JP2017038576A - コンバイン - Google Patents
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Abstract
Description
機体前部側に位置する運転部と、前記運転部の下方に位置する原動部と、前記運転部の後方に位置する穀粒タンクと、前記穀粒タンクの横側に位置する脱穀装置と、前記原動部に備えられたエンジンの排ガスを浄化処理する排ガス処理装置とを備え、
前記排ガス処理装置は前記運転部の機体後方側に位置する状態で備えられ、
前記排ガス処理装置にて処理された後の排ガスを外部に排出する排気管が、前記脱穀装置と前記穀粒タンクとの間において、排気口が前記脱穀装置の上端よりも上方に位置するように上方に向けて延設され、
前記排気管の上端部に前記排気口が形成され、その排気管の上端部が前記脱穀装置側に向けて延設されている点にある。
前記排気管の上端部が、上下方向に延びる上下延設部に対して湾曲されて、前記脱穀装置側に向けられていると好適である。
前記排気管の上端部の端面に前記排気口が形成され、
前記排気口は上縁が下縁よりも前記穀粒タンクから離れる側に突出する形状に形成されていると好適である。
前記脱穀装置の天板が、前記穀粒タンク側で且つ前記排気管の上端部の下方に位置する前後向き軸心まわりで、閉位置と開位置とにわたり揺動開閉可能に支持され、
前記排気口は、前記天板の前記開位置への揺動を許容するように、前記排気口の下縁が上縁よりも前記穀粒タンク側に引退した傾斜形状に形成されていると好適である。
図1及び図2に示すように、本発明に係るコンバインは、左右一対のクローラ走行装置1,1によって自走する走行機体の前部に植立穀稈を刈り取る刈取部2が備えられている。走行機体の前部右側にキャビン3にて周囲が覆われた運転部4が備えられ、走行機体の後部には、刈取部2にて刈り取られた穀稈を脱穀処理する脱穀装置5と、脱穀処理にて得られた穀粒を貯留する穀粒タンク6とが、横方向に並ぶ状態で備えられている。走行機体の運転部4における運転座席7の下方に位置する状態で原動部8が備えられ、穀粒タンク6に貯留された穀粒を機外に排出するアンローダ9が備えられている。
図3に示すように、運転部4は、運転座席7、運転座席7の前方に位置するフロントパネル31、このフロントパネル31と運転座席7との間に位置する床部32、運転座席7に対して機体左右方向内側(左側)に位置するサイドパネル33等を備えている。運転部4は、上方側がキャビン3にて覆われている。運転座席7は、原動部8に備えられたディーゼル型式のエンジン34の上方を覆うエンジンボンネット35の上部に支持されている。
図3、図5〜図7に示すように、運転部4の左後部側箇所において、機体フレーム37から筒状の支持部材38が立設されている。一方、運転部構造体36の背部の左側箇所に、アーム部39を介して、上下方向に長く延びる回動支点部材40が一体的に連結されている。回動支点部材40が支持部材38に上方から差し込み挿入され、上下軸心Y1まわりで回動自在に支持される。従って、運転部構造体36が機体内方側に位置する引退姿勢と機体横外側方に張り出す張り出し姿勢とにわたり姿勢切り換え可能に構成されている。
図8に示すように、穀粒タンク6の底部は、正面視で略V字形の下窄まり状に形成され、穀粒タンク6の最下端部には、貯留している穀粒を機体後部側外方に搬送する搬送スクリュー51が備えられている。搬送スクリュー51にて機体後部側外方に搬送された穀粒は、アンローダ9(図1、図2参照)によって搬送されて機体外方に排出される。
図3及び図5に示すように、原動部8は、エンジン34、エアークリーナ54、エンジン冷却用のラジエータ55、冷却ファン56等を備えている。エアークリーナ54は、エンジンボンネット35の給気室構成部35cに備えられ、プレクリーナ54aは、図1及び図2に示すように、キャビン3の屋根部の後部右側箇所に備えられている。そして、図3、図5及び図6に示すように、エンジン34の排ガス中に含まれる粒子状物質を低減する第1排ガス処理装置57と、その第1排ガス処理装置57にて処理された後の排ガス中に含まれる窒素酸化物を低減する第2排ガス処理装置58(本発明における排ガス処理操作に相当)とを備えている。
図3、図6、図8、図13及び図14に示すように、穀粒タンク6と第2排ガス処理装置58との間に位置して第2排ガス処理装置58の熱を遮る遮熱カバー76が備えられている。この遮熱カバー76は、第2排ガス処理装置58の周囲のうち、上部側箇所、脱穀装置5とは反対側に対応する箇所、及び、後部側箇所の夫々に対応する箇所を覆う状態で設けられている。説明を加えると、遮熱カバー76は、穀粒タンク6の第1凹入部Q1における内奥側縦面6b、後側縦面6c、上側面6dの夫々に対向する箇所を覆って遮熱するように設けられている。
排気管75は、脱穀装置5と穀粒タンク6との間において、排気口84が脱穀装置5の上端よりも上方に位置するように上方に向けて延設されている。排気管75の上端部に排気口84が形成され、その排気管75の上端部が脱穀装置5側に向けて延設されている。
(1)上記実施形態では、排気管の上端部である第2排気管75Bが、略円形の断面を有する円筒状体にて構成されるものを示したが、この構成に代えて、断面形状が、例えば、四角形、五角形、六角形等の多角形状に設けられる構成としてもよい。
5 脱穀装置
6 穀粒タンク
8 原動部
16 天板
34 エンジン
58 第2排ガス処理装置(排ガス処理装置)
75 排気管
75A 上下延設部
75B 上端部
84 排気口
X 前後向き軸心
Claims (4)
- 機体前部側に位置する運転部と、前記運転部の下方に位置する原動部と、前記運転部の後方に位置する穀粒タンクと、前記穀粒タンクの横側に位置する脱穀装置と、前記原動部に備えられたエンジンの排ガスを浄化処理する排ガス処理装置とを備え、
前記排ガス処理装置は前記運転部の機体後方側に位置する状態で備えられ、
前記排ガス処理装置にて処理された後の排ガスを外部に排出する排気管が、前記脱穀装置と前記穀粒タンクとの間において、排気口が前記脱穀装置の上端よりも上方に位置するように上方に向けて延設され、
前記排気管の上端部に前記排気口が形成され、その排気管の上端部が前記脱穀装置側に向けて延設されているコンバイン。 - 前記排気管の上端部が、上下方向に延びる上下延設部に対して湾曲されて、前記脱穀装置側に向けられている請求項1記載のコンバイン。
- 前記排気管の上端部の端面に前記排気口が形成され、
前記排気口は上縁が下縁よりも前記穀粒タンクから離れる側に突出する形状に形成されている請求項1又は2に記載のコンバイン。 - 前記脱穀装置の天板が、前記穀粒タンク側で且つ前記排気管の上端部の下方に位置する前後向き軸心まわりで、閉位置と開位置とにわたり揺動開閉可能に支持され、
前記排気口は、前記天板の前記開位置への揺動を許容するように、前記排気口の下縁が上縁よりも前記穀粒タンク側に引退した傾斜形状に形成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載のコンバイン。
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