JP2014124648A - レーザー加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被加工物に液状デブリが滴下することを抑制できるレーザー加工装置を提供すること。
【解決手段】レーザー加工装置1は被加工物Wを保持するチャックテーブルと被加工物Wの表面WSにレーザー光線Lを照射するレーザー光線照射手段20とデブリ排出手段30を備えている。デブリ排出手段30はデブリ捕獲室39と吸引路43とを有している。デブリ捕獲室39はレーザー光線Lが通過する開口35が設けられた天井部36と加工点RP付近で生成される液状又は気化したデブリD1の飛散範囲の周囲を取り囲む隔壁38とからなる。吸引路43はチャンバー31の下面38bに開口する吸引口40と吸引源42とを連通する。デブリ捕獲室39近傍の吸引路43の下方でチャックテーブル10に対面して圧力測定器44に連通する圧力測定用開口部34が形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、レーザー加工装置に関する。特に、アブレーション加工を実施するレーザー加工装置に関する。
IC(Integrated Circuit)、LSI(Large Scale Integration)等のデバイスが形成された半導体ウエーハや、LED(Light Emitting Diode)素子等のデバイスが形成されたサファイヤウエーハの分割予定ラインをレーザー加工装置によってレーザー光線を照射し、表面に溝を形成することで個々のデバイスに分割し、携帯電話、PC(Personal Computer)、LEDライト等の電子機器が製造されている。
この加工工程において、半導体ウエーハやサファイヤウエーハにレーザー光線を照射するとデブリと呼ばれる微細な粉塵が発生・散してデバイスの表面に堆積し、デバイスの品質を低下させることが知られている。その対策として、保護膜を予め塗付してからレーザー加工を施し、保護膜とともに保護膜上に付着したデブリごと洗浄して除去してしまう加工方法や、対物レンズの光軸に沿ってエアーを噴出する噴出口を備えると共に噴出口の周りからデブリを吸引してデブリがデバイスの表面に堆積するのを防止するレーザー加工装置が提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2及び特許文献3参照)。
特開2007−69249号公報 特開2011−189400号公報 特開2006−032419号公報
しかしながら、発生したデブリが大量であったり、吸引源からの吸引力が何らかの原因(配管の詰まりや吸引源の故障等)によって吸引できていなかったりすると、デブリ排出手段で回収しきれなくなり、発生したデブリがデブリ排出手段の下方に付着してしまう場合がある。付着したデブリは、最終的にウエーハの表面に滴下してデバイスを汚染してしまう。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、被加工物に液状デブリが滴下することを抑制できるレーザー加工装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明のレーザー加工装置は、板状の被加工物を保持面で保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された該被加工物の表面に該被加工物に対して吸収性を有する波長のレーザー光線を照射してレーザー加工溝を形成する集光器を備えたレーザー光線照射手段と、レーザー光線の照射によって加工点付近に生成されるデブリを該レーザー光線照射手段の下方から吸引して排出するデブリ排出手段と、を備えたレーザー加工装置において、該デブリ排出手段は、該レーザー光線が通過する開口が設けられた天井部と、該加工点付近で生成されるデブリの飛散範囲の周囲を取り囲む隔壁と、からなるデブリ捕獲室と、該隔壁に開口する吸引口と吸引源とを連通される吸引路と、を有し、該デブリ捕獲室近傍の該吸引路の下方で該チャックテーブルに対面して、圧力測定器に連通する圧力測定用開口部が形成されていることを特徴とする。
また、前記レーザー加工装置は、前記デブリ排出手段は、前記レーザー光線が通過する前記デブリ捕獲室の前記開口の近傍の前記隔壁に噴出口を有し、前記レーザー加工溝が形成される方向から該隔壁の前記吸引口へと噴出される気体で該開口を覆い、該開口から侵入し該集光器へ付着する該デブリを遮断するエアカーテンブロー噴出機構をさらに備えるのが望ましい。
