JP2017035714A - レーザ加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】レーザ加工装置において、デブリを十分に吸引するとともに、その吸引能力が低下しないようにする。【解決手段】レーザ加工装置1に、デブリを吸引する吸引手段92を備え、吸引手段92には、デブリ捕獲チャンバ93と、デブリ捕獲チャンバ93内を洗浄する洗浄手段95と備え、洗浄手段95は、デブリ捕獲チャンバ93の開口932aを封鎖するシャッタ950と、開口932aが封鎖されたデブリ捕獲チャンバ93内に洗浄水を供給する洗浄水供給口951とを備え、シャッタ950がデブリ捕獲チャンバ93の開口932aを塞ぎ、吸引口94から吸引し、デブリ捕獲チャンバ93内に洗浄水供給口951から洗浄水を供給し、供給した洗浄水を吸引口94から吸引してデブリ捕獲チャンバ93内を洗浄する【選択図】図2

Description

本発明は、レーザ加工により生じたデブリを吸引する機能を有するレーザ加工装置に関する。
板状ワークに対して吸収性を有する波長のパルスレーザ光を照射して板状ワークの表面に加工溝を形成するアブレーション加工では、板状ワークが溶解してデブリが発生する。そこで、デブリが板状ワークの表面に付着するのを防ぐために、板状ワークの表面に保護膜を形成し、保護膜の上にデブリを堆積させ、加工後は保護膜とともにデブリを除去している。また、レーザ光が照射される加工点を吸引する吸引機構を設けることにより、分割ライン上の保護膜に付着するデブリを少なくする装置も提案されている(例えば、特許文献1,2及び3参照)。
特開2014−124648号公報 特開2014−036987号公報 特許第4993886号公報
しかし、アブレーション加工時におけるレーザ光の集光点は板状ワークの内部であり、板状ワークが加工されると共に、保護膜が焼かれることはないが溶解はするため、吸引機構がデブリを吸引すると共に溶解した保護膜をも吸引し、溶解した保護膜によって吸引機構の吸引能力を低下させ、十分にデブリを吸引することができなくなるという問題が発生している。また、デブリの吸引が不十分となることにより、保護膜上に残存したデブリによってレーザ光が遮光され、加工が不十分になるという問題もある。さらに、デブリの吸引が不十分となることにより、レーザ光を遮るようにレーザ光路上にデブリが留まり、加工が不十分になるという問題もある。
本発明は、このような問題にかんがみなされたもので、レーザ加工装置において、デブリを十分に吸引するとともに、その吸引能力が低下しないようにすることを課題とする。
本発明は、チャックテーブルに保持された板状ワークの表面を保護する水溶性保護膜を透過させて板状ワークの表面にレーザ光を照射しアブレーション加工するレーザ加工装置であって、レーザ光を集光する集光器と、該集光器によって集光されたレーザ光を板状ワークに導くとともに板状ワークから飛散するデブリを吸引し排出する加工ノズルとを備え、該加工ノズルは、該集光器が集光したレーザ光を通過させ板状ワークに導くレーザ光通過口と、該レーザ光通過口を通過したレーザ光の照射によって板状ワークから飛散するデブリを吸引する吸引手段と、を備え、該吸引手段は、該レーザ光通過口が形成された上壁と該上壁から垂下する側壁と該上壁に対向しデブリを捕獲する開口を有する下壁とから構成されるデブリ捕獲チャンバと、該デブリ捕獲チャンバと吸引源とを連通させる吸引口と、該デブリ捕獲チャンバ内を洗浄する洗浄手段と、を備え、該洗浄手段は、該デブリ捕獲チャンバの該開口を封鎖するシャッタと、該開口が封鎖された該デブリ捕獲チャンバ内に洗浄水を供給する洗浄水供給口と、を備え、該シャッタが該デブリ捕獲チャンバの該開口を塞ぎ、該デブリ捕獲チャンバ内に該洗浄水供給口から洗浄水を供給し、供給した該洗浄水を該吸引口から吸引して該デブリ捕獲チャンバ内を洗浄することを特徴とする。
上記レーザ加工装置においては、洗浄手段に、レーザ光通過口を横断し吸引口に向かってエアを噴射しレーザ光通過口を洗浄する洗浄エア噴射口を含み、洗浄エア噴射口からエアを噴射してデブリ捕獲チャンバ内を洗浄することが好ましい。
