JP5424151B2 - ポンプのノズルヘッド - Google Patents

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Description

本発明は、内容液を収容した容器本体の上端の口筒部に組付けられ、押し下げ操作により内容液を吐出するポンプのノズルヘッドに関するもので、さらに詳言すれば、バージン機能を発揮するポンプのノズルヘッドに関するものである。
シャンプー、リンス、ボディソープ、ハンドソープ、さらには化粧液等の内容液を収容した容器に組付けられ、ノズルヘッドを押し下げることにより内容液を吐出するポンプは、そのノズルヘッドの構造を、ノズル筒を比較的大きく横外方に延出させたものとし、これにより吐出された内容液が、直接手のひら等の目的箇所に吐出されるようにしている。
この上記したポンプのノズルヘッドの一般的な構造(以下、図1参照)は、上面を手による押し上げ面としたヘッド本体2の側面に、わずかに湾曲下降しながら横外方に延出するノズル筒3を設け、ヘッド本体2に、上端部にノズル筒3のノズル通路4を開放させたヘッド首筒6を垂下設して構成されている。
このノズルヘッド1は、ポンプの主体部分の一部である、ボール弁9を内装したステム8の上端部に、そのヘッド首筒6で密に外嵌組付きし、ノズルヘッド1の押し下げに伴うステム8の下降変位により、ボール弁9を開放して内容液を吸い上げ、この吸い上げた内容液を、ノズル筒3を通して、目的とする箇所に吐出するものとなっている。
なお、ノズルヘッド1に設けられたガイド筒7とポンプの主体部分側に設けられた支持筒10との組合せ物は、ノズルヘッド1の昇降変位姿勢を、妄りに傾くことなく、安定して一定に保持するためのものである。
このノズルヘッド1を組付けたポンプ付き容器の商品としての品質保証を確保する手段として、特許文献1に示された従来技術、すなわちノズルヘッドの押し下げを不能としてバージン機能を発揮させるロック片を、支持筒に外嵌組付けする技術が知られている。
この従来技術は、ロック片によりノズルヘッドの下降動作を不能として、不正稼動を不可として高いバージン機能を発揮し、使用時には、ロック片の一部を破断して取り外し、この状態でノズルヘッドを押し下げて内容液の吐出を行うのである。
実開平06−081653号公報
上記した従来技術は、確かに高いバージン機能を発揮するのであるが、一部を破断して取り外されたロック片を、再装着すると、一見しただけでは、その再装着を看破でき難い場合があると云う不満があり、内容液を一度でも吐出したこの種の容器は、簡単に識別することができること、およびより高いバージン機能を発揮するものとしてほしいこと、さらに不都合なく携帯ができること、と云う要望が寄せられている。
そこで本発明は、上記した従来技術における要望を満たすべく創案されたもので、この種の容器で最も目立つノズル口にバージン機能を付与することを技術的課題とし、もってその容器の内容液が一度も吐出されたことがないのか、既に吐出されたことがあるのかを、簡単に識別できるようにすることを目的とする。
上記技術的課題を解決する手段の内、本発明の主たる構成は、
上面を手による押し下げ面としたヘッド本体の側面に、横外方に延出するノズル筒を設けたノズルヘッドであること、
ノズル筒内の、少なくとも先端開口部であるノズル口近傍に組付く未使用識別体と、この未使用識別体を、ノズル筒内に、内容液の吐出を妨げることなく、抜け出し不能に挿入組付けされる装着部と、ノズル口密に組付いて密閉する識別部と、この識別部を装着部に引き千切りが容易に結合する連結片とを備えること、
装着部を、ノズル筒内にノズル口から挿入組付けられる細長軸状の本体片と、この本体片を軸としてその上下に一定の振幅を有して波打つ細長波板状に形成され、波頭部をノズル筒内周面に回動不能に接触して本体片の姿勢を一定に保持する支持片と、本体片の挿入端に設けられて、ヘッド本体内のノズル通路開口縁を係止する係止片と、
を有することにある。
商品としてのポンプ付き容器が既に使用されたものであるとする識別は、最も目立つノズル筒の先端に位置している識別部が無いことにより、若しくは取付き強度程度が低いことにより行うことになる。
識別部は、ノズル口を密閉しているので、この識別部をノズル口から取り除かない限り内容液の吐出は不可能であり、それゆえ内容液の吐出に際しては、連結片を強引に破断して装着部から識別部を分離させて、ノズル口から取り外すことになる。