本発明のレーザー加工装置は、デブリ排出手段の吸引路の下方に圧力測定開口部を形成し、圧力測定用開口部を介して圧力測定器を設置したことで、被加工物にデブリが滴下して付着する前にデブリがデブリ捕獲室の近傍に付着したことを検出できるという効果を奏する。さらには、エアカーテンブロー機構の噴出口から噴出される気体の量や向き(噴出される気体が大量にデブリ捕獲室からあふれていることで、圧力が下がって検出できる)を検出することもできるという効果も得られる。
図1は、実施形態に係るレーザー加工装置の構成例を示す図である。 図2は、実施形態に係るレーザー加工装置のレーザー光線照射手段とチャックテーブルなどの構成を模式的に示す図である。 図3は、実施形態に係るレーザー加工装置のデブリ排出手段のノズル部材の噴出口を下向きにした状態を模式的に示す断面図である。 図4は、実施形態に係るレーザー加工装置のデブリ排出手段の外観を下方からみた斜視図である。 図5は、実施形態に係るレーザー加工装置のデブリ排出手段にデブリが付着したか否かを判断するフローチャートである。 図6は、実施形態に係るレーザー加工装置の動作確認のフローチャートである。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
〔実施形態〕
本発明の実施形態に係るレーザー加工装置を図面に基いて説明する。図1は、実施形態に係るレーザー加工装置の構成例を示す図である。図2は、実施形態に係るレーザー加工装置のレーザー光線照射手段とデブリ排出手段などの構成を模式的に示す断面図である。図3は、実施形態に係るレーザー加工装置のデブリ排出手段のノズル部材の噴出口を下向きにした状態を模式的に示す断面図である。図4は、実施形態に係るレーザー加工装置のデブリ排出手段の外観を下方からみた斜視図である。
実施形態1に係るレーザー加工装置1は、被加工物Wに一旦保護膜P(図2及び図3に示す)を被覆した後、この保護膜Pが被覆された被加工物Wを保持したチャックテーブル10と、レーザー光線照射手段20とを相対移動させることで、被加工物Wにアブレーション加工を施して、被加工物Wにレーザー加工溝S(図2及び図3に示す)を形成するものである。
ここで、被加工物Wは、レーザー加工装置1によりレーザー加工される板状の被加工物であり、本実施形態ではシリコン、サファイア、ガリウムなどを母材とする円板状の半導体ウエーハや光デバイスウエーハである。被加工物Wは、図1に示すように、表面WSに形成された複数のデバイスDが複数のストリートによって格子状に区画されている。被加工物Wは、図1に示すように、デバイスDが複数形成されている表面WSの反対側の裏面が粘着テープTに貼着され、被加工物Wに貼着された粘着テープTに環状フレームFが貼着されることで、環状フレームFに固定される。また、被加工物Wの表面WSには、層間絶縁膜材料としてLow−k材料(主に、ポーラス材料)で構成された図示しない所謂Low−k膜が形成されている。
レーザー加工装置1は、図1に示すように、チャックテーブル10と、レーザー光線照射手段20と、デブリ排出手段30と、制御手段90とを備えている。レーザー加工装置1は、更に、レーザー加工前後の被加工物Wを収容するカセット50が載置されるカセットエレベータ(図示せず)と、レーザー加工前後の被加工物Wを一時的に載置する仮置き手段60と、レーザー加工前の被加工物Wに保護膜Pを被覆しかつレーザー加工後の被加工物Wから保護膜Pを除去する保護膜形成兼洗浄手段70と、を備えている。さらに、レーザー加工装置1は、チャックテーブル10とレーザー光線照射手段20とをX軸方向に相対移動させる図示しないX軸移動手段と、チャックテーブル10とレーザー光線照射手段20とをY軸方向に相対移動させる図示しないY軸移動手段と、チャックテーブル10とレーザー光線照射手段20とをZ軸方向に相対移動させる図示しないZ軸移動手段とを備えている。
カセット50は、粘着テープTを介して環状フレームFに貼着された被加工物Wを複数枚収容するものである。カセットエレベータは、レーザー加工装置1の装置本体2にZ軸方向に昇降自在に設けられている。
