JP2004002008A - エレベータの操作ボタン装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】視覚障害者であっても健常者であっても共に容易にかつ的確にボタンの機能内容を認識して操作することができるエレベータの操作ボタン装置を提供する。
【解決手段】エレベータの利用者が表面に指先を当てて操作するボタントップ15と、このボタントップ15の背面側に設けられた照光用の発光体18とを具備するエレベータの操作ボタン装置において、前記ボタントップ15は、主部15aと、この主部15aに設けられた文字部15bとからなり、その主部15aが非透光性の合成樹脂材料で形成され、文字部15bが透光性の合成樹脂材料で形成され、かつ前記文字部15bの表面には、該文字部15bに対応する文字を表わす凸状の触覚用文字20が一体に形成され、この触覚用文字20に視覚障害者が指先で触れることによりボタンの機能内容が認識できるようにする。
【選択図】 図1
【解決手段】エレベータの利用者が表面に指先を当てて操作するボタントップ15と、このボタントップ15の背面側に設けられた照光用の発光体18とを具備するエレベータの操作ボタン装置において、前記ボタントップ15は、主部15aと、この主部15aに設けられた文字部15bとからなり、その主部15aが非透光性の合成樹脂材料で形成され、文字部15bが透光性の合成樹脂材料で形成され、かつ前記文字部15bの表面には、該文字部15bに対応する文字を表わす凸状の触覚用文字20が一体に形成され、この触覚用文字20に視覚障害者が指先で触れることによりボタンの機能内容が認識できるようにする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、エレベータの乗場ホールやかご内に設けられ、エレベータを利用する利用者によって操作されるエレベータの操作ボタン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
エレベータの乗場ホールには、かご呼び等の登録を行なうための操作ボタンが、またかご内には行先階等の登録を行なうための操作ボタンが設けられている。
【0003】
図9にはエレベータの乗場ホールを示してあり、この乗場ホールにはエレベータの出入口1が設けられ、この出入口1にホールドア2が開閉可能に設けられている。
【0004】
そして出入口1の側部壁面に操作盤3が設けられ、この操作盤3にかご呼び登録用やドア開閉用の各種の操作ボタン4が設けられている。また、図示しないがエレベータのかご内にはその内壁面に操作盤が設けられ、その操作盤に行先階登録用やかごドアに対する開閉用の各種の操作ボタンが設けられている。
【0005】
従来のこの種の操作ボタン装置の構造を図8(A),(B)に示してあり、図8(A)は操作ボタン装置の正面図で、図8(B)はその断面図である。図に示す10が操作盤のフェースプレートで、このフェースプレート10の内側にスタッドボルト11およびナット12を介してフレーム13が取り付けられている。
【0006】
フレーム13の内側には受け部材14が移動可能に設けられ、この受け部材14にボタントップ15が取り付けられ、このボタントップ15がフェースプレート10に形成された開口10aを通してその表面側に露出するように支持されている。
【0007】
また、フレーム13には受け部材14と対向して回路基板16が取り付けられ、この回路基板16の内面に例えばタクトスイッチ式の電気接点機構17および光源としてLED等の複数の発光体18が設けられている。
【0008】
受け部材14は操作子14aを一体に有し、この操作子14aが前記電気接点機構17に連結されている。そして電気接点機構17内のばね部材により受け部材14と一体にボタントップ15がフェースプレート10の表面側に弾性的に付勢されている。
【0009】
ボタントップ15および受け部材14は、アクリル樹脂等の光透過性をもつ合成樹脂材料からなり、このボタントップ15と受け部材14との間に文字フィルム19が挟みこまれている。
【0010】
この文字フィルム19には、所定の文字(記号、図形等を含む)が印刷されている。図8に示す操作ボタン装置は行先階登録用の例であり、文字フィルム19にはその行先階を表わす『1』の文字19aが印刷され、この文字19aがボタントップ15を通してその表面に表示されている。
【0011】
前記文字19aは光の透過が可能な透光部で、その周囲の残りの部分が光が遮蔽される非透光部となっている。なお、これとは逆に、文字19aが非透光部で、その周囲が透光部なっている場合もある。
【0012】
この操作ボタン装置においては、エレベータの利用者がボタントップ15を指先で押圧して行先階の登録操作を行なうと、電気接点機構17がオンし、その信号が制御盤(図示せず)に送られて行先階が登録されるととともに、発光体18が点灯し、その光でボタントップ15の表面に文字19aが照光され、行先階の登録達成が表示される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ボタントップ15の表面は平滑であり、このため目の不自由な視覚障害者がこのボタントップ15の表面に指先を当てても、その表面の文字を認識することはできない。
【0014】
そこで、ボタントップ15の表面に文字を凸状つまり浮き彫り状に施し、この凸状の文字を光源で照光して健常者に認識させ、また視覚障害者がその凸状の文字に指先を当てて触れることにより、視覚障害者であってもボタントップ15の機能内容を認識できるようにすることが考えられる。
