JP6294609B2 - ノズルキャップ付きスクイズ容器 - Google Patents

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Description

本発明は、ノズルキャップ付きスクイズ容器に関し、特に、傾倒させることで内容液を吐出させるスクイズ操作が可能な容器本体の口首部に、ノズルキャップが取り付けられたノズルキャップ付きスクイズ容器に関する。
容器本体を傾倒させることでノズル部から内容液を吐出させる容器として、スクイズ容器が知られている。スクイズ容器は、内容液が収容された、可撓性を有する合成樹脂製のボトル形状の容器本体を傾倒させると共に、容器本体の口首部に取り付けられたノズルキャップのノズル部の先端吐出口を吐出箇所に向けた状態で、容器本体の胴部をスクイズ(押圧)することにより、内部の圧力を高めて、内容液を先端吐出口から線状に連続吐出させることが可能である(例えば、特許文献1参照)。
また、容器本体を傾倒させることで内容液を吐出させるスクイズ容器のノズル部は、相当の長を有する吐出ガイド流路を内部に備えており、この吐出ガイド流路を通過させて内容液をノズル部の先端吐出口から吐出させることにより、内容液を、吐出ガイド流路の延長方向に方向付けさせながら、安定した状態で吐出させることが可能である。
特開2008−24339
一方、容器本体を傾倒させることで内容液を吐出させるスクイズ容器では、内容液を吐出させる際に、容器本体を傾倒させて収容された内容液が口首部に送られると、送られる際の内容液の勢いによって、積極的に内容液を吐出させるスクイズ操作の前の状態においても、不用意に且つ勢い良く、内容液がノズルキャップのノズル部の先端吐出口から吐出して、周囲のものを汚す場合がある。また、スクイズ容器は、口首部の内側領域に送られて当該内側領域に充填された内容液が、可撓性を有する容器本体の胴部を把持した手や指からの圧力を受けることによって、胴部を積極的に押圧していないスクイズ前の状態においても、不用意に且つ勢い良く、内容液をノズルキャップのノズル部の先端吐出口から吐出させて、周囲のものを汚す場合がある。
特に、トイレ掃除用の液体洗剤が収容された容器本体が、例えば洋式便器の開口周縁部の内側張出し段差部に向けて、斜め下方から洗剤を吐出させ易い形状として、いわゆる首曲がりボトル形状を備えるスクイズ容器となっている場合には(図5(a)、(b)参照)、容器本体を傾倒させながらノズルキャップのノズル部の先端吐出口を、洋式便器の内側張出し段差差部に向けてゆく操作の途中で、内容液が、不用意に且つ勢い良く先端吐出口から吐出して、洋式便器の外側に飛び出すことがある。
本発明は、傾倒させることで内容液を吐出させるスクイズ操作が可能な容器本体の口首部に取り付けられた、ノズルキャップのノズル部の先端吐出口から、積極的に内容液を吐出させる操作の前の状態で、内容液が、不用意に且つ勢い良く吐出するのを効果的に抑制できるノズルキャップ付きスクイズ容器及び容器製品を提供することを目的とする。
本発明は、傾倒させることで内容液を吐出させるスクイズ操作が可能な容器本体の口首部に、ノズルキャップが取り付けられたノズルキャップ付きスクイズ容器であって、前記ノズルキャップのノズル部は、キャップ本体の閉塞板部によって支持されて、前記口首部の内周面から離間した状態で、当該口首部の軸方向に沿って、前記閉塞板部から吐出方向前方側に延設して設けられていると共に、内容液を案内して先端吐出口から吐出させる吐出ガイド流路を内部に備えており、前記閉塞板部には、前記吐出ガイド流路への流入口の周囲に、複数の突起が、前記閉塞板部から吐出方向後方側に突出して設けられているノズルキャップ付きスクイズ容器を提供することにより、上記目的を達成したものである。
