JP6449424B1 - エレベータの押しボタン装置およびエレベータの押しボタン装置の製造方法 - Google Patents

エレベータの押しボタン装置およびエレベータの押しボタン装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】大型化したボタントップの照度を均一化させて、意匠性を向上させることができるエレベータの押しボタン装置を提供する。
【解決手段】実施の形態によるエレベータの押しボタン装置20は、矩形開口部22を有するケース組合体21と、矩形開口部22に押下方向に摺動可能に設けられた単一のボタントップ23と、複数の光源41A、41Bと、を備えている。ケース組合体21は、第1ケース31Aと、第1ケース31Aに並設された第2ケース31Bと、を有している。第1ケース31Aの第1側壁33Aおよび一対の第1ケース側壁34Aと、第2ケース31Bの第2側壁33Bおよび一対の第2ケース側壁34Bと、によって、単一の前記矩形開口部22が画定されている。
【選択図】図5

Description

本発明の実施形態は、エレベータの押しボタン装置およびエレベータの押しボタン装置の製造方法に関する。
一般に、エレベータの乗場には、乗りかごの呼び登録を行うための押しボタン装置が設けられており、エレベータのかご室内には、行先階を登録するための押しボタン装置が設けられている。これらの押しボタン装置は、一度押下するとその操作が登録されたことを示すために、内蔵のLEDなどの光源が点灯し、ボタン全体が照光されるように構成されている。
近年、この押しボタン装置のボタンの形状を、横長にするなどして大型化するように要望されることがある。この場合、その要望に見合ったサイズの押しボタン装置を作製しているが、特殊設計品となるために、製作費が高くなり、製作に要する時間が多大になるなどの問題がある。
このようなことに対処するために、図16に示すように標準サイズの2つの押しボタン装置100A、100Bを突き合わせて単一のボタン装置として構成することが考えられている。この場合、ボタントップ101を一体化することで、ボタントップ101の大型化を成し遂げることができる。図16に示す例では、個々の押しボタン装置100A、100Bが、光源102を覆うように矩形枠状の側壁103A、103Bを有しているため、押しボタン装置100A、100B同士の突き合わせ部104(境界部)に、側壁103A、103Bが配置される。このため、この境界部104に配置された側壁103A、103Bが、光源102から発せられた光を遮蔽し、側壁103A、103Bの影がボタントップ101に映って照度が低下し、意匠上の問題が生じる。
特開2007-84194号公報
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、大型化したボタントップの照度を均一化させて、意匠性を向上させることができるエレベータの押しボタン装置およびエレベータの押しボタン装置の製造方法を提供することを目的とする。
実施の形態によるエレベータの押しボタン装置は、矩形開口部を有するケース組合体と、矩形開口部に押下方向に摺動可能に設けられ、透光性を有する単一のボタントップと、ボタントップの押下を検出する検出部と、ボタントップを押下方向とは反対方向に付勢する付勢部と、ケース組合体内に設けられた複数の光源と、を備えている。ケース組合体は、第1ケースと、第1ケースに並設された第2ケースと、を有している。第1ケースは、第2ケースの側とは反対側の縁部に設けられた第1側壁と、互いに対向する一対の第1ケース側壁と、を含んでいる。第2ケースは、第1ケースの側とは反対側の縁部に設けられた、第1側壁に対向する第2側壁と、互いに対向する一対の第2ケース側壁と、を含んでいる。第1側壁、一対の第1ケース側壁、第2側壁、および一対の第2ケース側壁によって、単一の前記矩形開口部が画定されている。
また、実施の形態によるエレベータの押しボタン装置は、第1矩形開口部および第2矩形開口部を有するケース組合体と、第1矩形開口部および第2矩形開口部に押下方向に摺動可能に設けられ、透光性を有する単一のボタントップと、ボタントップの押下を検出する検出部と、ボタントップを前記押下方向とは反対方向に付勢する付勢部と、ケース組合体内に設けられた複数の光源と、を備えている。ケース組合体は、第1ケースと、第1ケースに並設された第2ケースと、を有している。第1ケースは、第2ケースの側とは反対側の縁部に設けられた第1側壁と、互いに対向する一対の第1ケース側壁と、第2ケースの側の縁部に設けられた、第1側壁に対向する第3側壁と、を含んでいる。第1ケースの第1側壁、一対の第1ケース側壁、および第3側壁によって第1矩形開口部が画定されている。第2ケースは、第1ケースの側とは反対側の縁部に設けられた、第1側壁に対向する第2側壁と、互いに対向する一対の第2ケース側壁と、第1ケースの側の縁部に設けられた、第2側壁に対向する第4側壁と、を含んでいる。第2ケースの前記第2側壁、一対の第2ケース側壁、および第4側壁によって、第2矩形開口部が画定されている。第3側壁および第4側壁は、透光性または導光性を有している。
また、実施の形態によるエレベータの押しボタン装置の製造方法においては、互いに対向する第1側壁および第3側壁、および互いに対向する一対の第1ケース側壁によって画定された第1収容空間に、検出部、付勢部および光源が設けられた第1ケースを準備する。また、互いに対向する第2側壁および第4側壁、および互いに対向する一対の第2ケース側壁によって画定された第2収容空間に、検出部、付勢部および光源が設けられた第2ケースを準備する。第1ケースから第3側壁を取り外す。また、第2ケースから第4側壁を取り外す。第1ケースのうち取り外された第3側壁の側の縁部と、第2ケースのうち取り外された第4側壁の側の縁部とを並設させて、第1側壁、一対の第1ケース側壁、第2側壁、および一対の第2ケース側壁によって画定される単一の矩形開口部を形成する。矩形開口部に、透光性を有するボタントップを押下方向に摺動可能に設ける。検出部は、ボタントップの押下を検出し、付勢部は、ボタントップを押下方向とは反対方向に付勢する。
図1は、第1の実施の形態におけるエレベータ装置の構成を示す概略図である。 図2は、図1の乗りかご内を示す斜視図である。 図3は、図1の乗場を示す図である。 図4は、第1の実施の形態におけるエレベータの押しボタン装置を示す斜視図である。 図5は、図4の断面図である。 図6は、図4のエレベータの押しボタン装置において、光源の点灯パターンを示す平面図である。 図7は、図4のエレベータの押しボタン装置の製造方法において、第1ケースおよび第2ケースを準備する工程を説明するための斜視図である。 図8は、図7の第1ケースの部分拡大断面図である。 図9は、図4のエレベータの押しボタン装置の製造方法において、第1ケース側壁を取り外す工程と、第2ケース側壁を取り外す工程を説明するための斜視図である。 図10は、図6に示す光源の点灯パターンの変形例を示す平面図である。 図11は、第2の実施の形態におけるエレベータの押しボタン装置において、第1ケース側壁を取り外した状態を示す斜視図である。 図12は、第3の実施の形態におけるエレベータの押しボタン装置において、第1ケース側壁を取り外すとともに、第2ケース側壁を取り外した状態を示す斜視図である。 図13は、図12の断面図である。 図14は、図13の第1ケースと第2ケースとを突き合わせた状態を示す断面図である。 図15は、第4の実施の形態におけるエレベータの押しボタン装置を示す断面図である。 図16は、従来のエレベータの押しボタン装置を示す断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態におけるエレベータの押しボタン装置およびその製造方法について説明する。
(第1の実施の形態)
図1〜図10を用いて、本発明の第1の実施の形態におけるエレベータの押しボタン装置およびその製造方法について説明する。
まず、本実施の形態によるエレベータの押しボタン装置が適用されるエレベータ装置の概略構成について、図1を用いて説明する。
