JP6540339B2 - 画像形成装置、プログラムおよび画像形成装置の制御方法 - Google Patents

画像形成装置、プログラムおよび画像形成装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、ヒータを有する定着器を備える画像形成装置、当該画像形成装置を制御するコンピュータに適用されるプログラム、および、画像形成装置の制御方法に関する。
従来、定着器を備える画像形成装置において、1枚目から定着性を良好にするため、定着器の立ち上げ時に、目標温度を定着時の定着温度よりも高めに設定し、ヒータを制御して定着器を加熱する制御手段を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−108133号公報
しかしながら、上述した技術では、定着器に記録シートが供給される前に定着器の温度が目標温度に達すると、1枚目の記録シートが定着器に供給されるときにヒータの出力が下がっていることがある。このように、記録シートが定着器に供給されるときにヒータの出力が下がっていると、定着器の温度が低下し、定着性が悪くなることがあった。
そこで本発明は、定着器に記録シートが供給されるときにヒータの出力が大きく低下するのを抑え、1枚目の記録シートから良好に定着することができる画像形成装置、プログラムおよび画像形成装置の制御方法を提供することを目的とする。
前記した目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、記録シートに現像剤像を形成する画像形成部と、記録シートを画像形成部へ供給するローラと、ヒータおよび温度検知部材を有し、画像形成部から送られてきた記録シートを加熱する定着器と、ヒータを制御して定着器を基準温度と前記温度検知部材が検知した温度との比較に基づいて加熱する制御部と、を備えている。
そして、制御部は、所定時間以上連続して印字をしている最中に、基準温度を第1温度に設定する第1温度制御と、印字指令を受けると、基準温度を第1温度より高い第2温度に設定する第2温度制御と、第2温度制御を実行後、記録シートが定着器に供給される直前に、基準温度を第2温度より高い第3温度に設定する第3温度制御と、を実行する。
このように構成された画像形成装置によれば、定着器に記録シートが供給される前に基準温度が第3温度に上がるので、記録シートが定着器に供給されるときにヒータの出力が下がるのを抑えることができる。これにより、記録シートが定着器に供給されることで定着器の温度が大きく低下するのを抑え、1枚目の記録シートから良好に定着することができる。
本発明のプログラムは、記録シートに現像剤像を形成する画像形成部と、記録シートを画像形成部へ供給するローラと、ヒータおよび温度検知部材を有し、画像形成部から送られてきた記録シートを加熱する定着器と、を備える画像形成装置を制御するコンピュータに適用されるプログラムであって、コンピュータに、ヒータを制御して定着器を基準温度と前記温度検知部材が検知した温度との比較に基づいて加熱する加熱制御と、所定時間以上連続して印字をしている最中に、基準温度を第1温度に設定する第1温度制御と、印字指令を受けると、基準温度を第1温度より高い第2温度に設定する第2温度制御と、第2温度制御を実行後、記録シートが定着器に供給される前に、基準温度を第2温度より高い第3温度に設定する第3温度制御と、を実行させる。
このように構成されたプログラムによれば、定着器に記録シートが供給される前に基準温度を第3温度に上げるので、記録シートが定着器に供給されるときにヒータの出力が下がるのを抑えることができる。これにより、記録シートが定着器に供給されることで定着器の温度が大きく低下するのを抑え、1枚目の記録シートから良好に定着することができる。
本発明の画像形成装置の制御方法は、記録シートに現像剤像を形成する画像形成部と、記録シートを画像形成部へ供給するローラと、ヒータおよび温度検知部材を有し、画像形成部から送られてきた記録シートを加熱する定着器と、を備える画像形成装置の制御方法であって、ヒータを制御して定着器を基準温度と前記温度検知部材が検知した温度との比較に基づいて加熱する加熱制御と、所定時間以上連続して印字をしている最中に、基準温度を第1温度に設定する第1温度制御と、印字指令を受けると、基準温度を第1温度より高い第2温度に設定する第2温度制御と、第2温度制御を実行後、記録シートが定着器に供給される前に、基準温度を第2温度より高い第3温度に設定する第3温度制御と、を実行する。
このような画像形成装置の制御方法によれば、定着器に記録シートが供給される前に基準温度を第3温度に上げるので、記録シートが定着器に供給されるときにヒータの出力が下がるのを抑えることができる。これにより、記録シートが定着器に供給されることで定着器の温度が大きく低下するのを抑え、1枚目の記録シートから良好に定着することができる。
本発明によれば、記録シートが定着器に供給されるときにヒータの出力が下がるのを抑えることができる。これにより、記録シートが定着器に供給されることで定着器の温度が大きく低下するのを抑え、1枚目の記録シートから良好に定着することができる。
