JP2014164045A - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ニップ部の温度を立ち上げる際において、加圧ローラの中央部のみが膨張するのを抑えることで、記録シートに皺が発生するのを抑えることを目的とする。
【解決手段】定着装置100は、回転体と、回転体を加熱するように構成された第1ヒータと、回転体との間でニップ部を形成するように構成された加圧ローラ140と、加圧ローラ140を加熱するように構成された第2ヒータH2を備える。第2ヒータH2は、加圧ローラ140の中央部を加熱する第1発熱部211Aと、加圧ローラ140の各端部を加熱する第2発熱部211Bとを有し、第2発熱部211Bから加圧ローラ140の端部の表面に伝達される単位面積当たりの熱量が、第1発熱部211Aから加圧ローラ140の中央部の表面に伝達される単位面積当たりの熱量よりも大きくなるように構成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、回転体と加圧ローラとの間でニップ部を形成する定着装置および画像形成装置に関する。
従来より、画像形成装置に設けられる定着装置として、無端状のベルト(回転体)と、ベルト内に配置されるニップ板と、ニップ板およびベルトを加熱するヒータと、ニップ板との間でベルトを挟むことでベルトとの間でニップ部を形成する加圧ローラとを備えたものが知られている(特許文献1参照)。
特開2012−137517号公報
ところで、ニップ板は、その端部付近から熱が逃げやすいため、ニップ部の温度を例えば常温から定着温度へ向けて立ち上げていく場合には、ニップ板およびベルトの端部が冷えたままで、ニップ板およびベルトの中央部が端部より先に温まることがある。このような現象が起こった場合には、温まったニップ板およびベルトの中央部で加圧ローラの中央部のみが加熱されて膨張し、用紙幅方向において搬送速度が均一でなくなることで、ニップ部を通過する用紙に皺が発生するおそれがある。
そこで、本発明は、ニップ部の温度を立ち上げる際において、加圧ローラの中央部のみが膨張するのを抑えることで、用紙(記録シート)に皺が発生するのを抑えることを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る定着装置は、回転体と、前記回転体を加熱するように構成された第1ヒータと、前記回転体との間でニップ部を形成するように構成された加圧ローラと、前記加圧ローラに対向し、当該加圧ローラを加熱するように構成された第2ヒータと、を備える。
前記第2ヒータは、前記加圧ローラの軸方向における中央部を加熱する第1発熱部と、前記加圧ローラの軸方向における各端部を加熱するために、各端部のそれぞれに対応して設けられる第2発熱部とを有し、前記第2発熱部から前記加圧ローラの端部の表面に伝達される単位面積当たりの熱量が、前記第1発熱部から前記加圧ローラの中央部の表面に伝達される単位面積当たりの熱量よりも大きくなるように構成されている。
この構成によれば、第2ヒータにより加圧ローラの端部を中央部よりも重点的に加熱することで、ニップ部の温度を立ち上げる際における加圧ローラの中央部と端部の膨張量の差を小さく抑えることができるので、記録シートに皺が発生するのを抑えることができる。
また、前記した構成において、前記第1発熱部と前記第2発熱部は、別体に構成されていてもよい。
これによれば、別体に構成された各発熱部にそれぞれ異なる電流を流すことが可能となるので、例えば第1発熱部と第2発熱部を同じコイル密度の電熱線で構成するなど、各発熱部を容易に形成することが可能となる。
また、前記した構成において、前記第2ヒータは、輻射熱を放射するように構成されていてもよい。なお、この場合には、前記加圧ローラの表面は、黒色とするのが望ましい。
これによれば、加圧ローラの表面で輻射熱を吸収しやすくなるので、加圧ローラを第2ヒータで効率よく加熱することができる。
また、前記した構成において、前記回転体は、ゴム層を有するベルトであってもよい。
この場合には、第1ヒータからの熱がニップ部に伝達されにくいため、ニップ部の温度を立ち上げにくいが、本発明によれば、第2ヒータにより加圧ローラを加熱するので、ニップ部の温度を迅速に立ち上げることができる。
また、本発明に係る画像形成装置は、前述した定着装置に加え、制御装置を備えている。なお、第2ヒータの第1発熱部と第2発熱部とが別体に構成される場合には、前記第2発熱部から前記加圧ローラの端部の表面に伝達される単位面積当たりの熱量が、前記第1発熱部から前記加圧ローラの中央部の表面に伝達される単位面積当たりの熱量よりも大きくなるように、前記制御装置が構成されていてもよい。
また、前記した構成において、前記制御装置は、第1幅の第1記録シートを定着するときの前記第2ヒータの出力よりも、前記第1幅よりも小さな第2幅の第2記録シートを定着するときの前記第2ヒータの出力が小さくなるように、前記第2ヒータを制御するように構成されていてもよい。
これによれば、幅狭の第2記録シートの定着時において、加圧ローラの端部の温度が上がりすぎるのを抑えることができる。
また、前記した構成において、前記制御装置は、前記第2記録シートを定着する場合には、前記第2ヒータの出力を止めるように構成されていてもよい。