図1で示すように、エレベータ装置1は、昇降路2内に配置された乗りかご3と、乗りかご3にメインロープ4を介して接続された釣合錘5と、を備えている。メインロープ4は、巻上機6に連結されたトラクションシーブ6aに巻き掛けられており、巻上機6によって乗りかご3および釣合錘5がメインロープ4を介して巻き上げられるようになっている。巻上機6は、昇降路2の上方に設けられた機械室7内に、制御装置8とともに設置されている。制御装置8は、巻上機6を含むエレベータ装置1の全体を制御する装置である。例えば、制御装置8は、乗場呼び、およびかご呼びに応答して巻上機6を運転制御し、乗りかご3を呼びが登録された階床へ着床させる。乗りかご3が乗場9に着床すると、かごドアD1および乗場ドアD2が開き、乗りかご3から乗場9に利用者が降車したり、乗場9から乗りかご3に利用者が乗車したりする。
なお、エレベータ装置1は、図1に示す形態に限られることはない。例えば、いわゆる機械室レスのエレベータ装置であってもよい。すなわち、機械室7を設けることなく、巻上機6や制御装置8を昇降路2の上部に設けるようにしてもよい。
図2に示すように、乗りかご3内には、かご操作盤10が設けられている。このかご操作盤10は、主として、フェースプレート11と、乗りかご3の行先階を登録するための行先階登録ボタン装置12と、かごドアD1の開閉を行う開閉ボタン装置13と、乗りかご3の現在位置を表示する表示装置14と、を有している。このうちフェースプレート11は、乗りかご3の内壁面に設置されており、行先階登録ボタン装置12および開閉ボタン装置13は、このフェースプレート11に取り付けられている。乗りかご3に乗車した利用者は、行先階登録ボタン装置12で乗りかご3の行先階を登録する。例えば、利用者が目的階のボタンを押下することにより、その目的階が乗りかご3の行先階として登録される。このボタンは押下されると照光され、この行先階が登録されたことが乗りかご3に乗車している利用者に知らされる。
図3に示すように、乗場9には、乗場操作盤15が設けられている。乗場操作盤15は、主として、フェースプレート16と、乗りかご3の呼びを登録するための呼び登録ボタン装置17と、を有している。このうちフェースプレート16は、乗場9の壁面に設置されており、呼び登録ボタン装置17は、このフェースプレート16に取り付けられている。乗場9を訪れた利用者は、呼び登録ボタン装置17で乗りかご3の呼びを登録する。例えば、利用者が、上行きのかご呼びボタンを押下することにより、上行きの乗りかご3の呼びが登録される。このボタンは押下されると照光され、上行きのかご呼びが登録されたことが、乗場9に待機している利用者に知らされる。
本実施の形態によるエレベータの押しボタン装置(以下、単に押しボタン装置20と記す)は、例えば、上述した行先階登録ボタン装置12や呼び登録ボタン装置17に適用されるものである。以下に、本実施の形態による押しボタン装置20について説明する。この押しボタン装置20は、概略的に述べると、標準サイズであって同サイズの2つの単位押しボタン装置(第1単位押しボタン装置30Aおよび第2単位押しボタン装置30B)を組み合わせて作製される装置である。第1単位押しボタン装置30Aの構成と第2単位押しボタン装置30Bの構成は、以下の説明では各部の名称は異なっているが、実質的には等しくなっている。
図4および図5に示すように、本実施の形態による押しボタン装置20は、単一の矩形開口部22を有するケース組合体21と、矩形開口部22に押下方向に摺動可能に設けられた単一のボタントップ23と、を備えている。このうちケース組合体21は、第1単位押しボタン装置30Aを構成していた第1ケース31Aと、第2単位押しボタン装置30Bを構成していた第1ケース31Aに並設された(突き合わされた)第2ケース31Bと、を有している。第1ケース31Aおよび第2ケース31Bは、それぞれ平面視で矩形状に形成されている。ここで平面視とは、ボタントップ23の押下方向で見た状態を意味している。
第1ケース31Aは、第1ベース32Aと、第2ケース31Bの側とは反対側の縁部に設けられた第1側壁33Aと、互い平行に延びるとともに互いに対向する一対の第1ケース側壁34Aと、を含んでいる。このうち第1側壁33Aおよび第1ケース側壁34Aは、第1ベース32Aから起立するように第1ベース32Aに一体に形成されている。第1ケース側壁34Aは、第1側壁33Aに垂直に延びている。一対の第1ケース側壁34Aは、第1側壁33Aの両端部から延びており、第1ケース31Aの第1側壁33Aと一対の第1ケース側壁34Aとは、平面視でコの字状に形成されている。また、第1側壁33Aと一対の第1ケース側壁34Aとにより、後述する第1基板38Aを収容する第1収容空間35Aが画定されている。この第1収容空間35Aは、第2ケース31Bの側に開口している。なお、第1ケース31Aは、第1光源41Aから発せられる光を遮蔽可能な材料により形成されていることが好ましい。
第1ケース31Aには、2つの第1フランジ部36Aが設けられている。各第1フランジ部36Aは、貫通孔37Aを含んでいる。この貫通孔37Aに、フェースプレート11、16の裏面(図5に示す下面)に設けられた図示しないスタッドを貫通させてナットで締結することにより、第1ケース31Aはフェースプレート11、16に固定可能になっている。
第1ケース31Aは、樹脂材料で成型されて、第1ベース32A、第1側壁33Aおよび第1ケース側壁34Aが一体に形成されていてもよい。
第2ケース31Bは、第2ベース32Bと、第1ケース31Aの側とは反対側の縁部に設けられた第2側壁33Bと、互いに平行に延びるとともに互いに対向する一対の第2ケース側壁34Bと、を含んでいる。このうち第2側壁33Bおよび第2ケース側壁34Bは、第2ベース32Bから起立するように第2ベース32Bに一体に形成されている。第2側壁33Bは、第1ケース31Aの第1側壁33Aに平行に延びるとともに対向している。第2ケース側壁34Bは、第2側壁33Bに垂直に延びている。一対の第2ケース側壁34Bは、第2側壁33Bの両端部から延びており、第2ケース31Bの第2側壁33Bと一対の第2ケース側壁34Bとは、平面視で第1ケース31Aの側に開口するようにコの字状に形成されている。また、第2側壁33Bと一対の第2ケース側壁34Bとにより、後述する第2基板38Bを収容する第2収容空間35Bが画定されている。この第2収容空間35Bは、第1ケース31Aの側に開口している。なお、第2側壁33Bは、後述する弱化部を介して第2ベース32Bおよび第2ケース側壁34Bに連結されている。この弱化部は、後述する第4側壁45Bと第2ベース32Bとを連結している弱化部と同様に構成されているため、ここでは、弱化部についての詳細な説明は省略する。また、第2ケース31Bは、第2光源41Bから発せられる光を遮蔽可能な材料により形成されていることが好ましい。
第2ケース31Bには、2つの第2フランジ部36Bが設けられている。各第2フランジ部36Bは、貫通孔37Bを含んでいる。この貫通孔37Bに、フェースプレート11、16の裏面(図5に示す下面)に設けられた図示しないスタッドを貫通させてナットで締結することにより、第2ケース31Bはフェースプレート11、16に固定可能になっている。
第2ケース31Bは、樹脂材料で成型されて、第2ベース32B、第2側壁33Bおよび第2ケース側壁34Bが一体に形成されていてもよい。
第1ケース31Aの第1側壁33Aおよび一対の第1ケース側壁34Aと、第2ケース31Bの第2側壁33Bおよび一対の第2ケース側壁34Bとによって、ボタントップ23が摺動する単一の矩形開口部22が画定されている。すなわち、第1ケース31Aの第1側壁33Aと、第2ケース31Bの第2側壁33Bは、互いに平行に延びるとともに互いに対向している。第1ケース31Aの各第1ケース側壁34Aと、第2ケース31Bの対応する第2ケース側壁34Bとは、互いに整列されて、一直線上に延びている。