仮置き手段60は、カセット50からレーザー加工前の被加工物Wを一枚取り出すとともに、レーザー加工後の被加工物Wをカセット50内に収容するものである。仮置き手段60は、レーザー加工前の被加工物Wをカセット50から取り出すとともにレーザー加工後の被加工物Wをカセット50内に挿入する搬出入手段61と、レーザー加工前後の被加工物Wを一時的に載置する一対のレール62とを含んで構成されている。
保護膜形成兼洗浄手段70は、一対のレール62上のレーザー加工前の被加工物Wが第1の搬送手段81により搬送されてきて、このレーザー加工前の被加工物Wに保護膜Pを被覆するものである。また、保護膜形成兼洗浄手段70は、レーザー加工後の被加工物Wが第2の搬送手段82により搬送されてきて、このレーザー加工後の被加工物Wの保護膜Pを除去するものである。保護膜形成兼洗浄手段70は、スピンナテーブル71を有し、レーザー加工前後の被加工物Wを保持しZ軸方向と平行な軸心回りに回転するスピンナテーブル71と、スピンナテーブル71上のレーザー加工前の被加工物Wに保護膜Pを構成するPVA、PEGやPEO等の水溶性樹脂を含んだ液状樹脂を噴射する塗布ノズル(図示せず)と、スピンナテーブル71上のレーザー加工後の被加工物Wから保護膜Pを除去する洗浄液を噴射する洗浄ノズル(図示せず)とを備えている。
チャックテーブル10は、保護膜形成兼洗浄手段70のスピンナテーブル71上のレーザー加工前の保護膜Pが形成された被加工物Wが第2の搬送手段82により載置されてきて、当該被加工物Wを保持するものである。チャックテーブル10は、表面を構成する部分がポーラスセラミック等から形成された円盤形状であり、図示しない真空吸引経路を介して図示しない真空吸引源と接続され、表面に載置された被加工物Wを吸引することで表面(保持面に相当)で保持する。チャックテーブル10は、X軸移動手段により、カセット50近傍の搬出入領域TRとレーザー光線照射手段近傍の加工領域PRとに亘ってX軸方向に移動自在に設けられ、かつY軸移動手段によりY軸方向に移動自在に設けられているとともに図示しない基台駆動源により中心軸線(Z軸と平行である)回りに回転自在に設けられている。
レーザー光線照射手段20は、装置本体2に設けられた加工領域PRに設けられ、かつチャックテーブル10に保持された被加工物Wの表面WSにレーザー光線L(図2などに示す)を照射して、アブレーション加工によりレーザー加工溝Sを形成するものである。レーザー光線Lは、被加工物Wに対して吸収性を有する波長のレーザー光線である。レーザー光線照射手段20は、チャックテーブル10に保持された被加工物Wに対して、Z軸移動手段によりZ軸方向に移動自在に設けられている。レーザー光線照射手段20は、下方に開口部21aが形成されたケース21と、レーザー光線Lを発振する発振器(図示せず)と、ケース21内に収容されかつ発振器により発振されたレーザー光線Lを被加工物Wの表面WSに照射してレーザー加工溝Sを形成する集光器22とを備えている。
ケース21の下端部には、図2に示すように、周方向に等間隔に複数の噴出口23が設けられている。噴出口23には、気体供給源24から加圧された気体が供給される。噴出口23は、水平よりわずかに下向きに加圧された気体を噴出する。発振器は、被加工物Wの種類、加工形態などに応じて、発振するレーザー光線Lの周波数が適宜調整される。発振器として、例えば、YAGレーザー発振器やYVOレーザー発振器などを用いることができる。集光器22は、噴出口23よりも上方に設けられ、かつ発振器により発振されたレーザー光線Lの進行方向を変更する全反射ミラーやレーザー光線Lを集光する集光レンズなどを含んで構成される。
デブリ排出手段30は、レーザー光線Lの照射によって加工点RP(図2及び図3に示す)付近に生成される液状又は気化したデブリD1(図2及び図3に示す)をレーザー光線照射手段20の下方から吸引して排出するものである。デブリ排出手段30は、図2及び図3に示すように、チャンバー31と、エアカーテンブロー噴出機構32と、吸引筒33と、圧力測定用開口部34とを備えている。