本発明に係るレーザ加工装置は、デブリを吸引する吸引手段を備え、吸引手段には、デブリ捕獲チャンバと、デブリ捕獲チャンバ内を洗浄する洗浄手段と備えており、洗浄手段は、デブリ捕獲チャンバの開口を封鎖するシャッタと、開口が封鎖されたデブリ捕獲チャンバ内に洗浄水を供給する洗浄水供給口とを備え、シャッタがデブリ捕獲チャンバの開口を塞ぎ、吸引口から吸引し、デブリ捕獲チャンバ内に洗浄水供給口から洗浄水を供給し、供給した洗浄水を吸引口から吸引してデブリ捕獲チャンバ内を洗浄するため、吸引手段が保護膜上のデブリを十分に吸引するとともに、吸引したデブリがデブリ捕獲チャンバ内に残存するのを防ぐことにより、吸引手段の吸引能力の低下を防ぐことができる。
また、洗浄手段に、レーザ光通過口を横断し吸引口に向かってエアを噴射しレーザ光通過口を洗浄する洗浄エア噴射口を含むことにより、レーザ加工時にデブリが光路を塞ぐのを防ぐことができる。
レーザ加工装置の例を示す斜視図である。 集光器及び加工ノズルの構造を示す断面図である。 シャッタ及びシャッタ駆動部を取り外した状態における集光器及び加工ノズルを示す斜視図である。 シャッタ及びシャッタ駆動部を示す斜視図である。
図1に示すレーザ加工装置1は、チャックテーブル2に保持された板状ワークWをレーザ加工手段3によって加工する装置である。板状ワークWは、裏面W2がテープTに貼着され、テープTにはリング状のフレームFが貼着されており、板状ワークWは、テープTを介してフレームFに支持される。板状ワークWの表面W1には、分割予定ラインLによって区画されてデバイスDが形成されている。
レーザ加工装置1の前面側(−Y方向側)には、フレームFによって支持された板状ワークWが複数収容されるカセット40が載置されるカセット載置領域4が設けられている。カセット載置領域4は昇降可能となっている。カセット載置領域4の後方(+Y方向側)には、フレームFによって支持された板状ワークWが一時的に置かれる仮置き領域41が設けられている。仮置き領域41には、板状ワークWを所定の位置に合わせる位置合わせ手段42を備えている。また、仮置き領域41の後方(+Y方向側)には、フレームFに支持された板状ワークWのカセット40からの搬出及びカセット40への搬入を行う搬出入手段43が配設されている。
チャックテーブル2は、板状ワークWを吸引保持する吸着部20と、フレームFを固定する固定部21とを備えている。チャックテーブル2は、フレームFに支持された板状ワークWのチャックテーブル2に対する着脱が行われる着脱領域Aと、レーザ加工が行われる加工領域Bとの間をX軸方向に移動可能であるとともに、Y軸方向に移動可能となっている。
着脱領域Aの+Y方向側には、レーザ加工前の板状ワークWの表面に保護膜を形成する保護膜形成手段6が配設されている。保護膜形成手段6は、フレームFに支持された板状ワークWを保持して回転する保持部60と、保持部60に保持された板状ワークWに液状樹脂を滴下する図示しないノズルとを備えている。
仮置き領域41の近傍には、フレームに支持された板状ワークWを仮置き領域41と保護膜形成手段6との間で搬送する第1の搬送手段5が配設されている。
保護膜形成手段6の上方には、フレームFに支持された板状ワークWを保護膜形成手段6から着脱領域Aに位置するチャックテーブル2に搬送する第2の搬送手段7が配設されている。第2の搬送手段7は、板状ワークWを吸着する吸着部70と、吸着部70を昇降させる昇降部71と、吸着部70及び昇降部71をY軸方向に移動させるアーム部72とを備えている。
レーザ加工手段3は、レーザ光を発振する発振手段30と、レーザ光に繰り返し周波数を設定する周波数設定手段31と、レーザ光の出力を調整する出力調整手段32と、レーザ光を集光する集光器8と、集光器8によって集光されたレーザ光を板状ワークWに導くとともに板状ワークWから飛散するデブリを吸引し排出する加工ノズル9とを備えている。
図2に示すように、集光器8は、レーザ光の光軸上に配設された集光レンズ80と、集光レンズ80の下方に設置されたカバーガラス81とを備えている。また、カバーガラス81の下方には、レーザ光を通すための空間82が形成され、その側面側には、レーザ光の光路と直交する方向にエアを噴出する加工用エア供給部83が形成されている。
