JP2017032769A - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法およびコンピュータプログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法およびコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】適切なタイミングかつ適切な方法で加熱部材の端部昇温を抑制する。【解決手段】加熱部材(定着ベルト110、ニップ板130)と、加熱部材の温度を検知する第1温度センサ(第1サーミスタ170A)と、記録シートの搬送方向に直交する幅方向において、第1温度センサよりも加熱部材の中央から離れた位置に配置され、加熱部材の温度を検知する第2温度センサ(第2サーミスタ170B)と、制御装置200とを備える画像形成装置である。制御装置200は、画像形成の開始後に、第1温度センサが検知した第1検知温度と第2温度センサが検知した第2検知温度との差に関する値が第1閾値を第1回数超えた場合に、単位時間当たりの画像形成枚数を少なくして画像形成を行う第1制御を実行し、第2検知温度が第2閾値を第2回数超えた場合に、記録シートへの画像形成を休止する第2制御を実行する。【選択図】図3

Description

本発明は、記録シート上に、加熱部材により現像剤を熱定着して画像形成する画像形成装置、画像形成装置の制御方法およびコンピュータプログラムに関する。
記録シート上に、加熱部材により現像剤を熱定着して画像形成する画像形成装置においては、連続して記録シートに画像形成を行った場合に、加熱部材の幅方向中央部は記録シートに熱が奪われながら所定の定着温度になるように制御される一方、幅方向端部は記録シートが通らないために熱が蓄積して高温になることがある。このような場合、加熱部材の端部(非通紙領域)の温度が過度に上昇して定着が不良となる。また、加熱部材の材質によっては、加熱部材が傷むことがある。
このため、従来より、加熱部材の端部昇温を抑制する制御がなされることがある。例えば、特許文献1の装置においては、非通紙領域で検知した加熱部材の検知温度が所定の閾値を超えると、給紙間隔を長くして端部昇温を抑制する制御を行っている。
特開2004−302152号公報
ところで、加熱部材を加熱するためのヒータの加熱能力は、製造上のばらつきがある。さらに、画像形成装置を使用する環境またはタイミングによっては電源電圧にばらつきがあり、電源電圧の差によってもヒータの加熱能力は大きく影響される。そのため、非通紙領域に設けた検知部材が検知した温度に基づいてのみ端部昇温を抑制する制御を行うと、特に、画像形成装置が冷えていた状態から起動するいわゆるコールドスタート時においては、不必要に端部昇温を抑制する制御に入ることが懸念される。
本発明は、このような背景に鑑みてなされたもので、適切なタイミングかつ適切な方法で加熱部材の端部昇温を抑制することが可能な画像形成装置、画像形成装置の制御方法およびコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
前記した目的を達成するための本発明の画像形成装置は、記録シートを搬送しつつ記録シート上に現像剤を熱定着するための加熱部材と、加熱部材の温度を検知する第1温度センサと、記録シートの搬送方向に直交する幅方向において、第1温度センサよりも加熱部材の中央から離れた位置に配置され、加熱部材の温度を検知する第2温度センサと、制御装置とを備える。
制御装置は、画像形成の開始後に、第1温度センサが検知した第1検知温度と第2温度センサが検知した第2検知温度との差に関する値が第1閾値を第1回数超えた場合に、単位時間当たりの画像形成枚数を少なくして画像形成を行う第1制御を実行し、第2検知温度が第2閾値を第2回数超えた場合に、記録シートへの画像形成を休止する第2制御を実行する。
このような構成によると、制御装置は、第1温度センサが検知した第1検知温度と第2温度センサが検知した第2検知温度の差に関する値が第1閾値を第1回数超えたか否かを判定する。第1検知温度と第2検知温度は、ともに、加熱部材の加熱能力や電源電圧などの外部要因の影響を受けるので、これらの検知温度の差をとると、各種のばらつきの影響が小さくなる。そこで、この差に関する値に着目して第1制御をするか否かを判定することで、コールドスタート時においても各種のばらつきの影響を小さくし、適切なタイミングで単位時間当たりの画像形成枚数を少なくして画像形成を行う第1制御を実行することができる。
また、制御装置は、第1温度センサよりも幅方向中央から離れた位置に配置された第2温度センサにより検知した第2検知温度が第2閾値を第2回数超えた場合に記録シートへの画像形成を休止する第2制御を実行するので、加熱部材の端部が極端に昇温した場合に、当該端部の温度を下げて加熱部材の破損や過熱による定着不良を抑制することができる。
前記した課題を解決する本発明は、画像形成装置の制御方法として構成することができる。すなわち、本発明は、記録シートを搬送しつつ当該記録シート上に現像剤を熱定着するための加熱部材と、加熱部材の温度を検知する第1温度センサと、記録シートの搬送方向に直交する幅方向において、第1温度センサよりも加熱部材の中央から離れた位置に配置され、加熱部材の温度を検知する第2温度センサとを備える画像形成装置の制御方法である。
この方法においては、画像形成の開始後に、第1温度センサが検知した第1検知温度と第2温度センサが検知した第2検知温度との差に関する値が第1閾値を第1回数超えた場合に、単位時間当たりの画像形成枚数を少なくして画像形成を行う第1制御を実行し、第2検知温度が第2閾値を第2回数超えた場合に、記録シートへの画像形成を休止する第2制御を実行する。
前記した課題を解決する本発明は、画像形成装置を制御するコンピュータに適用されるコンピュータプログラムとして構成することができる。すなわち、本発明は、記録シートを搬送しつつ当該記録シート上に現像剤を熱定着するための加熱部材と、加熱部材の温度を検知する第1温度センサと、記録シートの搬送方向に直交する幅方向において、第1温度センサよりも加熱部材の中央から離れた位置に配置され、加熱部材の温度を検知する第2温度センサとを備える画像形成装置を制御するコンピュータに適用されるコンピュータプログラムである。
このコンピュータプログラムは、画像形成の開始後に、コンピュータに、第1温度センサが検知した第1検知温度と第2温度センサが検知した第2検知温度との差に関する値が第1閾値を第1回数超えた場合に、単位時間当たりの画像形成枚数を少なくして画像形成を行う第1処理を実行させ、第2温検知温度が第2閾値を第2回数超えた場合に、記録シートへの画像形成を休止する第2処理を実行させる。