【0015】
ここで、視覚障害者が指先の感触で文字を的確に識別するためには、その凸状の文字の線幅が細いことが望ましい。
しかし、凸状の文字の線幅が細くなると、健常者がその文字を目視したときの視認性が悪くなり、特に遠方からでは見ずらくなってしまうという問題がある。
【0016】
一方、凸状の文字の線幅を健常者に合わせて太くしてしまうと、前述のように、視覚障害者が指先で触れて識別しようとするときに、その感触が鈍くなって、識別が難しくなってしまう。
【0017】
ところで、従来においては、視覚障害者のためにこの種の操作ボタン装置にはその近辺に点字が設けられ、この点字でボタンの機能内容を視覚障害者に表示するようなことが一般に行なわれている。
【0018】
しかしながら、点字の識字率は厚生省のデータによれば9%程度と低く、特に後天性の視覚障害者とってはより点字識字率が低く、したがって点字を付設するだけでは不十分で、視覚障害者がより快適にエレベータを利用し得る操作ボタン装置が望まれている。
【0019】
この発明はこのような点に着目してなされたもので、その目的とするところは、視覚障害者であっても健常者であっても共に容易かつ的確にボタンの機能内容を認識することができるエレベータの操作ボタン装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
この発明は、エレベータの利用者が表面に指先を当てて操作するボタントップと、このボタントップの背面側に設けられた照光用の光源とを具備するエレベータの操作ボタン装置において、前記ボタントップが、主部と、この主部に設けられた文字部とからなり、その主部と文字部とのいずれか一方が非透光性材料で形成され、他方が透光性材料で形成され、かつ前記文字部の表面には、該文字部に対応する文字を表わす凸状または凹状の触覚用文字が形成され、前記触覚用文字の線幅が前記文字部の文字の線幅より細くなっていることを特徴としている。
【0021】
また、この発明は、エレベータの利用者が表面に指先を当てて操作するボタントップを備えるエレベータの操作ボタン装置において、前記ボタントップが、主部と、この主部に設けられた文字部とからなり、その主部と文字部との双方が非透光性材料で形成され、かつ前記文字部の表面には、該文字部に対応する文字を表わす凸状または凹状の触覚用文字が形成され、前記触覚用文字の線幅が前記文字部の文字の線幅より細くなっていることを特徴としている。
【0022】
さらに、この発明は、エレベータの利用者が表面に指先を当てて操作するボタントップと、このボタントップの背面側に設けられた照光用の光源とを具備するエレベータの操作ボタン装置において、前記ボタントップが、主部と、この主部に設けられた文字部とからなり、前記文字部の表面には、凸状または凹状の文字もしくは記号が形成され、前記文字もしくは記号の線幅が前記文字部の文字の線幅より細くなっていることを特徴としている。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図1ないし図7を参照して説明する。なお、図8に示す従来の構成と対応する部分については、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
【0024】
図1(A),(B)には、この発明の第1の実施形態を示してあり、図1(A)は操作ボタン装置の正面図、図1(B)はその断面図である。この操作ボタン装置のボタントップ15は、ボタン形状をなす主部15aと、この主部15aの中央部に設けられた例えば建屋の階床を示す『1』の文字に形態にかたどられた文字部15bとで構成されている。
【0025】
主部15aは光を遮蔽する非透光性の合成樹脂材料により形成され、文字部15bはアクリル樹脂等の光を透過する透光性の合成樹脂材料により形成されている。さらに、例えば主部15aは暗色系の合成樹脂材料で、文字部15bは明色系の合成樹脂材料からなり、その色の相違により主部15aに対して文字部15bが視覚的に区分けされてその文字の形態が表わされている。
【0026】
文字部15bの表面には、文字部15bの輪郭の内側の領域において、その文字部15bと対応する文字を表わす凸状の触覚用文字20が一体に突出形成されている。
【0027】
文字部15bにおける文字の線幅は比較的太く、この文字部15bの内側の領域に突出形成された凸状の触覚用文字20の線幅は文字部15bの文字の線幅より細い幅となっている。
【0028】
文字部15bの領域のうちの前記触覚用文字20が占める部分を除く領域と前記主部15aの領域とはほぼ面一の状態にあり、また前記触覚用文字20の凸の高さはほぼ1mmとなっている。
【0029】
なお、ボタントップ15は主部15aの周縁に形成された段部21がフェースプレート10に形成された開口10aの縁部に係合することにより、そのフェースプレート10の表面とほぼ面一を保つように支持されている。
【0030】
このボタン装置においては、ボタントップ15をエレベータの利用者が指先で押圧すると、ボタントップ15と共に受け部材14がフェースプレート10の内側に押し込まれ、この動作で電気接点機構17がオンし、その信号が制御盤(図示せず)に送られ、操作の登録が行なわれるととともに、ボタントップ15の背面側の発光体18が点灯する。
【0031】
そして発光体18の光が透光性を有する受け部材14およびボタントップ15の文字部15bを透過し、文字部15bの文字が浮き出るように照光され、これにより操作の登録達成が表示される。
【0032】