本発明の一実施形態に係るレーザプリンタの概略構成を示す図である。 定着器の断面図である。 定着器の斜視図である。 第1サーミスタ、制御部、駆動源、ヒータおよびピックアップローラを示すブロック図である。 制御部の制御動作を示すフローチャートである。 制御部の制御動作を示すフローチャートである。 モード選択制御の制御動作を示すフローチャートである。 第2供給モードで所定温度が第1所定温度であるときの基準温度の変化と給紙タイミングを示すタイミングチャートである。 第2供給モードで所定温度が第2所定温度であるときの基準温度の変化と給紙タイミングを示すタイミングチャートである。 第1供給モードでの基準温度の変化と給紙タイミングを示すタイミングチャートである。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明では、まず、本発明の実施形態に係る画像形成装置の一例としてのレーザプリンタ1の概略構成について説明した後、本発明の特徴部分について説明する。
図1に示すように、レーザプリンタ1は、本体筐体2内に、記録シートの一例としての用紙Pを供給する給紙部3と、露光装置4と、用紙Pにトナー像(現像剤像)を形成する画像形成部の一例としてのプロセスカートリッジ5と、用紙Pに転写されたトナー像を熱定着する定着器100と、駆動源8と、制御部10と、を主に備えている。
なお、以下の説明において、方向は、レーザプリンタを使用するユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1における右側を「前」、左側を「後」とし、手前側を「左」、奥側を「右」とする。また、図1における上下方向を「上下」とする。
給紙部3は、本体筐体2内の下部に設けられ、用紙Pを収容する給紙トレイ31と、圧板32と、ローラの一例としてのピックアップローラ33と、給紙パット34と、紙粉取りローラ35,36と、レジストレーションローラ37とを主に備えている。
ピックアップローラ33は、給紙トレイ31の前端部の上方に配置されている。このピックアップローラ33は、給紙トレイ31に収容された用紙Pに接触しながら回転することで、当該用紙Pをプロセスカートリッジ5へ供給するように構成されている。
圧板32は、給紙トレイ31に設けられ、給紙トレイ31に収容された用紙Pを支持している。圧板32は、給紙トレイ31に収容された用紙Pの前端部をピックアップローラ33に向けて近づけるように構成されている。この圧板32は、後端部を中心に回動することで、最も下方に位置してピックアップローラ33から離れた離間位置(破線参照)と、離間位置から上方へ回動して離間位置よりもピックアップローラ33に近接し、用紙Pがピックアップローラ33に接触する給紙位置(実線参照)とに移動可能となっている。なお、給紙位置は、給紙トレイ31に収容されている用紙Pの枚数によって異なる。また、レーザプリンタ1は、公知のセンサを備え、圧板32が離間位置に位置しているか給紙位置に位置しているかを検知可能となっている。
給紙部3では、給紙トレイ31内の用紙Pが、圧板32によってピックアップローラ33に寄せられ、ピックアップローラ33と給紙パット34によって1枚ずつ分離され、紙粉取りローラ35,36およびレジストレーションローラ37を通ってプロセスカートリッジ5に向けて搬送される。
露光装置4は、本体筐体2内の上部に配置され、レーザ発光部(図示せず)と、回転駆動するポリゴンミラー41と、レンズ42,43と、反射鏡44,45,46とを主に備えている。露光装置4では、レーザ発光部から出射される画像データに基づくレーザ光(鎖線参照)が、ポリゴンミラー41、レンズ42、反射鏡44,45、レンズ43、反射鏡46の順に反射または通過して、感光体ドラム61の表面で高速走査される。
プロセスカートリッジ5は、露光装置4の下方に配置され、本体筐体2に設けられたフロントカバー21を開いたときにできる開口から本体筐体2に対して着脱可能に装着される構成となっている。このプロセスカートリッジ5は、ドラムユニット6と、現像ユニット7とから構成されている。
ドラムユニット6は、感光体ドラム61と、帯電器62と、転写ローラ63とを主に備えている。また、現像ユニット7は、ドラムユニット6に対して着脱可能に装着される構成となっており、現像ローラ71と、供給ローラ72と、層厚規制ブレード73と、トナー(現像剤)を収容するトナー収容部74と、トナー収容部74内のトナーを撹拌するとともに供給ローラ72に供給するアジテータ75とを主に備えている。
プロセスカートリッジ5では、感光体ドラム61の表面が、帯電器62により一様に帯電された後、露光装置4からのレーザ光の高速走査によって露光されることで、感光体ドラム61上に画像データに基づく静電潜像が形成される。また、トナー収容部74内のトナーは、供給ローラ72を介して現像ローラ71に供給され、現像ローラ71と層厚規制ブレード73の間に進入して一定厚さの薄層として現像ローラ71上に担持される。
現像ローラ71上に担持されたトナーは、現像ローラ71から感光体ドラム61上に形成された静電潜像に供給される。これにより、静電潜像が可視像化され、感光体ドラム61上にトナー像が形成される。その後、感光体ドラム61と転写ローラ63の間を用紙Pが搬送されることで感光体ドラム61上のトナー像が用紙P上に転写される。
