JP2017039561A - エレベータの照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】かご室の意匠性を損なうことなく、光源の保守、点検、交換等のメンテナンス作業をかご室内から容易に行えるエスカレータの照明装置を得ることにある。【解決手段】エレベータの照明装置は、かご室の天井面に取り付けられ、かご室内を照らす光源と、天井面に支持されたカバーと、を備えている。カバーは、光源を下方から覆う第1の位置と、光源をかご室内に露出させる第2の位置との間でスライド可能であるとともに、第1の位置にスライドされた状態では、締結具を介して天井面に固定されている。【選択図】図6
Description
本発明の実施形態は、かご室内を照らすエレベータの照明装置に関する。
エレベータの乗りかごは、かご室内を照らす照明装置を備えている。照明装置は、かご室の天井面に設置されており、かご室の意匠性に大きな影響を及ぼすことが知られている。
かご室の天井面に照明装置を設置する場合、例えばLEDのような光源の保守、点検、交換等の作業、あるいは光源を覆うカバーの清掃作業等を、かご室の意匠性を損なうことなく、かご室内から行える構成とすることが望まれる。
本発明の目的は、かご室の意匠性を確保しつつ、光源の保守、点検、交換等の各種のメンテナンス作業をかご室内から容易に行えるエレベータの照明装置を得ることにある。
実施形態によれば、エレベータの照明装置は、かご室の天井面に取り付けられ、前記かご室内を照らす光源と、前記天井面に支持されたカバーと、を備えている。前記カバーは、前記光源を下方から覆う第1の位置と、前記光源を前記かご室内に露出させる第2の位置との間でスライド可能であるとともに、前記第1の位置にスライドされた状態では、締結具を介して前記天井面に固定されている。
以下、実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、エレベータの乗りかご1の内部構造を示している。乗りかご1は、乗客が乗り込むかご室2を有している。かご室2は、床板3、側板4および天井板5で囲まれた四角い箱状の要素であり、かご扉6で開閉される乗降口7を備えている。天井板5は、かご室2に露出されたフラットな天井面8を有している。天井面8は、かご室2の意匠性を確保するため、例えば光反射処理が施されている。
間接照明式の照明装置10が天井面8の中央部に設置されている。図3および図6に示すように、照明装置10は、複数のLEDユニット11およびカバー12を主要な要素として備えている。LEDユニット11は、光源の一例であって、天井面8の上に第1の発光列13aおよび第2の発光列13bを規定している。
具体的には、第1の発光列13aおよび第2の発光列13bは、夫々かご室2の奥行き方向に一列に並べられた四個のLEDユニット11で構成されている。第1の発光列13aおよび第2の発光列13bは、かご室2の幅方向に互いに間隔を存して平行に配置されている。
図4および図5に最もよく示されるように、各LEDユニット11は、金属製のベース14および複数のLEDパッケージ15を有している。ベース14は、細長い板状の支持部16と、支持部16の一側から立ち上がる側板部17と、を備え、側板部17の上端には、水平に折り曲げられたフランジ部17aが形成されている。
各LEDパッケージ15は、四角い基板20の上に実装されたLEDチップ21と、LEDチップ21を覆うレンズ22と、を備えている。本実施形態では、6個のLEDパッケージ15がベース14の支持部16の上に一列に並べて実装されている。支持部16に実装されたLEDパッケージ15は、保護フィルム23で覆われている。
図3および図5に示すように、第1の発光列13aを構成する四個のLEDユニット11および第2の発光列13bを構成する四個のLEDユニット11は、夫々補強レール25を介して一体的に結合されている。補強レール25は、LEDユニット11の配列方向に沿って一直線状に延びている。補強レール25は、水平な第1の板部25aと、第1の板部25aの一側から下向きに直角に折り曲げられた第2の板部25bと、を有している。
図6に最もよく示されるように、補強レール25の第1の板部25aは、ベース14のフランジ部17aの上に重ね合わされている。第1の板部25aは、フランジ部17aを貫通する複数のねじ部(図示せず)を有し、当該ねじ部の貫通端にナット26がねじ込まれている。これにより、補強レール25がLEDユニット11のベース14に連結されている。