また、本発明は、前記ノズルキャップ付きスクイズ容器の前記容器本体に内容液が収容され、前記ノズルキャップのノズル部を覆って蓋キャップが装着された容器製品を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明のノズルキャップ付きスクイズ容器又は容器製品によれば、傾倒させることで内容液を吐出させるスクイズ操作が可能な容器本体の口首部に取り付けられた、ノズルキャップのノズル部の先端吐出口から、積極的に内容液を吐出させる操作の前の状態で、内容液が、不用意に且つ勢い良く吐出するのを効果的に抑制することができる。
本発明の好ましい一実施形態に係るノズルキャップ付きスクイズ容器の正面図である。 ノズルキャップが取り付けられた容器本体の要部断面図である。 閉塞板部から複数の突起が突出するノズルキャップの底部分の部分拡大斜視図である。 容器本体を傾倒させることで、ノズル部から内容液を吐出させる状態の要部略示断面図である。 (a)、(b)は、ノズルキャップ付き容器を把持して、ノズル部の先端吐出口を洋式便器の内側張出し段差部に向けてゆく操作を説明する略示斜視図である。 (a)、(b)は、複数の突起の他の形態を例示する要部斜視図である。 (a)、(b)は、複数の突起のさらに他の形態を例示する要部斜視図である。
本発明の好ましい一実施形態に係るノズルキャップ付きスクイズ容器10は、図1に示すように、内容液として、例えばトイレ掃除用の液体洗剤を収容した合成樹脂製のボトル形状の容器本体11と、この容器本体11の口首部12に取り付けられたノズルキャップ14とを含んで構成される。また、本実施形態のノズルキャップ付きスクイズ容器10は、容器本体11の胴部13が、表裏一対の正面壁部13aを互いに近接させる方向に弾性変形させることが可能な、可撓性を備えている。例えば胴部13を把持して傾倒させた状態で、一対の正面壁部13aを挟み込むようにしてスクイズ(押圧)することで、容器本体11をスクイズ変形させつつ内部に圧力を加えることによって、ノズルキャップ14のノズル部15の先端吐出口15aから、内容液を吐出できるようになっている。さらに、本実施形態のノズルキャップ付きスクイズ容器10は、例えば容器本体11を傾倒させながら、ノズルキャップ14のノズル部15の先端吐出口15aを吐出箇所に向けてゆく操作の途中の、胴部13を積極的に押圧していないスクイズ前の状態で、ノズル部15の先端吐出口15aから、内容液が不用意に且つ勢い良く吐出するのを効果的に抑制できるようにする機能を備えている(図5(a)、(b)参照)。
そして、本実施形態のノズルキャップ付きスクイズ容器10は、図1に示すように、傾倒させることで内容液を吐出させる容器本体11の口首部12に、ノズルキャップ14が取り付けられたスクイズ変形可能な容器であって、ノズルキャップ14のノズル部15は、図2に示すように、キャップ本体16の閉塞板部16aによって支持されて、口首部12の内周面から離間した状態で、当該口首部12の軸方向に沿って、閉塞板部16aから吐出方向Xの前方側に延設して設けられていると共に、内容液を案内して先端吐出口15aから吐出させる吐出ガイド流路15bを内部に備えている。図3にも示すように、閉塞板部16aには、吐出ガイド流路15bへの流入口15cの周囲に、複数の突起17が、閉塞板部16aから吐出方向Xの後方側に突出して設けられている。
また、本実施形態では、閉塞板部16aから突出する複数の突起17の突出方向先端部(吐出方向Xの後方側の先端部)における内接円S(図3参照)の内径(直径)D2が、吐出ガイド流路15bへの流入口15cの内径D1(図2参照)と同じか又はこれよりも大きくなっている。
本実施形態では、容器本体11は、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等の合成樹脂からなるブロー成形品であって、スクイズ変形可能なボトル形状を有している。容器本体11は、図1に示すように、胴部13と、口首部12と、底部23とからなり、底部23を載置面に載置することで、立設させた状態で店頭に陳列したり、家庭内で保管したりすることができるようになっている。容器本体11の胴部13は、例えば長軸及び短軸を有する扁平な略楕円又は略長円の中空断面形状を有している。容器本体11の胴部13は、底部23とは反対側の上端部分において、その中心位置を胴部13の縦方向中心軸Cから長軸の一方の端部側に偏心させつつ、その中空断面形状を徐々に縮径させた、先絞りの形状の首部13bを有している。また容器本体11は、図5(a)、(b)に示すように、例えば洋式便器50の開口周縁部の内側張出し段差部51に向けて斜め下方からトイレ掃除用の液体洗剤を吐出させ易い形状として、いわゆる首曲がりボトル形状を備えている。
