JP2007330945A - ポンプのノズルヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】 ノズル筒内における内容液の残液の流動性を、ポンプ操作による注出動作を妨げない範囲で抑えることにより、この残液が、妄りにノズル口から垂下流出するのを防止することを目的とする。
【解決手段】 ノズル筒3内の、少なくともノズル口5近傍に挿入体12を組付け固定し、この挿入体12を、内容液の注出を妨げないものとすると共に、ノズル筒3内の残液との間に、この残液のノズル口5からの垂れ落ちを生じさせない程度の付着力を生じさせるものとして、ノズルヘッド1を構成し、もって残液の垂れ落ちを防止して、良好な使用状況を得る。
【選択図】図1

Description

本発明は、内容液を収容した容器本体の上端の口筒部に組付けられ、押下げ操作により内容液を注出するポンプのノズルヘッドに関するものである。
シャンプー、リンス、ボディソープ、ハンドソープ、さらには化粧液等の内容液を収容した容器に組付けられ、ノズルヘッドを押下げることにより内容液を注出するポンプは、そのノズルヘッドの構造を、ノズル筒を比較的大きく横外方に延出させたものとし、これにより注出された内容液が、直接手のひらに注出されるようにしている。
特開平09−012052号公報
この上記したポンプのノズルヘッドの一般的な構造は、図5に示すように、上面を手による押下げ面としたヘッド本体2の側面に、わずかに湾曲下降しながら横外方に延出するノズル筒3を設け、ヘッド本体2に、上端部にノズル筒3のノズル通路4を開放させたヘッド首筒6と、このヘッド首筒6の中央に位置する弁押さえ片7を垂下設して構成されている。
このノズルヘッド1は、ポンプの主体部分の一部である、ボール弁10を内装したステム9の上端部に、そのヘッド首筒6で密にかつ不動に外嵌組付きし、ノズルヘッド1の押下げに伴うステム9の下降変位により、ボール弁10を開放して内容液を吸い上げ、この吸い上げた内容液を、ノズル筒3を通して、目的とする箇所に注出するものとなっている。
このノズルヘッド1のノズル筒3は、内容液を直接手のひらに注出することができるように、比較的大きな延出長さで成形されているが、具体的には、ノズル筒3の延出端が、容器本体の胴部の外周面の、仮想される延長面に、できるだけ接近することのできる延出長さで成形されている。
なお、ノズルヘッド1に設けられたガイド筒8と、ポンプの主体部分側に設けられた支持筒11との組合せ物は、ノズルヘッド1の昇降変位姿勢を、妄りに傾くことなく、安定して一定に保持するためのものである。
しかしながら、上記した従来技術にあっては、ポンプ操作により内容液を注出した後、ノズル筒3内に内容液の一部が残留して残液eを生じるが、この残液eは、ノズル筒3の延出長さが大きいために、その量が比較的大きく、このためノズル筒3のノズル口5から不正に垂下流出して、汚れの発生とか、滑りの発生等の不都合を生じる、と云う問題があった。
すなわち、ノズル筒3内の内容液の残液eは、このノズル筒3内を略満たした状態で位置しているが、この状態で、ポンプ付き容器に振動による衝撃、若しくは他の物品との接触による衝撃が与えられると、また雰囲気温度の上昇により膨張すると、ノズル口5から滴状に垂下流出することになる。
また、この不都合を防止するポンプとして、ノズルヘッド1の上昇復帰時に、少量の外気を吸い込む液垂れ防止機能付きのものがあるが、ノズル筒3内に吸込まれた外気は、残液eよりも上流側に位置するので、この外気の雰囲気温度の上昇等による熱膨張により、下流側の残液eが押出されて、滴状に垂下流出(図5参照)することになる。
そこで、本発明は、上記した従来技術における問題点を解消すべく創案されたもので、ノズル筒内における内容液の残液の流動性を、ポンプ操作による注出動作を妨げない範囲で抑えることを技術的課題とし、もってノズル筒内の内容液の残液が、妄りにノズル口から垂下流出するのを防止することを目的とする。
本発明のポンプのノズルヘッドは、上面を手による押下げ面としたノズル本体の側面に、横外方に延出するノズル筒を設けたものであり、このノズル筒の、少なくとも先端開口部であるノズル口近傍に挿入体を組付け固定したものである。
