JP2008087885A - スイッチ装置及びエレベータ - Google Patents

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知泰 西村
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Abstract

【課題】簡素な構造で、且つ、照光面の意匠を自由に決めることができるスイッチ装置を提供する。
【解決手段】スイッチ装置10は、当該スイッチ装置10に対応した階床が行き先として登録可能であれば、第1点灯回路21の光源21aを発光させて操作ボタン13の照光面13a全面を第1の照度で均一に照光し、操作ボタン13の照光面13a全面が第1の照度で照光されている状態で利用者により操作ボタン13が押圧操作され、当該スイッチ装置10に対応する階床が行き先として登録されると、第1点灯回路21の光源21aとともに第2点灯回路22の光源22aも発光させて、操作ボタン13の照光面13a全面を、第1の照度よりも明るい第2の照度で均一に照光する。
【選択図】図3

Description

本発明は、エレベータの操作盤に設けられ、利用者が行き先登録の際に操作するスイッチ装置及びこのスイッチ装置を用いたエレベータに関し、特に2系統の点灯回路を備えた二重照光式のスイッチ装置及びエレベータに関する。
エレベータの乗りかご内や乗場には、利用者が行き先の登録などを行うための各種スイッチが設けられた操作盤が設置されている。そして、この操作盤に設けられるスイッチとして、従来より、押ボタンスイッチやタッチ式スイッチなどのスイッチ装置が用いられている。エレベータの操作盤に設けられるスイッチ装置は、登録が受け付けられたことを利用者に知らせるために、利用者により操作される操作部材に照光面を設け、操作部材が操作されてスイッチがオンされると内部の光源を発光させて、操作部材の照光面を照光する構造とされているものが多い。
また、エレベータが設置される建物によっては、全ての階床にエレベータの乗りかごを停止させる必要がない場合、或いは乗りかごを停止させる階床に制限を設ける必要がある場合がある。このような場合には、特定の階床への行き先登録のみを受け付ける、いわゆるエレベータ不停止階制御が行われるが、このような不停止階制御を行うエレベータに適用して有効なスイッチ装置として、二重照光式のスイッチ装置が知られている(例えば、特許文献1等を参照。)。
二重照光式のスイッチ装置は2系統の点灯回路を備えており、一方の点灯回路(第1点灯部)で当該スイッチ装置に対応する行き先が登録可能かどうかを示し、他方の点灯回路(第2点灯部)で当該スイッチ装置に対応する行き先の登録状況を示す構造となっている。具体的には、二重照光式のスイッチ装置は、当該スイッチ装置に対応する行き先が登録可能であれば、第1点灯部の光源を常時発光させて、例えば、操作部材に設けられた照光面の外側を照光することで、当該スイッチ装置に対応する行き先が登録可能であることを利用者に知らせている。そして、第1点灯部の光源が発光している状態で利用者により操作部材が操作されると、第2点灯部の光源を発光させて、例えば、操作部材に設けられた照光面の内側を照光することにより、当該スイッチ装置に対応する行き先が登録済みとなったことを利用者に知らせるようにしている。
特開2003−308768号公報
しかしながら、上述した従来の二重照光式のスイッチ装置は、操作部材に設けられた照光面の外側と内側とを分離して、これらの領域を第1点灯部の光源と第2点灯部の光源とで個別に照光する構造のため、第1の点灯部の光源と第2の点灯部の光源との間の遮光壁の設置や、照光面への遮光印刷等が必要となって、構造が複雑になるという問題があった。また、操作部材に設けられた照光面の外側と内側とを分離するため、意匠上の自由度が制約されるという問題があった。