これによれば、幅狭の第2記録シートの定着時において、加圧ローラの端部の温度が上がりすぎるのをより抑えることができる。
また、前記した構成において、前記記録シートを搬送する搬送機構を備える場合には、前記制御装置は、前記第2記録シートを定着する場合には、前記第1記録シートを定着する場合よりも前記記録シートの搬送速度が小さくなるように、前記搬送機構を制御するように構成されていてもよい。
これによれば、幅狭の第2記録シートの定着時において第2ヒータの出力を弱めた場合でも、搬送速度を小さくすることで、ニップ部から第2記録シートへの単位時間当たりの伝熱量を適正な量にすることができるので、第2記録シートの定着を良好に行うことができる。
また、前記した構成において、前記ニップ部の温度を検出する温度検出器を備える場合には、前記制御装置は、前記温度検出器で検出した検出温度が所定値以上である場合には、所定値未満の場合よりも前記第2ヒータの出力を下げるように構成されていてもよい。
これによれば、例えば検出温度が所定値以上になっても第2ヒータの出力を下げない構成に比べ、電力消費を抑えることができる。
また、前記した構成において、前記制御装置は、前記検出温度が前記所定値以上である場合には、前記第2ヒータの出力を停止するように構成されていてもよい。
これによれば、電力消費をより抑えることができる。
また、前記した構成において、前記制御装置は、前記第1ヒータおよび前記第2ヒータをOFF状態からON状態にする場合には、前記第1ヒータをONした後、前記第2ヒータをONするように構成されていてもよい。
これによれば、例えば2つのヒータを同時にONする構成に比べ、画像形成装置への突入電流が大きくなるのを抑えることができる。
また、前記した構成において、前記加圧ローラを回転させるための駆動源を備える場合には、前記制御装置は、前記第2ヒータをONする前に、前記駆動源を制御して前記加圧ローラを回転させるように構成されていてもよい。
これによれば、止まった状態の加圧ローラの周方向における一部を第2ヒータで加熱しすぎるのを抑えることができる。
本発明によれば、ニップ部の温度を立ち上げる際において、加圧ローラの中央部のみが膨張するのを抑えることができるので、記録シートに皺が発生するのを抑えることができる。
本発明の実施形態に係るカラーレーザプリンタを示す断面図である。 定着装置や制御装置等を示す図(a)と、図2(a)のX部分の拡大図(b)である。 ニップ板と各温度センサを示す斜視図である。 第2ヒータと加圧ローラの関係を簡略的に示す図である。 制御装置の動作を示すフローチャートである。 各部材の動作およびニップ部の温度の変化の一例を示すタイムチャートである。 第2ヒータの第1変形例を簡略的に示す図である。 第2ヒータの第2変形例を簡略的に示す図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明において、特に断りがないかぎり図1に示した上下方向を上下、図1における左側を前、右側を後、紙面の奥側を左、紙面の手前側を右として、各方向を示す。ここでの左右は、画像形成装置の一例としてのカラーレーザプリンタ1の前側に立った者から見た方向を基準として規定してある。
図1に示すように、カラーレーザプリンタ1は、装置本体2内に、記録シートの一例としての用紙51を供給する給紙部5と、給紙された用紙51に画像を形成する画像形成部6と、画像が形成された用紙51を排出する排紙部7とを備えている。
給紙部5は、装置本体2内の下方において、装置本体2に対して前側からスライド操作により脱着される給紙トレイ50と、給紙トレイ50から用紙51を前側から上に持ち上げ、後側へ反転させて搬送する給紙機構M1とからなる。
この給紙機構M1は、給紙トレイ50の前側端部に設けられた、ピックアップローラ52、分離ローラ53、分離パッド54などからなり、これらにより用紙51が一枚ずつ分離されて上方へ送られる。上方へ向けて搬送された用紙51は、紙粉取りローラ55とピンチローラ56の間を通過する過程で紙粉が除去された後、搬送経路57を通って後向きへ方向転換され、搬送ベルト73の上に供給される。
画像形成部6は、スキャナ部61、プロセス部62、転写部63および定着装置100を備えている。
スキャナ部61は、装置本体2の上部に設けられており、図示はしないが、レーザ発光部、ポリゴンミラー、複数のレンズおよび反射鏡を備えている。スキャナ部61では、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色に対応させてレーザ発光部から発光されるレーザをポリゴンミラーで左右方向に高速で走査させ、複数のレンズおよび反射鏡を通過または反射させた後各感光体ドラム31に照射している。
プロセス部62は、スキャナ部61の下方で、給紙部5の上方に配置されており、装置本体2に対して前後方向に引出可能となる感光体ユニット3と、感光体ユニット3の下部に設けられる4つのドラムサブユニット30と、各ドラムサブユニット30に装着される現像カートリッジ40とを備えている。
ドラムサブユニット30は、公知の感光体ドラム31やスコロトロン型帯電器32などを備えている。
現像カートリッジ40は、内部にトナーが収容されており、公知の供給ローラ41や現像ローラ42や層厚規制ブレード43などを備えている。