挿入体は、ポンプ操作による、ノズル筒内における内容液の注出流動動作を妨げないものであると共に、ノズル筒内に残留した内容液の残液との間に、この残液のノズル口からの垂れ落ちを生じさせない程度の付着力を生じさせるものとなっている。
挿入体が、内容液の注出動作に支障を与えないものであるので、ポンプによる内容液の注出は、従来通りに円滑に達成される。
内容液の注出動作後に、ノズル筒内に残留した内容液の残液は、挿入体(ノズル通路面も含む)に対する付着により、その流動性が抑制された状態となっているので、重力の作用および、取扱や他の物品との接触等による多少の外力による衝撃力の作用が有っても、挿入体から離れて流動移動することがなく、挿入体との付着状態を維持して、ノズル口から垂れ落ちることがない。
ノズルヘッドの上昇復帰時に、少量の外気を吸い込む液垂れ防止機能(バックサクション機能)によりノズル筒内に吸引された外気が、挿入体に付着している残液を押し退けて、この残液よりもノズル筒の奥に侵入した場合、この外気が膨張しても、この膨張した外気は、その侵入時と同様に、挿入体に付着している残液を押し退けて、残液が位置している部分を通り抜けるので、残液がノズル口から押出される、と云うことは起こらない。
この挿入体による、ノズル筒内の残液に対する流動性抑制作用の程度は、主として挿入体とノズル通路面との間に形成される隙間と、内容液の粘度とにより決定されるものであるので、挿入体の大きさおよび構造は、ノズル筒内径および内容液の粘度に従って、設計することになる。
本発明の別の手段は、挿入体を、ノズル筒内周面に突き当たる突片を有する本体部と、この本体部の基端に一体設され、ヘッド本体内のノズル通路開口縁に係止して、挿入体のノズル筒内からの抜け出しを阻止する係止突片を有する係止部と、から構成することにある。
挿入体を、ノズル筒内周面に突き当たる突片を有する本体部と、ヘッド本体内のノズル通路開口縁に係止する係止突片を有する係止部と、から構成したものにあっては、本体部は、突片を有することにより、残液との接触面積を大きくして、この残液との間に大きな付着力を発生させることになると共に、突片がノズル筒内周面に突き当たっているので、ノズル筒内における姿勢が安定して一定したものとなり、また係止部は、その係止突片により、ヘッド本体内のノズル通路開口縁に係止しているので、ノズル筒内に組付いた挿入体の、ノズル口からの抜け出しを強力に阻止する。
また、本発明の別の手段は、挿入体の本体部を、各波頭部が突片として機能する細長波板で構成し、この細長波板の各谷部に補強片を差し渡し状に一体設したことにある。
挿入体の本体部を細長波板で構成し、この細長波板の各谷部に補強片を設けたものにあっては、細長波板の各波頭部を突片として機能させるので、本体部の構造が単純となり、また細長波板の各谷部に補強片を、差し渡し状に一体設したので、本体部の自己形状保持能力が充分に高められる。
また、本発明の別の手段は、挿入体の本体部を、細長波板の各波頭部に突片を突設して構成したことにある。
挿入体の本体部を、細長波板の各波頭部に突片を突設して構成したものにあっては、細長波板の各波頭部に突片を突設しただけの構造であるので、本体部の構造を単純なものとすることができ、また各突片を、細長波板の弾力を利用して、ノズル筒内周面に突き当てることができる。
また、本発明の別の手段は、挿入体の本体部を、細長棒体の周面に、多数の突片を突設して構成したことにある。
挿入体の本体部を、細長棒体の周面に、多数の突片を突設して構成したものにあっては、細棒体とノズル筒との間に、内容液の通路となる、略均等な隙間を形成することができ、また突片は、細棒体の周面に突設されているだけのものであるので、多数の突片を成形することが可能となる。
また、本発明の別の手段は、挿入体の本体部を、180°捻った姿勢に成形された板片の複数を、90°回動変位させた相互姿勢で、直列に結合して構成し、各板片の側端部を突片としたことにある。