定着器100は、プロセスカートリッジ5の後方に設けられている。定着器100は、プロセスカートリッジ5から送られてきた用紙Pを搬送および加熱することで、用紙P上に転写されたトナー像を用紙P上に熱定着するように構成されている。定着器100でトナー像が熱定着された用紙Pは、搬送ローラ23,24によって排紙トレイ22上に排出される。
図2および図3に示すように、定着器100は、定着ベルト110と、ヒータ120と、ニップ板130と、反射板140と、加圧ローラ150と、ステイ160と、温度検知部材の一例としての第1サーミスタ171と、第2サーミスタ172と、サーモスタット180とを主に備えている。
定着ベルト110は、耐熱性と可撓性を有する無端状(筒状)の部材であり、その幅方向両端部が図示しないガイド部材により回転が案内されている。
ヒータ120は、例えばハロゲンランプであり、ニップ板130を介して定着ベルト110(ニップ部N)を加熱することで用紙P上のトナーを加熱するように設けられている。ヒータ120は、定着ベルト110の内側において、定着ベルト110およびニップ板130の内面から所定の間隔をあけて配置されている。
ニップ板130は、加圧ローラ150の押圧力を受けるとともに、ヒータ120からの輻射熱を定着ベルト110を介して用紙P上のトナーに伝達する板状の部材であり、その下面が筒状の定着ベルト110の内面に摺接するように配置されている。
このニップ板130は、後述するスチール製のステイ160より熱伝導率が大きい、例えば、アルミニウム板などから形成されており、略平板状のベース部131と、突出部132とを主に有している。
突出部132は、ベース部131の搬送方向における後端部131Rから搬送方向に沿って後方に突出するように形成されている。この突出部132は、図3に示すように、ベース部131の後端部131Rの右端付近と中央付近にそれぞれ1つずつ、合計2つ形成されている。
図2に示すように、反射板140は、ヒータ120からの輻射熱をニップ板130(ベース部131の内面)に向けて反射する部材であり、定着ベルト110の内側において、ヒータ120を取り囲むようにヒータ120から所定の間隔をあけて配置されている。
反射板140は、赤外線および遠赤外線の反射率が大きい、例えば、アルミニウム板などを断面視略U形状に湾曲させて形成されている。より詳細に、反射板140は、湾曲形状(断面視略U形状)をなす反射部141と、反射部141の両端部から搬送方向に沿って延びるフランジ部142とを主に有している。
加圧ローラ150は、ニップ板130との間で定着ベルト110を挟むことで定着ベルト110との間にニップ部Nを形成する部材であり、ニップ板130の下方に配置されている。本実施形態においては、ニップ部Nを形成するために、ニップ板130を加圧ローラ150に向けて付勢している。そして、加圧ローラ150は、ニップ板130との間で定着ベルト110を挟んだ状態で回転することで、当該定着ベルト110とともに回転して用紙Pを後方に搬送するようになっている。なお、ニップ部Nを形成するため、加圧ローラ150をニップ板130に向けて付勢する構成であってもよい。
この加圧ローラ150は、回転駆動することで定着ベルト110(または用紙P)との摩擦力により定着ベルト110を従動回転させる。トナー像が転写された用紙Pは、加圧ローラ150と加熱された定着ベルト110の間(ニップ部N)を搬送されることでトナー像(トナー)が熱定着されることとなる。
ステイ160は、ニップ板130のベース部131の前後両端部を支持することでニップ板130の剛性を確保する部材であり、反射板140の反射部141の外面形状に沿った断面視略U形状を有して反射板140を覆うように配置されている。このようなステイ160は、比較的剛性が大きい、例えば、鋼板などを断面視略U形状に折り曲げることで形成されている。このステイ160は、ニップ板130との間で、反射板140のフランジ部142を挟んでいる。
図3に示すように、ステイ160は、その後壁160Rに第1サーミスタ171と第2サーミスタ172を配置するための2つの切欠161を有している。より詳細に、切欠161は、ニップ板130の2つの突出部132に対応する位置において、第1サーミスタ171と第2サーミスタ172に接触しない程度の隙間を有するように、それぞれ形成されている。
第1サーミスタ171と第2サーミスタ172は、温度センサであり、定着器100の温度、本実施形態では、ニップ板130の温度を検知するように配置されている。第1サーミスタ171は、ニップ板130の左右方向における中央付近に配置され、ニップ板130の用紙Pが搬送される範囲内の温度を検知するように設けられている。第2サーミスタ172は、ニップ板130の右端部に配置され、小さいサイズの用紙P(例えば、ハガキやA6の用紙)が搬送される範囲外の温度を検知するように設けられている。
また、図2および図3に示すように、各サーミスタ171,172は、定着ベルト110の内側において、ステイ160の後壁160Rにネジ179によって固定され、ニップ板130の突出部132の上面(定着ベルト110と摺接する面とは反対側の面)に対面して配置されている。各サーミスタ171,172は、温度検知面171Aが突出部132の上面に接触している。