すなわち、本実施形態では、容器本体11は、図1に示すように、首部13bの先端に連続する口首部12を、胴部13の縦方向中心軸Cに対して側方に偏心させた位置から、この偏心させた方向とは反対側に傾けて突出させた、首曲がりボトル形状を備えている。また、本実施形態では、容器本体11は、上端部分の先絞り部となっている首部13bにおいて、当該首部13bを偏心させた一方の端部側の側面を、縦方向の断面が外側に凸の滑らかな湾曲面となった、湾曲凸面13cを介して口首部12の基端部に接合させた形状を備えている。さらに、容器本体11は、上端部分の先絞り部となっている首部13bにおいて、他方の端部側の側面を、縦方向の断面が内側に凹の滑らかな湾曲面となった、湾曲凹面13dを介して口首部12の基端部に接合させた形状を備えている。
これによって、容器本体11は、斜めに傾いた状態で突出する口首部12が下方に配置されるように、当該容器本体11を傾倒させた際に(図5(b)参照)、容器本体11に収容された内容液を、先絞り部となっている首部13bの湾曲凸面13cの稜線部13eの内側面を介して、滑らかに且つスムーズに流下させると共に、ノズルキャップ14が取り付けられた口首部12に向けて、勢い良く送り出すことができるようになっている(図4参照)。また、本実施形態では、容器本体11は、首部13bを胴部13の縦方向中心軸Cに対して片側に傾けて突出させた、首曲がりボトル形状を備えており、底部17から首部13bにかけて湾曲状の稜線部13eを形成するようになっている。さらに、容器本体11は、胴部13の縦方向中心軸Cに対して、首曲がり側、もしくは反首曲がり側を把持して使用することで、ボトル内の内容液が、湾曲状の稜線部13eの形状に沿って流動することにより、ノズル部15に勢いを持って接触するようになっている。
本実施形態では、ノズルキャップ14は、例えばポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂からなる射出成形品であって、図2に示すように、円環状嵌込み係合部18と、この円環状嵌込み係合部18の内側壁部18aの下方に延設する内筒壁19と、内筒壁19の下端部に一体として接合されて、内筒壁19と共に口首部12の内側の流出口を閉塞する閉塞板部16aとからなるキャップ本体16と、キャップ本体16の閉塞板部16aによって支持されて、これの中央部分から立設して一体として設けられたノズル部15を有する。
また、本実施形態では、口首部12の内側領域に配置される、円環状嵌込み係合部18の内側壁部18aと、内筒壁19と、閉塞板部16aとによって周囲を囲まれて、ノズル部15の外側には、液溜め凹部24が、口首部12の先端開口面12aの下方に形成されている。液溜め凹部24には、例えば容器本体11を傾倒させると共に、好ましくはスクイズ変形させて、内容液をノズル部15の先端吐出口15aから所定量吐出させた後に、押圧を開放して正立状態に戻した際に、ノズル部15の外周面を伝って下方に液垂れした内容液が液溜めされる。これによって、ノズル部15の外周面を伝って液垂れした内容液が、口首部12の外周面に付着するのを効果的に回避することが可能になる。
円環状嵌込み係合部18は、内側壁部18aと天面壁部18bと外側壁部18cとからなる略コの字断面形状を備えている。外側壁部18cの下端部内周面には、係合凸リブ18dが設けられている。この係合凸リブ18dを、容器本体11の口首部12の先端部外周面に設けられた被係合凸リブ12cに係合することによって、口首部12の先端部を内側壁部18aと外側壁部18cとの間に挟み込むと共に、口首部12の先端面を天面壁部18bの下面に当接させた状態で、ノズルキャップ14が、容器本体11の口首部12に装着固定される。
