JP7466486B2 - エレベーター装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エレベーター装置に関する。
本技術分野のエレベーター装置として、特開2011-46466号公報(特許文献1)に記載されたエレベーター装置が知られている。このエレベーター装置は、かご又は乗場の壁に取り付けられ、中央に貫通孔を有するフェースプレートと、かご又は乗場の壁の中に埋め込まれ、フェースプレートの貫通孔から挿通された押釦と、を有する操作盤を備えている(段落0020参照)。特許文献1の操作盤では、押釦の、フェースプレートの裏面側に配置される部分は、フェースプレートの貫通孔の差し渡しよりも大きな寸法を有する(図5参照)。
特開2011-46466号公報
特許文献1の操作盤では、押釦(以下、押しボタンと呼ぶ)の、フェースプレートの裏面側に配置される部分は、フェースプレートの貫通孔の差し渡しよりも大きな寸法を有することにより、押しボタンのフェースプレートの表面側への抜けが防止され、押しボタンの利用者側への落下が防止される。
ここで、押しボタンの一例(本発明との比較例)について、図10および図11を参照して説明する。図10は、本発明との比較例に係る押しボタンスイッチ20’の構成を示す分解立体図である。図11は、押しボタンスイッチ20’の意匠部(押しボタン部)21’を裏面側から見た平面図である。
この比較例では、乗場側の操作盤に設けられる押しボタンスイッチの一例として、昇降方向選択を行う押しボタンスイッチ(呼びボタンスイッチ)20’を取り上げている。図10に示すように、押しボタンスイッチ20’は、押しボタンスイッチ本体部(以下、本体部と呼ぶ)24と、押しボタンを兼ねて利用者に押しボタンスイッチの種別を示す意匠部(押しボタン部)21’と、を備え、意匠部21’は本体部24の押しボタン受け部24aに両面テープ23で貼り付けられる。押しボタン受け部24aは意匠部21’の押下方向に可動に構成される。また押しボタン受け部24aは点灯して意匠部21’を裏面側から照らす。
図11に示すように、意匠部21’は外周面から径方向外側に向かって突出する落下防止部21’eを有し、落下防止部21’eは意匠部21’の外周の4か所に周方向に間隔を置いて配置されている。意匠部21’はその裏面側に枠部21’dを有し、枠部21’dは周方向に隣り合う落下防止部21’eを結ぶ直線状に設けられ、四角形状を成す。
本体部24は背景技術で説明したフェースプレートの裏面側に固定され、意匠部21’はフェースプレートの貫通孔からフェースプレートの表面側に露出される。意匠部21’は本体部24の押しボタン受け部24aに両面テープ23で貼り付けられると共に、落下防止部21’eがフェースプレートの裏面に引っ掛かることでフェースプレートの表面側への抜けが防止され、意匠部21’の利用者側への落下が防止される。
意匠部21’のマーク(矢印部)21’aは光透過性樹脂で構成され、押しボタン受け部24aから光を照射されることで点灯する。この場合、図11に示すように、枠部21’dが意匠部21’のマーク21’aに掛かると、矢印表示部21’aにおける照射光の透過率が変化し、マーク21’aの表示範囲が制限される。押しボタンスイッチ20’の意匠部21’におけるマーク21’aの表示範囲の制限は、エレベーター装置の意匠の自由度を低下させる。
本発明の目的は、意匠の自由度を向上することができるエレベーター装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のエレベーター装置は、
押しボタンスイッチとフェースプレートとを有する操作盤を備え、
前記押しボタンスイッチは、押しボタン部を構成する意匠部と、前記押しボタン部を受けると共に前記押しボタン部に裏面側から光を照射する押しボタン受け部を含む本体部と、を有するエレベーター装置において、
前記押しボタン部は、前記意匠部と前記押しボタン受け部との間に設けられる透明部材を有し、
前記透明部材は、前記意匠部に対して径方向外側に設けられた落下防止部を有し、
前記フェースプレートは、前記意匠部が露出する開口部を有して前記落下防止部と当接し、前記押しボタンスイッチを前記意匠部の側から覆う位置に設けられ、