チャンバー31は、レーザー光線照射手段20の下端に取り付けられる。チャンバー31は、図2及び図3に示すように、開口部21aと連通してレーザー光線照射手段20が照射したレーザー光線Lが通過する開口35が設けられた天井部36と、天井部36に取り付けられたノズル部材37と、加工点RP付近で生成される液状又は気化したデブリD1の飛散範囲の周囲を取り囲む隔壁38とかなるデブリ捕獲室39を有している。天井部36は、チャックテーブル10に保持される被加工物Wの表面WSと平行に形成されている。ノズル部材37は、天井部36に重ねられる。ノズル部材37は、天井部36即ちチャンバー31に着脱自在である。隔壁38は、天井部36及び開口35の周りに設けられている。隔壁38は、デブリ捕獲室39の側壁である。ノズル部材37の下面38a及びチャンバー31の下面38aは、チャックテーブル10に対面する。また、X軸方向に搬出入領域TRから離れた側のチャンバー31の下面38bには、吸引口40が開口している。
エアカーテンブロー噴出機構32は、レーザー加工溝Sが形成される方向(レーザー加工時に、レーザー光線Lが被加工物Wの表面WS上を相対的に移動する方向である矢印X1の前方)から隔壁38の吸引口40へと噴出される気体で開口35を覆い、開口35から侵入し集光器22に付着する液状又は気化したデブリD1を遮断するものである。エアカーテンブロー噴出機構32は、天井部36の開口35よりも矢印X1の前方の箇所に取り付けられるノズル部材37が成す開口35の近傍の隔壁38に噴出口41を有している。噴出口41は、被加工物Wの表面WSと垂直な隔壁38に開口している。噴出口41には、気体供給源24から加圧された気体が供給される。
吸引筒33は、四角筒状に形成され、一端が吸引口40と連通するように、一端がチャンバー31に取り付けられる。吸引口40は、集光器22の下方に設けられる。吸引筒33は、他端が真空ポンプなどの吸引源42と連通している。吸引筒33は、チャンバー31に着脱自在である。吸引筒33の内側には、吸引路43が形成されている。吸引筒33は、吸引口40と吸引源42とを連通させ、吸引口40と吸引源42の間には吸引路43が形成される。吸引筒33即ち吸引路43は、吸引口40から斜め上方に延出して、搬出入領域TRから離れる方向に、吸引口40から延びている。
圧力測定用開口部34は、デブリ捕獲室39近傍の吸引路43の下方に設けられ、チャックテーブル10に対面している。圧力測定用開口部34は、チャックテーブル10に対面するチャンバー31の下面38bに開口して、エアカーテンブロー噴出機構32の気体の噴出方向K1(図2中に矢印で示す)の下流のチャンバー31の下面38bに形成されている。圧力測定用開口部34は、チャンバー31に取り付けられた圧力測定器44に連通して、圧力測定器44にチャンバー31の下面38bの表面付近の気体の圧力を圧力測定器44に導く。なお、圧力測定用開口部34から圧力測定器44までの距離は、正しい測定結果を得るために、できるだけ近距離であるのが望ましい。また、圧力測定用開口部34は、できるだけ小さく、かつ圧力測定器44が正しく測定できる程度の大きさであるのが望ましい。圧力測定用開口部34は、例えば、直径が4.5mmに形成される。圧力測定器44は、所謂微差圧センサであって、チャンバー31の下面38bの表面付近の気体の圧力を測定して、測定結果をアンプ45を介して、制御手段90に向けて出力する。
制御手段90は、レーザー加工装置1を構成する上述した構成要素をそれぞれ制御するものである。制御手段90は、被加工物Wに対する加工動作をレーザー加工装置1に行わせるものである。また、制御手段90は、被加工物Wに対する加工動作をレーザー加工装置1に行わせる際、即ち、レーザー光線照射手段20から被加工物Wの表面WSにレーザー光線Lを照射する際に、気体供給源24に加圧された気体を噴出口23,41に供給させるとともに、デブリ排出手段30の吸引源42に吸引口40から気体を吸引させるものでもある。なお、制御手段90は、例えばCPU等で構成された演算処理装置やROM、RAM等を備える図示しないマイクロプロセッサを主体として構成されており、加工動作の状態を表示する表示手段83や、オペレータが加工内容情報などを登録する際に用いる図示しない操作手段と接続されている。
次に、実施形態に係るレーザー加工装置1を用いた被加工物Wのレーザー加工方法につて説明する。まず、デバイスDが形成された表面WSの裏面に粘着テープTを貼着し、さらに、粘着テープTに環状フレームFを貼着する。そして、環状フレームFに粘着テープTを介して貼着された被加工物Wをカセット50内に収容する。
