JP2003121319A - 排ガス前処理装置および燃焼制御方法 - Google Patents

排ガス前処理装置および燃焼制御方法

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JP2003121319A
JP2003121319A JP2001312042A JP2001312042A JP2003121319A JP 2003121319 A JP2003121319 A JP 2003121319A JP 2001312042 A JP2001312042 A JP 2001312042A JP 2001312042 A JP2001312042 A JP 2001312042A JP 2003121319 A JP2003121319 A JP 2003121319A
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exhaust gas
gas
quenching
temperature
dust collecting
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Tomotsugu Masuda
具承 増田
Takumi Suzuki
匠 鈴木
Taido Aoki
泰道 青木
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メンテナンス作業回数およびメンテナンスコ
ストを低減すること。 【解決手段】 煙道10を流れる高温(500〜100
0℃)の排ガスをサンプリングガスとして採取するサン
プリング管30と、サンプリングガスを150〜500
℃(または150〜300℃)に急冷する急冷装置50
と、急冷されたサンプリングガス中の煤塵を除去する第
1の集塵装置70Aおよび第2の集塵装置70Bと、急
冷装置50の出力側の排ガスの温度を測定するガス温度
測定器と、ガス温度測定器の測定結果に基づいて、急冷
装置50の急冷能力を制御する制御装置260とを備え
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、都市ごみ
焼却炉、産業廃棄物焼却炉等からの排ガス中の有害成分
等を連続して測定する際の前処理を行い、測定結果に基
づいて炉内燃焼制御を行う排ガス前処理装置および燃焼
制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば、都市ごみ焼却炉、産
業廃棄物焼却炉、汚泥焼却炉等の各種焼却炉や、熱分解
炉、溶融炉等から排出される排ガス中の有害成分(例え
ば、ダイオキシン類)を時間遅れなくリアルタイムで直
接分析することが要望されており、この分析結果を基に
して炉内の燃焼を制御し、効率的な燃焼制御を図ること
が提案されている。
【0003】上述した有害成分を分析する場合には、焼
却炉の煙道に挿入され、高温(500〜1000℃)の
排ガスを採取するサンプリング管と、採取された排ガス
に含まれる煤塵を除去する集塵装置と、集塵装置からの
排ガスを冷却する冷却器とからなる排ガス前処理装置が
用いられる。排ガス前処理装置により前処理された排ガ
スは、測定装置へ供給される。測定装置では、排ガス中
の有害成分が連続的に測定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の排ガ
ス前処理装置においては、焼却炉の特性や焼却物、運転
条件の差によって、集塵装置に供給される排ガス中に低
融点化合物や未燃ダストが大量に発生する場合がある。
【0005】このような場合、500〜1000℃とい
う高温下では、上述した低融点化合物や未燃ダストがメ
ルト状となって集塵装置のフィルタに大量に付着し、集
塵装置が閉塞する。従って、従来では、集塵装置のフィ
ルタを頻繁に洗浄する必要があることから、メンテナン
ス作業回数が増えるとともに、メンテナンスコストも高
くつくという問題があった。
【0006】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
メンテナンス作業回数およびメンテナンスコストを低減
することができる排ガス前処理装置および燃焼制御方法
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1にかかる発明は、燃焼排ガス等の測定を行
うに際して排ガスをサンプリングする排ガス前処理装置
であって、高温の排ガスを採取する排ガス採取手段と、
採取された前記排ガスを急冷する急冷手段と、急冷され
た排ガス中の煤塵を除去する集塵手段と、前記急冷手段
の出力側の排ガス温度を測定する排ガス温度測定手段
と、前記排ガス温度測定手段の測定結果に基づいて、前
記急冷手段の急冷能力を制御する制御手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0008】この発明によれば、採取された高温の排ガ
スを急冷し、また、急冷手段の出力側の排ガス温度に基
づいて、急冷手段の急冷能力を制御するようにしたの
で、メルト状の低融点化合物等が安定的に固化し、集塵
手段での閉塞が防止されるため、メンテナンス作業回数
およびメンテナンスコストを低減することができる。
【0009】また、請求項2にかかる発明は、請求項1
に記載の排ガス前処理装置において、圧縮気体または洗
浄水のいずれか一方で、もしくは前記圧縮気体、前記洗
浄水の併用で前記集塵手段を洗浄する洗浄手段を備えた
ことを特徴とする。
【0010】この発明によれば、圧縮気体または洗浄水
のいずれか一方で、もしくは圧縮気体、洗浄水の併用で
集塵手段を洗浄するようにしたので、固形物が圧縮気体
で、水溶性の物質が洗浄水でそれぞれ洗浄されるため、
長期間にわたり集塵手段を安定運用することができる。
【0011】また、請求項3にかかる発明は、請求項2
に記載の排ガス前処理装置において、前記集塵手段は、
2系列以上設けられており、前記洗浄手段は、少なくと
も1系列の集塵手段を通常動作させた状態で他の系列の
集塵手段を洗浄することを特徴とする。
【0012】この発明によれば、集塵手段を2系列以上
設け、少なくとも1系列の集塵手段を通常動作させた状
態で他の系列の集塵手段を洗浄するようにしたので、洗
浄中であっても燃焼排ガス等の測定を連続的に実施する
ことができる。
【0013】また、請求項4にかかる発明は、請求項1
〜3のいずれか一つに記載の排ガス前処理装置におい
て、前記急冷手段は、測定対象物質に応じて、熱交換方
式、断熱膨張方式、もしくは空気、有機媒体または不活
性ガスを前記排ガスに送り込む直接冷却方式のうちいず
れかの方式により前記排ガスを急冷することを特徴とす
る。
【0014】この発明によれば、複数の冷却方式のうち
いずれかの方式により排ガスを急冷するようにしたの
で、測定対象物質の性状や測定される排ガスの量等に応
