JP2007244308A - コンバイン - Google Patents

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JP2007244308A JP2006073487A JP2006073487A JP2007244308A JP 2007244308 A JP2007244308 A JP 2007244308A JP 2006073487 A JP2006073487 A JP 2006073487A JP 2006073487 A JP2006073487 A JP 2006073487A JP 2007244308 A JP2007244308 A JP 2007244308A
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Abstract

【課題】 排気装置の泥等の抱き込みや、泥等の侵入を防止して、走行性能の低下を防止するとともに、排気ガスの吹き付けによって塵等が周囲に巻上げられることを防止したコンバインを提供する。
【解決手段】 機体13前方のエンジン23に接続され、機体13上方に配管されるエキゾーストパイプ51と、機体13上方に設置され、エキゾーストパイプ51に接続される排気サイレンサ61と、排気サイレンサ61に接続され、排気ガスを機体13上方から排出するテールパイプ71と備えたコンバイン11とする。走行中に巻上げられた泥等が排気装置41に掛かりにくく、排気装置41の泥等の抱き込みや、泥等の侵入によるコンバイン11の走行性能の低下を防止することができる。また、排気装置41は機体13の上方に配管されているため、排気ガスは機体13の下方の地面に吹き付けられず、排気ガスによって塵等が巻上げられることを防止できる。
【選択図】図3

Description

本発明は、コンバインに関し、より詳細には、コンバインの排気装置の技術に関する。
従来、コンバインのエンジンは機体前方に設置されており、排気装置はエンジンから機体下部を通って機体後方側に配管され、エンジンで発生した排気ガスを機体後方で排出する。排気装置は排気音を低減させる排気サイレンサや排気ガスを排出するテールパイプ等から構成されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−261279号公報 (第26図)
上記従来のコンバインは、排気サイレンサやテールパイプ等の排気装置が機体下部に配管されているため、走行中に巻上げられた泥等が排気装置に掛かり易い構造となっている。排気装置に泥等が掛かると、排気サイレンサやテールパイプに泥等が抱き込まれて付着、固化する場合や、テールパイプに泥等が侵入する場合がある。特にコンバインが湿田で走行する場合には排気装置に泥等が大量に付着し、排気装置内への泥等の侵入も増大するため、コンバインの走行性能の低下が問題となる。
また、排気装置が機体下部に配管されているため、テールパイプから排出される排気ガスが機体の下方の地面に吹き付けられ、排気ガスによって塵等がコンバインの周囲に巻上げられる問題もある。
本発明は前記の各問題点に鑑みてなされたものであり、排気装置の泥等の抱き込みや、泥等の侵入を防止して、走行性能の低下を防止するとともに、排気ガスの吹き付けによって塵等がコンバインの周囲に巻上げられることを防止したコンバインの提供を目的とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1に記載の発明では、排気装置を備えたコンバインであって、排気装置は、
機体前方に設けられたエンジンに接続され、機体上方に配管されるエキゾーストパイプと、
機体上方に設置され、前記エキゾーストパイプに接続される排気サイレンサと、
前記排気サイレンサに接続され、エンジンからの排気ガスを機体上方から排出するテールパイプと、
を備えていることを特徴とするコンバインとする。
請求項2に記載の発明では、排気装置を備えたコンバインであって、排気装置は、
機体前方に設けられたエンジンに接続され、グレンタンクと脱穀部との間に配管されるエキゾーストパイプと、
脱穀部の上部に設置され、前記エキゾーストパイプに接続される排気サイレンサと、
前記排気サイレンサに接続され、エンジンからの排気ガスを機体上方から排出するテールパイプと、
を備えていることを特徴とするコンバインとする。
請求項3に記載の発明では、請求項1から2のいずれか1項に記載の発明において、排気装置のエキゾーストパイプは、第1エキゾーストパイプと第2エキゾーストパイプとから構成され、前記第1エキゾーストパイプと第2エキゾーストパイプとがフレキシブルジョイントによって接続されていることとする。