前記落下防止部は、前記透明部材の外周面から径方向外側に向かって突出すると共に、前記意匠部の外周面からも径方向外側に向かって突出して、前記フェースプレートの裏面側から前記フェースプレートに当接し、
前記透明部材は、前記押しボタン部の押下方向における厚みが大きい厚肉部と、前記厚肉部の径方向外側に設けられ厚みが前記厚肉部よりも小さいつば部と、を有し、
前記透明部材の前記本体部の側の端面は、前記厚肉部と前記つば部とで形成される段付き面で構成され、
前記透明部材は、前記厚肉部が前記本体部の内側に挿入され、前記つば部が径方向において前記本体部の外側に配置される。
また上記目的を達成するために、本発明のエレベーター装置は、
押しボタンスイッチとフェースプレートとを有する操作盤を備え、
前記押しボタンスイッチは、押しボタン部を構成する意匠部と、前記押しボタン部を受けると共に前記押しボタン部に裏面側から光を照射する押しボタン受け部を含む本体部と、を有するエレベーター装置において、
前記押しボタン部は、前記意匠部と前記押しボタン受け部との間に設けられる透明部材を有し、
前記透明部材は、前記意匠部に対して径方向外側に設けられた落下防止部を有し、
前記フェースプレートは、前記意匠部が露出する開口部を有して前記落下防止部と当接し、前記押しボタンスイッチを前記意匠部の側から覆う位置に設けられ、
前記落下防止部は、前記透明部材の外周面から径方向外側に向かって突出すると共に、前記意匠部の外周面からも径方向外側に向かって突出して、前記フェースプレートの裏面側から前記フェースプレートに当接し、
前記透明部材は、前記押しボタン部の押下方向における厚みが大きい厚肉部と、前記厚肉部の径方向外側に設けられ厚みが前記厚肉部よりも小さいつば部と、を有し、
前記透明部材の前記本体部の側の端面は、前記厚肉部と前記つば部とで形成される段付き面で構成され、
前記透明部材の前記厚肉部は、前記本体部の内側に挿入され、
前記透明部材の前記意匠部の側の端面は平面で構成され、
前記つば部は、前記意匠部に形成された凹部に挿入され、前記凹部の底部に接触する。
本発明によれば、意匠の自由度を向上することができるエレベーター装置を提供することができる。
なお、上述した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の一実施例に係るエレベーター装置について、水平方向から側面側を見た断面を示す概略図である。 本発明の一実施例に係るエレベーター装置について、乗場側から見たドア及び操作盤(乗場側操作盤)の形態を示す概略図である。 本発明の一実施例に係るエレベーター装置について、乗りかごの内側から出入口側を見た乗りかご内の形態を示す概略図である。 本発明の一実施例に係るエレベーター装置について、乗りかご内に配置された操作盤(乗りかご側操作盤)の形態を示す平面図である。 本発明の一実施例に係る押しボタンスイッチを、フェースプレートに取り付けられた状態で、表側から見た外観を示す斜視図である。 図5に示す押しボタンスイッチをフェースプレートの裏面側から見た外観を示す斜視図である。 図5に示す押しボタンスイッチの構成を示す分解立体図である。 図5に示す押しボタンスイッチの意匠部(ボタン部)を裏面側から見た平面図である。 図8の押しボタンスイッチのIX-IX断面を示す断面図である。 本発明との比較例に係る押しボタンスイッチの構成を示す分解立体図である。 図10に示す押しボタンスイッチの意匠部(押しボタン部)を裏面側から見た平面図である。
以下、本発明のエレベーター装置を実施するための形態について図1~3を参照して、説明する。各図において同じ構成には同じ符号を付して繰り返しの説明は省略する。以下の説明において、上下方向は乗りかご104の昇降方向に一致する。
図1を参照して、エレベーター装置100の構成について説明する。図1は、本発明の一実施例に係るエレベーター装置100について、水平方向から側面側を見た断面を示す概略図である。
エレベーター装置100は、昇降路101内を昇降する乗りかご104および釣合いおもり105と、図示しない主ロープが巻きかけられる巻上機103と、昇降路101内に立設され、乗りかご104の昇降を案内するかご用ガイドレール106と、昇降路101内に立設され、釣合いおもり105の昇降を案内する釣合いおもり用ガイドレール108,109と、を備えている。
