JP2017036054A - 容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】容器本体内の液体を噴射口に向けて勢いよく流せるとともに破損しにくい容器を提供することを目的とする。
【解決手段】
容器1は、洗浄液を内部に貯留する容器本体2と、容器本体2が押圧された際に、容器本体2の内部に貯留された洗浄液を噴射する噴射口43を有するノズル4と、容器本体2と噴射口43との間に設けられ、容器本体2に洗浄液が逆流することを阻止する逆止弁70とを備える。逆止弁70は、上端が端壁71で塞がれ、下端に容器本体2からの洗浄液を流入させる開口74を有する筒状を呈する。端壁71は、噴射口43とノズル4の空間46を介して相対する。端壁71は、切り込み72a,72b,72c,72dと、切り込み72a,72b,72c,72dにより区切られるとともに、弾性変形可能な切片73a,73b,73c,73dとを含む。
【選択図】図4

Description

本発明は、容器本体を押圧することで、容器本体に貯留する液体を噴射口から噴射させる容器に関する。
この種の容器として、例えば、外鼻孔から洗浄液を流し込んで鼻腔内を洗浄する鼻洗浄器がある。鼻洗浄器は、洗浄液が貯留された容器本体と、容器本体内の液体を噴射可能な噴射口を有する筒状のノズルとを備え、ノズルを鼻腔内に挿入して、容器本体を押圧することで、洗浄液を鼻腔内に流し込んで洗浄することができる。
ところで、この種の鼻洗浄器では、鼻腔内に噴射された洗浄液がノズルの噴射口を通じて容器本体内に逆流することを防止するために、逆止弁がノズルに設けられる(例えば特許文献1を参照)。この特許文献1に記載の逆止弁は、上下端が開口する筒状を呈しており、上端開口が片材により塞がれる。この逆止弁は、片材がノズルの噴射口に対向し、下端開口から容器本体内の洗浄液が流入するようノズルに内蔵される。片材は、逆止弁の筒壁に片持ち支持されており、下端開口より逆止弁内に洗浄液が流入すると、片材は流入した洗浄液により上向きの圧力を受けて上端開口を開放し、洗浄液はノズルの噴射口に向けて流れ出る。逆止弁内の洗浄液が流れ出ると、片材は再び逆止弁の上端開口を閉鎖する。一方、ノズルの噴射口から洗浄液が容器本体内に向けて逆流しても、片材は、逆止弁の上端開口を閉鎖して洗浄液の通過を規制するので、洗浄液が容器本体内に逆流することが防止される。
特許第3202973号
特許文献1に記載の逆止弁では、片材が逆止弁の筒壁に片持ち支持されているため、片材を完全に開くためには、ノズル内の片材上に、少なくとも片材の直径に相当する高さを有する大きな空間が必要となる。そのため、特許文献1に記載の逆止弁だと、ノズルの噴射口から逆流して逆止弁(片材)上の上記空間に貯まる洗浄液の量が多くなるため、この多量の洗浄液により、容器本体内の洗浄液をノズルの噴射口から噴射させる際に、逆止弁の片材が開きにくくなるという課題がある。また、特許文献1に記載の逆止弁では、上記空間が大きいことで、一度鼻に入り噴射口を通じて逆流した洗浄液が上記空間に多く貯まるので、不衛生であるという課題もある。
また、容器本体内の洗浄液をノズルの噴射口から勢いよく噴射させるためには、逆止弁の片材と筒壁とのヒンジ部を薄くして、片材を開きやすくする必要がある。しかしながら、片材のヒンジ部を薄くすると、ヒンジ部の強度が低下するため、逆止弁を洗浄などする際に、ヒンジ部が容易に千切れて片材が取れやすいという課題がある。この課題を回避すべく、片材のヒンジ部を厚くすると、片材が開きにくいものとなるため、片材によってノズルの噴射口に向かう洗浄液の勢いが阻害されるという課題がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、容器本体が押圧された際に、容器本体の内部に貯留する液体をノズルの噴射口から噴射する容器であって、容器本体内に貯留された液体をノズルの噴射口に向けて勢いよく流せるとともに、破損しにくい逆止弁を備えた容器を提供することを目的とする。
本発明の上記目的は、液体を内部に貯留する容器本体と、前記容器本体が押圧された際に、前記容器本体の内部に貯留された液体を噴射する噴射口を有するノズルと、前記容器本体と前記噴射口との間に設けられ、前記容器本体に液体が逆流することを阻止する逆止弁とを備え、前記逆止弁は、一端が端壁で塞がれ、他端に前記容器本体からの液体を流入させる開口を有する筒状を呈し、前記端壁は、前記噴射口と空間を介して相対し、前記端壁は、少なくとも一つの切り込みと、前記切り込みにより区切られるとともに、弾性変形可能な少なくとも2つの切片とを含む、容器により達成される。
前記端壁は、先細りの形状を呈することが好ましい。
前記端壁は、ドーム状を呈することがさらに好ましい。
前記端壁は、前記逆止弁の軸線上にドームの頂点を有するものとされ、