請求項4に記載の発明では、請求項1から3のいずれか1項に記載の発明において、テールパイプの排気口は、オペレータの位置より高所に設けられていることとする。
請求項5に記載の発明では、請求項1から3のいずれか1項に記載の発明において、吸気用プレクリーナーの位置より高所に設けられていることとする。
請求項6に記載の発明では、請求項1から5のいずれか1項に記載の発明において、テールパイプの排気口において、排気ガスの吹き付け位置に設置され、排気ガスを斜め上方に案内するとともに、排気口の下部との間に間隙を確保したガイド部材が設けられていることとする。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1に記載の発明では、排気装置を備えたコンバインであって、排気装置は、
機体前方に設けられたエンジンに接続され、機体上方に配管されるエキゾーストパイプと、
機体上方に設置され、前記エキゾーストパイプに接続される排気サイレンサと、
前記排気サイレンサに接続され、エンジンからの排気ガスを機体上方から排出するテールパイプと、
を備えていることとしたため、走行中に巻上げられた泥等が排気装置に掛かりにくく、排気装置に泥等が抱き込まれることや、排気装置に泥等が侵入することが防止される。このため、排気装置の泥等の抱き込みや、泥等の侵入によるコンバインの走行性能の低下を防止することができる。
また、排気装置は機体の上方に配管されているため、テールパイプから排出される排気ガスは機体の下方の地面に吹き付けられず、排気ガスによって塵等がコンバインの周囲に巻上げられることを防止することができる。
請求項2に記載の発明では、排気装置を備えたコンバインであって、排気装置は、
機体前方に設けられたエンジンに接続され、グレンタンクと脱穀部との間に配管されるエキゾーストパイプと、
脱穀部の上部に設置され、前記エキゾーストパイプに接続される排気サイレンサと、
前記排気サイレンサに接続され、エンジンからの排気ガスを機体上方から排出するテールパイプと、
を備えていることとしたため、走行中に巻上げられた泥等がグレンタンクと脱穀部とによって遮られる。このため、泥等が排気装置に掛かりにくく、排気装置に泥等が抱き込まれることや、排気装置に泥等が侵入することが防止される。従って、排気装置の泥等の抱き込みや、泥等の侵入によるコンバインの走行性能の低下を防止することができる。
また、排気サイレンサが設置される脱穀部の上部は地表やフィードチェーンから離隔した位置であるため、排気サイレンサとこれに接続されるテールパイプに藁屑や作物等が掛かり難い。
また、排気サイレンサとこれに接続されるテールパイプは脱穀部の上部に配管されているため、テールパイプから排出される排気ガスは機体の下方の地面に吹き付けられず、排気ガスによって塵等がコンバインの周囲に巻上げられることを防止することができる。
請求項3に記載の発明では、請求項1から2のいずれか1項に記載の発明において、排気装置のエキゾーストパイプは、第1エキゾーストパイプと第2エキゾーストパイプとから構成され、前記第1エキゾーストパイプと第2エキゾーストパイプとがフレキシブルジョイントによって接続されていることとしたため、フレキシブルジョイントがエンジン及び第1エキゾーストパイプの振動を第2エキゾーストパイプ、排気サイレンサ等に伝達させにくくなり、コンバインの振動及び騒音を低減させ、コンバインの快適性を向上させることができる。
請求項4に記載の発明では、請求項1から3のいずれか1項に記載の発明において、テールパイプの排気口は、オペレータの位置より高所に設けられていることとしたため、テールパイプから排出される排気ガスがオペレータに届きにくくなり、オペレータの感じる排気ガスの熱、臭気を低減させてコンバインの快適性を向上させることができる。
請求項5に記載の発明では、請求項1から3のいずれか1項に記載の発明において、テールパイプの排気口は、吸気用プレクリーナーの位置より高所に設けられていることとしたため、テールパイプから排出される排気ガスが、吸気用プレクリーナーから吸引される外気に混入しにくくなり、コンバインの走行性能を向上させることができる。
請求項6に記載の発明では、請求項1から5のいずれか1項に記載の発明において、テールパイプの排気口において、排気ガスの吹き付け位置に設置され、排気ガスを斜め上方に案内するとともに、排気口の下部との間に間隙を確保したガイド部材を設けたこととしたため、テールパイプから排出される排気ガスがガイド部材により上方に拡散されてオペレータや吸気用プレクリーナーに届きにくくなり、コンバインの快適性、走行性能を向上させることができる。また、排気口の下部とガイド部材との間の間隙から雨水、塵等が落下するため、雨水や塵等が蓄積されることによるテールパイプの腐食等を防止することができる。