本発明によれば、加熱部材の加熱能力に関連するばらつき要因の影響を小さくして、適切なタイミングで単位時間当たりの画像形成枚数を少なくして画像形成を行うことができる。また、加熱部材の端部が極端に昇温した場合に、当該端部の温度を下げて加熱部材の破損や過熱による定着不良を抑制することができる。
本発明の実施形態に係る定着装置を備えたレーザプリンタの概略構成を示す図である。 定着装置の断面図である。 定着装置の斜視図である。 ハロゲンランプ、ニップ板、反射板、ステイ、サーミスタおよびサーモスタットの斜視図である。 第1閾値を設定するためのマップである。 制御装置の全体処理を示すフローチャートである。 第1制御の判定処理を示すフローチャートである。 第2制御の判定処理を示すフローチャートである。 コールドスタート後の第1検知温度T1および第2検知温度T2の変化を示すグラフ(a)と、コールドスタート後のT2−T1の変化を示すグラフ(b)と、動作モードの変化を示すグラフ(c)である。 コールドスタート後のT2−T1の変化率を示すグラフ(b)である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
<レーザプリンタの概略構成>
図1に示すように、レーザプリンタ1は、本体筐体2内に、記録シートの一例としての用紙Pを供給する給紙部3と、露光装置4と、用紙Pにトナー像(現像剤像)を転写するプロセスカートリッジ5と、用紙Pに転写されたトナー像を熱定着する定着装置100とを主に備えている。
なお、以下の説明において、方向は、レーザプリンタを使用するユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1における右側を「前」、左側を「後」とし、手前側を「左」、奥側を「右」とする。また、図1における上下方向を「上下」とする。
給紙部3は、本体筐体2内の下部に設けられ、用紙Pを収容する給紙トレイ31と、用紙Pの前側を持ち上げる用紙押圧板32と、給紙ローラ33と、給紙パッド34と、紙粉取りローラ35,36と、レジストレーションローラ37とを主に備えている。給紙トレイ31内の用紙Pは、用紙押圧板32によって給紙ローラ33に寄せられ、給紙ローラ33と給紙パッド34によって1枚ずつ分離され、紙粉取りローラ35,36およびレジストレーションローラ37を通ってプロセスカートリッジ5に向けて搬送される。
露光装置4は、本体筐体2内の上部に配置され、レーザ発光部(図示せず)と、回転駆動するポリゴンミラー41と、レンズ42,43と、反射鏡44,45,46とを主に備えている。露光装置4では、レーザ発光部から出射される画像データに基づくレーザ光(鎖線参照)が、ポリゴンミラー41、レンズ42、反射鏡44,45、レンズ43、反射鏡46の順に反射または通過して、感光体ドラム61の表面で高速走査される。
プロセスカートリッジ5は、露光装置4の下方に配置され、本体筐体2に設けられたフロントカバー21を開いたときにできる開口から本体筐体2に対して着脱可能に装着される構成となっている。このプロセスカートリッジ5は、ドラムユニット6と、現像ユニット7とから構成されている。
ドラムユニット6は、感光体ドラム61と、帯電器62と、転写ローラ63とを主に備えている。また、現像ユニット7は、ドラムユニット6に対して着脱可能に装着される構成となっており、現像ローラ71と、供給ローラ72と、層厚規制ブレード73と、トナー(現像剤)を収容するトナー収容部74とを主に備えている。
プロセスカートリッジ5では、感光体ドラム61の表面が、帯電器62により一様に帯電された後、露光装置4からのレーザ光の高速走査によって露光されることで、感光体ドラム61上に画像データに基づく静電潜像が形成される。また、トナー収容部74内のトナーは、供給ローラ72を介して現像ローラ71に供給され、現像ローラ71と層厚規制ブレード73の間に進入して一定厚さの薄層として現像ローラ71上に担持される。
現像ローラ71上に担持されたトナーは、現像ローラ71から感光体ドラム61上に形成された静電潜像に供給される。これにより、静電潜像が可視像化され、感光体ドラム61上にトナー像が形成される。その後、感光体ドラム61と転写ローラ63の間を用紙Pが搬送されることで感光体ドラム61上のトナー像が用紙P上に転写される。
定着装置100は、プロセスカートリッジ5の後方に設けられている。用紙P上に転写されたトナー像(トナー)は、定着装置100を通過することで用紙P上に熱定着される。トナー像が熱定着された用紙Pは、搬送ローラ23,24によって排紙トレイ22上に排出される。
なお、用紙搬送経路上の給紙ローラ33とレジストレーションローラ37の間には、用紙Pの長さを検出する手段として、用紙Pの通過を検知する通紙センサ38が設けられている。通紙センサ38は、制御装置200に接続され、用紙Pが通過中であることを示す信号を制御装置200に出力するように構成されている。通紙センサ38は、レーザプリンタ1が対応している用紙Pのうち、最小用紙幅内に配置されている。本実施形態においては、レーザプリンタ1は、用紙Pを幅方向の中央に寄せて搬送するので、通紙センサ38は、用紙Pの幅方向中央付近に配置されている。また、本実施形態において、通紙センサ38は複数設けられていてもよいが、その場合、すべての通紙センサ38は、最小用紙幅内に配置されている。このため、制御装置200は、用紙Pの搬送方向の長さを判別することが可能であるが、用紙Pの幅方向の大きさを判別することはできない。
<定着装置の詳細構成>
図2および図3に示すように、定着装置100は、定着ベルト110と、ヒータの一例としてのハロゲンランプ120と、ニップ板130と、反射板140と、バックアップ部材の一例としての加圧ローラ150と、ステイ160と、第1温度センサの一例としての第1サーミスタ170Aおよび第2温度センサの一例としての第2サーミスタ170Bと、サーモスタット180とを主に備えている。定着ベルト110およびニップ板130は、加熱部材の一例である。
なお、以下の説明においては、用紙Pの搬送方向(前後方向)を単に「搬送方向」といい、搬送方向に直交する用紙Pの幅方向(左右方向)を単に「幅方向」という。幅方向は、加圧ローラ150の軸方向およびハロゲンランプ120の長手方向に沿う方向である。