図4および図5に示す押しボタン装置20においては、ケース組合体21は、単一の矩形開口部22を有しており、この矩形開口部22を単一のボタントップ23が摺動可能になっている。そして、第1ケース31Aの第2ケース31Bの側の縁部と、第2ケース31Bの第1ケース31Aの側の縁部には、側壁は設けられていない。すなわち、第1ケース31Aの第2ケース31Bの側の縁部に、図7に示す第3側壁45Aは設けられておらず、第2ケース31Bの第1ケース31Aの側の縁部に、図7に示す第4側壁は設けられていない。
図4および図5に示すように、第1ケース31Aの上述した第1収容空間35A内には、第1基板38Aが設けられている。この第1基板38Aは、第1ベース32Aに固定されている。第1基板38Aには、ボタントップ23の押下を検出する第1スイッチ39Aが実装されている。この第1スイッチ39Aには、ボタントップ23を押下方向とは反対方向に付勢する付勢部40Aが内蔵されている。すなわち、本実施の形態による第1スイッチ39Aは、ボタントップ23の押下を検出する検出部と、ボタントップ23を押下方向とは反対方向に付勢する付勢部と、を構成している。図4に示す例においては、第1基板38Aに4つの第1スイッチ39Aが実装されている例が示されているが、第1スイッチ39Aの個数はこれに限られることはない。
第1基板38Aには、複数の第1光源41A(例えば、LED光源)が実装されている。複数の第1光源41Aは、第1側壁33Aに沿って配置されており、複数の第1光源41Aがなす第1光源列42Aが複数形成されている。図4においては、4つの第1光源41Aがなす第1光源列42Aが、5列形成されている。
同様に、第2ケース31Bの上述した第2収容空間35B内には、第2基板38Bが設けられている。この第2基板38Bは、第2ベース32Bに固定されている。第2基板38Bには、ボタントップ23の押下を検出する第2スイッチ39Bが実装されている。この第2スイッチ39Bには、ボタントップ23を押下方向とは反対方向に付勢する付勢部40Bが内蔵されている。すなわち、本実施の形態による第2スイッチ39Bは、ボタントップ23の押下を検出する検出部と、ボタントップ23を押下方向とは反対方向に付勢する付勢部と、を構成している。図4に示す例においては、第2基板38Bに4つの第2スイッチ39Bが実装されている例が示されているが、第2スイッチ39Bの個数はこれに限られることはない。
第2基板38Bには、複数の第2光源41B(例えば、LED光源)が実装されている。複数の第2光源41Bは、第2側壁33Bに沿って配置されており、複数の第2光源41Bがなす第2光源列42Bが複数形成されている。図4においては、4つの第2光源41Bがなす第2光源列42Bが、5列形成されている。
図5に示すように、第1基板38Aには、外部の制御部18に第1配線43Aを介して電気的に接続される第1外部コネクタ44Aが設けられている。この第1外部コネクタ44Aの各端子には、各第1スイッチ39Aおよび各第1光源41Aが第1基板38Aの対応する基板配線(図示せず)を介して電気的に接続されている。このようにして、各第1スイッチ39Aおよび各第1光源41Aが、第1外部コネクタ44Aを介して外部の制御部18に電気的に接続されている。ここで、制御部18は、任意の構成とすることができる。例えば、本実施の形態による押しボタン装置20が図2に示すかご操作盤10の行先階登録ボタン装置12に適用される場合には、制御部18は、かご操作盤10に設けられていてもよく、あるいは、乗りかご3の上面に設けられていてもよい。また、本実施の形態による押しボタン装置20が図3に示す乗場操作盤15の呼び登録ボタン装置17に適用される場合には、制御部18は、乗場操作盤15に設けられていてもよく、あるいは、昇降路2内に設けられていてもよい。
同様に、第2基板38Bには、上述した制御部18に電気的に接続された第2外部コネクタ44Bが設けられている。この第2外部コネクタ44Bの各端子には、各第2スイッチ39Bおよび各第2光源41Bが第2基板38Bの対応する基板配線(図示せず)を介して電気的に接続されている。このようにして、各第2スイッチ39Bおよび各第2光源41Bが、第2外部コネクタ44Bを介して外部の制御部18に電気的に接続されている。
本実施の形態では、例えば、図6に示すように、ボタントップ23の押下がスイッチにより検出された場合、各第1光源41Aおよび各第2光源41Bが点灯するようにしてもよい。この場合、制御部18は、各第1スイッチ39Aおよび各第2スイッチ39Bのうちの少なくとも1つがボタントップ23の押下を検出した場合に、全ての第1光源41Aおよび全ての第2光源41Bを点灯するように、第1光源41Aおよび第2光源41Bを制御する。なお、図6においては、各光源41A、41Bを塗り潰すことで、各光源が点灯されていることを示している。
ボタントップ23は、透光性を有している。また、ボタントップ23は、図5に示すように、フェースプレート11、16のプレート開口部24から正面側(図5に示す上側)に露出される露出部25を含んでいる。第1光源41Aおよび第2光源41Bから光が発せられるとボタントップ23が照光され、照光された露出部25を利用者が視認できるようになっている。ボタントップ23の露出部25は、フェースプレート11、16のプレート開口部24を貫通し、フェースプレート11、16よりも正面側に突出している。また、露出部25の厚みは、露出部25の全領域において一定になっている。すなわち、露出部25の裏面(第1光源41Aおよび第2光源41Bの側の面)は、平坦状に形成されている。
フェースプレート11、16のプレート開口部24は、ケース組合体21の矩形開口部22よりも小さく形成されている。すなわち、フェースプレート11、16は、矩形開口部22内に突出するプレート係止部26を含んでいる。露出部25の周囲には、露出部25から外周側に突出する突出部27が設けられている。この突出部27は、上述した各スイッチ39A、39Bに内蔵されている付勢部40A、40Bの付勢力によってプレート係止部26の裏面に当接している。このようにして、ボタントップ23が、付勢力に抗してフェースプレート11、16に係止されている。突出部27の裏面は、露出部25の裏面と面一に形成されている。
次に、このような構成からなる本実施の形態による押しボタン装置20の製造方法について説明する。
まず、図7に示すように、標準サイズの第1単位押しボタン装置30Aから、第1スイッチ39Aおよび第1光源41Aが設けられた第1ケース31Aを準備する。
第1単位押しボタン装置30Aは、上述した第1ケース31Aと、第1ケース31Aの第1収容空間35Aに設けられた第1基板38Aと、を有している。このうち第1基板38Aには、上述した4つの第1スイッチ39Aと複数の第1光源41Aが実装されている。複数の第1光源41Aは、複数の第1光源列42Aをなすように配置されている。また、第1基板38Aには、上述した第1外部コネクタ44Aが設けられている。なお、第1単位押しボタン装置30A用の第1ボタントップ48Aは取り除かれる。この第1ボタントップ48Aを、第1側壁33A、一対の第1ケース側壁34Aおよび第3側壁45Aによって画定される第1矩形開口部70A(図15参照)内に配置して、第1ケース31Aを、フェースプレート11、16に取り付けることにより、第1単位押しボタン装置30A単独で、行先階登録ボタン装置12や呼び登録ボタン装置17として使用可能になっている。
第1ケース31Aは、上述した第1側壁33Aと、一対の第1ケース側壁34Aと、を含んでいる。また、図7に示す形態では、第1ケース31Aは、第1側壁33Aに平行に延びるとともに対向する第3側壁45Aを更に含んでいる。この第3側壁45Aは、第1ベース32Aから起立しており、第1ケース31Aと第2ケース31Bとを突き合わせた場合における第1ベース32Aの第2ケース31Bの側の縁部に設けられている。第1側壁33A、一対の第1ケース側壁34A、および第3側壁45Aによって、第1収容空間35Aが画定されている。すなわち、図7に示す形態では、第1収容空間35Aは、平面視で第2ケース31Bの側に開口しておらず、閉ざされた矩形空間になっている。