このようなプロセス部62は、次のように機能する。現像カートリッジ40内のトナーが供給ローラ41により現像ローラ42へ供給され、このときトナーが、供給ローラ41と現像ローラ42との間で正極性に摩擦帯電される。現像ローラ42に供給されたトナーは、現像ローラ42の回転に伴って層厚規制ブレード43によって擦られ、一定厚さの薄層として現像ローラ42の表面に担持される。
一方、ドラムサブユニット30では、スコロトロン型帯電器32がコロナ放電により感光体ドラム31を一様に正極性に帯電させる。この帯電した感光体ドラム31にスキャナ部61からのレーザが照射されて、用紙51に形成すべき画像に対応した静電潜像が感光体ドラム31に形成される。
さらに感光体ドラム31が回転すると、現像ローラ42に担持されているトナーが感光体ドラム31の静電潜像、すなわち、一様に正帯電されている感光体ドラム31の表面のうち、レーザにより露光され電位が下がった部分に供給される。これにより、感光体ドラム31の静電潜像は可視像化され、感光体ドラム31の表面には、各色のトナーに対応して、反転現像によるトナー像が担持される。
転写部63は、駆動ローラ71、従動ローラ72、搬送ベルト73、転写ローラ74およびクリーニング部75を備えている。
駆動ローラ71および従動ローラ72は、前後に離間して平行に配置され、これらの間にエンドレスベルトからなる搬送ベルト73が巻き掛けられている。搬送ベルト73は、その外側の面が各感光体ドラム31に接している。そして、搬送ベルト73の内側には各感光体ドラム31との間で搬送ベルト73を挟み込む転写ローラ74が配置されている。転写ローラ74には、図示しない高圧基板から転写バイアスが印加される。画像形成時には、搬送ベルト73により搬送されてきた用紙51は、感光体ドラム31と転写ローラ74に挟持され、感光体ドラム31上のトナー像が用紙51に転写される。
クリーニング部75は、搬送ベルト73の下方に配置され、搬送ベルト73に付着したトナーを除去し、その下方に配置されたトナー貯留部76に除去したトナーを落下させるようになっている。
定着装置100は、転写部63の後方に設けられ、用紙51上に転写されたトナー像を用紙51上に熱定着している。なお、定着装置100については、後で詳述する。
排紙部7において、用紙51の排紙側搬送経路91は、定着装置100の出口から上に向かって延び前側に反転するように形成されている。排紙側搬送経路91の途中には、用紙51を搬送する複数の搬送ローラ92が配置されている。装置本体2の上面には、印刷後の用紙51を蓄積する排紙トレイ93が形成されており、搬送ローラ92により排紙側搬送経路91から排出された用紙51は、排紙トレイ93に蓄積される。
なお、本実施形態において、用紙51を搬送する搬送機構M2は、前述した給紙機構M1、各感光体ドラム31、搬送ベルト73、後述する加圧ローラ140、搬送ローラ92、後述するモータ500(図2参照)などによって構成されている。
<定着装置の詳細構成>
図2(a)に示すように、定着装置100は、回転体の一例としての定着ベルト110と、第1ヒータH1と、ニップ板130と、加圧ローラ140と、ステイ160と、第2ヒータH2とを備えている。第1ヒータH1は、第1ハロゲンランプ120および第1反射板150を備え、第2ヒータH2は、第2ハロゲンランプ210および第2反射板220を備えている。
定着ベルト110は、耐熱性と可撓性を有する無端状(筒状)のベルトであり、図2(b)に示すように、ステンレス綱製の素管111と、素管111の外表面に形成されたゴム層112とを有している。定着ベルト110の内部には、第1ハロゲンランプ120、ニップ板130、第1反射板150およびステイ160が設けられている。
第1ハロゲンランプ120は、輻射熱を発してニップ板130および定着ベルト110(ニップ部N)を加熱することで用紙51上のトナーを加熱する部材であり、ニップ板130の内面から所定の間隔をあけて配置されている。
ニップ板130は、第1ハロゲンランプ120からの輻射熱を受ける板状の部材であり、その下面が定着ベルト110の内周面に摺接するように配置されている。本実施形態において、ニップ板130は、金属製であり、例えば、後述するスチール製のステイ160より熱伝導率が大きい、アルミニウム板などを折り曲げることで形成されている。なお、ニップ板130をアルミニウム製とした場合には、ニップ板130の熱伝導性を向上させることが可能となっている。
図2および図3に示すように、ニップ板130は、板状部131と、前側屈曲部132と、後側屈曲部133と、3つの被検知部134A,134B,134Cとを有している。
板状部131は、上下方向に直交するとともに左右方向に長い長尺の板状の部材であり、加圧ローラ140との間で定着ベルト110を上下に挟み込むことで、加圧ローラ140と定着ベルト110との間にニップ部Nを形成している。そして、この板状部131は、第1ハロゲンランプ120の下方に配置されて、当該第1ハロゲンランプ120からの熱を定着ベルト110を介して用紙51上のトナーに伝達する。
前側屈曲部132は、板状部131の前端側から上方に向けて略円弧状に屈曲するように形成され、第1ハロゲンランプ120と対向するように配置されている。
後側屈曲部133は、板状部131の後側の端縁から上方に向けて延びるように形成されている。詳しくは、後側屈曲部133は、板状部131の後側の端縁のうち左右方向における一端側から他端側まで延びるように形成されている。