加工ノズル9は、集光器8の空間82に連通する空間90と、集光器8が集光したレーザ光を通過させ板状ワークに導くレーザ光通過口91と、レーザ光通過口91を通過したレーザ光の照射によって板状ワークWから飛散するデブリを吸引する吸引手段92とを備えている。
吸引手段92は、レーザ光通過口91が形成された上壁930と上壁930から垂下する側壁931と上壁930に対向しデブリを捕獲する開口932aを有する下壁932とから構成されるデブリ捕獲チャンバ93と、デブリ捕獲チャンバ93と吸引源96とを連通させる吸引口94と、デブリ捕獲チャンバ93内を洗浄する洗浄手段95とを備えている。吸引口94は、吸引路940を介して吸引源96と連通している。
洗浄手段95は、デブリ捕獲チャンバ93の開口932aを封鎖するシャッタ950と、シャッタ950を駆動するシャッタ駆動部955と、開口932aが封鎖されたデブリ捕獲チャンバ93内に洗浄水を供給する洗浄水供給口951を備えている。
レーザ光通過口91の側方には、レーザ光通過口91に向けてエアを噴出する洗浄エア供給手段97が配設されている。洗浄エア供給手段97は、洗浄エア噴出口970からレーザ光通過口91を横断し吸引口94に向けてエアを噴出する。このエアは、レーザ光の通過方向に対して直交する方向に噴出される。
また、上壁930には、開口932aに向けて洗浄水を噴出する洗浄水供給手段98が配設されている。洗浄水供給手段98は、洗浄水を噴出する洗浄水噴出口980を備えている。
シャッタ950は、断面がL字状に形成されており、シャッタ950の短辺側にピストン952が連結され、このピストン952は、シリンダ953によって駆動されてX軸方向に移動可能となっている。シリンダ953によって駆動されてシャッタ950の長辺部分がX軸方向に移動することにより、開口932aを開閉可能となっている。シャッタ950の上面は、撥水性を有することが好ましい。
図3に示すように、下壁932の下面には、複数の磁石932bが埋め込まれている。複数の磁石932bは、開口932aの外周側に、開口932aを囲むようにして設けられている。なお、図3においては、シャッタ950、ピストン952及びシリンダ953の図示を省略している。
図4に示すように、シャッタ950は、シャッタ駆動部955によって駆動される。シャッタ駆動部955は、図3に示した加工ノズル9の側面941に取り付けられる。シャッタ駆動部955は、シャッタ950の基部に連結されたピストン952と、ピストン952をX軸方向に移動させるシリンダ953と、シャッタ950をガイドするガイドレール954とを備えている。シャッタ950は、磁性体材料からなり、下壁932に沿う平板状に形成されている。シャッタ950が図3に示した開口932aを遮蔽した状態では、下壁932に設けられた磁石932bがシャッタ950を磁着するため、開口932aが塞がれ、デブリ捕獲チャンバ93の密閉性が増す。
以上説明したチャックテーブル2、レーザ加工手段3、カセット載置領域4、位置合わせ手段42、搬出入手段43、第1の搬送手段5、保護膜形成手段6、第2の搬送手段7、集光器8、加工ノズル9の動作は、図1に示した制御手段99によって制御される。
図1に示したレーザ加工装置1を用いて板状ワークWをレーザ加工するときは、フレームFに支持された板状ワークWがカセット40に複数収容される。そして、搬出入手段43によってフレームFが挟持されてフレームFとともに板状ワークWが仮置き領域41に搬出される。
仮置き領域41において、位置合わせ手段42によって板状ワークWが一定の位置に位置合わせされた後、第1の搬送手段5によってフレームFに支持された板状ワークWが保護膜形成手段6の保持部60に搬送される。そして、板状ワークWの表面W1の上に液状樹脂が滴下され、保持部60が回転することにより、表面W1の全面に、図2に示す水溶性保護膜Pが被覆される。
