JP2017056472A - 電縫溶接工程の監視装置及び監視方法 - Google Patents

電縫溶接工程の監視装置及び監視方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電縫溶接工程において適正なアプセットが行われているか否かを正確に監視することができる技術を提供する。
【解決手段】電縫溶接工程において、金属板1がV字状に収束する領域であるV字収束領域を含む領域の表面の画像を画像撮影手段7により撮影してその画像を取り込み、画像処理手段8にて時系列で撮影された画像に基づいて金属板1がV字状に収束する幾何学的収束点V0、物理的収束点V1またはV収束角の少なくとも1つを抽出し、その絶対位置の周期変動の振幅或いは周期を測定する。アプセット不足の場合には周期変動の振幅が大きくなることを利用し、アプセット状態の良否を判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電縫鋼管の製造工程のうちの電縫溶接工程の監視装置及び監視方法に関するものである。
電縫鋼管は、帯状の金属板を搬送しながらロール群により連続的に円筒状に成形し、成形された円筒状の金属板に対してその側方から一対のスクイズロールによりアプセットを加えながら、かつ、V字状に収束する金属板の周方向の両端部への入熱制御を行いながら、高周波抵抗溶接または誘導加熱溶接により加熱溶融させて突き合わせて溶接する方法で製造される。この電縫溶接工程は電縫鋼管の品質に直接影響する重要な工程であるため、従来から様々な検討がなされてきた。
電縫鋼管の製造における高周波抵抗溶接または誘導加熱溶接のような場合、その溶接現象は投入電力(入熱量)が高くなるにつれて、冷接、第1種、第2種、過入熱といった溶接現象が発現することが知られている。この中で第2種現象は広い入熱条件で安定した溶接部品質が得られると考えられていたが、溶接欠陥に着目した品質と溶接現象の詳細な観察により、第2種は3つの現象に細分類されることが分かった。これらを入熱の低い方から狭義の第2種、遷移領域、2段収束を伴う第2種と定義した。とりわけ遷移領域では溶接欠陥が増加する可能性が高いこと、2段収束を伴う第2種ではV収束角が2段階に変化する現象(2段収束)が起こること、2段収束=全厚溶融であることなどを見出した。実操業では冷接、過入熱及び遷移領域を回避し、品種毎に第2種、2段収束を伴う第2種領域に入熱を制御して溶接部品質の高い溶接を行うことが要求される。
しかし、入熱状態を左右するのは供給電力だけではなく、V収束角や突合せ角など他の要因にも影響されるため、溶接状態を連続的に監視する技術が効果的であると考えられる。本発明者らは、これまでに溶接スリットの長さを測定することで適切な溶接条件に制御する手法(特許文献1、特許文献2)、2段収束型第2種溶接現象を把握することで溶融証明、入熱制御を行う技術、溶接点位置とスクイズロールセンター間の距離を測定することで入熱上限を監視する技術(特許文献3)などを開発し、2段収束を伴う第2種現象が発現する入熱状態に制御するためのシステムを構築、導入してきた。更に、より低入熱側で造管する品種にも対応するため、アーク検出による第2種領域の境界を判別する技術も出願済みであるが、更により正確な溶接状態の監視方法及び装置が求められている。
特許第5014837号公報 WO11/118560号公報 特許5510615号公報
本発明者らはこの要望に応えるために検討を重ねた結果、電縫溶接の品質は入熱状態の他に、スクイズロールによるアプセットが適切に行われているか否かによっても大きく左右されることに着目した。特にアプセットが適正値よりも小さい場合は、加熱・溶融過程で溶接面に成長した酸化物が正常に排出されずに残留し、ペネトレータと呼ばれる酸化物欠陥が発生する可能性が高くなる。従来の電縫溶接工程の監視技術は入熱状態の監視に主眼が置かれてきた上、直接的にアプセット状態を把握する技術がなかったことから、アプセット状態の監視ができていなかった。従って本発明の目的は、電縫溶接工程において適正なアプセット状態であるか否かを正確に監視することができる技術を提供することである。
