JP4999534B2 - ノズルヘッド、それを備える蓄圧式噴出器 - Google Patents

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本発明は、例えば、容器に充填されたシャンプーやリンス等に代表される液体の注出にあたり、容器の上部に配置されるノズルヘッド及び、それを備える蓄圧式噴出器に関するものである。
ノズル先端部からの液垂れが防止されるノズルヘッドとしては、ノズルの注出路内に、この注出路を形成する周壁に沿って延在する棒体を有してその端部にそれぞれ口栓と係止片とを設けたアダプタをスライド可能に配し、ノズルヘッド内の圧力変化に応じてノズル開閉を行うものが提案済みである(例えば、特許文献1参照。)。
実開平5−81052号公報
しかしながら、一方で、こうしたアダプタを用いない単純な構成でノズル先端部からの液垂れが防止されるノズルヘッドについての需要が存在することも事実である。
本発明は、上述した要求に基づいてなされたものであり、
その目的とするところは、単純な構成でありつつも、ノズル先端部からの液垂れが防止される新規なノズルヘッド及び、それを備える蓄圧式噴出器を提供することにある。
本発明であるノズルヘッドは、容器の上部に配置される本体を有し、この本体の側壁にノズルが横向きに形成されたノズルヘッドであって、ノズルの内側に注出路を形成する筒状壁のうち、当該筒状壁の先端部の少なくとも下側を外向きに拡大させてリップ部とし、前記リップ部を、下側が円弧の扇状とし、又は下側だけを外向きに垂下させて拡大させたものとしたことを特徴とするものである。
本発明であるノズルヘッドによれば、前記リップ部は、注出路の開口部における周縁に面取り部を有することが好ましい。
本発明であるノズルヘッドによれば、前記リップ部は、注出路の開口部に向かって縮径する窪みを有することが好ましい。
本発明である蓄圧式噴出装置は、上述のノズルヘッドと、このノズルヘッドの押下げ及びその復元により液体の吸引・加圧・排出が行われるポンプとを備えることを特徴とするものである。
本発明によれば、ノズルヘッドにおいて、そのノズルの内側に注出路を形成する筒状壁のうち、当該筒状壁の先端部の少なくとも下側を外向きに拡大させてリップ部としたことにより、単純な構成でありつつも、ノズル先端部からの液垂れを防止することができる。
また、容器を正立させた状態で使用する場合や容器を左右に傾けた状態で使用する場合だけを考慮すれば、本発明に係るリップ部は、その下側が円弧の扇状となるようにすることもでき、この場合、リップ部を最小限の大きさに抑えつつも、液垂れを防止する効果が良好なものになる。
ところで、ノズル先端部からの液垂れの原因は、主として、ノズル先端部での液切れが良くないことに起因する。このため、本発明に係るリップ部に、注出路の開口部における周縁に面取り部を付加して設ければ、液体を注出路内に戻し易くなるため、ノズル先端部での液切れが良好なものとなり、ノズル先端部からの液垂れを防止する効果も更に良好なものになる。
また、本発明に係るリップ部に、注出路の開口部に向かって縮径する窪みを設けても、液体が注出路内に戻し易くなるため、ノズル先端部での液切れが良好なものとなり、ノズル先端部からの液垂れを防止する効果も更に良好なものになる。
以下、図面を参照して、本発明の好適な形態を詳細に説明する。
図1は、本発明に従うポンプ容器を示す側面図である。このポンプ容器は、液体等の液状物を内容物とし、後述の本発明に従うノズルヘッド1と、このノズルヘッド1を摺動可能に保持しその押下げ及びその復元により内容物の吸引・加圧・排出が行われるポンプPと、このポンプPが装着され、内容物が充填される容器Cとを備える。
ノズルヘッド1は、容器Cの上部に配置される本体(以下、「ヘッド本体」という。)2を有し、このヘッド本体2の側壁2wにノズル3が横向きに形成されている。
図2(a)は、ノズル3をその軸線O方向に沿った断面で示す要部断面図である。
ノズル3は、ヘッド本体2と一体に横向きに突出するノズル基部4と、このノズル基部4と一体に設けられるノズル本体5とからなる。ノズル本体5は、その先端部(後述のリップ部5bが存在する部分)が、図1等に示すように、ノズル基部4に取り付けた状態で、やや下向きになるように形成されている。
ノズル本体5は、ノズル基部4と共に、ノズル3の内側に注出路Rを形成する筒状壁5aを有し、この筒状壁5aのうち、当該筒状壁5aの先端部を外向きに拡大させてリップ部5bとしている。
リップ部5bは、図3(a)に示すように、軸線Oからみたとき、真円形状となるような円盤状としてなる。また、リップ部5bは、注出路Rの開口部Aにおける周縁erに、図2(a)に示すように、面取り部5cが設けられている。この面取り部5cは、同図で見たときの形状が曲率半径r1で外向きに凸となるように形成されている。
更に、リップ部5bは、図2(a)に示すように、注出路Rの開口部Aに向かって縮径する窪み5dを有する。この窪み5dは、同図で見たときの形状が曲率半径r2で外向きに凹となるように形成されている。
本形態によれば、ノズルヘッド1において、そのノズル3の内側に注出路Rを形成する筒状壁5aのうち、当該筒状壁5aの先端部を外向きに拡大させてリップ部5bとしたことにより、単純な構成でありつつも、ノズル3先端部からの液垂れを防止することができる。
特に、本形態は、リップ部5bを円盤状とすることで、容器Cを正立させた状態で使用する場合は勿論、容器Cを倒立させた状態、又は、容器Cを左右に傾けた状態で使用する場合にも、ノズル3先端部からの液垂れを防止できる。