それとともに、補強レール25の第1の板部25aは、締結具の一例である複数のボルト27を介して天井板5の天井面8に締結されている。このため、第1の発光列13aおよび第2の発光列13bは、天井面8に取り外し可能に直付けされている。
第1の発光列13aおよび第2の発光列13bが天井面8に直付けされた状態では、LEDパッケージ15のレンズ22が天井面8と向かい合っている。このため、図6に矢印で示すように、LEDチップ21から放射された光は、レンズ22を通じて天井面8に向かうとともに、天井面8で下向きに反射されてかご室2内を間接的に照明する。
さらに、第1の発光列13aに対応する補強レール25の第2の板部25bおよび第2の発光列13bに対応する補強レール25の第2の板部25bは、夫々かご室2の天井面8から下向きに突出されているとともに、かご室2の奥行き方向に一直線状に延びている。したがって、第1の発光列13aに対応する第2の板部25bおよび第2の発光列13bに対応する第2の板部25bは、かご室2の幅方向に互いに間隔を存して向かい合っている。
図7ないし図9に示すように、照明装置10のカバー12は、かご室2の奥行き方向に延びた長方形の板状の要素である。カバー12は、遮光性を有するとともに、第1の発光列13aおよび第2の発光列13bを下方から覆っている。
カバー12は、かご室2に露出された表面12aと、天井面8と向かい合う裏面12bと、を有している。カバー12の外周縁部12cは、裏面12bに向けて折り返されている。さらに、カバー12は、一対の嵌合孔28a,28bを有している。嵌合孔28a,28bは、カバー12の長手方向に互いに離れているとともに、カバー12の幅方向に沿う中央部に位置されている。
図9および図11に示すように、補強金具30がカバー12の裏面12bの中央部に取り付けられている。補強金具30は、突出部の一例であって、カバー12の裏面12bから天井面8に向けて突出されているとともに、カバー12の長手方向に延びている。
補強金具30は、金具本体31および一対のフランジ部32a,32bを有している。金具本体31は、細長いフラットな支持部31aと、支持部の31aの長手方向に沿う両側縁部からカバー12の裏面12bに向けて折り曲げられた一対の側板部31b,31cと、を有している。フランジ部32a,32bは、側板部31b,31cの下縁から水平に折り曲げられているとともに、例えば接着等の手段によりカバー12の裏面12bに固定されている。
補強金具30がカバー12の裏面12bに固定された状態では、金具本体31の支持部31aがカバー12の嵌合孔28a,28bの上方に位置されているとともに、側板部31b,31cがカバー12の裏面12bから上向きに突出されている。
さらに、補強金具30の金具本体31は、第1の発光列13aと第2の発光列13bとの間に位置されている。これにより、金具本体31の一方の側板部31bが第1の発光列13aの第2の板部25bと向かい合い、金具本体31の他方の側板部31cが第2の発光列13bの第2の板部25bと向かい合っている。
図9に示すように、一対の通孔34a,34bが補強金具30の支持部31aに形成されている。通孔34a,34bは、カバー12の嵌合孔28a,28bの真上に位置するようにカバー12の長手方向に互いに離れている。
一対の固定ブラケット35a,35bが補強金具30の支持部31aの上に固定されている。固定ブラケット35a,35bは、通孔34a,34bを上方から覆っている。さらに、固定ブラケット35a,35bは、夫々天井面8に接するフラットな固定面36を有している。一対の挿通孔37が固定面36に形成されている。挿通孔37は、通孔34a,34bおよび嵌合孔28a,28bを通じてカバー12の表面12aの方向から視認可能となっている。
このようなカバー12は、一対の第1のブラケット40a,40bおよび一対の第2のブラケット41a,41bを介して天井面8に支持されている。
図3に示すように、第1のブラケット40a,40bは、第1の発光列13aおよび第2の発光列13bを外れた位置で天井面8に直付けされ、第1の発光列13aおよび第2の発光列13bと直交する方向に延びている。言い換えると、第1のブラケット40a,40bは、かご室2の幅方向に沿って水平に延びているとともに、かご室2の奥行き方向に互いに間隔を存して平行に配置されている。
図12および図13に一方の第1のブラケット40aを代表して示すように、第1のブラケット40aは、板状の起立部42と、起立部42の上縁から水平に折り曲げられたフランジ状の取り付け部43と、起立部42の下縁から取り付け部43とは逆向きに水平に折り曲げられたフランジ状のガイド部44と、を備えている。