じて柔軟に冷却方式を選択することができる。
【0015】また、請求項5にかかる発明は、請求項1
〜4のいずれか一つに記載の排ガス前処理装置におい
て、前記急冷手段と前記集塵手段との間で前記排ガスに
消石灰やアルカリ金属化合物またはアルカリ土類金属化
合物の粉末、水溶液または懸濁液を噴霧するアルカリ性
物資噴霧手段を備えたことを特徴とする。
【0016】この発明によれば、急冷手段と集塵手段と
の間で排ガスに消石灰やアルカリ金属化合物またはアル
カリ土類金属化合物の粉末、水溶液または懸濁液などの
アルカリ性物質を噴霧するようにしたので、中和反応に
よる酸性ガスの除去効果により下流各部の腐蝕を防止す
ることができる。
【0017】また、請求項6にかかる発明は、請求項1
〜5のいずれか一つに記載の排ガス前処理装置におい
て、前記集塵手段内の温度を測定する集塵手段内温度測
定手段と、前記集塵手段内温度測定手段の測定結果に基
づいて、前記集塵手段内の温度が所定温度となるように
温度制御する温度制御手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0018】この発明によれば、集塵手段内の温度が所
定温度となるように温度制御するようにしたので、所定
温度外で生じる集塵手段への測定対象物の吸着や、分
解、生成反応等を低減させることができ、排ガスの測定
精度を高めることができる。
【0019】また、請求項7にかかる発明は、請求項1
〜6のいずれか一つに記載の排ガス前処理装置におい
て、前記急冷手段において前記排ガスと接触する部分
は、セラミックスコーティングまたはガラスコーティン
グされていること、またはセラミック材質やガラス材質
が用いられていることを特徴とする。
【0020】この発明によれば、急冷手段において排ガ
スと接触する部分をセラミックスコーティングまたはガ
ラスコーティング、セラミック材質、ガラス材質とした
ので、当該部分(コールドスポット)での腐蝕を防止す
ることができる。
【0021】また、請求項8にかかる発明は、請求項2
〜7のいずれか一つに記載の排ガス前処理装置におい
て、前記洗浄手段は、前記圧縮気体、窒素パージ、空気
パージ、高温ガス、スチームまたは前記洗浄水のいずれ
かで、もしくはそれらの併用で前記急冷手段および前記
排ガス採取手段を洗浄することを特徴とする。
【0022】この発明によれば、圧縮気体または洗浄
水、窒素パージ、空気パージ、高温ガス、スチームのい
ずれかで、もしくはそれらの併用で急冷手段および排ガ
ス採取手段を洗浄するようにしたので、内面付着物によ
る閉塞、冷却能力低下を防止することができる。
【0023】また、請求項9にかかる発明は、請求項8
に記載の排ガス前処理装置において、前記急冷手段およ
び前記排ガス採取手段は、2系列以上設けられており、
前記洗浄手段は、少なくとも1系列の急冷手段および排
ガス採取手段を通常動作させた状態で他の系列の急冷手
段および排ガス採取手段を洗浄することを特徴とする。
【0024】この発明によれば、急冷手段および排ガス
採取手段を2系列以上設け、少なくとも1系列の急冷手
段および排ガス採取手段を通常動作させた状態で他の系
列の急冷手段および排ガス採取手段を洗浄するようにし
たので、洗浄中であっても燃焼排ガス等の測定を連続的
に実施することができる。
【0025】また、請求項10にかかる発明は、請求項
2〜9のいずれか一つに記載の排ガス前処理装置におい
て、前記排ガスの静圧を測定する静圧測定手段を備え、
前記洗浄手段は、前記静圧測定手段の測定結果に基づい
て、前記静圧が所定圧以上に上昇した場合、前記洗浄水
による前記洗浄を実施することを特徴とする。
【0026】この発明によれば、排ガスの静圧が所定圧
以上に上昇した場合に洗浄を実施するようにしたので、
圧縮気体による洗浄の前に洗浄水による洗浄が実施され
るため、集塵手段が目詰まりした際の圧縮気体による集
塵手段の破損を防止することができる。
【0027】また、請求項11にかかる発明は、請求項
2〜9のいずれか一つに記載の排ガス前処理装置におい
て、前記洗浄手段は、前記洗浄水による洗浄よりも、前
記圧縮気体による洗浄の頻度を高めることを特徴とす
る。
【0028】この発明によれば、洗浄水による洗浄より
も、圧縮気体による洗浄の頻度を高めるようにしたの
で、集塵手段における煤塵の堆積層の厚さが調整され、
煤塵の堆積層での測定対象物質の吸着率を低減すること
ができ、燃焼排ガス等の測定結果の精度を高めることが
できる。
【0029】また、請求項12にかかる発明は、請求項
1〜11のいずれか一つに記載の排ガス前処理装置にお
いて、前記急冷手段は、高温の前記排ガスを150℃〜
500℃の範囲で急冷することを特徴とする。
【0030】この発明によれば、高温の前記排ガスを1
50℃〜500℃の範囲で急冷するようにしたので、硫
酸露点による腐蝕、集塵手段への測定対象物質の吸着お
よび熱分解を防止することができる。
【0031】また、請求項13にかかる発明は、請求項
1〜11のいずれか一つに記載の排ガス前処理装置にお
いて、前記急冷手段は、高温の前記排ガスを150℃〜
300℃の範囲で急冷することを特徴とする。
【0032】この発明によれば、高温の前記排ガスを1
50℃〜300℃の範囲で急冷するようにしたので、硫
酸露点による腐蝕、集塵手段への測定対象物質の吸着、
飛灰中の触媒成分による再合成および熱分解を防止する
ことができる。
【0033】また、請求項14にかかる発明は、前記請
求項1〜13のいずれか一つに記載の排ガス前処理装置
を用いて、前記排ガスを採取し、該採取した排ガスを質
量分析装置、ガスクロマトグラフィー、FT−IR、真
空紫外光/質量分析装置や吸光光度計等の光学検出器、
レーザ測定装置で測定し、その測定結果に応じて、炉内
の燃焼制御を行うことを特徴とする。
【0034】この発明によれば、排ガス前処理装置を用
いて排ガスを採取し、該採取した排ガスを質量分析装
置、ガスクロマトグラフィー、FT−IR、真空紫外光
/質量分析装置や吸光光度計等の光学検出器、レーザ測
定装置で測定し、その測定結果に応じて、炉内の燃焼制
御を行うようにしたので、瞬時かつ連続的に排ガスの測
定を行うことができる。
【0035】また、請求項15にかかる発明は、請求項
14に記載の燃焼制御方法において、測定装置として真
空紫外光/質量分析装置またはレーザ測定装置を用い、
連続してダイオキシン類や有機塩素化化合物の濃度を測
定し、その測定結果に応じて、炉内燃焼制御を行うこと
を特徴とする。
【0036】この発明によれば、測定装置として真空紫
外光/質量分析装置またはレーザ測定装置を用い、連続
してダイオキシン類や有機塩素化化合物の濃度を測定
し、その測定結果に応じて、炉内燃焼制御を行うように
したので、燃焼が安定し、有害成分の発生が極めて少な
い燃焼を実現することができる。
【0037】また、請求項16にかかる発明は、請求項