識別部は、ノズル口を外側から密に組付いて密閉しているので、連結片を破断して分離された後、密嵌入などの手段によりノズル口に密封栓として着脱可能に組付けることが可能であり、携帯時の密封栓として利用することができる。
また装着部を、本体片と支持片と係止片とから構成したものにあっては、本体片の挿入端、すなわち識別部が連結片を介して連結された先端とは反対の基端に係止片が設けられているので、装着部をノズル筒内殻ノズル口側に抜け出すことはできず、このため連結片を破断しない限り、識別部をノズル口から離脱させることはできない。また、ノズル筒3内における本体片の挿入組付き姿勢を支持片が変位不能に一定に保持するので、ノズル筒内を通過する内容液に対する装着部の影響を一定したものとすると共に、不要な変位により連結片を破断する不都合の発生を防止することができる。
さらに支持片を細長波板状に構成したものにあっては、ノズル通路を通過する内容液に対して支持片が適当な流動抵抗を付与することになる。
本発明の別の構成は、上記した主たる構成に加えて、識別部を、ノズル口に密に組付いて密閉する口蓋片と、この口蓋片に撓み部を介して連設された摘み片とで構成した、ものである。
識別部を、口蓋片と摘み片とで構成したものにあっては、口蓋片がノズル口を密に組付いて密閉することができるので、連結片を破断して装着部から分離させた識別部を、そのままでノズル口の開閉栓として利用することが可能であり、また摘み片を指先で摘んで引っ張ることにより、識別部に強い外力を作用させることが容易となり、これにより連結片の破断を無理なく実施することができ、さらに口蓋片に摘み片が一体設されていることにより、外観上識別部を認識し易い状態となり、これにより識別部による識別判断を、ごく自然に行わせることになる。
また、本発明の別の構成は、上記した識別部の構成に加えて、口蓋片を、ノズル口に密嵌入する栓片と、ノズル口の開口縁に当接する鍔片とから構成した、ものである。
口蓋片を、栓片と鍔片とから構成したものにあっては、口蓋片を通常の開閉口栓として利用することが可能であり、この場合、摘み片が付帯しているので、小形であっても取り扱いは容易となる。
また、本発明の別の構成は、上記した識別部の構成に加えて、摘み片を、ノズル筒に沿って位置する曲がり構造とした、ものである。
摘み片を、曲がり構造としたものにあっては、ノズル筒に識別部の組付板状態で、摘み片が突出することがないので、ポンプ付き容器の取り扱いに摘み片が邪魔となることが殆どない。
また、本発明の別の構成は、上記した識別部の構成に加えて、摘み片に、この摘み片をノズル筒に沿わせて保持する把持片を設けた、ものである。
識別部の摘み片に、この摘み片をノズル筒に沿わせて保持する把持片を設けたものにあっては、摘み片を、ノズル筒に沿って一定した姿勢に保持することができるので、ポンプ付き容器の取り扱い時に、撓み部を介して変位が容易であるように設けられた摘み片が邪魔となることがない。
また、本発明の別の構成は、上記した装着部の構成に加えて、支持片を、本体片の一部を拡幅した板片状に構成した、ものである。
支持片を、本体片の一部を拡幅した板片状に構成したものにあっては、本体片および支持片を、ノズル通路を通過する内容液に対して、「整流板」として機能させることができる。
また、本発明の別の構成は、上記した装着部の構成に加えて、係止片近傍の本体片部分に、ノズル筒内周面に回動不能に接触して係止片を変位不能に保持する規制片を突設して構成した、ものである。
係止片近傍の本体片部分に規制片を突設したものにあっては、ヘッド本体内のノズル通路開口縁に対する係止片の係止組付きを、安定して確保することができる。
また、本発明の別の構成は、上記した主たる構成に加えて、ヘッド本体の下降変位を不能とする不正使用防止用のロック片をヘッド本体に組付けた、ものである。
不正使用防止用のロック片をヘッド本体に組付けたものにあっては、未使用識別体の未使用識別作用によるバージン機能と、ロック片による不正使用防止作用を得ることが可能となる。
本発明は、上記した構成となっているので、以下に示す効果を奏する。
本発明の主たる構成にあっては、商品としてのポンプ付き容器の既に使用したものであるとする識別は、識別部が無いこと、若しくは取付き強度程度が低いことにより行うことができ、これにより商品としてのポンプ付き容器を安心して購入させることができる。