そして、オペレータが加工内容情報を制御手段90に登録し、オペレータから加工動作の開始指示があった場合に、レーザー加工装置1が加工動作を開始する。加工動作において、制御手段90が、レーザー加工前の被加工物Wを搬出入手段61によりカセット50から仮置き手段60まで搬出し、仮置き手段60の一対のレール62上に載置した後、第1の搬送手段81により保護膜形成兼洗浄手段70のスピンナテーブル71まで搬送し、スピンナテーブル71に保持させる。そして、制御手段90が、スピンナテーブル71を降下した後、スピンナテーブル71を中心軸線回りに回転させながら、塗布ノズルから液状樹脂をスピンナテーブル71上の被加工物Wに噴出させる。すると、遠心力により液状樹脂がスピンナテーブル71に保持された被加工物Wの外周に移動する。所定時間経過後に、スピンナテーブル71を停止し、塗布ノズルからの液状樹脂の塗布を停止する。被加工物Wの表面WSに塗付された液状樹脂が硬化することで、被加工物Wの表面WSは、液状樹脂で構成された保護膜Pで被覆される。保護膜Pの被覆が終了すると、制御手段90が、スピンナテーブル71を上昇させ、第2の搬送手段82にスピンナテーブル71から保護膜Pが被覆された被加工物Wを、搬出入領域TRのチャックテーブル10まで搬送させ、チャックテーブル10に保持させる。
次に、制御手段90は、X軸移動手段及びY軸移動手段によりチャックテーブル10を加工領域PRに向かって移動して、撮像手段でチャックテーブル10に保持された被加工物Wを撮像し、チャックテーブル10に保持された被加工物Wのストリートと、レーザー光線Lを照射するレーザー光線照射手段20の集光器22との位置合わせを行なうためのパターンマッチング等の画像処理を実行し、レーザー光線照射手段20のアライメントを遂行する。
次に、制御手段90は、アライメント情報などに基づいて、X軸移動手段及びY軸移動手段によりチャックテーブル10を加工領域PRに移動させ、基台駆動源によりチャックテーブル10を加工領域PRにおいて中心軸線回りに回転させ、Z軸移動手段によりレーザー光線照射手段20を移動させて、所定のストリートの一端を集光器22の直下に位置付ける。そして、制御手段90は、レーザー光線照射手段20の集光器22からレーザー光線Lを照射しつつ、気体供給源24から気体を噴出口23,41に供給させ、吸引源42に吸引口40から気体を吸引させて、被加工物Wを保持したチャックテーブル10を、X軸移動手段によりレーザー光線照射手段20に対して所定のストリートに沿って、所定の加工速度で移動させる。こうして、制御手段90は、被加工物Wの表面WS上を矢印X1(図2及び図3に示す)方向に、レーザー光線Lを相対的に移動させる。
すると、レーザー光線Lが照射された所定のストリートには、被加工物W及び保護膜Pの一部が昇華して、図2に示すように、レーザー加工溝Sが形成される。所定のストリートの他端が集光器22の直下に達したら、レーザー光線照射手段20からのレーザー光線Lの照射を停止するとともに、X軸移動手段によるチャックテーブル10の移動を停止する。制御手段90は、前述したように、順にストリートにレーザー光線Lを照射して、これらのストリートにレーザー加工溝Sを形成して、被加工物Wの全てのストリートにレーザー加工溝Sを形成する。
また、レーザー加工溝Sを形成している間、制御手段90は、所定のストリートにレーザー光線Lを照射してレーザー加工溝Sを形成しつつ、気体供給源24に噴出口23から気体を噴出させる。このために、ケース21内が外気よりも圧力の高い陽圧に保たれる。また、噴出口23が、水平よりわずかに下方向きに延び、複数の噴出口23が周方向に等間隔に配設されているので、ケース21内の気体が周方向に片寄り無く均等に下方の開口35に向かって下向きに流れる。即ち、ケース21内に開口35に向かいかつ周方向に片寄りの無い所謂ダウンフローが生じる。したがって、開口35からケース21内にレーザー加工によって加工点RP付近で生成される液状又は気化したデブリD1を含んだ雰囲気が流入することを防ぐこととなる。