14または15に記載の燃焼制御方法において、前記炉
は、都市ごみ焼却炉、産業廃棄物焼却炉、汚泥焼却炉等
の各種焼却炉、熱分解炉、溶融炉であることを特徴とす
る。
【0038】この発明によれば、都市ごみ焼却炉、産業
廃棄物焼却炉、汚泥焼却炉等の各種焼却炉、熱分解炉、
溶融炉においても、有害成分の発生が極めて少ない燃焼
を実現することができ、排ガス処理設備をコンパクト化
することができる。
【0039】また、請求項17にかかる発明は、請求項
1〜13のいずれか一つに記載の排ガス前処理装置にお
いて、測定装置へのサンプリングガス供給ラインに金属
メッシュフィルタやろ紙フィルタなどのバックアップフ
ィルタを備えたことを特徴とする。
【0040】この発明によれば、サンプリングラインの
ガス温度低下により析出した固形物をバックアップフィ
ルタで除去することにより、測定装置内での析出物閉塞
を防止することができる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明にか
かる排ガス前処理装置および燃焼制御方法の一実施の形
態について詳細に説明する。
【0042】図1は、本発明にかかる一実施の形態の構
成を示す図である。この図には、都市ごみ焼却炉、産業
廃棄物焼却炉、汚泥焼却炉等の各種焼却炉、熱分解炉、
溶融炉等の炉(図示略)からの排ガスをサンプリングガ
スとして連続的に分析・測定するための排ガス測定シス
テム、および排ガスに対して前処理を実行するための排
ガス前処理装置が図示されている。
【0043】同図において、煙道10は、炉からの排ガ
スを外部へ導く。この煙道10には、排ガスをサンプリ
ングガスとして採取するためのサンプリング座20が設
けられている。サンプリング管30は、サンプリング座
20に取り付けられており、煙道10より採取されたサ
ンプリングガスを急冷装置50を介して管路40へ導く
ための管である。ここでサンプリングガス(排ガス)
は、500〜1000℃という高温である。
【0044】急冷装置50は、サンプリング管30に設
けられており、図2に示したように、サンプリング管3
0より採取された高温(500〜1000℃)のサンプ
リングガスを150〜500℃(または150〜300
℃)に急冷し、サンプリングガスに含まれるメルト状の
煤塵(低融点化合物等)を固化するための熱交換方式の
装置である。
【0045】急冷装置50において、冷却水循環装置5
1は、管路52およびバルブ53を介して、中空環状の
冷却ジャケット54へ冷却水を供給する。この冷却ジャ
ケット54は、サンプリング管30の外周面を取り巻く
ように取り付けられている。
【0046】冷却水循環装置51から冷却ジャケット5
4へ供給された冷却水は、冷却ジャケット54内部を通
過し、サンプリング管30内を流れるサンプリングガス
を急冷する。また、冷却水は、排水管56より冷却水循
環装置51に循環される。急冷装置50におけるサンプ
リング管30の内周壁には、サンプリングガスとの反応
に不活性なセラミックスやガラス等からなる腐蝕防止用
の腐蝕防止材55が使われており、耐腐蝕処理が施され
ている。
【0047】ガス温度測定器60は、急冷装置50の出
力側に設けられており、急冷装置50により急冷された
サンプリングガスのガス温度を測定する。このガス温度
測定器60は、ガス温度の測定結果をガス温度信号S1
として、後述する制御装置260へ出力する。
【0048】図1に戻り、管路40は、並列的な2系列
(3系列以上であってもよい)の第1の集塵管路40A
および第2の集塵管路40Bを備えており、先端部が測
定管路100に接続されている。第1の集塵管路40A
には、第1のヒータ60A(例えば、電気炉)および第
1の集塵装置70Aが設けられている。
【0049】第1のヒータ60Aは、制御装置260の
制御により、第1の集塵装置70A内の温度を150〜
500℃(または150〜300℃)に維持するための
ものである。第1の集塵装置70Aは、急冷装置50に
より150〜500℃に急冷されたサンプリングガスに
含まれる粉体状の煤塵をフィルタにより集塵することで
測定装置110における測定の前処理を実施する装置で
ある。
【0050】また、第1の集塵管路40Aには、第1の
集塵装置70Aを挟むようにして、バルブ80Aおよび
バルブ90Aが設けられている。これらのバルブ80A
およびバルブ90Aは、後述する制御装置260により
それぞれ開閉制御される。
【0051】一方、第2の集塵管路40Bには、第1の
集塵管路40Aと同様にして、第2のヒータ60B(例
えば、電気炉)および第2の集塵装置70Bが設けられ
ている。第2のヒータ60Bは、第1のヒータ60Aと
同様にして、第2の集塵装置70B内の温度を150〜
500℃(または150〜300℃)に維持するための
ものである。
【0052】第2の集塵装置70Bも、第1の集塵装置
70Aと同様にして、急冷装置50により150〜50
0℃に急冷されたサンプリングガスに含まれる粉体状の
煤塵をフィルタにより集塵することで測定装置110に
おける測定の前処理を実施する装置である。
【0053】また、第2の集塵管路40Bには、第2の
集塵装置70Bを挟むようにして、バルブ80Bおよび
バルブ90Bが設けられている。これらのバルブ80B
およびバルブ90Bは、制御装置260によりそれぞれ
開閉制御される。このように、一実施の形態では、2系
列(3系列以上であってもよい)の第1の集塵装置70
Aおよび第2の集塵装置70Bが並列的に設けられてい
る。
【0054】測定装置110は、第1の集塵装置70A
および第2の集塵装置70Bにより前処理(煤塵の除
去)が施されたサンプリングガスを測定管路100を介
して導き、サンプリングガスに含まれる有害成分として
のダイオキシン類の濃度やその前駆体(クロロベンゼ
ン、クロロフェノール等)の濃度、有機塩素化化合物等
を連続的に測定する装置である。ここで、測定装置11
0としては、質量分析装置、ガスクロマトグラフィー、
FT−IR、真空紫外光/質量分析装置や吸光光度計等
の光学検出器、レーザ測定装置等が挙げられる。
【0055】また、測定管路100には、流量計120
およびポンプ130が設けられている。流量計120
は、測定管路100を流れるサンプリングガスの流量を
測定する。ポンプ130は、サンプリングガスを吸引す
る役目を担っている。
【0056】洗浄水供給装置140は、逆洗管路160
および2系列に分岐した第1の逆洗管路160Aおよび
第2の逆洗管路160Bを介して、第1の集塵装置70
Aおよび第2の集塵装置70Bへ洗浄水を供給する装置
である。
【0057】洗浄水は、ポンプ(図示略)により圧送さ
れ、第1の逆洗管路160Aに設けられた第1の集塵装
置70Aのフィルタ(図示略)、および第2の逆洗管路
160Bに設けられた第2の集塵装置70Bのフィルタ
(図示略)のそれぞれの表面に堆積した固形物を水圧に