識別部を携帯時の密封栓として利用することができるので、ポンプ付き容器を安全に携帯使用することができ、便利な使用を得ることができる。
また装着部を、本体片と支持片と係止片とから構成したことにより、連結片を破断しなければ識別部をノズル口から離脱させることができないので、識別部による未使用か否かの識別作用を確実に得ることができ、またノズル筒内を通過する内容液に対する装着部の影響を一定したものとすることができるので、内容液に対するノズル筒の作用状態を、都合よく設定することが可能となり、連結片の不要な破断を防止して安全な取り扱いを得ることができる。
さらに支持片を細長波板状に構成したことにより、ノズル通路を通過する内容液に対して支持片が適当な流動抵抗を付与することになり、これにより内容液の吐出状態を所望するものとするのが容易となる。
識別部を、口蓋片と摘み片とで構成したものにあっては、連結片の破断を無理なく実施することができるので、識別部の取扱いが容易となると共に、外観上識別部を認識し易い状態となり、これにより識別部による識別判断を、ごく自然に行わせることになる。
口蓋片を、栓片と鍔片とから構成したものにあっては、口蓋片を通常の開閉口栓として利用することが可能であり、この場合、摘み片が付帯しているので、小形であっても取り扱いが容易となり、開閉栓として有効に機能させることができる。
摘み片を、曲がり構造としたものにあっては、ポンプ付き容器の取り扱いに摘み片が邪魔となることが殆どないので、ポンプ付き容器の安全な取り扱いを得ることができる。
識別部の摘み片に、この摘み片をノズル筒に沿わせて保持する把持片を設けたものにあっては、連結片を破断する前の容器の取り扱い時に摘み片が邪魔となることがないので、識別部を組付けたポンプ付き容器を、安全に取り扱うことができる。
支持片を、本体片の一部を拡幅した板片状に構成したものにあっては、本体片および支持片を、ノズル通路を通過する内容液に対して、「整流板」として機能させることができるので、内容液の吐出状態を、安全で好ましいものとすることができる。
係止片近傍の本体片部分に規制片を突設したものにあっては、ヘッド本体内のノズル通路開口縁に対する係止片の係止組付きを、安定して確保することができるので、未使用識別体による確実で安定した識別作用を得ることができる。
不正使用防止用のロック片をヘッド本体に組付けたものにあっては、未使用識別体による未使用識別作用と、ロック片による不正使用防止作用とにより、充分に高いバージン機能を得ることが可能となるので、ポンプ付き容器の商品としての充分な品質保証を確保することができる。
は本発明の一実施形態例を示す、要部縦断側面図である。 は、図1に示した実施形態例におけるノズル口付近の部分拡大図である。 は、図1に示された未使用識別体の全体斜視図である。 は図1の実施形態例の、識別部を分離させた状態を示す縦断側面図である。 は未使用識別体の他の実施形態例を示す、全体斜視図である。 は未使用識別体のさらに他の実施形態例を示す、全体斜視図である。 は本発明の他の実施形態例を示す、要部縦断側面図である。 は、図7に示した未使用識別体の実施形態例を示す、全体斜視図である。
以下、本発明の実施形態例を、図1〜図8を参照しながら説明する。
本発明によるノズルヘッド1(図1参照)は、ヘッド本体2と未使用識別体12とから構成されており、上面を手による押し下げ面としたヘッド本体2の側面に、わずかに湾曲下降しながら横外方に延出するノズル筒3を一体設し、ヘッド本体2に、上端部にノズル筒3のノズル通路4を開放させたヘッド首筒6を垂下設して構成されている。
このノズルヘッド1は、ポンプの主体部分の一部である、ボール弁9を内装したステム8の上端部に、そのヘッド首筒6で密にかつ不動に外嵌組付きし、ノズルヘッド1の押し下げに伴うステム8の下降変位により、ボール弁9を開放して内容液を吸い上げ、この吸い上げた内容液を、ノズル筒3を通して、目的とする箇所に吐出するものとなっている。
円筒形状をしたステム8は、ヘッド首筒6に密嵌入する上端部の外周面に、嵌入組付き限位置を設定する段部を形成し、この上端部内周面に、下方に傾斜して縮径した内鍔片を周設することにより弁座面を形成してボール弁9を組付け、この弁座面を形成する内鍔片の上側の内周面に、複数の縦条を設けることにより、ボール弁9に閉鎖されない通路を確保し、各縦条の上端部には、ボール弁9のステム8内からの抜け出しを防止する突片が付形されている。