ノズル部15は、例えば1〜10mm程度の内径を有すると共に、15〜60mm程度の長さを有する、縦長中空の円筒形状部分である。ノズル部15は、これの内部に軸方向に貫通する吐出ガイド流路15bを備えている。ノズル部15は、キャップ本体16の閉塞板部16aによって支持されて、これの中央部分から立設していることで、ノズルキャップ14が容器本体11の口首部12に装着固定された状態で、口首部12の内周面から離間すると共に、当該ノズル部15の軸方向を、好ましくは容器本体11の口首部12の軸方向と一致又は略一致させて配置される。ノズル部15は、本実施形態では、口首部12の軸方向に沿って、閉塞板部16aから吐出方向Xの前方側にのみ延設して設けられている。ノズル部15の閉塞板部16aの下面には、吐出ガイド流路15bへの円形の流入口15cが、例えば1〜10mm程度の内径(直径)D1で開口している。本実施形態では、閉塞板部16aの下面に開口する流入口15cの周囲を囲んで、複数の突起17が、吐出方向Xの後方側に突出して設けられている。
本実施形態では、流入口15cの周囲を囲んで設けられた複数の突起17は、図3にも示すように、例えば1〜15mm程度の直径の円形の断面形状備える、円柱状突起となっている。複数の突起17は、例えば2〜30mm程度の高さで閉塞板部16aから突出していると共に、好ましくは周方向に等角度の中心間ピッチで、流入口15cの周囲を囲んで、例えば2〜15本(本実施形態では8本)設けられている。
また、本実施形態では、複数の突起17は、吐出ガイド流路15bへの流入口15cの開口周縁から外側に僅かに離間した位置から、閉塞板部16aに対して垂直下方に突出して各々設けられている(図2参照)。これによって、複数の突起17の突出方向先端部における内接円S(図3参照)は、これの内径(直径)D2が、流入口15cの内径D1(図2参照)よりも大きくなっている。
複数の突起17の突出方向先端部における内接円Sの内径D2が、流入口15cの内径D1と同じか又はこれよりも大きくなっていることにより、吐出時の圧力損失を生じることなく軽い力で内溶液を吐出できるとともに、内容液の一部分が吐出ガイド流路15bへの流入口15cの開口周縁付近の閉塞板部16aと衝突することで、ノズル部15の吐出ガイド流路15bに流入する内容液の勢いや流速を効果的に低減させることが可能になる。
さらに、本実施形態では、複数の突起17は、円形の断面形状を備える円柱状突起となっているので、各々の突起17の、流入口15cの中心部を中心とする放射方向外側の略半円の領域の外周面は、隣接する各一対の突起の17の間の隙間17bを放射方向外側から放射方向内側の流入口15cに向けて狭くする、外周傾斜面部17aとして機能することが可能になる。すなわち、複数の突起17は、円形の断面形状を有していることで、放射方向外側の略半円の領域に、各一対の突起の間の隙間17bを、複数の突起17の外側から内側の流入口15cに向けて狭くする、弧状に湾曲しながら傾斜する外周傾斜面部17aを各々備えることになる。
複数の突起17が、隣接する各一対の突起17の間の隙間17bを、複数の突起17の外側から内側の流入口15cに向けて狭くする、外周傾斜面部17aを備えていることにより、容器本体11の胴部13を把持してスクイズすることで内容液を吐出させる際に、複数の突起17で乱流を生じさせることによって、内容液が勢いよく吐出するのを効果的に抑制しつつも、内容液自体は、外周傾斜面部17aを介することで、複数の突起17の外側から内側の流入口15cに流入し易くなる。