3つの被検知部134A,134B,134Cは、それぞれ、サイドサーミスタ400A、サーモスタット400Bおよびセンターサーミスタ400Cにより温度が検知される部位である。3つの被検知部134A,134B,134Cは、後側屈曲部133の上端縁133Aの一部から後側に延びるように形成されている。詳しくは、左右方向に延びる後側屈曲部133のうち略中央部分に2つの被検知部134B,134Cが配置され、左右方向外側の一端部に1つの被検知部134Aが配置されている。
また、被検知部134B,134Cは、左右方向において、最小用紙通過範囲PR内(後述する第2用紙の第2幅B2内)に配置され、被検知部134Aは、左右方向において、最小用紙通過範囲PR外に配置されている。ここで、最小用紙通過範囲PRとは、カラーレーザプリンタ1で使用されうる用紙の中で、左右方向の幅が最小である用紙の通過範囲を指す。
また、サイドサーミスタ400A、センターサーミスタ400Cは、検知した温度を制御装置510に送信するための温度検出器であり、被検知部134A,134Cの温度を検出することでニップ部Nの温度を間接的に検出している。サーモスタット400Bは、検知した温度が所定温度を超えると、機械的に第1ハロゲンランプ120への電力供給を遮断するサーマルスイッチである。
なお、サイドサーミスタ400Aは、被検知部134Aに接触して、被検知部134Aの温度を検知する接触式のサーミスタであってもよいし、被検知部134Aには接触しないで被検知部134Aの温度を検知する非接触式のサーミスタであってもよい。
同様に、センターサーミスタ400Cは、被検知部134Cに接触して、被検知部134Cの温度を検知する接触式のサーミスタであってもよいし、被検知部134Cには接触しないで被検知部134Cの温度を検知する非接触式のサーミスタであってもよい。
図2に示すように、加圧ローラ140は、ニップ板130との間で定着ベルト110を挟むことで定着ベルト110との間にニップ部Nを形成する部材であり、ニップ板130の下方に配置されている。そして、ニップ部Nを形成するために、ニップ板130および加圧ローラ140の一方が他方に向けて付勢されている。そして、この加圧ローラ140は、装置本体2内に設けられた駆動源の一例としてのモータ500から駆動力が伝達されて回転駆動するように構成されており、ニップ板130との間で定着ベルト110および用紙51を挟んだ状態で回転することで、当該定着ベルト110とともに回転して用紙51を後方に搬送する。
また、加圧ローラ140の表面は、塗装などにより黒色となっている。これにより、後述する第2ハロゲンランプ210からの輻射熱を加圧ローラ140の表面で吸収しやすくなるので、加圧ローラ140を第2ハロゲンランプ210で効率よく加熱することが可能となっている。
第1反射板150は、第1ハロゲンランプ120からの輻射熱をニップ板130に向けて反射する部材であり、定着ベルト110の内側で第1ハロゲンランプ120を囲うように、第1ハロゲンランプ120から所定の間隔をあけて配置されている。この第1反射板150は、赤外線および遠赤外線の反射率が大きい材料、例えば、アルミニウム板などを断面視U字状に湾曲させて形成されている。
ステイ160は、ニップ板130を第1反射板150を介して支持することで加圧ローラ140からの荷重を受ける部材であり、定着ベルト110の内側で第1ハロゲンランプ120や第1反射板150を囲うように配置されている。なお、ここでいう荷重は、ニップ板130が加圧ローラ140を付勢する構成においては、ニップ板130が加圧ローラ140を付勢する力の反力をいうものとする。このようなステイ160は、比較的剛性が高い、例えば、鋼板などを折り曲げることで形成されている。
図4に示すように、第2ヒータH2を構成する第2ハロゲンランプ210は、輻射熱の放射により加圧ローラ140を加熱するものであり、加圧ローラ140に対向して配置されている。詳しくは、第2ハロゲンランプ210は、通電により発熱するコイル状の電熱線211と、この電熱線211を収容するガラス管212とを備えている。
電熱線211は、加圧ローラ140の軸方向における中央部を加熱する第1発熱部211Aと、加圧ローラ140の軸方向における各端部を加熱するために、各端部のそれぞれに対応して設けられる第2発熱部211Bとを有している。第1発熱部211Aは、第2幅B2となる第2用紙の幅に対応した長さで形成され、第2発熱部211Bは、第1発熱部211Aの各端部に一体に形成され、その左右方向外側の端部が第2幅B2よりも大きな第1幅B1の第1用紙の端部に対応した位置に配置されている。
そして、電熱線211は、第2発熱部211Bから加圧ローラ140の端部の表面に伝達される単位面積当たりの熱量が、第1発熱部211Aから加圧ローラ140の中央部の表面に伝達される単位面積当たりの熱量よりも大きくなるように構成されている。具体的に、電熱線211は、両端の第2発熱部211Bの方が中央部の第1発熱部211Aよりも密に巻かれている(コイル密度が密となっている)。言い換えると、第2発熱部211Bの1巻き分のコイル状部分の軸方向長さが、第1発熱部211Aの1巻き分のコイル状部分の軸方向長さよりも小さくなっている。