挿入体の本体部を、180°捻った姿勢の板片の複数で構成し、この板片の側端部を突片としたものにあっては、各板片が、ノズル筒内全域に対して、中心軸に沿った方向から対向するので、残液が本体部に確実に付着することになり、また各板片は、ノズル筒内の中心を横断する形態で位置するので、本体部とノズル筒内周面との間に、比較的大きな隙間を形成し、この隙間は、本体部に付着した残液で塞がれることがなく、ノズル筒内に空気溜まりを形成することがない。
また、本発明の別の手段は、挿入体の係止部を、ヘッド本体内のノズル通路開口縁に係止する係止突片と、この係止突片の近傍に設けられて、ノズル通路面への弾接により、係止突片の係止を保持する押さえ弾片とから構成したことにある。
挿入体の係止部を、係止片と押さえ弾片とで構成したものにあっては、押さえ弾片の弾力により、ヘッド本体内のノズル通路開口縁に対する係止片の係止を保持するので、係止部による、挿入体のノズル筒内からの抜け出し阻止作用を、確実に維持する。
また、本発明の別の手段は、挿入体の本体部の先端に、手によるもぎ取りが容易な摘み片を一体設したことにある。
挿入体に摘み片を一体に設けた構成にあっては、挿入体のノズル筒内への挿入組付け操作を、この摘み片を指先で摘んで行なうことができる。
本発明は、上記した構成となっているので、以下に示す効果を奏する。
本発明のノズルヘッドにあっては、内容液の円滑な注出動作を維持したまま、ノズル筒内に残留した内容液の残液の垂れ落ちを確実に防止することができ、これによりポンプを組付けた容器の衛生的で、不要な滑りのない、好ましい使用状態を得ることができる。
残液の垂れ落ち防止は、残液の挿入体に対する付着が維持されている限り、持続されるので、外力の作用に限らず、ノズル筒内に侵入した外気の膨張作用に対しても、確実で強力な残液垂れ落ち阻止動作を得ることができる。
挿入体を、ノズル筒内周面に突き当たる突片を有する本体部と、ノズル通路開口縁に係止する係止突片を有する係止部と、から構成したものにあっては、残液と大きい面積で付着する本体部を、ノズル筒内に一定した姿勢で位置させることができ、これにより残液に対して強力で安定した付着保持作用を発揮することができ、また係止部の作用により、挿入体のノズル口からの抜け出しを阻止して、挿入体のノズル筒に対する組付きを、簡単な構成で強力に維持することができる。
また、挿入体の本体部を細長波板で構成し、この細長波板の各谷部に補強片を設けたものにあっては、本体部の構造が単純となると共に、本体部の自己形状保持能力を充分に高めることができるので、取扱が簡単な挿入体を、簡単に製作することができる。
挿入体の本体部を、細長波板の各波頭部に突片を突設して構成したものにあっては、本体部の構造を単純なものとすることができると共に、各突片のノズル筒内周面への確実な突き当りを得ることができるので、ノズル筒内に安定して挿入組付きする挿入体を簡単に製作することができる。
挿入体の本体部を、細長棒体の周面に、多数の突片を突設して構成したものにあっては、ノズル筒との間に、略均等な隙間を形成することができるので、周方向に沿って略均等な付着力を発生させることになり、これにより残液全体に対して均等な付着力を作用させることができるので、良好な垂れ落ち阻止作用を発揮することができ、また多数の突片を成形することが可能でるので、残液に対する付着力の大小設定が容易となる。
挿入体の本体部を、180°捻った姿勢の板片の複数で構成し、この板片の側端部を突片としたものにあっては、本体部に対する残液の付着が確実に達成され、またノズル筒内に空気溜まりの形成されることがないので、挿入体による残液垂れ落ち阻止動作を確実に得ることができる。
挿入体の係止部を、係止片と押さえ弾片とで構成したものにあっては、押さえ弾片により、ヘッド本体に対する係止片の係止を確保して、挿入体のノズル筒内からの抜け出し阻止を確実に阻止し、これにより挿入体のノズル筒に対する組付きを安定して維持できる。
挿入体に摘み片を一体に設けた構成にあっては、挿入体のノズル筒内への挿入組付け操作を、この摘み片を指先で摘んで行なうことができるので、この組付け作業を簡単にかつ良好に行なうことができ、また挿入体全体のノズル筒内への挿入を、無理なく簡単に達成できるので、ノズル筒に対する挿入体の好ましい組付け状態を、簡単に得ることができる。