また、各サーミスタ171,172は、搬送方向における反射板140の外側に配置されている。より詳細に、各サーミスタ171,172は、搬送方向におけるニップ部Nの外側において、反射板140の搬送方向下流側(後側)に配置されている。さらに、各サーミスタ171,172は、反射板140の外面と接触しないように、反射板140との間に隙間を有した状態で配置されている。
サーモスタット180は、バイメタルなどを利用した温度検知素子であり、反射板140の温度を検知するように配置されている。具体的に、サーモスタット180は、定着ベルト110の内側でステイ160に固定され(図3参照)、反射板140の上方で温度検知面181を反射板140に対面させた状態で配置されている。
サーモスタット180は、ヒータ120に電力を供給する回路上に設けられており、所定値以上の温度を検知したときにヒータ120への通電を遮断する。これにより、定着器100の温度が過剰に上昇することを防止することができる。
図1に示すように、駆動源8は、本実施形態において、定着器100の加圧ローラ150を駆動するように設けられている。
図4に示すように、制御部10は、CPU,ROM,RAMなどを有し、予め用意されたプログラムと第1サーミスタ171が取得した情報に基づいて、駆動源8、ヒータ120を制御して、定着器100を基準温度Tと第1サーミスタ171が検知した温度との比較に基づいて加熱するとともに、ピックアップローラ33を制御して、定着器100が適切な温度であるときに所定のタイミングで記録シートの供給を開始するように構成されている。
制御部10は、印字指令を受けると、ヒータ制御指示値を設定することでヒータ120の出力を制御して、定着器100を基準温度Tに向けて加熱する加熱制御を実行するように構成されている。ヒータ制御指示値は、例えば、時間当たりの通電比率をあらわすデューティ比である。そして、ヒータ制御指示値が大きい値になるほど、ヒータ120の出力は大きくなる。具体的に、制御部10は、第1サーミスタ171の検知温度が基準温度Tに対して下回る量が大きければ大きいほど、ヒータ120へ供給する電力量を大きくする。
そして、制御部10は、所定時間以上連続して印字をしている最中に、基準温度Tを第1温度Tに設定する第1温度制御と、印字指令を受けると、基準温度Tを第1温度Tより高い第2温度Tに設定する第2温度制御とを実行するように構成されている。また、制御部10は、所定の条件を満たしたとき、第2温度制御を実行後、具体的には、第1サーミスタ171の検知温度が、第1温度Tより高く第2温度T以下の第4温度TH4を超えた後、用紙Pが定着器100に供給される前に、基準温度Tを第2温度Tより高い第3温度Tに設定する第3温度制御を実行するように構成されている。なお、本実施形態では、制御部10は、第2温度制御と第3温度制御は、ピックアップローラ33が1枚目の用紙Pを供給し始める前に実行する。また、第3温度制御は、ピックアップローラ33が1枚目の用紙Pを供給し始める直前、例えば、約1秒前に実行されるように第4温度TH4や所定温度TH3が設定されている。
また、制御部10は、1枚目の用紙Pが定着器100に供給された後、基準温度Tを第2温度Tと第3温度Tの差よりも小さい温度間隔で第1温度Tに向けて段階的に下げていく第4温度制御を実行するように構成されている。具体的に、制御部10は、1枚目の用紙Pが定着器100に供給された後、第1温度Tとなるまで一定時間おきに基準温度Tから定数C1を引き、新たな基準温度Tを設定する。
制御部10は、定着器100の加熱開始後の所定のタイミング、本実施形態では、ヒータ120をONにしてから第2所定時間B2経過後において、第1サーミスタ171の検知温度TB2が第1閾値TH1以上である場合は、第1供給モードを選択し、ピックアップローラ33により第1のタイミングで1枚目の用紙Pを供給する第1供給制御を実行する(第1供給制御実行処理)。そして、制御部10は、ヒータ120をONにしてから第2所定時間B2経過後において、第1サーミスタ171の検知温度TB2が第1閾値TH1未満である場合は、第2供給モードを選択し、ピックアップローラ33により第1のタイミングよりも遅い第2のタイミングで1枚目の用紙Pを供給する第2供給制御を実行する(第2供給制御実行処理)。なお、制御部10が第1サーミスタ171の検知温度TB2と第1閾値TH1を比較するタイミングは、印字指令を受けてから所定時間経過したときであってもよいし、駆動源8を駆動してから所定時間経過したときであってもよい。