より逆洗するためのものである。バルブ150は、洗浄
水の流量を調節するものであり、制御装置260により
開閉制御される。
【0058】第1の逆洗管路160Aには、第1の集塵
装置70Aを挟むようにして、バルブ170A、バルブ
180Aおよびバルブ190Aが設けられている。これ
らのバルブ170A、バルブ180Aおよびバルブ19
0Aは、制御装置260によりそれぞれ開閉制御され
る。
【0059】一方、第2の逆洗管路160Bにも、第2
の集塵装置70Bを挟むようにして、バルブ170B、
バルブ180Bおよびバルブ190Bが設けられてい
る。これらのバルブ170B、バルブ180Bおよびバ
ルブ190Bも、制御装置260によりそれぞれ開閉制
御される。
【0060】圧縮気体供給装置200は、第1の集塵管
路40Aおよび第2の集塵管路40Bを介して、第1の
集塵装置70Aおよび第2の集塵装置70Bへ圧縮気体
を間欠的に供給する装置である。電磁弁210は、圧縮
気体のパルス噴射量を調節するものであり、制御装置2
60により開閉制御される。
【0061】圧縮気体は、第1の逆洗管路160Aに設
けられた第1の集塵装置70Aのフィルタ(図示略)、
および第2の逆洗管路160Bに設けられた第2の集塵
装置70Bのフィルタ(図示略)のそれぞれの表面に堆
積した煤塵をパルス圧力(0〜1.0MPa)により払
い落とすためのものである。ここで、圧縮気体による逆
洗のパラメータは、パルス噴射時間、パルス噴射間隔、
パルス回数、ヘッター管容積および逆洗間隔等であり、
種々の要素を考慮して決定される。
【0062】消石灰噴霧装置220は、第1の集塵管路
40Aおよび第2の集塵管路40Bを介して、第1の集
塵装置70Aおよび第2の集塵装置70Bへ消石灰(ア
ルカリ性物質)を噴霧する装置である。この消石灰は、
中和反応により酸性ガスを除去し、下流側の管路や第1
の集塵装置70A、第2の集塵装置70B、測定管路1
00、測定装置110の腐蝕を防止する役目を担ってい
る。バルブ230は、消石灰の噴霧量を調節するもので
あり、制御装置260により開閉制御される。
【0063】なお、一実施の形態においては、消石灰に
代えて、アルカリ金属化合物またはアルカリ土類金属化
合物の粉末、水溶液または懸濁液等のアルカリ性物資を
噴霧する噴霧装置を設けて、中和反応による酸性ガスの
除去効果を奏するようにしてもよい。
【0064】第1の集塵装置内温度測定器240Aは、
第1の集塵装置70A内の温度を測定し、測定結果を第
1の集塵装置内温度信号S2Aとして、制御装置260
へ出力する。第1のガス静圧測定器250Aは、第1の
集塵装置70A内のガス静圧を測定し、測定結果を第1
のガス静圧信号S3Aとして、制御装置260へ出力す
る。
【0065】一方、第2の集塵装置内温度測定器240
Bは、第2の集塵装置70B内の温度を測定し、測定結
果を第2の集塵装置内温度信号S2Bとして、制御装置
260へ出力する。第2のガス静圧測定器250Bは、
第2の集塵装置70B内のガス静圧を測定し、測定結果
を第2のガス静圧信号S3Bとして、制御装置260へ
出力する。制御装置260は、各部を制御するものであ
り、この制御装置260の動作の詳細については、後述
する。
【0066】ここで、急冷装置50の急冷温度を150
〜500℃(または150〜300℃)とした理由につ
いて図3〜図6を参照しつつ説明する。まず、サンプリ
ングガスに含まれるSOxの硫酸露点による第1の集塵
装置70Aおよび第2の集塵装置70Bの腐蝕を防止す
るためには、硫酸露点以上で集塵する必要がある。
【0067】通常、サンプリングガスには、数ppmの
濃度でSO3 が含まれている。ここで、SO3 濃度−硫
酸露点特性を表すグラフを図3に示す。同図からわかる
ように、急冷装置50で高温のサンプリングガスを15
0℃に急冷すれば、SO3 濃度が数ppmの場合の硫酸
露点以上の状態で第1の集塵装置70Aおよび第2の集
塵装置70Bで集塵が行われるため腐蝕が防止される。
従って、急冷装置50における急冷温度は、150℃以
上であることが好ましい。
【0068】また、測定装置110における測定対象物
質の例としてのクロロベンゼン(CBs)やクロロフェ
ノール(CPs)は、図4に示したように、サンプリン
グガスの温度が低温(150℃未満)になると、濃度変
化の影響により、第1の集塵装置70Aおよび第2の集
塵装置70Bへの吸着量が増加する。
【0069】このように、サンプリングガスが低温(1
50℃未満)になると、本来、測定装置110で測定さ
れるべきクロロベンゼン(CBs)やクロロフェノール
(CPs)が第1の集塵装置70Aおよび第2の集塵装
置70Bに吸着されると、測定装置110での測定結果
の精度が悪化する。従って、急冷装置50における急冷
温度は、150℃以上であることが好ましい。
【0070】また、第1の集塵装置70Aおよび第2の
集塵装置70Bにおける測定対象物質の滞留時間によっ
ては、測定対象物質が熱分解する。図5には、第1の集
塵装置70Aおよび第2の集塵装置70Bにおけるサン
プリングガスの温度と、熱分解による測定対象物の残存
重量との関係を表すグラフが図示されている。
【0071】同図からわかるように、サンプリングガス
が500℃を超えたあたりから熱分解による測定対象物
質の残存重量が減り始め、640℃を超えると残存重量
が激減する。従って、急冷装置50におけるサンプリン
グガスの温度は、500℃以下であることが望ましい。
【0072】また、ダイオキシン類(DXNs)のよう
に、300〜500℃においてサンプリングガスに含ま
れる飛灰中触媒成分により再合成(図6参照)する物質
を測定対象物質とする場合、急冷装置50におけるサン
プリングガスの温度は、300℃以下であることが好ま
しい。
【0073】上記構成において、ポンプ130が起動さ
れると、煙道10を流れる排ガスは、サンプリング管3
0を介して高温(500〜1000℃)のサンプリング
ガスとして吸引される。
【0074】このサンプリングガスは、図2に示した急
冷装置50により150〜500℃(または150℃〜
300℃)に急冷される。急冷の際には、サンプリング
ガスに含まれるメルト状の煤塵(低融点化合物等)が融
点以下となり、固化する。そして、急冷装置50からの
サンプリングガスは、図1に示した第1の集塵管路40
Aおよび第2の集塵管路40Bを介して、第1の集塵装
置70Aおよび第2の集塵装置70Bに供給される。
【0075】第1の集塵装置70Aおよび第2の集塵装
置70Bでは、急冷装置50により固化された煤塵が集
塵される。そして、煤塵が除去されたサンプリングガス
は、測定管路100を介して、測定装置110へ供給さ
れる。測定装置110では、サンプリングガスに含まれ
る有害成分が連続的に測定される。このサンプリングガ
スは、測定管路100を介して炉内へフィードバックさ
れる。また、制御装置260は、測定装置110の測定