第1のブラケット40a,40bの取り付け部43は、二本のボルト45で天井面8に固定されている。そのため、第1のブラケット40a,40bの起立部42は、天井面8から下向きに突出されている。それとともに、第1のブラケット40a,40bのガイド部44は、第1の発光列13aおよび第2の発光列13bの端部間に跨るように水平に延びている。
図9に示すように、第2のブラケット41a,41bは、カバー12の裏面12bの長手方向に沿う両端部においてカバー12の幅方向に水平に延びている。第2のブラケット41a,41bは、夫々板状の取り付け部47と、取り付け部47の一側縁部から上向きに折り曲げられた起立部48と、起立部48の上縁から水平に折り曲げられたフランジ状のガイド部49と、を備えている。
第2のブラケット41a,41bの取り付け部47は、例えばカバー12の裏面12bに接着等の手段で固定されている。第2のブラケット41a,41bの起立部48は、カバー12の裏面12bから天井面8に向けて上向きに突出されており、起立部48の上縁に連続するガイド部49がカバー12の幅方向に水平に延びている。
第2のブラケット41a,41bのガイド部49は、カバー12の長手方向の両端部よりもカバー12の内側に入り込んだ位置にあり、カバー12を表面12aの側から見た場合には、カバー12の表面12aによって覆い隠されている。
図13に示すように、第2のブラケット41a,41bのガイド部49は、第1のブラケット40a,40bのガイド部44と天井面8との間に差し込まれている。このため、ガイド部44,49は、かご室2の高さ方向に互いに向かい合っており、これらガイド部44,49が摺動可能に重なり合うことで、カバー12が天井面8に保持される。
本実施形態によると、カバー12は、第1の位置P1と第2の位置P2との間でスライド可能に天井面8に保持されている。図3および図7は、カバー12が第1の位置P1にスライドされた状態を開示している。第1の位置では、カバー12は、第1の発光列13a、第2の発光列13bおよび第1のブラケット40a,40bをかご室2の内側から覆い隠している。さらに、カバー12の補強金具30が第1の発光列13aと第2の発光列13bとの間の中間部に位置されている。
そのため、補強金具30の側板部31bが第1の発光列13aに対応する補強レール25の第2の板部25aと向かい合うとともに、補強金具30の側板部31cが第2の発光列13bに対応する補強レール25の第2の板部25aと向かい合っている。
それとともに、図13(A)に最もよく示されるように、第1の位置P1では、第1のブラケット40a,40bのガイド部44の先端と第2のブラケット41a,41bの起立部48とは互いに離れており、これらガイド部44の先端と起立部48との間に隙間G1が形成されている。
同様に、第2のブラケット41a,41bのガイド部49の先端と第1のブラケット40a,40bの起立部42とは互いに離れており、これらガイド部49の先端と起立部42との間に隙間G2が形成されている。
加えて、第1の位置P1では、カバー12の嵌合孔28a,28bを通じてカバー12の表面12aの側から見える挿通孔37が天井面8に開けたねじ孔(図示せず)と合致している。そのため、図7に示すように、挿通孔37に夫々嵌合孔28a,28bを通じてボルト50を挿通し、当該ボルト50を天井面8のねじ孔にねじ込むことで、カバー12が第1の位置P1に移動不能に固定されている。
カバー12が第1の位置P1に固定された状態では、ボルト50のねじ込みに伴って固定ブラケット35a,35bの固定面36が天井面8に接する位置までカバー12が引き上げられている。これにより、図13(A)に示すように、第1のブラケット40a,40bのガイド部44と第2のブラケット41a,41bのガイド部49とがかご室2の高さ方向に互いに離れた状態に維持されている。
本実施形態では、図2に示すように、第1の位置P1に保持されたカバー12の嵌合孔28a,28bに夫々ダウンライト51が取り外し可能に嵌合されている。ダウンライト51は、カバー12に一体的に埋め込まれているとともに、カバー12を天井面8に固定するボルト50を下方から覆い隠している。