次に、発明の実施の形態について図を用いて説明する。
本発明の実施例1に係るコンバイン11について、図を用いて説明する。図1は本発明の実施例1に係るコンバイン11の全体側面図、図2はコンバイン11の正面図、図3は排気装置41の側面簡略図、図4は排気装置41の正面簡略図、図5は排気装置41の平面簡略図、図6は排気装置41の側面拡大図、図7は図6の7−7線における断面図、図8はエキゾーストパイプ51の端部支持部材81の正面拡大図、図9実施例2のコンバイン11における排気装置41のテールパイプ71の一部拡大図である。
まずコンバイン11の全体構成について説明する。図1、図2、図3に示すように、コンバイン11は、左右のクローラを支承してなるクローラ走行装置12上に機体(シャーシ)13が配設されており、この機体13の前部右側にエンジン23が搭載されている。機体13の前方にはエンジン23の駆動力を変速してクローラ走行装置12に伝達するミッションケース31が配設されており、ミッションケース31にはクローラ走行装置12の駆動輪の車軸が設けられている。また、機体13の前部には刈取部14、機体13の上部において走行方向の左側には選別部16が設けられ、選別部16の上部には扱胴及びフィードチェーン15a等を具備する脱穀部15が設けられている。機体13の上部の右側前部にはキャビン18及び座席19が設けられており、機体13の右側後部にはグレンタンク17が設けられている。
図3に示すように、コンバイン11の機体13の前方のキャビン18の下方には前記エンジン23が搭載されるエンジンルーム21が設けられている。エンジンルーム21は上面、前面、左右側面がエンジンルームカバー(図示せず)により構成されており、後面はエンジンルーム後部フレーム22により構成されている。エンジンルーム21には、冷却用の外気を取り入れるための開部(図示せず)が右側方に設けられ、キャビン18の後部からエンジン23にかけては、吸気用プレクリーナー26や吸気サイレンサ等を配設した吸気経路が形成される。吸気経路はエンジン23に連結されており、この吸気経路を経由して取り込まれた外気は、エンジン23内で燃焼に使用される。
次に排気装置41について説明する。図3に示すように、排気装置41はエンジン23の排気マニホールド25に接続され、エンジン23で発生した排気ガスの排気音を低減させて排出するものである。排気装置41は、エキゾーストパイプ51、排気サイレンサ61、テールパイプ71を有している。
前記エキゾーストパイプ51について説明する。前記エキゾーストパイプ51は、エンジン23に接続されてエンジン23からの排気ガスを機体の上方に導くものである。エキゾーストパイプ51は第1エキゾーストパイプ52、第2エキゾーストパイプ53、及びフレキシブルジョイント58から構成されている。前記第1エキゾーストパイプ52と第2エキゾーストパイプ53は、それぞれ金属製の直管とエルボとで構成されている。エキゾーストパイプ51の全体形状は、図3、図4、図5に示すように、エンジン23の排気マニホールド25に接続される部分である上流側端部54のフランジ56から機体13の後方に向けて延出して、エンジン23上で機体13の左側に向けて屈曲し、次に、機体13の後方に向けて屈曲してエンジンルーム後部フレーム22を貫通し、前記エンジンルーム後部フレーム22の貫通部の後方で機体13の上方に向けて屈曲しつつ、かつ機体13の左側に向けて延出し、次に、グレンタンク17と脱穀部15の間まで至ったところで再度機体13の後方に向けて水平方向に屈曲し、排気サイレンサ61に接続される下流側端部55のフランジ57に至るように配管される形状である。
前記第1エキゾーストパイプ52と第2エキゾーストパイプ53は、フレキシブルジョイント58によって接続されており、第1エキゾーストパイプ52の下流側の端部には、フレキシブルジョイント58の一端部が取り付けられてホースバンドで固定され、第2エキゾーストパイプ53の上流側の端部には、フレキシブルジョイント58の他端部が接続され、同じくホースバンドで固定される。前記フレキシブルジョイント58は可撓性部材により形成され、一端部に接続した第1エキゾーストパイプ52からの振動を、他端部に接続した第2エキゾーストパイプ53や排気サイレンサ61へ伝達しないようにしている。このため、コンバインの振動及び騒音を低減させ、コンバインの快適性を向上させることができる。本実施例では、フレキシブルジョイント58は、伸縮可能に形成され可撓性を有したアルミニウム部材により構成している。尚、フレキシブルジョイント58は耐熱性のゴムや合成樹脂で形成されたものであってもよい。また、第1エキゾーストパイプ52と第1エキゾーストパイプ52の接続部分は実施例の位置に限定されず、適宜変更することができる。