前記切り込みは、前記端壁の頂点を通過することがさらに好ましい。
前記端壁には、複数の切り込みが形成され、前記複数の切り込みは、前記逆止弁の軸線を中心に放射状に延びることが好ましい。
前記容器には、内部に空気を流入させるための空気穴が形成され、前記空気孔には、前記容器内から前記容器外に空気が流れることを阻止する空気弁が設けられ、前記空気弁は、前記逆止弁と一体に形成されることがさらに好ましい。
前記空気弁は、一端に前記空気孔からの空気を流入させるための開口を有し、他端が端壁で塞がれた筒状を呈し、前記端壁は、少なくとも一つの切り込みと、前記切り込みにより区切られるとともに、弾性変形可能な少なくとも2つの切片とを含むことがさらに好ましい。
本発明の容器によれば、逆止弁の一端を塞ぐ端壁は、少なくとも一つの切れ込みと、切り込みにより区切られるとともに、弾性変形可能な少なくとも2つの切片とを含んでおり、これら切片により逆止弁の一端を塞ぐとともに、容器本体が押圧された際に各切片が弾性変形して開くことで、容器本体内の液体を通過可能としている。よって、この切片は、逆止弁の横断面の一部範囲のみを閉塞可能な寸法を有し、逆止弁の横断面全体を閉塞するような大きな寸法を有しない。したがって、切片が開くために、ノズル内の端壁上に、大きな空間を必要としない。そのため、ノズルの噴射口から逆流して逆止弁(端壁)上の上記空間に貯まる液体の量を少なくできるので、上記空間に液体が貯まったとしても、容器本体内の液体をノズルの噴射口から噴射させる際に、切片が開きにくくなるということを抑制できる。また、上記空間を小さくできるため、鼻から逆流して上記空間に貯まる洗浄液の量を少なく抑えることができる。よって、本発明の容器は、衛生面でも優れる。
また、切片は、従来の逆止弁の開閉蓋よりも開きやすく、かつ、強度も高いので、切片によってノズルの噴射口に向かう液体の勢いが阻害されることを防止できるうえ、洗浄などの際に切片が容易に逆止弁から取れやすいということもない。
本発明の実施形態に係る容器の正面図である。 図1の容器の右側面図である。 図1の容器の平面図である。 図1のA−A断面図である。 図4の一部拡大図である。 容器本体の正面図である。 図6の容器本体の右側面図である。 図6の容器本体の正面図である。 図6の一部拡大図である。 蓋の右側面図である。 図10の蓋の正面図である。 図10の蓋の平面図である。 図10の蓋の底面図である。 図10のB−B断面図である。 図11のC−C断面図である。 弁部材の正面図である。 図16の弁部材の平面図である。 図16の弁部材の底面図である。 図17のD−D断面図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。本発明に係る容器は、液体を内部に貯留する容器本体と、噴射口を有するノズルと、容器本体と噴射口との間に設けられ、容器本体に液体が逆流することを阻止する逆止弁と、を備え、容器本体を押圧することで、容器本体の内部に貯留された液体をノズルの噴射口から噴射させるものである。この種の容器としては、例えば、外鼻孔から洗浄液を流し込んで鼻腔内を洗浄する鼻洗浄器を挙げることができる。以下の説明では、容器を鼻洗浄器に用いた実施形態について説明する。
図1〜図3は、本発明の一実施形態に係る容器1の外観構成を、図4は内部構成を、それぞれ示している。なお、以下の説明においては、図1及び図2のXY方向を上下方向と、図1及び図3のUV方向を左右方向と、図2及び図3のST方向を前後方向と、それぞれ称している。なお、図6〜図8においても同様である。
本実施形態に係る容器1は、液体として洗浄液を貯留可能な容器本体2と、容器本体2に着脱可能に装着される蓋3と、蓋3の上方へ向けて突き出るように蓋3と一体的に形成されるノズル4と、蓋3のノズル4とは反対側の面に取り付けられる弁部材6(図4)と、容器本体2内を上下に延びて、弁部材6に接続されるホース5(図4)とを備える。
容器本体2内に貯留される洗浄液としては、生理食塩水など、この種の鼻洗浄器において公知のものを用いることができるが、清涼感を付与するために香料を含ませることが好ましい。
香料の成分としては、ハッカ油、柑橘系精油、ペパーミント油ならびにl−メントールを例示することができ、ハッカ油及び柑橘系精油からなる群より選択される少なくとも1種、ペパーミント油ならびにl−メントールを組み合わせて調製されるものを好ましく例示することができる。柑橘系精油は、従来公知のものから選択することができ、特に限定されるものではないが、例えばレモン油、ライム油、グレープフルーツ油、オレンジ油、マンダリン油、ベルガモット油などを挙げることができる。これらの柑橘系精油は、1種単独で使用してもよく、2種以上を組み合わせて用いることもできる。上記柑橘系精油は、各種柑橘類を原料として、例えば水蒸気蒸留法、溶媒抽出法などの従来公知の方法によって調製することができるし、商業的に入手可能なものを使用することもできる。