さらに、レーザー加工溝Sを形成している間、制御手段90は、所定のストリートにレーザー光線Lを照射してレーザー加工溝Sを形成しつつ、気体供給源24に噴出口41から気体を噴出させるとともに、吸引源42に吸引口40から気体を吸引させる。このように、気体供給源24に噴出口41から気体を噴出させるので、噴出口41から噴出される気体により、チャンバー32の開口35が塞がれるとともに、加工点RPで生成された液状又は気化したデブリD1は、図2に示すように、吸引口40を通して吸引路43内に吸い込まれる。噴出口41が、吸引口40よりも、レーザー加工時にレーザー光線Lが被加工物Wの表面WS上を相対的に移動する方向である矢印X1の前方に設けられているので、開口35が噴出口41から噴出される気体により確実に塞がれることとなって、開口35からチャンバー32内にレーザー加工によって加工点RP付近で生成される液状又は気化したデブリD1を含んだ雰囲気が流入することを確実に防ぐこととなる。
全てのストリートにレーザー加工溝Sが形成されると、制御手段90は、X軸駆動手段によりチャックテーブル10を搬出入領域TRまで移動させ、第2の搬送手段82にチャックテーブル10上のレーザー加工が施された被加工物Wを保護膜形成兼洗浄手段70のスピンナテーブル71上に載置させ、スピンナテーブル71に保持させる。そして、制御手段90は、スピンナテーブル71を降下させた後、スピンナテーブル71を中心軸線回りに回転させながら、洗浄ノズルから洗浄液をスピンナテーブル71上の被加工物Wに噴出させる。すると、保護膜Pが水溶性樹脂で構成されているので、洗浄液及び遠心力により、保護膜Pがレーザー加工の際に付着したデブリとともに被加工物Wの表面WSから除去される(洗い流される)。保護膜Pの除去が終了すると、制御手段90は、スピンナテーブル71の中心軸線回りの回転及び洗浄ノズルからの洗浄液の供給を停止した後、スピンナテーブル71を上昇させて、第1の搬送手段81により仮置き手段60まで搬送する。制御手段90は、レーザー加工などが施された被加工物Wを搬出入手段61により仮置き手段60からカセット50内に搬入する。
また、制御手段90は、レーザー加工中、図5に示されたフローチャートを実行している。図5は、実施形態に係るレーザー加工装置のデブリ排出手段にデブリが付着したか否かを判断するフローチャートである。
吸引口40を通して吸引源42に吸引される際に、液状又は気化したデブリD1の一部は、デブリ排出手段30のチャンバー31及びノズル部材37の表面などに凝縮・付着して、液状デブリD2となる。特に、開口35よりもエアカーテンブロー噴出機構32の気体の噴出方向K2(図3に破線の矢印で示す)の下流側のチャンバー31の下面38bの表面(図4中に平行斜線で示す)には、液状デブリD2が付着しやすい。図5に示されたフローチャートは、チャンバー31の下面38bの表面に液状デブリD2が付着したか否かを判定するためのフローチャートである。
まず、制御手段90は、圧力測定器44の測定した圧力が、所定の範囲内であるか否かを判断する(ステップST51)。所定の範囲とは、大気圧よりも若干低い負圧である範囲であって、例えば、ケージ圧で−300Paから−30Paまでの範囲である。ここで、チャンバー31の下面38bの表面に液状デブリD2が付着していなく、図2に示すように、液状デブリD2により圧力測定用開口部34が塞がれていない状態では、吸引源42からの吸引力によりチャンバー31の下面38bの表面付近に吸引口40に向かう気体の流れが生じる。このために、圧力測定器44の測定するチャンバー31の下面38bの表面付近の圧力は、例えば、ゲージ圧で−100Paなどの大気圧よりも若干低い圧力となる。そして、チャンバー31の下面38bの表面に付着した液状デブリD2が増加し、液状デブリD2により圧力測定用開口部34が塞がれるのにしたがって、圧力測定器44の測定するチャンバー31の下面38bの表面付近の圧力は、徐々に低下し、液状デブリD2により圧力測定用開口部34が完全に塞がれると、ゲージ圧で0Paとなる。ステップST51では、圧力測定器44の測定した圧力が、所定の範囲内ではないと、チャンバー31の下面38bの表面に液状デブリD2が付着したと判断する。また、ゲージ圧で−30Paを上回ると吸引源42の吸引力が弱いと判断する事も可能である。
次に、制御手段90は、チャンバー31の下面38bの表面に液状デブリD2が付着したと判断する(ステップST51否定)と、レーザー光線照射手段20からのレーザー光線Lの照射を停止し、チャックテーブル10を搬出入領域TRに向けて退避させる(ステップST52)。なお、チャンバー31の下面38bの表面に液状デブリD2が付着していないと判断する(ステップST51肯定)と、チャンバー31の下面38bの表面に液状デブリD2が付着したと判断されるまで、ステップST51を繰り返す。