照光された文字部15bの文字は、その線幅が太く、したがって健常者はこれを明瞭に認識することができる。また、文字部15bの表面には凸状の触覚用文字20が突出形成されているが、この触覚用文字20は文字部15bと同一の透光性材料であるから、視覚的に文字部15bに紛れ込んで目立たず、したがって触覚用文字20が目障りとなるようことなく、文字部15bの文字を明瞭に識別することができる。
【0033】
一方、視覚障害者が登録操作を行なう際には、ボタントップ15の表面に指先を当てて凸状の触覚用文字20に触れ、指先の感触でその内容を読み取る。この際、触覚用文字20はその線幅が細く、したがってその文字形状を敏感に感じることができ、このためその機能内容を的確にかつ速やかに読み取ることができる。そしてその読み取りに応じてボタントップ15を押し込むことにより所定の登録操作を達成することができる。
【0034】
このような操作ボタン装置によれば、視覚障害者であっても健常者であっても共に容易かつ的確にボタンの機能内容を認識して快適にエレベータを利用することができる。
【0035】
図2(A),(B)には第2の実施形態を示してあり、この実施形態においては、触覚用文字20が複数の点状の凸部20aの配列により構成されている。各凸部20aの凸の高さはほぼ1mmである。
このような構成においても前記第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。この場合の点状の凸部20aは、視覚障害者用の点字とは異なり、その凸部20aの配列で直接文字の形態を表示するものであり、したがって点字を読み取ることのできない視覚障害者にあっても、ボタントップ15の機能内容を的確に読み取ることができる。
【0036】
図3(A),(B)には第3の実施形態を示してあり、この実施形態においては、触覚用文字20が文字部15bの表面に形成された凹溝により構成されている。そしてこの触覚用文字20の線幅(溝幅)が文字部15bの文字の線幅より細い幅となっている。凹溝の深さはほぼ1mmである。
【0037】
このような構成においても、視覚障害者がボタントップ15の表面に指先を当てて触覚用文字20に触れることにより、その文字形状を敏感に感じ取って的確にかつ速やかにその内容を読み取ることができる。
【0038】
図4(A),(B)には第4の実施形態を示してあり、この実施形態においては、触覚用文字20が複数の点状の凹部20bの配列により構成されている。各凹部20bの深さは1mmである。
【0039】
このような構成においても前記第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。この場合の点状の凹部20bも、視覚障害者用の点字とは異なり、その凹部20bの配列で直接文字の形態を表示するものであり、したがって点字を読み取ることのできない視覚障害者にあっても、ボタントップ15の機能内容を的確に読み取ることができる。
【0040】
図5(A),(B)には第5の実施形態を示してある。前記第1〜第3の実施形態においては、ボタントップ15の主部15aが非透光性で、文字部15bが透光性となっているが、この第5の実施形態においては、それとは逆に、ボタントップ15の主部15aが透光性の合成樹脂材料で形成され、文字部15bが非透光性の合成樹脂材料で形成されている。
【0041】
そして文字部15bの表面に、文字部15bと同じ合成樹脂材料つまり非透光性材料からなる凸状の触覚用文字20が一体に突出形成されている。
【0042】
この実施形態の場合には、発光体18の点灯に応じて文字部15bの周囲の主部15aが明るく照光され、その周囲の光により文字部15bが視覚的に浮き出るように明瞭に表示される。
【0043】
そして視覚障害者がボタントップ15の表面に指先を当てて触覚用文字20に触れることにより、その文字形状を敏感に感じ取って的確にかつ速やかにその内容を読み取ることができる。
【0044】
ところで、この種の操作ボタン装置に用いられる文字のなかには指先の感触では判別しずらい文字がある。例えば数字の『4』の場合、通常はその『4』の上端部が閉じた字体が用いられるが、これを指先の感触で判別しようとすると、数字の『9』と混同し、誤った読み取りをしてしまうことが往々に生じる。
【0045】
そこで、次の図6(A),(B)に示す第6の実施形態においてはその対策が施されている。この実施形態においては、ボタントップ15における主部15aが非透光性の合成樹脂材料により形成され、文字部15bが透光性の合成樹脂材料により形成されている。
【0046】
そしてこの場合の文字部15bの文字は例えば数字の『4』となっており、この文字部15bの表面に凸状の線幅の細い数字の『4』を表わす触覚用文字20が一体に突出形成されている。
【0047】
この場合の文字部15bの文字と、その表面の触覚用文字20は共に数字の『4』であるが、その文字形態が異なる非相似形となっている。すなわち、図6(A)に示すように、文字部15bの文字は上端部が閉じた数字の『4』であるのに対し、触覚用文字20は黒塗りで示すように上端部が開いた数字の『4』となっている。そして触覚用文字20の上端側の一部は、文字部15bの領域から突出して主部15aの領域に達している。
【0048】
この実施形態の場合には、発光体18の点灯に応じて文字部15bが明るく照光されてその文字が浮き出るように健常者に対し明瞭に表示される。
【0049】
一方、視覚障害者が登録操作を行なう際には、ボタントップ15の表面に指先を当てて凸状の触覚用文字20に触れ、指先の感触でその内容を読み取る。この際、触覚用文字20としての数字の『4』は上端部が開く形状をなしており、したがって通常の数字の『9』と混同するようなことがなく、指先の触覚により誤りなく明瞭にその文字の内容を読み取ることができる。