以下、本発明の実施形態例を、図1〜図4を参照しながら説明する。なお、図1〜図4において、従来技術を説明した図5に示された符号と同一符号は、同一部分を示すものである。
図示した実施形態例におけるノズルヘッド1は、上面を手による押下げ面としたノズル本体2の側面に、わずかに湾曲下降しながら横外方に延出するノズル筒3を一体設し、ヘッド本体2に、上端部にノズル筒3のノズル通路4を開放させたヘッド首筒6と、このヘッド首筒6の中央に位置する弁押さえ片7を垂下設して構成されている。
このノズルヘッド1は、ポンプの主体部分の一部である、ボール弁10を内装したステム9の上端部に、そのヘッド首筒6で密にかつ不動に外嵌組付きし、ノズルヘッド1の押下げに伴うステム9の下降変位により、ボール弁10を開放して内容液を吸い上げ、この吸い上げた内容液を、ノズル筒3を通して、目的とする箇所に注出するものとなっている。
円筒形状をしたステム9は、ヘッド首筒6に密嵌入する上端部の外周面に、嵌入組付き限位置を設定する段部を形成し、この上端部内周面に、下方に傾斜して縮径した内鍔片を周設することにより弁座面を形成してボール弁10を組付け、この弁座面を形成する内鍔片の上側の内周面に、複数の縦条を設けることにより、ボール弁10に閉鎖されない通路を確保している。
ノズルヘッド1がステム9に組付けられた状態では、ヘッド首筒6に密嵌入したステム9の上端開口部には、垂下姿勢をリブ片で補強された弁押さえ片7の下端縁が位置しており、この弁押さえ片7によりステム9内からボール弁10が抜け出すのを防止している。
なお、ノズル首筒6を囲む形態でヘッド本体2に垂下設されたガイド筒8と、ポンプの主体部分側に設けられた支持筒11との組合せ物は、相互に上下方向に摺動自在に嵌合することにより、ノズルヘッド1の昇降変位姿勢を、妄りに傾くことなく、安定して一定に保持するためのものである。
また、このガイド筒8と支持筒11との組合せ物には、キー構造を利用した回り止め機能部分が設けられているが、これに限るものではなく、必要に応じて設ければよい。
図1は、挿入体12の第一の構成例を組付けた実施形態例を示すもので、挿入体12は、細長波板状の本体部13と、この本体部13の基端に一体設された係止部16と、本体部13の先端に一体設された摘み片19とから構成されている。
本体部13は、細長波板体で構成され、この細長波板体は、各波頭部の両側端縁を、ノズル筒3の内周面、すなわちノズル通路4の通路面に突き当てて、突片14として機能させる波高で成形されており、また各谷部には、波板形状を保持するための補強片15(図1(b)参照)を、差し渡し状に設けている。
本体部13の基端に連設された係止部16は、ノズル通路4内からヘッド首筒6内に突出した端部に設けられた係止突片17と、この係止突片17の近傍に設けられて、ノズル通路4の通路面に弾接する押さえ弾片18とを有しており、係止突片17は、ノズル通路4の開口縁に係止して、挿入体12のノズル口5からの抜け出しを阻止しており、押さえ弾片18は、その弾力を、係止突片17をノズル通路4の開口縁に係止させる方向に作用させている。
本体部13の先端に一体設された摘み片19は、挿入体12のノズル筒3への挿入組付けを行ない易くするためのもので、指先で摘み易い板片形状をしており、この摘み片19を指先で摘んで、挿入体12の本体部13および係止部16をノズル口5からノズル筒3内に挿入組付けし、係止部16のノズル通路4の開口縁への係止が達成されたならば、本体部13からもぎ取り分離させる。
図2は、挿入体12の第二の構成例を組付けた実施形態例を示すもので、挿入体12は、細長波板状の本体部13と、この本体部13の基端に一体設された係止部16とから構成されている。
本体部13は、細長波板体の各波頭部に、ノズル筒3の内周面に突き当たる突片14(図2(b)参照)を突設して構成されており、細長波板体は、挿入体12がノズル筒3内に挿入組付けされた状態で、その波高値を低める方向への弾性変形により、各突片14の突出端を、ノズル筒3の内周面に突き当てる状態とする。
本体部13の基端に連設された係止部16は、図1に示した第一の構造例と同じ構造となっているので、その詳細な説明は省略する。
図3は、挿入体12の第三の構成例を組付けた実施形態例を示すもので、挿入体12は、細長波板状の本体部13と、この本体部13の基端に一体設された係止部16とから構成されている。