乗りかご104および釣合いおもり105は、建屋に設けられる昇降路101の内部に設けられ、図示しない主ロープによりつるべ式に吊持されている。本実施例では、巻上機103は昇降路101の頂部に配置された例を示しているが、巻上機103の位置は昇降路101の頂部に限定される訳ではない。かご用ガイドレール10および釣合いおもり用ガイドレール108は昇降路101の内壁101Aに沿って上下方向に立設されている。
本実施例のエレベーター装置100は、トラクション方式のエレベーター装置であり、巻上機103で主ロープを摩擦駆動し、乗りかご104をかご用ガイドレール106に沿って上下に昇降させると共に、釣合いおもり105を釣合いおもり用ガイドレール108,109に沿って上下に昇降させる。
昇降路101は建屋に形成され、乗りかご104および釣合いおもり105が昇降する昇降スペースである。昇降路101内には、乗りかご104の昇降を含むエレベーター装置100の動作を制御する制御盤102が配置されている。
本実施例では、エレベーター装置100はトラクション方式のものを取り上げているが、本発明はトラクション方式以外のエレベーター装置、例えば油圧式のエレベーター装置にも適用可能である。
以下、図2乃至図4を参照して、本発明に係る操作盤について詳細に説明する。操作盤には、乗場側に設けられる操作盤(乗場側操作盤)10と、乗りかご104内に設けられる操作盤(乗りかご側操作盤)202L,202Rとがある。
図2を参照して、乗場側に設けられる操作盤10について説明する。図2は、本発明の一実施例に係るエレベーター装置100について、乗場側から見たドア120L,120R及び操作盤(乗場側操作盤)10の形態を示す概略図である。
乗場側における出入口のドア120L,120Rの側方には、利用者が操作する操作盤(乗場側操作盤)10が配置されている。操作盤10には、押しボタンスイッチ20,40が設けられる。押しボタンスイッチ20,40は、昇降方向を選択して乗りかご104を呼ぶ押しボタンスイッチ(呼びボタンスイッチ)であり、押しボタンスイッチ20は昇り方向を選択する押しボタンスイッチであり、押しボタンスイッチ40は下降方向を選択する押しボタンスイッチである。押しボタンスイッチ20,40はフェースプレート10aで押しボタン部21を構成する意匠部21A(図5,7参照)が露出するように覆われている。
ドア120L,120R及び操作盤10に係る構成は、図2に示す本実施例の構成に限定されることなく、図2に示す本実施例の構成から変更することできる。
図3及び図4を参照して、乗りかご104内に設けられる操作盤(乗りかご側操作盤)202L,202Rについて説明する。図3は、本発明の一実施例に係るエレベーター装置について、乗りかごの内側から出入口側を見た乗りかご内の形態を示す概略図である。図4は、本発明の一実施例に係るエレベーター装置について、乗りかご内に配置された操作盤(乗りかご側操作盤)の形態を示す平面図である。
乗りかご104の出入口側には、乗客の乗降用のかごドア121L,121Rが設けられ、かごドア121L,121Rに対して左右両側の内壁面(前面)104bL,104bRに、操作盤(乗りかご側操作盤)50L,50Rが設置されている。操作盤50L,50Rとは同様に構成することができるため、以下、操作盤50Rについて説明する。
操作盤50Rは、行先階を指定する行先階指定部51と、かごドア121L,121Rの開状態を維持する押しボタンスイッチ(開ボタンスイッチ)60Aと、かごドア121L,121Rを閉じる押しボタンスイッチ(閉ボタンスイッチ)60Bと、エレベーターの運行状況や地震などの情報などを表示するディスプレイ55と、を有する。
行先階指定部51には、行先階を指定する複数の押しボタンスイッチ(行先階指定ボタンスイッチ)80が設けられる。本実施例では、行先階指定部221は1~5階までの5つの押しボタンスイッチ80で構成されているが、この構成に限らず、建屋の階床数や、乗りかご104が停止する階床に応じて、複数の押しボタンスイッチ80が配置されるとよい。
かごドア121L,121R及び操作盤50L,50Rに係る構成は、図3,4に示す本実施例の構成に限定されることなく、図3,4に示す本実施例の構成から変更することできる。