本発明は、以上のような従来の二重照光の式スイッチ装置が有する問題点を解消すべく創案されたものであって、簡素な構造で、且つ、照光面の意匠を自由に決めることができるスイッチ装置及びこのスイッチ装置を用いたエレベータを提供することを目的としている。
本発明に係るスイッチ装置は、当該スイッチ装置に対応する行き先が登録可能な場合に発光する光源を有する第1点灯部と、照光面を有する操作部材と、第1点灯部の光源が発光している状態で利用者により操作部材が操作され、行き先が登録された場合に発光する光源を有する第2点灯部と、第1点灯部の光源及び第2点灯部の光源と操作部材の照光面との間に設けられ、各光源からの光を拡散して操作部材の照光面全面を照光させる光拡散部材とを備えている。
この本発明に係るスイッチ装置では、当該スイッチ装置に対応する行き先が登録可能であれば第1点灯部の光源が発光する。そして、第1点灯部の光源からの光が光拡散部材により拡散されて、操作部材の照光面全面を第1の照度で均一に照光する。また、第1点灯部の光源が発光している状態で利用者により操作部材が操作されて行き先が登録されると、第2点灯部の光源が発光する。そして、第2点灯部の光源からの光が第1点灯部の光源からの光とともに光拡散部材により拡散され、操作部材の照光面全面を、第1の照度よりも明るい第2の照度で均一に照光する。
また、本発明に係るエレベータは、利用者が行き先登録の際に操作するスイッチ装置が設けられた操作盤と、利用者による前記スイッチ装置の操作に応じて乗りかごの運行を制御する制御装置とを有するエレベータであり、操作盤に設けられるスイッチ装置が、当該スイッチ装置に対応する行き先が制御装置の登録手段で登録可能な場合に発光する光源を有する第1点灯部と、照光面を有する操作部材と、第1点灯部の光源が発光している状態で利用者により操作部材が操作され、制御装置の登録手段で行き先が登録された場合に発光する光源を有する第2点灯部と、第1点灯部の光源及び第2点灯部の光源と操作部材の照光面との間に設けられ、各光源からの光を拡散して操作部材の照光面全面を照光させる光拡散部材とを備えている。
本発明によれば、第1点灯部の光源と第2点灯部の光源との間に遮光壁を設置したり、照光面へ遮光印刷を施したりする必要がないので、スイッチ装置の構造を簡素にすることができる。また、第1点灯部の光源と第2点灯部の光源とで照光面全面を照光する構造であるため、照光面の外側と内側とを分離する必要がなく、照光面の意匠を自由に決めることができる。
以下、本発明の実施の形態として、エレベータのかご操作盤に設けられる押ボタン式のスイッチ装置に本発明を適用した例について、図面を参照しながら具体的に説明する。
エレベータの乗りかご内部の様子を図1に模式的に示す。エレベータの乗りかご内には、図1に示すように、かご扉1側方のリターンパネル2に、乗りかご内の利用者が各種操作を行うためのかご操作盤3が設置されている。かご操作盤3は、前面が金属製のフェースプレートによって覆われており、このフェースプレートに設けられた開口部から外部を臨むように、本発明を適用したスイッチ装置10がフェースプレートの裏面側に配設されている。
スイッチ装置10は、乗りかご内の利用者が行き先階を指定して行き先を登録するためのものであり、エレベータが設置された建物の階床数に対応して各階床ごとに設けられている。これら各階床ごとのスイッチ装置10は、それぞれエレベータ制御装置4に接続されている。そして、利用者が行き先に対応するスイッチ装置10を操作すると、そのスイッチ装置10からの信号がエレベータ制御装置4に伝達されて、エレベータ制御装置4の登録手段5により行き先が登録される。エレベータ制御装置4は、この登録手段5に行き先として登録されている階床へと乗りかごを順次移動させ、利用者を搬送する。なお、本実施形態のエレベータは、特定の階床への行き先登録のみを受け付ける、いわゆるエレベータ不停止階制御を行うものであり、不停止階とされた階床に対応するスイッチ装置10が利用者により操作された場合、エレベータ制御装置4はその操作を無効として、登録手段5による登録は行われない。