次に、図1に示す第2の搬送手段7の昇降部71が降下し、吸着部70によって板状ワークWが吸着される。そして、昇降部71が上昇し、アーム部72が−Y方向に移動することにより、着脱領域Aに位置するチャックテーブル2の上方に板状ワーク2が移動し、昇降部71が降下して板状ワークWの吸着を解除することにより、板状ワークWが吸着部20の上に載置される。その後、吸着部20に吸引力を作用させることにより板状ワークWが吸着され、さらに固定部21によってフレームFが固定される。
次に、チャックテーブル2が−X方向に移動し、加工すべき分割予定ラインが検出され加工ノズルと検出された分割予定ラインとのY軸方向の位置合わせがなされる。そして、さらにチャックテーブル2が同方向に移動するとともに、集光器8が水溶性保護膜Pを透過させて板状ワークWの表面W1にレーザ光を集光することにより、分割予定ラインに沿ってアブレーション加工が行われる。
かかるアブレーション加工時には、図2に示したシャッタ駆動部955がシャッタ950を−X方向に移動させることにより、開口932aを開放しておく。集光レンズ80に入射したレーザ光は、空間82,90、レーザ光通過口91及び開口932aを通って板状ワークWの表面W1に集光される。レーザ光が表面W1に集光されると、板状ワークWが溶融してデブリが発生し、その一部は開口932aからデブリ捕獲チャンバ93に進入する。また、水溶性保護膜Pが溶融することもある。
加工中は、吸引源96を作動させておく。これにより、レーザ加工により生じたデブリは、吸引口94及び吸引路940を介して加工ノズル9の外部に排出される。また、デブリが空間90,82を上昇することもありうるが、加工中は、空間82の側面に備えた加工用エア供給部83からエアを噴出することにより、デブリがカバーガラス81に付着するのを防止する。このときのエアの噴出量は、例えば、10リットル/分である。さらに、加工中は、洗浄エア供給手段97が、レーザ光通過口91を横断するように洗浄エアを噴出することにより、デブリがレーザ光の光路を塞ぐのを防ぐ。なお、加工用エア供給部83からのエアの噴出は、空気中の微粒子から光学部品を保護するために、加工を行っていない待機中も常に行う。
板状ワークWのアブレーション加工が終了すると、洗浄エア供給手段97からの洗浄エアの噴出を止める。そして、加工用エア供給部83からのエアの噴出量を例えば25リットル/分に切り替え、レーザ光が出射されていないことを確認した後、シャッタ駆動部955のシリンダ953がピストン952を−X方向に駆動することによりシャッタ950を同方向に移動させ、開口932aを封鎖する。そうすると、下壁932に備えた磁石932bによってシャッタ950がひきつけられ、デブリ捕獲チャンバ93内が密閉される。
次に、洗浄エア供給手段97からの洗浄エアの噴出を再開する。そして、洗浄手段95及び洗浄水供給手段98が、洗浄水供給口951、洗浄水噴出口980からそれぞれ洗浄水を噴出し、レーザ光通過口91を含むデブリ捕獲チャンバ93の内部を洗浄する。かかる洗浄は、例えば、板状ワークWを所定枚数レーザ加工した後に、例えば60秒程度行う。洗浄中は、シャッタ950によって開口932aが封鎖されているため、洗浄水が装置内に飛散するのを防止することができる。なお、洗浄エア供給手段97からの洗浄エアの噴出は、必須ではない。
洗浄時は、吸引手段92によって洗浄に使用した洗浄水を吸引して外部に排出することができる。したがって、上壁930、側壁931、下壁932等に付着したデブリが付着したままになるのを防止することができ、また、吸引手段92による吸引能力が低下するのを防ぐことができる。さらに、吸引口94、吸引路940にデブリが付着していたとしても、吸引される洗浄水によってそのデブリも洗浄し除去することができる。
こうしてデブリ捕獲チャンバ93の内部を洗浄した後に、洗浄手段95及び洗浄水供給手段98からの洗浄水の噴出を停止すると、洗浄エア供給手段97から噴出されるエア及び吸引手段92からの吸引によって、デブリ捕獲チャンバ93内に付着していた洗浄水が除去される。シャッタ950の上面が撥水性を有していれば、シャッタ950を確実かつ速く乾燥させることができる。また、シャッタ950を確実に乾燥させることで、後にシャッタ950を開放したときに水滴が垂れるのを防止することができる。