次に、図5乃至図9を参照して、本発明に係る押しボタンスイッチの構成について説明する。本発明に係る押しボタンスイッチの構成は、上述した呼びボタンスイッチ20,40のほか、開ボタンスイッチ60A、閉ボタンスイッチ60B、及び行先階指定ボタンスイッチ80、さらにはその他の押しボタンスイッチに同様に適用することができる。このため、各押しボタンスイッチを代表して、呼びボタンスイッチ20について説明する。
図5は、本発明の一実施例に係る押しボタンスイッチ20を、フェースプレート10aに取り付けられた状態で、表側から見た外観を示す斜視図である。図6は、図5に示す押しボタンスイッチ20をフェースプレート10aの裏面側から見た外観を示す斜視図である。図5,6では、押しボタンスイッチ20はフェースプレート10aに組み付けられた状態で図示されているが、本実施例では、押しボタンスイッチ20とフェースプレート10aとは別々の構成部品として説明する。
押しボタンスイッチ20は、押しボタン部21の意匠部21Aがフェースプレート10aの貫通孔(開口部)10a1から突出して露出するように、フェースプレート10aに配設される。この場合、押しボタン部21の意匠部21Aがフェースプレート10aの表面側に突出して露出し、押しボタンスイッチ本体部(以下、本体部と呼ぶ)24がフェースプレート10aの裏面側に配置される。本体部24はフェースプレート10aの裏面側に固定される。フェースプレート10aは、意匠部21Aが貫通孔10a1から露出するように、押しボタンスイッチ21を覆う。
図7は、図5に示す押しボタンスイッチの構成を示す分解立体図である。
押しボタンスイッチ20は、本体部24と、利用者に押しボタンスイッチの種別を示す意匠部21Aと、本体部24と意匠部21Aとの間に介在する透明部材21Bと、を備える。透明部材21Bは、光の屈折作用を有するレンズ部材(透明レンズ部材)であってもよい。意匠部21Aと透明部材21Bとは一体に組み付けられ、押しボタン部21を構成する。押しボタン部21は本体部24の押しボタン受け部24aに両面テープ23で貼り付けられる。
押しボタン受け部24aは押しボタン部21の押下方向に可動に構成される。また押しボタン受け部24aは点灯して押しボタン部21を裏面側から照らす。両面テープ23は透明な部材であり、押しボタン受け部24aから照射された光は、両面テープ23及び透明部材21Bを透過して、押しボタン部21の意匠部21Aを裏面側から照らす。
押しボタン部21の透明部材21Bは外周面から径方向外側に向かって突出する落下防止部21Beを有する。すなわち押しボタン部21は、意匠部21Aと押しボタン受け部24aとの間に介在して意匠部21Aと一体に設けられる透明部材21Bを有し、落下防止部21Beは透明部材21Bに設けられる。落下防止部21Beは、透明部材21Bの外周の4か所に、周方向に間隔を置いて配置されている。
本体部24はフェースプレート10aの裏面側に固定され、押しボタン部21の意匠部21Aはフェースプレート10aの貫通孔10a1(図5参照)からフェースプレート10aの表面側に露出される。押しボタン部21は、透明部材21Bが本体部24の押しボタン受け部24aに両面テープ23で貼り付けられることで、本体部24を介してフェースプレート10aに支持される。
本実施例では、意匠部21Aを押しボタン部21の押下方向から見た外形形状は円形であり、透明部材21Bを押しボタン部21の押下方向から見た外形形状も円形である。そして、図5,6に示すように、透明部材21Bの外周面から径方向外側に向かって突出する落下防止部21Beは、意匠部21Aの外周面に対しても径方向外側に向かって突出している。
押しボタン部21は、図6に示すように、透明部材21Bの落下防止部21Beがフェースプレート10aの裏面に引っ掛かることで、フェースプレート10aの表面側への抜けが防止され、押しボタン部21の利用者側への落下が防止される。すなわち、フェースプレート10aは意匠部21Aが露出する貫通孔(開口)10a1を有し、落下防止部21Beと当接するように押しボタンスイッチ20を意匠部21Aの側(表側)から覆う。このとき落下防止部21Beは、フェースプレート10aの裏面側からフェースプレート10aに当接し、押しボタン部21におけるフェースプレート10aの表側への落下を防止する。
