JP4010147B2 - 操作ボタン - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、内部にランプやLED等の照光部を備えた操作ボタンに係り、特に文字や数字等の表示を行う操作ボタンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の操作ボタンとして、実開昭60―88421に記載されたものがある。この操作ボタンを図6〜図9により説明する。図6はエレベータかごの概略図、図7,図8はそれぞれ行先階呼ボタンの正面図及び断面図、図9は図8の説明図である。
【0003】
かご内には、天井照明装置1が設けられ、ドア2側の側板3にかご操作盤4が設けられている。かご操作盤4には行先階呼ボタン5を始めドア開閉ボタン、インターホン呼ボタンなどの操作ボタンが配置されている。
この行先階呼ボタン5は、図7(a)の正面図、図7(b)の断面図に示すように、行先階呼ボタン5が押されて呼びが登録されると点灯する応答ランプ6を内蔵している。7は透明樹脂体からなる操作部で裏面にはエッジライティング作用により応答ランプ6の光をより輝かせるための段Aが形成されている。8は拡散透光板、9は不透光体からなる文字板で、例えば「3」のような数字や文字等が印刷されており、操作部7を介して外側から読み取れるようにしている。11は応答ランプ6の光を反射させる反射体で、拡散透光板8と嵌合され、操作部7が操作されるとスイッチ10を作動させる。12はガイドである。
【0004】
乗客が行先階呼ボタン5を押すと、操作部7,文字板9,拡散透光板8,反射体11はガイド12内を移動してスイッチ10を動作させ、応答ランプ6が点灯する。このとき図7(a)に示すように、文字板9の周囲Bが「ロ」字状に光るため逆光となり、文字板9上の文字等が見にくくなるという問題があった。
【0005】
そこで、図8に示すように操作部7の裏面に行先階の文字を彫り込んだ彫り込み文字部Cを設け、図9に示すように、光線Dを屈曲させ彫り込み文字部Cをエッジライティング作用により光らせる構成が考えられている。13は文字板9に代えて配置したプレートで、文字等の印刷はない。
この構成であれば、彫り込み文字部C自体から光が出るので、図7の例に比べ文字等がより見やすくなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
近年は、ユニバーサルデザインの思想が広がり、体の不自由な人も高齢者も健常者も区別なく同じように使いやすいものが求められている。
前記の図8、図9の操作ボタンは彫り込み文字部C自体から光が出るとはいえ、その光線Dは操作部7の内部を屈曲して通過しているため、光の減衰も大きい。また文字等の表示は彫り込み文字部Cからの光のみであるから、乗客に対するインパクトも弱いため、更なる視認性の向上が求められていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、操作部の表側には文字や数字等を設け、裏側には表側の文字や数字等に類似した形状をなし前記の文字や数字等以上の面積を持つ透光部を設ける構成にすることによって、視認性の向上を図ったものである。
また本発明は、表側の文字や数字等の全部又は一部が操作部の表面より高くなるように構成にすることにより、より視認性を向上させたものである。
更に、裏側にも文字や数字等を設けることにより、表示にめりはりを持たせ、よりわかりやすいものにした。
尚、本明細書においては、透光とは透明も含んだ意味として用いている。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図により説明する。図1は行先階呼ボタンの断面図、図2は操作部の正面図及び側面図、図3は図2のIII−III断面図である。
図において、20は透明樹脂体からなる操作部で、表側には立体的な文字や数字等21(この例では「1」)が設けられ、裏側には透光部22と不透光部23の塗装24が施されている。この透光部22は文字や数字等21と類似の形状をなし、文字や数字等21を内包可能な面積になっている。25は操作部20に固定された枠で図7の反射体11に相当するものである。26はLEDであり、図7と同一符号は同一のものを示している。
【0009】
乗客がボタンの操作部20を押すと、枠25はガイド12内を移動してスイッチ10を動作させ、LED26が点灯する。このとき、LED26からの光は透光部22を通って操作部20から外に出る。そのため外側正面から見ると図2(a)のように文字や数字等21の周囲の透光部22が輝いて見えることになる。また斜めから見ると文字や数字等21が浮き上がって見える。
【0010】
このように、本実施形態によれば、従来に比べ視認性の高いボタンを実現できる。また操作部20の表側と裏側に異なる形態の表示手段を施しているため、LED26の点灯時のみならず消灯時においても視認性が向上する。
また、いたずら等によって表側の文字や数字21が破損しても裏側の塗装24が残っていれば表示内容が判別できるという効果もある。
【0011】
図4,図5は本発明の他の実施の形態を示す図であり、図4は図2に相当する図、図5は図3に相当する図である。
この実施形態においては、文字や数字等として戸開マーク31を設け、透光部32は戸開マーク31を囲む6角形とし、また不透光部33に「ひらく」「OPEN」の文字35を記載した塗装34としている。
【0012】
この実施形態においても、前記の実施形態と同様の効果があり、更に不透光部33に文字35を記載するという異なる表示方法を併用しているため表示にめりはりがあって乗客に与える印象もより強くなる。
【0013】
前記の各実施の形態では、操作部20の表側に立体的な文字や数字等21,31を設けているが、立体的にしなくても従来に比べると十分な視認性を有する。尚、操作部20は透明樹脂体でなくても十分な透光性があれば他のものでもよい。更に表側の文字や数字等21,31と裏側の塗装24,34との色を変えることによりコントラストを変え視認性の更なる向上を図ることもできる。
【0014】
また、不透光部23,33は完全な不透光である必要はなく、透光部22,32に比べて相対的に単位面積当たりの光透過量が少なければよい。更に透光部22,32は非塗装としてもよく、必要に応じて拡散透光板を使用してもよい。
更にまた、操作部20の裏側は塗装24,34としているが、これに限ることはなく、透光部と不透光部を有する又は透光部をくり貫いた薄板・シートなど他の構成でもよい。
【0015】
また本発明はエレベータのかご操作盤だけでなく、乗場押ボタンなど、応答灯を備えた他の操作ボタンにも適用することができる。
【0016】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、操作ボタンの視認性を高めることができるため、高齢者や弱視者にも使いやすい操作ボタンを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す図で、行先階呼ボタンの断面図である。
【図2】本発明の実施の形態を示す図で、操作部の正面図及び側面図である。
【図3】図2のIII−III断面図である。
【図4】本発明の他の実施の形態を示す図で、操作部の正面図及び側面図である。
【図5】図4のV−V断面図である。
【図6】エレベータかごの概略図である。
【図7】従来の行先階呼ボタンの正面図及び断面図である。
【図8】従来の他の行先階呼ボタンの正面図及び断面図である。
【図9】図8の説明図である。
【符号の説明】
4 エレベータかご操作盤
5 行先階呼ボタン
7,20 操作部
10 スイッチ
12 ガイド
21 文字や数字等
22,32 塗装の透光部
23,33 塗装の不透光部
24,34 塗装
25 枠
26 LED
Claims (2)
- 透明体からなる操作部と、この操作部の内側に設けた照光部とを有する操作ボタンにおいて、
前記操作部は、その表面側には立体的な文字や数字等が設けられ、その裏面側には透光部と不透光部の塗装がなされ、前記透光部は前記文字や数字等に類似した形状をなすとともに、表面側から見て前記文字や数字等を内包可能な面積になっている構成である、ことを特徴とする操作ボタン。 - 前記不透光部の塗装は、表面側から見て読める文字が記載された塗装であることを特徴とする請求項1に記載の操作ボタン。
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Family Applications (1)
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