ハッカ油は、上記の精油調製方法によって得られたものを用いることができるし、商業的に入手可能なものを用いることもできる。ペパーミント油についても、上記の精油調製方法によって得られたものを用いることができるし、商業的に入手可能なものを用いることもできる。l−メントールについては、商業的に入手可能なものを用いることもできる。
図6〜図9に示すように、容器本体2は、上端に開口20を有する円筒状の首部21と、首部21に連続して設けられ、洗浄液を貯留可能な中空かつ有底の胴部22とを備えている。容器本体2の材質は特に限定されるものではないが、可撓性ないしは弾力性を有する合成樹脂などで形成されていることが好ましく、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタラートなどを用いて、ブロー成形や射出成形などで形成することができる。また、容器本体2の厚さは、0.7mm〜1.3mmが好ましく、0.8mm〜1.0mmがより好ましい。なお、容器本体2は、一部又は全体が透明又は半透明とするのが好ましく、これにより、外部から容器本体2内部の洗浄液の残量を確認できる。図4に示すように、容器本体2(胴部22)の底面22Eは、中央部が上方に窪んでおり、これにより、水平な台上に容器本体2を安定して載置可能となっている。
首部21の外周面には、らせん状に周回するネジ山を有する雄ネジ23が形成されている。この雄ネジ23が、後述する蓋3に形成された雌ネジ32と締結することにより、首部21及び蓋3が互いに結合される。
胴部22は、首部21よりも平面視形状が大きい平面視略矩形状に形成されており、筒状に連結された正面22A、背面22B、左側面22C及び右側面22Dを有している。なお、本実施形態では、胴部22は平面視において角がとれた丸みを帯びた形状に形成されている。また、本実施形態では、胴部22は、正面22A及び背面22Bの横幅(左右方向UVの長さ)に対して左右の側面22C,22Dの横幅(前後方向STの長さ)が短い扁平形状に形成されている。これにより、容器本体2を手の指で把持しやすくなっている。また、使用時において、容器本体2の正面22A及び背面22Bを押圧することで、多くの洗浄液を押し出すことが可能となっている。
胴部22の正面22A及び背面22Bは、上下前後から見ると、例えば以下のような形状を有している。すなわち、正面22A及び背面22Bは、図7に示すように上下方向XYに沿って平坦状をなしている一方で、図8に示すように左右方向UVに沿っては角22Fから角22Fの間で外方にゆるやかに凸状をなす形状に形成されている。なお、「平坦状」とは、直線状に延びていることを指すが、必ずしも厳密な平坦である必要はなく、僅かなへこみや膨らみは許容するものであり、本実施形態では、図7に示すように、正面22A及び背面22Bは、上下方向XYに沿って僅かに外方へ凸状をなしている。
一方、胴部22の左右の側面22C,22Dは、上下前後から見ると、例えば以下のような形状を有している。すなわち、左右の側面22C,22Dは、図6に示すように上下方向XYに沿って外方に大きく凸状をなしている一方で、図8に示すように前後方向STに沿っては角22Fから角22Fの間で平坦状をなす形状に形成されている。
このように、胴部22の左右の側面22C,22Dが、上下方向XYに沿って外方に大きく凸状をなしていることで、使用時において、容器本体2の正面22A及び背面22Bを押圧した際に生じる押力が凸状部の頂点へ伝達されるに従い容器本体2が変形し、効果的に押圧することが可能となる。また、容器本体2のデザイン性を向上できる。さらに、胴部22の正面22A及び背面22Bが、上下方向XYに沿って平坦状をなしていることで、容器本体2を手の複数の指で把持した際につかみやすく、また、使用時において正面22A及び背面22Bを複数の指で押圧しやすくなっている。
なお、正面22A及び背面22Bは、必ずしも上述した形状に形成されている必要はなく、左右方向UVに沿って外方に大きく凸状をなす形状、あるいは、左右方向UVに沿っても平坦状をなす形状に形成されていてもよい。また、左右の側面22C,22Dも、必ずしも上述した形状に形成されている必要はなく、前後方向STに沿っても外方に凸状をなす形状に形成されていてもよい。
また、正面22A及び背面22Bについて、その高さは特に限定されるものではないが、上下方向XYに手の指を3本(例えば人差し指、中指、薬指)並べた際に3本の指が収まる程度の高さを有していることが好ましい。また、正面22A及び背面22Bの横幅についても特に限定されるものではないが、3本の指の指先から第2関節までが収まる程度の横幅を有していることが好ましい。これにより、容器本体2を手の複数の指で把持した際につかみやすく、また、使用時において正面22A及び背面22Bを複数の指で押圧しやすくなっている。