図8に示すように、第3側壁45Aは、弱化部46を介して第1ベース32Aに連結されている。図8においては、一例として、弱化部46が、薄肉部によって構成されている例が示されている。この薄肉部は、第1側壁33Aおよび第3側壁45Aの根元にV字状の溝47が形成されることによって、肉厚を薄くし、破断し易いように構成されている。第3側壁45Aと各第1ケース側壁34Aとの間にも、同様の弱化部がそれぞれ設けられていてもよい。また、第1側壁33Aも、同様の弱化部を介して第1ベース32Aおよび各第1ケース側壁34Aにそれぞれ連結されるようにしてもよい。
また、図7に示すように、第1単位押しボタン装置30Aと同様にして、標準サイズの第2単位押しボタン装置30Bから、第2スイッチ39Bおよび第2光源41Bが設けられた第2ケース31Bを準備する。ここでは、第1単位押しボタン装置30Aと同サイズの第2単位押しボタン装置30Bを準備する。
第2単位押しボタン装置30Bは、上述した第2ケース31Bと、第2ケース31Bの第2収容空間35Bに設けられた第2基板38Bと、を有している。このうち第2基板38Bには、上述した4つの第2スイッチ39Bと複数の第2光源41Bが実装されている。複数の第2光源41Bは、複数の第2光源列42Bをなすように配置されている。また、第2基板38Bには、上述した第2外部コネクタ44Bが設けられている。なお、第2単位押しボタン装置30B用の第2ボタントップ48Bは取り除かれる。この第2ボタントップ48Bを、第2側壁33B、一対の第2ケース側壁34Bおよび第4側壁45Bによって画定される第2矩形開口部70B(図15参照)内に配置して、第2ケース31Bを、フェースプレート11、16に取り付けることにより、第2単位押しボタン装置30B単独で、行先階登録ボタン装置12や呼び登録ボタン装置17として使用可能になっている。
第2ケース31Bは、上述した第2側壁33Bと、一対の第2ケース側壁34Bと、を含んでいる。また、図7に示す形態では、第2ケース31Bは、第2側壁33Bに平行に延びるとともに対向する第4側壁45Bを更に含んでいる。この第4側壁45Bは、第1ケース31Aと第2ケース31Bとを突き合わせた場合における第2ベース32Bの第1ケース31Aの側の縁部に設けられている。第2側壁33B、一対の第2ケース側壁34B、および第4側壁45Bによって、第2収容空間35Bが画定されている。すなわち、図7に示す形態では、第2収容空間35Bは、平面視で第1ケース31Aの側に開口しておらず、閉ざされた矩形空間になっている。
第4側壁45Bは、図8に示す弱化部46と同様な弱化部を介して第2ベース32Bに連結されている。第4側壁45Bと各第2ケース側壁34Bとの間にも、同様の弱化部がそれぞれ設けられていてもよい。また、第2側壁33Bも、同様の弱化部を介して第2ベース32Bおよび各第2ケース側壁34Bにそれぞれ連結されるようにしてもよい。ここでの弱化部は、図8に示す弱化部46と同様に構成することができるため、ここでは詳細な説明は省略する。
次に、図9に示すように、第1ケース31Aから第3側壁45Aが取り外される。この場合、第3側壁45Aを折り曲げるように第3側壁45Aに力を掛けることで、弱化部46が破断し、第3側壁45Aを第1ベース32Aおよび第1ケース側壁34Aから取り外すことができる。本実施の形態では、第1側壁33Aは、取り外されない。
また、図9に示すように、第2ケース31Bから第4側壁45Bが取り外される。この場合、第4側壁45Bを折り曲げるように第4側壁45Bに力を掛けることで、弱化部が破断し、第4側壁45Bを第2ベース32Bおよび第2ケース側壁34Bから取り外すことができる。本実施の形態では、第2側壁33Bは、取り外されない。
続いて、図5に示すように、第1ケース31Aと第2ケース31Bが並設される(突き合わされる)。より具体的には、第1ケース31Aのうち取り外された第3側壁45Aの側の縁部と、第2ケース31Bのうち取り外された第4側壁45Bの側の縁部とが突き合わされる。このことにより、第1側壁33A、一対の第1ケース側壁34A、第2側壁33B、および一対の第2ケース側壁34Bによって画定される単一の矩形開口部22が形成される。この際、第1側壁33Aと第2側壁33Bとが対向するとともに、各第1ケース側壁34Aは、対応する第2ケース側壁34Bと整列される。なお、本実施の形態では、図7および図9に示すように、第1ベース32Aの第2ケース31Bの側の端面および第1ケース側壁34Aの第2ケース31Bの側の端面は面一に形成されており、第3側壁45Aは、一対の第1ケース側壁34Aの間に形成されている。第2ベース32Bの第1ケース31Aの側の端面および第2ケース側壁34Bの第1ケース31Aの側の端面は面一に形成されており、第4側壁45Bは、一対の第2ケース側壁34Bの間に形成されている。このことにより、第1ケース31Aと第2ケース31Bとが突き合わされた際、各第1ケース側壁34Aと対応する第2ケース側壁34Bとが当接し、これらの間に隙間が形成されることを防止している。しかしながら、光源41A、41Bから発せられた光の漏れを許容可能であれば、第1ケース側壁34Aと第2ケース側壁34Bとの間に隙間が形成されていてもよい。
次に、矩形開口部22に、ボタントップ23が配置される。この際、ボタントップ23は、各スイッチ39A、39B上に載置され、矩形開口部22を押下方向に摺動可能に設けられる。
その後、第1ケース31Aおよび第2ケース31Bが、フェースプレート11、16に固定される。この際、ボタントップ23の露出部25が、フェースプレート11、16のプレート開口部24を貫通して、正面側に露出されるとともに、ボタントップ23が、付勢部40A、40Bの付勢力によってフェースプレート11、16に係止される。
このようにして、本実施の形態による図4および図5に示す押しボタン装置20、すなわち第1単位押しボタン装置30Aと第2単位押しボタン装置30Bとを組み合わせて、ボタントップ23が大型化された押しボタン装置20が得られる。この場合、標準サイズの第1単位押しボタン装置30Aと第2単位押しボタン装置30Bとから、ボタントップ23が大型化された押しボタン装置20を作製することができる。このことにより、ボタントップ23以外の部品が特殊品となることを回避でき、ボタントップ23が大型化された押しボタン装置20を安価に容易に制作することができる。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
まず、本実施の形態による押しボタン装置20が、図2に示すかご操作盤10の行先階登録ボタン装置12に適用されている場合について説明する。この場合、乗りかご3に乗車した利用者が、自身の目的階が表示されたボタントップ23を押下すると、ボタントップ23は、スイッチ39A、39Bに向かって摺動し、スイッチ39A、39Bが押圧される。スイッチ39A、39Bによって、ボタントップ23が押下されたことが検出され、スイッチ39A、39Bから外部の制御部18に信号が送信される。その信号を受信した制御部18は、各光源41A、41Bに電力を供給する。すると、図6に示すように、各光源41A、41Bが点灯し、各光源41A、41Bから発せられた光でボタントップ23が照光される。このようにして、このボタントップ23に表示された階が行先階として登録されたことが、乗りかご3に乗車している利用者に知らされる。なお、利用者の指がボタントップ23から離れると、スイッチ39A、39Bに内蔵されている付勢部40A、40Bの付勢力によってボタントップ23が押下前の元の位置に戻るが、各光源41A、41Bは、乗りかご3が登録された行先階に着床するまで点灯し続ける。