定着ベルト110は、耐熱性と可撓性を有する無端状(筒状)のベルトであり、その幅方向両端部が図示しないガイド部材により回転が案内されている。定着ベルト110は、用紙Pを搬送しつつ用紙P上にトナーを熱定着するための部材である。定着ベルト110は、樹脂またはステンレスなどの金属を基材としている。必要に応じて、この基材の外側には摺動性を改善するためのフッ素コーティングなどが設けられる。また、フッ素コーティングと基材の間にゴム層が介在していてもよい。定着ベルト110の材料は、樹脂を基材とする場合、一例としてポリイミド樹脂を採用することができる。定着ベルト110として樹脂ベルトを採用する場合、後述する制御装置200による定着装置100の温度制御は、樹脂ベルトが損傷するのを抑制しつつ、不必要に頻繁に画像形成操作が停止するのを抑制することができるので好ましい。ポリイミド樹脂を採用する場合、ガラス転移温度はおよそ250℃である。
ハロゲンランプ120は、ニップ板130を介して定着ベルト110(ニップ部N)を加熱することで用紙P上のトナーを加熱する発熱体であり、定着ベルト110の内側において、定着ベルト110およびニップ板130の内面から所定の間隔をあけて配置されている。
ニップ板130は、加圧ローラ150の押圧力を受けるとともに、ハロゲンランプ120からの輻射熱を定着ベルト110を介して用紙P上のトナーに伝達する板状の部材であり、その下面が筒状の定着ベルト110の内面に摺接するように配置されている。
このニップ板130は、後述するスチール製のステイ160より熱伝導率が大きい、例えば、アルミニウム板などから形成されており、ベース部131と、突出部132とを主に有している。
ベース部131は、搬送方向における中央部131Aが両端部131Bより加圧ローラ150側(下方)に向けて凸となるように屈曲形成されている。なお、ベース部131の内面(上面)には、黒色の塗装層など、ハロゲンランプ120からの輻射熱を吸収する部材を設けてもよい。これによれば、ハロゲンランプ120からの輻射熱を効率良く吸収することができる。
突出部132は、ベース部131の搬送方向における後側の端部(後端部131R)から搬送方向に沿って後方に突出するように形成されている。この突出部132は、図4に示すように、ベース部131の後端部131Rの右端付近と中央付近にそれぞれ1つずつ、合計2つ形成されている。
図2に示すように、反射板140は、ハロゲンランプ120からの輻射熱をニップ板130(ベース部131の内面)に向けて反射する部材であり、定着ベルト110の内側において、ハロゲンランプ120を取り囲むようにハロゲンランプ120から所定の間隔をあけて配置されている。
このような反射板140によってハロゲンランプ120からの輻射熱をニップ板130に集めることで、ハロゲンランプ120からの輻射熱を効率良く利用することができ、ニップ板130および定着ベルト110を速やかに加熱することができる。
反射板140は、赤外線および遠赤外線の反射率が大きい、例えば、アルミニウム板などを断面視略U形状に湾曲させて形成されている。より詳細に、反射板140は、湾曲形状(断面視略U形状)をなす反射部141と、反射部141の両端部から搬送方向に沿って延びるフランジ部142とを主に有している。なお、熱反射率を高めるため、反射板140は、鏡面仕上げを施したアルミニウム板などを用いて形成してもよい。
加圧ローラ150は、ニップ板130との間で定着ベルト110を挟むことで定着ベルト110との間にニップ部Nを形成する部材であり、ニップ板130の下方に配置されている。より詳細には、図示しないバネなどによりステイ160を介してニップ板130および定着ベルト110が加圧ローラ150へ向けて押圧され、加圧ローラ150は、この押圧力の反力によりニップ板130を押圧することで定着ベルト110との間にニップ部Nを形成している。もっとも、加圧ローラ150をニップ板130へ向けてバネなどにより付勢する構成を採用しても構わない。
この加圧ローラ150は、本体筐体2内に設けられた図示しないモータから駆動力が伝達されて回転駆動するように構成されており、回転駆動することで定着ベルト110(または用紙P)との摩擦力により定着ベルト110を従動回転させる。トナー像が転写された用紙Pは、加圧ローラ150と加熱された定着ベルト110の間(ニップ部N)を搬送されることでトナー像(トナー)が熱定着されることとなる。
ステイ160は、ニップ板130(ベース部131)の両端部131Bを支持することでニップ板130の剛性を確保する部材であり、反射板140(反射部141)の外面形状に沿った形状(断面視略U形状)を有して反射板140を覆うように配置されている。このようなステイ160は、比較的剛性が大きい、例えば、鋼板などを断面視略U形状に折り曲げることで形成されている。
このステイ160は、ニップ板130(両端部131B)との間で、反射板140のフランジ部142を挟んでいる。これにより、上下方向における反射板140の位置ずれを抑制できるのでニップ板130に対する反射板140の位置を固定することができるとともに、反射板140の剛性も確保することができる。
ステイ160の内面と反射板140(反射部141)の外面の間には、薄層状の空間部Sが形成されている。これにより、外部から冷えた空気が大量に流れ込むことによって生じる熱の損失を抑制することができる。また、空間部Sにある空気は、外部に流れ出にくいので、この空気が温められることで保温層として作用し、反射板140から外部に熱が逃げることを抑制することができる。以上により、ニップ板130の加熱効率を向上させることができるので、ニップ板130(ニップ部N)を速やかに加熱することができる。
図3および図4に示すように、ステイ160は、その後壁160Rに第1サーミスタ170Aおよび第2サーミスタ170Bを配置するための2つの切欠161を有している。より詳細に、切欠161は、ニップ板130の2つの突出部132に対応する位置において、第1サーミスタ170Aおよび第2サーミスタ170Bにステイ160が接触しない程度の隙間を有するように、それぞれ形成されている。
第1サーミスタ170Aおよび第2サーミスタ170Bは、公知の温度センサであり、ニップ板130の温度を検知するように配置されている。具体的には、図2および図3に示すように、各サーミスタ170A,170Bは、定着ベルト110の内側において、上部に設けられた固定用リブ173がステイ160の後壁160Rにネジ179によって固定され、ニップ板130の突出部132の上面(定着ベルト110と摺接する面とは反対側の面)に対面して配置されている。各サーミスタ170A,170Bは、温度検知面171が突出部132の上面に接触している。