上記の課題を解決するためになされた本発明の電縫溶接工程の監視装置は、ロール群により円筒状に成形された金属板に対してその側方から一対のスクイズロールによりアプセットを加えながら、かつV字状に収束する金属板の周方向の両端部への入熱制御を行いながら、高周波抵抗溶接または誘導加熱溶接により加熱溶融させて突き合わせて溶接する電縫溶接工程の監視装置であって、前記金属板のV字状に収束する領域であるV収束領域を含む領域の表面の画像が撮影される画像撮影手段と、前記画像撮影手段により撮影された画像を取り込み、時系列で撮影された画像に基づいて金属板がV字状に収束するV収束点を抽出し、その絶対位置の周期変動の振幅或いは周期を測定することでアプセット状態を判定する画像処理手段と、が備えられていることを特徴とするものである。
また本発明の電縫溶接工程の監視方法は、帯状の金属板を搬送しながらロール群により連続的に円筒状に成形し、前記円筒状の金属板に対してその側方から一対のスクイズロールによりアプセットを加えながら、かつV字状に収束する金属板の周方向の両端部への入熱制御を行いながら、高周波抵抗溶接または誘導加熱溶接により加熱溶融させて突き合わせて溶接する電縫溶接工程の監視方法であって、前記金属板のV字状に収束する領域であるV収束領域を含む領域の表面の画像を撮影する画像撮影手段により撮影された画像を取り込み、画像処理手段にて時系列で撮影された画像に基づいて金属板がV字状に収束するV収束点を抽出し、その絶対位置の周期変動の振幅或いは周期を測定することでアプセット状態を判定することを特徴とするものである。
上記した本発明においては、前記V収束点として、幾何学的収束点、物理的衝合点もしくはV収束角を用いることが好ましい。
また本発明においては、前記V収束点の絶対位置の周期変動の振幅或いは周期の測定には、1周期以上の時間ウィンドウ内で最大、最小値を監視して振幅の大きさを把握するか、フーリエ変換を用いて周波数成分に変換した後に特定周波数の振幅または強度を測定するか、の何れかを用いることが好ましい。
本発明の電縫溶接工程の監視装置及び監視方法によれば、従来は知り得なかったアプセット状態をリアルタイムで監視し、適正なアプセット状態を維持することができる。このため従来の入熱状態の監視技術と併用すれば、より正確な溶接監視を行なうことが可能となる。
電縫溶接工程の説明図である。 V収束領域を含む領域の表面の画像の模式図である。 直線近似された金属板の両端部の様々なエッジ形状を示す図である。 適正アプセットの場合における幾何学的収束点V0の変動を示すグラフである。 低アプセットの場合における幾何学的収束点V0の変動を示すグラフである。 適正アプセットの場合における幾何学的収束点V0の変動の周波数成分を示すグラフである。 低アプセットの場合における幾何学的収束点V0の変動の周波数成分を示すグラフである。 別品種の適正アプセットの場合における幾何学的収束点V0の変動を示すグラフである。 別品種の低アプセットの場合における幾何学的収束点V0の変動を示すグラフである。
以下に本発明の実施形態を説明する。
図1は電縫溶接工程の説明図である。電縫鋼管は、帯状の金属板(鋼板)を搬送しながら図示しない多数のロール群により連続的に円筒状に成形し、円筒状に成形された金属板1に対してその側方から一対のスクイズロール2,2によりアプセットを加えながら、電縫溶接する方法で製造される。
図1に示されるように、スクイズロール2,2の手前側では金属板1の周方向の両端部1a、1bが、矢印で示す金属板1の進行方向に向かって次第に接近し、V字状に収束して行く。この場合、入熱条件によって2種類の収束点が発生するため、金属板1の両端部1a、1bの近似直線の交点を幾何学的収束点V0、両エッジが接触する点を物理的衝合点V1、V字状に収束する領域をV収束領域と呼び、幾何学的収束点V0に向かう金属板1の周方向の両端部1a、1bがなす角度をV収束角と呼ぶ。
図1に示される4a、4bはV字収束領域3に向かう金属板1の周方向の両端部1a、1b付近に接触するように配置される一対のコンタクトチップであり、5は円筒状に成形された金属板1の中心部に配置されたインピーダ、6はコンタクトチップ4a、4bに接続された高周波電源である。コンタクトチップ4a、4bから給電される高周波電流は、金属板1の周方向の両端部1a、1bに沿って矢印のように流れて高周波抵抗により金属板1の両端部1a、1bを加熱溶融する。この高周波電流については、従来と同様に入熱制御が行われている。そして加熱溶融された金属板1の両端部1a、1bは、V字収束領域3の付近でスクイズロール2,2によるアプセットが加えられ、電縫溶接される。なおコンタクトチップ4a、4bの代りに誘導コイルを用い、同様に誘導加熱溶接を行なうこともできる。上記した電縫溶接工程は周知である。