また、本形態に係るリップ部5bには、注出路Rの開口部Aにおける周縁erに面取り部5cが設けられたことで、内容物を注出路R内に戻し易くなるため、ノズル3先端部での液切れが良好なものとなり、ノズル3先端部からの液垂れを防止する効果も更に良好なものになる。
また、本発明に係るリップ部5bには、注出路Rの開口部Aに向かって縮径する窪み5dを設けられたので、内容物が注出路R内に戻し易くなるため、ノズル3先端部での液切れが良好なものとなり、ノズル3先端部からの液垂れを防止する効果も更に良好なものになる。
図2(b)は、ノズル3の他の形態であって、軸線O方向に沿った断面で示す要部断面図である。なお、先の形態と同一部分は同一符号をもって、その説明を省略する。
なお、本形態では、曲率半径r3を曲率半径r1よりも大きくしているが、この関係は、逆転していても、同等であってもよい。
図2(c)は、ノズル3の更に他の形態であって、軸線O1方向に沿った断面で示す要部断面図である。なお、この場合も、先の形態と同一部分は同一符号をもって、その説明を省略する。
本形態には、リップ部5bに、開口部Aに向かって縮径する窪み5dが存在しないことにより、リップ部5bの先端部が平坦面5fを構成する。リップ部5bの先端部が平坦面5fである場合も、単純な構成でありつつも、ノズル先端部からの液垂れを防止することができ、また、開口部Aに面取り部5cがされていることで、内容物を注出路R内に戻し易くなるため、ノズル3先端部での液切れが良好なものとなり、ノズル3先端部からの液垂れを防止する効果も更に良好なものになる。
図3(b)は、リップ部5bの他の形態を軸線Oからみたときの正面図であり、下側が円弧の扇状としてなる。本形態は、容器Cが比較的大型である場合、ノズル3先端部からの液垂れとして、容器Cを正立させた状態と、容器Cを左右に傾けた状態との二通りだけを考慮すればよいことから、リップ部5bの大きさを抑えつつも、液垂れを防止することができる。
図3(c)は、リップ部5bの他の形態を軸線Oからみたときの正面図であり、下側だけを外向きに垂下させて拡大させてなる。本形態は、容器Cを固定して移動させる必要がなく、ノズル3先端部からの液垂れとして、容器Cを正立させた状態だけを考慮すればよいことから、リップ部5bの大きさを最小限に抑えつつも、液垂れを防止することができる。
上述したところは、本発明の好適な形態をしたものであるが、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
例えば、上述した各形態では、ノズル3をヘッド本体2と一体のノズル基部4と、ノズル本体5との別体にしたことで、ノズル本体5だけを予め成形等をできる。このため、ノズル本体2の形状を様々に変更することにより、ノズル3の形状を併せて変更できるので、ノズル3の形状についての自由度が広がる。
また、上述した各形態では、ノズル本体5との別体にしたことで、このノズル本体5だけをエラストマに代表される軟材質で成形することができる。この場合、使用時において、上述した本発明に特有な効果を実現しつつ、使い勝手もよくなる。
加えて、本発明のノズルヘッドによれば、リップ部5bの外周縁5eに丸みをつけたり、鋭角なエッジ状に構成することもできるが、図1等に示すように、リップ部5bの外周縁5eを鋭角なエッジ状にすれば、液切れをよくすることができる。また、本発明のノズルヘッドによれば、ノズル3をノズル基部4とノズル本体5との一体物とすることも可能である。
本発明のノズルヘッドは、図1の破線に示すように、ポンプPと共にユニット化された蓄圧式噴出装置として容器Cに装着することができる。
また、本発明のノズルヘッドは、図1に示すポンプ容器のように、ポンプPと、このポンプPが装着される容器Cとからなる蓄圧式噴出容器とすることもできる。また、蓄圧式噴出容器とする場合には、ノズルヘッド1を、ポンプPを介して容器Cに装着するのに代えて、容器Cを、使用者のスクイズ操作に伴う外力に応じた変形及び復元の可能なスクイズ容器とすることで、ノズルヘッドを直接装着してもよい。
本発明は、例えば、液体石鹸、シャンプー及びリンス等を内容物とする日用品や、乳液等を内容物とする化粧品に適用させることができる。
本発明に従うポンプ容器を示す側面図である。 (a)〜(c)はそれぞれ、各形態のノズルをその軸線方向に沿った断面で示す要部断面図である。 (a)〜(c)はそれぞれ、各形態のリップ部を軸線からみたときの正面図である。
符号の説明
1 ノズルヘッド
2 ノズル本体
2w 本体側壁
3 ノズル
4 ノズル基部
5 ノズル本体
5a ノズル筒状壁
5b リップ部
5c 面取り部
5d 窪み
5e リップ部外周縁
A 注出路開口部
C 容器
P ポンプ
R 注出路
er 開口部周縁
2 中皿

Claims (4)

  1. 容器の上部に配置される本体を有し、この本体の側壁にノズルが横向きに形成されたノズルヘッドであって、
    ノズルの内側に注出路を形成する筒状壁のうち、当該筒状壁の先端部の少なくとも下側を外向きに拡大させてリップ部とし
    前記リップ部を、下側が円弧の扇状とし、又は下側だけを外向きに垂下させて拡大させたものとしたことを特徴とするノズルヘッド。
  2. 前記注出路の開口部における周縁に面取り部を有する請求項1に記載のノズルヘッド。
  3. 前記リップ部は、注出路の開口部に向かって縮径する窪みを有する請求項1又は2に記載のノズルヘッド。
  4. 請求項1乃至のいずれか一項に記載のノズルヘッドと、このノズルヘッドの押下げ及びその復元により液体の吸引・加圧・排出が行われるポンプとを備えることを特徴とする蓄圧式噴出装置。
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