また、本実施形態のエレベータは、乗りかご内の利用者に対して音声により各種のアナウンスを行う音声ガイド装置6を備えている。音声ガイド装置6は、エレベータ制御装置4による制御のもとで、例えば、登録可能な行き先の案内や、スイッチ装置10の操作による登録状況などを、乗りかご内に設置されたスピーカ7から音声にて出力する。
本発明を適用したスイッチ装置10の一例を図2乃至図4に示す。図2はスイッチ装置10の斜視図、図3はスイッチ装置10の分解斜視図、図4はスイッチ装置10の断面図である。
この図2乃至図4に示すスイッチ装置10は、外装ケース11と、外装ケース11の内部に収容される回路基板12と、照光面13aを有する操作ボタン13と、操作ボタン13の裏面側に接合される光拡散板14と、操作ボタン13及び光拡散板14を外装ケース11の内部で回路基板12と対向するように支持するボタン支持部材15と、カバー部材16とを備えている。
外装ケース11は、例えば樹脂材料が有底の箱状に成形されてなるものであり、内部の空間にスイッチ装置10を構成する各部材を収容できるようになっている。この外装ケース11の相対向する一対の側面部には、図示しない固定用ボルトを挿通させるための凹部11aが設けられている。そして、外装ケース11は、これら凹部11aから挿通された固定用ボルトによって、フェースプレートに固定支持される。
外装ケース11内部の底面部には、その略中央部に位置して、基板取付用のボス11bが立設されている。また、外装ケース11内部の底面部には、四隅のコーナー部に位置して、突起11cがボス11bと同じ高さでそれぞれ立設されている。回路基板12は、中央の裏面側をボス11bに当接させるとともに、後述するボタンスイッチ23が実装された位置の裏面側を突起11cに当接させた状態で、当該回路基板12に穿設された貫通孔12aを通してねじ部材23がボス11bに螺合されることで、外装ケース11内部に固定支持される。
回路基板12には、第1点灯回路(第1点灯部)21と第2点灯回路(第2点灯部)22の2系統の点灯回路が設けられている。また、回路基板12には、その四隅に4つのボタンスイッチ23がそれぞれ実装されている。ボタンスイッチ23は、利用者により操作ボタン13が押圧操作されることでオンするスイッチである。
第1点灯回路21は、当該スイッチ装置10に対応する行き先が登録可能な場合に発光する発光ダイオードなどの複数の光源21aを有している。すなわち、本実施形態のエレベータは上述したように不停止階制御を行っており、行き先として登録可能な階床に対応するスイッチ装置10でのみ、第1点灯回路21の光源21aが常時発光し、行き先として登録できない不停止階に対応するスイッチ装置10では、第1点灯回路21の光源21aは不点灯の状態とされる。この第1点灯回路21の光源21aは、回路基板12と操作ボタン13とが外枠11内部に収容されたときに、操作ボタン13の照光面13a中央部と対向するように、回路基板12の略中央部に実装されている。
第2点灯回路22は、第1点灯回路21の光源21aが発光している状態で操作ボタン13が押圧操作され、ボタンスイッチ23がオンされることで、エレベータ制御装置4の登録手段5により行き先が登録された場合に発光する発光ダイオードなどの複数の光源22aを有している。すなわち、第2点灯回路22の光源22aは、行き先として登録可能な階床に対応するスイッチ装置10でのみ、利用者による操作ボタン13の押圧操作によりボタンスイッチ23がオンされて行き先が登録されたことを条件として発光し、行き先として登録できない不停止階に対応するスイッチ装置10では、利用者により操作ボタン13が押圧操作されても、第2点灯回路22の光源22aは不点灯状態とされる。この第2点灯回路22の光源22aは、回路基板12と操作ボタン13とが外枠11内部に収容されたときに、操作ボタン13の照光面13a周縁部と対向するように、回路基板12の周縁部、つまり第1点灯回路21の光源21aが実装された位置よりも外側に実装されている。