第1サーミスタ170Aは、定着ベルト110(加熱部材)の幅方向の中央(図3の中央線CL参照)に近い位置に配置され、第2サーミスタ170Bは、第1サーミスタ170Aよりも、定着ベルト110の幅方向の中央から離れた位置に配置されている。もちろん、第1サーミスタ170Aは、定着ベルト110の幅方向の中央に配置されていてもよい。そして、第1サーミスタ170Aは、上下方向(ハロゲンランプ120の長手方向と直交する方向)から見たときに、最小用紙幅の通過領域内に配置されている。最小用紙幅とは、画像形成装置で想定されている定形紙のうち、用紙搬送方向に直交する方向の幅が最小の用紙を意味し、例えば、A5用紙やA6用紙の場合などがある。一方、第2サーミスタ170Bは、上下方向(ハロゲンランプ120の長手方向と直交する方向)から見たときに、最小用紙幅の通過領域外に配置されている。また、定着ベルト110の幅方向の中央は、上下方向(ハロゲンランプ120の長手方向と直交する方向)から見たときに、最小用紙幅の通過領域の左右方向中央に配置されている。
また、図2に示すように、各サーミスタ170A,170B(図2では一方のみ図示)は、搬送方向における反射板140(反射部141)の外側に配置されている。より詳細に、各サーミスタ170A,170Bは、搬送方向におけるニップ部Nの外側において、反射板140の搬送方向下流側(後側)に配置されている。さらに、各サーミスタ170A,170Bは、反射板140(反射部141)の外面と接触しないように、反射板140との間に隙間を有した状態で配置されている。
各サーミスタ170A,170Bの検知結果は、本体筐体2内に設けられた制御装置200(図1、図3参照)に入力される。そして、制御装置200は、第1サーミスタ170Aおよび第2サーミスタ170Bの検知結果に基づいて、ハロゲンランプ120の出力やON・OFFなどを制御することで定着温度(ニップ部Nの温度)を制御する。
サーモスタット180は、バイメタルなどを利用した公知の温度検知素子であり、反射板140の温度を検知するように配置されている。具体的に、サーモスタット180は、定着ベルト110の内側において、幅方向両端に設けられた固定片183がステイ160の上壁にネジ189によって固定され(図3参照)、反射板140(反射部141)の上方で温度検知面181を反射板140に対面させた状態で配置されている。さらに述べると、サーモスタット180は、反射板140を挟んでハロゲンランプ120とは反対側に配置されている。
サーモスタット180は、ハロゲンランプ120に電力を供給する回路上に設けられており、所定値以上の温度を検知したときにハロゲンランプ120への通電を遮断する。これにより、定着装置100の温度が過剰に上昇することを防止することができる。
次に、制御装置200によるレーザプリンタ1の制御について説明する。
制御装置200は、図示しないCPU、RAM、ROM、その他の外部記憶装置などを有し、予め記憶されたコンピュータプログラムを実行することで、レーザプリンタ1内の各部の制御を実行する。
制御装置200は、定着装置100におけるニップ板130の端部の昇温を抑制するため、第1サーミスタ170Aが検知した中央部の第1検知温度T1と、第2サーミスタ170Bが検知した端部の第2検知温度T2に基づいて、ハロゲンランプ120を中心としたレーザプリンタ1の動作を制御する。おおまかに言えば、制御装置200は、加熱部材(定着ベルト110およびニップ板130)の端部の温度、つまり、第2検知温度T2が上昇した際に、端部の温度の上昇を抑制する温度抑制制御を実行する。本実施形態において、温度抑制制御としては第1制御と第2制御がある。
第1制御(第1処理)は、単位時間当たりの画像形成枚数を少なくして画像形成を行うことにより、加熱部材への供給熱量を結果的に減らし、端部の温度上昇を抑制する制御である。第1制御において、単位時間当たりの画像形成枚数を少なくして画像形成を行う手法としては、用紙Pの搬送速度を変えることなく、給紙間隔を長くする手法を採用してもよいし、給紙間隔を変えることなく、用紙Pの搬送速度を遅くする手法を採用してもよい。
第2制御(第2処理)は、ハロゲンランプ120を停止して用紙Pへの画像形成を休止する、つまり、画像形成を行わないことで放熱し、温度を下げる制御である。
なお、ここでのハロゲンランプ120の停止は、加熱部材を一定温度に保つ場合などのフィードバック制御中に、ごく一時的に電力供給を停止する場合を含まず、給紙のモータなどを停止して画像形成を休止する場合に、略強制的に停止する場合を意味する。
より具体的には、「ヒータを停止して画像形成を休止」とは、露光・現像などの画像形成または給紙動作を、数十秒間〜数分の間止めることを指す。このためには、例えば、画像形成の休止へ移行した後、所定期間の時間カウント後、休止から復帰するという制御をすることができる。ここでの所定期間は、20秒〜10分の長さでもよいし、30秒〜3分の長さでもよい。所定期間は、連続印字時の印字間隔よりも十分長い期間である。また、時間カウントの代りに、第1サーミスタ170Aまたは第2サーミスタ170Bの検知温度が所定条件を満たしたときに復帰する、という制御をすることもできる。
具体的に、制御装置200は、第1検知温度T1と第2検知温度T2との差に関する値が、第1閾値T1thを第1回数超えた場合に、第1制御を実行する。ここで、第1検知温度T1と第2検知温度T2との差に関する値というのは、第1検知温度T1と第2検知温度T2との差の値そのものであってもよいし、比であってもよく、さらに、第1検知温度T1と第2検知温度T2との差や比に、微分、加減乗除または関数演算などの数値的な操作をした値であってもよい。つまり、「差に関する値」は、ある時点における第1検知温度T1と第2検知温度T2の乖離に関する情報が得られるものであればよい。ここでは、一例として、制御装置200は、第1検知温度T1と第2検知温度T2との差T2−T1を第1閾値T1thと比較するものとする。
第1閾値T1thは、定数であってもよいし、各種の条件に応じて変化する値であってもよい。本実施形態においては、A4用紙を縦方向に5分割したような幅狭の不定形紙を使用した場合に、特に急激に加熱部材の端部が昇温し易いことから、定形紙を使用している状態と不定形紙を使用している状態を判別し易い値に第1閾値T1thが設定されている。また、そのように第1閾値T1thを設定するため、画像形成開始からの時間、例えば、給紙の開始からの時間と、印字指令を受けたときの第1検知温度T1および第2検知温度T2の少なくとも一方の温度に基づいて、これらのパラメータに応じて設定された第1閾値T1thを決定するとよい。
一例として、本実施形態では、第1検知温度T1に基づいて、第1閾値T1thを設定している。具体的に、制御装置200は、第1検知温度T1が高くなるほど第1閾値T1thを大きくしている。また、本実施形態において、第1閾値T1thは、第1検知温度T1以外の条件によっても変化する。すなわち、制御装置200は、画像形成の開始後、第1閾値T1thを時間の経過に従い大きくする。また、制御装置200は、第1閾値T1thを変更する時間間隔を、時間の経過に従い大きくし、第1閾値T1thの変更量を、時間の経過に従い小さくしている。