具体的に、第1のタイミングは、ヒータ120をONにしてから、待機時間t0を経過したときである。つまり、制御部10は、第1供給制御において、定着器100の加熱開始後、待機時間t0を経過したときに、ピックアップローラ33を回転させて1枚目の用紙Pを供給する。なお、第1のタイミングは、印字指令を受けてから待機時間t0を経過したときであってもよいし、駆動源8を駆動してから待機時間t0を経過したときであってもよい。また、第2のタイミングは、ヒータ120をONにしてから、第1サーミスタ171が検知した温度Tが所定温度TH3に達したときである。つまり、制御部10は、第2供給制御において、定着器100の加熱開始後、第1サーミスタ171が検知した温度Tが所定温度TH3に達したときに、ピックアップローラ33を回転させて1枚目の用紙Pを供給する。なお、待機時間t0は、供給された1枚目の用紙Pが定着器100に到達するまでの間に、定着器100が適切な温度となるような最短の時間に設定されている。また、所定温度TH3は、例えば、第2温度T以上の温度であり、供給された1枚目の用紙Pが定着器100に到達するまでの間に、定着器100が適切な温度となるような最低の温度に設定されている。
また、制御部10は、第2供給モードを選択しているとき、ヒータ120をONにしてから第2所定時間B2後、第1サーミスタ171の検知温度TB2が第1閾値TH1よりも低い第2閾値TH2より低い場合、第1サーミスタ171の検知温度TB2が第2閾値TH2以上の場合よりも、所定温度TH3を低い値に設定する。具体的には、制御部10は、ヒータ120をONにしてから第2所定時間B2後、第1サーミスタ171の検知温度TB2が第2閾値TH2以上である場合、所定温度TH3を第1所定温度A1に設定し、第1サーミスタ171の検知温度TB2が第2閾値TH2未満である場合、所定温度TH3を第1所定温度A1より低い第2所定温度A2に設定する。
なお、制御部10は、駆動源8とは別に設けられたピックアップローラ33を駆動するモータを制御することで、ピックアップローラ33の回転・停止を制御するようになっている。制御部10によるピックアップローラ33の回転・停止の制御はこれに限定されず、例えば、ピックアップローラ33を上下に駆動するソレノイドアクチュエータを制御してもよい。また、レーザプリンタ1は、駆動源8の駆動力をピックアップローラ33に伝達可能な接続状態と、駆動源8の駆動力を切断する切断状態とに切替可能な駆動伝達機構を備え、制御部10は、この駆動伝達機構を制御することにより、ピックアップローラ33の回転・停止を制御してもよい。
そして、制御部10は、第2供給モードが選択されており、かつ、所定温度TH3が第1所定温度A1に設定されている場合は、第3温度制御を実行して、1枚目の用紙Pを供給する。また、制御部10は、第1供給モードが選択されている場合、および、第2供給モードが選択されており、かつ、所定温度TH3が第2所定温度A2に設定されている場合は、第3温度制御を実行せずに1枚目の用紙Pを供給するようになっている。
次に、制御部10の具体的な制御動作について説明する。
図5に示すように、制御部10は、印字指令を受信すると(S1)、基準温度Tを第2温度Tに設定する(S2)。そして、制御部10は、モード選択処理を実行する(S3)。
図7に示すように、制御部10は、モード選択処理を開始すると、定着器100の加熱開始から第2所定時間B2後の第1サーミスタ171の検知温度TB2が、第1閾値TH1以上であるか否かを判定する(S31)。
ステップS31において、定着器100の加熱開始から第2所定時間B2後の第1サーミスタ171の検知温度TB2が、第1閾値TH1以上であると判定すると(S31,Yes)、第1供給モードを選択し(S32)、モード選択処理を終了する。
ステップS31において、定着器100の加熱開始から第2所定時間B2後の第1サーミスタ171の検知温度TB2が、第1閾値TH1以上でないと判定すると(S31,No)、制御部10は、第2供給モードを選択した後(S33)、定着器100の加熱開始から第2所定時間B2後の第1サーミスタ171の検知温度TB2が、第2閾値TH2以上であるか否かを判定する(S34)。
ステップS34において、定着器100の加熱開始から第2所定時間B2後の第1サーミスタ171の検知温度TB2が、第2閾値TH2以上であると判定すると(S34,Yes)、制御部10は、所定温度TH3を第1所定温度A1に設定する(S35)。一方、ステップS34において、定着器100の加熱開始から第2所定時間B2後の第1サーミスタ171の検知温度TB2が、第2閾値TH2以上でないと判定すると(S34,No)、制御部10は、所定温度TH3を第2所定温度A2に設定する(S36)。
ステップS35またはステップS36で所定温度TH3の値を設定すると、制御部10は、モード選択処理を終了する。
図5に示すように、モード選択処理の後、制御部10は、第1供給モードが選択されているか否かを判定する(S4)。
ステップS4で、第1供給モードが選択されていると判定すると(S4,Yes)、制御部10は、定着器100の加熱開始から待機時間t0が経過したか否かを判定する(S5)。ステップS5において、待機時間t0が経過していないと判定すると(S5,No)、制御部10は、待機時間t0が経過するまで待機する。そして、ステップS5において、待機時間t0が経過したと判定すると(S5,Yes)、制御部10は、ピックアップローラ33を回転させて、1枚目の用紙Pをピックアップする(S6)。
ステップS4において、第1供給モードが選択されていないと判定すると(S4,No)、制御部10は、所定温度TH3が第1所定温度A1であるか否かを判定する(S7)。