第2反射板220は、第2ハロゲンランプ210からの輻射熱を加圧ローラ140に向けて反射する部材であり、第1反射板150と略同様の構成、詳しくはアルミニウム板などを断面視U字状に湾曲させて形成されている。
以上のように構成された第2ヒータH2によれば、加圧ローラ140の各端部を中央部よりも重点的に加熱することが可能となっている。そのため、ニップ部Nの温度の立ち上げ後における加圧ローラ140の中央部と各端部の膨張量の差を小さく抑えることができるので、用紙51に皺が発生するのを抑えることが可能となっている。
図2に示すように、前述した第1ハロゲンランプ120や、第2ハロゲンランプ210や、加圧ローラ140を駆動するためのモータ500は、制御装置510によって制御される。なお、モータ500は、図示せぬギヤ機構を介して加圧ローラ140に駆動力を供給する他、図示せぬギヤ機構を介して供給ローラ41や現像ローラ42などにも駆動力を供給するように構成されている。
<制御装置>
次に、制御装置510について詳細に説明する。
制御装置510は、例えば、CPU、RAM、ROMおよび入出力回路を備えており、前述したセンターサーミスタ400Cおよびサイドサーミスタ400Aからの入力と、印刷指令の内容と、ROMに記憶されたプログラムやデータなどに基づいて演算処理を行うことによって、第1ハロゲンランプ120、第2ハロゲンランプ210およびモータ500を制御している。なお、下記の制御で利用する温度検出器としては、サイドサーミスタ400Aおよびセンターサーミスタ400Cのいずれであってもよいが、本実施形態ではセンターサーミスタ400Cとする。
制御装置510は、第1ハロゲンランプ120および第2ハロゲンランプ210をOFF状態からON状態にする場合には、第1ハロゲンランプ120をONした後、第2ハロゲンランプ210をONするように構成されている。これにより、例えば2つのハロゲンランプを同時にONする構成に比べ、カラーレーザプリンタ1への突入電流が大きくなるのを抑えることが可能となっている。
また、制御装置510は、第2ハロゲンランプ210をONする前に、モータ500を制御して加圧ローラ140を回転させるように構成されている。これにより、止まった状態の加圧ローラ140の周方向における一部を第2ハロゲンランプ210で加熱しすぎるのを抑えることが可能となっている。
また、制御装置510は、幅狭の第2用紙を定着する場合には、第2ハロゲンランプ210の出力を止めるように構成されている。これにより、幅狭の第2用紙の定着時において、加圧ローラ140の端部を重点的に加熱する第2ハロゲンランプ210によって加圧ローラ140の端部の温度が上がりすぎるのを抑えるとともに、電力消費を抑えることが可能となっている。なお、幅狭の第2用紙を定着する場合には、加圧ローラ140の中央部と両端部の膨張量に差が生じたとしても、幅狭の第2用紙に皺が発生することはないので、第2ハロゲンランプ210をOFFにしても問題はない。
また、制御装置510は、幅狭の第2用紙を定着する場合には、幅広の第1用紙を定着する場合よりも用紙の搬送速度が小さくなるように、搬送機構M2のモータ500を制御するように構成されている。これにより、幅狭の第2用紙の定着時において第2ハロゲンランプ210をOFFにしても、搬送速度を小さくすることで、ニップ部Nから第2用紙への単位時間当たりの伝熱量を適正な量にすることができるので、第2用紙の定着を良好に行うことが可能となっている。
また、制御装置510は、センターサーミスタ400Cで検出した検出温度が所定値(後述する第2閾値T2)以上である場合には、所定値未満の場合よりも第2ハロゲンランプ210の出力を下げるように構成されている。ここで、第2閾値T2は、加圧ローラ140の外径の変化が安定したときの温度(第2ハロゲンランプ210の出力を下げてもそれ以後の加圧ローラ140の両端部と中央部の径の差がほぼ生じなくなるときの温度)であり、実験やシミュレーション等により適宜設定することができる。
このように検出温度が第2閾値T2以上である場合に第2ハロゲンランプ210の出力を下げることで、例えば検出温度が第2閾値以上になっても第2ハロゲンランプの出力を下げない構成に比べ、電力消費や第2ハロゲンランプ210周りの部品の劣化を抑えることが可能となっている。なお、検出温度が第2閾値T2以上になったときに第2ハロゲンランプ210の出力を下げても、加圧ローラ140の外径の変化が安定しているので、それ以降において、加圧ローラ140の中央部と両端部とで外径の差が生じることがなく、用紙51に皺が発生することはない。
また、制御装置510は、印刷指令を受けたときに各ハロゲンランプ120,210をON状態にする定着モードと、印刷指令を受けていないときに各ハロゲンランプ120,210をOFF状態にするスリープモードを実行するように構成されている。つまり、本実施形態では、制御装置510は、ニップ部Nの温度を定着時の目標温度よりも低く、かつ、常温よりも高い準備温度に維持するようにハロゲンランプを制御するスタンバイモードを実行しないように構成されている。これにより、例えばスタンバイモードにおいてハロゲンランプをONするような構成に比べ、電力消費を抑えることが可能となっている。ただし、スタンバイモードにおいてハロゲンランプをONするような構成に比べ、印刷指令を受けていないときにおいては、ハロゲンランプ120,210をONしない分、加圧ローラ140の温度が下がりやすくなっている。