このように第1閾値T1thを設定するため、本実施形態においては、給紙の開始からの時間と、第1検知温度T1に応じて設定された図5のような第1閾値T1thのマップを記憶装置に記憶しており、このマップを参照して第1閾値T1thを決定する。図5において、第1閾値T1thは、同じ温度範囲であれば、用紙供給開始からの時間が長いほど、大きい値となっている。そして、第1閾値T1thの値が切り替わるときの変化量は、時間の経過に従い小さくなっている。また、第1閾値T1thの値が切り替わる時間間隔は、用紙供給開始からの時間の経過に従い大きくなっている。さらに、用紙供給開始からの時間が同じ場合において、第1閾値T1thは、第1検知温度T1が高くなるほど大きな値となっている。
そして、制御装置200は、温度抑制制御の実行開始後、蓄積しているジョブを完了した場合に、第1閾値T1thをリセットする。
前記した「第1回数」は、1であってもよいし、2以上の値であってもよい。また、第1検知温度T1と第2検知温度T2との差に関する値が、第1閾値T1thを第1回数超えたか否かの判定(以下「第1の判定」とする。)は、第1検知温度T1と第2検知温度T2との差に関する値が、第1閾値T1thを第1回数「連続して」超えた場合に、条件を満たした(超えた)と判定してもよいし、連続してか否かに関わらず、第1回数超えた場合に条件を満たしたと判定してもよい。本実施形態においては、T2−T1が、第1閾値T1thを第1回数連続して超えた場合に、条件を満たしたと判定するため、制御装置200は、T2−T1が第1閾値T1thを下回ったら、超えた回数のカウントをリセットするように構成されている。
なお、制御装置200は、第1制御の実行開始後、蓄積しているジョブを完了したときに、単位時間当たりの画像形成枚数の設定をリセットする。
また、制御装置200は、第2検知温度T2が第2閾値T2thを第2回数超えた場合に、前記した第2制御を実行する。ここでの第2回数は、1でも2以上の値でもよい。また、第2検知温度T2が第2閾値T2thを第2回数超えたか否かの判定(以下、「第2の判定」とする。)が、連続して超えた場合に条件を満たしたと判定するのか、連続してか否かに関わらず条件を満たしたと判定するか否かも第1回数の場合と同様、任意である。本実施形態においては、第2検知温度T2が、第2閾値T2thを第2回数連続して超えた場合に、条件を満たしたと判定するため、制御装置200は、第2検知温度T2が第2閾値T2thを下回ったら、超えた回数をリセットするように構成されている。
第2閾値T2thは、定着ベルト110の損傷を抑制するための判定基準となる温度なので、定着ベルト110が樹脂を基材とする場合、この樹脂のガラス転移温度よりも低い温度に設定するのが好ましい。第2閾値T2thは、定数とすることができるが、何らかの条件に応じて変化させてもよい。第2閾値T2thは、一例として230℃とすることができる。
制御装置200は、第2制御の実行開始後、第2検知温度T2が第2閾値T2thより小さな第4閾値T4thを下回った場合、つまり、十分に端部の温度が低くなって、定着ベルト110の損傷の心配がなくなったときに、画像形成動作を再開する。
制御装置200は、第1の判定と第2の判定の両方の条件を満たす場合、つまり、第1検知温度T1と第2検知温度T2との差に関する値が第1閾値T1thを第1回数超え、かつ、第2検知温度T2が第2閾値T2thを第2回数超えた場合には、定着ベルト110の損傷抑制を優先するため、第2制御を実行する。
また、制御装置200は、第1検知温度T1と第2検知温度T2との差に関する値が第1閾値T1thよりも大きな第3閾値T3thを第3回数超えた場合に第2制御を実行する。ここでの第3回数は、1でも2以上の値でもよい。また、第1検知温度T1と第2検知温度T2との差に関する値が第1閾値T1thよりも大きな第3閾値T3thを第3回数超えたか否かの判定が、連続して超えた場合に条件を満たしたと判定するのか、連続してか否かに関わらず条件を満たしたと判定するか否かも第1回数の場合と同様、任意である。本実施形態においては、T2−T1が、第3閾値T3thを第3回数連続して超えた場合に、条件を満たしたと判定するため、制御装置200は、T2−T1が第3閾値T3thを下回ったら、超えた回数のカウントをリセットするように構成されている。第3閾値T3thは、一例として90℃とすることができる。
制御装置200は、第1の判定を第1時間間隔で行い、第2の判定を第1時間間隔よりも長い第2時間間隔で行う。例えば、制御装置200は、第1の判定を各制御サイクルで判定し、第2の判定を制御サイクルの10回に1回に判定する。
また、第1回数は、第2回数より大きく設定することができる。第1制御への移行は、不定形紙と定形紙の切り分けという難しい判断をするために、多めの回数を設定することで、適切な判断をすることができるからである。一方、第2制御への移行は、端部の温度が高いという比較的容易な判断であるため、少なめの回数を設定することで、迅速な判定をすることが可能である。
次に、上記のような機能を実現するための制御装置200の処理(制御方法)の一例について、図6から図8のフローチャートを参照して説明する。なお、各フローチャートにおいて、Mは、動作モードを意味する。動作モードMは、0が通常印刷をするモードであり、1が、第1制御を実行するモードであり、2が第2制御を実行するモードである。印刷ジョブを受信した時の動作モードMの初期値は0とする。
制御装置200は、印刷ジョブを受信すると、図6の処理を開始する。制御装置200は、第1サーミスタ170Aから第1検知温度T1を取得するとともに、第2サーミスタ170Bから第2検知温度T2を取得する(S10)。そして、動作モードMが2であるか否かを判定する(S11)。動作モードMが2である場合(S11,Yes)、つまり、第2制御を実行中であるため、レーザプリンタ1が休止している場合、ステップS15へ進む。ステップS15では、第2制御を終了するか否かを判定する。具体的に、制御装置200は、第2検知温度T2が第4閾値T4thより小さいか否か判定し、小さい場合には(S15,Yes)、十分に定着ベルト110の端部温度が下がったということなので動作モードMを0にする(S16)。一方、第2検知温度T2が第4閾値T4thより小さくない場合には(S15,No)、動作モードMを変更することなくステップS17へ進む。
ステップS11の判定において動作モードMが2でない場合(S11,No)、ステップS100で第1制御の判定をする。