本実施形態のノズルキャップ付きスクイズ容器10は、図2に示すように、スクイズ容器10を使用していない時に、ノズルキャップ14のノズル部15を覆って着脱可能に装着される、蓋キャップ20を備えている。蓋キャップ20は、略切頭円錐形状の蓋本体部21と、蓋本体部21の下端部から連続して下方に延設する、略円筒形状の装着スカート部22とからなる。蓋キャップ20は、例えば装着スカート部22の内側面に設けられた螺合突条22aを、容器本体11の口首部12の外周面に設けられた螺合突条12dに螺着することで、蓋本体部21の天面部内側面によってノズル部15の先端吐出口15aを閉塞した状態で、容器本体11の口首部12を覆って取り付けられる。
また、蓋本体部21の天面部内側面から下方に突出して、インナーリング部21aが設けられている。容器本体11の口首部12を覆って蓋キャップ20が取り付けられた際に、インナーリング部21aが、ノズル部15の先端吐出口15aの内周縁部に沿って嵌め込まれることで、強固に止水した状態で先端吐出口15aを閉塞することが可能になる。さらに、蓋本体部21の中間部内側面から下方に突出して、当接リング部21bが設けられている。容器本体11の口首部12を覆って蓋キャップ20が取り付けられた際に、当接リング部21bの先端は、ノズルキャップ14の円環状嵌込み係合部18の天面壁部18bを挟んで口首部12の先端面に当接する。これによって、装着スカート部20が口首部12に過度に螺着されて、インナーリング部21aや、ノズル部15の先端部が破損するのを、効果的に回避することが可能になる。
本実施形態では、ノズルキャップ付きスクイズ容器10は、容器本体11に内容液が収容されると共に、ノズルキャップ14のノズル部15を覆って蓋キャップ20が装着された状態で、容器製品として製品化される。容器本体11に収容される内容液の25℃における液粘度は、20〜3000mPa・sであることが好ましく、20〜500mPa・sであることがより好ましく、20〜100mPa・sであることが更に好ましく、30〜80mPa・sであることが特に好ましい。
そして、上述の構成を備えるノズルキャップ付きスクイズ容器10によれば、傾倒させることで内容液を吐出させる容器本体11の口首部12に取り付けられた、ノズルキャップ14のノズル部15の先端吐出口15aから、積極的に内容液を吐出させる操作の前の状態で、内容液が、不用意に且つ勢い良く吐出するのを効果的に抑制することが可能になる。
すなわち、本実施形態によれば、ノズルキャップ14のノズル部15は、閉塞板部16aによって支持されて、口首部12の内周面から離間した状態で閉塞板部16aから吐出方向Xの前方側に延設して設けられていると共に、吐出ガイド流路15bを内部に備えており、閉塞板部16aには、吐出ガイド流路15bへの流入口15cの周囲に、複数の突起17が、閉塞板部16aから吐出方向Xの後方側に突出して設けられている。
したがって、本実施形態のノズルキャップ付きスクイズ容器10によれば、図4に示すように、容器本体11を傾倒させることで内容液を吐出させる際に、容器本体11を傾倒させるのに伴って、内容液が勢い良く口首部12及びノズル部15に向けて送り出されたとしても、送り出された内容液は、吐出ガイド流路15bへの流入口15cの周囲を囲んで設けられた複数の突起17に遮られることで、ノズル部15の流入口15cに直接的に流入し難くなるので、ノズル部15の吐出ガイド流路15bに流入する内容液の勢いや流速を、効果的に低減することが可能になる。
また、ノズル部15に向けて送り出された内容液は、複数の突起17の突出方向先端部の内接円部分や、隣接する各一対の突起17の間の隙間17bを介して、複数の突起17によって囲まれる内側領域に流入した後に、流入口15cを介して吐出ガイド流路15bへ流入してゆくことになる。複数の突起17によって囲まれる内側領域に流入した内容液は、突出方向先端部の内接円部分や、複数の隣接する突起17の間の隙間17bから流入する内容液同士の衝突、及び別の隙間17bへのすり抜け等によって、複数の突起17によって囲まれる内側領域やこれの周囲には、複雑な内容液の流れが生じることになる。また複数の突起17の突出方向先端部の内接円部分から流入した内容液は、複数の隣接する突起17の間の隙間17bを介して、内側領域の外側に流れ出ることが可能なので、ノズル部15の吐出ガイド流路15bに流入する内容液の勢いや流速を、さらに効果的に低減することが可能になる。