図6(A)および(B)は、夫々カバー12が第2の位置P2にスライドされた状態を開示している。第2の位置P2では、カバー12は、図6(A)に示すように第1の発光列13aを覆い隠すとともに、第2の発光列13bを露出させた形態と、図6(B)に示すように第1の発光列13aを露出させるとともに、第2の発光列13bを覆い隠す形態、とを有している。
具体的に述べると、カバー12を第1の位置P1から第2の位置P2にスライドさせるに当たっては、ダウンライト51がカバー12の嵌合孔28a,28bから取り外されている。それとともに、ボルト50によるカバー12の固定が解除され、図13(B)に示すように、カバー12が天井面8から降下して第2のブラケット41a,41bのガイド部49が第1のブラケット40a,40bのブラケット40a,40bのガイド部44の上に摺動可能に重なり合っている。
そのため、天井面8に対する保持が解除されたカバー12を例えば作業者が手作業でかご室2の幅方向に押圧すると、カバー12のブラケット41a,41bのガイド部49が第1のブラケット40a,40bのガイド部44に沿ってスライドする。
さらに、第2のブラケット41a,41bのガイド部49が第1のブラケット40a,40bのガイド部44の上に重なり合った状態では、隙間G1およびG2の分だけカバー12をかご室8の奥行き方向にスライドさせることが可能となる。
図6(A)に示すように、カバー12を第2の発光列13bから外れた位置までスライドさせると、第2の発光列13bのLEDユニット11を天井面8に固定しているナット26がかご室2に露出される。そのため、ナット26を緩めることでLEDユニット11を天井面8から取り外すことができる。
さらに、カバー12を第2の発光列13bから外れた位置までスライドさせると、補強金具30の側板部31bが第1の発光列13aに対応した補強レール25の第2の板部25bに突き当たる。これにより、カバー12のスライドが制限される。したがって、補強レール25がカバー12のスライドを制限するストッパとして機能する。
図6(B)に示すように、カバー12を第1の発光列13aから外れた位置までスライドさせると、第1の発光列13aのLEDユニット11を天井面8に固定しているナット26がかご室2に露出される。そのため、ナット26を緩めることでLEDユニット11を天井面8から取り外すことができる。
さらに、カバー12を第1の発光列13aから外れた位置までスライドさせると、補強金具30の側板部31cが第2の発光列13bに対応した補強レール25の第2の板部25bに突き当たる。これにより、カバー12のスライドが制限される。したがって、補強レール25がカバー12のスライドを制限するストッパとして機能する。
次に、カバー12で覆われたLEDユニット11を保守・点検、交換あるいは清掃する際の作業手順について説明する。
最初にカバー12の嵌合孔28a,28bからダウンライト51を取り外す。ダウンライト51を取り外すと、図7に示すように、カバー12を天井面8に固定しているボルト50が嵌合孔28a,28bからかご室2に露出されるので、当該ボルト50を緩めて天井面8から取り外す。
天井面8に対するカバー12の固定が解除されると、カバー12が降下し、第2のブラケット41a,41bのガイド部49が第1のブラケット40a,40bのガイド部44の上に摺動可能に重なり合う。
この状態で、例えば図6(A)に示すように、補強金具30の側板部31bが第1の発光列13aに対応する補強レール25の第2の板部25bに突き当たるまでカバー12をスライドさせる。
カバー12が第2の位置P2にスライドされると、第2の発光列13bのLEDユニット11およびLEDユニット11を補強レール25に固定しているナット26がかご室2に露出される。そのため、ナット26を緩めることでLEDユニット11を天井面8から取り外すことができ、LEDユニット11に対する各種のメンテナンス作業を実行することができる。
同様に、図6(B)に示すように、補強金具30の側板部31cが第2の発光列13bに対応する補強レール25の第2の板部25bに突き当たるまでカバー12をスライドさせると、第1の発光列13aのLEDユニット11およびLEDユニット11を補強レール25に固定しているナット26がかご室2に露出される。そのため、ナット26を緩めることでLEDユニット11を天井面8から取り外すことができ、LEDユニット11に対する各種のメンテナンス作業を実行することができる。
一方、例えばカバー12を交換する際には、第1の発光列13a又は第2の発光列13bに対応する補強レール25を天井面8に固定しているボルト27を緩め、補強レール25をLEDユニット11と共に天井面8から取り外す。
