JP4393882B2 - エレベータの表示及び照明装置 - Google Patents

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Description

この発明は、意匠性に優れたエレベータの表示及び照明装置に関するものである。
従来のエレベータの表示及び照明装置は、光源が表示板及び照明板の後方にあること、あるいは表示板及び照明板との上下間距離が少ないことなどにより、光ムラや光源の映りが生じたりして意匠性が悪いという問題点があった。
また、他の従来技術としては、簡易な加工によって所要の表示作用を現出するエレベータの表示装置や、かご床の床面に十分広く形成でき、また透光板の周縁部まで照明されて良好な脚光照明効果を実現するエレベータかごの脚光照明装置がある(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
特開平6−345343号公報 特開2002−220175号公報
しかしながら、従来技術の特許文献1、2に記載のものであっても、光ムラや光源の映りが生じたりして意匠性が悪いというエレベータの表示及び照明装置の問題点を解決するものではなかった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、光ムラや光源の映りがないエレベータの表示及び照明装置を得ることを目的とする。
この発明に係わるエレベータの表示及び照明装置は、傾斜面にドット模様印刷を施した透光性を有する三角形導光体と、三角形導光体の短辺側に配設された光源と、三角形導光体の長辺側に設けられ、光源からの光を三角形導光体のドット模様印刷により均一に光らせる表示板及び照明板と、表示板及び照明板の上方部に設けられ、三角形導光体及び光源の上面を覆う照明枠とを備え、照明枠は、三角形導光体の上面に位置する傾斜部分と、光源の上面に位置する水平部分とから構成され、かつ照明枠の前方傾斜部分を開閉自在な点検蓋となるように構成したものである。
この発明は、傾斜面にドット模様印刷を施した透光性を有する三角形導光体と、三角形導光体の短辺側に配設された光源と、三角形導光体の長辺側に設けられ、光源からの光を三角形導光体のドット模様印刷により均一に光らせる表示板及び照明板と、表示板及び照明板の上方部に設けられ、三角形導光体及び光源の上面を覆う照明枠とを備え、照明枠は、三角形導光体の上面に位置する傾斜部分と、光源の上面に位置する水平部分とから構成され、かつ照明枠の前方傾斜部分を開閉自在な点検蓋となるように構成したので、光源の映りや光ムラが発生のしない意匠性の高い表示及び照明装置が実現できる。また、光源を意匠面側から容易に交換することができる。
実施の形態1.
図1はこの発明を実施するための実施の形態1におけるエレベータの表示及び照明装置の正面図、図2は図1のA−A線に沿った断面図、図3は図1のB−B線に沿った断面図、図4はこの発明の実施の形態1におけるエレベータの表示及び照明装置の要部(図2のC部)構造を示す部分断面図である。
図1〜図4において、エレベータの乗場装置は、乗場三方枠1、乗場三方枠1の出入口開口部を開閉する乗場扉2、乗場三方枠1の上部を構成する幕板3等から構成されている。そして、乗場三方枠1内における乗場扉2の上端部と幕板3下部との間に、この発明のエレベータの表示及び照明装置が水平方向に設けられている。このエレベータの表示及び照明装置は、下端周縁部が額縁フレーム4により支持され、乗場三方枠1又は幕板3に固定された表示板及び照明板5と、この表示板及び照明板5の上面後方部に設けられた光源6と、表示板及び照明板5の上面前方部に設けられ、例えばシルク印刷等によりドット模様印刷7が上面の傾斜面に施された透光性を有する三角形導光体8と、上記表示板及び照明板5の上方部に設けられ、上記光源6及び三角形導光体8の上面を覆う照明枠9とから構成されている。すなわち、換言すると、三角形導光体8の後部短辺側に光源6が配設され、かつ三角形導光体8の下部長辺側に表示板及び照明板5が設けられている。また、照明枠9における三角形導光体8が位置する部分は、三角形導光体8の傾斜面に沿って傾斜している。
この実施の形態1の構成によれば、透光性を有する三角形導光体8の上面の傾斜面にドット模様印刷7が施されているので、表示板及び照明板5の後方部でかつ三角形導光体8の短辺側に設けられた光源6からの光が三角形導光体8の上面傾斜面のドット模様印刷7に当り、三角形導光体8の下部長辺側に設けられた表示板及び照明板5に向けられるので、表示板及び照明板5の前方まで均一に光らせることができる。すなわち、図2に示すように、乗場三方枠1内側の前方まで均一に光らせることができるものである。
実施の形態2.
図5はこの発明の実施の形態2におけるエレベータの表示及び照明装置の要部構造を示す部分断面図である。
この実施の形態2は、実施の形態1におけるドット模様印刷7が上面の傾斜面に施された透光性を有する三角形導光体8の更に上面に三角照明板用光拡散シート10を覆うことにより、表示板及び照明板1の前方まで更に均一に光らせることができる。
実施の形態3.
図6はこの発明の実施の形態3におけるエレベータの表示及び照明装置の要部構造を示 す部分断面図である。
この実施の形態3は、実施の形態2における三角形導光体8の上面を覆う三角照明板用光拡散シート10を更に延長させ、光源6の上面を覆う光源上面光拡散シート10aを設けたものである。
これにより、表示板及び照明板1の前方まで更に均一に光らせることができる。
実施の形態4.
図7はこの発明の実施の形態4におけるエレベータの表示及び照明装置の要部構造を示 す部分断面図、図8はこの発明の実施の形態4におけるエレベータの表示及び照明装置の要部構造を一部破断して示す斜視図である。
この実施の形態4は、実施の形態3と同様に、三角形導光体8の上面を覆う三角照明板用光拡散シート10を更に延長させ、光源6の上面を覆う光源上面光拡散シート10aを設けるとともに、更に加えて、光源6の下面を覆う一部に穴11aを開けた光源下面光拡散シート11を設けたものである。
これにより、表示板及び照明板1の前方まで更に均一に光らせることができる。また、 光源6の下面を覆う一部に穴11aを開けた光源下面光拡散シート11を設置し、光源の映りを減らすことができる。
実施の形態5
図9はこの発明の実施の形態5におけるエレベータの表示及び照明装置の要部構造を示 す部分断面図である。
この実施の形態5は、上記実施の形態4の構成から、表示板及び照明板5の下端周縁部に設けられた額縁フレーム4を無くし、意匠性を更にアップさせたものである。
なお、上記実施の形態1〜実施の形態3の構成から、額縁フレーム4を無くしても良いことは勿論である。
実施の形態6
図10はこの発明の実施の形態6におけるエレベータの表示及び照明装置の要部構造を示す部分断面図である。
この実施の形態6は、上記実施の形態5の構成に加え、表示板及び照明板5の上方部に設けられ、光源6及び三角形導光体8の上面を覆う照明枠9を、三角形導光体8の上面に位置する傾斜部分と、光源6の上面に位置する水平部分とに二分するとともに、この両者間を蝶番12にて結合することにより、照明枠9の前方傾斜部分を開閉可能な点検蓋にすることができ、光源6を意匠面側から交換可能にしたものである。
実施の形態7
図11はこの発明の実施の形態7におけるエレベータの表示及び照明装置の正面図、図12は図11のA−A線に沿った断面図である。
この実施の形態7は、上記実施の形態1〜実施の形態6の構成と同じような構成の表示及び照明装置を天地を逆にして所定の間隔を空けて2個取り付け、エレベータの到着灯及びサービス表示の機能を持たせたものである。
実施の形態8
図13はこの発明の実施の形態8におけるエレベータの表示及び照明装置の正面図、図14は図13のA−A線に沿った断面図、図15は図13のB−B線に沿った断面図である。
この実施の形態8は、上記実施の形態1〜実施の形態6の構成と同じような構成の表示及び照明装置が水平方向ではなく垂直方向に設置したものである。
これにより、エレベータの乗場幕板3にサービス表示の機能、かご室出入口前板にサービス表示の機能を持たせたものである。
ところで、上記説明では、乗場三方枠1の上部や、乗場の幕板部に取り付けるエレベータの表示及び照明装置について述べたが、エレベータかご室の天井照明装置としても適用できることは言うまでもない。
この発明を実施するための実施の形態1におけるエレベータの表示及び照明装置の正面図である。 図1のA−A線に沿った断面図である。 図1のB−B線に沿った断面図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータの表示及び照明装置の要部構造を示す部分断面図である。 この発明の実施の形態2におけるエレベータの表示及び照明装置の要部構造を示す部分断面図である。 この発明の実施の形態3におけるエレベータの表示及び照明装置の要部構造を示す部分断面図である。 この発明の実施の形態4におけるエレベータの表示及び照明装置の要部構造を示す部分断面図である。 この発明の実施の形態4におけるエレベータの表示及び照明装置の要部構造を一部破断して示す斜視図である。 この発明の実施の形態5におけるエレベータの表示及び照明装置の要部構造を示す部分断面図である。 この発明の実施の形態6におけるエレベータの表示及び照明装置の要部構造を示す部分断面図である。 この発明の実施の形態7におけるエレベータの表示及び照明装置の正面図である。 図11のA−A線に沿った断面図である。 この発明の実施の形態8におけるエレベータの表示及び照明装置の正面図である。 図13のA−A線に沿った断面図である。 図13のB−B線に沿った断面図である。
符号の説明
1 乗場三方枠、 2 乗場扉、 3 幕板、 4 額縁フレーム、 5 表示板及び照明板、6 光源、 7 ドット模様印刷(シルク印刷)、 8 三角形導光体、 9 照明枠、 10 三角照明板用光拡散シート、10a 光源上面拡散シート、11 光源下面拡散シート、12 蝶番