具体的に、制御装置510は、図5に示すフローチャートに従って制御を実行している。この制御において、制御装置510は、まず、印刷指令を受けたか否かを判断し(S1)、印刷指令を受けている場合には(Yes)、第1ハロゲンランプ120をONにする(S2)。
ステップS2の後、制御装置510は、所定のタイミングでモータ500をONにする(S3)。詳しくは、制御装置510は、搬送速度が初期値(第1幅B1の第1用紙を搬送するときの搬送速度)となるような回転速度でモータ500を駆動する。
ステップS3の後、制御装置510は、用紙51の幅が第1幅B1以上であるか否かを判断する(S4)。ステップS4において、用紙51の幅が第1幅B1以上であると判断した場合には(Yes)、制御装置510は、所定のタイミングで第2ハロゲンランプ210をONにして(S5)、ステップS7の処理に進む。詳しくは、制御装置510は、ステップS5において、第2ハロゲンランプ210の出力が後述する第1出力値E1となるように、第2ハロゲンランプ210をONにする。
ステップS4において、用紙51の幅が第1幅B1未満であると判断した場合には(No)、制御装置510は、モータ500を制御して搬送速度を初期値よりも小さくした後(S6)、第2ハロゲンランプ210をONすることなく、ステップS7の処理に進む。ステップS7では、制御装置510は、センターサーミスタ400Cで検出した検出温度が第1閾値T1以上であるか否かを判断し、検出温度が第1閾値T1になるまでステップS7の処理を繰り返し(No)、検出温度が第1閾値T1以上になった場合に(Yes)、ステップS8の処理に進む。
ステップS8では、制御装置510は、検出温度が第1閾値T1よりも大きな第2閾値T2以上になったか否かを判断し、検出温度が第2閾値T2未満である場合には(No)、そのまま印刷制御を実行する(S10)。ここで、印刷制御は、1枚分の用紙51を給紙・画像形成・排紙する一連の公知の制御である。
ステップS8において、検出温度が第2閾値T2以上である場合には(Yes)、制御装置510は、第2ハロゲンランプ210の出力を前述した第1出力値E1から当該第1出力値E1よりも小さな第2出力値E2に下げてから(S9)、印刷制御を実行する(S10)。ステップS10の後、制御装置510は、ジョブが完了したか否か、すなわち印刷指令で指定されているすべての枚数の印刷が完了したか否かを判断する(S11)。
ステップS11において、ジョブが完了していない場合には(No)、制御装置510は、ステップS8の処理に戻る。ステップS11において、ジョブが完了している場合には(Yes)、制御装置510は、モータ500や各ハロゲンランプ120,210を公知のタイミングでそれぞれOFFした後(S12)、本制御を終了する。
次に、低温環境下においてニップ部Nの温度を立ち上げていくときの制御装置510の動作の一例について、図6を参照して詳細に説明する。
低温環境下において幅広の第1用紙を印刷するための印刷指令が出力された場合には(時刻t1)、制御装置510は、まず、第1ハロゲンランプ120をONにする。これにより、ニップ部Nの温度、つまり検出温度が上昇していく。
第1ハロゲンランプ120をONした後、制御装置510は、所定のタイミングでモータ500をONにする(時刻t2)。モータ500をONした後、制御装置510は、所定のタイミングで第2ハロゲンランプ210をONにして、その出力を第1出力値E1とする(時刻t3)。
検出温度が第1閾値T1以上になると(時刻t4)、制御装置510は、給紙を開始(ピックアップローラ52をON)して印刷制御を開始する。なお、印刷制御においては、制御装置510は、目標温度に応じて第1ハロゲンランプ120の出力を制御するが、便宜上、図6では第1ハロゲンランプ120の出力値を一定で図示している。
そして、検出温度が第2閾値T2以上になると(時刻t5)、制御装置510は、第2ハロゲンランプ210の出力を第1出力値E1から第2出力値E2に下げる。ジョブが完了すると(時刻t6)、制御装置510は、公知のタイミングでモータ500や各ハロゲンランプ120,210をそれぞれOFFにする。なお、図では、便宜上、それぞれのOFFのタイミングを同じタイミングで図示している。
以上によれば、本実施形態において以下のような効果を得ることができる。
本実施形態では、ゴム層112を有する定着ベルト110を利用することにより第1ヒータH1からの熱がニップ部Nに伝達されにくいが、第2ヒータH2により加圧ローラ140を加熱することで、ニップ部Nの温度を迅速に立ち上げることができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で利用できる。以下の説明においては、前記実施形態と略同様の構造となる部材には同一の符号を付し、その説明は省略する。
前記実施形態では、第1発熱部211Aと第2発熱部211Bを一体に構成したが、本発明はこれに限定されず、図7に示すように、第1発熱部231Aと第2発熱部241Bを別体に構成してもよい。具体的に、この構造における第2ヒータH3は、中央用ハロゲンランプ230と、端部用ハロゲンヒータ240とを有している。