【0050】
この場合の凸状の触覚用文字20も、視覚障害者用の点字とは異なり、その凸状の形態で直接文字を表わしているものであり、したがって点字を読み取ることのできない視覚障害者にあっても、ボタントップ15の機能内容を的確に読み取ることができる。
【0051】
図7(A),(B)には第7の実施形態を示してあり、この実施形態においては、ボタントップ15における主部15aおよび文字部15bが共に非透光性の合成樹脂材料で形成され、主部15aの合成樹脂材料と文字部15bの合成樹脂材料とが異なる色となっており、その色の相違により主部15aに対して文字部15bの文字形状が視覚的に認識できるように区分けされている。そして文字部15bの表面に凸状の触覚用文字20が一体に突出形成されている。
【0052】
このような構成においても、視覚障害者が指先で触覚用文字に触れることにより、その文字形状を敏感に感じ取って的確にかつ速やかにその内容を読み取ることができる。
【0053】
なお、この場合には、ボタントップ15を照光しない形式のものであるから、光源としての発光体は省かれている。
【0054】
ところで、このような操作ボタン装置はエレベータ用として用いる場合のほか、各種の機器、例えば電話のダイヤル用ボタン等として用いることも可能である。
【0055】
また、この発明は押込み式の操作ボタン装置として構成する場合のほか、タッチパネル式の操作ボタン装置においても同様に適用することが可能である。
【0056】
前記各実施形態においては、ボタントップの文字部の表面に設ける触覚用の文字として数字を例に挙げたが、数字に限らず、英字、漢字等の文字であってもよく、さらには文字に限らず、『↑』『↓』等の記号であってもよい。
【0057】
ボタントップの文字部の表面に凸状または凹状の文字もしくは記号を設けた場合に、その文字もしくは記号の縁の稜線部分に面取りを施すことも可能である。
【0058】
ボタントップの平面形状は円形状に限らず、三角形状や四角形状等の多角形状であってもよい。また、ボタントップの文字部の表面に形成する凸状または凹状の文字もしくは記号の断面形状は、四角形状、三角形状、台形状等の利用者にとって触覚性に優れる形状であれば、いずれの形状であってもよい。
【0059】
ボタントップを照光する光源としては、LED(発光ダイオード)を用いる場合のほか、電球、蛍光灯、冷陰極管、有機EL(エレクトロルミネッセンス)等を用いることが可能である。LEDを用いる場合には、特に白色や白色系統のものが好ましい。また、長寿命や耐環境性の点ではLEDや冷陰極管を用いることが好ましい。
【0060】
この発明の操作ボタン装置は、エレベータのかご内の操作ボタン、乗場ホールの操作ボタンのいずれにも適用することができる。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したようにこの発明によれば、視覚障害者であっても健常者であっても共に容易かつ的確にボタンの機能内容を認識してそのボタンを操作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態に係る操作ボタン装置を示し、(A)はその正面図、(B)はその断面図。
【図2】この発明の第2の実施形態に係る操作ボタン装置を示し、(A)はその正面図、(B)はその断面図。
【図3】この発明の第3の実施形態に係る操作ボタン装置を示し、(A)はその正面図、(B)はその断面図。
【図4】この発明の第4の実施形態に係る操作ボタン装置を示し、(A)はその正面図、(B)はその断面図。
【図5】この発明の第5の実施形態に係る操作ボタン装置を示し、(A)はその正面図、(B)はその断面図。
【図6】この発明の第6の実施形態に係る操作ボタン装置を示し、(A)はその正面図、(B)はその断面図。
【図7】この発明の第7の実施形態に係る操作ボタン装置を示し、(A)はその正面図、(B)はその断面図。
【図8】従来の操作ボタン装置を示し、(A)はその正面図、(B)はその断面図。
【図9】エレベータの乗場ホールにおける出入口部分を示す正面図。
【符号の説明】
10…フェースプレート
13…フレーム
14…受け部材
15…ボタントップ
15a…主部
15b…文字部
16…回路基板
17…電気接点機構
18…発光体
20…触覚用文字
20a…凸部
20b…凹部
【発明の属する技術分野】
この発明は、エレベータの乗場ホールやかご内に設けられ、エレベータを利用する利用者によって操作されるエレベータの操作ボタン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
エレベータの乗場ホールには、かご呼び等の登録を行なうための操作ボタンが、またかご内には行先階等の登録を行なうための操作ボタンが設けられている。
【0003】
図9にはエレベータの乗場ホールを示してあり、この乗場ホールにはエレベータの出入口1が設けられ、この出入口1にホールドア2が開閉可能に設けられている。
【0004】
そして出入口1の側部壁面に操作盤3が設けられ、この操作盤3にかご呼び登録用やドア開閉用の各種の操作ボタン4が設けられている。また、図示しないがエレベータのかご内にはその内壁面に操作盤が設けられ、その操作盤に行先階登録用やかごドアに対する開閉用の各種の操作ボタンが設けられている。
【0005】