ステップS7において、所定温度TH3が第1所定温度A1でないと判定すると(S7,No)、制御部10は、第1サーミスタ171が検知した温度Tが、所定温度TH3以上であるか否かを判定する(S8)。ステップS8において、第1サーミスタ171が検知した温度Tが所定温度TH3以上でないと判定すると(S8,No)、制御部10は、第1サーミスタ171が検知した温度Tが所定温度TH3以上となるまで待機する。そして、ステップS8において、第1サーミスタ171が検知した温度Tが所定温度TH3以上であると判定すると(S8,Yes)、制御部10は、ピックアップローラ33を回転させて、1枚目の用紙Pをピックアップする(S6)。
ステップS7において、所定温度TH3が第1所定温度A1であると判定すると(S7,Yes)、制御部10は、第1サーミスタ171が検知した温度Tが第4温度TH4以上であるか否かを判定する(S9)。ステップS9において、第1サーミスタ171が検知した温度Tが第4温度TH4以上でないと判定すると(S9,No)、制御部10は、第1サーミスタ171が検知した温度Tが第4温度TH4以上となるまで待機する。そして、ステップS9において、第1サーミスタ171が検知した温度Tが第4温度TH4以上であると判定すると(S9,Yes)、制御部10は、基準温度Tを第3温度Tに設定する(S10)。
ステップS10の後、制御部10は、ステップS8に進み、第1サーミスタ171が検知した温度Tが所定温度TH3以上となったとき(S8,Yes)、ピックアップローラ33を回転させて、1枚目の用紙Pをピックアップする(S6)。
図6に示すように、ステップS6の後、制御部10は、現在の基準温度Tから定数C1を引き、新たな基準温度Tを設定する(S11)。そして、制御部10は、ステップS11で設定した基準温度Tと第1温度Tを比較し、大きい方の温度を基準温度Tとして設定する(S12)。
ステップS12で基準温度Tを設定すると、制御部10は、印字を終了するか否かを判定する(S13)。ステップS13において、印字を終了しないと判定すると(S13,No)、制御部10は、ステップS11に戻って、基準温度Tを再び設定する。そして、ステップS13において、印字を終了すると判定すると(S13,Yes)、制御部10は、制御を終了する。
次に、レーザプリンタ1の動作について説明する。なお、以下の説明では、定着器100が室温程度まで冷えた状態で印字指令が入力された場合について説明する。
まず、図8を参照して、第3温度制御が実行される場合、つまり、第2供給モードが選択され、所定温度TH3が第1所定温度A1に設定される場合について説明する。
制御部10は、印字指令を受けると、基準温度Tを第2温度Tに設定し、ヒータ120をONにする(時刻t1)。これにより、定着器100の温度が第2温度Tに向けて上昇し始める。
ヒータ120がONになった後、駆動源8がONになる(時刻t2)。これにより、定着器100の加圧ローラ150が回転し始める。
ヒータ120がONになってから第2所定時間B2後(時刻t3)、第1サーミスタ171の検知温度TB2が、第1閾値TH1未満かつ第2閾値TH2以上であると、制御部10は、所定温度TH3を第1所定温度A1に設定する。
そして、第1サーミスタ171が検知した温度Tが第4温度TH4まで達すると(時刻t4)、制御部10は、基準温度Tを第3温度Tに設定する。このとき、制御部10は、ヒータ制御指示値を大きい値に設定する。
第1サーミスタ171が検知した温度Tが第1所定温度A1に達すると(時刻t5)、ピックアップローラ33が回転し、1枚目の用紙Pが供給される。その後、制御部10が設定する基準温度Tが一定時間ごとに定数C1ずつ低下していき、連続して印字を続ければ、所定時間後に第1温度Tになる。
このように、1枚目の用紙Pがピックアップローラ33により供給される直前に基準温度Tが上がるので、制御部10がヒータ制御指示値を大きい値に維持する。そのため、ヒータ120の出力が高い状態で、1枚目の用紙Pが定着器100に到達する。これにより、1枚目の用紙Pが定着器100に到達したときに、急激に定着器100の温度が低下するのを抑制することができるので、1枚目の用紙Pから定着品質を維持することができる。
次に、図9を参照して、第3温度制御が行われない場合のうち、第2供給モードが選択され、所定温度TH3が第2所定温度A2に設定される場合について説明する。
制御部10は、印字指令を受けると、基準温度Tを第2温度Tに設定し、ヒータ120をONにする(時刻t1)。そして、ヒータ120がONになった後、駆動源8がONになる(時刻t2)。これにより、定着器100の加圧ローラ150が回転し始める。
ヒータ120がONになってから第2所定時間B2後(時刻t3)、第1サーミスタ171の検知温度TB2が、第1閾値TH1未満かつ第2閾値TH2未満であると、制御部10は、所定温度TH3を第2所定温度A2に設定する。
そして、第1サーミスタ171が検知した温度Tが第2所定温度A2に達すると(時刻t7)、ピックアップローラ33が回転することで、1枚目の用紙Pが供給される。その後、制御部10が設定する基準温度Tが一定時間ごとにC1ずつ低下していき、連続して印字を続ければ、所定時間後に第1温度Tになる。