また、正面22A及び背面22Bには、左右方向UVに延びる目印25が設けられている。目印25は、容器本体2内に洗浄液を注ぎ足した場合の液面の高さの目安となる。なお本実施形態では、正面22A及び背面22Bに、2つの目印25が上下方向XYに間隔をあけて形成されているが、正面22A及び背面22Bに、1つの目印25が形成されてもよく、或いは、3以上の目印25が上下方向XYに間隔をあけて形成されてもよい。また、目印25を形成する面は、正面22Aや背面22Bに限らず、正面22A、背面22B、側面22C、及び側面22Dのうち、いずれか一つ或いは複数に目印25が形成されてもよい。
図1〜図5及び図10〜図15に示すように、蓋3は、平面視円形状に形成された上面部30と、上面部30の外周縁から垂下する筒状の側面部31とを備えている。
側面部31の内周面には、らせん状に周回するネジ山を有する雌ネジ32が設けられている。蓋3を容器本体2の首部21に対して一方向に回転させながら、雌ネジ32を、首部21の外周面に設けられた雄ネジ23に締結させることで、蓋3が首部21に装着され、首部21の開口20が蓋3により覆われて容器本体2内の洗浄液が密封される。
側面部31の外周面には、蓋3の回転操作を行いやすくするために、ローレット34が一周にわたって設けられている。
上面部30の下面には、筒状のインナーリング35が、下面から突き出るようにして、側面部31と同心円状に設けられている。また、インナーリング35の周囲には、インナーリング35よりも高さが低い環状のコンタクトリング36が、上面部30の下面から突き出るようにして同心円状に設けられている。
インナーリング35は、容器本体2の首部21の内径とほぼ同じ大きさの外径を有しており、蓋3が首部21に装着された際に、その外周面が首部21の内周面と接触する。これにより、容器本体2の首部21とインナーリング35との間を液密にシールすることができ、容器本体2内の洗浄液が首部21と蓋3との間から漏れ出すことが防止される。
コンタクトリング36は、上面部30の下面において、蓋3を容器本体2の首部21に装着させた際に首部21の上面と対向する位置に設けられている。蓋3が首部21に装着された際に、コンタクトリング36が首部21の上面と接触することで、蓋3の上面部30と容器本体2の首部21との間も液密にシールすることができる。よって、容器本体2内をさらに効果的に液密に密閉することができる。コンタクトリング36の形状は、本実施形態では、断面視において頂部が尖った山形状に形成されているが、頂部が丸い山形状であっても構わず、また、断面視において矩形状など、上面部30の下面から突き出ていれば種々の形状に形成されていても構わない。
また、蓋3の上面部30には、空気孔50が形成される。空気孔50は、上面部30を上下に貫通する。蓋3の上面部30の下面からは、空気孔50を囲むようにして円筒状の筒状体51が突き出ている。筒状体51は、インナーリング35の内側に位置している。
ノズル4は、蓋3の上面部30に、上方に突き出るように一体に設けられている。本実施形態では、ノズル4が蓋3に一体的に形成されているので、蓋3及びノズル4が多部品で構成されていない。
ノズル4は、略円筒形状に形成されており、その内部に上下方向に延びる空間46を有する。ノズル4(空間46)の下端開口は、蓋3のインナーリング35の内側に位置している。
ノズル4は、その上端面に噴射口43が形成されており、空間46を上方に流れた洗浄液が、噴射口43から噴射される。なお、本実施形態においては、噴射口43は3つ設けられているが、少なくとも1つ設けられていればよい。ただし、噴射口43が複数設けられている方が、洗浄液を鼻腔内に広範囲に噴射でき、鼻腔内に万遍なく行き渡らせることができるので好ましい。また、噴射口43をノズル4の上端面に複数設ける場合、上端面の中心位置に対し、点対称に設けるのが好ましい。これにより、洗浄液をより鼻腔内にさらに万遍なく行き渡らせることができる。
噴射口43の形状は、特に限定されるものではないが、本実施形態では、ノズル4の上端に向かうに連れて拡径するような形状(逆テーパ状)となっている。これにより、洗浄液の噴射エリアを拡大できるので、洗浄液を鼻腔内にさらに効果的に広範囲に噴射することができる。噴射口43の直径(逆テーパ状の部位の内、上下方向XYの最も下の箇所の直径)は、特に限定されるものではないが、1.0mm〜3.0mmが好ましく、1.0mm〜2.0mmがより好ましく、1.0mm〜1.8mmが一層好ましく、本実施形態では1.5mmである。これにより、洗浄液を噴射した際に、適度な量の洗浄液を噴射することができ、鼻腔内をより効果的に洗浄することができる。噴射口43の傾斜角度αは、特に限定されるものではないが、3°〜10°が好ましく、本実施形態では5°である。なお、本実施形態では、噴射口43は、ノズル4の上端近傍において、上記傾斜角度αよりも大きな傾斜角度で急激に拡径するように形成された拡径部45を有している。拡径部45の曲率半径Rは、特に限定されるものではないが、0.1mm〜1.0mmが好ましく、0.1mm〜0.7mmがより好ましく、0.1mm〜0.5mmが一層好ましく、0.2mm〜0.4mmがより一層好ましく、本実施形態では0.3mmである。このように拡径部45が形成されていることで、噴射口43から洗浄液を噴射した際に、洗浄液が直線状ではなく拡散して排出され、鼻腔内をより効果的に洗浄することができる。