従来のこの種の操作ボタン装置の構造を図8(A),(B)に示してあり、図8(A)は操作ボタン装置の正面図で、図8(B)はその断面図である。図に示す10が操作盤のフェースプレートで、このフェースプレート10の内側にスタッドボルト11およびナット12を介してフレーム13が取り付けられている。
【0006】
フレーム13の内側には受け部材14が移動可能に設けられ、この受け部材14にボタントップ15が取り付けられ、このボタントップ15がフェースプレート10に形成された開口10aを通してその表面側に露出するように支持されている。
【0007】
また、フレーム13には受け部材14と対向して回路基板16が取り付けられ、この回路基板16の内面に例えばタクトスイッチ式の電気接点機構17および光源としてLED等の複数の発光体18が設けられている。
【0008】
受け部材14は操作子14aを一体に有し、この操作子14aが前記電気接点機構17に連結されている。そして電気接点機構17内のばね部材により受け部材14と一体にボタントップ15がフェースプレート10の表面側に弾性的に付勢されている。
【0009】
ボタントップ15および受け部材14は、アクリル樹脂等の光透過性をもつ合成樹脂材料からなり、このボタントップ15と受け部材14との間に文字フィルム19が挟みこまれている。
【0010】
この文字フィルム19には、所定の文字(記号、図形等を含む)が印刷されている。図8に示す操作ボタン装置は行先階登録用の例であり、文字フィルム19にはその行先階を表わす『1』の文字19aが印刷され、この文字19aがボタントップ15を通してその表面に表示されている。
【0011】
前記文字19aは光の透過が可能な透光部で、その周囲の残りの部分が光が遮蔽される非透光部となっている。なお、これとは逆に、文字19aが非透光部で、その周囲が透光部なっている場合もある。
【0012】
この操作ボタン装置においては、エレベータの利用者がボタントップ15を指先で押圧して行先階の登録操作を行なうと、電気接点機構17がオンし、その信号が制御盤(図示せず)に送られて行先階が登録されるととともに、発光体18が点灯し、その光でボタントップ15の表面に文字19aが照光され、行先階の登録達成が表示される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ボタントップ15の表面は平滑であり、このため目の不自由な視覚障害者がこのボタントップ15の表面に指先を当てても、その表面の文字を認識することはできない。
【0014】
そこで、ボタントップ15の表面に文字を凸状つまり浮き彫り状に施し、この凸状の文字を光源で照光して健常者に認識させ、また視覚障害者がその凸状の文字に指先を当てて触れることにより、視覚障害者であってもボタントップ15の機能内容を認識できるようにすることが考えられる。
【0015】
ここで、視覚障害者が指先の感触で文字を的確に識別するためには、その凸状の文字の線幅が細いことが望ましい。
しかし、凸状の文字の線幅が細くなると、健常者がその文字を目視したときの視認性が悪くなり、特に遠方からでは見ずらくなってしまうという問題がある。
【0016】
一方、凸状の文字の線幅を健常者に合わせて太くしてしまうと、前述のように、視覚障害者が指先で触れて識別しようとするときに、その感触が鈍くなって、識別が難しくなってしまう。
【0017】
ところで、従来においては、視覚障害者のためにこの種の操作ボタン装置にはその近辺に点字が設けられ、この点字でボタンの機能内容を視覚障害者に表示するようなことが一般に行なわれている。
【0018】
しかしながら、点字の識字率は厚生省のデータによれば9%程度と低く、特に後天性の視覚障害者とってはより点字識字率が低く、したがって点字を付設するだけでは不十分で、視覚障害者がより快適にエレベータを利用し得る操作ボタン装置が望まれている。
【0019】
この発明はこのような点に着目してなされたもので、その目的とするところは、視覚障害者であっても健常者であっても共に容易かつ的確にボタンの機能内容を認識することができるエレベータの操作ボタン装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
この発明は、エレベータの利用者が表面に指先を当てて操作するボタントップと、このボタントップの背面側に設けられた照光用の光源とを具備するエレベータの操作ボタン装置において、前記ボタントップが、主部と、この主部に設けられた文字部とからなり、その主部と文字部とのいずれか一方が非透光性材料で形成され、他方が透光性材料で形成され、かつ前記文字部の表面には、該文字部に対応する文字を表わす凸状または凹状の触覚用文字が形成され、前記触覚用文字の線幅が前記文字部の文字の線幅より細くなっていることを特徴としている。
【0021】
また、この発明は、エレベータの利用者が表面に指先を当てて操作するボタントップを備えるエレベータの操作ボタン装置において、前記ボタントップが、主部と、この主部に設けられた文字部とからなり、その主部と文字部との双方が非透光性材料で形成され、かつ前記文字部の表面には、該文字部に対応する文字を表わす凸状または凹状の触覚用文字が形成され、前記触覚用文字の線幅が前記文字部の文字の線幅より細くなっていることを特徴としている。
【0022】
さらに、この発明は、エレベータの利用者が表面に指先を当てて操作するボタントップと、このボタントップの背面側に設けられた照光用の光源とを具備するエレベータの操作ボタン装置において、前記ボタントップが、主部と、この主部に設けられた文字部とからなり、前記文字部の表面には、凸状または凹状の文字もしくは記号が形成され、前記文字もしくは記号の線幅が前記文字部の文字の線幅より細くなっていることを特徴としている。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図1ないし図7を参照して説明する。なお、図8に示す従来の構成と対応する部分については、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