前記エキゾーストパイプ51とエンジン23の排気マニホールド25との接続は、エキゾーストパイプ51の上流側端部54に形成されたフランジ56と、排気マニホールド25の出口に形成されたフランジとを接合させ、ボルト等で固定することにより行う。尚、エキゾーストパイプ51の形状はこれに限定されず、エンジン23等のエンジンルーム21内の配置、またはグレンタンク17、脱穀部15の配置に合わせた形状に変更することができる。
次に前記排気サイレンサ61について説明すると、前記排気サイレンサ61は、エキゾーストパイプ51に接続されて排気音を低減させるためのものである。図3に示すように、排気サイレンサ61は脱穀部15の上カバーに配置されている。排気サイレンサ61の断面形状は略円形の筒状体であり、一端部にはエキゾーストパイプ51に接続するためのサイレンサ接続管62が設けられ、フランジ63が形成されている。他端部には排気ガスを排出するテールパイプ71が設けられている。エキゾーストパイプ51との接続は、エキゾーストパイプ51の下流側端部55のフランジ57と、サイレンサ接続管62のフランジ63とを接合させ、ボルト等で固定することにより行う。
前記テールパイプ71は、排気サイレンサ61の下流側に設けられてエンジン23からの排気ガスを排出するためのものである。テールパイプ71は排気サイレンサ61の上部または後部から機体の上方または後方に向けて取り付けられ、排気口71aの排出方向も上方または後方としている。本実施例では、テールパイプ71の排気口71aの高さはグレンタンク17より低くしたが、これに限定されず、例えばキャビンにより操縦部を覆わない仕様の場合には、テールパイプ71の排気口71aは座席19に着座したオペレータの位置より高所となるように設けてもよい。この場合、テールパイプ71の排気口71aから排出される排気ガスがオペレータに届きにくくなり、オペレータの感じる排気ガスの熱、臭気を低減させてコンバインの快適性を向上させることができる。また、テールパイプ71の排気口71aを吸気用プレクリーナー26の位置より高所となるように設けてもよい。この場合、テールパイプ71の排気口71aから排出される排気ガスが、吸気用プレクリーナー26から吸引される外気に混入しにくくなり、コンバインの走行性能を向上させることができる。尚、テールパイプ71の排気口71aの高さは、穀粒を排出するための排出オーガが旋回する際に妨げとならない高さとすることが好ましい。
次に、排気装置41の支持部について説明する。図6に示すように、エキゾーストパイプ51は、エンジンルーム後部フレーム22で支持されており、排気サイレンサ61は、脱穀部15の上カバーにおいて支持されている。
第1エキゾーストパイプ52には、エキゾーストパイプ51をエンジンルーム後部フレーム22に支持させるための端部支持部材81が取り付けられている。前記端部支持部材81には、図8に示すように、第1エキゾーストパイプ52が貫通しうる貫通孔82が形成されている。第1エキゾーストパイプ52のエンジンルーム後部フレーム22での支持部は、図6に示すように、端部支持部材81、位置調節部材85、ブラケット86、防振部材87から構成される。前記ブラケット86は機体13側のエンジンルーム後部フレーム22に固定されており、前記ブラケット86には位置調節部材85がボルトとナットにより固定されている。位置調節部材85のボルト貫通孔(図示せず)は機体13の左右方向に長い孔となっており、位置調節部材85の位置を機体13の左右方向に調節することができる。一方、第1エキゾーストパイプ52に取り付けられた端部支持部材81には、図8に示すように、機体13の上下方向に長い長孔84が形成されている。この長孔84にボルトを通し、ゴム製の防振部材87を介在させて前記位置調節部材85と連結する。前記長孔84は機体13の上下方向に長いため、端部支持部材81の位置を位置調節部材85に対して機体13の上下方向に調節することができる。従って、ボルト取り付け位置を調節することにより、端部支持部材81すなわちエキゾーストパイプ51の固定位置をエンジンルーム後部フレーム22に対して機体13の上下左右方向に調節することができる。エキゾーストパイプ51の固定位置を機体13の上下左右方向に調節し、エキゾーストパイプ51が排気サイレンサ61のサイレンサ接続管62に接続できるように位置決めを行う。