ノズル4の外形は、外鼻孔から鼻腔内に挿入しやすいように、上端にいくに連れて先細りとなる形状に形成されている。なお、本実施形態では、ノズル4の上側部40については先細りとなる度合いが大きくなっていて先細りが急になっているのに対して、中間部41及び下側部42については先細りとなる度合いが小さく、ゆるやかに先細りとなっている。なお、上側部40とは、ノズル4の上端から下側の所定の部分を指している。
ノズル4は、蓋3の上面部30において、その中心位置Cからずれた位置(偏心した位置)、つまりは、中心位置Cより外周縁部に近付いた位置に設けられている。なお、外周縁部とは、上面部30と側面部31との角部を指している。ここで、ノズル4が蓋3の上面部30の中心位置Cに設けられていると、ノズル4を外鼻孔から鼻腔内に挿入した際に、蓋3の外周縁部が顔(鼻と口の間)に当たって使用しにくいという課題がある。これに対して、ノズル4が蓋3の上面部30の中心位置Cからずれた位置に設けられていると、ノズル4が手前となるように容器本体2を把持して、ノズル4を外鼻孔から鼻腔内に挿入することで、蓋3の外周縁部が顔(鼻と口の間)に当たらず、使用感を向上することができる。なお、ノズル4は、蓋3を容器本体2の首部21に装着させた際に、容器本体2(胴部22)の正面22A側又は背面22B側に位置するように、蓋3の上面部30に設けられるのが好ましい。
上述した蓋3及ノズル4の材質は特に限定されるものではないが、可撓性ないしは弾力性を有する合成樹脂などで形成されていることが好ましく、例えばポリエチレン、熱硬化性エラストマー、熱可塑性エラストマーなどを用いて射出成形などで形成することができる。
図4、図5、図16〜図19に示すように、弁部材6は、例えばシリコン樹脂、熱可塑性エラストマー、熱硬化性エラストマーなどの弾性材料から形成され、インナーリング35内に嵌まる大きさの円板状の基部60と、基部60を貫通するように基部60に一体的に設けられた長さの異なる2つの筒状の逆止弁70及び空気弁80とで構成されている。
逆止弁70は、上端が先細りの端壁71で塞がれ、下端に開口74を有する筒状を呈する。端壁71は基部60より上方に突き出る。逆止弁70の下端は基部60より下方に突き出る。
端壁71は、ドーム状を呈しており、ドームの頂部71aは、逆止弁70の軸線J上に位置する。端壁71には、頂部71aを通過する4つの切り込み72a,72b,72c,72dが形成される。切り込み72a,72b,72c,72dは、逆止弁70の頂部71a(軸線J)を中心に放射状に延びる。切り込み72a,72b,72c,72dは、逆止弁70の軸線J回りに90°刻みで形成されており、切り込み72の各々は、端壁71の頂部71aから端壁71の基部71bの上端まで延びる。上記の切り込み72a,72b,72c,72dが端壁71に入れられることで、端壁71には、切り込み72a,72b,72c,72dによって区切られるとともに、弾性変形可能な4つの切片73a,73b,73c,73dが形成される。切片73a,73b,73c,73dの各々は、端壁71の基部71bに沿うラインを底辺とするものであり、この底辺と反対側の頂点は、逆止弁70の軸線J上にある。切片73a,73b,73c,73dは、下端開口74より逆止弁70内に洗浄液が流入すると、洗浄液により上向きの圧力を受けて外向きに撓む弾性変形を生じて、切り込み72a,72b,72c,72dが開く。これにより、洗浄液が端壁71を通過可能となり、洗浄液はノズル4の噴射口43に向けて流れ出る。逆止弁70内の洗浄液が流れ出ると、切片73a,73b,73c,73dは、復元力により、内向きに撓む弾性変形を生じる。これにより、切り込み72a,72b,72c,72dが閉じて、再び逆止弁の上端が端壁71により塞がれる。これらの切片73の弾性変形は、基部71bに沿う底辺を支点とし、逆止弁70の軸線J上にある頂点を撓みの先端とするものである。
空気弁80は、上端に開口84を有し、下端が先細りの端壁81で塞がれた筒状を呈する。端壁81は基部60より下方に突き出る。