【0024】
図1(A),(B)には、この発明の第1の実施形態を示してあり、図1(A)は操作ボタン装置の正面図、図1(B)はその断面図である。この操作ボタン装置のボタントップ15は、ボタン形状をなす主部15aと、この主部15aの中央部に設けられた例えば建屋の階床を示す『1』の文字に形態にかたどられた文字部15bとで構成されている。
【0025】
主部15aは光を遮蔽する非透光性の合成樹脂材料により形成され、文字部15bはアクリル樹脂等の光を透過する透光性の合成樹脂材料により形成されている。さらに、例えば主部15aは暗色系の合成樹脂材料で、文字部15bは明色系の合成樹脂材料からなり、その色の相違により主部15aに対して文字部15bが視覚的に区分けされてその文字の形態が表わされている。
【0026】
文字部15bの表面には、文字部15bの輪郭の内側の領域において、その文字部15bと対応する文字を表わす凸状の触覚用文字20が一体に突出形成されている。
【0027】
文字部15bにおける文字の線幅は比較的太く、この文字部15bの内側の領域に突出形成された凸状の触覚用文字20の線幅は文字部15bの文字の線幅より細い幅となっている。
【0028】
文字部15bの領域のうちの前記触覚用文字20が占める部分を除く領域と前記主部15aの領域とはほぼ面一の状態にあり、また前記触覚用文字20の凸の高さはほぼ1mmとなっている。
【0029】
なお、ボタントップ15は主部15aの周縁に形成された段部21がフェースプレート10に形成された開口10aの縁部に係合することにより、そのフェースプレート10の表面とほぼ面一を保つように支持されている。
【0030】
このボタン装置においては、ボタントップ15をエレベータの利用者が指先で押圧すると、ボタントップ15と共に受け部材14がフェースプレート10の内側に押し込まれ、この動作で電気接点機構17がオンし、その信号が制御盤(図示せず)に送られ、操作の登録が行なわれるととともに、ボタントップ15の背面側の発光体18が点灯する。
【0031】
そして発光体18の光が透光性を有する受け部材14およびボタントップ15の文字部15bを透過し、文字部15bの文字が浮き出るように照光され、これにより操作の登録達成が表示される。
【0032】
照光された文字部15bの文字は、その線幅が太く、したがって健常者はこれを明瞭に認識することができる。また、文字部15bの表面には凸状の触覚用文字20が突出形成されているが、この触覚用文字20は文字部15bと同一の透光性材料であるから、視覚的に文字部15bに紛れ込んで目立たず、したがって触覚用文字20が目障りとなるようことなく、文字部15bの文字を明瞭に識別することができる。
【0033】
一方、視覚障害者が登録操作を行なう際には、ボタントップ15の表面に指先を当てて凸状の触覚用文字20に触れ、指先の感触でその内容を読み取る。この際、触覚用文字20はその線幅が細く、したがってその文字形状を敏感に感じることができ、このためその機能内容を的確にかつ速やかに読み取ることができる。そしてその読み取りに応じてボタントップ15を押し込むことにより所定の登録操作を達成することができる。
【0034】
このような操作ボタン装置によれば、視覚障害者であっても健常者であっても共に容易かつ的確にボタンの機能内容を認識して快適にエレベータを利用することができる。
【0035】
図2(A),(B)には第2の実施形態を示してあり、この実施形態においては、触覚用文字20が複数の点状の凸部20aの配列により構成されている。各凸部20aの凸の高さはほぼ1mmである。
このような構成においても前記第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。この場合の点状の凸部20aは、視覚障害者用の点字とは異なり、その凸部20aの配列で直接文字の形態を表示するものであり、したがって点字を読み取ることのできない視覚障害者にあっても、ボタントップ15の機能内容を的確に読み取ることができる。
【0036】
図3(A),(B)には第3の実施形態を示してあり、この実施形態においては、触覚用文字20が文字部15bの表面に形成された凹溝により構成されている。そしてこの触覚用文字20の線幅(溝幅)が文字部15bの文字の線幅より細い幅となっている。凹溝の深さはほぼ1mmである。
【0037】
このような構成においても、視覚障害者がボタントップ15の表面に指先を当てて触覚用文字20に触れることにより、その文字形状を敏感に感じ取って的確にかつ速やかにその内容を読み取ることができる。
【0038】
図4(A),(B)には第4の実施形態を示してあり、この実施形態においては、触覚用文字20が複数の点状の凹部20bの配列により構成されている。各凹部20bの深さは1mmである。
【0039】
このような構成においても前記第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。この場合の点状の凹部20bも、視覚障害者用の点字とは異なり、その凹部20bの配列で直接文字の形態を表示するものであり、したがって点字を読み取ることのできない視覚障害者にあっても、ボタントップ15の機能内容を的確に読み取ることができる。
【0040】