本体部13は、細長棒体の周面に多数の突片14(図3(b)参照)を突設して構成されており、各突片14は、挿入体12がノズル筒3内に挿入組付けされた状態で、それ自体の弾性変形により、突出端をノズル筒3の内周面に突き当てる状態とする。
本体部13の基端に連設された係止部16は、図1に示した第一の構造例と同じ構造となっているので、その詳細な説明は省略する。
図4は、挿入体12の第四の構成例を組付けた実施形態例を示すもので、挿入体12は、細長波板状の本体部13と、この本体部13の基端に一体設された係止部16とから構成されている。
本体部13は、180°捻った姿勢に成形された板片の複数を、90°回動変位させた相互姿勢で、直列に結合(図4(b)参照)し、各捻れ板片の側端部を突片とし機能させて構成されており、各捻れ板片は、ノズル筒3内に、スクリューに似た姿勢で位置することになる。
本体部13の基端に連設された係止部16は、図1に示した第一の構造例と同じ構造となっているので、その詳細な説明は省略する。
なお、使用されるポンプは、ボール弁付きのものに限定されることはなく、バネ式の合成樹脂製弁等のあらゆる種類のポンプを使用することができる。
は第一実施形態例を示し、(a)は一部破断した全体縦断面図、(b)は挿入体の本体部の要部外観斜視図である。 は第二実施形態例を示し、(a)は一部破断した全体縦断面図、(b)は挿入体の本体部の要部外観斜視図である。 は第三実施形態例を示し、(a)は一部破断した全体縦断面図、(b)は挿入体の本体部の要部外観斜視図である。 は第四実施形態例を示し、(a)は一部破断した全体縦断面図、(b)は挿入体の本体部の要部外観斜視図である。 は従来例を示す、一部破断した全体縦断面図である。
符号の説明
1 ; ノズルヘッド
2 ; ヘッド本体
3 ; ノズル筒
4 ; ノズル通路
5 ; ノズル口
6 ; ヘッド首筒
7 ; 弁押さえ片
8 ; ガイド筒
9 ; ステム
10; ボール弁
11; 支持筒
12; 挿入体
13; 本体部
14; 突片
15; 補強片
16; 係止部
17; 係止突片
18; 押さえ弾片
19; 摘み片
e ; 残液

Claims (8)

  1. 上面を手による押下げ面としたノズル本体の側面に、横外方に延出するノズル筒を設けたノズルヘッドであって、前記ノズル筒内の、少なくとも先端開口部であるノズル口近傍に挿入体を組付け固定し、該挿入体を、内容液の注出を妨げないものとすると共に、前記ノズル筒内に残留した内容液の残液との間に、該残液のノズル口からの垂れ落ちを生じさせない程度の付着力を生じさせるものとしたポンプのノズルヘッド。
  2. 挿入体を、ノズル筒内周面に突き当たる突片を有する本体部と、該本体部の基端に一体設され、ヘッド本体内のノズル通路開口縁に係止して、前記挿入体のノズル筒内からの抜け出しを阻止する係止突片を有する係止部と、から構成した請求項1記載のポンプのノズルヘッド。
  3. 挿入体の本体部を、各波頭部が突片として機能する細長波板で構成し、該細長波板の各谷部に補強片を差し渡し状に一体設した請求項2記載のポンプのノズルヘッド。
  4. 挿入体の本体部を、細長波板の各波頭部に突片を突設して構成した請求項2記載のポンプのノズルヘッド。
  5. 挿入体の本体部を、細長棒体の周面に、多数の突片を突設して構成した請求項2記載のポンプのノズルヘッド。
  6. 挿入体の本体部を、180°捻った姿勢に成形された板片の複数を、90°回動変位させた相互姿勢で、直列に結合して構成し、各板片の側端部を突片とした請求項2記載のポンプのノズルヘッド。
  7. 挿入体の係止部を、ヘッド本体内のノズル通路開口縁に係止する係止突片と、該係止突片の近傍に設けられて、前記ノズル通路面への弾接により、前記係止突片の係止を保持する押さえ弾片とから構成した請求項2記載のポンプのノズルヘッド。
  8. 挿入体の本体部の先端に、手によるもぎ取りが容易な摘み片を一体設した請求項2記載のポンプのノズルヘッド。
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