図8は、図5に示す押しボタンスイッチの意匠部(ボタン部)を裏面側から見た平面図である。図9は、図8の押しボタンスイッチのIX-IX断面を示す断面図である。
意匠部21Aは、光を透過する樹脂で形成される透過性樹脂部21Abと、光の透過率が透過性樹脂部21Abの透過率よりも低い非透過性樹脂で形成される非透過性樹脂部21Acと、で構成される。意匠部21Aは、光の透過性樹脂部21Abと非透過性樹脂部21Acとでマーク(矢印部)21Aaが描かれる。透過性樹脂部21Abはマーク21Aaを形成し、押しボタン受け部24aから光を照射されることでマーク21Aaが点灯する。マーク21Aaは、例えば行先階指定ボタンスイッチ80の場合、階床を表す数字になる。
意匠部21Aの裏面側(透明部材21B側)には凹部21Adが形成され、凹部21Adを形成する内周面に、透明部材21Bの外周面に形成された凹部21Bbと係合する凸部21Ac1が設けられている。凸部21Ac1は、凹部21Adを形成する内周面の、凹部21Adの径方向中心を挟んで対向する2か所に設けられている。
透明部材21Bは、押しボタン部21の押下方向における厚み(肉厚)が大きい厚肉部21Baと、肉厚部21Baの径方向外側に設けられ厚み(肉厚)が厚肉部21Baの厚みよりも小さい薄肉のつば部21Bcと、を有する。透明部材21Bを押しボタン部21の押下方向から見た外形形状が円形であることを説明したが、この外形形状はつば部21Bcの外周面の形状が円形であることに基づいている。
つば部21Bcの外周面の形状に対応して、意匠部21Aの凹部21Adの内周面は、押しボタン部21の押下方向から見た形状が円形に形成される。
透明部材21Bは、意匠部21A側の端面21Beが平面で構成され、本体部24側の端面21Bdが厚肉部21Baとつば部21Bcとで形成される段付き面で構成される。透明部材21Bは、肉厚部21Baが本体部24の内側に挿入され、端面21Bdが押しボタン受け部24aに両面テープ23で貼り付けられる。一方、透明部材21Bのつば部21Bcは凹部21Adに挿入され、端面21Beが凹部21Adの底部で透過性樹脂部21Abと非透過性樹脂部21Acとに接触する。
透明部材21Bの凹部21Bbは、つば部21Bcの外周面に設けられている。凹部21Bbは、つば部21Bcの外周面の、径方向中心を挟んで対向する2か所に設けられている。
意匠部21Aの凸部21Ac1と透明部材21Bの凹部21Bbとが係合することで、意匠部21Aと透明部材21Bとが一体に係止される。意匠部21Aの凸部21Ac1と透明部材21Bの凹部21Bbとは、意匠部21Aと透明部材21Bとを一体に係止する係止部を構成する。
本実施例では、背景技術で説明した図11の枠部21’dの機能を、透明部材21Bのつば部21Bcが果たすため、枠部21’dを設ける必要がなく、意匠部21Aのマーク21Aaの表示範囲が枠部21’dによって制限されることが無い。これにより本実施例では、本体部24の光源から照射される光を有効に活用することができると共に、エレベーター装置100の意匠の自由度を向上することができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、実施例の構成の一部を他の構成に置き換えることが可能である。また、実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
10…操作盤、10a…フェースプレート、10a1…フェースプレート10aの開口部、20…押しボタンスイッチ、21…押しボタン部、21A…意匠部、21Aa…マーク、21Ab…光の透過性樹脂部、21Ac…光の非透過性樹脂部、21Ac1…透明部材21Bと意匠部21Aとを係止する意匠部21A側の係止部、21Ad…意匠部21Aの凹部、21B…透明部材、21Ba…透明部材21Bの厚肉部、21Bb…透明部材21Bと意匠部21Aとを係止する透明部材21B側の係止部、21Bc…透明部材21Bのつば部、21Bd…透明部材21Bの本体部24の側の端面、21Be…落下防止部、21Bf…透明部材21Bの意匠部21Aの側の端面、24…本体部、24a…押しボタン受け部、100…エレベーター装置。

Claims (7)

  1. 押しボタンスイッチとフェースプレートとを有する操作盤を備え、