このように加熱溶融された金属板1の両端部1a、1bに、スクイズロール2,2によりアプセットを加えることによって、金属板1の表面の酸化物が溶接面から押出されて排出され、優れた溶接品質が達成できる。しかしアプセットが不足すると酸化物が溶接面に残存して溶接欠陥を発生させる可能性が高くなる。本発明では、従来は知り得なかったアプセット状態をリアルタイムで監視するために、画像撮影手段7と、画像処理手段8とが設けられている。
画像撮影手段7は、金属板1のV字状に収束する領域であるV字収束領域を含む領域の表面の画像を撮影するものであり、例えばCCDカメラが用いられる。金属板1はその両端部1a、1bが集中的に加熱溶融されるため両端部1a、1b及びそれらの近傍から輻射光を発する。画像撮影手段7はこの輻射光のうち赤色光を含む金属板1の表面の画像を撮影する。
画像処理手段8は、画像撮影手段7により撮影された画像を取り込み、時系列で撮影された画像に基づいて金属板1がV字状に収束するV字収束領域3を抽出する。具体的には、図2に示されるようなV字収束領域を含む画像から赤色成分を抽出して金属板1の両端部1a、1bのエッジを検出し、直線近似する。さらに2値化とラべリング処理とを行ない、V字状に収束する幾何学的収束点V0と、エッジが物理的に衝合される物理的収束点V1とを求める。なお、図2に示される金属板1の両端部1a、1bの外側の凹凸形状は、押出された酸化物の赤色画像である。
図3に画像処理手段8により直線近似された金属板1の両端部1a、1bの様々なエッジ形状を示す。図3の上段の図は、近似直線が幾何学的収束点V0に向かってV字状に収束した様子を示している。両側の近似直線がなす角度をV収束角という。この図では幾何学的収束点V0と、物理的衝合点V1が一致している。このような状態は比較的入熱が低い場合に生じ、背景技術に記載した第1種の溶接現象に相当する。
図3の下段の図は、上段の図より入熱が高い場合を示しており、幾何学的収束点V0と物理的衝合点V1が完全に分離した様子を示している。このような状態は背景技術に記載した2段収束を伴う第2種の溶接現象(2段収束現象)に相当する。
画像処理手段8は、上記のように幾何学的収束点V0、物理的収束点V1またはV収束角の少なくとも1つを抽出し、その絶対値の周期変動の振幅或いは周期を測定する。すなわち、アプセットが不足した状態で溶接した場合には、幾何学的収束点V0、物理的収束点V1またはV収束角の少なくとも1つが周期的に変動するため、その周期的な変動を観察すれば、アプセットが低下したかどうかを判定することが可能となる。このような幾何学的収束点V0、物理的収束点V1またはV収束角の少なくとも1つの周期的な変動とアプセットとの関係は従来全く知られておらず、本発明者らが初めて見出したものである。
図4はアプセットが適正な場合の幾何学的収束点V0の位置の変動状態を示すグラフである。このような周期的な変動は、溶接部のロバスト性のため、フォーミングやロール偏芯などによる揺らぎが顕在化することで発生すると推測される。しかしアプセットが適正な場合、幾何学的収束点V0の位置の変動は数mm以内に留まる。
これに対して、アプセットが不足している場合には、幾何学的収束点V0は下流側にシフトするとともに、図5に示すようにその周期的な変動幅は大きくなり、数mmを超える。そこで、V字収束領域3の変動幅を把握することにより、アプセット状態の良否を判定することができる。
V字収束領域3の変動幅を把握するには、1周期以上の時間ウィンドウ内で最大値、最小値を監視して振幅の大きさを把握するか、あるいはV字収束領域3の変動をフーリエ変換を用いて周波数成分に変換した後に、特定周波数の振幅または強度を測定するか、の何れかの方法を用いることが好ましい。アプセット状態が適切でないと判定された場合には、スクイズロール2,2にフィードバックして、適切なアプセット状態とする。
以下に本発明の実施例を示す。
直径323.9mm、板厚15.9mmの電縫鋼管を、高周波抵抗溶接により製造する実際の電縫鋼管製造ラインの溶接部のほぼ鉛直上方位置に、画像撮影手段であるカメラを取付け、撮影と画像処理とを連続的に行いながら、V字収束点である幾何学的収束点V0の位置を測定した。カメラは40フレーム/秒、露光時間は1/10000秒に設定した。
アプセットを10mmとした適正アプセット条件下では、前述の図4に示したように、幾何学的収束点V0の周期的な変動幅は±2mm程度であったが、アプセットを5mmとした低アプセット条件下では、前述の図5に示したように、幾何学的収束点V0の周期的な変動幅は±4mm以上となった。なおこのような傾向は、入熱量を変化させた場合にも同様に生じることを確認した。こうした周期的な変動は、溶接条件によって幾何学的収束点V0、物理的収束点V1またはV収束角の少なくとも1つで顕著に発生することも考えられるため、少なくとも1つでも変動幅が大きくなった場合には、アプセットが低下したと判断する。