図5は、回路基板12上の第1点灯回路21及び第2点灯回路22の概要を等価的に示す回路図である。図5に示すように、第1点灯回路21はエレベータ制御装置4の登録可否出力端子に接続されており、当該スイッチ装置10に対応する階床が行き先として登録可能であれば、エレベータ制御装置4からの出力によりトランジスタ21bがオンし、光源21aが電源に接続されて発光する。一方、当該スイッチ装置10に対応する階床が行き先として登録できない階床であれば、トランジスタ21bがオフされて、光源21aが電源から切り離され、不点灯の状態とされる。
また、第2点灯回路22はエレベータ制御装置4の登録状況出力端子に接続されており、当該スイッチ装置10に対応する階床が行き先として登録手段5に登録されている間はトランジスタ22bがオンし、光源22aが電源に接続されて発光する。一方、当該スイッチ装置10に対応する階床が行き先として未登録の状態、或いは登録後、かご位置信号に基づいて乗りかごがその階床に到着したと判定されて登録が解除されると、トランジスタ22bがオフされて、光源22aが電源から切り離され、不点灯の状態とされる。
また、エレベータ制御装置4の登録手段5による行き先の登録は、不停止階制御による登録可否の情報と、ボタンスイッチ23のオン/オフに応じたボタン入力信号とに基づいて行われる。すなわち、利用者により操作ボタン13が押圧操作されてボタンスイッチ23がオンすると、フォトトランジスタ25がオンして、エレベータ制御装置4にボタンスイッチ23がオンされたことを示すボタン入力信号が入力される。エレベータ制御装置4は、ボタン入力信号が入力されると、当該スイッチ装置10に対応した階床が行き先として登録可能であるか否かを確認し、登録可能であれば登録手段5に行き先として登録し、登録不可であればボタン入力信号を無効とする。
操作ボタン13は、例えば透明のアクリル樹脂などがボタン形状に成形されてなるものであり、その表面が、回路基板12に設けられた第1点灯回路21の光源21aや第2点灯回路22の光源22aにより照光される照光面13aとされている。操作ボタン13の照光面13aには、例えば当該スイッチ装置10に対応する階床番号などが印刷されている。また、操作ボタン13の裏面側には光拡散部材14が接合されている。そして、操作ボタン13は、光拡散部材14と接合一体化された状態でボタン支持部材15に支持され、外装ケース11の内部で回路基板12と対向するように配設される。
光拡散板14は、第1点灯回路21の光源21aや第2点灯回路22の光源22aからの光を拡散して操作ボタン13の照光面13a全体を均一に照光するためのものであり、例えば乳白色の樹脂材料が矩形の板状に成形されてなる。この光拡散板14は、四隅のコーナー部に穿設された貫通孔14aにねじ部材31が挿入され、このねじ部材31が操作ボタン13の四隅に穿設されたねじ孔13bに螺合されることで、操作ボタン13の裏面側に接合一体化される。なお、本実施形態では、第1点灯回路21の光源21aや第2点灯回路22の光源22aからの光を拡散する部材として光拡散板14を用いているが、光拡散板14の代わりに、操作ボタン13の裏面側に拡散印刷を施すようにしてもよい。
ボタン支持部材15は、例えば樹脂材料が外装ケース11の内周形状に対応した枠形状に成形されてなるものであり、その中央部に、操作ボタン13や光拡散板14に対応した大きさの開口部15aが設けられている。また、ボタン支持部材15の裏面側(回路基板12と対向する側)には、回路基板12上に実装されたボタンスイッチ23に対応する四隅のコーナー部に位置して、操作子15bがそれぞれ突出形成されている。
ボタン支持部材15は、開口部15aの端縁にて光拡散板14が接合された操作ボタン13の外周部を支持した状態で、外装ケース11の内部に遊挿される。これにより、光拡散板14が接合された操作ボタン13が、外装ケース11の内部において回路基板12と対向配置される。また、このとき、ボタン支持部材15の裏面側に設けた四隅の操作子15bが、回路基板12上に実装されたボタンスイッチ23上に当接した状態とされる。そして、利用者により操作ボタン13が押圧操作されると、その押圧力を受けてボタン支持部材15が外装ケース11の内部で回路基板12に近接する方向に移動し、ボタン支持部材15の裏面側に設けた操作子15bにより回路基板12上に実装されたボタンスイッチ23が押下されて、ボタンスイッチ23がオンされる。