また、本実施の形態による押しボタン装置20が、図3に示す乗場操作盤15の呼び登録ボタン装置17に適用されている場合について説明する。この場合、乗場9を訪れた利用者が、上行きまたは下行きが表示されたボタントップ23を押下すると、ボタントップ23が押下されたことがスイッチ39A、39Bで検出され、図6に示すように、各光源41A、41Bが点灯する。これにより、各光源41A、41Bから発せられた光でボタントップ23が照光される。このようにして、このボタントップ23に表示された方向のかご呼びが登録されたことが、乗場9に待機している利用者に知らされる。なお、利用者の指がボタントップ23から離れると、スイッチ39A、39Bに内蔵されている付勢部40A、40Bの付勢力によってボタントップ23が押下前の元の位置に戻るが、各光源41A、41Bは、登録された方向の乗りかご3がこの乗場9に着床するまで点灯し続ける。
このように本実施の形態によれば、第1側壁33Aと一対の第1ケース側壁34Aとを含む第1ケース31Aと、第2側壁33Bと一対の第2ケース側壁34Bとを含む第2ケース31Bとによってケース組合体21が構成され、第1側壁33A、一対の第1ケース側壁34A、第2側壁33B、および一対の第2ケース側壁34Bによって、単一のボタントップ23が押下方向に摺動可能な単一の矩形開口部22が画定されている。このことにより、第1ケース31Aの第2ケース31Bの側の縁部と、第2ケース31Bの第1ケース31Aの側の縁部に、側壁が設けられることを回避できる。この場合、第1ケース31Aと第2ケース31Bの突き合わせ部(境界部)に、第1光源41Aおよび第2光源41Bから発せられた光を遮蔽する側壁が存在することを回避でき、境界部の照度が低下することを防止できる。このため、大型化したボタントップ23の照度を均一化させることができ、意匠性を向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、ボタントップ23の露出部25の厚みが一定になっている。このことにより、露出部25の裏面を平坦化させることができる。すなわち、本実施の形態による押しボタン装置20においては、第3側壁45Aおよび第4側壁45Bが設けられていないため、ボタントップ23に、第3側壁45Aおよび第4側壁45Bとの干渉を防止するための凹部80(図15参照)を形成することを不要にできる。このため、ボタントップ23の露出部25における照度をより一層均一化させることができ、意匠性をより一層向上させることができる。また、ボタントップ23の機械的強度を向上させることができる。
なお、上述した本実施の形態においては、第1スイッチ39Aに付勢部40Aが内蔵されている例について説明した。しかしながら、このことに限られることはなく、第1スイッチ39Aと付勢部40Aとは、別体に構成されていてもよい。第2スイッチ39Bについても同様である。
また、上述した本実施の形態においては、第1ケース31Aの第3側壁45Aが、薄肉部によって構成されている弱化部46を介して第1ベース32Aおよび各第1ケース側壁34Aに連結されている例について説明した。しかしながら、このことに限られることはなく、弱化部46の構成は任意である。例えば、第3側壁45Aが第1ベース32Aおよび各第1ケース側壁34Aに連結されていれば、弱化部46は、矩形状の溝またはスリット(図示せず)によって構成されていてもよい。あるいは、第3側壁45Aは、第1側壁33A、第1ベース32Aおよび各第1ケース側壁34Aとは別体に成型されていてもよい。この場合、第1ベース32Aおよび各第1ケース側壁34Aに、取り外し可能となるように断続的に形成された接着部を弱化部46としてもよい。第4側壁45Bについても同様である。
また、上述した本実施の形態においては、押しボタン装置20が、互いに同一サイズの第1単位押しボタン装置30Aと第2単位押しボタン装置30Bとから作製されている例について説明した。しかしながら、このことに限られることはなく、第1単位押しボタン装置30Aと第2単位押しボタン装置30Bとを突き合わせた際に、単一の矩形開口部22が形成されれば、第1単位押しボタン装置30Aのサイズと第2単位押しボタン装置30Bのサイズは、同一でなくてもよい。また、第1単位押しボタン装置30Aの構成と第2単位押しボタン装置30Bの構成は互いに異なっていてもよい。
また、上述した本実施の形態においては、2つの単位押しボタン装置(第1単位押しボタン装置30Aおよび第2単位押しボタン装置30B)を組み合わせる例について説明した。しかしながら、このことに限られることはなく、単一の矩形開口部22が形成されれば、3つ以上の単位押しボタン装置を直列状に並設させて組み合わせるようにしてもよい。この場合には、ボタントップ23をより一層大型化することができる。例えば、第1単位押しボタン装置30Aにおいて、第1ケース31Aの第3側壁45Aだけではなく、第1側壁33Aが取り外されるようにしてもよい。第1側壁33Aおよび第3側壁45Aが取り外された第1単位押しボタン装置30Aは、3つ以上の単位押しボタン装置を直列状に組み合わせる場合の両端以外の単位押しボタン装置と使用することができる。第2単位押しボタン装置30Bについても同様である。
また、上述した本実施の形態においては、ボタントップ23の押下がスイッチ39A、39Bにより検出された場合、各第1光源41Aおよび各第2光源41Bが点灯される例について説明した。しかしながら、このことに限られることはなく、ボタントップ23の押下がスイッチ39A、39Bにより検出された場合、第1光源41Aの一部および第2光源41Bの一部が点灯されるようにしてもよい。例えば、図10に示すようなパターンで、第1光源41Aおよび第2光源41Bが点灯されてもよい。なお、図10においては、塗り潰された光源41A、41Bが点灯されていることを示し、白抜きの光源41A、41Bが点灯されていないことを示している。
より具体的には、図10に示す変形例においては、ボタントップ23の押下がスイッチ39A、39Bにより検出された場合、最も第2ケース31Bの側に形成された第1光源列42Aの光源が点灯し、当該第1光源列42Aに隣り合う他の第1光源列42Aの光源は点灯していない。ここでは、5列の第1光源列42Aが形成されており、最も第2ケース31Bの側に形成された第1光源列42Aと、最も第1側壁33Aの側に形成された第1光源列42Aと、中央の第1光源列42Aが点灯している。残りの2列の第1光源列42Aは点灯しておらず、点灯する第1光源列42Aと点灯しない第1光源列42Aとが交互に配置されている。
第2光源41Bについても同様に、ボタントップ23の押下がスイッチ39A、39Bにより検出された場合、最も第1ケース31Aの側に形成された第2光源列42Bの光源が点灯し、当該第2光源列42Bに隣り合う他の第2光源列42Bの光源は点灯していない。ここでは、5列の第2光源列42Bが形成されており、最も第1ケース31Aの側に形成された第2光源列42Bと、最も第2側壁33Bの側に形成された第2光源列42Bと、中央の第2光源列42Bが点灯している。残りの2列の第2光源列42Bは点灯しておらず、点灯する第2光源列42Bと点灯しない第2光源列42Bとが交互に配置されている。
このような第1光源列42Aの第1光源41Aの点灯パターンは、上述した制御部18による制御によって実現されるようにしてもよい。あるいは、点灯させない第1光源41Aについては、第1外部コネクタ44Aから制御部18への第1配線43Aを接続しないようにしてもよい。第2光源列42Bの第2光源41Bについても同様である。
図10に示す変形例によれば、大型化したボタントップ23の照度をより一層均一化させることができる。すなわち、最も第2ケース31Bの側に形成された第1光源列42Aと、最も第1ケース31Aの側に形成された第2光源列42Bとの間隔は、他の光源列間の間隔よりも大きくなっている。このため、最も第2ケース31Bの側に形成された第1光源列42Aの第1光源41Aを点灯させるとともに、当該第1光源列42Aに隣り合う他の第1光源列42Aの第1光源41Aを点灯させないことにより、ボタントップ23のうちの境界部の暗さを目立たなくさせることができるとともに、第1光源列42Aが密に配置されている部分の明るさを低減することができる。同様に、最も第1ケース31Aの側に形成された第2光源列42Bの第1光源41Aを点灯させるとともに、当該第2光源列42Bに隣り合う他の第2光源列42Bの第2光源41Bを点灯させないことにより、ボタントップ23のうちの境界部の暗さを目立たなくさせることができるとともに、第2光源列42Bが密に配置されている部分の明るさを低減することができる。このため、大型化したボタントップ23の照度をより一層均一化させることができる。