結果(例えば、ダイオキシン類の濃度)に基づいて炉内
の燃焼制御を行う。
【0076】つぎに、第1の集塵装置70Aおよび第2
の集塵装置70Bに供給されるサンプリングガスを上述
した150〜500℃(または、150〜300℃)に
維持するための制御について図7に示したフローチャー
トを参照して説明する。
【0077】同図に示したステップSA1では、制御装
置260は、急冷装置50の出口におけるサンプリング
ガスの温度が設定温度±5℃以内であるか否かを判断す
る。上記サンプリングガスの温度は、図2に示したガス
温度測定器60からのガス温度信号S1より得られる。
また、設定温度は、150〜500℃の範囲内(また
は、150〜300℃の範囲内)とされる。
【0078】ステップSA1の判断結果が「Yes」で
ある場合、ステップSA4では、制御装置260は、タ
イマ(図示略)からの計時データに基づいて、T時間、
待機した後、ステップSA1の判断を行う。ここで、サ
ンプリングガスの温度が設定温度±5℃を超えると、制
御装置260は、ステップSA1の判断結果を「No」
とする。
【0079】ステップSA2では、制御装置260は、
サンプリングガスの温度が設定温度以上であるか否かを
判断する。ステップSA2の判断結果が「Yes」であ
る場合、ステップSA3では、制御装置260は、図2
に示したバルブ53を現時点の開度よりも2%開く。
【0080】これにより、冷却水循環装置51から冷却
ジャケット54へ供給される冷却水の流量が増加し、急
冷装置50の冷却能力が向上することにより、サンプリ
ングガスの温度が低下し、設定温度±5℃以内とされ
る。
【0081】一方、ステップSA2の判断結果が「N
o」である場合、すなわち、サンプリングガスの温度が
設定温度未満である場合、ステップSA5では、制御装
置260は、図2に示したバルブ53を現時点の開度よ
りも2%閉じる。
【0082】これにより、冷却水循環装置51から冷却
ジャケット54へ供給される冷却水の流量が減少し、急
冷装置50の冷却能力が低下することにより、サンプリ
ングガスの温度が上昇し、設定温度±5℃以内とされ
る。以後、上述した動作が繰り返されることにより、急
冷装置50の出口におけるサンプリングガスの温度が設
定温度±5℃に維持される。
【0083】なお、一実施の形態では、測定対象物質に
応じて、熱交換方式、断熱膨張方式、もしくは空気、有
機媒体または不活性ガスを前記排ガスに送り込む直接冷
却方式のうちいずれかの方式による冷却装置を適宜選択
し、これを排ガス前処理装置に適用してもよい。この場
合には、複数の冷却方式のうちいずれかの方式によりサ
ンプリングガスを急冷するようにしたので、測定対象物
質の性状や測定されるサンプリングガスの量等に応じて
柔軟に冷却方式を選択することができる。
【0084】図8は、上述した直接冷却方式の急冷装置
270の構成を示す図である。同図に示した急冷装置2
70は、サンプリング管30に設けられており、急冷装
置50(図2参照)と同様にして、サンプリング管30
より採取された高温(500〜1000℃)のサンプリ
ングガスを150〜500℃(または150〜300
℃)に急冷し、サンプリングガスに含まれるメルト状の
煤塵(低融点化合物等)を固化するための直接冷却方式
の装置である。
【0085】急冷装置270において、冷却体供給装置
271は、排出口272aがサンプリング管30内に突
出するように設けられた管路272、バルブ273およ
び吸引ファン274を介して、サンプリング管30内へ
冷却体(例えば、液体窒素、空気、水やアルコール等の
有機溶媒、ヘリウムやアルゴン等の不活性ガス)を供給
する装置である。
【0086】バルブ273は、サンプリング管30内へ
供給される冷却体の流量を調節するものであり、制御装
置260(図1参照)により開閉制御される。吸引ファ
ン274は、冷却体供給装置271からの冷却体を吸引
するためのファンである。また、急冷装置270の出口
には、急冷後のサンプリングガスの温度を測定するガス
温度測定器60が設けられている。このガス温度測定器
60は、測定結果をガス温度信号S1として、制御装置
260へ出力する。
【0087】冷却体供給装置271からの冷却体は、排
出口272aより排出(または噴霧)され、高温のサン
プリングガスと混ざり、サンプリング管30内を流れる
サンプリングガスを150〜500℃(または150〜
300℃)に急冷する。
【0088】つぎに、図1に示した急冷装置50に代え
て、図8に示した急冷装置270を排ガス前処理装置に
適用した場合に、第1の集塵装置70Aおよび第2の集
塵装置70Bに供給されるサンプリングガスを上述した
150〜500℃(または、150〜300℃)に維持
するための制御について図9に示したフローチャートを
参照して説明する。
【0089】同図に示したステップSB1では、制御装
置260は、急冷装置270の出口におけるサンプリン
グガスの温度が設定温度±5℃以内であるか否かを判断
する。上記サンプリングガスの温度は、図8に示したガ
ス温度測定器60からのガス温度信号S1より得られ
る。また、設定温度は、150〜500℃の範囲内(ま
たは、150〜300℃の範囲内)とされる。
【0090】ステップSB1の判断結果が「Yes」で
ある場合、ステップSB4では、制御装置260は、タ
イマ(図示略)からの計時データに基づいて、T時間、
待機した後、ステップSB1の判断を行う。ここで、サ
ンプリングガスの温度が設定温度±5℃を超えると、制
御装置260は、ステップSB1の判断結果を「No」
とする。
【0091】ステップSB2では、制御装置260は、
サンプリングガスの温度が設定温度以上であるか否かを
判断する。ステップSB2の判断結果が「Yes」であ
る場合、ステップSB3では、制御装置260は、図8
に示したバルブ273を現時点の開度よりも2%開く。
【0092】これにより、冷却体供給装置271からサ
ンプリング管30内へ供給される冷却体の流量が増加
し、急冷装置270の冷却能力が向上することにより、
サンプリングガスの温度が低下し、設定温度±5℃以内
とされる。
【0093】一方、ステップSB2の判断結果が「N
o」である場合、すなわち、サンプリングガスの温度が
設定温度未満である場合、ステップSB5では、制御装
置260は、図8に示したバルブ273を現時点の開度
よりも2%閉じる。
【0094】これにより、冷却体供給装置271からサ
ンプリング管30内へ供給される冷却体の流量が減少
し、急冷装置270の冷却能力が低下することにより、
サンプリングガスの温度が上昇し、設定温度±5℃以内
とされる。以後、上述した動作が繰り返されることによ
り、急冷装置270の出口におけるサンプリングガスの
温度が設定温度±5℃に保たれる。
【0095】また、図1に示した制御装置260は、第
1の集塵装置内温度信号S2Aおよび第2の集塵装置内