図5(A),(B)には第5の実施形態を示してある。前記第1〜第3の実施形態においては、ボタントップ15の主部15aが非透光性で、文字部15bが透光性となっているが、この第5の実施形態においては、それとは逆に、ボタントップ15の主部15aが透光性の合成樹脂材料で形成され、文字部15bが非透光性の合成樹脂材料で形成されている。
【0041】
そして文字部15bの表面に、文字部15bと同じ合成樹脂材料つまり非透光性材料からなる凸状の触覚用文字20が一体に突出形成されている。
【0042】
この実施形態の場合には、発光体18の点灯に応じて文字部15bの周囲の主部15aが明るく照光され、その周囲の光により文字部15bが視覚的に浮き出るように明瞭に表示される。
【0043】
そして視覚障害者がボタントップ15の表面に指先を当てて触覚用文字20に触れることにより、その文字形状を敏感に感じ取って的確にかつ速やかにその内容を読み取ることができる。
【0044】
ところで、この種の操作ボタン装置に用いられる文字のなかには指先の感触では判別しずらい文字がある。例えば数字の『4』の場合、通常はその『4』の上端部が閉じた字体が用いられるが、これを指先の感触で判別しようとすると、数字の『9』と混同し、誤った読み取りをしてしまうことが往々に生じる。
【0045】
そこで、次の図6(A),(B)に示す第6の実施形態においてはその対策が施されている。この実施形態においては、ボタントップ15における主部15aが非透光性の合成樹脂材料により形成され、文字部15bが透光性の合成樹脂材料により形成されている。
【0046】
そしてこの場合の文字部15bの文字は例えば数字の『4』となっており、この文字部15bの表面に凸状の線幅の細い数字の『4』を表わす触覚用文字20が一体に突出形成されている。
【0047】
この場合の文字部15bの文字と、その表面の触覚用文字20は共に数字の『4』であるが、その文字形態が異なる非相似形となっている。すなわち、図6(A)に示すように、文字部15bの文字は上端部が閉じた数字の『4』であるのに対し、触覚用文字20は黒塗りで示すように上端部が開いた数字の『4』となっている。そして触覚用文字20の上端側の一部は、文字部15bの領域から突出して主部15aの領域に達している。
【0048】
この実施形態の場合には、発光体18の点灯に応じて文字部15bが明るく照光されてその文字が浮き出るように健常者に対し明瞭に表示される。
【0049】
一方、視覚障害者が登録操作を行なう際には、ボタントップ15の表面に指先を当てて凸状の触覚用文字20に触れ、指先の感触でその内容を読み取る。この際、触覚用文字20としての数字の『4』は上端部が開く形状をなしており、したがって通常の数字の『9』と混同するようなことがなく、指先の触覚により誤りなく明瞭にその文字の内容を読み取ることができる。
【0050】
この場合の凸状の触覚用文字20も、視覚障害者用の点字とは異なり、その凸状の形態で直接文字を表わしているものであり、したがって点字を読み取ることのできない視覚障害者にあっても、ボタントップ15の機能内容を的確に読み取ることができる。
【0051】
図7(A),(B)には第7の実施形態を示してあり、この実施形態においては、ボタントップ15における主部15aおよび文字部15bが共に非透光性の合成樹脂材料で形成され、主部15aの合成樹脂材料と文字部15bの合成樹脂材料とが異なる色となっており、その色の相違により主部15aに対して文字部15bの文字形状が視覚的に認識できるように区分けされている。そして文字部15bの表面に凸状の触覚用文字20が一体に突出形成されている。
【0052】
このような構成においても、視覚障害者が指先で触覚用文字に触れることにより、その文字形状を敏感に感じ取って的確にかつ速やかにその内容を読み取ることができる。
【0053】
なお、この場合には、ボタントップ15を照光しない形式のものであるから、光源としての発光体は省かれている。
【0054】
ところで、このような操作ボタン装置はエレベータ用として用いる場合のほか、各種の機器、例えば電話のダイヤル用ボタン等として用いることも可能である。
【0055】
また、この発明は押込み式の操作ボタン装置として構成する場合のほか、タッチパネル式の操作ボタン装置においても同様に適用することが可能である。
【0056】
前記各実施形態においては、ボタントップの文字部の表面に設ける触覚用の文字として数字を例に挙げたが、数字に限らず、英字、漢字等の文字であってもよく、さらには文字に限らず、『↑』『↓』等の記号であってもよい。
【0057】
ボタントップの文字部の表面に凸状または凹状の文字もしくは記号を設けた場合に、その文字もしくは記号の縁の稜線部分に面取りを施すことも可能である。
【0058】
ボタントップの平面形状は円形状に限らず、三角形状や四角形状等の多角形状であってもよい。また、ボタントップの文字部の表面に形成する凸状または凹状の文字もしくは記号の断面形状は、四角形状、三角形状、台形状等の利用者にとって触覚性に優れる形状であれば、いずれの形状であってもよい。
【0059】
ボタントップを照光する光源としては、LED(発光ダイオード)を用いる場合のほか、電球、蛍光灯、冷陰極管、有機EL(エレクトロルミネッセンス)等を用いることが可能である。LEDを用いる場合には、特に白色や白色系統のものが好ましい。また、長寿命や耐環境性の点ではLEDや冷陰極管を用いることが好ましい。
【0060】