図7に示すように、第1制御の判定において、制御装置200は、用紙供給開始からの時間と第1検知温度T1に基づき、図5のマップを参照して第1閾値T1thを取得する(S101)。そして、T2−T1が第1閾値T1thよりも大きいか判定し、大きい場合(S102,Yes)、カウント回数C1をカウントアップする(S103)。一方、T2−T1が第1閾値T1thよりも大きくない場合(S102,No)、カウント回数C1をリセットして(S104)、第1制御の判定処理を終了する。
制御装置200は、カウント回数C1をカウントアップした後、カウント回数C1が閾値(第1回数)C1th以上か否かを判定し、閾値C1th以上である場合(S105,Yes)、動作モードMを1に設定して(S106)、第1制御の判定処理を終了する。一方、カウント回数C1が閾値C1th以上でない場合(S105,No)、動作モードMを変更することなく第1制御の判定処理を終了する。
図6に戻り、制御装置200は、制御サイクルのカウント回数Yをカウントアップする(S12)。そして、ステップS13でYが10に等しいか判定し、等しい場合(S13,Yes)、第2制御の判定(S200)に進み、等しくない場合(S13,No)、第2制御の判定をすることなく、ステップS17へ進む。すなわち、カウント回数Yが10に等しいか判定することで、画像形成動作中において、制御サイクル10回に1回だけ第2制御の判定を行う。一方、第1制御の判定は、画像形成動作中において、各制御サイクルで判定を行うので、第2制御の判定は第1制御の判定よりも長い時間間隔で行われる。
図8を参照して第2制御の判定について説明すると、制御装置200は、第2検知温度T2が第2閾値T2thより大きいか判定し、大きい場合(S201,Yes)、カウント回数C2をカウントアップする(S202)。一方、第2検知温度T2が第2閾値T2thより大きくない場合(S201,No)、カウント回数C2をリセットして(S203)、ステップS211へ進む。
制御装置200は、カウント回数C2をカウントアップした後、カウント回数C2が閾値(第2回数)C2th以上か否かを判定し、閾値C2th以上である場合(S204,Yes)、動作モードMを2に設定して(S205)、ステップS211へ進む。一方、カウント回数C2が閾値C2th以上でない場合(S204,No)、動作モードMを変更することなくステップS211へ進む。
ステップS211において、制御装置200は、T2−T1が第3閾値T3thよりも大きいか判定し、大きい場合(S211,Yes)、カウント回数C3をカウントアップする(S212)。一方、T2−T1が第3閾値T3thよりも大きくない場合(S211,No)、カウント回数C3をリセットして(S213)、第2制御の判定処理を終了する。
制御装置200は、カウント回数C3をカウントアップした後、カウント回数C3が閾値(第3回数)C3th以上か否かを判定し、閾値C3th以上である場合(S214,Yes)、動作モードMを2に設定して(S215)、第2制御の判定処理を終了する。一方、カウント回数C3が閾値C3th以上でない場合(S214,No)、動作モードMを変更することなく第2制御の判定処理を終了する。
図6に戻り、制御装置200は、第2制御の判定処理(S200)の後、カウント回数Yを0にリセットして(S14)、ステップS17へ進む。
これまでの処理において、制御装置200は、第1制御の判定処理(S100)の後に第2制御の判定処理(S200)を実行するので、第1制御を行う条件を満たすとともに、第2制御を行う条件を満たす場合には、第2制御が優先されて動作モードMは2とされることになる。
ステップS17では、制御装置200は、決定した動作モードMにしたがってレーザプリンタ1を制御する。そして、印刷ジョブがまだある場合には(S18,Yes)、ステップS10に戻って処理を繰り返し、印刷ジョブが無い場合には(S18,No)、動作モードMを0にリセットするとともに、第1閾値T1thをリセットし(S19)、処理を終了する。
以上のような処理によるレーザプリンタ1の動作の一例について説明する。
図9は、レーザプリンタ1が前回の印刷ジョブを終了してから十分に時間が経った後、新たに印刷ジョブを受けて定形紙または不定形紙に画像形成した場合の(a)温度、(b)T2−T1および(c)動作モードMを示している。
図9(a)の細い実線に示すように、定形紙、不定形紙のいずれの場合においても、用紙Pの幅方向中央付近の第1検知温度T1は、第2閾値T2thを超えずに、しばらくすると所定温度で安定する。一方、太い破線に示すように、定形紙の幅方向端部付近の第2検知温度T2は、用紙Pにより奪われる熱量が少ないため、第1検知温度T1よりも高い温度で推移する。もっとも、第2閾値T2thは、通常の定形紙であれば第2検知温度T2が超えないように設定されているので、定形紙の第2検知温度T2は、第2閾値T2thを超えることなく、しばらくすると所定温度で安定する。
また、図9(b)の太い破線に示すように、定形紙のT2−T1は、細い実線で示した通常時の第1閾値T1thに達することなく、しばらくすると所定温度で安定する。なお、第1閾値T1thは、図5のマップにしたがって決定され、用紙供給開始からの時間の経過とともに徐々に段階的に大きくなっている。第1閾値T1thの変化量(図の段差の大きさ)は、時間の経過とともに小さくなり、変化の時間的間隔は時間の経過とともに長くなっている。
このため、定形紙に印刷する場合には、図9(c)の破線に示すように、動作モードMが0で通常印刷し続ける。
一方、幅狭の不定形紙に画像形成する場合、図9(a)の太い実線に示すように、幅方向端部付近の第2検知温度T2は、大きく上昇する。このため、図9(b)に示すように、T2−T1も画像形成開始後まもなく大きく上昇し、時刻t1で常温時の第1閾値T1thを超える。これにより、動作モードMが0から1になり、第1制御により、単位時間当たりの画像形成枚数を少なくして画像形成を行う。そして、図9(a)の太い実線に示すように、時刻t3において第2検知温度T2が第2閾値T2thを超えると、定着ベルト110の破損を防ぐため、図9(c)に示すように動作モードMを2にしてハロゲンランプ120を停止し、画像形成を休止する第2制御を実行する。図9(a)の太い実線に示すように、時刻t3の後、第2制御により、第2検知温度T2が徐々に下がっていき、時刻t4において第4閾値T4thを下回ると、図9(c)に示すように動作モードMを0にして通常印字を再開する。
ここで説明した例では、不定形紙の印刷時に、時刻t3において第2検知温度T2が第2閾値T2thを超えることで第2制御に入ったが、仮に、第1検知温度T1が低い場合など、T2−T1の値が大きくなり、図9(b)の太い二点鎖線に示すようにT2−T1が第3閾値T3thを超えた場合(時刻t2)には、そのときに第2制御に入って定着ベルト110の損傷を抑制することができる(図9(c)の二点鎖線参照。)。