    前記押しボタンスイッチは、押しボタン部を構成する意匠部と、前記押しボタン部を受けると共に前記押しボタン部に裏面側から光を照射する押しボタン受け部を含む本体部と、を有するエレベーター装置において、
    前記押しボタン部は、前記意匠部と前記押しボタン受け部との間に設けられる透明部材を有し、
    前記透明部材は、前記意匠部に対して径方向外側に設けられた落下防止部を有し、
    前記フェースプレートは、前記意匠部が露出する開口部を有して前記落下防止部と当接し、前記押しボタンスイッチを前記意匠部の側から覆う位置に設けられ
    前記落下防止部は、前記透明部材の外周面から径方向外側に向かって突出すると共に、前記意匠部の外周面からも径方向外側に向かって突出して、前記フェースプレートの裏面側から前記フェースプレートに当接し、
    前記透明部材は、前記押しボタン部の押下方向における厚みが大きい厚肉部と、前記厚肉部の径方向外側に設けられ厚みが前記厚肉部よりも小さいつば部と、を有し、
    前記透明部材の前記本体部の側の端面は、前記厚肉部と前記つば部とで形成される段付き面で構成され、
    前記透明部材は、前記厚肉部が前記本体部の内側に挿入され、前記つば部が径方向において前記本体部の外側に配置され
    ことを特徴とするエレベーター装置。
  2. 請求項1において、
    前記透明部材の前記意匠部の側の端面は平面で構成され、
    前記つば部は前記意匠部に形成された凹部に挿入され、前記凹部の底部に接触することを特徴とするエレベーター装置。
  3. 請求項2おいて、
    前記つば部の外周面と前記凹部の内周面とに、前記透明部材と前記意匠部とを係止する係止部が設けられたことを特徴とするエレベーター装置。
  4. 押しボタンスイッチとフェースプレートとを有する操作盤を備え、
    前記押しボタンスイッチは、押しボタン部を構成する意匠部と、前記押しボタン部を受けると共に前記押しボタン部に裏面側から光を照射する押しボタン受け部を含む本体部と、を有するエレベーター装置において、
    前記押しボタン部は、前記意匠部と前記押しボタン受け部との間に設けられる透明部材を有し、
    前記透明部材は、前記意匠部に対して径方向外側に設けられた落下防止部を有し、
    前記フェースプレートは、前記意匠部が露出する開口部を有して前記落下防止部と当接し、前記押しボタンスイッチを前記意匠部の側から覆う位置に設けられ、
    前記落下防止部は、前記透明部材の外周面から径方向外側に向かって突出すると共に、前記意匠部の外周面からも径方向外側に向かって突出して、前記フェースプレートの裏面側から前記フェースプレートに当接し、
    前記透明部材は、前記押しボタン部の押下方向における厚みが大きい厚肉部と、前記厚肉部の径方向外側に設けられ厚みが前記厚肉部よりも小さいつば部と、を有し、
    前記透明部材の前記本体部の側の端面は、前記厚肉部と前記つば部とで形成される段付き面で構成され、
    前記透明部材の前記厚肉部は、前記本体部の内側に挿入され、
    前記透明部材の前記意匠部の側の端面は平面で構成され、
    前記つば部は、前記意匠部に形成された凹部に挿入され、前記凹部の底部に接触することを特徴とするエレベーター装置。
  5. 請求項4おいて、
    前記つば部の外周面と前記凹部の内周面とに、前記透明部材と前記意匠部とを係止する係止部が設けられたことを特徴とするエレベーター装置。
  6. 請求項5おいて、
    前記意匠部は、光の透過性樹脂部と非透過性樹脂部とでマークが描かれ、
    前記凹部の前記底部は、前記透過性樹脂部と前記非透過性樹脂部とで構成され、
    前記透明部材の前記意匠部の側の前記端面は、前記透過性樹脂部と前記非透過性樹脂部とに接触することを特徴とするエレベーター装置。
  7. 請求項6において、
    前記意匠部及び前記透明部材の前記つば部は、前記押しボタン部の押下方向から見た外形形状が円形を成し、
    前記意匠部の前記凹部の内周面は、前記押しボタン部の押下方向から見た形状が円形を成すことを特徴とするエレベーター装置。
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