この発明の操作ボタン装置は、エレベータのかご内の操作ボタン、乗場ホールの操作ボタンのいずれにも適用することができる。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したようにこの発明によれば、視覚障害者であっても健常者であっても共に容易かつ的確にボタンの機能内容を認識してそのボタンを操作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態に係る操作ボタン装置を示し、(A)はその正面図、(B)はその断面図。
【図2】この発明の第2の実施形態に係る操作ボタン装置を示し、(A)はその正面図、(B)はその断面図。
【図3】この発明の第3の実施形態に係る操作ボタン装置を示し、(A)はその正面図、(B)はその断面図。
【図4】この発明の第4の実施形態に係る操作ボタン装置を示し、(A)はその正面図、(B)はその断面図。
【図5】この発明の第5の実施形態に係る操作ボタン装置を示し、(A)はその正面図、(B)はその断面図。
【図6】この発明の第6の実施形態に係る操作ボタン装置を示し、(A)はその正面図、(B)はその断面図。
【図7】この発明の第7の実施形態に係る操作ボタン装置を示し、(A)はその正面図、(B)はその断面図。
【図8】従来の操作ボタン装置を示し、(A)はその正面図、(B)はその断面図。
【図9】エレベータの乗場ホールにおける出入口部分を示す正面図。
【符号の説明】
10…フェースプレート
13…フレーム
14…受け部材
15…ボタントップ
15a…主部
15b…文字部
16…回路基板
17…電気接点機構
18…発光体
20…触覚用文字
20a…凸部
20b…凹部
Claims (14)
- エレベータの利用者が表面に指先を当てて操作するボタントップと、このボタントップの背面側に設けられた照光用の光源とを具備するエレベータの操作ボタン装置において、
前記ボタントップは、主部と、この主部に設けられた文字部とからなり、その主部と文字部とのいずれか一方が非透光性材料で形成され、他方が透光性材料で形成され、かつ前記文字部の表面には、該文字部に対応する文字を表わす凸状または凹状の触覚用文字が形成され、前記触覚用文字の線幅が前記文字部の文字の線幅より細くなっていることを特徴とするエレベータの操作ボタン装置。 - エレベータの利用者が表面に指先を当てて操作するボタントップを備えるエレベータの操作ボタン装置において、
前記ボタントップは、主部と、この主部に設けられた文字部とからなり、その主部と文字部との双方が非透光性材料で形成され、かつ前記文字部の表面には、該文字部に対応する文字を表わす凸状または凹状の触覚用文字が形成され、前記触覚用文字の線幅が前記文字部の文字の線幅より細くなっていることを特徴とするエレベータの操作ボタン装置。 - 前記触覚用文字は、点状をなす複数の凸部または凹部が配列することにより構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のエレベータの操作ボタン装置。
- 前記文字部の表面に形成された触覚用文字が、その文字部の文字形態と非相似となっていることを特徴とする請求項1、2または3に記載のエレベータの操作ボタン装置。
- 前記文字部の領域のうちの前記触覚用文字が占める部分を除く領域と前記主部の領域とがほぼ面一の状態にあることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のエレベータの操作ボタン装置。
- 前記触覚用文字の凸の高さ、もしくは凹の深さがほぼ1mmであることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のエレベータの操作ボタン装置。
- 前記触覚用文字の縁は面取りされていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のエレベータの操作ボタン装置。
- エレベータの利用者が表面に指先を当てて操作するボタントップと、このボタントップの背面側に設けられた照光用の光源とを具備するエレベータの操作ボタン装置において、
前記ボタントップは、主部と、この主部に設けられた文字部とからなり、前記文字部の表面には、凸状または凹状の文字もしくは記号が形成され、前記文字もしくは記号の線幅が前記文字部の文字の線幅より細くなっていることを特徴とするエレベータの操作ボタン装置。 - 前記凸状もしくは凹状の文字もしくは記号は、点状をなす複数の凸部または凹部が配列することにより構成されていることを特徴とする請求項8に記載のエレベータの操作ボタン装置。
- 前記文字部の表面に形成された凸状または凹状の文字もしくは記号が、その文字部が表わす文字形態と非相似となっていることを特徴とする請求項8または9に記載のエレベータの操作ボタン装置。
- 前記文字部の領域のうちの前記凸状または凹状の文字もしくは記号が占める部分を除く領域と前記主部の領域とがほぼ面一の状態にあることを特徴とする請求項8、9または10に記載のエレベータの操作ボタン装置。
- 前記凸状または凹状の文字もしくは記号の凸の高さ、または凹の深さがほぼ1mmであることを特徴とする請求項8ないし11のいずれかに記載のエレベータの操作ボタン装置。
- 前記凸状または凹状の文字もしくは記号の縁は面取りされていることを特徴とする請求項8ないし12のいずれかに記載のエレベータの操作ボタン装置。
- 前記ボタントップの文字部の表面には、凸状または凹状の文字もしくは記号が複数形成されていることを特徴とする請求項8ないし13のいずれかに記載のエレベータの操作ボタン装置。
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