これにより、第1のブラケット40a,40bのガイド部44と第2のブラケット41a,41bのガイド部49との噛み合いが外れるまでカバー12をスライドさせることが可能となり、カバー12を天井面8から取り外すことができる。
このような実施形態によれば、カバー12を第1の位置P1から第2の位置P2にスライドさせることで、第1の発光列13aのLEDユニット11又は第2の発光列13bのLEDユニット11をかご室2内に選択的に露出させることができる。それとともに、必要に応じてLEDユニット11を天井面8から取り外すことができる。
このため、かご室2内からLEDユニット11の保守・点検および交換等の各種のメンテナンス作業を実行することができ、作業性を良好に維持することができる。
加えて、カバー12が第1の位置P1に固定された状態では、カバー12が複数のLEDユニット11を始めとして、カバー12をスライドさせるための構造物である第1のブラケット40a,40bおよび第2のブラケット41a,41bを覆い隠している。
そのため、LEDユニット11およびカバー12をスライドさせる構造物がかご室2に乗り込んだ乗客の目に留まることはない。したがって、間接照明を採用したことと相まって、かご室2の意匠性を十分に確保することができる。
さらに、本実施形態によると、天井面8に対するカバー12の固定を解除した状態では、図13(B)に示すように、カバー12に設けられた第2のブラケット41a,41bのガイド部49が天井面8に固定された第1のブラケット40a,40bのガイド部44の上に摺動可能に重なり合う。このため、第1のブラケット40a,40bがカバー12を吊り下げた状態となり、第1のブラケット40a,40bがカバー12の荷重を受け止める要素として機能する。
言い換えると、カバー12をスライドさせる作業者にカバー12の全荷重が加わることはなく、作業者がカバー12をスライドさせる際の作業負荷が軽減される。よって、カバー12を少ない力で容易にスライドさせることができる。
加えて、図13(B)に示すように、第2のブラケット41a,41bのガイド部49が第1のブラケット40a,40bのガイド部44の上に重なり合った状態において、ガイド部44の先端と起立部48との間に隙間G1が形成されているとともに、ガイド部49の先端と起立部42との間に隙間G2が形成されている。このため、第1のブラケット40a,40bと第2のブラケット41a,41bとの接触面積を少なく抑えることができ、カバー12をスライドさせる際の摩擦抵抗を低減することができる。
さらに、本実施形態では、第1の発光列13aに対応する補強レール25の第2の板部25bおよび第2の発光列13bに対応する補強レール25の第2の板部25bがカバー12のスライド範囲を規定するストッパとしての機能を兼ねている。このため、カバー12のスライドを制限する専用のストッパが不要となり、その分、照明装置10の部品点数を削減してコストを低減できるといった利点がある。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、光源はLEDユニットに限らず、けい光ランプあるいはその他の放電灯であっても同様に実施可能である。
さらに、カバーにしても遮光性を有する構造物に特定されず、光透過性を有するセードあるいはグローブのような構造物であってもよい。
2…かご室、8…天井面、10…照明装置、11…光源(LEDユニット)、12…カバー、27…締結具(ボルト)。
実施形態によれば、エレベータの照明装置は、かご室の天井面に取り付けられ、前記かご室内を照らす光源と、前記光源を下方から覆う第1の位置と、前記光源を前記かご室内に露出させる第2の位置との間でスライド可能であり、前記第1の位置にスライドされた状態では、締結具を介して前記天井面に固定されたカバーと、前記天井面から下向きに突出され、前記カバーのスライド方向に水平に延びたガイド部を有する第1のブラケットと、 前記天井面と向かい合う前記カバーの裏面から前記天井面に向けて突出され、前記カバーのスライド方向に水平に延びたガイド部を有する第2のブラケットと、を備えている。
前記第1のブラケットの前記ガイド部の上に前記第2のブラケットの前記ガイド部が摺動可能に重なり合うことで、前記カバーが前記第1の位置と前記第2の位置との間でスライド可能に前記天井面に支持されるとともに、前記カバーが前記第1のブラケットおよび前記第2のブラケットを下方から覆い隠すことを特徴としている。