カバー部材16は、例えば樹脂材料が外装ケース11の外周形状に対応した板状に成形されてなるものであり、その中央部には、操作ボタン13の照光面13aを外部に露出させるための開口部16aが設けられている。このカバー部材16は、開口部16aの端縁を操作ボタン13の外周部に当接させ、操作ボタン13の照光面13aを開口部16aから外部に露出させた状態で、外装ケース11上に配置される。そして、このカバー部材16は、外装ケース11に設けられた係合突起11dが係止部16bに係止されることで、外装ケース11に対して位置決めされた状態で外装ケース11に取り付けられ、外装ケース11内部を遮蔽する。
次に、以上のように構成される本発明を適用したスイッチ装置10の作用について説明する。なお、以下では、当該スイッチ装置10に対応する階床が行き先として登録可能とされているものとして説明する。
まず、当該スイッチ装置10に対応する階床は行き先として登録可能とされているので、エレベータ制御装置4からの登録可否出力により回路基板12に設けられた第1点灯回路21の光源21aが発光する。第1点灯回路21の光源21aからの光は、光拡散板14により拡散され、操作ボタン13の照光面13a全面を第1の照度で均一に照光する。つまり、行き先として登録可能な階床に対応したスイッチ装置10では、操作ボタン13の照光面13a全面が常に第1の照度で照光された状態となっている。これにより、乗りかご内の利用者は、当該スイッチ装置10に対応した階床が登録可能であることを認識できる。なお、本実施形態のエレベータでは、上述したように、乗りかご内の利用者に対して音声により各種のアナウンスを行う音声ガイド装置6が設けられているので、当該スイッチ装置10に対応した階床が登録可能であることを音声にて乗りかご内部に設置されたスピーカ7から出力させるようにすれば、乗りかご内の利用者に、当該スイッチ装置10に対応した階床が登録可能であることをより確実に認識させることができる。
操作ボタン13の照光面13a全面が第1の照度で照光されている状態で、乗りかご内の利用者が操作ボタン13を押圧操作すると、その押圧力によりボタン支持部材15が外装ケース11内で回路基板12側に移動し、ボタン支持部材15の操作子15bにより、回路基板12上のボタンスイッチ23が押下される。これにより、エレベータ制御装置4にボタン入力信号が入力される。ここで、当該スイッチ装置10に対応する階床は行き先として登録可能とされているので、エレベータ制御装置4の登録手段5は、ボタン入力信号の入力により、当該スイッチ装置10に対応する階床を行き先として登録する。
エレベータ制御装置4の登録手段5により当該スイッチ装置10に対応する階床が行き先として登録されると、エレベータ制御装置4からの登録状況出力により回路基板12に設けられた第2点灯回路22の光源22aが発光する。第2点灯回路22の光源22aからの光は、第1点灯回路21の光源21aからの光とともに光拡散板14により拡散され、操作ボタン13の照光面13a全面を第1の照度よりも明るい第2の照度で均一に照光する。つまり、行き先として登録可能な階床に対応したスイッチ装置10では、操作ボタン13の照光面13a全面が第1の照度で照光されている状態で、乗りかご内の利用者により操作ボタン13が押圧操作されると、操作ボタン13の照光面13a全面が第1の照度よりも明るい第2の照度で照光された状態となる。これにより、乗りかご内の利用者は、当該スイッチ装置10の操作ボタン13の押圧操作が受け付けられて、行き先が登録されたことを認識できる。なお、この場合も、音声ガイド装置9を利用して、当該スイッチ装置10に対応した階床が行き先として登録されたことを音声にて乗りかご内部に設置されたスピーカ7から出力させるようにすれば、乗りかご内の利用者に、当該スイッチ装置10に対応した階床が行き先として登録されたことをより確実に認識させることができる。