尚、エンジンルーム後部フレーム22と、脱穀部15の上カバーとでは振動が異なるが、エンジンルーム後部フレーム22とエキゾーストパイプ51の固定は、前記防振部材87を介在させて防振を図っているため、エキゾーストパイプ51の支持部においてエキゾーストパイプ51に亀裂が発生することを防止することができる。
次に、排気サイレンサ61の脱穀部15の上カバーでの支持部は、図7に示すように、排気サイレンサ支持部材88、ブラケット89から構成される。前記ブラケット89は脱穀部15の上カバーの右側上方にボルトにより固定されている。ブラケット89のボルト貫通孔(図示せず)は機体13の左右方向に長い孔となっており、ブラケット89の位置を機体13の左右方向に調節することができる。一方、排気サイレンサ61に溶接手段で固定された排気サイレンサ支持部材88には、図7に示すように、機体13の上下方向に長い長孔90が形成されている。この長孔90にボルトを通し、前記ブラケット89と連結する。前記長孔90は機体13の上下方向に長いため、排気サイレンサ支持部材88の位置をブラケット89に対して機体13の上下方向に調節することができる。従って、ボルト取り付け位置を調節することにより、排気サイレンサ支持部材88すなわち排気サイレンサ61の固定位置を脱穀部15の上カバーに対して機体13の上下左右方向に調節することができる。排気サイレンサ61の固定位置を機体13の上下左右方向に調節し、排気サイレンサ61と脱穀部15との間隔を確保するように位置決めを行う。
前述のように、エキゾーストパイプ51はグレンタンク17と脱穀部15との間に配管され、また、排気サイレンサ61及びこれに接続されるテールパイプ71は脱穀部15の上カバーに配置されているため、走行中に巻上げられた泥等がグレンタンク17と脱穀部15とによって遮られる。このため、泥等が排気装置41に侵入することが防止され、コンバイン11の走行性能の低下を防止することができる。また、排気サイレンサ61が設置される脱穀部15の上部は地表やフィードチェーン15aから離隔した位置であるため、排気サイレンサ61とこれに接続されるテールパイプ71に藁屑や作物等が掛かり難い。
また、排気サイレンサ61とこれに接続されるテールパイプ71は脱穀部15の上カバー13に配置されているため、テールパイプ71から排出される排気ガスは機体13の下方の地面に吹き付けられず、排気ガスによって塵等がコンバインの周囲に巻上げられることを防止することができる。
また、テールパイプ61は、ブラケット89の位置調節により、テールパイプ61と脱穀部15との間隔を十分確保することができるため、テールパイプ61下部にハーネス、注油ホース等が配置されても、熱による影響を防ぐことができる。
前述のように、排気装置41が機体13の上方に配管、支持されているため、排気装置41に藁屑等が蓄積されにくい。また、排気サイレンサ61の脱穀部15での支持部では、排気サイレンサ支持部材88及びブラケット89の位置調節により、排気サイレンサ61と脱穀部15との間隔を十分確保することができるため、排気サイレンサ61下部にハーネス、注油ホース等が配置されても、熱による影響を防ぐことができる。
次に本発明の実施例2について説明する。実施例2では、テールパイプ71にガイド部材72が設けられている点が実施例1と大きく異なる。実施例1と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
図9に示すように、テールパイプ71の排気口71aは後上がりの斜めに切断して上部を突出させており、テールパイプ71の排気口71a付近にはガイド部材72が設けられている。前記ガイド部材72は排気口71aから排出された排気ガスを上方に案内して脱穀カバーを加熱しないように拡散させるとともに、テールパイプ71内に雨水等が浸入することを防止するものである。ガイド部材72は案内部73と側板74とから構成される。案内部73は、テールパイプ71の直径と略同様の幅を有する略矩形の金属板部材であり、排気口71aの切断面と同様の傾斜を付けた部分と、その下部において略水平に延設された部分からなっている。また、側板74は案内部73の両側部から相互に対向するように延設される部分である。ガイド部材72の取り付けは、側板74でテールパイプ71の端部を挟持するようにし、側板74をテールパイプ71に溶接することにより行う。取り付け位置は、案内部73が排気ガスの吹き付け位置となるように、テールパイプ71の排気口71aに対向する位置とし、排気口71aと案内部73とが所定の間隔を確保するように取り付ける。また、排気口71aの下部とも間隙を確保するように取り付ける。