中央用ハロゲンランプ230は、加圧ローラ140の中央部(第2幅B2)に対応した部分だけがコイル状の第1発熱部231Aとして形成された電熱線231と、電熱線231を収容するガラス管232とを有している。端部用ハロゲンヒータ240は、加圧ローラ140の両端部(第2幅B2よりも軸方向外側で、かつ、第1幅B1よりも軸方向内側)に対応した両端部分だけがコイル状の第2発熱部241Bとして形成された電熱線241と、電熱線241を収容するガラス管242とを有している。
そして、この形態においては、第1発熱部231Aと第2発熱部241Bが同じコイル密度で形成される代わりに、制御装置511から各発熱部231A,241Bに供給する電流が異なるように設定されている。具体的には、制御装置511は、第1発熱部231Aに流す電流よりも第2発熱部241Bに流す電流を大きくしている。
これにより、第2発熱部241Bから加圧ローラ140の端部の表面に伝達される単位面積当たりの熱量が、第1発熱部231Aから加圧ローラ140の中央部の表面に伝達される単位面積当たりの熱量よりも大きくなっている。そのため、この形態であっても、第2ヒータH3により加圧ローラ140の両端部を重点的に加熱することができるので、用紙51の皺を抑えることができる。また、各電熱線231,241において発熱部231A,241Bのコイル密度を変える必要ないので、各電熱線231,241を容易に形成することができる。
前記実施形態では、各発熱部211A,211Bを異なるコイル密度で形成することで各発熱部211A,211Bからの発熱量を異ならせたが、本発明はこれに限定されず、第2発熱部から加圧ローラの端部の表面に伝達される単位面積当たりの熱量が、第1発熱部から加圧ローラの中央部の表面に伝達される単位面積当たりの熱量よりも大きくなるように構成されていればよい。具体的には、例えば図8に示すように、第2ヒータH4を構成してもよい。
図8における第2ヒータH4は、第3ハロゲンランプ250と、第3ハロゲンランプ250の両端部に配置される2つの第3反射板260とを有している。第3ハロゲンランプ250は、一定のコイル密度で形成される電熱線251と、電熱線251を収容するガラス管252とを備えている。つまり、電熱線251のうち、加圧ローラ140の中央部に対応した部分である第1発熱部251Aと、加圧ローラ140の両端部に対応した部分である第2発熱部251Bが、同じコイル密度で形成されている。
第3反射板260は、前記実施形態と同様に断面視U字状に形成されており、その長さが第2発熱部251Bに対応した長さで形成されている。この場合にも、第3ハロゲンランプ250の両端部に配置された各第3反射板260によって、加圧ローラ140の両端部を重点的に加熱できるので、用紙51の皺を抑えることができる。
前記実施形態では、幅狭の第2用紙を定着するときに第2ハロゲンランプ210の出力を停止するように構成したが、本発明はこれに限定されず、幅狭の第2用紙を定着するときには、幅広の第1用紙を定着するときよりも第2ヒータの出力を小さくしてもよい。この場合であっても、幅狭の第2用紙の定着時において、加圧ローラの端部の温度が上がりすぎるのを抑えることができる。
前記実施形態では、検出温度が所定値(第2閾値T2)以上である場合に第2ハロゲンランプ210の出力を下げるように構成したが、本発明はこれに限定されず、検出温度が所定値以上である場合に、第2ヒータの出力を停止してもよい。これによれば、電力消費をより抑えることができる。
前記実施形態では、回転体として定着ベルト110を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば剛性の高い円筒状の加熱ローラであってもよい。
前記実施形態では、搬送機構M2のモータ500を制御することで用紙51の搬送速度を変えたが、本発明はこれに限定されず、例えば搬送速度を高速・低速に切り替えるためのクラッチが搬送機構に設けられる場合には、クラッチを制御することで搬送速度を変えるようにしてもよい。
前記実施形態では、カラーレーザプリンタ1に本発明を適用したが、本発明はこれに限定されず、その他の画像形成装置、例えば複写機や複合機などに本発明を適用してもよい。
前記実施形態では、ヒータとしてハロゲンランプ120,210を熱源とするものを例示したが、本発明はこれに限定されず、例えばカーボンヒータやセラミックヒータなどであってもよい。
前記実施形態では、記録シートの一例として、厚紙、はがき、薄紙などの用紙51を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えばOHPシートであってもよい。
1 カラーレーザプリンタ
100 定着装置
110 定着ベルト
120 第1ハロゲンランプ
140 加圧ローラ
150 第1反射板
210 第2ハロゲンランプ
211A 第1発熱部
211B 第2発熱部
212 ガラス管
220 第2反射板
510 制御装置
H1 第1ヒータ
H2 第2ヒータ
N ニップ部

Claims (14)

  1. 回転体と、
    前記回転体を加熱するように構成された第1ヒータと、
    前記回転体との間でニップ部を形成するように構成された加圧ローラと、
    前記加圧ローラに対向し、当該加圧ローラを加熱するように構成された第2ヒータと、を備えた定着装置であって、
    前記第2ヒータは、
    前記加圧ローラの軸方向における中央部を加熱する第1発熱部と、前記加圧ローラの軸方向における各端部を加熱するために、各端部のそれぞれに対応して設けられる第2発熱部とを有し、
