近接する弾性体製の第1シールリップとを備え、
前記第2シール部材は、前記内輪に外嵌される第2嵌合円筒部及び該第2嵌合円筒部の一端部より外径方向に延びる鍔状部を有する第2芯金と、前記鍔状部の外径側部分に固着されて前記外輪の内周面に摺接可能に弾接乃至は近接する弾性体製の第2シールリップとを備え、
前記第2シールリップは、前記鍔状部に対して外径側且つ軸方向で前記軸受空間の外方側に向け径大化するように形成され、
前記第2シールリップの近傍における前記鍔状部の外径側部分から外径方向に延び、かつ軸方向で前記軸受空間の外方側に向けて延びるように補助シールリップが設けられ、
前記第2シールリップの前記軸受空間側部の近傍に、前記外輪の内周面と、前記第2シールリップと、前記補助シールリップとにより囲まれて形成される空間部によって前記第1円筒部を関与させることなくグリース保持構造部が形成されることを特徴とする軸受密封装置。 - 請求項6に記載の軸受密封装置において、
前記補助シールリップは、前記第2シールリップの前記軸受空間側部分の近傍に位置するように設けられていることを特徴とする軸受密封装置。
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JP2016100958A JP6978754B2 (ja) | 2016-05-20 | 2016-05-20 | 軸受密封装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016100958A JP6978754B2 (ja) | 2016-05-20 | 2016-05-20 | 軸受密封装置 |
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JP2017207162A JP2017207162A (ja) | 2017-11-24 |
JP6978754B2 true JP6978754B2 (ja) | 2021-12-08 |
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ID=60414926
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016100958A Active JP6978754B2 (ja) | 2016-05-20 | 2016-05-20 | 軸受密封装置 |
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2016
- 2016-05-20 JP JP2016100958A patent/JP6978754B2/ja active Active
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