端壁81は、ダックビルと称される形状を呈する。端壁81の下端には、幅方向に延びる切り込み83が形成される。この切り込み83が端壁81の下端に入れられることで、端壁81には、切り込み83によって区切られるとともに、弾性変形可能な切片82a,82bが形成されている。切片82a,82bは、下方にゆくほど接近するものであり、空気の圧力で、内向き(接近方向)或いは外向き(離反方向)に撓む。そして、内向きの撓みが生じたときには、切り込み83が閉じ、外向きの撓みが生じたときには、切り込み83が開く。
図4及び図5に示すように、上記の弁部材6は、基部60を蓋3のインナーリング35内に嵌め込むことで蓋3に装着される。このとき、逆止弁70が、ノズル4の空間46に下方から嵌め込まれることで、端壁71が噴射口43と空間46を介して相対する状態となる。また、筒状体51を空気弁80の上端開口84から空気弁80内に嵌め込むことで、空気孔50からの空気が空気弁80に流入可能となる。
ホース5は、例えば熱硬化性エラストマー、熱可塑性エラストマー、ポリオレフィン系樹脂などの可撓性を有する材料により管状に形成される。図4及び図5に示すように、ホース5の上端は、逆止弁70の下端開口74から逆止弁70内に挿入・接続される。ホース5の長さは、ホース5の下端が容器本体2の底面22E近傍に達する程度の長さに設定されている。これにより、容器本体2内の洗浄液が少量になっても、ホース5により洗浄液を逆止弁70まで供給することができる。
なお、図4では、ホース5は、全体的に真っ直ぐ延びるように形作られているが、所定位置で折れ曲がって全体的に「く」の字状となるように形作られていてもよい。この場合、ホース5の長さは、ホース5の上端が逆止弁70内に挿入・接続されるとともに、ホース5の下端が容器2の正面22A及び底面22Eの角に達する程度の長さに設定される。ホース5の下端が容器2の上記角に達していると、使用に伴い容器本体2内の洗浄液の量が残り僅かになった場合に、容器2を手前(正面22A側)に向けて傾けて、残りの洗浄液を容器2の上記角に貯めることで、ホース5により残りの洗浄液を確実に逆止弁70まで供給することができる。
以上のように構成された容器1を使用するにあたっては、容器本体2に洗浄液を注入し、蓋3を容器本体2に装着した後、ノズル4を鼻の一方の鼻腔内に挿入する。そして、容器本体2の胴部22を徐々に押圧して、容器本体2を圧縮する。これにより、容器1内の空気圧が高められて、容器本体2内の洗浄液がホース5を通じて逆止弁70に流入する。そして、逆止弁70に流入した洗浄液の流れ(圧力)によって、切片73a,73b,73c,73dが弾性変形により外向きに撓む。これにより、切り込み72a,72b,72c,72dが開いて、逆止弁70内の洗浄液が、ノズル4内の空間46を上方に流れて、噴射口43から噴射される。この噴射された洗浄液が、鼻腔内に流れ込み、鼻の他方の鼻腔から吐き出されることで、鼻腔が洗浄される。
また、容器本体2が押圧されたときには、容器1内の空気圧が高められることで、空気弁80の切片82a,82bに内向きの弾性変形が生じて、切り込み83が閉じる。これにより、容器1内の空気が、空気孔50を通じて容器1の外側に流れることが阻止される。このように、容器1内の空気圧が高められる際に、空気が空気弁80から容器1の外部へ抜け出ることが防止されているので、この空気圧により、逆止弁70に洗浄液を流入させることができる。
一方で、容器本体2の押圧が解除されたときには、切片73a,73b,73c,73dは、その復元力により、内向きの弾性変形が生じて、切り込み72a,72b,72c,72dが閉じる。これにより、空間46に存在する洗浄液や噴射口43から逆流した洗浄液が逆止弁70内に流入しないので、洗浄液が容器本体2に逆流することが阻止される。
また、容器本体2の押圧が解除されたときには、空気孔50から空気弁80に流入する空気の圧力で、空気弁80の切片82a,82bに外向きの弾性変形が生じる。これにより、切り込み83が開き、空気孔50から流入した空気が、容器本体2内に流れて、圧縮されていた容器本体2が膨らんで元の形状に戻る。これにより、容器本体2を繰り返し押圧して、再度、洗浄液をノズル4の噴射口43から噴射させて、鼻腔を洗浄することができる。
本実施形態によれば、逆止弁70の上端を塞ぐ端壁71に、切れ込み72a,72b,72c,72dと、切り込み72a,72b,72c,72dにより区切られるとともに、弾性変形可能な切片73a,73b,73c,73dとが含まれる。そして、これら切片73a,73b,73c,73dにより逆止弁70の上端を塞ぐとともに、容器本体2が押圧された際に各切片73が弾性変形して開くことで、容器本体2内の洗浄液を通過可能としている。よって、この切片73a,73b,73c,73dは、逆止弁70の横断面の一部範囲のみを閉塞可能な寸法を有し、逆止弁70の横断面全体を閉塞するような大きな寸法を有しない。したがって、切片73a,73b,73c,73dが開くために、ノズル4内の端壁71の上にある空間46を大きくすることを要しない。そのため、ノズル4の噴射口43から逆流して逆止弁70(端壁71)上の空間46に貯まる洗浄液の量を少なくできるので、上記空間46に洗浄液が貯まったとしても、容器本体2内の洗浄液をノズル4の噴射口43から噴射させる際に、切片73a,73b,73c,73dが開きにくくなるということを抑制できる。また、上記の空間46を小さくできることで、鼻から逆流して空間46に貯まる洗浄液の量を少なく抑えることができる。このため、本実施形態の容器1は、衛生面に優れる。