なお、図10に示す変形例においては、点灯する第1光源列42Aと点灯しない第1光源列42Aとが交互に配置されている例について説明したが、これに限られることはない。最も第2ケース31Bの側に形成された第1光源列42Aの第1光源41Aを点灯させるとともに、当該第1光源列42Aに隣り合う他の第1光源列42Aの第1光源41Aを点灯させなければ、他の第1光源列42Aを点灯させる否かは任意である。第2光源列42Bについても同様である。
また、図10に示す変形例においては、第1光源列42Aが5列形成されている例について説明しているが、第1光源列42Aの列数が偶数であっても、最も第2ケース31Bの側に形成された第1光源列42Aの第1光源41Aを点灯させるとともに、当該第1光源列42Aに隣り合う他の第1光源列42Aの第1光源41Aを点灯させないことにより、ボタントップ23の照度を均一化させることができる。第2光源列42Bについても同様である。
(第2の実施の形態)
次に、図11を用いて、本発明の第2の実施の形態におけるエレベータの押しボタン装置およびその製造方法について説明する。
図11に示す第2の実施の形態においては、第3側壁が第1ケースに着脱可能に取り付けられるとともに、第4側壁が第2ケースに着脱可能に取り付けられている点が主に異なり、他の構成は、図1〜図10に示す第1の実施の形態と略同一である。なお、図11において、図1〜図10に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図11に示すように、本実施の形態においては、第3側壁45Aが、第1ケース31Aに着脱可能に取り付けられている。
より具体的には、第1ベース32Aが、第1ケース側壁34Aよりも第2ケース31Bの側(図11における右側)に延びている。各第1ケース側壁34Aが、第1ケース突出部50Aを含んでいる。この第1ケース突出部50Aは、第1ケース側壁34Aの第2ケース31Bの側の端面に設けられている。また、第1ケース突出部50Aの突出長さは、第3側壁45Aの幅以下になっている。このことにより、第1ケース31Aと第2ケース31Bとを突き合わせた場合に、第1ベース32Aと第2ベース32Bとが当接するようになっている。
第3側壁45Aは、第1ベース32Aとは別体に形成されており、対応する第1ケース突出部50Aが挿入されて嵌合する一対の第1側壁スリット51A(第1被嵌合部)を含んでいる。この第1側壁スリット51Aは、下方に開口している。第1側壁スリット51Aは、第3側壁45Aの両端部に設けられている。
また、第3側壁45Aは、一対の第1側壁突出部52Aを含んでいる。この第1側壁突出部52Aは、第3側壁45Aの下面に設けられており、第1側壁スリット51Aの近傍に形成されている。一方、第1ベース32Aは、対応する第1側壁突出部52Aが挿入されて嵌合する一対の第1ベース嵌合孔53Aを含んでいる。
第3側壁45Aと同様にして、第4側壁45Bが、第2ケース31Bに着脱可能に取り付けられている。
より具体的には、第2ベース32Bが、第2ケース側壁34Bよりも第1ケース31Aの側(図11における右側)に延びている。各第2ケース側壁34Bが、第2ケース突出部50Bを含んでいる。この第2ケース突出部50Bは、第2ケース側壁34Bの第1ケース31Aの側の端面に設けられている。また、第2ケース突出部50Bの突出長さは、第4側壁45Bの幅以下になっている。このことにより、第1ケース31Aと第2ケース31Bとを突き合わせた場合に、第1ベース32Aと第2ベース32Bとが当接するようになっている。
第4側壁45Bは、第2ベース32Bとは別体に形成されており、対応する第2ケース突出部50Bが挿入されて嵌合する一対の第2側壁スリット51B(第2被嵌合部)を含んでいる。この第2側壁スリット51Bは、下方に開口している。第2側壁スリット51Bは、第4側壁45Bの両端部に設けられている。
また、第4側壁45Bは、一対の第2側壁突出部52Bを含んでいる。この第2側壁突出部52Bは、第4側壁45Bの下面に設けられており、第2側壁スリット51Bの近傍に形成されている。一方、第2ベース32Bは、対応する第2側壁突出部52Bが挿入されて嵌合する一対の第2ベース嵌合孔53Bを含んでいる。
なお、図示しないが、第1側壁33Aも、第3側壁45Aと同様に構成されて、第1ケース31Aに着脱可能に取り付けられるように構成されていてもよい。また、第2側壁33Bも、第4側壁45Bと同様に構成されて、第2ケース31Bに着脱可能に取り付けられるように構成されていてもよい。
このように本実施の形態によれば、第3側壁45Aが第1ケース31Aに着脱可能に取り付けられている。このことにより、第1ケース31Aから取り外された第3側壁45Aを、第1ケース31Aに再び取り付けることができる。同様に、第4側壁45Bが第2ケース31Bに着脱可能に取り付けられている。このことにより、第2ケース31Bから取り外された第4側壁45Bを、第2ケース31Bに再び取り付けることができる。
なお、上述した本実施の形態においては、第3側壁45Aが、第1ケース突出部50Aが嵌合する第1側壁スリット51Aを含んでいる例について説明した。しかしながら、このことに限られることはなく、第3側壁45Aが柔軟性を有していれば、第1被嵌合部は、第1側壁スリット51Aではなく第1側壁孔(図示せず)として形成されていてもよい。第2側壁スリット51Bについても同様である。
(第3の実施の形態)
次に、図12〜図14を用いて、本発明の第3の実施の形態におけるエレベータの押しボタン装置およびその製造方法について説明する。
図12〜図14に示す第3の実施の形態においては、第1ケースが、第2ケースの側に突出する第1ケース突出部を含み、第2ケースが、第1ケース突出部が挿入されて嵌合する第1ケース孔を含んでいる点が主に異なり、他の構成は、図1〜図10に示す第1の実施の形態と略同一である。なお、図12〜図14において、図1〜図10に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図12に示すように、本実施の形態においては、第1ケース31Aが、第2ケース31Bの側に突出する第1ケース突出部60Aと、後述する第2ケース突出部60Bが挿入されて嵌合する第1ケース孔61Aと、を含んでいる。この第1ケース突出部60Aは、一方の第1ケース側壁34Aの第2ケース31Bの側の端面に設けられている。第1ケース孔61Aは、他方の第1ケース側壁34Aの第2ケース31Bの側の端面に設けられている。なお、本実施の形態においては、第1ベース32Aの第2ケース31Bの側の端面と、各第1ケース側壁34Aの第2ケース31Bの側の端面は、略面一に形成されている。
第3側壁45Aは、第1ベース32Aとは別体に形成されており、第1ケース突出部60Aが挿入されて嵌合する第1側壁孔62Aと、第1ケース孔61Aに挿入されて嵌合する第1側壁突出部63Aと、を含んでいる。また、第3側壁45Aは、第1ベース32Aの第2ケース31Bの側の端面まで延びており、第1ケース31Aに取り付けられた状態においては、当該端面を覆っている。この第3側壁45Aは、第1ケース31Aから取り外された後に、第1ケース31Aに再び取り付けることができ、第1ケース31Aに対して着脱可能になっている。
第2ケース31Bは、第1ケース31Aの側に突出する第2ケース突出部60Bと、第1ケース突出部60Aが挿入されて嵌合する第2ケース孔61Bと、を含んでいる。この第2ケース突出部60Bは、第1ケース孔61Aに対応する第2ケース側壁34Bに設けられており、当該第2ケース側壁34Bの第1ケース31Aの側の端面に設けられている。第2ケース孔61Bは、第1ケース突出部60Aに対応する第2ケース側壁34Bに設けられており、当該第2ケース側壁34Bの第1ケース31Aの側の端面に設けられている。なお、本実施の形態においては、第2ベース32Bの第1ケース31Aの側の端面と、第2ケース側壁34Bの第1ケース31Aの側の端面は、略面一に形成されている。