温度信号S2Bに基づいて、第1のヒータ60Aおよび
第2のヒータ60Bを制御することにより、第1の集塵
装置70Aおよび第2の集塵装置70Bの内部の温度を
150〜500℃(または150〜300℃)に維持す
る。
【0096】また、制御装置260は、第1の集塵装置
70A(第2の集塵装置70B)のガス静圧が一定値以
上上昇した場合、すなわち、所定差圧以上となった場
合、圧縮気体供給装置200からの圧縮気体による逆洗
を行うための制御を実行する。これにより、圧縮気体の
パルス圧力により第1の集塵装置70A(第2の集塵装
置70B)のフィルタに堆積した煤塵が払い落とされ
る。以後、所定差圧毎に圧縮気体による逆洗が繰り返し
実施される。
【0097】なお、一実施の形態では、所定時間間隔毎
に圧縮気体による逆洗を実行するようにしてもよい。こ
の場合、制御装置260は、第1の集塵装置70A、第
2の集塵装置70Bのうち一方の系列を逆洗し、他方の
系列を動作させるように制御する。これにより、圧縮気
体による洗浄中であっても、他方の系列により、連続的
にサンプリングガスの測定を実施することができる。
【0098】また、制御装置260は、圧縮気体による
逆洗を実施した後、洗浄水供給装置140からの洗浄水
による逆洗を行うための制御を実行する。これにより、
第1の集塵装置70A(第2の集塵装置70B)のフィ
ルタに付着し、圧縮気体によってもフィルタより剥離し
にくい水溶性の塩類(ナトリウム、カリウム塩等)が除
去され、フィルタが水洗再生される。
【0099】なお、一実施の形態では、第1の集塵装置
70A、第2の集塵装置70Bのうち一方の系列を逆洗
し、他方の系列を動作させるように制御してもよい。こ
れにより、圧縮気体(または洗浄水)による逆洗中であ
っても、他方の系列により、連続的にサンプリングガス
の測定を実施することができる。
【0100】以上説明したように、一実施の形態によれ
ば、サンプリング管30により採取された高温のサンプ
リングガスを急冷装置50で急冷し、また、急冷装置5
0の出力側のサンプリングガスの温度に基づいて、急冷
装置50の急冷能力を制御するようにしたので、メルト
状の低融点化合物等が安定的に固化し、第1の集塵装置
70A、第2の集塵装置70Bでの閉塞が防止されるた
め、メンテナンス作業回数およびメンテナンスコストを
低減することができる。
【0101】また、一実施の形態によれば、圧縮気体ま
たは洗浄水のいずれか一方で、もしくは圧縮気体、洗浄
水の併用で第1の集塵装置70A、第2の集塵装置70
Bを洗浄するようにしたので、固形物が圧縮気体で、水
溶性の物質が洗浄水でそれぞれ洗浄されるため、長期間
にわたり第1の集塵装置70A、第2の集塵装置70B
を安定運用することができる。
【0102】また、一実施の形態によれば、第1の集塵
装置70A、第2の集塵装置70Bのように集塵装置を
2系列以上設け、少なくとも1系列の集塵装置を通常動
作させた状態で他の系列の集塵装置を洗浄するようにし
たので、洗浄中であってもサンプリングガス等の測定を
連続的に実施することができる。
【0103】また、一実施の形態によれば、サンプリン
グガス前処理装置を用いてサンプリングガスを採取し、
該採取したサンプリングガスを質量分析装置、ガスクロ
マトグラフィー、FT−IRや吸光光度計等の光学検出
器、真空紫外光/質量分析装置、レーザ測定装置で測定
し、その測定結果に応じて、炉内の燃焼制御を行うよう
にしたので、瞬時かつ連続的にサンプリングガスの測定
を行うことができる。
【0104】また、一実施の形態によれば、測定装置と
して真空紫外光/質量分析装置またはレーザ測定装置を
用い、連続してダイオキシン類や有機塩素化化合物の濃
度を測定し、その測定結果に応じて、炉内燃焼制御を行
うようにしたので、燃焼が安定し、有害成分の発生が極
めて少ない燃焼を実現することができる。
【0105】また、一実施の形態によれば、都市ごみ焼
却炉、産業廃棄物焼却炉、汚泥焼却炉等の各種焼却炉、
熱分解炉、溶融炉においても有害成分の発生が極めて少
ない燃焼を実現することができる。
【0106】以上本発明にかかる一実施の形態について
図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成例はこの
一実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を
逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれ
る。
【0107】例えば、一実施の形態では、圧縮気体によ
る逆洗のみ、洗浄水による逆洗のみ、または圧縮気体+
洗浄水による逆洗のうちいずれかの逆洗を選択し、第1
の集塵装置70A、第2の集塵装置70Bのフィルタ
や、サンプリング管30、急冷装置50の逆洗を実施す
るようにしてもよい。この場合には、内面付着物による
閉塞、冷却能力低下を防止することができる。
【0108】また、一実施の形態では、サンプリング管
30および急冷装置50を2系列以上とし、1系列ずつ
洗浄水供給装置140からの洗浄水により逆洗するよう
にしてもよい。この場合には、逆洗していない他系列に
よりサンプリングガスの採取および急冷が実行されるた
め、洗浄水による逆洗中であっても、連続的にサンプリ
ングガスの測定を実施することができる。
【0109】また、一実施の形態では、サンプリング管
30および急冷装置50にもガス静圧測定器を設けて、
ガス静圧が所定圧以上となった場合に、制御装置260
の制御の下で、洗浄水供給装置140により第1の集塵
装置70A(第2の集塵装置70B)のフィルタを逆洗
するようにしてもよい。この場合には、圧縮気体による
逆洗の前に洗浄水による逆洗が実施されるため、フィル
タが目詰まりした際の圧縮気体によるフィルタ破損を防
止することができる。
【0110】また、一実施の形態では、測定対象物質の
性状によってはフィルタの堆積した煤塵での吸着が生じ
るため、洗浄水による逆洗よりも、圧縮気体による逆洗
の頻度を高くし、煤塵の堆積層の厚さを調整するように
してもよい。この場合には、煤塵の堆積層での測定対象
物質の吸着率が低減され、炉内の排ガスとほぼ同濃度の
測定対象物質を測定装置110へ供給することができ
る。
【0111】また、一実施の形態では、圧縮気体、窒素
パージ、空気パージ、高温ガス、スチームまたは洗浄水
のいずれかで、もしくはそれらの併用でサンプリング管
30、急冷装置50を洗浄する洗浄手段を設けて、内面
付着物による閉塞、冷却能力低下を防止してもよい。
【0112】また、一実施の形態では、測定装置110
へのサンプリングガス供給ライン(測定管路100)に
金属メッシュフィルタやろ紙フィルタなどのバックアッ
プフィルタを設け、サンプリングラインのガス温度低下
により析出した固形物をバックアップフィルタで除去す
ることにより、測定装置内での析出物閉塞を防止しても