    前記第2発熱部から前記加圧ローラの端部の表面に伝達される単位面積当たりの熱量が、前記第1発熱部から前記加圧ローラの中央部の表面に伝達される単位面積当たりの熱量よりも大きくなるように構成されていることを特徴とする定着装置。
  2. 前記第1発熱部と前記第2発熱部は、別体に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記第2ヒータは、輻射熱を放射するように構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記加圧ローラの表面は、黒色であることを特徴とする請求項3に記載の定着装置。
  5. 前記回転体は、ゴム層を有するベルトであることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の定着装置。
  6. 回転体と、
    前記回転体を加熱するように構成された第1ヒータと、
    前記回転体との間でニップ部を形成するように構成された加圧ローラと、
    前記加圧ローラに対向し、当該加圧ローラを加熱するように構成された第2ヒータと、
    制御装置と、を備え、
    前記第2ヒータが、
    前記加圧ローラの軸方向における中央部を加熱する第1発熱部と、前記加圧ローラの軸方向における各端部を加熱するために、各端部のそれぞれに対応して設けられる第2発熱部と、を有する画像形成装置であって、
    前記第2発熱部から前記加圧ローラの端部の表面に伝達される単位面積当たりの熱量が、前記第1発熱部から前記加圧ローラの中央部の表面に伝達される単位面積当たりの熱量よりも大きくなるように、前記第2ヒータが構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  7. 回転体と、
    前記回転体を加熱するように構成された第1ヒータと、
    前記回転体との間でニップ部を形成するように構成された加圧ローラと、
    前記加圧ローラに対向し、当該加圧ローラを加熱するように構成された第2ヒータと、
    制御装置と、を備え、
    前記第2ヒータが、
    前記加圧ローラの軸方向における中央部を加熱する第1発熱部と、前記加圧ローラの軸方向における各端部を加熱するために、各端部のそれぞれに対応して設けられ、前記第1発熱部とは別体に構成される第2発熱部と、を有する画像形成装置であって、
    前記第2発熱部から前記加圧ローラの端部の表面に伝達される単位面積当たりの熱量が、前記第1発熱部から前記加圧ローラの中央部の表面に伝達される単位面積当たりの熱量よりも大きくなるように、前記制御装置が構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記制御装置は、第1幅の第1記録シートを定着するときの前記第2ヒータの出力よりも、前記第1幅よりも小さな第2幅の第2記録シートを定着するときの前記第2ヒータの出力が小さくなるように、前記第2ヒータを制御するように構成されていることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御装置は、前記第2記録シートを定着する場合には、前記第2ヒータの出力を止めるように構成されていることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記記録シートを搬送する搬送機構を備え、
    前記制御装置は、前記第2記録シートを定着する場合には、前記第1記録シートを定着する場合よりも前記記録シートの搬送速度が小さくなるように、前記搬送機構を制御するように構成されていることを特徴とする請求項8または請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記ニップ部の温度を検出する温度検出器を備え、
    前記制御装置は、前記温度検出器で検出した検出温度が所定値以上である場合には、所定値未満の場合よりも前記第2ヒータの出力を下げるように構成されていることを特徴とする請求項6〜請求項10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記制御装置は、前記検出温度が前記所定値以上である場合には、前記第2ヒータの出力を停止するように構成されていることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記制御装置は、前記第1ヒータおよび前記第2ヒータをOFF状態からON状態にする場合には、前記第1ヒータをONした後、前記第2ヒータをONするように構成されていることを特徴とする請求項6〜請求項12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  14. 前記加圧ローラを回転させるための駆動源を備え、
    前記制御装置は、前記第2ヒータをONする前に、前記駆動源を制御して前記加圧ローラを回転させるように構成されていることを特徴とする請求項6〜請求項13のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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