このように、本実施形態のレーザプリンタ1によれば、制御装置200が、第1検知温度T1と第2検知温度T2の差に関する値としてのT2−T1が第1閾値T1thを第1回数超えた場合に第1制御を実行するので、ハロゲンランプ120自体の加熱能力や電源電圧などのばらつきの要因を小さくして、適切なタイミングで第1制御を実行することができる。
また、制御装置200は、T2−T1が第1閾値T1thを第1回数超えた場合に温度抑制制御を実行し、第1閾値T1thを時間の経過に従い大きくするので、定形紙の画像形成時に不必要に第1制御に入ることを抑制しつつ、不定形紙の画像形成時に第1制御に速やかに入ることで、定着ベルト110の損傷を抑制することができる。すなわち、閾値を時間の経過に従い大きくすることで、定形紙と不定形紙を判別して温度制御することができる。
また、この第1閾値T1thは、第1検知温度T1および第2検知温度T2の少なくとも一方の検知温度に基づいて決定するので、加熱部材の温度に応じた適切な制御を実現することができる。
また、第1閾値T1thを変更する時間間隔を時間の経過に従い大きくしたり、第1閾値T1thの変更量を時間の経過に従い小さくしたり、印字モードに応じて第1閾値T1thの変更量を変更することで、定形紙の場合に不必要に温度抑制制御に入らず、不定形紙の印刷時に端部昇温した場合に、速やかに温度抑制制御を実行することができる。
また、レーザプリンタ1は、樹脂を基材とする定着ベルト110を使用していることで、定着ベルト110が高温になった場合には、損傷する虞があるが、本実施形態では、第2閾値T2thが、定着ベルト110の基材を構成する樹脂のガラス転移温度よりも低いことで、定着ベルト110の損傷を効果的に抑制することができる。
制御装置200は、第1の判定と第2の判定の両方の条件を満たす場合、つまり、第1検知温度T1と第2検知温度T2との差に関する値が第1閾値T1thを第1回数超え、かつ、第2検知温度T2が第2閾値T2thを第2回数超えた場合には、第2制御を実行するので、定着ベルト110の損傷をより確実に抑制することができる。
さらに、制御装置200は、第1検知温度T1と第2検知温度T2との差に関する値が第3閾値T3thを第3回数超えた場合に第2制御を実行するので、定着ベルト110の損傷をより確実に抑制することができる。
また、制御装置200は、第1の判定を第1時間間隔で行い、第2の判定を第1時間間隔よりも長い第2時間間隔で行うので、定着ベルト110の損傷に直結しやすい第1の判定を頻繁に行って定着ベルト110の損傷を確実に抑制する一方、定着ベルト110の損傷には直結しない第2の判定は少ない頻度で行って処理の効率化を図ることができる。
制御装置200は、第1制御の実行開始後、蓄積している印刷ジョブを完了したときに、単位時間当たりの画像形成枚数をリセットするので、次回印刷ジョブを処理するときに、適切な速度で画像形成を行うことができる。
制御装置200は、第2制御の実行開始後、第2検知温度T2が第4閾値T4thを下まわった場合に、画像形成動作を再開するので、定着ベルト110の損傷を抑制しつつ、自動的に印刷ジョブの全ページの画像形成を行うことができ、快適にレーザプリンタ1を使用することができる。
レーザプリンタ1は、通紙センサ38を少なくとも1つ備え、すべての通紙センサ38は、最小用紙幅内に配置されているので、用紙Pの長さを検出できる一方、用紙Pの幅は検出できないので、用紙Pの幅を検出して端部の昇温を抑制することはできないが、上述のように定着ベルト110の端部昇温を検出して適切なタイミングで第1制御を実行することができるので、不必要に画像形成を停止してユーザを待たせることなく、端部昇温の抑制も実現することができる。
以上に本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
前記実施形態においては、第1検知温度T1と第2検知温度T2の差に関する値として、T2−T1を例示したが、図10に示すように、T2−T1の微分値を差に関する値とすることもできる。この場合においても、第2閾値T2thを適切に選択することで、定形紙の場合には第1制御に入らず、不定形紙の場合には、端部温度の上昇に応じて第1制御に入るようにすることができる。
前記実施形態においては、第2制御の実行開始後、第2検知温度T2が第4閾値T4thを下まわった場合に、動作モードMを0にしていたが、動作モードMを1にしてもよい。
前記実施形態では、ヒータの一例として、ハロゲンランプ120を示したが、ヒータとしては、セラミックスヒータや、IH(Induction Heating)ヒータであってもよい。セラミックスヒータを用いる場合、例えば、前記実施形態で示したニップ板と発熱体を一体にした形態とすることができる。また、加熱部材は、円筒状の加熱ローラであってもよい。
前記実施形態においては、時間の経過に従い、第1閾値T1thを変更する時間間隔を大きくしていたが、必ずしも、この時間間隔を時間の経過に従い大きくしなくてもよい。
前記実施形態では、記録シートとして、普通紙やはがきなどの用紙Pを例示したが、これに限定されず、例えば、OHPシートなどであってもよい。
通紙センサ38の配置は、プロセスカートリッジ5と定着装置100の間には限定されず、用紙搬送経路上の任意の位置に配置することができる。
前記実施形態においては、第1閾値T1thの変更量は、用紙供給開始からの時間や、第1検知温度T1に応じて変更していたが、さらに、印字モードに応じて変更してもよい。例えば、図5のマップを、印字速度ごとや、用紙Pの種類ごとに応じて第1閾値T1thを設定したものとしておき、これらに応じて第1閾値T1thの変更量を変えるようにしてもよい。例えば、用紙Pが厚い程、第1閾値T1thの変更量を大きく(つまり、速く増加させる。)、用紙Pが薄い程、第1閾値T1thの変更量を小さくする(つまり、ゆっくり増加させる。)ことができる。また、印字速度が速い程、第1閾値T1thの変更量を大きく、印字速度が遅い程、第1閾値T1thの変更量を小さくすることができる。
前記実施形態においては、第1閾値T1thを、画像形成開始からの時間に基づいて変更していたが、画像形成開始からの画像形成枚数に基づいて変更してもよい。
前記実施形態においては、各種制御がCPUによって実行されていたが、それらの一部がFPGA(Field Programmable Gate Array)、ASIC(application specific integrated circuit)またはPGA(Programmable Gain Amplifier)などの論理回路(デジタル回路)により実行されていてもよい。