以上のように、本発明を適用したスイッチ装置10は、当該スイッチ装置10に対応した階床が行き先として登録可能であれば、第1点灯回路21の光源21aを発光させて操作ボタン13の照光面13a全面を第1の照度で均一に照光し、操作ボタン13の照光面13a全面が第1の照度で照光されている状態で利用者により操作ボタン13が押圧操作され、当該スイッチ装置10に対応する階床が行き先として登録されると、第1点灯回路21の光源21aとともに第2点灯回路22の光源22aも発光させて、操作ボタン13の照光面13a全面を、第1の照度よりも明るい第2の照度で均一に照光するようにしている。そして、この操作ボタン13の照光面13aの明るさの違い、つまり、操作ボタン13の照光面13aが照光されていない状態か、或いは、第1の照度で照光されている状態か、或いは、第1の照度よりも明るい第2の照度で照光されている状態かにより、当該スイッチ装置10に対応する階床が行き先として登録可能であるか否か、さらには、行き先として登録されたか否かを、乗りかご内の利用者に認識させるようにしている。
したがって、本発明を適用したスイッチ装置10では、従来の一般的な構造の二重照光式のスイッチ装置、つまり、操作部材に設けられた照光面の外側と内側とを分離して、これらの領域を第1点灯回路の光源と第2点灯回路の光源とで個別に照光する構造の二重照光式のスイッチ装置において必要とされていた遮光壁の設置や、照光面への遮光印刷等を不要とすることができ、その分、構成を簡素にして製造コストの低減を実現できる。また、本発明を適用したスイッチ装置10では、遮光印刷等による照光面13aの意匠上の制約を排除することができ、操作ボタン13の照光面13aの意匠を自由に決めることができる。
また、本発明を適用したスイッチ装置10では、第1点灯回路21の複数の光源21aを操作ボタン13の照光面13a中央部と対向するように回路基板12の略中央部に集中的に実装し、第2点灯回路22の複数の光源22bを、操作ボタン13の照光面13a周縁部と対向するように、回路基板12の周縁部に実装するようにしているので、第1点灯回路21や第2点灯回路22の配線の引き回しが容易となり、回路基板12の簡素化、小型化を実現できる。
なお、本発明を適用したスイッチ装置10では、第1点灯回路21の光源21aの数や第2点灯回路22の光源22aの数は特に限定されないが、第1の照度と第2の照度との明るさの違いを大きくして、操作ボタン13の照光面13aを第1の照度で照光している状態と第2の照度で照光している状態とを利用者に容易に識別できるようにするためには、第2点灯回路22の光源22aの数を、第1点灯回路21の光源21aの数よりも多くすることが望ましい。このように、第2点灯回路22の光源22aの数を第1点灯回路21の光源21aの数よりも多くして、第1の照度と第2の照度との明るさの違いを大きくすれば、乗りかご内の利用者は、当該スイッチ装置10に対応する階床が行き先として登録されているか否かをより確実に認識することが可能となる。
また、当該スイッチ装置10に対応する階床が行き先として登録されているか否かを乗りかご内の利用者により確実に認識させるという観点では、第1点灯回路21の光源21aの色と、第2点灯回路22の光源22aの色とを異なる色とすることも有効である。この場合、当該スイッチ装置10に対応する階床が行き先として登録可能であれば、操作ボタン13の照光面13aが第1点灯回路21の光源21aの色で照光され、当該スイッチ装置10に対応する階床が行き先として登録されると、操作ボタン13の照光面13aが第1点灯回路21の光源21aの色と第2点灯回路22の光源22aの色との混色で照光されることになる。そして、このような操作ボタン13の照光面13aの色の違いにより、当該スイッチ装置10に対応する階床が行き先として登録されているか否かを乗りかご内の利用者により確実に認識させることが可能となる。