なお、ヘッド首筒6を囲む形態でヘッド本体2に垂下設されたガイド筒7と、ポンプの主体部分側の組付き筒11から起立設された支持筒10との組合せ物は、相互に上下方向に摺動自在に嵌合することにより、ノズルヘッド1の昇降変位姿勢を、妄りに傾くことなく、安定して保持するためのものである。
また、このガイド筒7と支持筒10の組合せ物には、キー構造を利用した回り止め機能部分を設ける場合があるが、これは必要に応じて設ければよいものである。
図1〜図4には、ノズル筒3に、内容液の吐出を妨げることなく、抜け出し不能に挿入組付けされる装着部21と、ノズル口5を外側から覆って塞ぐ識別部13と、この識別部13を装着部21に引き千切りが容易に結合する連結片20とから構成される未使用識別体12の第一の構成例が示されている。
この未使用識別体12の第一の構成例において、識別部13は、ノズル口5を密に組付いて密閉する口蓋片14と、この口蓋片14に撓み変形が容易な撓み部19を介して連設された、指先で摘み易い摘み片17とから構成されている。
口蓋片14は、ノズル口5を密に嵌入して密閉すると共に、連結片20との連結部分を提供する栓片15と、ノズル口5の開口端縁に当接して、組付き限を設定する鍔片16と
から構成されているが、栓片15は、ノズル口5に密嵌入できる大きさに構成されている(図2参照)ので、識別部13単独で開閉栓としてノズル口5に組付くことが可能である。
また、この口蓋片14に、横溝状の撓み部19を介して連設された板片状の摘み片17は、ノズル筒3に沿うように曲げ成形されて、他の物品との引っ掛かりが起き難いように形成されており、その表面には、滑り止め用の複数の横突条が設けられている。この摘み片17を指先で摘んで引っ張ることにより、連結片20を破断して識別部13のノズル口5からの取り外しを達成する。
装着部21は、細長軸状の本体片22に、この本体片22の略全長に亘って細長波板状の支持片23を一体設し、本体片22の挿入端である基端に係止片24を設けて構成されており、支持片23は、その各波頭部の端縁をノズル筒3の内周面、すなわちノズル通路4の通路面に回動不能に接触させることにより、ノズル筒3内における本体片22の組付き位置を一定に保持し、係止片24は、ヘッド本体2内のノズル通路4の開口縁に係止して、装着部21のノズル口5からの抜け出しを阻止するもので、図3の示した未使用識別体12の全体斜視図から明らかなように、弾性変形を利用して、ノズル口5側からの挿入が可能であるように、矢印状に傾斜した一対の突片で構成されている。
この係止片24の近傍の本体片22部分には、突出端をノズル筒3内周面に回動不能に接触させた一対の規制片25が付形されており、この規制片25のノズル筒3内周面への接触により、係止片24のノズル通路4の開口縁に対する抜け出し不能な係止が確保されることになる。
内容液を吐出使用する際には、摘み片17を引っ張って識別部13を分離除去してノズル口5を開放した状態(図4参照)とすることになるが、この状態において、ノズル筒3内には未使用識別体12の装着部21が組付いたままで残存するが、この残存した装着部21は、ノズル通路4を通過して吐出される内容液に対して適当な吐出流動抵抗を与えて、内容液の吐出動作を安全なものとし、またノズル筒3内に残留した内容液に対して適当な付着力を発揮し、これによりノズル筒3内の残留内容液が、ノズル口5から不要に垂れ落ちて汚れとなるのを防止する。
図5には、未使用識別体12の第二の構成例が示されており、この未使用識別体12の第二の構成例は、識別部13の撓み部19を、細長板片を波状に曲げて構成、また装着部21の支持片23を、ノズル口5の近傍に位置する短い波板片で構成したもので、支持片23を、第一の構成例に比べて短くすることにより、内容液に対する吐出流動抵抗が小さくなるので、比較的粘度の高い内容液に適用するのが良い。
図6には、未使用識別体12の第三の構成例が示されており、この未使用識別体12の第三の構成例は、装着部21の支持片23を、ノズル口5の近傍の本体片22部分の幅を拡幅して構成されており、この支持片23は、側端縁をノズル筒3の内周面に嵌着する等して固定し、これにより内容液を整流した状態で吐出し、吐出内容液の不良飛散の発生を防止するようにしている。