前記第1のブラケットの前記ガイド部の上に前記第2のブラケットの前記ガイド部が摺動可能に重なり合うことで、前記カバーが前記第1の位置と前記第2の位置との間でスライド可能に前記天井面に支持されるとともに、前記カバーが前記第1のブラケットおよび前記第2のブラケットを下方から覆い隠すことを特徴としている。
それとともに、補強レール25の第1の板部25aは、複数のボルト27を介して天井板5の天井面8に締結されている。このため、第1の発光列13aおよび第2の発光列13bは、天井面8に取り外し可能に直付けされている。
加えて、第1の位置P1では、カバー12の嵌合孔28a,28bを通じてカバー12の表面12aの側から見える挿通孔37が天井面8に開けたねじ孔(図示せず)と合致している。そのため、図7に示すように、挿通孔37に夫々嵌合孔28a,28bを通じて締結具の一例であるボルト50を挿通し、当該ボルト50を天井面8のねじ孔にねじ込むことで、カバー12が第1の位置P1に移動不能に固定されている。
具体的に述べると、カバー12を第1の位置P1から第2の位置P2にスライドさせるに当たっては、ダウンライト51がカバー12の嵌合孔28a,28bから取り外されている。それとともに、ボルト50によるカバー12の固定が解除され、図13(B)に示すように、カバー12が天井面8から降下して第2のブラケット41a,41bのガイド部49が第1のブラケット40a,40bのガイド部44の上に摺動可能に重なり合っている。
そのため、天井面8に対する保持が解除されたカバー12を例えば作業者が手作業でかご室2の幅方向に押圧すると、カバー12の第2のブラケット41a,41bのガイド部49が第1のブラケット40a,40bのガイド部44に沿ってスライドする。
2…かご室、8…天井面、10…照明装置、11…光源(LEDユニット)、12…カバー、12b…裏面、40a,40b…第1のブラケット、41a,41b…第2のブラケット、44,49…ガイド部、45…締結具(ボルト)。
Claims (6)
- かご室の天井面に取り付けられ、前記かご室内を照らす光源と、
前記光源を下方から覆う第1の位置と、前記光源を前記かご室内に露出させる第2の位置との間でスライド可能に前記天井面に支持され、前記第1の位置にスライドされた状態では、締結具を介して前記天井面に固定されたカバーと、
を備えたエレベータの照明装置。 - 前記天井面から下向きに突出され、前記カバーのスライド方向に水平に延びたガイド部を有する第1のブラケットと、
前記天井面と向かい合う前記カバーの裏面から前記天井面に向けて突出され、前記カバーのスライド方向に水平に延びたガイド部を有する第2のブラケットと、をさらに備え、
前記第1のブラケットの前記ガイド部の上に前記第2のブラケットの前記ガイド部が摺動可能に重なり合う請求項1に記載のエレベータの照明装置。 - 前記カバーは、前記第1のブラケットおよび前記第2のブラケットを下方から覆い隠す請求項2に記載のエレベータの照明装置。
- 前記カバーが前記締結具を介して前記天井面に固定された状態では、前記第1のブラケットの前記ガイド部と前記第2のブラケットの前記ガイド部とが互いに離れている請求項2又は請求項3に記載のエレベータの照明装置。
- 前記第1のブラケットは、前記ガイド部から前記天井面に向けて起立された起立部を有し、前記第2のブラケットは、前記ガイド部から前記カバーの裏面に向けて起立された起立部を有し、
前記第1のブラケットの前記ガイド部の先端と前記第2のブラケットの前記起立部との間に隙間が形成されているとともに、前記第2のブラケットの前記ガイド部の先端と前記第1のブラケットの前記起立部との間に隙間が形成された請求項2ないし請求項4のいずれか一項に記載のエレベータの照明装置。 - 前記光源は、互いに間隔を存して配列された一対の発光列を含み、前記発光列は、夫々天井面から下方に向けて突出された板部を有し、
前記カバーは、前記裏面から前記天井面に向けて突出されて前記発光列の前記板部の間に介在された突出部を有し、
前記カバーをスライドさせた状態では、前記突出部がいずれか一方の前記発光列の前記板部に突き当たって前記カバーのスライドが制限される請求項1又は請求項2に記載のエレベータの照明装置。
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- 2015-08-18 JP JP2015160935A patent/JP6113793B2/ja active Active
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