なお、以上は、エレベータの乗りかご内のかご操作盤3に設けられて乗りかご内の利用者が行き先階を登録するために操作するスイッチ装置10に本発明を適用した例について具体的に説明したが、本発明は、乗り場操作盤に設けられて乗り場の利用者が行き先(例えば、上下方向)を登録するために操作するスイッチ装置に対しても有効に適用可能である。
また、以上は、利用者の押圧操作によりスイッチがオンする押ボタン式のスイッチ装置に本発明を適用した例について説明したが、本発明は、利用者が操作部材に触れることによる静電容量の変化を検出してスイッチがオンするタッチ式のスイッチ装置に対しても有効に適用可能である。
エレベータの乗りかご内部の様子を示す模式図。 本発明を適用したスイッチ装置の斜視図。 本発明を適用したスイッチ装置の分解斜視図。 本発明を適用したスイッチ装置の断面図。 回路基板上の第1点灯回路及び第2点灯回路の概要を等価的に示す回路図。
符号の説明
3 かご操作盤
4 エレベータ制御装置
5 登録手段
6 音声ガイド装置
10 スイッチ装置
11 外装ケース
12 回路基板
13 操作ボタン(操作部材)
13a 照光面
14 光拡散板(光拡散部材)
15 ボタン支持部材
16 カバー部材
21 第1点灯回路(第1点灯部)
21a 光源
22 第2点灯回路(第2点灯部)
22a 光源
23 ボタンスイッチ

Claims (6)

  1. エレベータの操作盤に設けられ、利用者が行き先登録の際に操作するスイッチ装置において、
    当該スイッチ装置に対応する行き先が登録可能な場合に発光する光源を有する第1点灯部と、
    照光面を有する操作部材と、
    前記第1点灯部の光源が発光している状態で前記利用者により前記操作部材が操作され、行き先が登録された場合に発光する光源を有する第2点灯部と、
    前記第1点灯部の光源及び前記第2点灯部の光源と前記操作部材の照光面との間に設けられ、前記各光源からの光を拡散して前記操作部材の照光面全面を照光させる光拡散部材とを備えることを特徴とするスイッチ装置。
  2. 前記第1点灯部の光源は前記操作部材の照光面中央部と対向する位置に配置され、前記第2点灯部の光源は前記操作部材の照光面周縁部と対向する位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のスイッチ装置。
  3. 前記第2点灯部の光源の数が、前記第1点灯部の光源の数よりも多いことを特徴とする請求項1に記載のスイッチ装置。
  4. 前記第1点灯部の光源の発光色と前記第2点灯部の光源の発光色とが異なる色とされていることを特徴とする請求項1に記載のスイッチ装置。
  5. 利用者が行き先登録の際に操作するスイッチ装置が設けられた操作盤と、前記利用者による前記スイッチ装置の操作に応じて乗りかごの運行を制御する制御装置とを有するエレベータにおいて、
    前記スイッチ装置が、
    当該スイッチ装置に対応する行き先が前記制御装置の登録手段で登録可能な場合に発光する光源を有する第1点灯部と、
    照光面を有する操作部材と、
    前記第1点灯部の光源が発光している状態で前記利用者により前記操作部材が操作され、前記制御装置の登録手段で行き先が登録された場合に発光する光源を有する第2点灯部と、
    前記第1点灯部の光源及び前記第2点灯部の光源と前記操作部材の照光面との間に設けられ、前記各光源からの光を拡散して前記操作部材の照光面全面を照光させる光拡散部材とを備えることを特徴とするエレベータ。
  6. 登録可能な行き先の案内と前記スイッチ装置の操作による登録状況との少なくとも何れかを前記利用者に音声にて報知する音声ガイド装置を更に備えることを特徴とする請求項5に記載のエレベータ。
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