前記ガイド部材72によれば、案内部73が排気ガスの吹き付け位置となるようにして、テールパイプ71の排気口71aに対向する位置に、排気口71aと案内部73との間に所定の間隔を確保して取り付けられており、テールパイプ71の排気口71aから排出される排気ガスが案内部73に吹き付けられ、上方に向けて拡散されるため、オペレータや吸気用プレクリーナー26に届きにくくなり、コンバインの快適性、走行性能を向上させることができる。
また、排気ガスは案内部73に吹き付けられることによって、上方に向けられるため、排気口71a自体を上方に向ける必要がなく、排気口71aから雨水等が浸入しにくい。
また、ガイド部材72は排気口71aの下部と間隔を確保して取り付けられているため、排気口71aの上方から雨水、塵等がかかっても、前記間隙から雨水、塵等が落下するため、雨水や塵等が蓄積されることがなく、テールパイプ71の腐食等を防止することができる。
本発明の実施例1に係るコンバイン11の全体側面図。 コンバイン11の正面図。 排気装置41の側面簡略図。 排気装置41の正面簡略図。 排気装置41の平面簡略図。 排気装置41の側面拡大図。 図6の7−7線における断面図。 エキゾーストパイプ51の端部支持部材81の正面拡大図。 実施例2のコンバイン11における排気装置41のテールパイプ71の一部拡大図。
符号の説明
11 コンバイン
12 クローラ走行装置
13 機体
14 刈取部
15 脱穀部
15a フィードチェーン
16 選別部
17 グレンタンク
18 キャビン
19 座席
21 エンジンルーム
22 エンジンルーム後部フレーム
23 エンジン
24 冷却ファン
25 排気マニホールド
26 吸気用プレクリーナー
31 ミッションケース
41 排気装置
51 エキゾーストパイプ
52 第1エキゾーストパイプ
53 第2エキゾーストパイプ
54 上流側端部
55 下流側端部
56、57 フランジ
58 フレキシブルジョイント
61 排気サイレンサ
62 サイレンサ接続管
63 フランジ
71 テールパイプ
71a 排気口
72 ガイド部材
73 案内部
74 側板
81 端部支持部材
82 貫通孔
84 長孔
85 位置調節部材
86 ブラケット
87 防振部材
88 排気サイレンサ支持部材
89 ブラケット
90 長孔

Claims (6)

  1. 排気装置を備えたコンバインであって、排気装置は、
    機体前方に設けられたエンジンに接続され、機体上方に配管されるエキゾーストパイプと、
    機体上方に設置され、前記エキゾーストパイプに接続される排気サイレンサと、
    前記排気サイレンサに接続され、エンジンからの排気ガスを機体上方から排出するテールパイプと、
    を備えていることを特徴とするコンバイン。
  2. 排気装置を備えたコンバインであって、排気装置は、
    機体前方に設けられたエンジンに接続され、グレンタンクと脱穀部との間に配管されるエキゾーストパイプと、
    脱穀部の上部に設置され、前記エキゾーストパイプに接続される排気サイレンサと、
    前記排気サイレンサに接続され、エンジンからの排気ガスを機体上方から排出するテールパイプと、
    を備えていることを特徴とするコンバイン。
  3. 排気装置のエキゾーストパイプは、第1エキゾーストパイプと第2エキゾーストパイプとから構成され、前記第1エキゾーストパイプと第2エキゾーストパイプとがフレキシブルジョイントによって接続されていることを特徴とする請求項1から2のいずれか1項に記載のコンバイン。
  4. テールパイプの排気口は、オペレータの位置より高所に設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のコンバイン。
  5. テールパイプの排気口は、吸気用プレクリーナーの位置より高所に設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のコンバイン。
  6. テールパイプの排気口において、排気ガスの吹き付け位置に設置され、排気ガスを斜め上方に案内するとともに、排気口の下部との間に間隙を確保したガイド部材が設けられていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のコンバイン。
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