図7と図8には、未使用識別体12の第四の構成例が示されており、この未使用識別体12の第四の構成例は、識別部13の摘み片17を、未使用識別体12の第一の構成例の摘み片17よりも長板状に構成し、この摘み片17の一方側面に把持片18を一体設している。この把持片18は、摘み片17をノズル筒3側に折り曲げた状態で、ノズル筒3に対して着脱自在に組付き、これにより未使用状態時における容器の取り扱いに、摘み片17が邪魔とならないようにしている。
この図7に示した実施形態例において、ヘッド本体2のガイド筒7とポンプ本体側の組付き筒11との間に、支持筒10に着脱可能に外嵌組付けされたロック片26は、ポンプ付き容器の不正使用を防止するためのもので、ガイド筒7の下端への当接によりノズルヘッド1の不要な下降動作を阻止し、これによりポンプ付き容器の不正使用を防止する
なお、未使用識別体12の構成例として第一〜第四の例を示したが、未使用識別体12の構造はこれに限定されることはなく、例えば、例示した各構成例における識別部13と装着部21の組合せを組み替えてもよい。
以上説明したように、本発明におけるポンプのノズルヘッドは、ノズル口を直接塞いで充分に目立つ状態となっている識別部が無いことにより、ポンプ付き容器が既に使用されたものであることを識別するものであるので、ポンプ付き容器のバージン機能を高める簡単の手段として幅広い利用展開が期待できる。
1 ;ノズルヘッド
2 ;ヘッド本体
3 ;ノズル筒
4 ;ノズル通路
5 ;ノズル口
6 ;ヘッド首筒
7 ;ガイド筒
8 ;ステム
9 ;ボール弁
10;支持筒
11;組付き筒
12;未使用識別体
13;識別部
14;口蓋片
15;栓片
16;鍔片
17;摘み片
18;把持片
19;撓み部
20;連結片
21;装着部
22;本体片
23;支持片
24;係止片
25;規制片
26;ロック片

Claims (8)

  1. 上面を手による押し下げ面としたヘッド本体(2)の側面に、横外方に延出するノズル筒(3)を設けたノズルヘッドであって、
    前記ノズル筒(3)内の、少なくとも先端開口部であるノズル口(5)近傍に組付けた未使用識別体(12)と、該未使用識別体(12)を、前記ノズル筒(3)内に、内容液の吐出を妨げることなく、抜け出し不能に挿入組付けされる装着部(21)と、前記ノズル口(5)に密に組付いて密閉する識別部(13)と、該識別部(13)を装着部(21)に引き千切りが容易に結合する連結片(20)とを備え、
    前記装着部(21)を、ノズル筒(3)内にノズル口(5)から挿入組付けられる細長軸状の本体片(22)と、該本体片(22)を軸としてその上下に一定の振幅を有して波打つ細長波板状に形成され、波頭部を前記ノズル筒(3)内周面に回動不能に接触して前記本体片(22)の姿勢を一定に保持する支持片(23)と、前記本体片(22)の挿入端に設けられて、ヘッド本体(2)内のノズル通路(4)開口縁を係止する係止片(24)と、を有する構成としたことを特徴とするポンプのノズルヘッド。
  2. 識別部(13)を、ノズル口(5)を密に組付いて密閉する口蓋片(14)と、該口蓋片(14)に撓み部(19)を介して連設された摘み片(17)とで構成した請求項1に記載のポンプのノズルヘッド。
  3. 口蓋片(14)を、ノズル口(5)に密嵌入する栓片(15)と、前記ノズル口(5)の開口縁に当接する鍔片(16)とから構成した請求項2記載のポンプのノズルヘッド。
  4. 摘み片(17)を、ノズル筒(3)に沿う曲がり構造とした請求項2又は3記載のポンプのノズルヘッド。
  5. 摘み片(17)に、該摘み片(17)をノズル筒(3)に沿わせて保持する把持片(18)を設けた請求項2乃至4のいずれか一項に記載のポンプのノズルヘッド。
  6. 支持片(23)を、本体片(22)の一部を拡幅した板片状に構成した請求項1乃至5のいずれか一項に記載のポンプのノズルヘッド。
  7. 係止片(24)近傍の本体片(22)部分に、ノズル筒(3)内周面に回動不能に接触して係止片(24)を変位不能に保持する規制片(25)を突設した請求項1乃至6のいずれか一項に記載のポンプのノズルヘッド。
  8. ヘッド本体(2)の下降変位を不能とする不正使用防止用のロック片(26)をヘッド本体(2)に組付けた請求項1乃至7のいずれか一項に記載のポンプのノズルヘッド。
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