次に、制御手段90は、チャックテーブル10が搬出入領域TRに位置するとX軸移動手段を停止し、吸引源42及び気体供給源24を停止して、表示手段83にチャンバー31の下面38bの表面に液状デブリD2が付着したことを示す警告を表示する(ステップST53)。そして、制御手段90は、デブリ排出手段30の洗浄をオペレータに促す。チャンバー31の下面38bの表面に付着した液状デブリD2を洗浄除去する際には、デブリ排出手段30をレーザー光線照射手段20などから取り外し、チャンバー31とノズル部材37と吸引筒33とに分解して純水や洗浄液中に浸漬(漬け置き)する。
また、チャンバー31の下面38bの表面に付着した液状デブリD2を洗浄除去して、デブリ排出手段30をレーザー光線照射手段20に取り付けた後には、制御手段90は、図6に示されたフローチャートを実行する。図6は、実施形態に係るレーザー加工装置の動作確認のフローチャートである。
ノズル部材37をチャンバー31に取り付けた際には、噴出口41の向きは、図3に示すように、図2に示す正規状態よりも下向きとなることがある。この図3に示す場合では、吸引口40を通して吸引源42に吸引される際に、エアカーテンブロー噴出機構32の噴出口41から噴出される気体により、液状又は気化したデブリD1が、デブリ排出手段30のチャンバー31の下面38bの表面に沿って流れて、チャンバー31の下面38bの表面に付着して溜まりやすい。
また、エアカーテンブロー噴出機構32の噴出口41の向きが正規の向きであっても、吸引源42の吸引力が弱い場合には、液状又は気化したデブリD1をデブリ排出手段30の吸引口40を通して十分に吸引できずに、デブリ排出手段30のチャンバー31の下面38bの表面に付着して、液状デブリD2となりやすい。図6に示されたフローチャートは、エアカーテンブロー噴出機構32の噴出口41の向きが正規の向きであるか否か、吸引源42の吸引力が弱いか否かを判定するためのフローチャートである。
まず、制御手段90は、吸引源42及び気体供給源24を駆動して、圧力測定器44の測定した圧力が、第1所定値よりも低いか否かを判断する(ステップST61)。第1所定値とは、所定の範囲を下回る大気圧よりも低い負圧であって、例えば、ケージ圧で−400Pa程度の値である。ここで、エアカーテンブロー噴出機構32の噴出口41の向きが、正規の向きよりも下向きであると、エアカーテンブロー噴出機構32の噴出口41から噴出される気体が、チャンバー31の下面38bの表面に沿って流れて、チャンバー31の下面38bの表面付近の圧力が、噴出口41が正規の向きである場合よりも低下する。ステップST61では、圧力測定器44の測定した圧力が、第1所定値よりも低いと、エアカーテンブロー噴出機構32の噴出口41の向きが、正規の向きよりも下向きであると判断する。
次に、制御手段90は、エアカーテンブロー噴出機構32の噴出口41の向きが、正規の向きであると判断する(ステップST61否定)と、圧力測定器44の測定した圧力が、第2所定値よりも高いか否かを判断する(ステップST62)。第2所定値とは、所定の範囲を上回る圧力である。ここで、エアカーテンブロー噴出機構32の噴出口41の向きが、正規の向きであっても、吸引源42の吸引力が弱いと、吸引口40を通して、液状又は気化したデブリD1を十分に吸引できずに、チャンバー31の下面38bの表面に沿う気体の流れが弱くなり、チャンバー31の下面38bの表面付近の圧力が吸引源42の吸引力が正規の力である場合よりも高くなる。ステップST62では、圧力測定器44の測定した圧力が、第2所定値よりも高いと、吸引源42の吸引力が、正規の強さよりも弱いと判断する。
次に、制御手段90は、エアカーテンブロー噴出機構32の噴出口41の向きが、正規の向きよりも下向きであると判断する(ステップST61肯定)又は、吸引源42の吸引力が正規の強さよりも弱いと判断する(ステップST61肯定)と、吸引源42及び気体供給源24を停止して、エアカーテンブロー噴出機構32の噴出口41の向きが、正規の向きよりも下向きであることを示す警告を表示する(ステップST63)または、吸引源42の吸引力が正規の強さよりも弱いことを示す警告を表示する(ステップST63)。そして、制御手段90は、デブリ排出手段30の再組立て、即ちノズル部材37のチャンバー31への再取付や、吸引源42の交換、整備などをオペレータに促す。なお、エアカーテンブロー噴出機構32の噴出口41の向きが、正規の向きであると判断する(ステップST61否定)及び吸引源42の吸引力が正規の強さであると判断する(ステップST62否定)と、フローチャートを終了する。