ヒータ120がONになってから第2所定時間B2後の第1サーミスタ171の検知温度TB2が第1閾値TH1および第2閾値TH2未満である場合、第1サーミスタ171の検知する温度Tがなかなか基準温度Tに到達しないので、制御部10がヒータ制御指示値を大きい値に維持する。そのため、1枚目の用紙Pが定着器100に到達する前にヒータ120の出力が下がることが起こりにくい。また、第1サーミスタ171が検知する温度Tが低い場合、積極的に定着器100(加圧ローラ150、ニップ板130など)に蓄熱させるために基準温度Tを高く設定するため、第1サーミスタ171が検知する温度Tが基準温度Tにより到達しにくい。そのため、ヒータ120がONになってから第2所定時間B2後の第1サーミスタ171の検知温度TB2が第1閾値TH1および第2閾値TH2未満である場合は、1枚目の用紙Pが定着器100に供給されたときに、定着性が悪くなるほど定着器100の温度が低下しない。
次に、図10を参照して、第3温度制御が行われない場合のうち、第1供給モードが選択される場合について説明する。
制御部10は、印字指令を受けると、基準温度Tを第2温度Tに設定し、ヒータ120をONにする(時刻t1)。そして、ヒータ120がONになった後、駆動源8がONになる(時刻t2)。これにより、定着器100の加圧ローラ150が回転し始める。
ヒータ120がONになってから第2所定時間B2後(時刻t3)、第1サーミスタ171の検知温度TB2が、第1閾値TH1以上であると、ヒータ120がONになってから待機時間t0が経過したとき(時刻t8)、ピックアップローラ33が回転して、1枚目の用紙Pが供給される。その後、制御部10が設定する基準温度Tが一定時間ごとにC1ずつ低下していき、連続して印字を続ければ、所定時間後に第1温度Tになる。
このように、ヒータ120がONになってから第2所定時間B2後の第1サーミスタ171の検知温度TB2が第1閾値TH1以上となる場合、電源電圧が高い等の理由で、ヒータ120の実際の出力が高く定着器100を加熱しやすい。そのため、第3温度制御を行わなくても、1枚目の用紙Pが定着器100に供給されたときに、ヒータ制御指示値が大きい値に設定されていなくても、定着性が悪くなるほど定着器100の温度が低下しない。
以上のように、本実施形態では、第2供給モードが選択されていることと所定温度TH3が第1所定温度A1に設定されているときにだけ第3温度制御を実行するので、必要なときのみ第3温度制御を実行することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
前記実施形態では、第3温度制御において、第4温度TH4を超えたとき基準温度Tを第3温度Tに上げていたが、基準温度Tを第3温度Tに上げるタイミングはこれに限定されるものではない。例えば、制御部10が、第1サーミスタ171が検知した温度Tが所定温度TH3に達してから第3所定時間後にピックアップローラ33を回転させて1枚目の用紙Pを供給するように構成されている場合、第1サーミスタ171が検知した温度Tが所定温度TH3に達したとき、または、第1サーミスタ171が検知した温度Tが所定温度TH3に達した後、第3所定時間経過する前に、基準温度Tを第2温度Tから第3温度Tに上げるように構成されていてもよい。
また、制御部10は、1枚目の用紙Pをピックアップローラ33で供給した後、当該用紙Pが定着器100に到達する前に、基準温度Tを第2温度Tから第3温度Tに上げるように構成されていてもよい。
前記実施形態では、制御部10が、印字指令を受けてからヒータ120をONにするときに、基準温度Tを第2温度Tに設定していたが、基準温度の設定はこれに限定されるものではない。例えば、制御部10は、印字指令を受けると、基準温度Tを第2温度Tより低い第5温度Tに設定し、ヒータ120をONにしてから第4所定時間後に、基準温度Tを第2温度Tに設定するように構成されていてもよい。
前記実施形態では、制御部10が、第1モードが選択されているときには第3温度制御を実行しない構成であったが、制御部の制御動作はこれに限定されるものではない。第1供給モードが選択されているときも、1枚目の用紙Pが定着器100に到達する直前にヒータ120の出力が低下することがあるので、条件によっては、1枚目の用紙Pが定着器100に到達したときに定着器100の温度が急激に低下する場合がある。そのため、制御部は、第1供給モードが選択されているときも、条件によって第3温度制御を実行してもよい。
前記実施形態では、ローラとしてピックアップローラ33を例示したが、ローラはこれに限定されず、例えば、レジストレーションローラ37であってもよい。
前記実施形態では、定着ベルト110やニップ板130を備える定着器100を例示したが、定着器の構成はこれに限定されるものではない。例えば、定着器は、ヒータによって加熱される加熱ローラと、加熱ローラとの間で用紙Pを挟みながら搬送する加圧ローラとを備えた構成であってもよい。この場合、温度検知部材は、加熱ローラの温度を検知するように設けるとよい。
前記実施形態では、制御部10による制御動作がCPUにより実行されていたが、制御部の構成はこれに限定されず、一部がFPGA(Field Programmable Gate Array)やASIC(application specific integrated circuit)、PGA(Programmable Gain Amplifier)などの論理回路(デジタル回路)により実行されていてもよい。