これらによって、本実施形態のノズルキャップ付きスクイズ容器10によれば、内容液を吐出させる際に、容器本体11を傾倒させて口首部12の内側領域に送られた内容液が、積極的に内容液を吐出させる操作の前の状態で、不用意に且つ勢い良くノズル部15の先端吐出口15aから吐出して、周囲のものを汚すことになるのを、効果的に回避することが可能になる。
特に、本実施形態では、容器本体11が、例えば洋式便器50の開口周縁部の内側張出し段差部51に向けて、斜め下方から洗剤を吐出させ易い形状として(図5(a)、(b)参照)、いわゆる首曲がりボトル形状を備えるスクイズ容器となっている。また、斜めに傾いた状態で突出する口首部12が下方に配置されるように、当該容器本体11を傾倒させた際に、容器本体11に収容された内容液が、先絞り部13bの湾曲凸面13cの内側面を介して滑らかに且つスムーズに流下して、口首部12に向けて、さらに勢い良く送り出されるようになっている。さらに、容器本体11は、首部13bを胴部13の縦方向中心軸Cに対して片側に傾けて突出させた、首曲がりボトル形状を備えており、底部17から首部13bにかけて湾曲状の稜線部13eを形成するようになっている。さらにまた、容器本体11は、胴部13の縦方向中心軸Cに対して、首曲がり側、もしくは反首曲がり側を把持して使用することで、ボトル内の内容液が、湾曲状の稜線部13eの形状に沿って流動することにより、ノズル部15に勢いを持って接触するようになっている。
しかしながら、本実施形態によれば、ノズルキャップ14は、上述のような構成を備えているので、容器本体11を傾倒させながらノズルキャップ14のノズル部15の先端吐出口15aを、洋式便器50の内側張出し段差差部51に向けてゆく操作の途中で、内容液が、不用意に且つ勢い良く先端吐出口15aから吐出して、洋式便器50の外側に飛び出すのを効果的に回避することが可能になる。また、ノズルキャップ14は、上述のような構成を備えているので、可撓性を有する容器本体11の胴部13を把持した手や指からの圧力を受けることによって、胴部13を積極的に押圧していないスクイズ前の状態で、内容液が、不用意に且つ勢い良く先端吐出口15aから吐出して、洋式便器50の外側に飛び出すのを効果的に回避することが可能になる。
図6(a)、(b)は、ノズルキャップ14の閉塞板部16aに形成された吐出ガイド流路15bへの流入口15cの周囲に設けられる、複数の突起の他の形態を例示するものである。図6(a)の突起17’は、三角形の断面形状として、好ましくは2等辺三角形の断面形状を備える三角柱状突起となっている。三角柱状突起17’は、その頂部を流入口15cの中心部を中心とする放射方向外側に、底辺部を放射方向内側に配置して、流入口15cの周囲に等角度の中心間ピッチで複数本設けられている。これによって、三角柱状突起17’の両側の斜辺部は、隣接する各一対の突起17’の間の隙間17b’を、複数の突起17’の外側から内側の流入口15cに向けて狭くする、外周傾斜面部17a’として機能するようになっている。
図6(b)の突起17”は、円柱状突起となっている。図6(b)の円柱状突起17”は、流入口15cの周囲を囲んで複数本設けられている。各々の円柱状突起17”は、突出基端部において流入口15cの開口周縁から外側に相当程度離間した位置から、突出方向先端部に向けて、内側に傾斜した状態で突出して設けられている。複数の突起17”は、これらの突出方向先端部における内接円S”の内径が、流入口15cの内径D1と同じか又はこれよりも大きくなっている状態を保持して設けられている。