以上のように、本実施形態に係るレーザー加工装置1によれば、デブリ排出手段30の吸引路43の下方にチャックテーブル10に対面して、圧力測定用開口部34を形成し、圧力測定用開口部34が圧力測定器44に気体の圧力を導く。圧力測定器44が測定したチャンバー31の下面38bの表面付近の圧力が所定の範囲を超えることを把握することで、被加工物Wに液状デブリD2が滴下して付着する前に、液状デブリD2がデブリ捕獲室39の近傍、特にチャンバー31の下面38bの表面に付着したことを検出できるという効果を奏する。
さらには、レーザー加工装置1によれば、レーザー加工前に、圧力測定器44が測定したチャンバー31の下面38bの表面付近の圧力が所定値を下回ることを把握することで、エアカーテンブロー噴出機構32の噴出口41から噴出される気体の量や向き(噴出される気体が大量にデブリ捕獲室39からあふれていることで、チャンバー31の下面38bの表面付近の圧力が下がって検出できる)を検出することもできるという効果も得られる。さらには、レーザー加工装置1によれば、レーザー加工前に、圧力測定器44が測定したチャンバー31の下面38bの表面付近の圧力を把握することで、吸引源42からの吸引が足りないことも検出することができる。
前述した実施形態では、被加工物Wの表面WSに噴射されたPVA、PEGやPEO等の水溶性樹脂を含んだ液状樹脂を硬化させることで、保護膜Pを形成している。しかしながら、本発明では、かならずしも、液状樹脂を完全に硬化(乾燥)させないままの保護膜Pにアブレーション加工を施しても良い。また、本発明では、X軸移動手段、Y軸異動手段及びZ軸移動手段の構成を適宜変更しても良い。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 レーザー加工装置
10 チャックテーブル
20 レーザー光線照射手段
22 集光器
30 デブリ排出手段
32 エアカーテンブロー噴出機構
34 圧力測定用開口部
35 開口
36 天井部
38 隔壁
39 デブリ捕獲室
40 吸引口
41 噴出口
42 吸引源
43 吸引路
44 圧力測定器
D1 液状又は気化したデブリ(デブリ)
D2 液状デブリ(デブリ)
RP 加工点
L レーザー光線
S レーザー加工溝
X1 レーザー加工溝が形成される方向
W 被加工物
WS 表面

Claims (2)

  1. 板状の被加工物を保持面で保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された該被加工物の表面に該被加工物に対して吸収性を有する波長のレーザー光線を照射してレーザー加工溝を形成する集光器を備えたレーザー光線照射手段と、レーザー光線の照射によって加工点付近に生成されるデブリを該レーザー光線照射手段の下方から吸引して排出するデブリ排出手段と、を備えたレーザー加工装置において、
    該デブリ排出手段は、
    該レーザー光線が通過する開口が設けられた天井部と、該加工点付近で生成されるデブリの飛散範囲の周囲を取り囲む隔壁と、からなるデブリ捕獲室と、
    該隔壁に開口する吸引口と吸引源とを連通される吸引路と、を有し、
    該デブリ捕獲室近傍の該吸引路の下方で該チャックテーブルに対面して、圧力測定器に連通する圧力測定用開口部が形成されていることを特徴とするレーザー加工装置。
  2. 前記デブリ排出手段は、
    前記レーザー光線が通過する前記デブリ捕獲室の前記開口の近傍の前記隔壁に噴出口を有し、前記レーザー加工溝が形成される方向から該隔壁の前記吸引口へと噴出される気体で該開口を覆い、該開口から侵入し該集光器へ付着する該デブリを遮断するエアカーテンブロー噴出機構をさらに備えることを特徴とする、請求項1記載のレーザー加工装置。
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