また、切片73a,73b,73c,73dは、従来の逆止弁の開閉蓋(片材)よりも開きやすく、かつ、強度も高いので、切片73a,73b,73c,73dによってノズル4の噴射口43に向かう洗浄液の勢いが阻害されることを防止できるうえ、洗浄などの際に切片73a,73b,73c,73dが容易に逆止弁70から取れやすいということもない。
また、逆止弁70の端壁71が先細りの形状を呈することで、空間46内の洗浄液は、端壁71の外面に沿って下方に流れる。したがって、切片73a,73b,73c,73dに下向きの圧力(切片73a,73b,73c,73dを押し下げる圧力)を加える洗浄液の量を少なくすることができる。このため、切片73a,73b,73c,73dが弾性変形により内向きに撓んで、逆止弁70内に空間46内の洗浄液が逆流することを抑制できる。また、端壁71の外面に沿って下方に流れた洗浄液が、端壁71の側方から端壁71に圧力を加えることで、切片73a,73b,73c,73dが閉じる。このことによっても、空間46内の洗浄液が逆止弁70内に逆流することを抑制できる。
また、逆止弁70の端壁71がドーム状を呈していることで、端壁71の形状保持性が高められている。よって、空間46内の洗浄液により切片73a,73b,73c,73dに下向きの圧力が加えられても、端壁71は上記圧力に対して変形することなくするその形状が保持される。この端壁71の形状保持と、上述した側方からの圧力による切片73a,73b,73c,73dの閉塞とが相まることで、空間46内の洗浄液が切り込み72a,72b,72c,72dから逆止弁70内に逆流することを確実に防止できる。
また、逆止弁70の軸線J上に端壁71のドームの頂部71aがあり、この端壁71の頂部71aを切り込み72が通過することで、容器本体2を押圧したときに、逆止弁70の軸線J上に、洗浄液を通過させる開口を生じさせることができる。これにより、逆止弁70内の洗浄液の流れの向きを変えることなく、洗浄液を、上記開口を通じて噴射口43に流すことができる。
また、切り込み72a,72b,72c,72dが、逆止弁70の軸線Jを中心に放射状に延びることで、切片73a,73b,73c,73dは、容易に弾性変形して外向きに撓みやすくなる。このため、切片73a,73b,73c,73dによって洗浄液の勢いが低減されることなく、洗浄液を勢いよく噴射口43に供給できる。
さらに、切り込み72a,72b,72c,72dが、逆止弁70の軸線J上にある端壁71の頂部71aから、端壁71の基部71bまで延びることで、切片73a,73b,73c,73dは、大きく弾性変形して、逆止弁70の軸線上に大きな上記開口を生じさせる。よって、噴射口43に向かう洗浄液の流量を多くすることができる。
また、空気弁80と逆止弁70とが一体に形成されることで、空気弁80と逆止弁70とを別々に形成する場合に比べ、容器1の部品点数を少なくかつ構造を簡易にすることができる。また、空気弁80や逆止弁70を蓋3に着脱する手間を軽減できるので、空気弁80や逆止弁70の交換や洗浄を容易に行うことができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。
例えば、上記の実施形態では、逆止弁70の端壁71に4つの切り込み72a,72b,72c,72dを形成する例を示したが、端壁71に形成する切り込み72の数は、4に限らず、1以上の任意の数とすることができる。また上記の実施形態では、切り込み72が端壁71の頂部71aを通過する例を示したが、切り込み72は、端壁71の頂部71aを通過しないものであってもよい。また上記の実施形態では、端壁71をドーム状とする例を示したが、端壁71の形状はこれに限定されない。例えば、端壁71の形状は、中空の円錐状・三角錐状・四角錐状等やダックビル状等の先細りの形状であればよい。また、端壁71は、例えば中空の円錐台状・三角錐台状・四角錐台状等の上端が平らな先細り状を呈するものであってもよい。また、必ずしも端壁71を先細りにする必要もなく、端壁71は外径が一定のもの(例えば筒状)であってよい。以上のように、逆止弁70の形状を変形させた場合でも、端壁71に1以上の切り込み72を入れることで、洗浄液の圧力などで弾性変形を生じる少なくとも2つの切片73を形成できる。よって、上記の実施形態と同様の作用効果を得られる。また、切り込み72の長さや、逆止弁70の硬度を適宜調整することで、切片73の動きで生じる開口の大きさを調整できる。したがって、逆止弁70を通過して噴射口43に向かう洗浄液の流量を調整できる。