図6(a)、(b)に示す複数の突起17’,17”が設けられたノズルキャップ14を備えるノズルキャップ付きスクイズ容器によっても、上記本実施形態のノズルキャップ付きスクイズ容器10と同様の作用効果が奏される。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、吐出ガイド流路への流入口の周囲に設けられる複数の突起は、円形又は三角形の断面形状を備えている必要は必ずしも無く、図7(a)、(b)に示すような平板形状等の矩形の断面形状を備える突起等、種々の断面形状を備える突起であっても良い。複数の突起は、流入口の周囲に配置されて、2箇所又は3箇所以上突出して設けられていれば良い。複数の突起の突出方向先端部における内接円は、真円である必要は必ずしも無く、略円形や楕円形等、複数の突起の突出方向先端部に内接させるのに適した形状を採用することができる。内接円が真円でない場合の内径(直径)は、断面2次半径の2倍である。容器本体は、首曲がりボトル形状を備えている必要は必ずしもない。容器本体に収容される内容液は、トイレ掃除用の液体洗剤の他、その他の液体洗剤や食用の液体等の、種々の内容液であっても良い。
10 ノズルキャップ付きスクイズ容器
11 容器本体
12 口首部
12a 先端開口面
12b 基端開口面
13 胴部
13a 正面壁部
13b 首部(先絞り部)
13c 湾曲凸面
13d 湾曲凹面
13e 湾曲状の稜線部
14 ノズルキャップ
15 ノズル部
15a 先端吐出口
15b 吐出ガイド流路
15c 流入口
16 キャップ本体
16a 閉塞板部
17,17’,17” 突起
17a,17a’ 外周傾斜面部
17b,17b’ 隣接する各一対の突起の間の隙間
18 円環状嵌込み係合部
19 内筒壁
20 蓋キャップ
C 縦方向中心軸
S,S’ 内接円
X 吐出方向

Claims (7)

  1. 傾倒させることで内容液を吐出させるスクイズ操作が可能な容器本体の口首部に、ノズルキャップが取り付けられたノズルキャップ付きスクイズ容器であって、
    前記ノズルキャップのノズル部は、キャップ本体の閉塞板部によって支持されて、前記口首部の内周面から離間した状態で、当該口首部の軸方向に沿って、前記閉塞板部から吐出方向前方側に延設して設けられていると共に、内容液を案内して先端吐出口から線状に連続吐出させる吐出ガイド流路を内部に備えており、
    前記閉塞板部には、前記吐出ガイド流路への流入口の周囲に、複数の突起が、前記閉塞板部から吐出方向後方側に突出して設けられており、
    前記複数の突起の各々は、前記吐出ガイド流路の軸方向と垂直な各断面において、前記流入口の中心部を中心とする放射方向中心側の幅寸法が、放射方向外側の幅寸法よりも大きくなった形状を有していることにより、
    前記複数の突起は、隣接する各一対の突起の間の隙間を、前記複数の突起の外側から内側の前記流入口に向けて徐々に狭くする、外周傾斜面部を備えているノズルキャップ付きスクイズ容器。
  2. 前記複数の突起の突出方向先端部における内接円の内径が、前記吐出ガイド流路への流入口の内径と同じか又はこれよりも大きくなっている請求項1記載のノズルキャップ付きスクイズ容器。
  3. 前記複数の突起は、円形、三角形又は矩形の断面形状を備えている請求項1又は2記載のノズルキャップ付きスクイズ容器。
  4. 前記ノズルキャップは、前記ノズル部の軸方向が、前記容器本体の口首部の軸方向と一致又は略一致するように前記容器本体の口首部に取り付けられている請求項1〜3のいずれか1項記載のノズルキャップ付きスクイズ容器。
  5. 前記容器本体は、前記口首部を、当該容器本体の縦方向中心軸に対して側方に偏心させた位置から、該偏心させた方向とは反対側に傾けて突出させた、首曲がりボトル形状を備えている請求項1〜4のいずれか1項記載のノズルキャップ付きスクイズ容器。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項記載のノズルキャップ付きスクイズ容器の前記容器本体に内容液が収容され、前記ノズルキャップのノズル部を覆って蓋キャップが装着された容器製品。
  7. 前記内容液の25℃における液粘度が20〜3000mPa・sである請求項6記載の容器製品。
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