よい。
【0113】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1にかかる
発明によれば、採取された高温の排ガスを急冷し、ま
た、急冷手段の出力側の排ガス温度に基づいて、急冷手
段の急冷能力を制御するようにしたので、メルト状の低
融点化合物等が安定的に固化し、集塵手段での閉塞が防
止されるため、メンテナンス作業回数およびメンテナン
スコストを低減することができるという効果を奏する。
【0114】また、請求項2にかかる発明によれば、圧
縮気体または洗浄水のいずれか一方で、もしくは圧縮気
体、洗浄水の併用で集塵手段を洗浄するようにしたの
で、固形物が圧縮気体で、水溶性の物質が洗浄水でそれ
ぞれ洗浄されるため、長期間にわたり集塵手段を安定運
用することができるという効果を奏する。
【0115】また、請求項3にかかる発明によれば、集
塵手段を2系列以上設け、少なくとも1系列の集塵手段
を通常動作させた状態で他の系列の集塵手段を洗浄する
ようにしたので、洗浄中であっても燃焼排ガス等の測定
を連続的に実施することができるという効果を奏する。
【0116】また、請求項4にかかる発明によれば、複
数の冷却方式のうちいずれかの方式により排ガスを急冷
するようにしたので、測定対象物質の性状や測定される
排ガスの量等に応じて柔軟に冷却方式を選択することが
できるという効果を奏する。
【0117】また、請求項5にかかる発明によれば、急
冷手段と集塵手段との間で排ガスに消石灰やアルカリ金
属化合物またはアルカリ土類金属化合物の粉末、水溶液
または懸濁液などのアルカリ性物質を噴霧するようにし
たので、中和反応による酸性ガスの除去効果により下流
各部の腐蝕を防止することができるという効果を奏す
る。
【0118】また、請求項6にかかる発明によれば、集
塵手段内の温度が所定温度となるように温度制御するよ
うにしたので、所定温度外で生じる集塵手段への測定対
象物の吸着や、分解、生成反応等を低減させることがで
き、排ガスの測定精度を高めることができるという効果
を奏する。
【0119】また、請求項7にかかる発明によれば、急
冷手段において排ガスと接触する部分をセラミックスコ
ーティングまたはガラスコーティング、セラミック材
質、ガラス材質としたので、当該部分(コールドスポッ
ト)での腐蝕を防止することができるという効果を奏す
る。
【0120】また、請求項8にかかる発明によれば、圧
縮気体、窒素パージ、空気パージ、高温ガス、スチーム
または洗浄水のいずれかで、もしくはそれらの併用で急
冷手段および排ガス採取手段を洗浄するようにしたの
で、内面付着物による閉塞、冷却能力低下を防止するこ
とができるという効果を奏する。
【0121】また、請求項9にかかる発明によれば、急
冷手段および排ガス採取手段を2系列以上設け、少なく
とも1系列の急冷手段および排ガス採取手段を通常動作
させた状態で他の系列の急冷手段および排ガス採取手段
を洗浄するようにしたので、洗浄中であっても燃焼排ガ
ス等の測定を連続的に実施することができるという効果
を奏する。
【0122】また、請求項10にかかる発明によれば、
排ガスの静圧が所定圧以上に上昇した場合に洗浄を実施
するようにしたので、圧縮気体による洗浄の前に洗浄水
による洗浄が実施されるため、集塵手段が目詰まりした
際の圧縮気体による集塵手段の破損を防止することがで
きるという効果を奏する。
【0123】また、請求項11にかかる発明によれば、
洗浄水による洗浄よりも、圧縮気体による洗浄の頻度を
高めるようにしたので、集塵手段における煤塵の堆積層
の厚さが調整され、煤塵の堆積層での測定対象物質の吸
着率を低減することができ、燃焼排ガス等の測定結果の
精度を高めることができるという効果を奏する。
【0124】また、請求項12にかかる発明によれば、
高温の前記排ガスを150℃〜500℃の範囲で急冷す
るようにしたので、硫酸露点による腐蝕、集塵手段への
測定対象物質の吸着および熱分解を防止することができ
るという効果を奏する。
【0125】また、請求項13にかかる発明によれば、
高温の前記排ガスを150℃〜300℃の範囲で急冷す
るようにしたので、硫酸露点による腐蝕、集塵手段への
測定対象物質の吸着、飛灰中触媒成分による再合成およ
び熱分解を防止することができるという効果を奏する。
【0126】また、請求項14にかかる発明によれば、
排ガス前処理装置を用いて排ガスを採取し、該採取した
排ガスを質量分析装置、ガスクロマトグラフィー、FT
−IRや吸光光度計等の光学検出器、真空紫外光/質量
分析装置、レーザ測定装置で測定し、その測定結果に応
じて、炉内の燃焼制御を行うようにしたので、瞬時かつ
連続的に排ガスの測定を行うことができるという効果を
奏する。
【0127】また、請求項15にかかる発明によれば、
測定装置として真空紫外光/質量分析装置またはレーザ
測定装置を用い、連続してダイオキシン類や有機塩素化
化合物の濃度を測定し、その測定結果に応じて、炉内燃
焼制御を行うようにしたので、燃焼が安定し、有害成分
の発生が極めて少ない燃焼を実現することができるとい
う効果を奏する。
【0128】また、請求項16にかかる発明によれば、
都市ごみ焼却炉、産業廃棄物焼却炉、汚泥焼却炉等の各
種焼却炉、熱分解炉、溶融炉においても、有害成分の発
生が極めて少ない燃焼を実現することができ、排ガス処
理設備をコンパクト化することができるという効果を奏
する。
【0129】また、請求項17にかかる発明によれば、
サンプリングラインのガス温度低下により析出した固形
物をバックアップフィルタで除去することにより、測定
装置内での析出物閉塞を防止することができるという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる一実施の形態の構成を示す図で
ある。
【図2】図1に示した急冷装置50の構成を示す図であ
る。
【図3】SO3濃度−硫酸露点特性を示すグラフであ
る。
【図4】排ガス処理温度−濃度変化特性を示すグラフで
ある。
【図5】測定対象物質の熱分解特性を示すグラフであ
る。
【図6】ダイオキシン類の再合成温度域を示すグラフで
ある。
【図7】図1に示した急冷装置50を用いた場合のサン
プリングガスの温度制御を説明するフローチャートであ
る。
【図8】同一実施の形態に適用される直接冷却方式の急
冷装置270の構成を示す図である。
【図9】図8に示した急冷装置270を用いた場合のサ
ンプリングガスの温度制御を説明するフローチャートで
ある。
【符号の説明】