また、上記の実施形態では、空気弁80の端壁81に1つの切り込み83を形成する例を示したが、端壁81に形成する切り込み83の数は、1に限定されず、任意の複数であってもよい。また端壁81の形状も、上述したダックビル状に限定されない。例えば、端壁81の形状は、中空の円錐状・三角錐状・四角錐状等や、ドーム状等の先細り形状であってもよい。また、端壁81の形状は、中空の円錐台状・三角錐台状・四角錐台状等の下端が平らなものであってもよく、外径が一定のもの(筒状)であってよい。以上のように、空気弁80の形状を変形させた場合でも、端壁81に1以上の切り込み83を入れることで、空気の圧力で弾性変形を生じる少なくとも2つの切片82を形成できる。よって、上記の実施形態と同様の作用効果を得られる。
また、上記の実施形態では、蓋3にノズル4が1つだけ一体的に設けられているが、ノズル4が2つ蓋3に一体的に設けられていてもよい。この場合には、2つのノズル4が蓋3の中心位置Cからずれた位置、つまりは、2つのノズル4ともに中心位置Cより外周縁部に近付いた位置に設けられる。またこの場合には、弁部材6は2つの逆止弁70を備えるものとされ、各ノズル4の内部空間の下端に、それぞれ逆止弁70の端壁71が嵌め込まれる。
また、上記の実施形態においては、容器本体2が可撓性ないしは弾力性を有するように構成されているが、硬質ガラスなどで形成し、容器本体2を可撓性ないしは弾力性を有さないように構成してもよい。
また、上記の実施形態においては、雄ネジ23及び雌ネジ32の締結により蓋3を容器本体2に着脱自在に装着しているが、リブと溝との嵌合など、その他の手段により両者を着脱自在な構成にしてもよい。
また、上記の実施形態においては、容器本体2は扁平状に形成されているが、必ずしも扁平状に形成されている必要はない。
また、上記の実施形態においては、容器本体2と蓋3とが別部材であるが、蓋3が容器本体2に一体的に設けられていてもよい。
また、上記の実施形態では、本発明の容器を鼻洗浄器として使用する例を示したが、本発明は、耳、口、尿道、膣、肛門などの洗浄器や浣腸器、また飲料容器など、容器本体を押圧することで、容器本体に貯留された液体を噴射口から噴射させる様々な容器に適用できる。
1 容器
2 容器本体
4 ノズル
43 噴射口
46 空間
50 空気孔
70 逆止弁
71 逆止弁の端壁
72a,72b,72c,72d 逆止弁の切り込み
73a,73b,73c,73d 逆止弁の切片
74 逆止弁の開口
80 空気弁
81 空気弁の端壁
82a,82a,82a,82a 空気弁の切片、
83 空気弁の切り込み
84 空気弁の開口
J 逆止弁の軸線

Claims (7)

  1. 液体を内部に貯留する容器本体と、
    前記容器本体が押圧された際に、前記容器本体の内部に貯留された液体を噴射する噴射口を有するノズルと、
    前記容器本体と前記噴射口との間に設けられ、前記容器本体に液体が逆流することを阻止する逆止弁とを備え、
    前記逆止弁は、一端が端壁で塞がれ、他端に前記容器本体からの液体を流入させる開口を有する筒状を呈し、
    前記端壁は、前記噴射口と空間を介して相対し、
    前記端壁は、少なくとも一つの切り込みと、前記切り込みにより区切られるとともに、弾性変形可能な少なくとも2つの切片とを含む、容器。
  2. 前記端壁は、先細りの形状を呈する、請求項1に記載の容器。
  3. 前記端壁は、ドーム状を呈する、請求項2に記載の容器。
  4. 前記端壁は、前記逆止弁の軸線上にドームの頂点を有するものであり、
    前記切り込みは、前記端壁の頂点を通過する、請求項3に記載の容器。
  5. 前記端壁には、複数の切り込みが形成され、
    前記複数の切り込みは、前記逆止弁の軸線を中心に放射状に延びる、請求項1乃至4のいずれかに記載の容器。
  6. 前記容器には、内部に空気を流入させるための空気穴が形成され、
    前記空気孔には、前記容器内から前記容器外に空気が流れることを阻止する空気弁が設けられ、
    前記空気弁は、前記逆止弁と一体に形成される、請求項1乃至5のいずれかに記載の容器。
  7. 前記空気弁は、一端に前記空気孔からの空気を流入させるための開口を有し、他端が端壁で塞がれた筒状を呈し、
    前記端壁は、少なくとも一つの切り込みと、前記切り込みにより区切られるとともに、弾性変形可能な少なくとも2つの切片とを含む、請求項6に記載の容器。
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