Claims (5)

  1. 傾斜面にドット模様印刷を施した透光性を有する三角形導光体と、
    前記三角形導光体の短辺側に配設された光源と、
    前記三角形導光体の長辺側に設けられ、前記光源からの光を前記三角形導光体のドット模様印刷により均一に光らせる表示板及び照明板と、
    前記表示板及び照明板の上方部に設けられ、前記三角形導光体及び前記光源の上面を覆う照明枠とを備え、
    前記照明枠は、前記三角形導光体の上面に位置する傾斜部分と、前記光源の上面に位置する水平部分とから構成され、かつ前記照明枠の前方傾斜部分を開閉自在な点検蓋となるように構成したことを特徴とするエレベータの表示及び照明装置。
  2. 三角形導光体のドット模様印刷が施された傾斜面を光拡散シートで覆ったことを特徴とする請求項1記載のエレベータの表示及び照明装置。
  3. 光源の上面を光拡散シートで覆ったことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のエレベータの表示及び照明装置。
  4. 光源の下面を、一部に穴が開けられた光拡散シートで覆ったことを特徴とする請求項記載のエレベータの表示及び照明装置。
  5. 傾斜面に施されるドット模様印刷は、シルク印刷であることを特徴とする請求項1〜請求項のいずれかに記載のエレベータの表示及び照明装置。
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