この幾何学的収束点V0の変動の周期は鋼種によって異なるが、実施例では6秒程度の周期であった。適正アプセットの場合には、目立った周期性は確認できなかった。
図6、図7は図4、図5と同一のデータを、高速フーリエ変換を用いて周波数変換した結果を示すグラフであり、図7に示す低アプセット条件下では、図6の適正アプセット条件では見られなかった0.15Hz付近の周波数成分が高くなっていることが判る。
また図8、図9は、直径323.9mm、板厚6.4mmの別品種の電縫鋼管を製造する実際の電縫鋼管製造ラインのデータであり、図9に示す低アプセット時に発生する周波数が、図7とは異なっている。これは品種によって、造管速度やロール径などが異なることが原因となって、周波数が変化するためと考えられる。しかし同一品種の場合には、ほぼ同じ周波数成分が現れるので、閾値を設定してアプセット状態の正常/異常を容易にかつ正確に判別することができる。
このように本発明によれば、V字収束点を抽出し、その絶対位置の周期変動の振幅或いは周期を測定することでアプセット状態の適否をリアルタイムで容易に判定することができるので、スクイズロールの動きにフィードバックすれば、従来は不可能であったアプセット状態の監視とアプセットの制御が可能となり、より正確な溶接条件の制御を行なうことができる。
1:金属板
1a、1b:金属板の両端部
2:スクイズロール
3:V字収束領域
4a、4b:コンタクトチップ
5:インピーダ
6:高周波電源
7:画像撮影手段
8:画像処理手段

Claims (6)

  1. ロール群により円筒状に成形された金属板に対してその側方から一対のスクイズロールによりアプセットを加えながら、かつV字状に収束する金属板の周方向の両端部への入熱制御を行いながら、高周波抵抗溶接または誘導加熱溶接により前記両端部を加熱溶融させて突き合わせて溶接する電縫溶接工程の監視装置であって、
    前記金属板のV字状に収束する領域であるV字収束領域を含む領域の表面の画像が撮影される画像撮影手段と、
    前記画像撮影手段により撮影された画像を取り込み、時系列で撮影された画像に基づいて金属板がV字状に収束するV字収束点を抽出し、その絶対位置の周期変動の振幅或いは周期を測定することでアプセット状態を判定する画像処理手段と、が備えられていることを特徴とする電縫溶接工程の監視装置。
  2. 前記V字収束点には、幾何学的収束点、物理的衝合点またはV収束角のうち少なくとも1つが用いられることを特徴とする請求項1に記載の電縫溶接工程の監視装置。
  3. 前記V字収束点の絶対位置の周期変動の振幅或いは周期の測定には、1周期以上の時間ウィンドウ内で最大、最小値を監視して振幅の大きさを把握するか、フーリエ変換を用いて周波数成分に変換した後に特定周波数の振幅または強度を測定するか、の何れかが用いられることを特徴とする請求項1または2に記載の電縫溶接工程の監視装置。
  4. 帯状の金属板を搬送しながらロール群により連続的に円筒状に成形し、前記円筒状の金属板に対してその側方から一対のスクイズロールによりアプセットを加えながら、かつV字状に収束する金属板の周方向の両端部への入熱制御を行いながら、高周波抵抗溶接または誘導加熱溶接により加熱溶融させて突き合わせて溶接する電縫溶接工程の監視方法であって、
    前記金属板のV字状に収束する領域であるV字収束領域を含む領域の表面の画像を撮影する画像撮影手段により撮影された画像を取り込み、画像処理手段にて時系列で撮影された画像に基づいて金属板がV字状に収束するV字収束点を抽出し、その絶対位置の周期変動の振幅或いは周期を測定することでアプセット状態を判定することを特徴とする電縫溶接工程の監視方法。
  5. 前記V字収束点には、幾何学的収束点、物理的衝合点またはV収束角のうち少なくとも1つを用いることを特徴とする請求項4に記載の電縫溶接工程の監視方法。
  6. 前記V字収束点の絶対位置の周期変動の振幅或いは周期の測定には、1周期以上の時間ウィンドウ内で最大、最小値を監視して振幅の大きさを把握するか、フーリエ変換を用いて周波数成分に変換した後に特定周波数の振幅または強度を測定するか、の何れかを用いることを特徴とする請求項4または5に記載の電縫溶接工程の監視方法。
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