1 レーザプリンタ
10 制御部
33 ピックアップローラ
100 定着器
120 ヒータ
171 第1サーミスタ
P 用紙
第1温度
第2温度
第3温度
TH1 第1閾値
TH2 第2閾値
基準温度

Claims (10)

  1. 記録シートに現像剤像を形成する画像形成部と、
    記録シートを前記画像形成部へ供給するローラと、
    ヒータおよび温度検知部材を有し、前記画像形成部から送られてきた記録シートを加熱する定着器と、
    前記ヒータを制御して前記定着器を基準温度と前記温度検知部材が検知した温度との比較に基づいて加熱する制御部と、を備え、
    前記制御部は、所定時間以上連続して印字をしている最中に、前記基準温度を第1温度に設定する第1温度制御と、印字指令を受けると、前記基準温度を前記第1温度より高い第2温度に設定する第2温度制御と、前記第2温度制御を実行後、記録シートが前記定着器に供給される前に、前記基準温度を前記第2温度より高い第3温度に設定する第3温度制御と、を実行することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記ローラが1枚目の記録シートを供給し始める前に、前記第2温度制御を実行することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記ローラが1枚目の記録シートを供給し始める前に、前記第3温度制御を実行することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記温度検知部材の検知温度が、前記第2温度以下の第4温度を超えた後、前記第3温度制御を実行することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記第4温度は、前記第1温度より高いことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記温度検知部材の検知温度が第1閾値未満である場合は、前記第3温度制御を実行し、前記温度検知部材の検知温度が前記第1閾値以上である場合は、前記第3温度制御を実行せずに1枚目の記録シートを供給することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記温度検知部材の検知温度が前記第1閾値よりも低い第2閾値以上である場合は、前記第3温度制御を実行し、前記温度検知部材の検知温度が前記第2閾値未満である場合は、前記第3温度制御を実行せずに1枚目の記録シートを供給することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、1枚目の記録シートが前記定着器に供給された後、基準温度を前記第2温度と前記第3温度の差よりも小さい温度間隔で前記第1温度に向けて段階的に下げていく第4温度制御を実行することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 記録シートに現像剤像を形成する画像形成部と、記録シートを前記画像形成部へ供給するローラと、ヒータおよび温度検知部材を有し、前記画像形成部から送られてきた記録シートを加熱する定着器と、を備える画像形成装置を制御するコンピュータに適用されるプログラムであって、前記コンピュータに、
    前記ヒータを制御して前記定着器を基準温度と前記温度検知部材が検知した温度との比較に基づいて加熱する加熱制御と、
    所定時間以上連続して印字をしている最中に、前記基準温度を第1温度に設定する第1温度制御と、
    印字指令を受けると、前記基準温度を前記第1温度より高い第2温度に設定する第2温度制御と、
    前記第2温度制御を実行後、記録シートが前記定着器に供給される前に、前記基準温度を前記第2温度より高い第3温度に設定する第3温度制御と、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  10. 記録シートに現像剤像を形成する画像形成部と、記録シートを前記画像形成部へ供給するローラと、ヒータおよび温度検知部材を有し、前記画像形成部から送られてきた記録シートを加熱する定着器と、を備える画像形成装置の制御方法であって、
    前記ヒータを制御して前記定着器を基準温度と前記温度検知部材が検知した温度との比較に基づいて加熱する加熱制御と、
    所定時間以上連続して印字をしている最中に、前記基準温度を第1温度に設定する第1温度制御と、
    印字指令を受けると、前記基準温度を前記第1温度より高い第2温度に設定する第2温度制御と、
    前記第2温度制御を実行後、記録シートが前記定着器に供給される前に、前記基準温度を前記第2温度より高い第3温度に設定する第3温度制御と、を実行することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
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