30 サンプリング管 50 急冷装置 60A 第1のヒータ 70A 第1の集塵装置 60B 第2のヒータ 70B 第2の集塵装置 110 測定装置 140 洗浄水供給装置 200 圧縮気体供給装置 220 消石灰噴霧装置 240A 第1の集塵装置内温度測定器 250A 第1のガス静圧測定器 240B 第2の集塵装置内温度測定器 250B 第2のガス静圧測定器 270 急冷装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01D 51/00 B01D 51/00 B F23G 5/50 ZAB F23G 5/50 ZABN F23J 15/06 F23J 15/00 K (72)発明者 青木 泰道 横浜市金沢区幸浦一丁目8番地1 三菱重 工業株式会社横浜研究所内 Fターム(参考) 2G052 AA02 AB22 AD04 AD24 AD42 EA03 EB04 EB05 EB13 FC04 FC12 FC14 FC15 GA11 GA24 GA27 HA17 HA18 HC22 JA13 3K062 AA24 AB02 AB03 AC01 AC02 BA02 DA21 DA25 DB30 3K070 DA32 4D058 JB03 JB13 KB20 MA11 MA12 MA15 MA25 MA52 NA10 PA04 SA20 TA02 UA03

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼排ガス等の測定を行うに際して排ガ
    スをサンプリングする排ガス前処理装置であって、 高温の排ガスを採取する排ガス採取手段と、 採取された前記排ガスを急冷する急冷手段と、 急冷された排ガス中の煤塵を除去する集塵手段と、 前記急冷手段の出力側の排ガス温度を測定する排ガス温
    度測定手段と、 前記排ガス温度測定手段の測定結果に基づいて、前記急
    冷手段の急冷能力を制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする排ガス前処理装置。
  2. 【請求項2】 圧縮気体または洗浄水のいずれか一方
    で、もしくは前記圧縮気体、前記洗浄水の併用で前記集
    塵手段を洗浄する洗浄手段を備えたことを特徴とする請
    求項1に記載の排ガス前処理装置。
  3. 【請求項3】 前記集塵手段は、2系列以上設けられて
    おり、前記洗浄手段は、少なくとも1系列の集塵手段を
    通常動作させた状態で他の系列の集塵手段を洗浄するこ
    とを特徴とする請求項2に記載の排ガス前処理装置。
  4. 【請求項4】 前記急冷手段は、測定対象物質に応じ
    て、熱交換方式、断熱膨張方式、もしくは空気、有機媒
    体または不活性ガスを前記排ガスに送り込む直接冷却方
    式のうちいずれかの方式により前記排ガスを急冷するこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の排
    ガス前処理装置。
  5. 【請求項5】 前記急冷手段と前記集塵手段との間で前
    記排ガスに消石灰やアルカリ金属化合物またはアルカリ
    土類金属化合物の粉末、水溶液または懸濁液を噴霧する
    アルカリ性物資噴霧手段を備えたことを特徴とする請求
    項1〜4のいずれか一つに記載の排ガス前処理装置。
  6. 【請求項6】 前記集塵手段内の温度を測定する集塵手
    段内温度測定手段と、 前記集塵手段内温度測定手段の測定結果に基づいて、前
    記集塵手段内の温度が所定温度となるように温度制御す
    る温度制御手段とを備えたことを特徴とする請求項1〜
    5のいずれか一つに記載の排ガス前処理装置。
  7. 【請求項7】 前記急冷手段において前記排ガスと接触
    する部分は、セラミックスコーティングまたはガラスコ
    ーティングされていること、またはセラミック材質やガ
    ラス材質が用いられていることを特徴とする請求項1〜
    6のいずれか一つに記載の排ガス前処理装置。
  8. 【請求項8】 前記洗浄手段は、前記圧縮気体、窒素パ
    ージ、空気パージ、高温ガス、スチームまたは前記洗浄
    水のいずれかで、もしくはそれらの併用で前記急冷手段
    および前記排ガス採取手段を洗浄することを特徴とする
    請求項2〜7のいずれか一つに記載の排ガス前処理装
    置。
  9. 【請求項9】 前記急冷手段および前記排ガス採取手段
    は、2系列以上設けられており、前記洗浄手段は、少な
    くとも1系列の急冷手段および排ガス採取手段を通常動
    作させた状態で他の系列の急冷手段および排ガス採取手
    段を洗浄することを特徴とする請求項8に記載の排ガス
    前処理装置。
  10. 【請求項10】 前記排ガスの静圧を測定する静圧測定
    手段を備え、前記洗浄手段は、前記静圧測定手段の測定
    結果に基づいて、前記静圧が所定圧以上に上昇した場
    合、前記洗浄水による前記洗浄を実施することを特徴と
    する請求項2〜9のいずれか一つに記載の排ガス前処理
    装置。
  11. 【請求項11】 前記洗浄手段は、前記洗浄水による洗
    浄よりも、前記圧縮気体による洗浄の頻度を高めること
    を特徴とする請求項2〜9のいずれか一つに記載の排ガ
    ス前処理装置。
  12. 【請求項12】 前記急冷手段は、高温の前記排ガスを
    150℃〜500℃の範囲で急冷することを特徴とする
    請求項1〜11のいずれか一つに記載の排ガス前処理装
    置。
  13. 【請求項13】 前記急冷手段は、高温の前記排ガスを
    150℃〜300℃の範囲で急冷することを特徴とする
    請求項1〜11のいずれか一つに記載の排ガス前処理装
    置。
  14. 【請求項14】 前記請求項1〜13のいずれか一つに
    記載の排ガス前処理装置を用いて、前記排ガスを採取
    し、該採取した排ガスを質量分析装置、ガスクロマトグ
    ラフィー、FT−IR、真空紫外光/質量分析装置や吸
    光光度計等の光学検出器、レーザ測定装置で測定し、そ
    の測定結果に応じて、炉内の燃焼制御を行うことを特徴
    とする燃焼制御方法。
  15. 【請求項15】 測定装置として真空紫外光/質量分析
    装置またはレーザ測定装置を用い、連続してダイオキシ
    ン類や有機塩素化化合物の濃度を測定し、その測定結果
    に応じて、炉内燃焼制御を行うことを特徴とする請求項
    14に記載の燃焼制御方法。
  16. 【請求項16】 前記炉は、都市ごみ焼却炉、産業廃棄
    物焼却炉、汚泥焼却炉等の各種焼却炉、熱分解炉、溶融
    炉であることを特徴とする請求項14または15に記載
    の燃焼制御方法。
  17. 【請求項17】 測定装置へのサンプリングガス供給ラ
    インに金属メッシュフィルタやろ紙フィルタなどのバッ
    クアップフィルタを備えたことを特徴とする請求項1〜
    13のいずれか一つに記載の排ガス前処理装置。
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