第4側壁45Bは、第2ベース32Bとは別体に形成されており、第2ケース突出部60Bが挿入されて嵌合する第2側壁孔62Bと、第2ケース孔61Bに挿入されて嵌合する第2側壁突出部63Bと、を含んでいる。また、第4側壁45Bは、第2ベース32Bの第1ケース31Aの側の端面まで延びており、第2ケース31Bに取り付けられた状態においては、当該端面を覆っている。この第4側壁45Bは、第2ケース31Bから取り外された後に、第2ケース31Bに再び取り付けることができ、第2ケース31Bに対して着脱可能になっている。
ところで、図13に示すように、第1基板38Aには、第1外部コネクタ44Aに電気的に接続された一対の第1コネクタ64Aが設けられている。各第1コネクタ64Aは、第2スイッチ39Bおよび第2光源41Bを第1外部コネクタ44Aに電気的に接続する。各第1コネクタ64Aと第1外部コネクタ44Aは、第1基板38Aの基板配線(図示せず)によって、電気的に接続されている。このような第1コネクタ64Aは、第1ケース31Aの第2ケース31Bの側の端面に配置されている。
第2基板38Bには、第2基板38Bに取り付けられた第2スイッチ39Bおよび第2光源41Bに電気的に接続された一対の第2コネクタ64Bが設けられている。各第2コネクタ64Bは、対応する第1コネクタ64Aを介して、第2スイッチ39Bおよび第2光源41Bを第1外部コネクタ44Aに電気的に接続する。各第2コネクタ64Bと第2スイッチ39Bおよび第2光源41Bは、第2基板38Bの基板配線(図示せず)によって、電気的に接続されている。このような第2コネクタ64Bは、第2ケース31Bの第1ケース31Aの側の端面に配置されている。なお、図13に示す形態においては、第2基板38Bに、第2外部コネクタ44Bが設けられている例が示されているが、この第2外部コネクタ44Bは設けられていなくてもよい。
図13に示すように、第1ケース31Aと第2ケース31Bとを突き合わせる際に、各第1コネクタ64Aと対応する第2コネクタ64Bが接続される。より具体的には、一対の第1コネクタ64Aのうちの一方がオス側コネクタであり他方がメス側コネクタになっている。また、一対の第2コネクタ64Bのうちの一方がオス側コネクタであり他方がメス側コネクタになっている。オス側の第1コネクタ64Aがメス側の第2コネクタ64Bに接続され、メス側の第1コネクタ64Aがオス側の第2コネクタ64Bに接続される。このことにより、第1スイッチ39Aおよび第1光源41Aが、第1外部コネクタ44Aを介して制御部18に電気的に接続され、第2スイッチ39Bおよび第2光源41Bが、第2コネクタ64B、第1コネクタ64Aおよび第1外部コネクタ44Aを介して制御部18に電気的に接続される。
図12に示すように、第3側壁45Aは、オス側の第1コネクタ64Aを収容する第1コネクタ収容部65Aを含んでいる。同様に、第4側壁45Bは、オス側の第2コネクタ64Bを収容する第2コネクタ収容部65Bを含んでいる。
このように本実施の形態によれば、第1ケース31Aが、第2ケース31Bの側に突出する第1ケース突出部60Aを含んでおり、第2ケース31Bが、第1ケース突出部60Aが挿入されて嵌合する第2ケース孔61Bを含んでいる。このことにより、第1ケース31Aと第2ケース31Bとを機械的に連結することができ、ケース組合体21の剛性を向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、第2ケース31Bが、第1ケース31Aの側に突出する第2ケース突出部60Bを含んでおり、第1ケース31Aが、第2ケース突出部60Bが挿入されて嵌合する第1ケース孔61Aを含んでいる。このことにより、ケース組合体21の剛性をより一層向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、第2スイッチ39Bおよび第2光源41Bに電気的に接続された第2コネクタ64Bが、第1基板38Aに設けられた第1コネクタ64Aに接続されている。このことにより、図5に示す第2外部コネクタ44Bを外部の制御部18に電気的に接続するための第2配線43Bを不要にできる。このため、配線作業を減らすことができ、作業コストを低減するとともに作業性を向上させることができる。
(第4の実施の形態)
次に、図15を用いて、本発明の第4の実施の形態におけるエレベータの押しボタン装置およびその製造方法について説明する。
図15に示す第4の実施の形態においては、第1ケースが第3側壁を含み、第2ケースが第4側壁を含み、第3側壁および第4側壁が、透光性または導光性を有している点が主に異なり、他の構成は、図1〜図10に示す第1の実施の形態と略同一である。なお、図15において、図1〜図10に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図15に示すように、本実施の形態においては、第1ケース31Aが、第3側壁45Aを含んでいる。すなわち、第3側壁45Aが、第1ベース32Aから取り外されていない。そして、第1側壁33A、一対の第1ケース側壁34A、および第3側壁45Aによって、第1矩形開口部70Aが画定されている。この第1矩形開口部70Aは、上述した第1収容空間35Aよりも上方(フェースプレート11、16の側)に配置されている部分であって、主として、ボタントップ23が摺動する部分を示す用語として用いている。
同様に、第2ケース31Bが、第4側壁45Bを含んでいる。すなわち、第4側壁45Bが、第2ベース32Bから取り外されていない。そして、第2側壁33B、一対の第2ケース側壁34B、および第4側壁45Bによって、第2矩形開口部70Bが画定されている。この第2矩形開口部70Bは、上述した第2収容空間35Bよりも上方(フェースプレート11、16の側)に配置されている部分であって、主として、ボタントップ23が摺動する部分を示す用語として用いている。
ボタントップ23は、互いに当接している第3側壁45Aおよび第4側壁45Bが入り込む凹部80を含んでいる。この凹部80を境にして、ボタントップ23の露出部25のうち図15に示す左側の部分は第1矩形開口部70A内を押下方向に摺動し、図15に示す右側の部分は第2矩形開口部70B内を押下方向に摺動する。
第3側壁45Aおよび第4側壁45Bは、透光性または導光性を有している。本実施の形態では、第3側壁45Aは、第1ベース32Aおよび各第1ケース側壁34Aとは別体に成型され、第1ベース32Aおよび各第1ケース側壁34Aに接着されていてもよい。第4側壁45Bについても同様である。
このように本実施の形態によれば、第1ケース31Aが第3側壁45Aを有するとともに第2ケース31Bが第4側壁45Bを有し、第3側壁45Aおよび第4側壁45Bが、透光性または導光性を有している。第3側壁45Aおよび第4側壁45Bが透光性を有している場合には、第1ケース31Aと第2ケース31Bとの突き合わせ部(境界部)において、第1光源41Aおよび第2光源41Bから発せられた光が、第3側壁45Aおよび第4側壁45Bによって遮蔽されることを防止できる。このため、境界部の照度の低下を防止し、大型化したボタントップ23の照度を均一化させることができる。また、第3側壁45Aおよび第4側壁45Bが導光性を有している場合には、第1光源41Aおよび第2光源41Bから第3側壁45Aおよび第4側壁45Bに入射した光を、第3側壁45Aおよび第4側壁45B内を透過して、ボタントップ23に導くことができる。このため、境界部の照度の低下を防止し、大型化したボタントップ23の照度を均一化させることができる。
以上述べた実施の形態によれば、大型化したボタントップの照度を均一化させて、意匠性を向上させることができる。
