JP2019206416A - エレベータの乗場表示装置 - Google Patents
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Abstract
Description
このように従来の乗場表示装置では、ホールランタンは、かごの到着を表示し、インジケータは、かごの位置や進行方向を表示するというように、機能上区別されていた。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態によるエレベータの乗場表示装置が設置されているエレベータの乗場を示している。この実施形態では、エレベータが1号機から3号機まで合計3台運転されているとする。乗場の開口部には三方枠10が据え付けられ、1号機、2号機、3号機のそれぞれに出入口が設けられている。各出入口は、ホールドア11a、11bによって開閉される。
照光体16は、開口13を塞ぐように取り付けられるステンレス製のフェースプレート21によって保持されている。フェースプレート21の裏面には、ばね部材25がろう付け等により固着され、弾性力でばね部材25がボックス17の内側面に圧着するので、フェースプレート21を固定することができる。また、フェースプレート21の裏面には、スタッド23が取り付けられており、スタッド23にナット24を締結することで、インジケータユニット18の基板20が固定されている。
図3は、本実施形態による乗場表示装置の動作を示すフローチャートである。
エレベータの運転モードによって、乗場表示装置14の動作は異なるので、エレベータの運転モードが選択される(ステップS10)。
乗場で乗場呼ボタン12が押されると(ステップS12)、乗場呼登録が行われる。エレベータの制御装置は、乗場呼びのあった階に近い適当な号機のかごを選んで、呼び階へ移動させる。呼び階に向かったのが、図1において、1号機の乗りかごであったとする。
第2の運転モードは、特定の号機を非常用エレベータとして、消防運転させる特別な運転モードである。図1において、3号機のエレベータが非常運転に切り替わったものとする。以後、この乗場にある3号機の乗場表示装置14は、次のように動作することになる。
次に、本発明の第2実施形態によるエレベータの乗場表示装置について、図5を参照して説明する。
図5(a)は、乗場表示装置14の断面を示し、図5(b)は、第2の運転モードでの表示例を示す図である。この第2実施形態では、第1実施形態と同様に、発光体22には透明な有機エレクトロルミネッセンス素子が用いられている。
以上のような第2実施形態によれば、第2の運転モードの時は、図5(b)に示されるように、かごの位置、方向だけでなく、運転状態、すなわちそのエレベータが非常用運転されていることも表示される(図3のフローチャートのステップS20)。これによって、利用者には、そのエレベータを利用できないなどの状況を知らせ、利用者の混乱をできるだけ少なくすることができる。
次に、本発明の第3実施形態によるエレベータの乗場表示装置について、図6を参照して説明する。
図6は、第3実施形態による乗場表示装置14の断面を示す図である。この第3実施形態が、第1実施形態と異なる点は、発光体22とインジケータユニット18との間にハーフミラー34が配設されていることである。ハーフミラー34の一方の面、すなわち発光体22に対向している面は、光を反射する反射になっている。ハーフミラー34の他方の面、すなわちインジケータユニット18と対向している方の面は、光を透過する面になっている。
第1の運転モードで乗りかごの到着を報知する時に、発光体22が点灯すると、発光体22から出る光には、照光体16に直接向かう光と、ハーフミラー34に向かう光がある。ハーフミラー34があれば、後者の光はハーフミラー34で反射して照光体16に向けて返されるので、照光体16を明るくするのに寄与しない無駄な光がなくなり、効率良く発光させることができる。
次に、図7は、第4実施形態による乗場表示装置14での表示例を示す図である。
上述した第1乃至第3実施形態では、乗りかごの位置、進行方向をインジケータユニット18で表示していたが、第4実施形態では、乗りかごの進行方向については発光体22で表示するようになっている。
第2の運転モードでは、乗りかごが上昇の場合は、上段の発光領域22Aを点灯ないし点滅させ、下段のインジケータユニット27Aで乗りかごの位置を表示する。乗りかごが下降の場合は、下段の発光領域22Bを点灯ないし点滅させ、上段のインジケータユニット27Aで乗りかごの位置を表示する。
第2の運転モードでは、乗りかごが上昇の場合は、上端部の発光領域22Cを点灯ないし点滅させ、インジケータユニット27で乗りかごの位置を表示する。乗りかごが下降の場合は、下端部の発光領域22Dを点灯ないし点滅させ、インジケータユニット27で乗りかごの位置を表示することになる。
これらの実施形態は、例示として挙げたもので、発明の範囲の制限を意図するものではない。もちろん、明細書に記載された新規な装置、方法およびシステムは、様々な形態で実施され得るものであり、さらに、本発明の主旨から逸脱しない範囲において、種々の省略、置換、変更が可能である。請求項およびそれらの均等物の範囲は、発明の主旨の範囲内で実施形態あるいはその改良物をカバーすることを意図している。
Claims (8)
- エレベータの乗場に設置され、乗りかごの到着などエレベータの運転に関する運転情報を表示する乗場表示装置において、
前記乗場側に露出する照光体と、
前記照光体の背面側に配置され、消灯時には透明または半透明の有機エレクトロルミネッセンス素子からなる発光体と、
前記発光体の背面側に配置され、前記発光体が消灯している時に前記運転情報を表示する表示部と、を備えることを特徴とするエレベータの乗場表示装置。 - 前記発光体の乗場側に向いた面の発光量は、反対側の面の発光量よりも大きく設定されていることを特徴とする請求項1に記載のエレベータの乗場表示装置。
- 前記表示部は、乗りかごの位置、進行方向のうち、少なくとも一方を表示可能であることを特徴とする請求項1に記載のエレベータの乗場表示装置。
- 前記表示部は、LED素子をマトリックス状に配列したインジケータ部と、
運転状態を示す文字が印された樹脂プレートと、背面に配置される光源と、からなる発光表示部と、を有することを特徴とする請求項3に記載のエレベータの乗場表示装置。 - 前記発光体と前記表示部の間には、前記発光体に対向している面が反射面になっているハーフミラーが配置されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のエレベータの乗場表示装置。
- 前記発光体は、上下に分割され、独立に発光可能な発光領域を有し、前記発光領域の一方を選択的に発光させることで前記乗りかごの方向を表すことを特徴とする請求項1に記載のエレベータの乗場表示装置。
- 前記発光体は、点灯又は点滅の替わりに、発光量の相対的な変化により、乗りかごの到着を表すことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のエレベータの乗場表示装置。
- 請求項1乃至7のいずれかに記載の乗場表示装置を複数台のエレベータが運転されている乗場の各エレベータの出入口に設置し、
複数台のエレベータが連動して運転される第1の運転モードの場合は、前記表示部を消灯した状態で前記発光体を点灯若しくは点滅させることにより、乗りかごの到着を表示し、
特定のエレベータ号機が非常運転される第2の運転モードの場合は、前記発光体を消灯させた状態で前記表示部を点灯して、乗りかごの位置または進行方向を表示することを特徴とするエレベータの乗場表示方法。
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