前記実施形態では、画像形成装置として、レーザプリンタ1を例示したが、これに限定されず、例えば、LEDによって露光を行うLEDプリンタであってもよいし、プリンタ以外の複写機や複合機などであってもよい。また、前記実施形態では、モノクロ画像を形成する画像形成装置を例示したが、これに限定されず、カラー画像を形成する画像形成装置であってもよい。
1 レーザプリンタ
100 定着装置
110 定着ベルト
120 ハロゲンランプ
130 ニップ板
170A 第1サーミスタ
170B 第2サーミスタ
200 制御装置
P 用紙

Claims (14)

  1. 記録シートを搬送しつつ当該記録シート上に現像剤を熱定着するための加熱部材と、
    前記加熱部材の温度を検知する第1温度センサと、
    前記記録シートの搬送方向に直交する幅方向において、前記第1温度センサよりも前記加熱部材の中央から離れた位置に配置され、前記加熱部材の温度を検知する第2温度センサと、
    制御装置とを備え、
    前記制御装置は、画像形成の開始後に、
    前記第1温度センサが検知した第1検知温度と前記第2温度センサが検知した第2検知温度との差に関する値が第1閾値を第1回数超えた場合に、単位時間当たりの画像形成枚数を少なくして画像形成を行う第1制御を実行し、
    前記第2検知温度が第2閾値を第2回数超えた場合に、前記記録シートへの画像形成を休止する第2制御を実行することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記加熱部材は、樹脂を基材とするベルトを含み、
    前記第2閾値は、前記樹脂のガラス転移温度よりも低いことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御装置は、
    前記第1検知温度と前記第2検知温度との差に関する値が前記第1閾値を前記第1回数超え、かつ、前記第2検知温度が前記第2閾値を前記第2回数超えた場合に、前記第2制御を実行することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御装置は、
    前記第1検知温度と前記第2検知温度との差に関する値が前記第1閾値よりも大きな第3閾値を第3回数超えた場合に前記第2制御を実行することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御装置は、
    前記第1検知温度と前記第2検知温度との差に関する値が前記第1閾値を前記第1回数超えるか否かの判定を第1時間間隔で行い、前記第2温検知温度が前記第2閾値を前記第2回数超えるか否かの判定を当該第1時間間隔よりも長い第2時間間隔で行うことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記第1回数は、前記第2回数よりも大きいことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御装置は、
    前記第1制御の実行開始後、蓄積しているジョブを完了したときに、単位時間当たりの画像形成枚数の設定をリセットすることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御装置は、
    前記第2制御の実行開始後、前記第2検知温度が前記第2閾値より小さな第4閾値を下回った場合に、画像形成動作を再開することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御装置は、
    画像形成の開始後、前記第1閾値を時間の経過に従い大きくすることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記第2閾値は定数であることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 搬送されている前記記録シートを検出する通紙センサを少なくとも1つ備え、すべての前記通紙センサは、最小用紙幅内に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記記録シートの前記搬送方向の長さを検出する手段を備えることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 記録シートを搬送しつつ当該記録シート上に現像剤を熱定着するための加熱部材と、前記加熱部材の温度を検知する第1温度センサと、前記記録シートの搬送方向に直交する幅方向において、前記第1温度センサよりも前記加熱部材の中央から離れた位置に配置され、前記加熱部材の温度を検知する第2温度センサとを備える画像形成装置の制御方法であって、
    画像形成の開始後に、
    前記第1温度センサが検知した第1検知温度と前記第2温度センサが検知した第2検知温度との差に関する値が第1閾値を第1回数超えた場合に、単位時間当たりの画像形成枚数を少なくして画像形成を行う第1制御を実行し、
    前記第2検知温度が第2閾値を第2回数超えた場合に、前記記録シートへの画像形成を休止する第2制御を実行することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  14. 記録シートを搬送しつつ当該記録シート上に現像剤を熱定着するための加熱部材と、前記加熱部材の温度を検知する第1温度センサと、前記記録シートの搬送方向に直交する幅方向において、前記第1温度センサよりも前記加熱部材の中央から離れた位置に配置され、前記加熱部材の温度を検知する第2温度センサとを備える画像形成装置を制御するコンピュータに適用されるコンピュータプログラムであって、
    画像形成の開始後に、前記コンピュータに、
    前記第1温度センサが検知した第1検知温度と前記第2温度センサが検知した第2検知温度との差に関する値が第1閾値を第1回数超えた場合に、単位時間当たりの画像形成枚数を少なくして画像形成を行う第1処理を実行させ、
    前記第2温検知温度が第2閾値を第2回数超えた場合に、前記記録シートへの画像形成を休止する第2処理を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
JP2015152314A 2015-07-31 2015-07-31 画像形成装置、画像形成装置の制御方法およびコンピュータプログラム Active JP6565445B2 (ja)

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