本発明のいくつかの実施の形態を説明したが、これらの実施の形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施の形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また、当然のことながら、本発明の要旨の範囲内で、これらの実施の形態を、部分的に適宜組み合わせることも可能である。
20:押しボタン装置、21:ケース組合体、22:矩形開口部、23:ボタントップ、25:露出部、30A:第1単位押しボタン装置、30B:第2単位押しボタン装置、31A:第1ケース、31B:第2ケース、33A:第1側壁、33B:第2側壁、34A:第1ケース側壁、34B:第2ケース側壁、38A:第1基板、38B:第2基板、39A:第1スイッチ、39B:第2スイッチ、40A:付勢部、40B:付勢部、41A:第1光源、41B:第2光源、42A:第1光源列、42B:第2光源列、44A:第1外部コネクタ、44B:第2外部コネクタ、45A:第3側壁、45B:第4側壁、46:弱化部、60A:第1ケース突出部、60B:第2ケース突出部、61A:第1ケース孔、61B:第2ケース孔、64A:第1コネクタ、64B:第2コネクタ、70A:第1矩形開口部、70B:第2矩形開口部、80:凹部

Claims (12)

  1. 矩形開口部を有するケース組合体と、
    前記矩形開口部に押下方向に摺動可能に設けられ、透光性を有する単一のボタントップと、
    前記ボタントップの押下を検出する検出部と、
    前記ボタントップを前記押下方向とは反対方向に付勢する付勢部と、
    前記ケース組合体内に設けられた複数の光源と、を備え、
    前記ケース組合体は、第1ケースと、前記第1ケースに並設された第2ケースと、を有し、
    前記第1ケースは、前記第2ケースの側とは反対側の縁部に設けられた第1側壁と、互いに対向する一対の第1ケース側壁と、を含み、
    前記第2ケースは、前記第1ケースの側とは反対側の縁部に設けられた、前記第1側壁に対向する第2側壁と、互いに対向する一対の第2ケース側壁と、を含み、
    前記第1側壁、一対の前記第1ケース側壁、前記第2側壁、および一対の前記第2ケース側壁によって、単一の前記矩形開口部が画定されている、エレベータの押しボタン装置。
  2. 前記第1ケース内に、前記第1側壁に沿って配置された複数の前記光源がなす第1光源列が複数形成されており、
    前記ボタントップの押下が前記検出部により検出された場合、最も前記第2ケースの側に形成された前記第1光源列の前記光源が点灯し、当該第1光源列に隣り合う他の前記第1光源列の前記光源は点灯しない、請求項1に記載のエレベータの押しボタン装置。
  3. 前記第2ケース内に、前記第2側壁に沿って配置された複数の前記光源がなす第2光源列が複数形成されており、
    前記ボタントップの押下が前記検出部により検出された場合、最も前記第1ケースの側に形成された前記第2光源列の前記光源が点灯し、当該第2光源列に隣り合う他の前記第2光源列の前記光源は点灯しない、請求項1または2に記載のエレベータの押しボタン装置。
  4. 前記第1ケースは、前記第2ケースの側に突出する第1ケース突出部を含み、
    前記第2ケースは、前記第1ケース突出部が挿入されて嵌合する第2ケース孔を含んでいる、請求項1〜3のいずれか一項に記載のエレベータの押しボタン装置。
  5. 前記第2ケースは、前記第1ケースの側に突出する第2ケース突出部を含み、
    前記第1ケースは、前記第2ケース突出部が挿入されて嵌合する第2ケース孔を含んでいる、請求項4に記載のエレベータの押しボタン装置。
  6. 前記第1ケース内に設けられ、前記光源が取り付けられた第1基板と、
    前記第2ケース内に設けられ、前記光源が取り付けられた第2基板と、
    前記第1基板に設けられ、前記光源を外部に電気的に接続する第1外部コネクタと、
    前記第1基板に設けられ、前記第1外部コネクタに電気的に接続された第1コネクタと、
    前記第2基板に設けられ、前記第2基板に取り付けられた前記光源が電気的に接続された第2コネクタと、を更に備え、
    前記第2コネクタは、前記第2基板に取り付けられた前記光源を、前記第1コネクタを介して前記第1外部コネクタに電気的に接続する、請求項1〜5のいずれか一項に記載のエレベータの押しボタン装置。
  7. 前記ボタントップは、前記押しボタン装置が取り付けられるフェースプレートから露出される露出部を有し、
    前記露出部の厚みは一定である、請求項1〜6のいずれか一項に記載のエレベータの押しボタン装置。
  8. 第1矩形開口部および第2矩形開口部を有するケース組合体と、
    前記第1矩形開口部および前記第2矩形開口部に押下方向に摺動可能に設けられ、透光性を有する単一のボタントップと、
    前記ボタントップの押下を検出する検出部と、
    前記ボタントップを前記押下方向とは反対方向に付勢する付勢部と、
    前記ケース組合体内に設けられた複数の光源と、を備え、
    前記ケース組合体は、第1ケースと、前記第1ケースに並設された第2ケースと、を有し、
    前記第1ケースは、前記第2ケースの側とは反対側の縁部に設けられた第1側壁と、互いに対向する一対の第1ケース側壁と、前記第2ケースの側の縁部に設けられた、前記第1側壁に対向する第3側壁と、を含み、
    前記第1ケースの前記第1側壁、一対の前記第1ケース側壁、および前記第3側壁によって前記第1矩形開口部が画定され、
    前記第2ケースは、前記第1ケースの側とは反対側の縁部に設けられた、前記第1側壁に対向する第2側壁と、互いに対向する一対の第2ケース側壁と、前記第1ケースの側の縁部に設けられた、前記第2側壁に対向する第4側壁と、を含み
    前記第2ケースの前記第2側壁、一対の前記第2ケース側壁、および前記第4側壁によって、前記第2矩形開口部が画定され、
    前記第3側壁および前記第4側壁は、透光性または導光性を有している、エレベータの押しボタン装置。
  9. 前記ボタントップは、前記第3側壁および前記第4側壁が入り込む凹部を含んでいる、請求項8に記載のエレベータの押しボタン装置。
  10. 互いに対向する第1側壁および第3側壁、および互いに対向する一対の第1ケース側壁によって画定された第1収容空間に、検出部、付勢部および光源が設けられた第1ケースを準備する工程と、
    互いに対向する第2側壁および第4側壁、および互いに対向する一対の第2ケース側壁によって画定された第2収容空間に、検出部、付勢部および光源が設けられた第2ケースを準備する工程と、
    前記第1ケースから前記第3側壁を取り外す工程と、
    前記第2ケースから前記第4側壁を取り外す工程と、
    前記第1ケースのうち取り外された前記第3側壁の側の縁部と、前記第2ケースのうち取り外された前記第4側壁の側の縁部とを並設させて、前記第1側壁、一対の前記第1ケース側壁、前記第2側壁、および一対の前記第2ケース側壁によって画定される単一の矩形開口部を形成する工程と、
    前記矩形開口部に、透光性を有するボタントップを押下方向に摺動可能に設ける工程と、を備え、
    前記検出部は、前記ボタントップの押下を検出し、前記付勢部は、前記ボタントップを前記押下方向とは反対方向に付勢する、エレベータの押しボタン装置の製造方法。
  11. 前記第1ケースは、第1ベースを含み、
    前記第1側壁および一対の前記第1ケース側壁は、前記第1ベースから起立し、
    前記第1ケースを準備する工程において、前記第3側壁は、弱化部を介して前記第1ベースに連結されており、
    前記第1ケース側壁を取り外す工程において、前記第3側壁は、前記弱化部を破断させることにより前記第1ベースから取り外される、請求項10に記載のエレベータの押しボタン装置の製造方法。
  12. 前記第3側壁は、前記第1ケースに対して着脱可能に取り付けられている、請求項10に記載のエレベータの押しボタン装置の製造方法。
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