次に、シャッタ駆動機構955がシャッタ950を−X方向に移動させて開口932aを開放する。そして、開口932aの開放によりデブリ捕獲チャンバ93が開放された状態で、洗浄エア供給手段97が洗浄エア噴出口からエアを噴出して乾燥を行う。
その後、加工用エア供給部83からのエアの噴出量を例えば10リットル/分に戻すことにより、デブリ捕獲チャンバ93の洗浄及び乾燥作業を終了し、レーザ加工ができる状態に戻る。
以上のように、レーザ加工装置1では、シャッタ950がデブリ捕獲チャンバ93の開口932aを塞ぎ、吸引口94から吸引を行い、デブリ捕獲チャンバ93内に洗浄水を供給するとともにエアを供給し、供給した洗浄水とエアとを吸引口94から吸引してデブリ捕獲チャンバ93内を洗浄するため、吸引手段92がデブリを十分に吸引するとともに、吸引したデブリがデブリ捕獲チャンバ93内に残存するのを防ぐことができ、吸引手段92の吸引能力の低下を防ぐことができるとともに、レーザ加工時にデブリが光路を塞ぐのを防ぐことができる。
さらに、制御手段99による制御の下で、デブリ捕獲チャンバ93を自動で洗浄することができるため、メンテナンスに要する工数を削減することができる。
1:レーザ加工装置
W:板状ワーク W1:表面 W2:裏面 L:分割予定ライン D:デバイス
T:テープ F:フレーム
2:チャックテーブル 20:吸着部 固定部
3:レーザ加工手段 30:発振手段]31:周波数設定手段 32:出力調整手段
4:カセット載置領域 40:カセット 41:仮置き領域 42:位置合わせ手段
43:搬出入手段
5:第1の搬送手段
6:保護膜形成手段 60:保持部
7:第2の搬送手段 70:吸着部 71:昇降部 72:アーム部
8:集光器 80:集光レンズ 81:カバーガラス 82:空間
83:加工用エア供給部
9:加工ノズル 90:空間 91:レーザ光通過 92:吸引手段
93:デブリ捕獲チャンバ 930:上壁 931:側壁 932:下壁
932a:開口 932b:磁石
94:吸引口 940:吸引路
95:洗浄手段 950:シャッタ 951:洗浄水供給口
952:ピストン 953:シリンダ 954:ガイドレール 955:シャッタ駆動部
96:吸引源
97:洗浄エア供給手段 970:洗浄エア噴出口
98:洗浄水供給手段 980:洗浄水噴出口
99:制御手段

Claims (2)

  1. チャックテーブルに保持された板状ワークの表面を保護する水溶性保護膜を透過させて板状ワークの表面にレーザ光を照射しアブレーション加工するレーザ加工装置であって、
    レーザ光を集光する集光器と、該集光器によって集光されたレーザ光を板状ワークに導くとともに板状ワークから飛散するデブリを吸引し排出する加工ノズルとを備え、
    該加工ノズルは、該集光器が集光したレーザ光を通過させ板状ワークに導くレーザ光通過口と、該レーザ光通過口を通過したレーザ光の照射によって板状ワークから飛散するデブリを吸引する吸引手段と、を備え、
    該吸引手段は、該レーザ光通過口が形成された上壁と該上壁から垂下する側壁と該上壁に対向しデブリを捕獲する開口を有する下壁とから構成されるデブリ捕獲チャンバと、該デブリ捕獲チャンバと吸引源とを連通させる吸引口と、該デブリ捕獲チャンバ内を洗浄する洗浄手段と、を備え、
    該洗浄手段は、該デブリ捕獲チャンバの該開口を封鎖するシャッタと、該開口が封鎖された該デブリ捕獲チャンバ内に洗浄水を供給する洗浄水供給口と、を備え、
    該シャッタが該デブリ捕獲チャンバの該開口を塞ぎ、該デブリ捕獲チャンバ内に該洗浄水供給口から洗浄水を供給し、供給した該洗浄水を該吸引口から吸引して該デブリ捕獲チャンバ内を洗浄することを特徴とするレーザ加工装置。
  2. 前記洗浄手段に、
    前記レーザ光通過口を横断し前記吸引口に向かってエアを噴射し該レーザ光通過口を洗浄する洗浄エア噴射口を含み、
    該洗浄エア噴射口からエアを噴射して該デブリ捕獲チャンバ内を洗浄することを特徴とする
    請求項1記載のレーザ加工装置。
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